※このロールはダークネス(パークの負の遺産)関連ロールです。苦手な方は通常ロールプレイ一覧までお戻りください。
登場人物
マッコウクジラ「フィセ」
前書き
実施日時: 2017年11月5日
カントーエリアを部隊とした、セルリアン関連のロールです。
本文
[カントーエリア、平原 15:00]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
えーーっと、メアリーのリクエストはなんじゃったかなあ……野いちごと蜂蜜、それと山盛りのツツジと蒲公英……ん、ツツジ?種類によっては猛毒あるじゃあないかありゃ
[一人ぶつぶつメモを見ながら呟き、あたりを徘徊する]
メルビィ
カントーエリアか…
初めて来てみたが、大都会と聞いていたが、こんな風に草木が生い茂る箇所もあるんだな
[特にアテも無く、ウロウロしている]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
おお?お主、そんなにせわしなくどうした?迷い子か?
[それに声をかける]
メルビィ
いや?武者修行でカントーに来てみたが、行くアテもなくてね
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ふむ、なるほどの。修行といえば、どこぞに熊の道場があるとは聞くが……詳しくは知らなんだ。すまないな……いや、待て
[けものプラズムで傘を生成する]
棒術なら幾許か心得が儂にもあるな。望むなら、手合せ程度なら構わんが、どうする?
メルビィ
是非ともお願いしたいな
どうする?
そっちに用事とかあるなら、後日また来るが?
マヨイアイオイ(上杉謙信)
そうじゃなあ、今だけは少し頼まれごともあって手を離せぬ。少しだけ日を改めてもらえると助かるかもしれんな。
メルビィ
なら、手伝うよ。
暇だし
マッコウクジラ
おーーーーーい…![遠くから声が聞こえる]
メルビィ
っ…[マッコウの声に気付き、ピクッとなる]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
そいつは僥倖……おお?なんじゃあありゃ?
メルビィ
私と同じクジラ類のアニマルガール特有の声だな
マッコウクジラ
[遠くから、3人の姿が見える]
メルビィ
おや?マッコウクジラじゃないか?
えっと、何て呼べば良かったっけ?
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ほう?抹香とな。
マッコウクジラ
メルビィ…! と…きらきらの人…!
メルビィ
リウキウの海上レストラン以来だな
マヨイアイオイ(上杉謙信)
綺羅綺羅の人とは中々聞いたことのない渾名じゃな。どこにおる?
[周囲をぐるっと見渡す]
……もしかして儂のことか?
マッコウクジラ
そう…キラキラの人…あなた。[ピッと指をさす]
メルビィ
いや、お前しかいないだろ?
マヨイアイオイ(上杉謙信)
んまあ、確かにわしゃ発光しとるの。道理といえば道理じゃわい。
マッコウクジラ
めるびぃは久しぶり…![ふりふりと軽く手を振る]
グリフォン
二人は知り合いなのか?
[フィセに聞く]
マッコウクジラ
一人は。
メルビィ
同じクジラのアニマルガールだしな
不思議な縁がある
マッコウクジラ
キラキラの人は初めて
オジロワシ
なんだか一人足りないだけで、ちょっと寂しいな。
[上空から声をかける]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
おおう、随分と見慣れない面が増えたわい。しかも全員顔見知りっぽいときた
こりゃ、「あうぇー」とかいう空気なのじゃな?
グリフォン
私はさっき出会ったばっかりなんだけどな。
[少し苦笑いをして答える]
メルビィ
私とフィセが知り合い
それ以外は、初対面だ
マッコウクジラ
とにかく今は危ない…!
マヨイアイオイ(上杉謙信)
そうじゃそうじゃ。なにやら避難の呼びかけらしかったが何事ぞ?
メルビィ
なんだ?火山でも噴火したか?
グリフォン
ああ、少し緊急事態でな…ともかく早くここから移動しないと!
