カルザミス - 箱庭のレイグラフ
の権能である雷を振るい、闇を呼ぶ白炎龍ギルガンテスを打ち倒したとされる。その際に代償として右腕を失ったと神話は伝えており、世界の各地にあるカルザミス神像は残された左手に雷の槍を持つ姿で祀られていることが多い。また、カルザミスは神話において幾度か人の娘と交わり子を成したとされてる。
の権能である雷を振るい、闇を呼ぶ白炎龍ギルガンテスを打ち倒したとされる。その際に代償として右腕を失ったと神話は伝えており、世界の各地にあるカルザミス神像は残された左手に雷の槍を持つ姿で祀られていることが多い。また、カルザミスは神話において幾度か人の娘と交わり子を成したとされてる。
カルザミスの権能を象徴する神器。神話においてギルガンテスを討ち破った時に使われたほか、各地に祀られているカルザミス神像は必ずと言ってよいほどこの槍を携えた形で作られている。神話ではこの槍はカルザミスの手を離れては、決して狙いを外さず、雷光のごとき速さで目標を射抜き、突き刺したもの
神話において、生活の規範として位置づけられるのは「カルザミスの箴言」と呼ばれる逸話である。この神話はカルザミスがこの地に降り立った時、ローランディア大陸の若者に説いたと言われる人生訓であり、カルザミスはこれを守ることで人と人、人と神の間により良い生活のあり方を提示したと言われる。
った。その意思がなければ決して燃え尽きないと言われる黒い炎の吐息「獄炎」を得意とし、黒く輝く鱗と無数の鋭い棘に覆われた龍。その蜂起によってカルザミスは龍が知恵を持ち続けることは人と神にとって大きな禍いになると認め、サンダルカスに命じて新たに生まれる竜から知恵の光を奪い取ったとされ
贈り物を与えた。神々の与えしひとつ目の贈り物は、「魔術の火」である。これによって人々ははじめて、自らを守る力を手に入れたのである。神々の王カルザミスは四柱の神々に命じ、人に魔術を教えた。炎の神エンデルクスは人に荒れ狂う炎を従える術を教え、敵を打ち倒す牙として勇敢なる者を作り給うた
大陸西部から中央にかけてを広く支配していた紫電纏いし蒼蛇龍ダグラレイオスを征伐し、その支配地域を解放した英雄である。ラモン・アルヴァレスはカルザミスを父とし、この地のヒュームを束ねていたアルヴァレス家の末娘モルガナの子として生まれた。幼い頃から人間離れした膂力を持って生まれたラモ
龍。暴虐の邪龍帝、闇を呼ぶ白炎龍、邪なる龍王と、ギルガンテスを形容する言葉は神話にも数多く登場する。白く輝く炎の吐息を操り、神々の王であるカルザミスと戦った。その大戦は幾十年にも及んだと伝えられ、その終局でカルザミスが右腕を代償に放った雷の槍はギルガンテスの炎と共に喉元を貫いたの
建国神話の頃の王国の冒険家。父は主神たるカルザミスで、母は没落貴族の娘であった。アルテミシアは王国の支援を受け、ムルロアンより東の黄金色の砂漠を旅し、数年がかりで砂漠を踏破する。その旅路の途中で後の七賢竜の一柱となる龍王、オブラスキュラと遭遇。壮絶な力比べの末にこれを調伏し、命を
外れに降り立ちぬ。森に入りたるセルモンテス、時も忘れて狐狩り。しかし成果は徒労のみ、狐の影さえつかめずに、ただ徒になりにけり。これに怒るはカルザミス、己の勤めもそこそこに、狩場で遊ぶ太陽を、きつく言葉で打ち据えり。しかして今日も狐狩り、日は大地を照らさずに、今日も森へと落ちにける
術を用いる巨大な水竜種で、幾度もの討伐の軍船を差し向けられたが、逆にその船を沈めてきた。王国の冒険者であった英雄ザルカディアスは、父であるカルザミスにこの悪辣な龍王を倒す方法はないかと問うたところ、カルザミスは妹神である風の四姉妹にザルカディアスの船を守るよう命じた。またザルカデ
王国の支援を受けて西方諸島への航海を成し遂げた冒険者。カルザミスの血を受けて生まれたザルカディアスは、当時王国の西の海を荒らしていた紅の海龍ソルレギオを討ち倒し、西方諸島への航路の安全を確保した英傑である。ソルレギオは赤い鱗を持つ巨大な水竜種で、現在では失われた「凍結」の魔術を操
『カルザミスの血を引きし英雄、ザフィール・オードル。幼い頃より、波の音を子守唄とし、小舟を揺り籠として育ちぬ。海の恵みと共に育ちしザフィール、やがて海の向こうに、遥か神話に描かれし、南の島を見つけたり。やがてザフィール十八の歳、時の国王マルコ・アルヴァレスの命により、船を率いて南
