ブラックビスケッツ

ページ名:ブラックビスケッツ

登録日:2022/03/26 Sat 04:47:27
更新日:2024/06/18 Tue 11:43:40NEW!
所要時間:約 5 分で読めるぞ!エー、コラァ!



タグ一覧
ウッチャンナンチャンのウリナリ!! ブラックビスケッツ 南原清隆 天野ひろゆき 音楽 ダンス 台湾 チーム ビビアン・スー ケディ



ズレた間の悪さも それも君の"タイミング"
僕のココロ和ます なんてフシギなチカラ



日本テレビ系列で放送されていたバラエティ番組『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』にて結成された音楽ユニット。
通称『ブラビ』。決してブラ「ピ」じゃないよ
台湾でも活動しており、そちらでの名称は『黒色餅乾』。


概要

当初はポケットビスケッツに対抗して生み出された悪者三人組という立ち位置であり、ポケビの活動を妨害したりメンバー引き抜きをかけての対決企画を行ったりしていた。


しかし、ポケビグッズに対抗して売り出したブラビ木彫り像(5万円)が売れず大量の在庫を抱える羽目になり、
路上で店を出して裁こうとしたりと苦労話も描かれていくなど次第に「憎めない悪役」へと立ち位置が変化していった。
ちなみにその後も懲りずに狸の置物風の「有田焼ブラビ像」や「クリスタルブラビ像」などの高額なグッズを販売している。もう何のグループだよ


1997年12月にはビビアンの祖国である台湾にて遂にCDデビュー。この展開に伴い、衣装も黒基調のいかにも悪者的な感じからポップで明るめなものになっている。
その後もポケビと度々対決企画を行いながらも活動を順調に続け、98年にはポケビとの新曲発売を賭けたガソリンスタンドすごろく対決に勝利。
シングル2枚目である『Timing』を発売にまで漕ぎ着け、さらにダブルミリオンの出荷数を記録するなど、ポケビをも上回るヒットをも飛ばした。


99年に新メンバー・ケディを迎えるものの直後にウリナリ審査委員会からの試練である、
「シングル4枚目である『Bye-Bye』の売り上げが『STAMINA』を超えなかったらケディは脱退。南々見にも責任を取ってもらう」を達成できず二人は脱退。
結果、事実上の活動停止に追いやられてしまう。


しかし、南々見はめげずケディを連れてインドへ渡り、映画『ナトゥ 踊るマハラジャ』のロケに参加。
帰国後にブラビの二人と合流するも、この年に起きた台湾の地震の影響によりビビアンは帰国し番組からも降板。
残った3人で新たに「南々見組」を結成した。



メンバー

メンバーたちは古アパート「ブラビ荘」に住み共同生活を送っているという設定


  • 南々見狂也

リーダー。音楽プロデューサー南々見一也の双子の兄でブラジル・サンパウロ出身。イタリア・ジェノヴァとも言ってるが
メンバーからは「アニキ」と呼び慕われている。まぁ要するにナンチャンだ
双子の兄弟という設定の一也と同じくモデルはプロレスラーの蝶野正洋
プロレス大好きの南原らしく、「エー、コラ!」といった蝶野の口癖をよく真似ていた。


  • ビビアン

メインボーカル。片言でちょっと天然ボケの入った日本語が特徴。ちなみに下戸。
台湾で歌手や女優としてそれなりに活躍していたものの当時の日本では全くの無名だったが、
本番組の出演とブラビとしての活動をキッカケに日本と台湾での知名度を上げて一躍スターダムに躍り出た。
アニヲタ的には機動戦士ガンダムSEEDの主題歌を担当したこと、
そして同作に登場するアンドリュー・バルトフェルドの恋人であるアイシャの声を担当したことでも知られる。
とてつもない棒読みだったことでもある意味有名。日本語は難しいのだ


  • 天山(あまざん)ひろゆき

角付きの帽子がトレードマーク。キャイ~ンの項目を見れば解るようにかなりの美声だが、ダンスもキレッキレ。彼も下戸である。
弱点は体格ゆえのスタミナのなさでダンスの練習などでは真っ先にバテる。
名前の元ネタはプロレスラーの天山広吉。


