斎藤工
斎藤 工(さいとう たくみ、1981年8月22日 - )は、日本の俳優、映画評論家、YouTuber。本名の齊藤 工(読み同じ)名義で映画監督としても活動。ブルーベアハウス所属。東京都港区出身。日本学園高等学校卒業。
東京都港区出身。
家族は東京都渋谷区に在住し、以前東北新社に勤めていた父の影響で、幼少期より映画館に通うのが日常となり、映画をたくさん観て育った。
小学校ではオーストリア出身の教育者・哲学者ルドルフ・シュタイナーの教育理念を実践する東京シュタイナーシューレ(現・シュタイナー学園初等部・中等部・高等部)に通っていたが、同級生も7人しかおらず変わった学校で、地元のサッカークラブに入っていたこともあり6年生の時にサッカーの強い公立中学へ進学するために地元の公立小学校に転校した。
15歳の時に自ら芸能事務所を探す活動をし、その結果「インディゴ」に所属。モデルから俳優への道を目指ようになる。
高校生の頃から雑誌『MEN'S NON-NO』や『POPEYE』などで「TAKUMI」の名前でモデルとして活動。雑誌のほかにもショーなどで活躍。過去ビーナチュラルに所属していた。
高校時代、ノンフィクション作家、沢木耕太郎の『深夜特急』に刺激され、海外に1人で出かけるようになった。春休みにはパリへ行き、後に香港にも行った。そういった旅費を稼ぐために、モデル事務所の門を叩いたとのこと。
後に斎藤は少年期を「僕の中学時代はサッカー部で毎日部活だったし、高校は男子校。甘酸っぱい思い出といえば、女の子と一緒に帰るのが最大のイベントでした。多感な時ということもあり、ひとつひとつの記憶を鮮明に覚えている。“下駄箱の前で憧れの先輩と話したな”とか、そんな些細なことに敏感になる時期は貴重だなって思います」と振り返っている。
高校卒業後、本格的に映画美学校に進学を目指して願書を送ったが、父に「映画は机の上で学ぶものじゃない、お前は一刻も早く現場に出ろ」と言われ、それが契機なのか出演作が多い所以という。19歳の時には、伊藤正次演劇研究所にて演劇を学んだ。同所には、女優の貫地谷しほりも通っていた。
以後はCF、国内のショー、パリ・コレクション等で活躍。
2001年、韓国映画『リメンバー・ミー』の日本リメイク版『時の香り〜リメンバー・ミー』のプロデューサーにスカウトされ俳優デビュー。
2008年12月、大竹浩一・波岡一喜・福士誠治と共に演劇ユニット「乱-Run-」を結成。
2012年、ショートムービー「サクライロ」で監督デビュー。2014年、「半分ノ世界」がショートショートフィルムフェスティバル&アジア2014 ミュージックShort部門 特別上映作品に選ばれる。この作品から、監督活動での名義を実名の「齊藤工」にしている。2017年、「blank13」が第20回上海国際映画祭でアジア新人賞部門最優秀監督賞を受賞した。
2014年、映画館のない地域に映画を届ける移動映画館プロジェクト「cinema bird」を始めた。
2019年、「cinema bird」の活動など映画界への貢献を評価され、日本映画ペンクラブ賞特別奨励賞を受賞。
2019年6月、YouTubeチャンネル「たくちゃんねる」を開設し、YouTuberとしての活動を開始。チャンネル登録者数は2020年2月目下で約11万人。
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