マガジャッパ

ページ名:マガジャッパ

登録日:2019/10/01 Tue 18:37:38
更新日:2024/05/09 Thu 13:53:19NEW!
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ウルトラマンオーブ マガジャッパ 魔王獣 ウルトラ怪獣 ウルトラマンタイガ 近藤玲奈 ウルトラ怪獣擬人化計画 環境破壊 怪獣 オーブオリジナル怪獣 水属性 水ノ魔王獣 マジャッパ 水異怪獣 歩く汚染源




人が生活していく中、大切な存在……それは、命を育む水だ。


その水を脅かす存在……今回の魔王獣を放っておいたら、大変なことになってしまう。


水の魔王獣に対抗するには、しかない。


そう……タロウさんメビウスさんの力を宿した、あの姿の出番だ。



『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』(2018年1月6日~6月30日)

第4話「怪獣水域 マガジャッパを倒せ!」イントロダクションより




マガジャッパとは『ウルトラマンオーブ』にて初登場したウルトラ怪獣の一体である。
本項目は、他シリーズにおけるマガジャッパの派生についても記載する。



データ

別名:水ノ魔王獣
身長:60m
体重:3万5千t
スーツアクター:新井宏之



概要

大自然を風呂代わりか……おいお前、ちゃんとかけ湯してから入れ!! マナー違反もいいとこだぞ!!


第3話「怪獣水域」にて初登場。
地球環境そのものに大きな影響を及ぼしかねない程の強力な力を持つ魔王獣の内の一体であり、別名からも分かる通り、「水」を司る。


「太平風土記」には「禍邪波(まがじゃぱ)」と記されているが、そこに描かれていたタコのような姿とは異なり、実際は二足歩行の怪獣の姿。
特に、タツノオトシゴのような細長い鼻につぶらな瞳とどこかキモかわいい顔つき、そして額に輝くマガクリスタルが特徴で、各部にはヒレのようなものを生やしている。
別名の通り水を好む特性を持ち、温泉巡りをするかのように各地の湖に浸かりながらじわじわと首都圏へ向けて移動していた。



能力

他の魔王獣と比べると積極的に都市を破壊しに行かない、クレナイ ガイジャグラス ジャグラーの対峙に目もくれずすいませんちょっと通りますよ…な感覚で素通りするなど比較的攻撃的ではないものの、このマガジャッパは、全身から放つ強烈な悪臭が最も厄介な特徴である。
これは『太平風土記』にも「海の悪しき匂いを数多合わせたるよう」と記されているが、実際どういうものかというと……


  • おばあちゃん家の裏庭で見たシマヘビとかアオダイショウ(By夢野ナオミ)
  • 洗っていないザリガニの水槽(By早見ジェッタ)
  • 有機溶媒のピリジンをより強烈にした臭い(By松戸シン)
  • 洗わないで放置した柔道着を詰め込んだ鞄を開けた時の臭い(By渋川一徹)

……と、異変のあった[[「湖のひみつ」>エレキング]]を調べるため訪れたSSPとビートル隊の渋川一徹が多様に例えてしまうくらい散々なもの。
ただでさえ悪質な臭いなのに、マガジャッパ自身が湖の水に浸かると共に悪臭が移った挙句浄水施設も機能しないほどに水質が汚染。
湖を水源として用いていた街の水は軒並み強烈な悪臭を放ち、使用や飲用が困難と化した。
特に本体が放つ悪臭は水に移った悪臭なら平然と耐えきれたガイですら我慢できず、臭さの余り碌に肉弾戦で戦えないレベルに達している。


また

  • 鼻先からは強烈な水圧を誇る鼻水「マガ水流」
  • 口から放つ臭気ガス「マガ臭気」
  • 両腕の吸盤に相手を引き寄せてしまう「マガ吸引」
  • 透明化

など多種多様な能力を持つトリッキーな怪獣であり、魔王獣らしく肉体も強靭。


水源に浸かるだけで無条件で水を悪臭で汚染する性質もあるため、生態そのものが水が不可欠な人類の生活に被害を及ぼすというある意味一番タチの悪い魔王獣である。



活躍

ある日、町全体に「洗ってない雑巾」(By諏訪太朗銭湯のおやじさん)と例えられるような悪臭が発生。
ガイの日課である一番風呂のために通う銭湯や学校のプールが閉鎖、シャワーはおろか家庭内の生活用水までもが使用不能になるなど、町内の水が使用不可能になる事態が発生した。


問題を解決するため、マガジャッパが潜んでいた湖に駆けつけたSSP&渋川は吸水性ポリマーを含んだバズーカ攻撃を慣行。
一度は足止めに成功するも、すぐに跳ね除けられて反撃を受けてしまう。
そこへ渋川が吹っ飛んだタイミングでウルトラマンオーブ スペシウムゼペリオンが登場、戦いに突入した。


