「いかにも、私がチベタン・マスティフのドーキである!
おっと、この髪には気安く触れてくれるな?何せ1億は下らな...おい撫でるな、話を聞いているのかぁ!?」
動物名:イエイヌ(チベタン・マスティフ)
愛称:ドーキ
所属:無し → ドッグカフェ ファミリアリス
管理権限:1
アニマルガール概要
彼女はネコ目イヌ科イヌ属"イエイヌ"のマスティフ系の品種"チベタン・マスティフ"のアニマルガールです。
チベット語名「དོ་ཁྱི།(ドーキー)」から「ドーキ」という愛称で呼ばれています。
- 誕生・発見の経緯
元々は中国の元富裕層である人物によって飼育されていた個体でしたが、その人物の経営していた会社の経営不振によって生活が苦しくなり、やむなく飼育に費用のかかるチベタン・マスティフを手放すこととなり引き取り手を探していたのがきっかけです。
チベタン・マスティフは中国国内で飼育放棄された個体の保護が追いついておらず、国内の機関に引き渡した後を心配した飼い主がパークに引き取りを依頼し、飼育を引き継ぎました。
そしてパークにやってきてから2週間後、サンドスター火山の噴火に伴い噴出したサンドスターが直撃した事でアニマルガール化しました。
- 性格
大胆不敵であり、頑固な一面も併せ持っています。
また『自身の「毛並み」は1億超えの価値がある』と考えており、この部分に関しては自信家とも取れます。それ故に後述の髪やファーの手入れは毎日欠かさず行っており、毎朝起きて最初の十数分は持っている手鏡と櫛でひたすらセットを続けます。不用意に頭を撫でられるのは拒むそぶりを見せますが、一方でイエイヌの系統故に「撫でられるのは好き」らしく、口では拒みながらも結局そのまま撫でられている事が多々あります。(そして撫でられた後はまた髪のセットを始めます)
外で動き回るのが好きであり、それに興じてか所属する場所を自分で見て回って決めると職員に宣言し、現在はパーク内を放浪しています。騒がしい環境は苦手であるらしく、都市部にはあまり近づきたがらない傾向にありますが、パークセントラルなど要所となっている場所には訪れているようです。
20██年6月追記:数か月間の放浪の後、本人からドッグカフェ ファミリアリスに所属したいという申請がありました。
ファミリアリスのマスターとドーキ担当職員で相談の結果、所属を正式にファミリアリスに移すことが決定しました。
決め手となったのは都市部に近めでありながら比較的静かな立地である事と、外に出なくても適度な運動のできる事、訪れた際に食べたクッキーとても美味しかったという事などが主な理由のようですが、一番は「誰かのいたずらでびしょぬれになり髪が崩れてしまった時にマスターがセットし直してくれた」事のようです。
あんなに短時間で完璧に整えてくれるとは思わなかった...!
そして店に行ってみればとてもいい場所で、文句のつけようがなかったのだよ!ードーキ
ファミリアリスにおいてはマスターが忙しい時には手伝いにも回りますが、そうでない時はドッグランにいる事が多く、日向ぼっこをしていたり走り回ったりしているようです。本人は怠けているわけではないと語っています。よく昼寝をしている代わりに夜間は眠りが浅いらしく、これを利用して夜の番をしているようです。
また、毎朝の髪のセットはあまりに時間がかかるのを見かねたマスターが自分から行っており、大幅に短時間で済むようになったようです。
元々番犬などにされていた犬種故か、ファミリアリスから外にはあまり出ません。マスターが外出の際も呼ばれない限りは店のどこかにいるようです。
- 外見
イエイヌ系統のフレンズに則った外見的特徴もありますが、ドーキはアニマルガール化したイエイヌの中でもかなり大柄な体格で、また衣服は赤茶色のチベタン・マスティフらしい外観の毛皮で出来ています。頭部の髪はライオンのアニマルガールに似たボリュームのあるもので、首にもファーを巻いています。これらの特徴はチベタン・マスティフの「大獅子頭型」個体の特徴を反映しているものと考えられます。(実際、元の彼女も大獅子頭型の個体でした)
- 身体能力
