夜と生命を司る神にして、人々に永遠の眠りを与え、同時に黒の魔術を伝えた神であり、冥府の支配者。
神々は彼が夜と眠りを司ると決まった時、サンダルカスに大きな力が集まるのを嫌い、カルザミスに従うことを誓わせるほど、他の神々から疎んじられていた。
しかし、その力は確かで、世界に人の種を広める役目を果たしたほか、知恵ある龍との戦いでは炎と破壊の神エンデルクスと並んで多くの龍を冥府へと送った。
王国内では神殿も小さく、嫌われているサンダルカスだが彼の熱心な信奉者は多く、北方ドワーフやエルフなどにもサンダルカス信仰である夜の信奉者が根付いている。
その性質は酷薄で、捧げ物にも乙女の生き血を好むなどの伝承が多く残るサンダルカスだが、反面その加護を得た者には強力な力を授けることでも知られており、王国の旧家や貴族の間には黒の魔導師集団「黒の教団」との繋がりがある者もいると噂されている。
生と死を司る神であるサンダルカスは、その権能を全うするべく、補佐として獣頭人を作り出したとも言われる。
その中でも特に強い権能を与えられたのは蝗羽人で、彼らは死者を迎えるという役目の他に、人々に疫病をもたらしてサンダルカスの統治する冥府へと送り込む役割を与えられたと言われる。
そのため、サンダルカスを表す天体である父月はその別名を冥蝗星とも呼び、サンダルカスの使役する使徒は蝗であるとされている。
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