【RP】VSフルバレット 後編

ページ名:RP-VSフルバレット後編

 

※このロールはダークネス(パークの負の遺産)関連ロールです。苦手な方は通常ロールプレイ一覧までお戻りください。

 

登場人物


 


CDC隠蔽・秘匿行使部 入江 晶子


グリフォン「グリ」


開発局上級研究員 藍司 優


月ノ兎「ルナ」


サーロス・ウルフホンド「サロ」


プロトプテルム(ペンギンモドキ)「スウィング」


ライガー


エイリアン・ビッグ・キャット「ファントム」


狼王 ロボ

 

前書き


実施日時: 2017年10月14日

前編からの続きとなります。

参加人数の多さもあってかなりの長編ロールとなっております。時間がある時にゆっくりどうぞ。

 

本文


[CDCセントラル本部 とある人のいない会議室]

入江 晶子
[一人の女性が、無線を手に取った]
…こちら入江です。 …新アルファ、聞こえますか?


グリフォン
…こちら新アルファ。 …聞こえているよ。入江。


入江 晶子
無線の使い方には慣れたようですね。良いですよ
…さて、貴方に火急の要件で、指示をしたいと思います
[その声は、いつもの通り、無機質な指示ではあるが、「火急の要件」というのは初めて聞く内容だった]


グリフォン
…。[黙って聞いている]


入江 晶子
セクター10 22ゾーンへ向かってください。
覚えていますか…私があなたと初めて会った日を。
その時のセルリアン…仮名「フルバレット」が出現しました。
周辺に数人の人の姿も見えます。
…彼らを嫣然にその場から誘導……いえ、今回は言い方を変えましょうか「彼らを守ってください」
指示は以上となります。
…誘導は初仕事ですね


グリフォン
…了解だ。…必ず守るよ。


入江 晶子
…ここからは独り言なのですが


グリフォン
…?


入江 晶子
私のミスで、あれに大切な仲間を一人葬られました。
本来であれば、私が自身の手で葬れればいいと、切に思いますよ。
[冷淡だが、どす黒い声音が無線から漏れる]
石を割るだけでは足りない
無機物であるあれを、どう苦しめればいいか私にはわかりかねますが…
………
グリさん
もう一度言いましょう。「そこにいる人々を守ってください」
…そして、まだ無線の扱いが「慣れない」ような気がしませんか?
加えて、貴方が入江班こと、私の手足であるということを、思い出していただけるとありがたいですね。
……………
「私から無線の誘導指示があれば、直ちに交戦を中止し、避難に勤めるようにしてください」
これも覚えていますね?
私は、貴方が「戦闘訓練の内容」もちゃんと覚えているか、いろいろと心配でなりませんが…
「貴方なら上手くやるでしょう」
…私の独り言は以上です


グリフォン
…なら私も一つ独り言を言うよ。
…了解だ。[決意に満ちた声で]


入江 晶子
では結果を期待しています。
通信終わり



…アルファはああ見えて新参でしてね。
後輩を欲しがっていましたよ。
[切れた無線に向かって、彼女は話し続ける]
正義感が強くて、うちのセンターで働くには垢ぬけない男でした。
…グリ、貴方のようでしたよ
私情を押し付けてごめんなさい…でも、アルファの後輩として、貴方には期待していますよ。
理想的な後輩が人々を守り、敵を討てば…
彼も浮かばれることでしょう
[そういうと、彼女は会議室を出た。]
[会議室の電気が消え、静寂に満たされる]
グリさん、フルバレットを討伐しなさい。…必ずです
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藍司 優
[幾人かの人物らが集合するある会合。一人の男がありったけの荷物をかきあつめてのっそりとやってきた]
ごめんね遅くなって。用意が思ったより手間取った。でも、そのぶん色々何でも取り揃えてきたんだ。
人数は5指に満ちるか満ちないか、少し心もとないかもしれないけど……。それでも、意思なき無機物によって尊い生命が蹂躙されるようではあってはならない。
みんな、覚悟はいいね?


