米倉涼子

ページ名:米倉涼子

米倉涼子


米倉 涼子(よねくら りょうこ、1975年8月1日 - )は、日本の女優、ファッションモデル。神奈川県横浜市出身。27年間所属したオスカープロモーションを退社し、2020年4月から個人事務所「Desafio」に所属。松田秀知の作品に携わることが多かった。


プロフィール


横浜市立南希望が丘中学校を経て、神奈川県立旭高等学校卒業。

5歳からの15年間、クラシックバレエを続けていた。小学3年生からは牧阿佐美バレヱ団のジュニアスクールに通い、以後AMスチューデンツに合格、谷桃子バレエ団にも通ってコンクールにも出場した。

1992年、高校生の時に友だちが応募してくれたことがきっかけで、オスカープロモーション主催「第6回全日本国民的美少女コンテスト」の審査員特別賞を受賞[注釈 2]、翌年モデルとしてデビューし、ファッション雑誌 『CanCam』(小学館)などに掲載された。

1999年6月30日、「女優宣言お披露目発表会」を行った。以後は女優として、トレンディードラマを中心に活動する。女優に転じた際には誰かのようになりたいとは考えていなかったが、ドラマ『非婚家族』で共演、芝居を教えてくれた真田広之の姿を目の当たりにして、「真田広之のような芝居が好きな役者になりたい」と決意する。「米倉と松本清張の3部作」である『松本清張 黒革の手帖』、『松本清張 けものみち』、『松本清張・最終章 わるいやつら』では悪女役を演じて役柄を広げ、2006年秋には『黒革の手帖』の舞台版で本人念願の舞台を公演した。これが予想以上の反響を呼び、本人が役者としての精神を持つきっかけとなった。

2008年には『CHICAGO』の日本版で、ミュージカルに初出演。米倉はブロードウェイで鑑賞したこの作品に魅了され、日本版の構想を聞きつけると自ら売り込んで主役を得た。それまで本格的な歌を披露した経験はなかったが、主役をこなし、月刊誌『ミュージカル』が選んだ「2008年ミュージカルベストテン」の女優部門で7位に入った。2010年にも同作品を再演、この頃からブロードウェイ進出を考え始め、2011年には渡米して三ヶ月間ジャズダンスやバレエのレッスンを受けた。2012年7月には『CHICAGO』でブロードウェイで主演デビュー。日本人女優がアジア系でないアメリカ人の役柄を演じるのはブロードウェー史上初で、アジア出身の俳優としても初めて。同年10月から主演を演じる『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』シリーズは当たり役であり、最高視聴率27.4%を記録するなど人気シリーズとなっている。

2014年12月26日に2歳年下の一般人男性と結婚。しかし、2016年12月30日に協議離婚が成立した。

2020年3月24日、27年間所属したオスカープロモーションとの契約を同月31日を以って終了、退社することが公表される。同年4月3日、個人事務所「Desafio(デサフィオ)」を設立して再始動。


人物


名前の由来
8月の非常に暑い日に生まれたことから、名前だけでも涼しくということで両親が「涼子」と命名た。
主演女優
米倉は自分自身のことを「クールな役を演じることが多いからかっこいいイメージがありますが、実は暗い性格で自信がなく、よく周りのスタッフから「お前は自信がなさ過ぎる」と言われる」と語っており、『松本清張 黒革の手帖』『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』などのゼネラルプロデューサーを務める内山聖子は「実はもの凄く小心者」「人見知り」「姉御肌というより、甘えっ子です」と語っている。
バラエティ番組にも積極的に出演している数少ない主演女優でもあり、『THE夜もヒッパレ』、『第43回日本レコード大賞』で司会進行他、リーダーシップを発揮している。
『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』では難しい手術シーンもすべて本人が演じている。テレビ朝日関係者によると念のために本物の医師をスタンバイさせているが、米倉の方がうまかったので「もはや、簡単な手術ぐらいならできちゃうかも」と本人が発言したこともある。


その他


当初、高校卒業後は英語の専門学校か、トリマーの専門学校[注釈 4] への進学を希望していた。しかしトリマーの学校の方は、ちょうど犬の病気が増えていた時期だったことから、仕方なく辞退した。
初恋の人と語っていたのは、弟が幼稚園児の時に所属していたサッカークラブのコーチ。そのコーチは、当時高校生だった。
神田うのとは、中学1年生の時に横浜のバレエ教室で一緒にレッスンをしていた関係だった。
大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」での共演をきっかけに2003年から2005年春まで市川海老蔵と交際していた。2007年3月、パリ・オペラ座へ海老蔵の歌舞伎公演を観に行ったことで復縁説が浮上していたが、米倉は否定している。
仕事などで古いつきあいのある松岡昌宏(TOKIO)が好きであることを2013年頃から公言している。2014年4月に『TOKIOカケル』(フジテレビ系)にゲスト出演した際には、松岡を「理想のタイプ」と評したほか、松岡に対し何度も結婚を迫っていることも明らかにされた。
天海祐希のことを「親方」と呼び、プライベートでも仲が良い。
早河洋(現:テレビ朝日会長)のことは、「洋」と呼び捨てで呼んでいる。
愛読書はクリスチャン・ジャック作「太陽の王ラムセス」(2011年の時点)。
2019年に難病の低髄液圧症候群を発症。2022年1月今も病気と闘っていることを明らかにした。

 

 

 

 

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