牡丹燕菜

ページ名:牡丹燕菜

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基本情報

ボイス

資料(伝記)

手紙

その他の蛇足情報

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基本情報

翻訳部分は日本語版アプリから引用。

名前 牡丹燕菜 ピンイン mǔ dān yàn cài
日本版/読み 牡丹燕菜/ぼたんえんさい 凡人名 牡丹、燕太傅
菜系 レア度
概要

属中原菜,据说其诞生跟女皇武则天有关,因形态酷似燕窝丝而得名“燕菜”。其人长袖善舞,深得武皇青睐 ,是个不得了的野心家。

中原料理※1の誕生は女皇の武則天※2が関係している。形が燕の巣に似ているため『燕菜』と名付けられた。長袖で踊りが得意な武皇※3の愛顧を得たと言われており、大変な野心家である。

※1:ちゅうげん。中華文化の発祥地である黄河中下流域にある平原のこと。
※2:則天武后とも。中国史唯一の女性皇帝。唐の高宗の皇后で、武周朝を立てた女傑。
※3:唐代の武宗は武則天の後現れる人物のため、恐らく武則天のことを指していると思われる。

礼物/贈り物

天香步摇

有垂珠,步则动摇也。拟牡丹盛开状,以黄金曲为花枝,将珠翠攒成花蕊,戴于发间,光华婉转,可送给那生着锋利美貌的人。

天香歩揺

真珠が、歩くたびに揺れる。黄金の枝と翡翠の花芯が、満開の牡丹のようだ。これを挿せば、その眩耀に、誰でも酔いしれる。シャープな美しさを持ったあの人に贈ろう。

絵師

通常:洛空(pixiv

盛世国色:未卿君 

CV

中国語:藤新(twitter

日本語:立花慎之介

 

ボイス

翻訳部分は日本語版アプリから引用。

相逢/出会い

 

『唯牡丹のみ、真の国色あり。花開く時節、京城を動かす。※4』ーーフフッ、素敵な詩だよね、そう思わないかい?

※4:唐の時代の詩人、劉禹錫「賞牡丹」からの引用。「ただ牡丹のみが、天下一の美女のように美しい。牡丹の花が咲く季節には、長安の都は落ち着くことがない」の意味。

问候/挨拶

 

あら、やっと来たのね。忘れられたのかと思ったよ。

相伴朝/同伴・朝

 

どうしたんだい? わたしが朝早く起きてるなんて、予想もしなかったみたいだね? フッ、怠ける羊は狼に食われるよ……

相伴夕/同伴・夕

 

『花開いて折るに堪えなば、直ちに須らく折るべし。花無きを待って、空しく枝を折る莫かれ※5』───こんな良き夜は酒でも飲もうか?

※5:唐代・金陵の歌妓であった杜秋娘の作。「花が開いて、折り取るにふさわしい時期だったら直ちに折り取るべきで、花が散ってから慌てて花のない枝を折っても全く空しい事だ」、つまり「年を取って後悔しないよう、やりたい事をやって人生を有意義に過ごすように」という意味。

投桃/贈答

 

フフッ……ところで、理由もなくわたしの機嫌を取ろうだなんて、ひょっとして何か頼みたいことでもあるのかい?

赠礼/贈答

 

フッ……とりあえず……もっとセンスあるものを選んでくれないかな?

闲谭一/雑談1

 

燕窩糸(えんかいと)※6? わたしは、燕窩糸を調理するのは下手だから、他の者を探したほうがいいよ!

※6:ツバメの巣

闲谭二/雑談2

 

若は奉仕される側でしょ? どうして四六時中そんなに忙しいのかな?

喜恶/好き嫌い

 

偽燕菜だって?……フッ、もし本物以上に有名になれば、どっちが本物か区別がつかなくなるんじゃないかな?

赞扬/賛辞

 

あなたは『若』としてなかなかの器量を持ち合わせているけど……他者を軽々しく信用しなければもっと評価が高くなるよ……

指尖传情一

指先に込める思い1

 

わたしの顔は美しいかな?フッ、綺麗なのは、顔だけだと思っているのか?

指尖传情二

指先に込める思い2

 

フッ……わたしの手は、他者を生かすもの殺すも自由に操れる……侮らない方がいいよ……。

指尖传情三

指先に込める思い3

 

牡丹は薔薇のように人の手を刺すことはないけど、誰にでも簡単に摘ませたりしないよ。

撒娇/甘え

 

まさか、牡丹より好きな花なんてないよね?