メルビィ
切羽詰まってそうだな
とりあえず、移動しながら状況を聞こうか
マヨイアイオイ(上杉謙信)
それが最良であるようじゃな。従おう
セルリアン「シーファーロード」
[その時、近くの林から茂みをなぎ倒すような音が聞こえてくる]
メルビィ
うん。だいたい理解した
[反響定位を使って、こちらに近付いてくるモノを把握]
グリフォン
っ!(しまった…!遅すぎた…!?)
マッコウクジラ
…っ[けものプラズムを腕に収束させる]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
うん?中々速いな、韋駄天か
オジロワシ
全員!ブレイクフォーメーション!
[その瞬間高度を上げて戦闘態勢]
マッコウクジラ
[マッコウクジラの頭を模した、無反動砲が現れ、素早くそれを構える]
みんな逃げて…!!!
セルリアン「シーファーロード」
[...林の中から、茂みを踏み潰して大きなジャンピングスーモのようなセルリアンが現れた]
マッコウクジラ
{{{ワ!!!!}}}
メルビィ
自動車みたいな形状らしいな…
お前ら下がってろ
[地面に一撃を叩き込み、車輪にとっては天敵である凹凸の激しい路面を作り上げる]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ふうむ、ちと肉が足りていないぶん不安じゃな。温存すべくも、わしゃ下がろうか
[後ずさりする]
グリフォン
(…こうなったら仕方ない…!)
気を付けろ!そいつに近づいたら駄目だ!
セルリアン「シーファーロード」
██████!
マッコウクジラ
[大きなワの文字が、セルリアンに飛翔する]
メルビィ
なんだ?触れたらダメなパターンなのか?
[路面を削り、セルリアンにとって最悪な足場を作りあげる]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ほほお?言霊とは魂消たの![感嘆しながら眺める]
マッコウクジラ
[それを見届けると、一度砲を下げて、敵に背を向けて走った]
セルリアン「シーファーロード」
[大きく跳ねてワの文字を避け、車輪を回転させ威嚇する]
マッコウクジラ
みんなはやく…![もう一度砲を構える]
{{{ワ!!!!!!}}}
グリフォン
アイツは体当たりだけで私たちを取り込むことができる!
とにかく逃げるんだ!
[切羽詰まったように言う]
メルビィ
フィセ。15秒だけアイツ(セルリアン)を止められるか?
セルリアン「シーファーロード」
[再び跳ねて避け]
ギュアアアアアア!!!
[次の瞬間急加速して突進してきた]
グリフォン
っ!避けろ!
マッコウクジラ
…わからない…!{{{ワ!!!!!}}}
メルビィ
とりあえず15秒。
それだけ稼げれば私がアレをぶっ飛ばす
[突進してきた車輪の正面に、ひときわ大きなワが生まれ、それに突進した]
メルビィ
[木々が生い茂っている方へ走り]
セルリアン「シーファーロード」
██████---!
[片輪を思い切り持ち上げてワを避け、さらにアームを伸ばすとすれ違いざまにフィセの無反動砲を掴んだ]
マッコウクジラ
…ぅあ…!
[無反動砲を離す]
メルビィ
フィセ!下がれ!
[何かが衝突するような轟音と共にメルビィの声が響く]
マッコウクジラ
[ぴょんと少し後退し、再び腕にけものプラズムを集める]
グリフォン
大丈夫か!?
[フィセを掴んでいったん離れる]
マッコウクジラ
あっ…!
ありがとう…[ほっとした顔する]
セルリアン「シーファーロード」
[一度駆け抜けて止まり、無反動砲を胴体に押し付けた]
[すると無反動砲が胴体に吸い込まれるように消え、シーファー・ロードが少しだけ大きくなったように見えた]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
おわっ……喰らいおったぞきゃつめ
美味いのかの?
マッコウクジラ
[グリに掴まれながら、腕にプラズムを集中すると、再び無反動砲が表れた]
メルビィ
邪魔だ…
[フィセたちが下がるのと入れ替わりで飛び出して、さっき折った大木をセルリアンに向けて振り下ろす]
オジロワシ
[地面に降り少し大きめの岩を手にし、再び上昇してセルリアンを中心に大きく上空を高速旋回する]
マッコウクジラ
ありがとう…あとはキラキラの人を守ってあげて[砲を構えなおし、グリに話しかける]
セルリアン「シーファーロード」
!
