空気階段

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空気階段（くうきかいだん）は、吉本興業東京本社（東京吉本）に専属する日本のお笑いコンビ。NSC東京校17期出身。2012年結成。キングオブコント2021王者。

メンバー

鈴木 もぐら（すずき もぐら、1987年5月13日 - ）（34歳）

主にボケ（たまにツッコミ）担当、立ち位置は向かって左。
本名：鈴木 翔太（すずき しょうた）
千葉県旭市出身。千葉県立匝瑳高等学校卒業。大阪芸術大学中退（学費が払えず除籍）。
身長164cm、体重115kg、血液型A型。肥満体型と口ひげが特徴。
借金苦（2020年時点で700万円）でギャンブル中毒で遅刻魔、ヘビースモーカー。
趣味：将棋、卓球、漫画を読むこと、公園でのんびり過ごすこと、麻雀、音楽鑑賞、居酒屋巡り。
特技：将棋（アマチュア2段）、麻雀（アマチュア4段）、縄跳び、卓球。

母子家庭で育ち、母は2回結婚している。1番目の父との思い出はフィリピンパブに連れられた事、2番目の父からは彼の膝に乗せられパチンコとパチスロを教えられた。貧乏だったゆえ唯一の楽しみはテレビであった。父の影響もあり物心ついた頃から『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』『ダウンタウンのごっつええ感じ』（共にフジテレビ）をよく観ていてお笑いを好きになるきっかけになった。刺激を受けた芸人は、ウッチャンナンチャン、ダウンタウンの他、ビートたけし、とんねるず、志村けんなどのテレビスターであった。

大学の入学金と授業料は一浪してパチスロで稼いで払ったものの、出玉規制により学費が払えず大学1年生の時に除籍。在学中は先輩にななまがりやミルクボーイがいる落語研究会に在籍した。彼らの存在によりお笑い芸人を目指す契機となった。3年程の風俗店でのアルバイトを経て、芸人になるため2010年に上京した。2012年にNSCで出会った水川と空気階段を結成し現在に至る。

2010年3月から家賃滞納で追い出される2016年5月まで高円寺の水道代管理費込みの家賃1万7000円の木造家屋で過ごす。4畳半一間で電気も契約せず家電も冷暖房もなく、ネズミが走る劣悪な生活により2013年の秋にはネズミしか罹らない炎症になったという。追い出されてからは先輩芸人の家に居候していた。当時はラジオばかり聞いており、『家、ついて行ってイイですか？』（テレビ東京系）に出演した際はラジオ番組を持ちたいと夢を語りその5ヶ月後に夢は現実になる 。
高校野球の神奈川県予選大会でのスコアをレポートする新聞社のバイト中、保土ヶ谷球場のバックネット裏の席に座っていてオレンジ色のポロシャツを着用していた姿が中継に映り、ネット掲示板で実況された。さらに試合中・仕事中にも拘らずアイスクリームを食べたり居眠りしているところも中継で映されてしまい、視聴者からクレームが寄せられた。
2017年9月8日放送の『空気階段の踊り場』（TBSラジオ）で、放送時間にデート中の相手へ愛の告白をした。9月15日放送の同番組内で告白が成功したことを報告。同年11月より彼女と高円寺で同棲を始め、2018年6月には同年9月に結婚することを発表。同時に相手が妊娠7か月であることも発表した。2020年12月に相手が第2子を妊娠したことを公表、2021年3月30日放送の『空気階段の踊り場』で第2子が誕生したことを報告した。
『有吉の壁』（日本テレビ）「ブレイク芸人選手権」から生まれた2.7次元アイドルKOUGU維新のメンバーである。2.7次元俳優としての役者名はもぐもぐ鈴木。キャラクター名はインパクトドライバ。
2020年3月の『しくじり先生 俺みたいになるな!!』（テレビ朝日）に「結婚、そして子供ができて変わると思ってたら全然変われなかった先生」として登場、「ギャンブル（競馬）がやめられない」と語った。2021年にはある番組で、まとまった収入があったが借金返済には充てず子供をアメリカンスクールに入れる費用にすると発言している。

水川 かたまり（みずかわ かたまり、1990年7月22日 - ）（31歳）

主にツッコミ（たまにボケ）担当、立ち位置は向かって右。
本名：水川 航太（みずかわこうた）
岡山県岡山市出身。岡山県立岡山城東高等学校卒業、慶應義塾大学法学部政治学科中退。
身長173cm、体重51kg、血液型AB型。
趣味：読書、散歩、フットサル、絵本を読む、totoサッカーくじ。
特技：ヨーロッパサッカーの知識が豊富、人の血液型を当てる、テトリス。
好きな食べ物はえんがわ。好きな野菜はなす。不得意な食べ物はエビ。
中学生の頃に好きだった女優は広末涼子。

母がバラエティ番組に厳しいため、子供の頃は見るテレビ番組が制限されていた。そんななか、好きになったのは『ポンキッキーズ』（フジテレビ）の中のコーナー『爆チュー問題』で、高校生になってもろくにバラエティ番組を見てこなかったが同級生から爆笑問題のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』を勧められ、そこから色々な芸人のラジオ番組を聴くようになっていった。後の喫煙も大学中退も現在のフリートークでの芸風の「見ている人にウソをつかない」も太田光の影響によるものだという 。