ルナ
大丈夫よ
それにしても...森...か...あんまりいい思い出ないんだけどねぇ...やるしかないか
[右手でクルクルとselene15を回している]


サロ
ああ、
だがいけるかなぁ
[トランシーバをしまう]


ルナ
半月かぁ...あまり私に期待しないでね
全力の5割程度しかだせなそうだわ


藍司 優
大丈夫。時間の猶予はあったし、そのぶん開発局から虎の子たちを引っ張ることができた。
[顔ほどの大きさのある円盤を取り出す]
こいつは地雷型のエアバッグ。殺傷力は何ら無いけど、急速に膨張し確実にセル……あいつの足元を掬うことができる。そしたら、全力を叩き込めばいい。


ルナ
なるほど、トラップがあれば有利に戦えるわね


サロ
納得です。


藍司 優
幾つか数はある、けど設置と誘導に手間がかかるだろう。今回は、まず安全に戦うのを心がけて持久戦し、ワナに嵌めてデカイのを当てる。その為の指揮を僭越ながらやらせてもらおう。
あいつの弾だって無限じゃないはずだ。


ルナ
じゃあ、安全な設置ルートは私が表示してあげるわ


サロ
小さいのなー、あいつらが弾をなんかしてるみたいだし


藍司 優
小セル分断に一人、陽動に一人、設置に一人かな。今のところだと


ルナ
そういえば...前回戦った時も小さい弾倉のような役割を持ってるやつがいたわね


サロ
供給を止めれば弾は出せないはず…


藍司 優
潰せなくとも、あいつに隣接させないだけで実質残弾を著しくカットできるはずだ。


サロ
なんか誘い出すものでもあれば…
…小さいのを


藍司 優
だから、この分断役はセルリアンを直接倒せる君たち2人のどっちかに担当してもらいたい
そして、そこについても準備はしてきた。


ルナ
私の能力じゃそこまでフォローできないわね…
敵の弾道表示や安全な攻撃ルートの表示はできるけど…


藍司 優
そうか…。ああ、それと誘い出すことに関してはね
[大型のラジカセのようなものを取り出す]
彼らは無線をジャックして連絡しているようだ。だから、無線そのものをジャミングすることで妨害できないかと思ってね。確証はないが、試す価値はあると思う。
ただし、小型しか用意できなかったから、使用時間はとても短い。何度も冷却時間を置かないといけない


サロ
…私が小さいのを誘導させます…出来るだけ遠くに…


藍司 優
わかった。……ルナちゃんはどっちを選ぶ?
陽動か、設置か。


ルナ
設置にまわろうかしら。みんなに敵の攻撃軌道も教えてあげなきゃだし
あの弾、結構速いわよ?


スウィング
……[輪から少し離れた場所で、地面にへたり込んでいる]


藍司 優
……[時々視界には入れるが、ないものとして話を進めて行く]


ルナ
あ...それと...そこにいるフレンズさん?
はじめまして...かしら
この子もあなたが連れてきたの?
随分と落ち込んでるようだけど…
[藍司をみる]


サロ
私もさっきから気になってるのだが…


藍司 優
ああ、そうだよ。ただ……やはり口で聞くのと、今こうした緊迫した空気にあるのは全然違うようでね。すっかり戦意喪失してしまったから……最初から居ない者とした。


ルナ
えぇ...あなたねぇ...


藍司 優
今回は生命に関わる。いくら僕が悪ノリばかりの輩といえども最低限の配慮はある。だから、置いていこうと思ったんだよ・・・


サロ
はぁ


藍司 優
……連れ出しておいて何だけど、君にはやはり荷が重過ぎると思うんだ。今九洲梨を呼ぶから……ホテルへ引き返したほうがいいよ。勝手なようで、本当にごめんね


スウィング
……いや、です[やや震えた声で]
私だって……やればできる子なのかもしれませんからああああ!!!!![だいぶ思いつめていたようだが、吹っ切れて立ち上がる。でも声量は控えめだった]


藍司 優
……[いぶかしむようにほんの一間スウィングを眺める]
そうか。わかった、じゃあ君に割り振る役割を決めよう。こっちへ来てくれ


スウィング
はい![ふんすふんすと鼻息荒く]


藍司 優
君は九洲梨の太鼓判付きだから。無条件にその言葉を信じようじゃないか。


ルナ
[どこか安堵したような表情でふたりを見つめる]


サロ
…頑張りましょう…みんなで


藍司 優
では、陽動をスウィングちゃんにお願いしようと思う。
僕は全体を俯眼し、状況に合せてそれぞれの役割の補佐を臨機応変にやろう


ルナ
うん、じゃ、指示は任せたわね


スウィング
指示の方、よろしくお願いします!へんt……藍司さん![九洲梨から聞いた話が混線したようだが、言い直して]


藍司 優
[吹き出す]


サロ
?!