告白/告白

 

わたしのことが好きなら、ハッキリそう言ってほしいね。わたしも、あなたのことが好きだからさ。

结阵/結陣

 

わたしの手腕を見せてやるよ!

入阵/入陣

 

優柔不断な者は負けるよ。

破阵/破陣

 

フフッ、どこに逃げるつもりだい?

求援/救援要請

 

フフッ、あなたはかつて紡いだ絆を忘れたりしない人だとわかっているよ。

铩羽/虚弱

 

わたしの墓石には何が書かれるかな…

得胜/勝利

 

人生は『逆流を舟で行く※7』の如く進まないと……後退するよ!

※7:「逆水行舟」、何事も努力し続けなければならないという意味。

探索/探索

 

必要なものを全て整えた。探すのが大変だったよ!

劳作/労働

 

本気なのか?わたしにこんな労働をさせるつもりかい?

升星/昇格

 

『天下真花独牡丹※7』!フフ……天下に咲く真の花は牡丹だけ、ってことだよ。

※7:欧阳修作「洛阳牡丹记」からの出典。「天下において真の花は牡丹のみ」という意味。

突破/突破

 

あなた、見る目あるね。

调理/療養

 

この薬湯(やくとう)はまあまあだね。けど、大明宮※8(たいめいきゅう)の蘭湯※9(らんとう)よりは劣っているかな。

※8:唐の都・長安の北東にあった宮城。
※9:蘭の葉を入れてわかした湯。またはお風呂をしゃれて言った言葉。

寻踪/探索

 

あなたって、なかなか面白いよね。

資料(伝記)

翻訳部分は日本語版アプリから引用。

忆往昔

追憶

牡丹燕菜化灵于唐武周时期,本是平民伶人,在洛阳水席的御筵之中与武则天有一面之缘。后他因身怀祥瑞之兆,又兼手腕凌厉而深得武则天青睐,得以太傅之位在宫中进出。牡丹燕菜不喜“假燕菜”这一名号,便运用御膳影响力,将牡丹燕菜推至水席首菜之位,一时他的名声盖过燕窝,名震四方。

牡丹燕菜が化霊したのは唐武周※10の時代。元はごく普通の伶人※11で、洛陽水席の御筵で武則天と面識を得た。後に祥瑞の兆しを宿した彼の慈悲無き手腕で物事を処理する姿勢が武則天に重視され、太傅※12の身分で王宮を出入りするようになった。

牡丹燕菜は「偽燕菜」※13という呼称を嫌っていたため、御膳の影響力を利用して牡丹燕菜を水席料理のメインにまで仕立て上げた。一時期その名声は燕の巣をも超え、全国各地に広まったという。

※10:西暦690年~705年
※11:音楽を演奏する人、特に雅楽を奏する人を指す。中国古代の皇帝、黄帝の時、伶倫という臣に命じて、崑崙山の陰、嶰谷の竹を取り、律管(調子笛)を作らせて、音律を制定したとの故事による。
※12:天子を助け導き国政に参与する職、宰相のこと。
※13:名前に「燕菜」とある通り、まるでツバメの巣を食べているかのように感じられるのが牡丹燕菜だが、ゆえに「本物のツバメの巣ではない」と言われることを嫌ったということ。

摹形貌

容姿

牡丹燕菜化灵后得武皇赏识,常居于宫廷 。素喜牡丹的他特意将牡丹作为自己衣服的装 饰。他后来虽贵为太傅,但仍保留着伶人时期的些许体貌,双足的环铃和指尖的蔻丹便是最 明显的特征。牡丹燕菜通晓乐理,手中七弦琴是他的钟爱之物,被他时时抱在怀中。

化霊した牡丹燕菜は武皇の贔屓を受け、宮廷に住んでいる。牡丹をこよなく愛しているため、常に牡丹を飾りとして身に着けている。後に太傅※14の座まで上り詰めた彼だが、未だに伶人だった頃の体形と容貌を維持している。両足にかけてある鈴の輪と指先のネイルが一番の特徴だ。

牡丹燕菜は音楽に精通しており、手に持っている七弦琴※15が一番のお気に入りであるため、常に懐に入れて持ち歩いているという。

※14:中国古代より使われた官職名で、皇帝を助け導き国政に参加する地位にあった。
※15:しちげんきん。古琴や瑶琴とも呼ばれ、大体全長130cm前後。対して日本の琴(和琴)は6弦、全長190センチ前後なので比較するとかなり小さめの楽器。