[メルビィの振り下ろした大木をアームで掴み受け止めた]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ああ、待て。わしかてそこそこには動けるぞ。ちと様子見してただけじゃ
触れたらいかんのじゃな?ようするに
メルビィ
掴んだな…[大木ごとセルリアンを持ち上げ、地面や岩に向けて叩きつける]
グリフォン
…無茶はするなよ。
[地面にフィセを下ろす]
セルリアン「シーファーロード」
██████ーーー!?
[大木を離し、近くにあった岩を地面から引き抜いてメルビィに投げつける]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
一閃。
[傘でそれを弾く]
マッコウクジラ
守らなきゃ…私の友達…なかま…
{{{ワ!!!!!!!}}}
メルビィ
大した反射神経だ。だが、動きが単純すぎる
[大木をぶつけて、岩を弾く。
その衝撃で大木が折れる]
マッコウクジラ
[そのまま一歩進む]
{{{ワ!!!!!!!}}}
セルリアン「シーファーロード」
......███!
[アームを自分の胴体に押し付ける]
[すると、黒く染まったフィセの無反動砲が出てきた]
メルビィ
<<フィセ。聞こえるか?>>
[エコーロケーション用の高周波で話してる]
マッコウクジラ
[二つの「ワ」は、上下に放たれ、ジャンプ回避をカバーするように飛んだ]
グリフォン
っ!
[全員を庇える位置に陣取りセルリアンの動きを警戒する]
(まさかアイツ…!)
セルリアン「シーファーロード」
[ドゴォォン!]
[無反動砲から何かの車輪が高速で打ち出され、ワの文字を弾いた]
マッコウクジラ
う…っ ふぅ…
<<大丈夫…聞こえる…聞こえるよ…!>>
メルビィ
<<この先、少し登って道から外れたところに森がある。>>
<<そこなら、遮蔽物も多く、奴の機動力を殺せるはずだ>>
マッコウクジラ
私の攻撃を…!
オジロワシ
全員警戒!敵射程が広がった!
マッコウクジラ
<<わかった…とおくから気をそらしてみる…>>
グリフォン
(奪ったものを使った…!?…シーファー・ドラムにはそんな能力はなかったはず…!)
メルビィ
迂闊に近付けないな…
(けもプラズム製の武器は奪われるだけか…
それなら、スキルによる攻撃も取り込まれる可能性があるな…
と、なるとさっきの大木みたいに、けもプラズムに依存しない武器しかないか…)
オジロワシ
対地支援攻撃!パルティータリーダー!マグナム!
[手にもつ岩をセルリアンに向かい投げつける。]
セルリアン「シーファーロード」
!
[反応して無反動砲で岩を撃ち落とした]
オジロワシ
迎撃可能かぁ。
(ならロシア飽和戦法ね。)
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ははあ。なるほどのう!こりゃ面白いわい
セルリアン「シーファーロード」
[アルマに向けて車輪を連射する]
マッコウクジラ
みんな…この先の森に、あいつをおびき寄せる…!
メルビィ
[先ほどからメルビィの姿が見えない]
マッコウクジラ
避難する人は反対側に行く…!
<<メルビィ…? メルビィ…!?>>
マヨイアイオイ(上杉謙信)
弾弾きはわしに任せろ、大いに撃て、砲手よ。
メルビィ
私を忘れてんじゃねぇよ…
[2本目の大木を取りに行っており、アルマに気を取られてる隙に背後から大木を叩きつける]
セルリアン「シーファーロード」
[攻撃を避けるため砲撃しながら走り出した]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
[傘でアルマへの砲撃を遮る]
オジロワシ
[ひらりひらり躱しつつ小さめの石などを拾う]
そんな攻撃じゃ当たらないよ!
パルティータリーダー!FOX2!
[旋回しつつ低空で石を連続投擲する]
メルビィ
<<追い込み漁だ。私は後ろから奴の尻を蹴る>>
マッコウクジラ
[誘導したい方向の、反対側へ移動する]
セルリアン「シーファーロード」
[跳躍や左右に身体を振って砲撃しながら攻撃を避け続ける]
[走っていく先にはフィセの姿があった]
マッコウクジラ
…あ
セルリアン「シーファーロード」
███ーーー!