現在の文化系な見た目とは裏腹に、小学生ではスポーツ少年団で、中学生では部活でサッカーに打ち込み強豪の中で選抜に選ばれ、女性にはモテるなど陽な学生時代を過ごす。高校は進学校に進みながらも勉強はせずサッカーに打ち込み高校3年生の部活の引退後から始めた猛勉強で現役で慶応大学に合格する。好調に見えるもキャンパスライフでは上手くいかなかった。大学に慶応大法学部政治学科を選んだのはその学部の出身の竹内由恵に会いたいからであったため、講義に興味が持てなかった。体育会系なサッカーサークルの空気に嫌気が差し、さらに、2009年6月頃にあったクラス会で、語尾に「じゃが」がつく岡山弁の抜けない水川は、とある内部進学者から「お前はじゃがいも星人だな」とイジられる。よって大学には行かなくなり、朝までゲームをしたりラジオを聞いたりしてから就寝し、午後に起床しまたゲームをしたり近所の図書館で本を読んだりと人と話をしない生活を1年半送る。親元では見せて貰えなかったバラエティ番組を見始め、ダウンタウン、爆笑問題、バナナマンにハマる。このままじゃいけないという思いもあり年明けには芸人になろうと決め、2011年4月にNSCに入る。翌年には大学を退学する。父は大阪芸大を退学し水川が生まれるまで働かず借金が600万円あった事、母は高校中退していた事もあり、進路については反対されなかった。

2019年11月28日、東京草月ホールで開催された自身のラジオイベントである「空気階段の大踊り場」にて交際中だった彼女に向け手紙を読み、公開プロポーズをした。2020年1月14日にて入籍を公表する。しかし2020年12月19日の『空気階段の踊り場』（TBSラジオ）にて、わずか11か月での離婚を発表した。
2020年1月31日からハイアールジャパンセールスのTwitter、Instagram、特設サイトにて配信されたSNSドラマ『#目撃家電』に出演する。
2020年6月26日発売の『Quick Japan』（太田出版）Vol.150に、初の書き下ろしである「アサミ〜愛の夢〜」という官能小説が掲載される。
『有吉の壁』（日本テレビ）「ブレイク芸人選手権」から生まれた2.7次元アイドルKOUGU維新のメンバーである。2.7次元俳優としての役者名はKATA。キャラクター名は巻尺。
略歴
共にNSC東京校17期出身（2011年入学）。コンビ結成以前、水川は「デデ」、鈴木は「マージナルマン」というコンビを組んでいた。

2012年、コンビ結成。鈴木は水川のことを「暗そうな奴」という印象を持ちながらも、コントが好きそうだったからということで誘う。水川は当初断ろうとしたものの、鈴木が「借金だらけ、大阪芸術大学を半年で除籍」という状況が自分の父親と全く同じであったため、気が合いそうだと思いひとまずその誘いに乗った。

コンビ名は互いの好きな言葉を組み合わせたもの。デビュー当時は構成作家の山田ナビスコから鈴木の髭を剃ることや漫才への転向を勧められるも、髭も剃らずコントも貫いたことで後に認められた。3年目の2014年は仕事が全くなく劇場出番が最低月に1回の2分程度で、鈴木にとっては一番辛い年だったという。

2015年、キングオブコントにて準決勝初進出。当時よしもと芸人の中では一番芸歴が浅い4年目にして準決勝進出を果たした。

2017年4月7日より初のレギュラー番組『空気階段の踊り場』（TBSラジオ）がスタート。2018年12月7日放送の『有吉のお饅頭が貰える演芸会』（テレビ朝日）出演あたりからテレビの出演機会が増加（本人たちの談）。

2019年3月にヨシモト∞ホールファーストクラスTOP5に入る。

同年7月20日放送の『ゴッドタン』（テレビ東京）のコーナー・この若手知ってんのか!?2019の「とにかくヤバい芸人部門」で1位に選ばれ、キングオブコント2019で決勝進出しブレイクの年となる。

2020年、キングオブコントに2年連続の決勝進出。最終決戦まで残り、3位となった。

2021年、キングオブコントに3年連続の決勝進出。1stステージは歴代最高得点の486点で1位通過し、ファイナルステージでは474点を記録して、2位の男性ブランコ、ザ・マミィと25点もの差をつけ優勝を果たした。その後の優勝会見でかたまりは、「まだ（優勝の）実感がないです。見たことない（得点の）数字の羅列で、ちょっとビックリしましたね」と戸惑いつつ喜び、「得点発表される前にいろんな感情が浮かんできて…うれしくて泣いたのは初めてです」と制覇時の涙について言及。決勝で披露したネタ「メガトンパンチマン」について聞かれた際、かたまりは「今年やった単独ライブ「anna」のネタなんですけど、そのときは20分以上あって長かった。2人とも好きなネタですし、1本目とテイストが違うものがやりたかった」。もぐらは「すごく好きなネタで、これをファイナルでできたら、これで優勝できたらという気持ちでやっていました。」と各各明かした。

芸風

主にコント。漫才だと照れてしまうからだという。

鈴木は実年齢より上の中年役を演じることがほとんどである。ネタはどちらかが主導して作る場合もあるが、基本的には2人で話し合って作っている。自分たちでなくてもできるようなコントはやらずハッピーエンドを心がけ、バッドエンドや不潔なものは作らないことに決めている。

 

 

 

 

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