战四海

技能

牡丹燕菜的武器是他还是伶人时用的琴, 轻轻挑动琴弦,便于无形中将对方置之死地一一不管是在波谲云诡的朝堂上,还是在风起云 涌的战场上,牡丹燕菜总是这样做的。他在琴音中注入了魂力,让它乍听柔媚动人,却暗藏玄机,攻击目标的生命越低,造成的伤害则越高:而沉浸在这乐曲中的牡丹燕菜 ,却越战越勇,在重伤目标后,还能令自身该技能冷却清零。

牡丹燕菜の武器は彼がまだ伶人だった頃に使っていた琴だ。弦を軽く鳴らせば、形のない力が相手を死に追い込むーー波譎雲詭※16な朝堂の上でも、波乱万丈な戦場の上でも、彼はずっとそうしてきたのだ。

琴の音には彼の魂力が込められており、柔らかく淑やかに聞こえる旋律は静かに殺気立つ。攻撃したターゲットのHPが低いほど、与えるダメージは大きくなる。音の世界に浸った牡丹燕菜は戦うほど威勢が増し、ターゲットが重傷になると自身のスキルCDをリセットすることもできる。

※16:文章が自由自在で非常に巧妙なこと。 波や雲のように自在に形を変えて、人の目を奪うという意味。

烩佳肴

牡丹燕菜,亦名洛阳燕菜,属豫菜,历来被列为洛阳水席中的首菜。其成菜上铺一朵色泽夺目的牡丹花,独特精美。 烹饪时先将萝卜丝上笼蒸熟,拌以胡椒等调料,即为“素燕菜”。随后将熟鸡丝、海参丝、鱿鱼丝、竹笋丝等过水,以鸡汤煨熟。接着,把制好的“素燕菜”放入一大汤盆内,将鸡丝等食材整齐码放,再上笼蒸两刻钟。最后,以蛋糕切片在汤上摆出牡丹的形状即可。

牡丹燕菜は洛陽燕菜と呼ばれることもある河南料理であり、昔から洛陽水席のトップの座に居座る。料理の上には鮮やかな牡丹が置かれており独特で美しい。

料理方法だが、まず大根の千切りを蒸す。胡椒などの調味料を入れてかき混ぜて、出来たのは「素燕菜」と呼ばれる。その後、火が通った鶏肉の千切り、ナマコの千切り、イカの千切り、タケノコの千切りなどを熱湯にくぐらせ、鶏スープに入れて茹でる。そして「素燕菜」をスープ皿に入れて、鶏肉の千切りなどの食材をきれいに並べて再び30分間蒸す。最後に牡丹の形をした卵黄糕※17をスープの上に飾ったら完成。

※17:恐らく卵を使った飾りを指している。「糕」はケーキのことを指す。薄焼き卵のこと?

解赋性

天性の才

牡丹燕菜虽外表艳丽柔美、然其性格杀伐决断、毫不拖泥带水。因身居太傅之位,他长袖善舞,处变不惊,极善察言观色。
牡丹燕菜信奉实力至上之论,崇敬武皇的英明神武,认为不应以出身性别论成败。因此,若是在他面前表现出对女子或是伶人的嘲笑,就等着领教他凌厉狠绝的手段吧。

牡丹燕菜は艶やかで麗しい外見を持っているが、その性格は殺伐としており、決断に迷いなど一切ない。太傅の座に居るため、彼は常に用意周到で何事にも動じず、その場の雰囲気と他人の表情を読むのを得意としている。

牡丹燕菜は実力至上主義で、武皇の英明と武勇に敬意を持っており、出身や性別で成功や失敗を論じるのは間違っていると信じている。そのため、彼の前で女性または伶人を嘲笑うような言動を起こせば、彼の容赦なき手腕をこの身で味わうことになるだろう。

记今朝

“我怎可教旁人从手记里得知我的喜恶?
不过……若空桑少主你想知道的话,不如亲自来问问我?”