グリフォン
っ!
[フィセを抱えて飛び回避する]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
おお、ないす、じゃ!
メルビィ
フィセ!!!!!
[フィセから注意を逸らそうと、大木を振り下ろす]
マッコウクジラ
…[ふるふる]
ありがと…
セルリアン「シーファーロード」
██████!
[あろうことか無反動砲そのものを投げつけて大木を相殺する]
メルビィ
アルマ!奴は砲を手放した!
マヨイアイオイ(上杉謙信)
武器を棄てるとは悪手よな?
セルリアン「シーファーロード」
[再び胴体にアームを押し当て、今度は黒いパラソルを取り出す]
オジロワシ
了解!FOX3!
[岩を投擲する]
セルリアン「シーファーロード」
[ばさぁっ! ばいんっ!]
[パラソルを広げ、岩を跳ね返した]
メルビィ
ちっ…[アルマに何度か視線を向けて]
セルリアン「シーファーロード」
[再び高速で走り出す]
オジロワシ
うん?
[アイコンタクトを取ろうとする]
メルビィ
[瞬きによるモールス信号で]
(石 何発か 私に 向けて 撃て)
グリフォン
(とにかく早く離れないと…!)
[セルリアンから離れようとする]
オジロワシ
了解!
FOX2!FOX2!
[メルビィに向かい数発石を発射する]
マッコウクジラ
…何度もごめんなさい
メルビィ
これでも喰らえ!
[向けられた石をセルリアンに向けて弾き返す。
上空からと、メルビィが弾き返した後方からと2方向からの同時攻撃]
グリフォン
…大丈夫だ。必ず守ってやるさ…!
セルリアン「シーファーロード」
[ビシビシと石が当たる]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
さっきからポンポン撃っておるがぬしよ、ありゃ残弾は大丈夫なのか?
メルビィ
行ける!
複数方向からの同時攻撃なら防ぎきれていない!
セルリアン「シーファーロード」
█████████ーーーーー!
[金切り声をあげてパラソルをアルマにぶん投げた]
[そして何も取りださず、グリとフィセに向けて大ジャンプし、アームを伸ばす]
メルビィ
<<フィセ!避けろ!>>
マヨイアイオイ(上杉謙信)
なるほどなあ、飛礫くらいならわしもできようぞ……っとととと
[距離を離す]
マッコウクジラ
<<…!?>>
運び屋の人…!!!
グリフォン
っ!?
[フィセを庇うように抱え込み、回避しようとする]
オジロワシ
(甘い。)
[避ける]
しまった!
[グリにまで注意が及ばなかった]
セルリアン「シーファーロード」
[瞬間、今まで全くそのそぶりを見せなかったが、アームが伸びた]
[そしてフィセを掴んだ]
マッコウクジラ
ああ”…っ!
グリフォン
(!?やばい…っ!)
[フィセを離さないように引っ張る]
メルビィ
野郎…[先程砕かれた大木をセルリアンに投げつけて]
マッコウクジラ
運び屋の人…[ずるっとアームに引っ張られ、掴んでいるのが腕だけになる]
セルリアン「シーファーロード」
[アームの力と落下する重量で強引に奪い取ろうとする]
マッコウクジラ
…ごめんなさい。避難に従わなかったから
グリフォン
ぐっ…!…手を…離すなよ…っ!
[そういうも無情にもグリごと引っ張られていく]
マッコウクジラ
何度もあなたに助けてもらった私だから…
…いいよ[普段あまり表情を買えない彼女が、微笑む]
メルビィ
間に合え!
[フィセたちに向かって無我夢中で走り出して]
マッコウクジラ
[そのまま、フィセの方から手の力を緩め、二人の手は…離れてしまった]
グリフォン
…なに言って…なっ!?
[離れてしまったフィセの手を掴もうとするも空を切る]
オジロワシ
畜生!あの野郎!
