ゴールドウルフ

ページ名:ゴールドウルフ

登録日:2021/08/31 (火曜日) 17:01:13
更新日:2024/06/03 Mon 13:47:37NEW!
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人造人間キカイダー ダーク ダークロボット ダーク破壊部隊 怪人 ロボット 金色 良心回路 増岡弘 ゴールドウルフ 月光電池 スカーレットドッグ 坂口徹 ゴールドウルフが地獄に吠える




見たか月の雫!



出典:人造人間キカイダー/東映/第11話「ゴールドウルフが地獄に吠える」/1972年9月30日放送



人造人間キカイダー』の第11話「ゴールドウルフが地獄に吠える」に登場したダークロボット。


身長:191cm
体重:89kg
声:増岡弘
演:坂口徹(人間体)



【概要】


金色のオオカミの姿をしたダークロボット。
光明寺博士が制作した13体のダークロボットの一体で、普段は黒い服とシルクハット、マントを身につけた男性の姿をしている。


両手がトゲ付きの鉄球になっており、それを使った強力なパンチは人間を一撃で殺害する。
武器は口から発射する稲妻型の破壊光線「ウルフビーム」と、両手の鉄球を発射する「ウルフバズーカ」で、ウルフバズーカはキカイダーのボディを破損させるほどの威力がある。


キカイダーと同じように体内に良心回路が搭載されており、人間体でいる時は田所博士の家に滞在していた光明寺博士を保護して安全な場所に連れ出そうとしたり、捕まったミツ子とマサルを逃がそうとするなど善悪の判断をつけて行動する事ができる。
しかし、その良心回路はジローのものよりもさらに不完全であり、ジローと同じくプロフェッサー・ギルの悪魔の笛に苦しむだけではなく、ギルに取り付けられた「月光電池」によってが出ると正気を失って殺戮ロボットと化してしまう。



【活躍】


記憶喪失の世界的権威である田所博士の家に電話する、謎の黒ずくめの男。
男は無言で電話を切り、しばし田所博士の家の周りを歩き回った後に立ち去ろうとするが、通りかかった警官に怪しまれて止められる。
すると、空に月が出た途端に男はダークロボット「ゴールドウルフ」となり、警官を殺害してしまった。


一方、ミツ子達は記憶を無くした光明寺博士が田所博士の家にいるのではないかと考えて向かっていた。
その通り、光明寺博士は田所博士の家におり、近くの公園に散歩に出ていた所をミツ子達が見つけて声をかけようとするが、同じく光明寺博士を狙って現れたダークに襲われる。
ジローが助けに入るが、戦っている間にミツ子達はさらわれてしまい、ジローはレーダーで後を追う。


さらわれたミツ子とマサルは、ゴールドウルフに連れられて荒地を歩いていたが、ゴールドウルフは意外な事を言い出す。


この道を、どこまでもまっすぐ行けば逃げられる……!早く!


実は、ゴールドウルフにはジローと同じく良心回路が搭載されており、自分の敬愛する光明寺博士の子供である二人を逃がそうとしたのだ。


出典:同上


私の良心回路は不完全なんだよ…ジローの不完全な良心回路よりも、もっともっと不完全なんだよ


私は光明寺博士を、もっと安全な場所へお連れしようと何度もあの家に行ったんだよ


逃げましょう、一緒に逃げましょう!


いつまでもギル教授なんかの下にいる事ない…!あなたも、私たちと一緒に逃げるのよ!


事情を聞いたミツ子はゴールドウルフも連れて一緒に逃げようとするが、途中で月が出てゴールドウルフは苦しみ出す。
ゴールドウルフの体内にはギルが仕掛けた「月光電池」があり、月が出ると正気を失って悪のダークロボットと化してしまうのだ。
ゴールドウルフは二人に襲いかかり、ジローが駆けつけてキカイダーにチェンジして戦うが、戦いを止めようとしたミツ子の声で生じた一瞬の隙を突かれてウルフバズーカが直撃。


ボディを大きく破損したキカイダーは何とか引き上げるが動けなくなってしまう。
ミツ子の技術では修理できないために、キカイダーに倒されたアンドロイドマンから代わりの部品を手に入れようと、二人は先ほどの荒地に向かう。


しかし、二人が出掛けた隙に石膏像に化けたゴールドウルフが田所博士の家に侵入。
戻って来た光明寺博士によってジローは修理されるが、光明寺博士はゴールドウルフにさらわれてしまう。
その途中で、ダークに見つかって追われていたミツ子達と遭遇してまとめて襲われそうになるが、そこにギターの音色が響く。


どこだ!


どこだ!


どこにいる!


出典:同上


あそこだ!


出典:同上


やめるんだ、ゴールドウルフ!お前は他の破壊部隊とは違うはずだ!


ジローが登場して対峙すると、月が雲に隠れてゴールドウルフは正気を取り戻す。
月の見えない場所に隠れようとするが、そこにギルが悪魔の笛を吹いてジロー共々苦しめる。


ギルが吹き鳴らす悪魔の呼び声。この音を聞くと、人造人間は全て悪魔の手先となる


不完全ながら良心回路を体内に持つジローとゴールドウルフはぎりぎりの抵抗を試みる。だが……


そうしている間に再び月が出てゴールドウルフはギルに操られてしまい、ジローに攻撃を仕掛ける。


しめた…これだ!


ゴールドウルフの左右フックをその身に受けたジローは、悪魔の笛が聞こえなくなった


今だ!


チェーンジ!スイッチオン!


ワン!ツー!スリー!


ジローはキカイダーにチェンジすると、サイドマシーンでアンドロイドマンを蹴散らし、ゴールドウルフと対峙して呼び掛ける。


ゴールドウルフ、今ならお前を助ける!ギルの命令なんかに従うな!


しかし、ゴールドウルフにその声は届かず、ついにキカイダーも反撃して「デン・ジ・エンド」が炸裂。
その時、月が隠れてゴールドウルフは正気を取り戻した。


出典:同上


月が…月がもう少し早く……隠れていてくれたら……


出典:同上


ゴールドウルフは橋から転落して爆散し、バラバラに砕け散った。


出典:同上


その不完全な人造人間の哀しい最後にキカイダーはを流すのだった。



【その他】


ゴールドウルフの人間体を演じているのは、『仮面の忍者赤影』で主役の赤影を演じていた坂口徹氏。


第1話で13体のダーク破壊部隊がシルエットで勢揃いした時、その中にゴールドウルフは存在せず、「スカーレットドッグ」というダークロボットが登場していた。
なお、この後登場するダークロボットの名前にはスカーレットは使用されず、モチーフのダークロボットも登場しなかった。


萬画版およびアニメ版ではゴールデンバットが登場する。
彼もまた、プロフェッサー・ギルに生み出されたにもかかわらず、良心回路を搭載された故に「良心の呵責」に悩まされる悲しき人造人間であった。


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  • 仮面ライダー555の主人公、乾巧/ウルフオルフェノクの元ネタ説あり -- 名無しさん (2021-08-31 21:14:05)
  • つまり、黄金狼! -- 名無しさん (2021-08-31 23:33:30)

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