登録日:2020/05/20 (水) 02:03:20
更新日:2024/05/17 Fri 13:13:53NEW!
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見ろ!俺にも乗れるぞ!
父が造ったザルヴァートルモデルに!!
マークレゾン(Mark Raison)とは『蒼穹のファフナーシリーズ』に登場する対フェストゥム兵器「ファフナー」の一つ。
目次
クリックで展開
緒元
機体名:マークレゾン
分類:ファフナー/ザルヴァートルモデル
全高:約45m
重量:不明
武装:ホーミングレーザー発振器×2、ルガーランス×2、イージス×10(大型×2、小型×8)
特殊機能:同化能力、ワームスフィア
開発者:不明
搭乗者:遠見真矢、ジョナサン・ミツヒロ・バートランド
機体解説
西暦2151年、人類軍が建造したファフナー。
かつて同軍において開発されながら外部に流出してしまった[[マークザイン>マークザイン]]並びに[[マークニヒト>マークニヒト]]と同じく、ザルヴァートルモデルに分類される。
言わば「第三のザルヴァートルモデル」。
機体名の「レゾン」はフランス語で「理由/理性」。
新国連事務総長へスター・ギャロップが推し進める、「トリプルプラン」の最中で建造された機体。
装甲は薄い金色をメインにしつつ各部に臙脂色(赤系)が配されたカラーリング。
同タイプの機体ゆえ、基礎ボディの形状は完成直後、つまり再構成前ザインやニヒトに近い。
一方で細かな部分にはドミニオンズ・トローンズ・パワーズモデルなどの人類軍機や解析されたマークフュンフの意匠も加わっている。
加えて首元から両肩にかけてポンチョのような幅広のアーマーが配置され、その周囲には複数種の大型武装をマウント。腕部などにもイージスが追加されるなどしており、前二機に比べ上半身を中心にボリュームが増した外観となっている。
北極での決戦後も残存するフェストゥムとの戦闘を続けていた人類軍は新たな量産型ファフナーを開発していた。
しかし日々進化し続けるフェストゥムの前にはそれらの機体も絶対的な戦力にはならず、当然の如くアザゼル型などの圧倒的脅威に対抗し得るものではなかった。
そこで人類軍は亡き日野洋治とミツヒロ・バートランドが遺した開発データを基に決戦兵器・ザルヴァートルモデルを新たに建造することを目論んだ。
当初はコアの質の問題などもあって行き詰まっていたようだが、アルゴス小隊が鹵獲・解体した竜宮島の改良型ノートゥングモデル・マークフュンフのデータと、そのコアを用いることで形となる。
とはいえ、元々性能の高さに比例した厄介な性質を秘めたザルヴァートルモデルであるため、このレゾンもまた強い同化現象を伴い、MAKABE因子を後天的に移植した人類軍のパイロットでは乗りこなすどころか起動実験すらままならない機体となってしまった。
この難物を完成させるため、ヘスターは捕虜とした竜宮島のファフナーパイロットである真矢に要請し起動実験を行わせ、真矢は負荷に耐えなんとかレゾンは起動。
以降はプロメテウスの岩戸のコアが生み出す分身「パペット」を、随時使い捨てのパイロットとして搭乗させ運用する予定だった。
しかし、人類軍への報復の機会を窺っていたプロメテウスのコアは、パペットの一体であるジョナサンを自身の憎しみによって支配し、彼をパイロットとすることでレゾンを掌握。
プロメテウスが抱く憎悪に染め上げられ、「理由」の名を持つ救世主は「理由なき憎しみ」に満ちた、アザゼル型をも超越した脅威として立ち塞がることとなる。
ザルヴァートルモデル共通の同化能力に加え、多数の強力な武装を内蔵。
更にはプロメテウスの一部であるアザゼル型ベイグラントとそこに生じた憎しみのゴルディアス結晶の力でバックアップされ各能力も強化。
ゴルディアス結晶の恩恵か、竜宮島のファフナーに発現した超次元現象(SDP)に酷似した能力も複数発現したうえ、スサノオのゼロ次元移動の察知、マークアハトの再生・修復能力への阻害効果が付与された攻撃など、敵機のSDPに対抗することすら可能。
その能力の威力と多彩さは竜宮島のファフナー部隊総出でも対処し切れないほどであり、ザインやニヒトすら凌駕する絶大な攻撃力・防御力を獲得している。
ちなみにベイグラントと繋がりはしているものの、再構成されていないため外観は変化していない。
なお、金地に赤系というかなり派手なカラーリングだが、これは「ベイグラント(フェストゥム)の金」と「憎しみのゴルディアス結晶の赤」を意識して設定されたものと思われる。黄ばんだファミコンみたいだとか言ってはいけない。
また、完成までの経緯や「憎しみの器」という在り方などは『DA』におけるニヒトとイドゥンのセルフオマージュとなっている。
武装/能力
- ルガーランス
槍と射撃武器が一体になった大型武装。本機オリジナル仕様の専用タイプ。
使い方は基本的に従来の物と同じだが、刀身が太くやや複雑な形状になり、射撃時の展開部分は切っ先より少し後ろになっている。
背面飛行ユニットのスタビライザーを挟むようにして二本マウントされる。
接続部が可動するため、マウントしたまま切っ先を前方に向けることで肩掛け式の強力なビームキャノンとして使うことも出来る。というか作中での主な使われ方はこっち。
- ホーミングレーザー発振器
肩アーマーの両端にぶら下げるようにして装備。
