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本富士署前のT字路に面した春日通り沿いに江戸あられの「竹仙」さん。見事なあられとおせんべいはサポーターがしっかり。
「江戸あられ」と店頭にある小さいお店。お客さんから寄せられた色紙や手紙が通りに面したガラスに貼られています。「塩分なしあられ、よく見つけて下さいました」とある一枚は、東京のお客さんが高知のお知り合いに送ったあられのお返しに書かれてきたお礼状の写しをお店に届けてくださったものだそうです。竹仙さんの環と和が広がっていく姿が見えますね。
このガラス窓から、当店お得意のあられとお煎餅がぎっしりと、それぞれが違う表情で並べられ、香ばしいひと時が目に浮かびます。お店の入口は右手にあるガラス窓が嵌め込まれた小さいドア1枚。店内には1、2人しか入れないので3人目からはほぼ確実に店外待ち。
この前お店に伺ったら、「真鍮のドアの把手(とって=ドア・ノブ)が不調になっているけれど、もう修繕できないみたい」とご主人と女将さん。大丈夫、具合を見ながらそっとゆっくり廻せばまだノブは廻り、出入り可能です!
「竹仙」さんは、ご夫婦で昭和30年(1955)年からあられとお煎餅一筋、あられ27、お煎餅6種類、すべて手焼きで作っています。シンプルおかき(味なし)など、工夫に工夫を重ねたレパートリーがたくさん揃い、いつも買いに来る方々はそれぞれご贔屓アイテムが。
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