[間に合わないだろうが急いでそっちに飛ぶ、そして言動が、悪くなる]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
っ!?
メルビィ
っ……!![それを見て動きが止まり]
セルリアン「シーファーロード」
█████ーー!
[シーファー・ロードはフィセを掴んだまま走って離れ、フィセを胴体に押し付けた]
[フィセが吸い込まれていく]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
固まっとる場合じゃないぞ!追え!!
マッコウクジラ
ああ”…あああああああああ! げほっ…!
メルビィ
野郎…絶対に息の根を止めてやる…
[メルビィの周辺の空気が震え、威圧感が空間を支配する]
マッコウクジラ
[こわい…でも助けてなんて…いえないよ…]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
惨たらしい…[唇を噛む]
グリフォン
…っ!ああああああああああぁぁぁぁぁぁ!
[慟哭を上げセルリアンを睨みつけると、グリの足元から白と金のけものプラズムが立ち上る]
マッコウクジラ
うあ”…ごぼぼ……………………っ…!!!……ッあ!!!!
[ 顔が、液状の体に押し付けられ、呼吸の阻害をする]
メルビィ
████████████████████!!!!
[まるで怪物のような咆哮が森中に響き渡る]
セルリアン「シーファーロード」
[そしてそのまま、無慈悲にもフィセを体内に収めた]
マッコウクジラ
ごぼ……………っ
……………
(ああ…たべられちゃった…)
(やだ…やだぁ… わたしまだ…)
[周囲を見ると取り込まれたであろう物品がいくつも浮かんでいる]
マッコウクジラ
[ゲル状の体内をもがくが、それは全く意味をなさず、泥をひっかくような感覚だけが手に残った]
(もし助けてもらえなかったら…わたし…どうなるんだろう)
[周囲の取り込まれた物品を見る]
………。[ふるふるふる…]
(うぇ……ほんとはやだ…ほんとはまだ…ぐすっ…)
[目からあふれる水をぬぐおうとするが、その前に、ゲル状の液体の中に水玉は消えていった]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
まだ間に合う…か
メルビィ
っ…![何も考えず、ただひたすらにセルリアンに向けて突っ込んでいく]
セルリアン「シーファーロード」
█████!
[再び車輪を回転させ走り出す]
[どうやら逃げようとしているようだ]
グリフォン
逃がすかっ!
[飛んでセルリアンを追いかける]
オジロワシ
(パイロットは、空を飛ぶために。自衛官は、誰かを守るために。・・・・私は。)
マスターアーム、オン。
[アルマの周りにけものプラズムが充満する。]
メルビィ
逃すか…[ジワジワと距離を詰めて]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
みな聞こえとるかの?先回りしてきゃつの前面に障害物でも仕込もうかと思う
えんじんはもう温まっているように見えるから、でかいのをいれてやってくれ!
[大きく迂回するコースを取り、足を4本に増やして全力で走る]
セルリアン「シーファーロード」
[胴体から再び無反動砲を取り出し、アルマやメルビィに向けて撃ちまくりながら逃走を続ける]
マッコウクジラ
(う”あ…ゆれ…てる…! 移動してるの…? うぇ…もうだめかも…もうだめかも…もうだめかも…もうだめかも…もうだめかも…)
グリフォン
多少の被弾は気にするな!
私が庇う!
[アルマたちに大声で呼びかける]
オジロワシ
当たるかあ!
FOX2!
[腕を振りかぶったと思うと、そこにプラズムが収縮しミサイルの形となる。
そしてそれは瞬く間に音速を超え、標的に吸い込まれる。]
メルビィ
エイペックス・プレデター・ファング…
[けもプラズムが密集し、巨大な牙を作り上げる
その牙が砲弾ごと、セルリアンを噛み砕こうと襲いかかる]
セルリアン「シーファーロード」
█████ーーーー!?!?
[ミサイルが直撃し、大きくバランスを崩した]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
よしきた!
[セルリアンの眼前に大きな木片をなげて遮る]
セルリアン「シーファーロード」
█████ーーー!!!
[スピンしながら木片に衝突して停止する]
マッコウクジラ
(う” あ” っ!!)