ザインやニヒトの物のようなドラム型ではなくコンテナ状のユニットになっているが、側面にある丸い蓋があり、それがせり出しスリット部から赤いレーザーを発するのは同じ。
ベイグラントの力を借りてからはレーザーだけではなく、ワームリングやワームウェッジなど各種変形ワームの発射装置としても機能している。
- イージス
防御用のエネルギーシールド発生装置。恐らくマークフュンフの装備を解析して搭載したもの。
肩アーマー左右のルガーランスとホーミングレーザー発振器の間に大型の物が一基ずつ、小型のものが胸部左右と両前腕、両膝、レーザー基部に装備されている。
使用時には各部のカバーを開いてシールドを発生させる。
通常でも高い防御力を持つが、ベイグラントの力を借りることでツクヨミのSDPと同等以上の超広範囲かつ高出力のシールドを形成可能。
シールドからワームの壁を複数枚撃ち出し、物体を補足しそのままねじ切る雑巾絞り攻撃も行う。
- ベヨネット
携行プラズマライフル。射撃の他、銃身を剣として格闘戦に使うことも出来る。
ドミニオンズモデルなどの装備だが、ジョナサンが使い慣れているためか手持ち武器として装備されており、接近戦は主にこれで行っている。
- 転送フィールド
空間に円形の二次元フィールドを展開し、そこを通して遠距離を瞬時に移動する。
ベイグラントに同化されたウォーカーのコアも同様のフィールドによる防御能力を獲得していたことから、ベイグラント由来の能力と思われる。
- 同化能力
他の物体を機体に同化する。
ザインなどと同じく機体と武器を同化させることでその破壊力を高めることが出来る他、損傷個所を再生することも可能。その際緑色の同化結晶が出現する。
更に転送フィールドを介して対象物を光に変換しベイグラントに同化させてしまうことも出来る。*1
劇中の活躍
『EXODUS』
中盤、新たなザルヴァートルモデルとしてその建造が示唆され、22話において人類軍ダーウィン基地において解体されたマークフュンフのコアとデータを用いて完成し登場。
ヘスターの指示で真矢がテストパイロットを務め、強力な同化現象に耐えようやく起動する。
しかしそれから間もなく、ベイグラントの誘導で現れたアザゼル型クロウラーの襲撃で基地が混乱する中、プロメテウスのコアによって記憶と人格を支配されたジョナサンが搭乗して出撃。
同化したベヨネットの一撃とフィールドを介した無数の光線でクロウラーの肉体の上半分を抉り、露出したコアをベイグラントに同化吸収させ容易く勝利。クロウラーに苦戦していた総士を驚愕させた。
だが、未だジョナサンが支配され切っていなかったため、基地を離脱する竜宮島部隊は見逃している。
その後、完全に支配されたジョナサンと共にプロメテウスの傀儡となった独立人類軍のファフナー部隊に組み込まれ、第四次蒼穹作戦中盤にファフナー大隊を率いて出撃。
海神島を目指すが、直後に新国連の核ミサイルとゼロファフナーのSDPでベイグラントが近海に引きずり降ろされたため、これを守るべく急行。
巨大な防壁を形成し、一騎のザイン、総士のニヒト、甲洋のフィアー、操のドライツェンという竜宮島の最強人外四人組の同時攻撃を防ぎ切る。
更にアイ(偽)が自爆し死亡したことに激昂したジョナサンは海神島へ移動して、竜宮島部隊のファフナーを強襲。
ほぼ力任せのゴリ押しに近い戦い方であったにもかかわらずエインヘリアルモデルとゼロファフナーの攻撃一切受け付けず一方的に叩き伏せ、ほとんどの機体を戦闘不能に追い込んだ。
しかし総士によって島から引き離され、上空でザインとニヒトのツインドックと交戦。
二人の連携で左腕を破壊されたりしながらもニヒトを撃ち落とし、損傷部も完全再生したうえでザインとの一騎打ちを繰り広げる。
そして遂にルガーランスで互いのボディを貫き、そのままザインにトドメを刺そうとしたが、ジョナサンの心を信じた一騎が祝福によって記憶を復帰させたことでジョナサンは攻撃を中断。
俺が、アイを…殺した?
頼むマカベ、俺を消してくれ!!
ジョナサンは真実を思い出し自分を倒すよう一騎に訴えるが、それをよしとしないプロメテウスのコアが介入し、レゾンとザインは巨大なワームに呑み込まれてしまう。
そして仲間たちの助けで海神島へと生還したザインとは対照的に、レゾンは衛星軌道に残されたゴルディアス結晶付近へと転移し、その活動を停止した。
『THE BEYOND』
第五次蒼穹作戦の折、衛星軌道に残されたベイグラントのゴルディアス結晶に埋まった状態で登場。
プロメテウスのコア=マレスペロがゴルディアス結晶を取り戻したことで、マークレゾンもその群れであるベノンに加わっていると思われる。
追記・修正はその理由を思い出してからお願いします。
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▷ コメント欄
- EXO時点ではぶっちぎりで最強のザルバートルモデル。BEYONDでも大暴れ。強い(確信) -- 名無しさん (2023-06-12 12:47:17)
- 強奪されることに定評のある人類軍ザルヴァートルモデル。その中でもとりわけ厄ネタの部類だけど、実はキルレシオはそんなでも無いんだよね。ありがとうジョナサン。 -- 名無しさん (2023-06-19 09:08:54)
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