登録日:2017/05/14 (日) 00:18:31
更新日:2024/02/06 Tue 11:11:27NEW!
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やなせたかし アニメ 浅野まゆみ 着ぐるみ 猫 ニチアサ サンライズ ケモナーホイホイ 動物 擬人化 1990年代生まれホイホイ 00年冬アニメ 敵も味方も変な奴 ニャニがニャンだー ニャンダーかめん ニャンダー仮面 夢のマント 絶対助けに行くヒーロー 人助け
助けてと言われれば誰でも助ける。それが敵でも味方でも!
▽目次
■概要
『ニャニがニャンだー ニャンダーかめん』はやなせたかし原作のテレビアニメ、および絵本タイトル。
2000年2月6日~2001年9月30日まで放送された。
ガンダムシリーズでおなじみのサンライズでは珍しい、完全な子供向けアニメ。
前番組はマッドハウス制作のBビーダマン爆外伝V。
1997年~1998年の勇者王ガオガイガーから2年の月日を経てサンライズアニメが戻ってきたと言えよう。
元々は『少年少女新聞』で連載されていた『ピョンピョンおたすけかめん』が原案であり、主人公はウサギのぴょんちゃんだったらしい。
その後アニメ化にあたりやなせたかし氏はアニメ用に設定を変え、主人公も猫のニャーゴに変更したらしい。
また世界観はアンパンマンと共通しているらしいが、アニメはその事に言及していない。
……とWikipediaは書かれているが、建て主は原案を読んでいないので詳細不明。
■あらすじ
キャットタウンに住んでいるネコのニャーゴは、人間でいえば小学校4年生くらい。
ちょっと弱虫な男の子で、ネコのくせに木のぼりはニガテ。
けれども、「助けてーっ!」という叫び声が聞こえると放っておけず、
「仮面、マント、靴」を身につけて「ニャンダーかめん」に大変身。 空を飛んで駆け付けるのです。
もちろんこのことは、ミーコや町の皆にはナイショです。
ニャンダーかめんは、ネコとしてはちょっぴりカッコ悪いけれど、強くて優しいヒーローは、皆の憧れのアイドルです。
今日もどこかで、誰かの叫び声が聞こえます。 「助けてーっ!」
(公式より引用)
■登場人物
- ニャーゴ/ニャンダーかめん
CV:浅野まゆみ
本作の主人公。オスの茶色猫。他作品で例えれば『パーマン』のミツ夫のような人物。
妹のミーコからしっかりしてほしいと言われるほどドジで弱虫な少年。本を読むのが好き。
ヘタレだが優しい心根からネコ仙人に「争いの耐えないこの世を平和にする」という使命を与えられ、ニャンダーかめんになった。
普段は眠そうで弱々しいが、ランドセルに入った変身セットで変身するとぱっちり目の凛々しいイケメンになる。
助けを求められれば悪人であっても助けるという、ヒーローの鑑のような人物。
さらに、助けを求められれば授業を抜け出し、寝ていてもピーどりに起こしてもらってヒーロー活動をするという芸能人並みのハードスケジュールなので、体調を崩してしまう事もある。
『キャットタウンTV』の『人気者ランキング』で連日1位になるほどのキャットタウンのアイドルで、彼が登場する度に黄色い声援が飛び交う。
ちなみに変身するとヒゲと尻尾が消えるため、猫としてはカッコ悪い部類に入るらしい。人気なのは容姿ではなく行動なのだ。
マントが破れて空を飛べなくなった時は、変身セットのランドセルで空を飛んでいる。
変身シーンは2つのバージョンがある。一つ目は前半で使用され、変身セットを既に装着した状態がアップで写るもの(このため変身した感じが薄い)
二つ目がベルト装着と共に服が青い全身タイツに変わり、ブーツ、グローブ、マントを着けて尻尾が消え、最後にマスクを被って瞳が大きくなり、髭も消えて変身完了、というもの。
どちらにしても変身シーンは一部分のアップが多く、マスクオフが確認できない。
なお、マスクオフが確認出来たのはニャンダー役として映画を撮る最中の1回のみ。