グリフォン
倒れたぞ!畳みかけろ!
マッコウクジラ
(凄く揺れてる…今までと違う感じ…)
マヨイアイオイ(上杉謙信)
っほっほう!爽快じゃあ!!さあ畳みかけえよ!
マッコウクジラ
(………………………あの光は…)
マヨイアイオイ(上杉謙信)
[突っ込むみなを邪魔しないように回る]
オジロワシ
ASM-2!発射準備!全員気をつけろ!
マッコウクジラ
[ゲルに阻まれながらも、彼女はそれを見上げる]
セルリアン「シーファーロード」
█████!!!!!
[無反動砲を投げ捨て、今度は木刀らしき黒い刀のような物体をとりだす]
[切れ味こそ皆無に等しいが刃渡り2mはあろう大きなものだった]
メルビィ
噛み砕いてやる…
[メルビィのスキルで作り出された牙がセルリアンの脚を噛み砕こうと]
マッコウクジラ
(みんなの………………………………………けものぷらずむ)
セルリアン「シーファーロード」
█████!!!
[メルビィの牙に木刀をぶつける]
メルビィ
邪魔だ…[木刀を噛み砕く]
セルリアン「シーファーロード」
███!?
[再び木刀を取り出す]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ふむう…弱点とかはありゃせんかの?
メルビィ
[木刀ごと脚を噛み砕く勢いで突っ込む]
グリフォン
アイツの弱点は胴体の下にある!そこを狙え!
[シーファーの下部を指さす]
セルリアン「シーファーロード」
[そのまま左の車輪の一部が噛み千切られた]
███████████████ーーーーーーーー!!??
[声にならない金切り声]
オジロワシ
了解!対艦ミサイル発射!FOX3!
[さっきより大きいミサイルに変化する]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
そうか、なら返さねばならんのじゃな
メルビィ
お前は許さない…まず脚を潰す…
そして、体を少しずつ切り刻みながら核を潰す…
[更にけもプラズムを注いだのか牙は更に大きく]
セルリアン「シーファーロード」
[ドゴォォォォォォォォン!!!]
████████████ーーー!?!?
[ミサイルの至近着弾で片輪が持ち上がり、右の車輪を底面にして完全に横倒しで安定してしまった]
[車輪を回転させても起き上がれない]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
[露出する核を見出す]
あれか?
グリフォン
ああ、あれだ!
[核を指さす]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
中の抹香が危険じゃ。あれだけをねらわにゃ
グリフォン
ああ、皆!核を狙って攻撃するぞ!
[大声で呼びかける]
オジロワシ
確実に当てる!近接信管セット。
FOX3!
[今度のミサイルはさっきのよりも小さいが、最初のよりも大きい]
セルリアン「シーファーロード」
[反撃の為に無反動砲を引っ張り出そうとする]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
むうん、あれをもう一回出されてはかなわんな。急がねば[構えなおす]
マッコウクジラ
(それは…!)
[水中でもがいてそれの持ち手を掴む]
(私の…!!)
メルビィ
……。[上に向いてる方の車輪を噛み砕く]
マッコウクジラ
(仲間の邪魔をさせないで…!!!!!)
マヨイアイオイ(上杉謙信)
むっ!途中で止まったぞ
最早契機はここしかなかろう。
セルリアン「シーファーロード」
█████!?!?
[フィセに抵抗され無反動砲を引っ張り出せずもがく]
メルビィ
これで、トドメだ…[その牙はメルビィの体よりも大きくなり、セルリアンに狙いを定めている]
オジロワシ
いける!当たれ!
[ミサイルを中身に影響させないよう必死に誘導する。]
セルリアン「シーファーロード」
[そして、アルマのミサイルとメルビィの牙が同時に石に直撃し、粉々に打ち砕いた]
[ミサイルの爆発をメルビィは背丈ほどもある牙で何とか防ぐ]
███████████████ーーーーーーーー......
[シーファー・ロードは断末魔をあげて身体がボロボロと崩れていき、そして胴体が破裂した]
[その中からは大量の奪われたと思しき物品が落ち、最後にフィセが出てきた]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
落下してしまうぞ!