だが、名乗りを無視して攻撃してきたマガジャッパはオーブを圧倒。
マガ吸引からのマガ臭気による毒ガス攻撃や透明化により翻弄されてしまい、悪臭に耐えながら無我夢中で投げつけたスペリオン光輪まで弾いてしまう。
しかし、ウルトラマンタロウウルトラマンメビウスの力を借りた新形態「バーンマイト」にオーブがフュージョンアップすると一気に攻勢が逆転。
やっぱり漂う悪臭に顔をしかめながらもマッシブに繰り出していくバーンマイトの熱い格闘術の前にはマガジャッパも手も足も出ず、マガ水流もストビュームフットでかわされて最後は銭湯に入れない怒りを込めたストビュームダイナマイト」によって跡形もなく焼き尽くされたのだった。


その後、マガジャッパを封印していたウルトラマンジャックウルトラフュージョンカードを手にしたガイは元通りになった銭湯で疲れを癒すのだった。お疲れさんです。


一方、マガジャッパの怪獣カードもまたジャグラーによって回収されるも、
その際にジャグラーはまるでマガジャッパの匂いを味わうかのように嗅ぐ仕草を見せている。どう見ても変態です。本当にありがとうございました



最後の1枚も、この調子で頼むぜ? オーブ……。



それにしても、あのマガジャッパの異臭がカードにまで残っていたとなると、(力の一部とはいえ)ジャックさんは永い間この異臭に耐えながら封印していたのだろうか?
もし、ジャグラーが手にした怪獣カードはおろかフュージョンカードにもその臭いがあるとしたら、心配である……。



ウルトラ怪獣擬人化計画

そんなマガジャッパもマガバッサーに続いて擬女化。デザイナーはマガバッサーと同じくNINNIN。
青髪のおかっぱヘアーで頭部にはマガクリスタルとマガジャッパの瞳が施されており、表情の変化によって瞳が多様に変化する。かわいい。
服装は他の怪獣に比べるとかなりオリジナルに近いが、ビキニスーツでおっぱいが大きいというマガバッサーに負けず劣らず結構セクシーな印象を受ける。



アニメ版では


わ、私は『マガジャッパ』という怪獣の魂を持って生まれた怪獣娘……らしいです


CV:近藤玲奈


第2期より登場。本名「竜波ユカ」。誕生日は7月23日、血液型はA型。
マガバッサーこと「風巻ヨウ」と共にGIRLSに入隊し、エレキングの指導を受ける。
GIRLSのロゴマークを「かっこいい!?」と驚くような引っ込み思案な性格。
緊張すると大量に汗をかいてしまう癖があり、自分が汗臭くないか気にしている。
長らく本編終了後のミニコーナー「おしエレ ~おしえて!エレキング先輩~」にのみ登場していて、変身せず、物語の本筋に関わることも無かったが、
最終回にて満を持してマガバッサーと共に参戦。ザンドリアスノイズラーと共に空中戦に参加し、空飛ぶシャドウビーストを迎え撃った。


変身前はおかっぱ頭にマガクリスタルを模した髪飾りがチャームポイントで、吸盤を模したショルダーバックをぶら下げている。


なお余談であるが、担当声優である近藤玲奈氏は『怪獣娘』シリーズの出演声優で最年少である。




ホマレの過去を知る女性。彼女にはある秘密があった。


古の封印から解き放たれた水異怪獣 マジャッパの放つ怪しい香りが、俺たちをまた新たな事件に引き寄せる!


『ウルトラマンタイガ』(2019年7月6日~12月28日) 第9話「それぞれの今」予告ナレーションより



マジャッパ

データ

別名:水異怪獣
身長:62m
体重:6万2千t
スーツアクター:新井宏之



概要

ウルトラマンタイガ』第9話「それぞれの今」に登場した、マガジャッパの原種と思われる怪獣。
姿形・鳴き声・体色はマガジャッパと全く同じだが、額のマガクリスタルがない上にヒレの先端部分が青くなっている。


マガジャッパと同様に長い鼻先から強圧水流「マジャッパ水流」を放出し、周囲に溶け込む透明化能力、さらに相手を吸い寄せる「マジャッパ吸引」といった能力を持つが、
口から放つ臭気ガス「マジャッパ芳香」はマガジャッパのマガ臭気と違って「ちょっと特殊な臭い」(By武居正能監督)らしく、これを浴びると感覚に異常が発生しほぼ麻痺状態に陥ってしまう。


youtube公式円谷チャンネルで配信されている武居正能監督のインタビューによると、「もともとプレーンなジャッパ」で、それにマガクリスタルが付着したのがマガジャッパとのこと。