アルトリオは中央の都市国家同盟群を含めて王国文化圏と呼ばれることもある。神話の昔から存在するアルトリオには、古い寺院も各地にある。特に主神カルザミスを祀る神殿をはじめ、人に魔術を授けた四柱を祀る大規模な神殿も領内に有する。この規模の神殿を五つも有するのは、さすがに神聖アルトリオ王
統べると言われる星で、夕暮れの早い時間から天に昇り始める。そのため、夕暮れ時に空が赤く染まるのは、この星と共にローリエルがこの星を統治するカルザミスのための杯を届け、それをカルザミスが飲み干したから空が赤くなるのだ、と考えられていた。占星術においては豊かさ、実り、あるいは酒の上で
通り常に雷の鎧を纏っていたと言われている。アルトリオの建国王であるラモン・アルヴァレスは、ダグラレイオスの雷の鎧に対する備えを父である雷神カルザミスに問うた。カルザミスは、我が子に、雷は銅に触れると銅を伝って走ることを教えた。ラモンはその教えの通り、銅の鎖を大量に用意し、網のよう
の神を苦しめた。しかしギルガンテスが討たれた後は神々への臣従を誓い、ダグザルカンの挙兵に際しては一族を率いて人の側について戦った。その際にカルザミスに対して、ダグザルカンを討つ代わりに、戦を生き延びた龍の命を取らぬよう求めたという。結局、戦を生き延びた龍は五柱のみであったが、カル
も全ての人を護るのに足りなかった、暗黒の時代。弱き人々は戦う心を持ち、神々に祈った。戦うための力が欲しい、己が身を守ることができるように。カルザミスはその祈りに応え、四柱の神々に「魔術の火」を分け与えるように命じた。しかし、弱き人々の中には戦う心を持ち合わせていない者も多かった。
この七つの惑星からなる惑星系の、真ん中の星であり、我々の暮らすこの大地を指す。地に実る恵みを表す羊は、同時にカルザミスの大いなる恵みを指し、この惑星がカルザミスの統治のもとにあることを表しているとされる。衛星である二つの月には、父月と娘月があり、それぞれが異なる周期で地羊星の周り
ンに殺されて冥府に送られている。タクダルとダグザルカンの間には因縁があり、一度目の大戦の際に両者は死闘を繰り広げるも決着がつかず、その間にカルザミスがギルガンテスを討ち、戦が終わった。神話の研究者の間では、カルザミスが右腕を失い、エンデルクスが重傷を負ったことから、次の脅威となる
世界の大部分の人々は、主神カルザミスとその眷属神による多神教を信仰しており、各地にはそれぞれの神を祀った神殿がある。神々は神域におわし、人々に加護や試練を与える一方で、人々に害を成す神も存在する。→神話→神話の神々→神器→七賢竜儀礼→死生観→埋葬異端とされる宗教→龍信仰の民→夜の
いて自らの遠征を幾度か行ったほか、冒険者や船乗りに公的な支援を与え、海外航路を開くことにも熱心であったマルコは「征服王」と仇名される。特にカルザミスの血を引く英雄ザフィール・オードルを支援し、シャルーヤからトラムトランへの航路を拓かせた。これが現在の南海交易路の始まりであったとさ
創世神話神々が授けしもの西方の島火の雨の神話カルザミスの箴言天体にまつわる神話第一宮片角の牡牛座第二宮火龍座第三宮牙持つ猪座第四宮双頭の蛇座第五宮波割る船座第六宮六尾の狐座
額から生えた角である。刀剣以上に鋭い切れ味を誇ったその角は、悪しき龍たちを切り裂いたと伝えられている。邪な龍との戦の後はほかの七賢竜同様にカルザミスの命を受けて人里離れた場所で暮らしていると伝えらえるが、世界に散らばる伝説や伝承を繙いてみても、ベルテミスカのその後を語るものは存在
の存在であり、一般に日緋色金製を謳う品はよくても金、悪ければ真鍮か黄銅鉱であり、本物にはまず出会えないと思っていた方がよい。神話に語られるカルザミスの「雷の槍」などは本物の日緋色金でできていたとされているが、それを調べる術はない。
の陣営にも与せずにいたのだというが、王国の冒険家にして神の眷属であるアルテミシア・リュートに敗れ、征伐されるところをアルテミシアの父であるカルザミスが止め、神々のために働くことを条件に許されたのだという。そのため、二度目の戦では人の側に与することになり、多くの邪な龍を倒したと言わ
