動物名:イエイヌ(対戦車犬)
愛称:サバカ
所属: ドッグカフェ ファミリアリス
管理権限:1(限定的に3)
アニマルガール概要
彼女はネコ目イヌ科イヌ属"イエイヌ"の雑種とされるアニマルガールです。
しかし調査により基底種となっているのは雑種としてのイエイヌではなく、第二次大戦期に旧ソ連で運用された『対戦車犬』であることが判明しています。ロシア語で犬の意である「サバカ」という愛称で呼ばれています。
- 誕生・発見の経緯
カントーエリアで何らかの情報資料にサンドスターが接触した事で誕生したと考えられており、ブンキョウドーム ''BIG DOG''の駐車場で大型車の下に潜り込もうとしているところを発見され、保護されました。発見者であるドッグカフェ『ファミリアリス』のマスターにその場で懐いてしまったため、現在はドッグカフェ ファミリアリスにて生活しています。
- 性格
少し臆病なところがあります。また少々抜けているところがあり、例えば似たようなものが2つあった際によく2つを取り違える事があります。彼女はこれを克服しようと日々奮闘していますが、改善度合いは微妙なところです。
ミルクティーがものすごく塩辛いと思ったら砂糖と塩を間違えたりとか...うぅ、しっかりしなきゃ! ―サバカ
飼い主と認識した相手にはとても従順で、現在その相手は上述のマスターです。
また、彼女なりに友達を増やそうと試みており、仲良くなったアニマルガールとは会った時によくかくれんぼをして遊ぶようです。
突発的な大きな音と火が他のアニマルガール以上に苦手で、大型トラックや大型バイクのエンジン音に驚いて逃げ出し、物陰で縮こまっている事もあります。
また、停まっている大型車両を見つけると反射的にその下に潜り込もうとします。これは元動物に教え込まれた条件付けがそのまま残っているものであり、しつけなどで解消するのは難しいと考えられています。同じ条件付けが由来と考えられるものとして、サバカは車両の中でもガソリン車を好む傾向にあり、駐車してあるガソリン車の下に潜り込んだまま眠っていることがあります。
- 外見
イエイヌのアニマルガールに似ていますが、髪や衣服の色合い、耳や尻尾の特徴はジャーマンシェパードやドーベルマンなどに近いと言えます。衣服のデザインは赤軍のものに似ています。
また固有の特徴として、レバーのついたポーチ付き腰巻のようなものを装着しています。サバカはレバーを触られるのを嫌がりますが、その理由は「レバーを倒すと由来不明のアニメ調の爆発音とともにサバカが前方に吹っ飛ばされる」ためです。(爆発音はしますが衝撃波などは発生せず、サバカが吹っ飛ぶ以外に周囲に影響はありません)
また、この装備はサバカから離した場合一定時間で消滅し、即座に彼女の背中に同じものが再生成されます。
背中側に赤いランプがついていますが、普段は一切点灯しません。
動物的特徴とは言い難い対戦車爆弾が、起爆レバーと特殊な反応でとはいえアニマルガール化の際に構成された正確な理由は不明ですが、有力な説としては「サンドスターの接触した情報資料の中に『対戦車爆弾の起爆装置を背負った対戦車犬の写真』の様な、閲覧者に起爆装置と犬、そして爆発を直接的に関連付けて想起させるものがあった」可能性があると考えられています。
- 身体能力
足が速く走るのは得意です。当然逃げ足も速く、時より大きな音などに怯えて逃げ出したまま迷子になる事もあります。また狭い空間に入り込むのも得意らしく、前述の"大型車両の下に潜り込む"際にはまるでヘッドスライディングの様な姿勢で素早く潜り込みます。かくれんぼに自信があるのもこれに起因しているようです。
嗅覚にも優れており、匂いだけでガソリン車とディーゼル車を見分けたり、失くしたものを探し出したりできるようです。
- 野生解放能力
「呼び起こされし絶対指令」と呼ばれており、背中のランプが点灯します。点灯している間に起爆レバーを倒すことで、通常とは異なりサバカ自身が虹色の大爆発を起こします。これはサバカの身体を構成しているサンドスターの一部が爆発しているものと見られており、基本的には本来の対戦車犬と同じく野生解放してから攻撃対象に突撃してレバーを当てる事で爆発させるようです。破壊力は高く、 █████を一撃で吹き飛ばす程です。
普通であれば爆発によって深刻なダメージを受けますが、彼女の場合は爆発した後、外見上「黒焦げ」になり目を回して気絶してしまいます。気絶した後ゆっくりと自然に回復しますが、緊急時に攻撃した後気絶してしまうリスクの高さ故に自分から発動させることは滅多にありません。
また、野生解放中は大きな音や炎に怯えにくくなっているようです。これは「対戦車攻撃を成功させた個体」を野生解放によって模しているためと考えられます。
しかし、元々「対戦車爆弾」は訓練される前の犬にはなかった人工物であるため『野生解放』に当てはまるのかははっきりと定まっていません。今後、新たな能力が野生解放能力として発見される可能性もあります。
- 交友関係
ファミリアリスで生活しているお三はサバカの背中の装置の(装置としての)目的に最初に気付いたフレンズであり、「ファミリアリスを爆破しに来た」と勘違いして最初は相当に警戒していました。
サバカ本人とマスターにサバカが吹っ飛ぶ実演付きで説得されてようやく受け入れ、現在は仲もいいようです。
とある理由からファミリアリスで生活し始めたクルトーはサバカと良好な関係にあり、サバカはクルトーの率いているイベリアオオカミ達とよく遊んでいます。
かくれんぼもしますが、鬼が40頭という圧倒的物量のために大抵見つけられてしまいます。
動物情報
動物名:対戦車犬
動物概要
第二次世界大戦中に赤軍が開発した戦車攻撃用の動物兵器であり、戦車の下に餌があると学習させたイヌの背中に爆弾と起爆レバーを装着させ、敵戦車に向かって突撃させるというものでした。
ソ連側の発表では300両の敵戦車を撃破したとされていますが、実際には元々大きな音が苦手であるイヌ達はドイツ軍戦車の砲撃や銃撃に怯えてパニックを起こし、戦線を離脱したり自軍陣地に逃げてきて自爆、訓練にソ連軍戦車を使用していたため自軍戦車の下に潜り込み自爆するといった事態も多発していました。
さらにドイツ軍が対戦車犬に対抗して火炎放射器を使用すると音以上に炎に怯えたイヌ達が自陣に逃げ帰りさらに自爆被害が拡大し、1942年を境にソ連では使用されなくなりました。
他には1940年代にベトミンで使用された記録がある他、1943年にアメリカ軍も同様の方法で敵陣に攻撃させようとしたものの同じ理由で断念しました。近年でも2007年ごろにイラクで反政府武装勢力が犬に爆弾を括り付けて走らせ、遠隔操作で起爆する攻撃を実行したとされています。
執筆:Type-ZERO
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