活躍

民間警備機構E.G.I.S.で勤務する宗谷ホマレの幼馴染・マジ方マジ子行方なめかたマイコが持つタリスマンの中に青い液体状で封印されていたが、これを狙うヴィラン・ギルドに属するキール星人がうっかり誤射したことで割れて復活。


マイコを狙うマジャッパを迎え撃つため、工藤ヒロユキはフーマに変身しスピーディな忍者殺法で対抗する。
フーマは神速残像を駆使してマジャッパを翻弄、光波手裏剣でダメージを与えていくが、マジャッパ芳香により麻痺状態に陥り、透明化による反撃を受けてしまう。


その時、マイコの能力が覚醒。
彼女のアドバイスを受け右から攻撃しようとするマジャッパに反撃したフーマは、光波手裏剣の乱れ撃ちでダウンさせた後タイガに交代。
スワローキックを決めたのはいいもののマジャッパ吸引で羽交い絞めにされた上にマジャッパ芳香を直に受けてしまう。


マイコの浄化能力で元に戻ったタイガはフォトンアースにチェンジ。マジャッパ水流を右手で押さえ込みアッパーを決め反撃開始する。
マジャッパのパンチを鎧で受け止めた後、ニーキックからのフランケンシュタイナー、ドロップキック、パイルドライバーといったパワフルな攻撃を繰り出し、オーラムストリウムでトドメを刺した。


第9話冒頭ではマイコの祖先である宇宙人「水獣の守り人」の手でマジャッパがタリスマンに封印される様が映し出されている。
このタリスマンは先祖代々伝わってきたものだが、代を重ねるにつれその意味が薄れてしまい、マイコ本人も祖母から「家に古くから伝わるお守りで、絶対に蓋を開けるな」としか聞かされていなかった。
とはいえ、祖先からの能力はマイコ本人も物心ついた時から持っていたようで、この事実を隠すことなく婚約者にも伝えているが、彼は「マイコはマイコだよ」と受け入れてくれたとのこと。
これがきっかけでホマレも自身の正体を隠すことなくE.G.I.S.メンバーに伝えている。メンバーはいつも通り彼を同僚として受け入れ、これからもチームとして活動しようと張り切るのだった。



余談

  • 『特撮は爆発だ!#167 in 大怪獣サロン』によると、着ぐるみは『ウルトラマンメビウス』~『ウルトラマンギンガS』まで登場していたゾアムルチのものを改造しているとのこと。
    マガジャッパを封印したウルトラ戦士がジャックなのも、案外この辺の縁があるのかもしれない。

  • 田口清隆監督が語ったところによると、当初はマガジャッパではなくタッコングを水の魔王獣枠として登場させるつもりだったが、肝心の着ぐるみが現存しておらず、なおかつソフビの売上が芳しくない関係で商品化の予定はないという理由から見送ったとのこと。
    そんなタッコングが映像で再登場するのは、3年後の『タイガ』第21話「タッコングは謎だ」まで待たなければならなかった。

  • マガジャッパはDXサイズでソフビが発売されたが、マジャッパのソフビは2022年時点では未発売。


マガジャッパの悪臭とマジャッパの芳香に耐えられた方は追記・修正をお願いします……


って、湯船に飛び込むなーっ!!


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  • オーブが臭さにまいってる演技が凄くて笑えるが当人はちっとも笑えないという。あと役者さん潔癖症だけど湯舟大丈夫だったんだろうか… -- 名無しさん (2019-10-01 21:57:44)
  • あれ、擬人化計画って魔王獣の2人来る前から平成怪獣いなかったっけ? -- 名無しさん (2019-10-02 18:00:36)
  • ↑それに気づいて修正しました…申し訳ありません -- 名無しさん (2019-10-02 20:13:13)
  • 実はマガジャッパとマジャッパでは体重がかなり違う -- 名無しさん (2019-10-03 20:58:14)
  • 言われてみれば確かにフォルムはムルチっぽいな -- 名無しさん (2019-10-06 21:47:22)
  • マガグラキンのように強力な一撃が撃てるわけでもなく、マガパンドンのように無敵モードになれるわけでもないけど、硬い表皮・動きを封じる悪臭・透明化・愛嬌のある顔など、癖があって面白い難敵だったと思う -- 名無しさん (2019-10-06 22:52:24)
  • 当初はタッコングだった下りは、今回のタイガでの設定である意味その案がサルベージされた形なんだな -- 名無しさん (2019-11-30 22:10:13)
  • 現実にも出現してそうだな……早くなんとかしてくれウルトラマン -- 名無しさん (2020-10-12 23:02:32)
  • たとえ見る限り汚臭と言うには真っ当な自然臭なのよね。ウルトラの国には無さそうな臭いだけど。 -- 名無しさん (2020-12-20 12:13:57)
  • Wikipediaから丸写しの箇所を削除・修正しました。 -- 名無しさん (2023-02-27 20:33:52)

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