元々牧羊犬や番犬として遊牧民族に飼われていたためか持久力は高く、起きている時間のほとんどを徒歩による移動に費やしてもそこまで疲れたそぶりを見せません。
体格故に他のイヌ科アニマルガールと比べあまり素早く動くことはできませんが、それでも一般の人間と比べれば足は速く、大柄な体格も相まって姿だけでもかなり迫力があります。また力も強く、鋭利な石で何度も殴りつける事で木を切り倒す事ができると語っています。
半面、ドーキには服の概念がなく、ボリュームのある髪やファーが重くなるためか泳ぐのは苦手なようです。どうしても川に入らなければならない場合は先述の方法で切り倒した木を筏にして渡るようです。
- 野生解放能力
「暴走するモロシアの本能」と呼ばれ、身体能力が向上すると共に歯が人間から元動物のものへ変化します。さらに性格が豹変し、理性のいくらかを欠くほど狂暴化します。
この状態ではドーキ自身が「敵」と認識したあらゆる対象に襲いかかり、相手が動かなくなるまで執拗に攻撃を加え続けます。これはチベタン・マスティフの野生化した個体や過度なストレスによって苛立った際に見せる獰猛な性格を強く反映したものと考えられています。
- 交友関係
―...うむ、パークを一通り周っては来たがああいったフレンズは彼女が初めてだ...。
まぁ、愛の形は人それぞれ、フレンズそれぞれだからな。私はいいと思うぞ?
ファミリアリスに住み始めた当初にヤンデレ的な強い一面を見てしまったらしく、しばらくかなり変な目で
見ていたようです。
とある理由からファミリアリスで暮らしているクルトーの事はある種の尊敬の念を抱いているようです。
彼女の群れのオオカミたちとはドッグランで遊んでいる事もあります。
―犬や狼は群れで生きる動物だが、あれほどの群れを完璧にまとめ上げる狼は見た事がない。
しかも本人は謙遜なのだ。 私が狼なら間違いなく彼女についていただろうな...。
ブンキョウドーム近郊で出会って以降マスターについてきているサバカについては、背中の装置と野生解放の性質に気付いているようです。 そのためか、サバカを気遣うような行動が時々見られます。
―私にはわかる。彼女はこれまでとても苦労してきたのだ...。フレンズになる前も、なった後もだ。
動物情報
動物名: チベタン・マスティフ (Tibetan Mastiff)
学名: Canis lupus familiaris
分布: 飼い犬(原産地はチベット高原)
IUCNによる保全状況:―
動物概要
「チベット犬」「東方神犬」などの異名を持つ、超大型犬です。
元々はチベット高原の牧畜民が番犬や牧羊犬として飼育していました。のためかしっかりしつければ主人への忠誠心は強く、外敵に対しては勇敢に戦うとされます。世界の大型犬、特にマスティフ系の原種の一つであると考えられています。
モンゴル帝国の初代皇帝チンギス・ハンは、征西の際に3万頭のチベタン・マスティフ軍団を率いたとされており、マルコ・ポーロの東方見聞録においても「ロバのように背が高く、ライオンのように吠える」と記述されています。
その後、19世紀に当時の中国政府によって殺傷命令が出され絶滅しかけましたが、アメリカなどに輸出された個体などが生き残り、現在では中国の国家第二類保護動物に指定されています。2006年には中国公安部が警察犬の輸入依存対策としてチベタン・マスティフの採用を発表しました。
上述の歴史故に純血の個体は非常に希少であり、また2010年ごろから毛量が多く毛の長い「大獅子頭型」は富の象徴とされた事もあり、中国の富裕層の間で大人気になりました。2億円で取引されたこともあり、「世界一高価な犬」とも言われました。
しかしチベタン・マスティフは元々番犬だったため警戒心が高く、都市部の環境でストレス過多になったり、躾の不徹底(勇敢で大胆、頑固な一面もあるため躾には相当の気力と体力、根気が必要)が原因で人間に襲いかかり時に食い殺してしまうような事件が多発。数年で人気は下落し、現在では増えすぎたマスティフが飼育放棄され、野犬化しているといった問題もあります。
執筆:Type-ZERO
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