藍司 優
あいつ絶対あとでしばいたる……。えっとね、これは当然だけど最も危険な役割だ。だから、少しでもヤバイと思ったら叫んで下がってくれ、頼むよ。


グリフォン
…おーい!君たちー!
[上空から声が聞こえる]


藍司 優
おお、久しぶり。グリちゃんじゃないか


サロ
ああ


グリフォン
よっと…って藍司…君か…
[地上に降り、藍司を見て少し嫌そうな目を向ける]


ルナ
あら...あなたは...


藍司 優
人を見る目が不快害虫のそれだね。非常に遺憾の意を示したくなるよ


サロ
あーお久しぶりなのか


藍司 優
…で、こんなところでお散歩とは変わってるじゃないか。「アトラクションが暴走」してるらしいぜ?


グリフォン
…そうかい。[明らかに嫌そうな目を藍司に向ける]
…ところで君たちは何をしてたんだ?[ルナたちに話しかける]


サロ
紅茶が買えないから水の紅茶会かな…
まあそうなのではないが、


ルナ
..."壊れたアトラクション"の討伐ってとこかしら...


サロ
停止させるとも言う
永遠に


グリフォン
…本気かい?
[フレンドリーな雰囲気から一変厳しい目をルナたちに向ける]


藍司 優
んーーそうは言うけどさあ。
君だって「避難」してないんだろ?ってことは、目的は推測できるし……。本気で止める気ないだろ、君。
時間も惜しいし、こうして結集した士気を下げるのも困る。余計なことはしないでもらえるかな[グリを強くにらみつける]


グリフォン
…それはこっちのセリフさ。
君は関係ない子まで巻き込んでいるじゃないか。
…勝手なことはしないでもらえるかな。[スウィングを一瞥し、藍司を強く睨み返す]


サロ
はぁ…あなたは"あちら側”の人ですか…


藍司 優
別に僕を批判するのは構わないがね。その子の勇気を無碍にするようなその口ぶりはいただけないな……


スウィング
……私は、自分の意思で来たんです。このへ、藍司さんの意思とは関係ありません[キッと睨んでいる……つもりだろうが、目付きが悪く見えるだけで威圧感は皆無だ]


藍司 優
ねえあんまり変態変態言われるとちょっと心折れるんだけどお
 


ルナ
それは自業自得じゃ...


サロ
なんかきがくるうなぁ


藍司 優
それが事実だろうと傷つくものは傷つくよ・・・で、なんだっけ。グリちゃんは。今ので忘れちゃったや


グリフォン
……はぁ…分かったよ…。…ただ、無茶はしないでくれよ…?
[厳しい目でスウィングを見ていたが、大きなため息をつき了承する]


スウィング
がんばります!……グリさん?も"アレ"を?


グリフォン
…まぁね…
っと、そうだ。自己紹介をしてなかったね。
私はグリフォン。グリって呼んでくれ。[スウィングに向かって話しかける]


スウィング
私はスウィング……ちょっと古めの海鳥です。(年代が)若い子にも負けないように頑張ります![ウインクをし]……藍司さん、グリさんも作戦に引き入れるんですよね?


藍司 優
あ~~~~~、うん。そうだなあ、君の野生解放は把握してるし……共同戦線としようじゃないか。
まあ単純に、3人が危ないと思ったら守ってやってほしいってだけだが。


グリフォン
…わかっているさ。(言われなくても…な)


ルナ
[selene15の弾数を確認する]
こんなので怯ませられたら苦労はしないんだけどねぇ…


サロ
(私の武器は警棒くらいか…)


サロ
やるしかないか


スウィング
[両手を見、開いたり閉じたりしている]


グリフォン
(…あとで報告しないとな…特に藍司については…)


セルリアン「フルバレット」
[突如彼女らの会話を遮るように、金属が擦れ合うような不快な咆哮が空気を震わせる。]
███████ーーーーーーーー!