また、演じた浅野氏は当初ニャーゴ役でのみクレジットされていた。
- ミーコ/ニャンダーかれん
CV:川田妙子(第13話まで)、かないみか(第14話以降)
ニャーゴの妹で本作のヒロイン。白い子猫で大きな瞳の美幼女。
ダメダメな兄とは対照的なしっかり者で、常に兄にダメ出しをしている。
ニャンダーかめんの大ファンで、将来は結婚したいと思っていたが、第73話でニャンダーが兄だった事を知ってショックを受ける。
しかしすぐに立ち直り、「ニャンダーの恋人になれないなら助手になる!」とネコ仙人を脅してニャンダーかれんにしてもらった。
変身バンクはまず黄色い猫マークが体に付くと同時にスカートが消えて全身タイツになり、
グローブ、ブーツ、リボン付きマントを装着して尻尾が消え、仮面を装着して瞳が大きくなり、
リボンが後頭部に付いて変形し変身完了というもので、兄より変身シーンが鮮明になっている。つまり、変身のたびにマスクオフを見せているという訳。
『アンパンマン』でのメロンパンナポジで、2代目の中の人も同じである。
- ピーどり
CV:すずき紀子
ニャーゴが拾った卵から孵化したプテラノドンの子供で、ニャンダーかめんの相棒。
ニャーゴに変身セットのランドセルを届けに飛んで来たり、
ニャーゴ(ニャンダー)がピンチの時はいつも助けてくれる。
「ピー」としか喋れないが、賢くてフォローの上手い、アンパンマンのチーズポジション。
- ニャオン
CV:堀内賢雄
ニャンダーかめんをライバル視する青い山猫。アンパンマンで言うとばいきんまんポジ。
ニャンウッドの森に住んでいる。
名誉欲が人一倍強く、自分こそがNo.1ヒーローだと思っているが、ドジで自己中で強欲なので(コン以外の)人望はゼロ。
テレビの『人気者ランキング』で第1位になってキャーキャー言われたいがゆえ、様々な策謀で人気者になろうとするが、ニャンダーかめんの壁は厚すぎた。一応ベスト3に入ることはあったが…
そんなわけでニャンダーを一方的にライバル視しており、先回りして人助けをしたりしている。
が、いつも全てが裏目に出てニャンダーに助けられている……。
人気者になるためには手段を選ばないが、時には良い事もする(ただし名誉のため)ので、なんだかんだで憎めないキャラ。
いつもコンをこき使っているがコンがいないと何もできない。ツンデレ。
- コン
CV:内川藍維
白い狐の女の子で影の薄幸ヒロイン。おしとやかで健気なドキンちゃんポジ。そして何故か全裸。
何故かダメ男のニャオンを「ニャオン様」と呼んで一途に慕っており、
ニャオンの家に住んで家事をしたり、ニャオンを人気者にさせようと献身的に尽くしている。
本人曰く「だってニャオン様、アタイがいないとなーんにもできないんですもの!」らしい……。
いつもギンコに助言をもらっているが、せっかちなため話を最後まで聞かずに大抵失敗してしまう。
EDではまるでサラキチとフラグが立ちそうな感じだったが、そんなことは全くなかった。
- ギンコ
CV:小林優子
世話焼きな姉御肌のカワウソで、通称「ギンコ姐さん」。スタイルのいい長身の美女。
ニャオンを心配するコンの相談にいつも乗ってあげる優しいお姉さん。
必殺技は相手をメロメロにするメロンパンナのメロメロパンチ「ウィンクパンチ」だが、大人相手にしか効かない技なので、ニャンダーかめんには効かなかった。
- サラキチ
CV:檀臣幸
ギンコの相棒でニヒルな渡世人の河童。ギンコに想いを寄せている。
頭の皿を手裏剣のように投げることもあり、多分モデルは風車の弥七。
皿を取られたり長時間陸上にいると、某アンパンのように力が出ず動けなくなる。
- ニャコ
CV:山川亜弥
ニャーゴのクラスのマドンナ。
ニャーゴ、ニャンタ、キャッチンを始めた男の子達に想いを寄せられている美少女。
ただし本人はニャンダーかめんのファンで、結婚したいと思っている。
清楚系の女の子だが、けっこうお茶目な一面もある。
- ニャンタ
CV:喜田あゆみ
ニャーゴの友達で大柄な男の子。ボール遊びが得意。
