■現実の設定
名前:裁 桐春
年齢:35
身長:183
性別:男性
瞳の色:赤黒
髪の色:黒
所属:特殊心理対策局-実働部隊
-設定:
特殊心理対策局実働部隊に所属する深層級ダイバー。即応部隊0-13に所属している。裁 水花の実兄。
三等陸曹として陸上自衛隊の施設科大隊に所属していた過去があり、大型特殊車両やディーゼル整備士など施設構築に必要な様々な資格を有している。またレンジャー課程を修了しているため過酷な環境での任務にも耐えうるとされ、現実世界であっても高い水準の戦闘技術を持つ。
性格は掴みどころがなく飄々としているが、意外にも面倒見は良い。ただし避けられる面倒は可能な限り避けていく性分である。戦闘以外の場面では微笑を浮かべていることが多い。
既婚者であり、妻の裁玖須子と二人で暮らしている。夫婦仲は良好。玖須子との出会いは、夢現被災者として玖須子を救出した時である。しかし、桐春は当初は玖須子を非ダイバーの一般人だと考えていたため、その後に交際してからも当時の出来事はぼかし続けていた。
それが崩れたのは、玖須子がショッピングモールでも買い物中に、ローグダイバーの襲撃に巻き込まれた際である。被害者の遺体から玖須子を探し出した桐春は、変わり果てた玖須子を抱き締めて心底後悔していた。自分と関わらなければ、このような最期は迎えなかっただろうと。その場にいた誰もが桐春と玖須子から目を背けたとき、玖須子を抱き締める桐春を、玖須子の腕が抱き締め返した。玖須子の傷はみるみるうちに再生してゆき、最後には何事も無かったように全快した玖須子は、自分が超再生の能力を持つ事を告白し、こう続けた。「……再生するとしても、死ぬよりも痛いんです」
玖須子がダイバー能力者である事を知った後、桐春と玖須子の関係はより深まり、やがて婚姻するに至った。
私生活では読書と弁当の盛り付け(≠料理)を趣味としており、また私生活での読書時や作業時ときには眼鏡を掛ける。家事は完全に玖須子と分担しているが、色々と修業中の身である。趣味の弁当の盛り付けは、朝の弁当作りの負担を少しでも減らす為に始めたものが趣味化したもの。
かつて自衛隊に所属していた裁は、潜夢士による悪夢撃破後の夢現災害現場への自衛隊派遣で、瓦礫の下で生き埋めになっていたダイバーのログを無意識に感知した。その後ダイバー能力を利用して生存者の救助に貢献した事が特殊真対策局の目に留まり、待遇向上の建前で実働部隊への転属が確定した。その際に初めて潜夢士の世界を知る事となったが、その事実について彼は驚く事はなかった。
潜夢士になる為の訓練ではすぐに頭角を現し、総合的な成績では同期の中で三位となる。この時総合成績一位だった訓練生が内垣 真善であり、過酷な訓練の中でお互い助け合ううちにやがて親友同士となった。同期に不知火機関となるための訓練を受けていた水花がこれから行っていくであろう(ダイバーとしては当然の)危険な職務内容も知る事となり、一度は難色を示すものの、彼女の成長を目の当たりにしたことである程度放任する事にしている。
■夢の姿の設定
名前:ズールーシザー
武器:ボルトカッター等工具類、銃火器
外見:特殊部隊員
-設定:
特心対のダイバーに多い黒い特殊部隊員の姿をしている。ダイバーネームの『ズールーシザー』は、複数人存在するシザーのコードに認識用のズールーを加えたものである。
対ローグ戦術に優れた実働部隊内でも、イレイザー率いる『0-13』は特に対人戦に特化した部隊である。裁は部隊内でローグの仕掛けた構造物や罠の探知・破壊を専門としている。射撃も専門兵科に迫る腕があり、突入の際はイレイザーのカバーに入る。
自衛隊での経験から火器類の知識に明るく、主兵装の自動小銃のほか、短機関銃や分隊支援火器まで幅広く使いこなす。その他の装備品として大小様々な工具類などのツールを携帯しており、特に大型のものは用途に合わせて生成する。
-人物相関
- 裁玖須子/ヒーラ
桐春の妻。希少な急速再生のダイバー能力者。気立てが良く、聡明だが、少しずぼらな面がある。
一見して儚げな雰囲気だが、桐春相手に暫くの間ダイバー適性を隠し続ける強かさも持ち合わせる。
人の気持ちをその人の為に飄々と躱し、自身は何も思わないように振る舞う桐春を見て、
この優しい人の人生が孤独にならないように、寄り添っていきたいと思った。
今の玖須子は、桐春にとって帰る場所の標となっている。
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