藍司 優
始まったか。
音の方向はみんなわかってるね?行こう。


ルナ
さて、と


サロ
いきますかぁ


グリフォン
…ああ。


スウィング
……はい!


藍司 優
[現地へと駆けつける]
役割は分担したね?相手の視界に入る前にまずは散開してくれ!
まとまると格好の木偶の的だ


サロ
ああ…わかった


グリフォン
…私が守れるのにも限界がある。
できるだけ避けて生き延びることを第一に行動してくれ。


セルリアン「フルバレット」
[草むらからよちよちとアモカンが藍司の脚の間を通っていく。]


藍司 優
うおおおおお!!?俺のところに来たぁ!?


グリフォン
ッ!逃げろ藍司!


藍司 優
言われなくとも!頼むぞグリちゃん!![前を向いたままダッシュで後ずさりする]


セルリアン「フルバレット」
[アモカンは気にも留めず足の間を歩いて通り再び別の草むらに入って行く。]


ルナ
あら、逃げられたわね


サロ
ん?何故だろう


グリフォン
…撃っては来なかったか…[周りを警戒しながら]


藍司 優
アレがいるってことは、もうとっくに侵入してるってことだ。ここからは気を引き締めよう
あと、可能な限りアレは確実に一体ずつ潰して生きたい


セルリアン「フルバレット」
[周囲の草むらがガサガサと音を立てる。襲ってくる事は無いようだが、確実に何者かに視られている気配を全員が感じた。]


グリフォン
…居るな…それもたくさん…[警戒を強めながら]


スウィング
……いやな、視線ですね……[ぶるっと震え]


ルナ
もしかして...囲まれてる?


サロ


藍司 優
とりあえず炙り出し試してみるか?無線の……


ルナ
[ガシャっとselene15をコッキングする]


藍司 優
[無線に録音されたトキの歌声を流す]


サロ
[上のケモ耳に耳栓をする]


グリフォン
ッ!?[突然無線機からトキの歌が流れうずくまる]


藍司 優
これで何匹か釣れたら面白いんだがな・・・


ルナ
(鳥の鳴き声...?ヤマドリのドラミングみたいなものかしら...)


セルリアン「フルバレット」
[周囲の草むらに潜伏しているアモカンが一斉に不快な金切り声をあげる。]


藍司 優
効いた!今だ叩け!!!


ルナ
まるでお祭りね...導きの月光!
[アモカンまでの攻撃の軌道が浮かび上がる]


セルリアン「フルバレット」
[藍司が一歩踏み出し泥濘に足を取られ少し躓くと、彼の頭上スレスレを何かが高速で通過し、頭皮が突っ張る感じがした。]


サロ
可愛そうですがいたし方ありません!
[声が聞こえる草むらに飛び込む]


ルナ
...!


サロ
…?


グリフォン
~~っ!![無線機から流れるトキの歌のせいでうずくまっており気付いていない]


ルナ
(しまった...!表示する軌道を間違えた…表示するのは私達の攻撃じゃない...!敵は既にこちらを視認している...!?)


藍司 優
俺ばっかに来るなぁ!?


サロ
グリさん!耳栓!


藍司 優
とりあえず射線は通さないように逃げるから、一匹でもチビをやってくれ!


ルナ
みんな!今から敵の弾道を表示するからそれに気をつけて小さいのを倒して!


スウィング
は、はい![姿勢を低くしながら]


サロ
わかりました!


セルリアン「フルバレット」
[藍司の頭上を通過したフルバレットはそのまま数匹のアモカンを引っ掛け、再び高速で離脱してゆく。]


ルナ
(とは言ったものの...この人数全員がよけられる軌道を正確に表示できるか...!?)


スウィング
い、いま、ちっちゃいのを何匹か持って行きましたよ!?[やや焦りつつ]


ルナ
厄介ね…弾薬を補充されたわ...


藍司 優
まずい、装填されるな…
グリはなるべくスウィングの護衛に!俺は棒で叩くだけでもサロの援護をする!