いわゆるガキ大将で、ニャーゴのクラスのリーダー的存在。
ニャンダーかめんに憧れている。
- キャッチン
CV:山門久美
ニャーゴの友達の男の子。ニャーゴのクラスで一番頭が良く、彼の発明品がニャンダーかめんを助ける事も。
瓶底眼鏡とぶかぶかの白衣を着た外見で、いつも敬語でしゃべる。
- タマ
CV:小林優子
ニャーゴのクラスメイト。
おとなしくて少し地味な女の子。自分を助けてくれたニャーゴに想いを寄せている。
ニャンダーかめんにとても詳しい。
- マントヒヒ
CV:辻親八
山の上に住んでいる自称「森の王様」。ニャオンとは似た者同士で犬猿の仲。
悪人があまりいない今作での悪役。
支配者を名乗ってニャンダーかめんにどちらが強いか勝負を挑む、ニャオンとは違い暴力も辞さない厄介な相手。
必殺技は口から炎を吐く「電光火炎」と「電光火炎エレキテル」で、口から糸を吐くクモネコをペットにしている。
本業はマント屋であり、自作のマントで自由自在に空を飛べる。
- タヌコ
CV:小林優子
タヌキの女の子でコンのライバル。
マントヒヒの幼馴染で彼を「あんちゃん」と呼び、ニャオンに対するコンのように、彼の世話をしている。
しかし、コンと違ってダメンズウォーカーではないので、自分の境遇に思う所があるらしい。
葉っぱを頭に乗せて化けることができる。
- ミイラ丸
CV:長島雄一(現:チョー)
中盤で現れた謎の正義の味方。その名の通り全身に包帯を巻いており、包帯を駆使して戦う。
登場シーンは「なにがなんでもミイラ丸ー!」と言って勢い良く地面にめり込むのがお約束。
その正体は山賊風の虎「ウルトラ丸」(いい加減で目立ちたがり屋)で、彼がエジプト風の棺に入り変身すると思しきシーンがある。……体格的には別人だが。
- ネコ仙人
CV:藤本譲
ニャーゴをニャンダーかめんにした張本人。
争い事ばかりのこの世を救うため、地上に降りられない自分の代わりにニャーゴを選んだ。
善玉のばいきん仙人のような人物で、とてもうさんくさい。
- ドクロ王
CV:中田和宏
王冠を被ったガイコツの魔物で、怪物の手下達を率いている。
本作では珍しい完全な悪人で絶対悪。棒剣と短剣と黄剣を揃えて世界征服を企む。
棒剣の力でティラノサウルスやプテラノドンを化石の姿で生き返らせたり、空飛ぶ島を支配したこともある。
ニャオンに捕らえたニャンダーの仮面を剥ぎ取るよう誘惑したこともあった。
倒されても骨がバラバラになっただけですぐ復活するが、ニャンダーかめんやカアコと空飛ぶ島の住人の力で一度は消滅した。
しかし、部下達によって4つの輝く玉で封印されていた要塞と共に復活し、ニャンダーに勝負を挑む。
- ネズミ仙人
CV:檀臣幸
チュウチュウ一族のボスで、ネズミの天敵のネコを敵視している。
キャットタウンを征服してチュウチュウタウンにしようとする。
本作のラスト10話はニャンダーとチュウチュウ一族の対決と、その結末が描かれる。
- ミケ
CV:青山穣
キャットタウン放送局のアナウンサー兼カメラマン兼映画監督。
あらゆる番組で司会者をやっており、半端じゃないレベルの忙しさである。
追記・修正は「助けてー!」と助けを求めてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 粘土(?)か何かを顔に塗る話が記憶に残ってる… -- 名無しさん (2017-05-14 00:28:20)
- うわー懐かしい。好きだったなあ -- 名無しさん (2017-05-14 00:37:34)
- 小学校に入ったばかりの頃だった為かニャンダーかめんがウザく感じた。 -- 名無しさん (2017-05-14 01:08:58)
- 助けを求めれば悪人でもとまさにヒーローの器だが同時に2足わらじ生活の大変さも知ったアニメ。 -- 名無しさん (2017-05-14 01:38:09)
- どうにもアンパンマンと比べると不憫すぎる作品。なんでDVD化されないんだろ? -- 名無しさん (2017-05-14 08:56:07)
