長命で、美貌を持つ種族として神話のころから語られるエルフは森を生活圏とする亜人種である。
彼らは概ね薬草に対する造詣が深く、また魔術にも堪能なものが多いため医師や薬師として生計を立てる者が多い。
また、彼らの優れた加工技術は魔導具作りにおいても発揮されるため、加工業を営む者も少なくない。
その生活圏の重なりからツリーフォークとの関りは深いが、それは決して友好的な側面ばかりではない。
森の外でも暮らせるエルフと、森でしか生きられないツリーフォークの間には、やはり超えられない壁が存在する。
また、同じく長命な種であるエルフとツリーフォークだが、享楽的なツリーフォークと貞淑なエルフではその価値観が相反するところが多いらしく、王国でもエルフは単独で集落を作っていることが多い。
他の種族と比べて長命な種であるエルフは、医学薬学にも通じており、死が遠い種族である。
そのため、エルフはその長い人生を何と共に生きるかを重視する。
学問、芸術、家族、技術、それぞれの生涯を賭けるに値するものを見つけ、それと共に生きることを重要視する。
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