カルザミスの血を受けて生まれたザルカディアスは、当時王国の西の海を荒らしていた紅の海龍ソルレギオを討ち倒し、西方諸島への航路の安全を確保した英傑である。
ソルレギオは赤い鱗を持つ巨大な水竜種で、現在では失われた「凍結」の魔術を操ったとされている。
ザルカディアスはそれに対し王国艦隊三隻を率い、衝角による格闘戦を挑んだとされ、カルザミスより伝えられた風の四姉妹の加護を受けた船はソルレギオの体躯に深く衝角を突き立て、激戦の末にソルレギオを海に葬ったとされている。
西方諸島との航路を拓いたザルカディアスは、西方諸島に移り住んで当地の発展に力を尽くしたとされている。
特に風の四姉妹の加護を受ける術を西方諸島に広め、現在でも船乗りの多くが持つ「ザルカディアスの護符」は今もって船を嵐から守り、追い風をもたらしてくれるお守りとして西方諸島の船乗りの間で好まれている。
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