られて罪の清算をし、それを終えた者、あるいはその必要を認められなかった者は神域に送られる。冥府におけるサンダルカスの権力は絶対であり、大神カルザミスでさえも冥府の掟には逆らうことができないとされている。また、冥府の入り口には七賢竜の一柱である冥府の番龍ハザキルトスが繋がれ、生と死
の眠りを与え、同時に黒の魔術を伝えた神であり、冥府の支配者。神々は彼が夜と眠りを司ると決まった時、サンダルカスに大きな力が集まるのを嫌い、カルザミスに従うことを誓わせるほど、他の神々から疎んじられていた。しかし、その力は確かで、世界に人の種を広める役目を果たしたほか、知恵ある龍と
主神カルザミスの母に当たる女神。海の恵みを人々に分け与える彼女は、漁師や海運など、海を生活の場とする人々に信仰されており、一般的に信心が薄いと言われているマーフォークらも唯一オーゼルには祈りをささげるのだという。神話には登場する機会の少ないオーゼルだが、龍と人との戦の折にローラン
んでしまった大地は戻ってはこなかった。ウェルテミスは自らの行いを恥じ、神域から大地に降りて人々を見守る役目を自らに課したという。また、大神カルザミスは災いの地に開いた大穴が冥府に繋がってしまったことに気付かれた。そこでウェルテミスが洗い流した穢れた土を集め、その土でエンデルクスに
考えられている。葬儀の参列者は一人一枚までしか入れられない決まりで、富裕層の葬儀ではこの札を入れるために雇われる者もいる。墓石は多くの場合カルザミスを表す象徴である円十字であるが、貧しい者や旅人の場合は墓石を作らず、埋葬されるだけというのも珍しいことではない。遺族は定期的な法要を
当時の西方諸島との間の海には紅の海龍ソルレギオが棲みつき、近海を荒らしまわっていた時期でもあった。討伐の軍船を数度差し向けたが歯が立たず、カルザミスの血を引くザルカディアスがその討伐を成し遂げるまでの十数年、西への航路に頭を悩ませることになった。
神話に登場する神々の内、人類に魔術を教えた神々として語られるエンデルクス、ウェルテミス、セルモンテス、サンダルカスの四柱に、主神であるカルザミスを加えた五柱を五星神と呼称する。これは数多ある神々の中でも、特にこの五柱の神々が民の生活に根付いていることの証左であり、それを証明するか
『かつて起こりし大戦、天地を揺るがし空を裂き、神と龍との大戦。天より降りしはカルザミス、右に構えし雷の槍、左に持つは雲の盾。地より立つるはギルガンテス、紅の瞳は燃え上がり、白き翼は闇を呼ぶ。千の地竜と万の翼竜、そのすべてを従えて、尊き神に弓引きぬ。かつて起こりし大戦、千の昼と万の
世界で制定され、使用されている共通の暦は、神話時代に神々から伝えられたとされているカルザミス歴である。それによると、一年は三百六十日、一月は三十日ずつで、十二か月である。また、一週間は五日間ごとに繰り返し、五週で一か月となる。一月 片角の牛月 一週 琴の調べ週二月 勇ましき
を閉じにける。それを逃さずアルテミシア、大きく腕を振り上げて、牛の片角折りにけり。金色の牛は地に伏して、アルテミシアは鬨の声。天より眺めしカルザミス、我が子の心を諫めけり。アルテミシアはそれを恥じ、牡牛を天へと捧げたり。かくて牡牛は西の空、明けの頃より輝きぬ。』
・シーレダーエン家エンデルクスエンドオーゼルオサリバン家オビー・リンオブラスキュラオリーベルかカトゥール・シーレダーガルガレリアガルゴレスカルザミスガルザミダスカルダン・ダルモントガレ・ハカンパーニ・グラッソギルガンテスギン氏族キャップクラブ・タニェッククローブコービィ・オサリバ
という名で呼ばれていたという。タグダル自身は戦でも勇猛な戦神であり、一度目の神と龍との大戦ではダグザルカンの相手を務めた。そうした因縁と、カルザミスの「雷の槍」やサンダルカスの「命を刈る大鎌」など、神々の神器を作ることができたため、二度目の龍との戦を前にしてダグザルカンに食い殺さ
大洋の女神にしてカルザミスの母であるオーゼルの娘たち。フェネル、ディレル、オリーベル、セーゼルの四姉妹。船を護り、時に試練を与える彼女たちは西方諸島でオーゼルと共に信仰を集めている。
五星神→神々の王である主神カルザミス→生と死を司る夜の神サンダルカス→炎と破壊を司る戦神エンデルクス→雨の恵みを司る女神ウェルテミス→光輝く太陽神セルモンテス月の娘ヘッケル酒造りを人に伝えた豊穣伸ローリエル冥府に住まう裁きの神ウゼ