グリフォン
っ!間に合え…っ!
[全速力で飛び、フィセが地面に落ちる前に受け止める]
マッコウクジラ
ぶは…!
みんな…[落下しながら、地上にいる皆を見る。その目はほのかにうるんでいた]
[それはもちろん、ゲル状の液体ではない。彼女の目から出たものだ]
[そして、そのままグリに受け止められる]
グリフォン
…っ!大丈夫か!?
[フィセの顔を心配そうに覗き込む]
マッコウクジラ
…うん。だいじょうぶ[にこっと微笑み返す]
だめかって、思ってた
メルビィ
フィセ………
[フィセの無事を確認した事の安堵感とサンドスター切れ、疲労からその場に倒れこむ]
マッコウクジラ
[すこしグリに抱き着くつよさを強める]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ほっ、無事かえ
グリフォン
っ!…ああ…良かった…本当に…っ…!
[思わず感涙を流しながらフィセを優しく抱きしめる]
オジロワシ
無事だったか。
良かった。
守れた。
マヨイアイオイ(上杉謙信)
お主もよくやったの。手合せのくだん、待っておるからな
[メルビィの元へ向かい、身をかがめて、頬を撫でる]
メルビィ
[体力を使い果たしたらしく、眠っている]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
さて、処理したはいいがの?この死屍累々はいかんとしようか。だいぶさんどすたーも消耗しておるようじゃぞ
オジロワシ
大丈夫かな?さっき爆発に巻き込んじゃった気がしたんだけど。
[急いで駆けつける。]
グリフォン
…っ…ああ、これを使ってくれ…
[涙を拭い、ポーチからカプセルを取り出し上杉に渡す]
マッコウクジラ
(私のために…倒れるまで…)
[小走りで駆け、メルビィの傍にかがみこむ]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ありがとの。
[受け取ったカプセルをメルビィに投与する]
マッコウクジラ
[そして、硬い地面から上半身を持ち上げた]
ありがと…[薬が投与されるのを見守る]
メルビィ
[呼吸が安定する]
マヨイアイオイ(上杉謙信)
まあ、やはりまだ眠り姫か。
ここからとりあえずどっか救護なりいくじゃろ?それまではわしが担ごう
グリフォン
ああ、それはありがたい。助かるよ。
マヨイアイオイ(上杉謙信)
「今は」背丈が足らんからのう。おひめさまだっこ、としようか
グリフォン
あとは…はい、君にも。
[カプセルをもう一つ取り出し、フィセに渡す]
マッコウクジラ
ん…ありがと…[受け取って、ぽりぽりとかじる]
………………んまい…[無表情]
グリフォン
それは良かった。
[優しく微笑む]
メルビィ
くっ…う…[目が覚めて]
オジロワシ
あっ、目が覚めた。
大丈夫?
[優しく話しかける]
メルビィ
フィセは!?
マッコウクジラ
…ここ[メルビィを抱き上げた状態でほほ笑む]
メルビィ
よかった…[辺りを見渡して]
私は野生解放をしてたのか?
グリフォン
ああ、していたな。
…もしかして覚えてないのか?
マヨイアイオイ(上杉謙信)
まあ、あんだけ暴れてたら無心無我の境地というものよな
メルビィ
あぁ、フィセが取り込まれてキレた所から記憶がない
オジロワシ
じゃあ、爆発に巻き込んだことも覚えてない?
耐えたみたいだけど、心配だったの。
ごめんなさい。
[申し訳なさそうにする。]
メルビィ
爆発?なんのことだ?
オジロワシ
スパロー・・・いや、ミサイルの爆発に巻き込んじゃって。
覚えてなくても謝らせて。
メルビィ
そんなことより…
私の野生解放で誰か巻き込んだりとかしてないか?
マッコウクジラ
ううん…わたし、助けてもらった…!
グリフォン
ああ、君の野生解放のおかげでこの子を守ることができたよ。ありがとな。
メルビィ
それならよかった…
しかし…感情が高ぶった程度でコントロールを失うとは…
私もまだまだだな…
マッコウクジラ
でも私は助けてもらえた。
うれしい
うれしい…!