  • ケディ

追加メンバーである中国出身の妹分。上記の通り、ブラビに加入直後に脱退の憂き目に遭ってしまいブラビとしての活動期間は三か月にも満たない。
もっとも、南々見組として引き続き活動を続けているため、それを入れるともうちょっと長く活動しているのだが。



主な楽曲

ポケビとは異なり「メインこそビビアンだがメンバー全員がボーカルに参加」「楽器演奏はほとんど行わず、ダンスも披露」
「PVにクレイアニメを使用している」と路線が明確に異なっている。
これは天野の歌唱力がプロ並みに高かったことや、南原も「社交ダンス部」等でダンス経験があり、ダンスのスキルはかなりの高かったことによるもの*1
また、悪役ユニットの割には歌の方向性も明るく前向きなものが多く、この点もベビーフェイス枠の割に重いテーマの歌が多いポケビとは対照的。
台湾での展開に伴い全ての楽曲に台湾盤が存在している。


  • STAMINA(台湾版:闘志)

CDデビュー曲。上記の通り台湾で先行発売された。日本と台湾とでそれぞれジャケットが異なっている。
また、登場当初の悪役というキャラ付けを払拭するため、黒一色だった衣装も明るめなものに変更された。
なお、PVでは上記のブラビ像の数々も使われている。
台湾でのデビューイベントでは台風による飛行機の遅延であわや天山が欠席になりかけたが、なんとか遅れて到着し無事に三人でのお披露目を成功させた。


  • Timing(台湾版:時機)

ブラビの代表曲。98年度のオリコン2位を記録し大ヒット曲となり、同年度の紅白歌合戦にもポケビと合同で参加、「POWER」とのメドレーを披露した。
楽曲中にはサックス演奏が入っているが、これは南々見直々の演奏によるもの。
……が、新宿アルタ前にてポケビと一緒に開催した新曲イベントで初めて披露した際は大観衆の前で緊張していたのかマトモな演奏にならず、
テルこと相方の内村光良からは『サックスがひどかった。笑わせてもらった』とからかわれ、
ウリナリ審査委員会こと勝俣州和からも『もっと練習しろ!』とイジられて本気で落ち込むことになった。
さらに紅白歌合戦に出場した際も歩きながらの演奏が本番ギリギリまで成功しない等、南々見を最後の最後まで苦しめることとなる。
また、PVには2001年の9.11テロで失われたニューヨーク世界貿易センタービルでのロケが行われており歴史的にも貴重な資料となっている。
2016年にはアニメ「Re:LIFE」第3話のエンディングテーマとして使用され少し話題となった。
2021年には千秋が自身のYouTubeチャンネルにてカバーを披露。ポケビがブラビを歌う感慨深い場面となった。
最もタイトルに「#当時涙が出るほどに嫌だった因縁の曲」「#MyDiamond😭」とも付けているのだが。


  • Relax(台湾版:輕鬆)

唯一、南々見と天山がメインボーカルを務めた曲。ビビアンは後半部のラップを担当。
これは「ビビアンの人気に頼りっぱなしじゃいけない」という南々見の意向によるもの。
ちなみに作曲者はアイドルグループSMAPの代表曲の一つである『SHAKE』を手掛けた人物であり、曲の雰囲気もどことなく似ている。
「明日できること今日はやめよう」という歌詞は作詞者の師匠の口癖だったとか。
アルバム「LIFE」にはシークレットトラックとしてビビアンがメインボーカルとなったバージョンが収録されている。


  • Bye-Bye(台湾版:再見)

ケディを迎えた最初の楽曲にして、上記の通り試練未達成によりケディと南々見が脱退したため、ブラビとしては最後の楽曲。
歌詞には「このままバイバイじゃない」と記されているなど、前向きな内容ではあるが、
結果的にこの楽曲で本当にバイバイするという笑えない事態となってしまった。
フォローしておくと、99年のオリコン最高4位を記録しており、決して売れなかったわけではない。
また、CDの売り上げが年々下がっていた時期の上、同曲を収録したアルバム「LIFE」が同日に発売されてそちらに客が流れていったり、
大勢の強力なアーティスト達が人気を博していたりと様々な要因も重なっていた。まさにタイミングの悪さもあったのだろう。
ちなみにシングルにはシークレットトラックとして中国語版が収録されている。