「好き嫌いが、手記から人に知られるのはまずいだろう。
 だが……若、お前が知りたいなら、お前から俺に聞いてきたらどうだ?」

手紙

翻訳部分は日本語版アプリから引用。

  • 文章の()内に記載されているものは、注意書きが無い限り文章を補うための追記です。
  • 一般的ではない名詞や、意味を調べる必要がありそうな用語については※以下に注釈を入れています。

半分風雅

〇〇:

如此风水宝地,怎可没有花王争魁作伴?明日我便吩咐下人到京城去,将原产洛阳的牡丹搬来。
呵呵,对待它们时要有敬意,这些贵客从前可是开在宫廷禁苑内,见证了不少……你无法想象的诡谲秘史。

燕太傅

○○:

風水宝地※18に花王がいないなんてありえないよね? 明日、下僕に首都に行って、洛陽産のボタンを持ってくるように命じるよ。
フフッ、その花に敬意を払うといい。だって、その子たちは昔、宮殿の庭に咲いて、いろんな秘密を……見届けていたんだからね。

燕太傅

※18:風水的に良い地のこと。

同袍同沢

○○:

不愿被欺骗,更不想被抛弃?那就永远也别用丢人的姿态说出:我不能没有你。
要成为那位陛下手中最坚固的盾和最锋利的剑。当那人可能要把你用作弃子的时候,在他耳边温软地,暗示一句:您不能,没有我。

燕太傅

○○:

騙されたくないし、捨てられたくもないって? なら情けない顔をして「あなたがいなくちゃダメだんだ」なんて絶対に言わないように。
陛下の一番固い盾であり、一番鋭い剣でもある……そうなれば、見捨てられそうになっても、彼の耳元で「あなたには私がいなきゃダメなんだ」って言えるからね。

燕太傅

以心伝心

○○:

传说在某个风雪交加的日子,百花在武皇的命令下,争先开放;而那只念着春日的牡丹,却因冥顽不灵,被武皇命人焚烧,贬到洛阳北邙……
而后,不知为何,那些牡丹竟在焦木上静悄悄地绽放了。已被当权者遗弃的呆子,你觉得,究竟是为谁而开放?

燕太傅

○○:

伝説によると、ある吹雪の日、様々な花が武皇の命令を受け、先を争って咲いていた。だが牡丹は春を念じて待ち続け、その頑固さに、武皇は焼き払うよう命じ、洛陽の北邙※20に身を沈めた……

その後どういうわけか、それらの牡丹は焼かれた木から静かに花を咲かせた。すでに主に見捨てられた間抜け者よ、まったく誰のために咲こうというのか?

燕太傅

※19:この手紙の物語自体が、武則天と牡丹の花の故事に基づく。詳細は蛇足へ。
※20:北邙:墓場のこと

金蘭之契

○○:

爱牡丹,便将它枝丫折断,莫让其出墙;爱一只小鸟,就将其羽翼剪去,让它永远做只笼中鸟。
我心里明冀,你钟情于我。但我同时也清楚,你爱的不过是我对你的宠爱,罢了。而我对你的喜欢,也只是倾心于和你相处时那种单纯无虑的,属于我的感觉。
无妨,这种相互利用的关系,是真是假,我并不在乎。只要能使你常伴身侧,那便让它……永久持续下去吧。

○○:

「牡丹を愛する」とは、牡丹の枝を折って、壁を越えさせないことだ※21。「小鳥を愛する」というと、羽を切って永遠に鳥籠の中に閉じ込めること。

あなたがわたしを愛していることは、もうわかっている。けれど、あなたが愛しているのは、あなたを愛するわたしだ。そしてわたしがあなたを愛する理由も、あなたと一緒にいると真っ直ぐな気持ちでいられる、特別な感覚が好きだからだ。

別にいいよ、お互いを利用するこの関係が、本物か嘘かなんてどうでもいいさ。あなたが傍にいてくれるなら……永遠にそのままでいいんだ。

※21:恐らく牡丹の剪定作業のこと。牡丹は秋に葉が枯れたら全て取り除き、更に枝を何本か残し他はすべて切り詰める必要がある。牡丹を育てるためには、大切にするからこそ「壁を越えさせない」、つまり剪定して牡丹を痛めつける必要があり、それは小鳥を小さなかごで飼うことと同じだと彼は考えている。