マヨイアイオイ(上杉謙信)
まだまだ伸びしろがある、ということでもあるの
グリフォン
…ああ、そうだ。皆に少しお願いがあるんだ。
…今回の出来事は他言無用にしてくれないか?
[申し訳なさそうに全員に問いかける]
メルビィ
わかった…
だが、代わりにまた今回みたいなのが出たら戦わせろ
オジロワシ
ん?・・・ああ、了解だ。
マヨイアイオイ(上杉謙信)
言わずもがな、言わぬが花というやつじゃな。
メルビィ
それまで、私は鍛え直しておくよ
マッコウクジラ
すごいじけんだった…
でも、こんな危険なこと、伝えなくていいの…?
グリフォン
…その危険は私たちが倒したからね。
済んだことを伝えて混乱させるよりこのままでいたほうがいいだろう?
[優しい口調で諭す]
マッコウクジラ
…うん、わかった…確かにそう…!
グリフォン
よし…!それで…君たちはこれからどうする?
メルビィ
私は腹減ったし、この辺で別れて飯屋でも探しに行くよ
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ホントはお花集めの予定じゃったんだがのう、こうも惨憺たる有様ではどうにもならんよな?
マッコウクジラ
わたし、皆にお礼がしたい…!
美味しいお店知ってる…!
[ぐっと親指を立てる]
オジロワシ
何処へか飛んで行くよ。今日は暇なんだ。
[横を向き、グリに向かってウィンクする。何回か、意味を持たせて。]
メルビィ
恩にきるよ。フィセ。
なんせ、カントーは初めてなもんでよ
マッコウクジラ
アルマは行っちゃう…?
オジロワシ
食事かあ、付き合おうかな。
私も正直腹が減った。
マヨイアイオイ(上杉謙信)
ほほう、どんな珍味があるのか楽しみじゃの
グリフォン
…そうだね。
ここで会ったのも何かの縁、付き合うよ。
マッコウクジラ
うん…!今日は私のおごり…!
大盤振る舞い…!
メルビィ
私は特に好き嫌いはない
とりあえず、オススメを教えてくれないか?
マッコウクジラ
都会は美味しいものがいっぱい…!
レストランストリート。行こう…!
マヨイアイオイ(上杉謙信)
かか、気前がよいの。わしゃ甘いのが食べたい
マッコウクジラ
皆がいいと思った店に、入る…!
[そういって、彼女は元気よく歩き出した]
[アニマルガールたちの背中に日差しが差す]
[戦いの後のご飯は美味しいに違いないだろう]
[初めて会った相手と、深く仲良くなり、すでに知っている相手とは、さらに深い信頼を築いた。]
[そして彼らは所謂「イタリアンビュッフェ」に入るのだが…フィセの旅行資金がタズミより深い底に沈んだのは言うまでもないだろう]
[しかしそれでも、彼女は嬉しそうだった]
完
===PPP予告!===
今回はマッコウクジラについて予習するわよ!
マッコウクジラは頭の部分に大きな油…のようなものを持っているわ
ここに海水を注入したりすることで、浮力の調整を行い、哺乳類の中でもトップレベルの海底まで潜航することが可能なのよ!
イワビー「すげえええええええええええ」
でもこの油はいろいろな製品にも使われていたことがあって、一時は乱獲がひどかったそうよ…
あ…あと…このあぶらは…その…
白くて…粘性が強くて…
白 く べ た つ く 何 か と い う か
ジェーン「しゅーーーーーーーりょおおおおおおおおおおお!!!!!!!!」
ぱっぱぺぺっぺっぺっぽぱっぽ ぱっぱぺぱっぷ♪
キャスト
マッコウクジラ:Fu_sutu
グリフォン:DerMaltu
セルリアン「シーファーロード」:Type-ZERO
マヨイアイオイクラゲ:hag fish
メルビィ:ルシィ
オジロワシ:妖猫狐
編集・校正:Nordic
コメント
最新を表示する
NG表示方式
NGID一覧