- 後番組があのクラッシュギアである -- 名無しさん (2017-05-14 09:15:07)
- ついに立ったかこの項目 これ→タイムレンジャー(後ガオレンジャー)→クウガ(後アギト、あまり覚えていないけど)→おジャ魔女の毎週日曜日が本当に懐かしい -- 名無しさん (2017-05-14 10:23:18)
- 「ぼうけん、たんけん、きけん」ってこの作品だったか。長年の疑問が解消された -- 名無しさん (2017-05-14 11:19:15)
- このアニメでトンボの捕まえ方知ったわ -- 名無しさん (2017-05-14 12:11:19)
- 6歳の頃だったから見ていたわwwww懐かしいwwwwww -- 名無しさん (2017-05-14 12:16:04)
- うわぁなつい。ハチミツぱんの話とかなんか覚えてる -- 名無しさん (2017-05-14 12:41:13)
- 何気に名作。一見弱虫のニャーゴと変身後のニャンダーかめんの芯が同じだったのがよかったなぁ -- 名無しさん (2017-05-14 18:42:12)
- 幼稚園の頃熱で家で寝てた時見てたがアンパンマンと同じ世界観だったんか -- 名無しさん (2017-05-15 18:26:21)
- コンって典型的なだめんずウォーカーだよね。人の話聞かないとことか -- 名無しさん (2017-05-15 19:29:12)
- ↑2 アニメだと大人の事情で(恐らく局や作ってる会社が違うから)言及できなかったのかもな -- 名無しさん (2017-05-16 07:02:24)
- コンとタヌコの変身術は二人でようやく一人前 あとドクロ王のところ器剣じゃなく黄剣じゃなかった? -- 名無しさん (2017-05-16 10:05:47)
- 本編そこまで熱心に見てた訳ではなかったけど、最終回から5年くらい経って母校の教師に「メインキャストの一人いるでしょ、あの人いとこなのよ」って言われたのがもう思い出の彼方 -- 名無しさん (2017-06-18 22:55:29)
- 三剣の内、きけんはニャンダー仮面も使ったり持ち主の危険を察知する能力あったりして好きだったなぁ -- 名無しさん (2017-06-19 19:13:31)
- 一年半しかやってなかったんだ もっとやってたような印象 -- 名無しさん (2017-06-19 19:42:09)
- なんでDVDでないんだろ、何かしらの理由があんのかな? -- 名無しさん (2017-11-21 13:54:17)
- そーいえば、アンパンマンの「 さすらいのキャット 」というキャラが登場するエピソードで、キャットタウンが登場しました( 造形は違うけど。 ) -- 名無しさん (2018-04-27 22:30:08)
- 一龍斎貞友さんがナレーターだったな。講釈師ならではの語りが今でも印象に残ってる。波乱万丈奇々怪界、奇想天外ビックリ仰天! -- 名無しさん (2018-04-28 00:24:51)
- ニャーゴが学校を抜け出せるようにするために、正体を察した友達が助け舟を出す話が印象に残ってる -- 名無しさん (2019-10-09 22:42:58)
- ↑2それ以外にも同級生の女の子やったりチュウチュウ族のリーダーやったりしてたな -- 名無しさん (2019-10-10 19:31:57)
- 違反コメントを削除しました。 -- 名無しさん (2020-08-21 21:42:44)
- 何気に声優陣が豪華やな。「よっ若造!」と言って主人公(正体を知らない)に絡むニャオンのオジさんは印象に残ってる -- 名無しさん (2021-01-19 10:26:39)
- 一番最初のEDはガチのラブソング。 -- 名無しさん (2022-03-27 16:36:29)
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