注釈まとめ

  • ※1:ちゅうげん。中華文化の発祥地である黄河中下流域にある平原のこと。
  • ※2:則天武后とも。中国史唯一の女性皇帝。唐の高宗の皇后で、武周朝を立てた女傑。
  • ※3:唐代の武宗は武則天の後現れる人物のため、恐らく武則天のことを指していると思われる。
  • ※4:唐の時代の詩人、劉禹錫「賞牡丹」からの引用。「ただ牡丹のみが、天下一の美女のように美しい。牡丹の花が咲く季節には、長安の都は落ち着くことがない」の意味。
  • ※5:唐代・金陵の歌妓であった杜秋娘の作。「花が開いて、折り取るにふさわしい時期だったら直ちに折り取るべきで、花が散ってから慌てて花のない枝を折っても全く空しい事だ」、つまり「年を取って後悔しないよう、やりたい事をやって人生を有意義に過ごすように」という意味。
  • ※6:ツバメの巣
  • ※7:「逆水行舟」、何事も努力し続けなければならないという意味。
  • ※8:唐の都・長安の北東にあった宮城。
  • ※9:蘭の葉を入れてわかした湯。またはお風呂をしゃれて言った言葉。
  • ※10:西暦690年~705年
  • ※11:音楽を演奏する人、特に雅楽を奏する人を指す。中国古代の皇帝、黄帝の時、伶倫という臣に命じて、崑崙山の陰、嶰谷の竹を取り、律管(調子笛)を作らせて、音律を制定したとの故事による。
  • ※12:天子を助け導き国政に参与する職、宰相のこと。
  • ※13:名前に「燕菜」とある通り、まるでツバメの巣を食べているかのように感じられるのが牡丹燕菜だが、ゆえに「本物のツバメの巣ではない」と言われることを嫌ったということ。
  • ※14:中国古代より使われた官職名で、皇帝を助け導き国政に参加する地位にあった。
  • ※15:しちげんきん。古琴や瑶琴とも呼ばれ、大体全長130cm前後。対して日本の琴(和琴)は6弦、全長190センチ前後なので比較するとかなり小さめの楽器。
  • ※16:文章が自由自在で非常に巧妙なこと。 波や雲のように自在に形を変えて、人の目を奪うという意味。
  • ※17:恐らく卵を使った飾りを指している。「糕」はケーキのことを指す。薄焼き卵のこと?
  • ※18:風水的に良い地のこと。
  • ※19:この手紙の物語自体が、武則天と牡丹の花の故事に基づく。詳細は蛇足へ。
  • ※20:北邙:墓場のこと。
  • ※21:恐らく牡丹の剪定作業のこと。牡丹は秋に葉が枯れたら全て取り除き、更に枝を何本か残し他はすべて切り詰める必要がある。牡丹を育てるためには、大切にするからこそ「壁を越えさせない」、つまり剪定して牡丹を痛めつける必要があり、それは小鳥を小さなかごで飼うことと同じだと彼は考えている。

その他の蛇足情報

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料理について

  • 牡丹燕菜は針に通せるほど細く切った大根を使用した蒸し料理。燕の巣ではないのに、燕の巣を食べているかのように錯覚してしまうことからこの名前がついている。
  • 洛陽の名物料理「水席料理」のひとつ。武則天の宴席料理が由来で、その歴史は約1000年。前菜以外はすべてスープで構成されている。フルコースで注文すると24品出され、まさにスープづくし。
  • 洛陽は乾燥地帯で、水分補給を兼ねていると言われる。

食魂について

  • 担当声優の藤新さんは糖醋沅白も兼任。
    そのほか中国版ディスカバリーチャンネルのナレーションや、魔道祖師の温宁、名探偵コナンの安室透を担当している。またドラえもん、クレヨンしんちゃんなどの映画では吹替音声の演出を行うなど活躍はマルチ。

 

手紙の「以心伝心」で語られる牡丹にまつわる伝説は以下の通り。

中国で歴史上唯一の女帝、武則天が即位した年の冬、庭園で雪見の宴を開いた。そこで何を思ったか彼女は全ての花々に「花を咲かせよ」と命令をした。困った花々は命令にあらがうことができず咲きだしたが、誇り高い牡丹だけは武則天の命令を無視して咲かなかった。そのことに激怒した武則天は牡丹を都から追放してしまう。ところが追放された牡丹は、春の風を感じると競うように花をつけますます美しく咲き誇った。それを知った武則天はさらに怒り、なんと牡丹を燃やしてしまう。ところがまた次の年、牡丹は美しく花を咲かせたという。
このことから人々は牡丹は強権にもおもねらず負けることがない強い花であると称賛した。

ちなみに武則天以外に牡丹と関係が深いのは、同じく唐代の女性である楊貴妃。玄宗は楊貴妃と共に牡丹をめでるのが好きだったと良い、白居易や李白は楊貴妃の美しさを牡丹に例えている。楊貴妃はふくよかな女性だったと言われるので、確かにボリューム感がありゴージャスな花のフォルムはぴったりかもしれない。

食魂について

 

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