バルカン・リボン

 

ああ、僕はドイツ一幸せ者だな。 君に地球の反対側で二度会えたばかりか、三度目での食事の約束もできるだなんて。

■現実の設定

名前：リボン

年齢：不明

身長：167

性別：女性

瞳の色：薄緑

髪の色：銀

所属：キャラバン

キャラクター設定：
キャラバンに所属する生ける夢。"リヴァイアサン"と呼称される巨大な夢の眷属である"リヴァイアサンの鱗"と呼ばれる夢に属する。

彼女と友人として付き合う中では温厚かつ楽観的でキザ。そしてなにより好色な面が目立つだろう。しかしそれは友人など親しい間柄の人物に対して見せる顔であり、その明るさが彼女の凶暴さや狡猾さ、慎重さを隠している。ただしあくまで彼女にとって望ましく自然体なのは間違いなく前者であり、後者は必要に迫られてそうならざるを得ない場合にのみ表面化する。なににせよ彼女の最大の特徴は女性好きなところであり、隙あらば女性に甘い言葉を囁きかけている。

趣味は前述の通りナンパ。それとサクソフォンとハーモニカの演奏、そして歌。楽器も歌も女性ウケを狙って始めたものであり、スキンケアから何まで女性に好かれる為に努力を惜しまない。生ける夢であるため化粧品を買い揃えるなど人間と同じ過程を経る必要はないのだが、人間としてのリアリティを追求するという理由でわざわざ必要な物は購入している。美人を真似る怪物ではなく美人に成るヒトであるという拘りがあるからだ。
 

かつてはドイツの商会派閥"フーフアイズン"に所属していた。しかし日本から派遣されたダイバー"スターゲイザー"、"ファインダー"の二名と共に、ドイツで急進派と呼ばれるダイバー集団に対処した際に同集団の襲撃を受け自分が率いる商隊が壊滅した。そのためフーフアイズンを脱退してから二人と同じタイミングで来日し、姉妹が所属するキャラバンに合流した。商人として肝心なセールストークはというと、饒舌だが詩的な表現が多く人を選ぶ。

米国の傭兵派閥が米軍と協力して設計した潜夢士向け自動拳銃。良い銃だよ。25時間泥んこ塗れにしてから6000発撃っても排莢不良はたったの212発。スピードシューティング向けだね。………あれ、反応悪い？まあ射撃競技じゃないし……。ヤメとこう。これはなし。-リボン

当初は人間が確認しているリヴァイアサンの鱗の中でも若年であることを自称していたが、その実はリオンなど他の同族たちよりもかなりの高齢である。彼女は深海に還る術を失くし地上のみに適応している。これは何らかの成果を宿主であるリヴァイアサンに示した事で彼の紐づけから外れた事を意味するのだという。もう一つの根拠としては彼女の名前である。"リヴァイアサンの鱗"を表す言葉は時代の流れや伝聞により変化しており、「リオン」「レヴォン」「レーヨン」など個体によって異なってしまっている。しかし「リボン」の名は原初の其れに非常に近い発音らしい。その言葉は"再誕"を意味する。

 

■夢の姿の設定

名前：バルカン・リボン

武器：連装機関銃

外見：（右前腕が機関砲に変化している以外に普段と大きな変化なし）

夢の姿の設定：
特殊な変身体は持たないが、右前腕部は彼女の代名詞と言える六砲身回転式機関砲、いわゆる「バルカン砲」に接続されている。生体部分と癒着しているため正確な計測は行われていないが、本人によれば実銃のスペックに倣い20x102mm弾を毎分6000程の速度で発射する事ができる。重量は概ね100kgほどあり、さらに毎分6000発の速度で発射する場合はおよそ2tの衝撃が加わる。彼女はこれを片腕で支えて射撃する事ができる事からも彼女自身の膂力が想像できる。ただし射撃する際には体内の重心バランスの変動が必要になるため歩きながらの射撃は不可能ではないが難しい。また緊急時にはバルカン砲のみを脱落させることもできる。

巨大な砲身はそのまま鈍器としても役立つ。長大な砲身から接近戦は不得手だと思われがちだが、寧ろ接近戦こそ彼女の本分だと言える。素手の喧嘩もある程度の心得があるようで銃が使えない場面では野性的に格闘戦をこなす。さらに言えば流通する様々な兵器類の運用に精通しており、陣地設営や即席の罠を仕掛ける事にも長けている。それらすべてを若気の至りの一言で片づけようとする。

思うに……、誰にだって若気の至りはある。警察官や……、教師にもあるし、僕にだってある。

■人物相関

• 星因 美果/スターゲイザー
  リボンのお気に入りの正規ダイバー。明らかに贔屓している。彼女と会うのはドイツで二回、来日時も含めれば三回であり、基本的に声を掛けた女性とは一期一会なリボンにとって思い入れが強いようだ。さらにはドイツで厳しい戦いを共にした戦友であるという事も拍車を掛けている。それだけに彼女の食生活などを心配している。
• マイケル・リグル/ファインダー
  前述のスターゲイザーと同じくドイツで戦いを共にした仲だが、男性であるためそこまで興味はない。友人の一種ではあるものの、ドイツでの戦闘で貸し出したショットガンを（シャッターチャンスのために）投げた件で名簿に赤線を引いている。