余談


+ ちょっと夢を壊す話色々-

上記のポケビへの嫌がらせなど数々の妨害は台本に沿った意図的なネタであったのだが、真に受けた視聴者から苦情が殺到していた。
実際はコンビの片割れ同士である男性メンバーは当然のこと、千秋とビビアンも仲が良かったとの事。
ただ、番組を盛り上げるためにとスタッフの一人が千秋に「ビビアンが迷惑している」と吹き込み、それが元で千秋はよそよそしくなってしまいビビアンは困惑していたらしい。
この件を頭に置くと『Timing』の歌詞からも色々なものがうかがえるだろう。
現在は誤解も解け両者仲直りしている。


また、番組中では試練未達成により結果的に活動停止に陥ったように描かれているが
実際のところ、上記の通りビビアンが自身の都合により台湾へ帰国・番組から降板した事が活動停止の大きな要因と思われる。
事実、ネット上ではそのように記載した記事も見られている他、
番組内においても南々見とケディが映画撮影へ向けてインドへ旅立った報告のビデオを見た天山は「脱退させられたのは俺らの方じゃね?」とボヤいていた。


これらは身も蓋もない事を言ってしまえば、プロレスの試合のような演出の一環だったのだろう。


ビビアンにとってブラックビスケッツは大切な思い出であり、ウリナリ最終回復活ライブの際には「一人では歌わないの」と発言している。
その割には2011年に『Timing』をソロカバーしていたりするのだが




ブランニュービスケッツについて知ってる方がいたら追記修正お願いします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)

[#include(name=テンプレ3)]


  • 項目今までなかったんだ。タイミングとバイバイは個人的にあらゆる音楽の中でも最高クラスの名曲の一つだと思ってる。 -- 名無しさん (2022-03-26 06:49:12)
  • バイバイは今聞くと泣いてしまいそうになる -- 名無しさん (2022-03-26 12:35:21)
  • 天山(あまざん)が天山(てんざん)のパロってことでアングルありありなのは示唆してた……んだと思う -- 名無しさん (2022-03-26 16:42:16)
  • ↑とはいえ、まだまだテレビの夢(嘘)が許されていた時代だったからね。当時の自分も含め純粋に応援していた人は多いと思う。 -- 名無しさん (2022-03-26 18:33:09)
  • バイバイが売れにくかったのはアルバムとの同時発売の影響もあったと思う。自分がまさにそうだがアルバムで4曲全部聞けるならシングルまで買わなくても、と思ってしまっていた。最近になって密林でシングル版バイバイを買ったがアルバム版はイントロ短縮とか間奏後BGM抜いて歌声だけにするとかアレンジされてたから当時両方買っとけば…と今でも悔やむ。 -- 名無しさん (2022-03-27 17:10:39)
  • てかバイバイ発売時のオリコンマンスリー見たら分かるけど、ライバルも強すぎたよ。キンキ、ラルク、B'z、GLAY……ブラビの主な支持層のティーンたちのおこづかい事情考えたら… -- 名無しさん (2022-03-28 03:36:31)
  • Timingは今聞いてもホントいい曲 -- 名無しさん (2022-03-28 15:42:47)
  • 今もTikTokで愛される辺り元々名曲なんだろうな -- 名無しさん (2022-06-05 11:31:04)
  • 20年振りに復活ってマジか。 -- 名無しさん (2022-11-29 15:57:12)
  • ナンチャンのあだ名に『アニキ』が付くようになったのは、間違いなくブラックビスケッツでの活動からだけど、このあだ名がウリナリファミリーどころか、他の番組でナンチャンと共演した後輩たちからも呼ばれるようになったのって、やっぱナンチャンの人柄だからこそ成せるものですね! -- 名無しさん (2024-05-03 17:46:22)

#comment(striction)

*1 逆に内村とウドはかなりの音痴で知られた

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