サロ
小さいのは本体について行くので
行かせる前にたおしましょう!


ルナ
導きの月光!次の攻撃ルートは...


セルリアン「フルバレット」
[トキの歌が五月蠅く、フルバレットの無線は聞こえなかった。]
[地平の彼方が三度発光した。]


ルナ
[光がみんなに次の回避ルートを示す]


藍司 優
右か、うおおおおおおおお[ぬかるみにローリング]


サロ
おっと[草むらに再度飛び込む]


セルリアン「フルバレット」
[藍司のすぐ上を三つの凄まじい衝撃が通過し、背後の樹木を粉々に粉砕する。]


ルナ
全く...しっかりしなさいよ!


グリフォン
ッ…![トキの歌でよく聞こえていなかったが光に従って回避する]


セルリアン「フルバレット」
[飛び散った木屑が周囲に降り注ぐ。]


藍司 優
何?僕になんか恨みでもあんのかな??


ルナ
ふぅ...とりあえずは無事だったみたいね…


藍司 優
これ僕が陽動に回ったほうがいい気がしてきたね・・・


セルリアン「フルバレット」
[トキの歌が止み、相手の無線が乱入してくる。]


ルナ
みんな、次からは回避ルートにあまり頼らないで
私も集中するけど...前回の戦闘より精度が落ちてる気がする...


藍司 優
おん?無線来たね?ちょっとこれに集中するよ


セルリアン「フルバレット」
[聴き取り不能]コチラ[聴き取り不能]ヘリデノカイシュウヲヨウセイスル オクレ


ルナ
えぇ、そっちは任せたわよ


グリフォン
…?(ヘリ…?回収…?)


ルナ
私は...トラップを設置してくる!


藍司 優
任せた!
しかしまたこれか……ヘリほんとにつれて来たら大人しくなんねえかなあ


ルナ
導きの月光!
[安全な設置ルートを表示]


セルリアン「フルバレット」
[聴き取り不能]コチラ[聴き取り不能]ショウタイ モクショウ ゼンポウショウタイフメイセントウシュウダン タンレンシャ…


ルナ
[先程の場所より少し離れた所]
ここら辺でいいかしら...あとは移動しつつここに誘導かな


藍司 優
単射?……単射だな!?とりあえず銃口から逃げれば避けられるぞ!


サロ
あの本体のようにこちらから無線とか出来ないかなー


スウィング
!?……!?[混乱しつつも周囲を警戒し]


セルリアン「フルバレット」
[3発1セットの銃弾が彼らの頬横を通過する。至近弾ですら頬肉が引っ張られる感触を感じる]


藍司 優
[スウィングの方へとアモカンを弾き飛ばす]
とりあえずビンタ一発当てろ!!評判は聞いてるぞ!!


グリフォン
ッ![頬横を掠めた弾丸に戦慄する]


サロ
[アモカンを優しく捕まえる]


ルナ
よし、これで渡された分はすべて設置し終わった…
そろそろ戻らないと...また銃声が聞こえた…


藍司 優
うわお生き…てるう![髪の毛ちょっと持って行かれながら]


サロ
[それを上着で包み結ぶ]


スウィング
……![一瞬だけ虹色に輝き、ビンタでアモカンを叩く]


ルナ
みんな!罠は設置してきたわ!生きてる!?


藍司 優
なんとかね!


サロ
[それを腰に結ぶ]
大丈夫だ!


セルリアン「フルバレット」
[スウィングのビンタの直撃を受けたアモカンはひしゃげて中身の弾帯をまき散らし、断末魔を発する間もなく息絶えた。]


ルナ
ふぅ...じゃあ次の攻撃の軌道も表示するわ!ただし、あまり過信しないでね!


グリフォン
了解だ!…ってサロ何やってるんだ…?[上着を腰に巻いているサロに問いかける]


サロ
暑くなったん
から脱いだ
それだけ


ルナ
導きの月光!


藍司 優
何やってんだおめえ


サロ
[近くにいたアモカンを警棒で叩く]


グリフォン
…後で没収するぞ。[ジト目でサロを睨む]


ルナ
(...軌道が表示されない...?!攻撃が来ないのか…?それとも...)


サロ
えぇ…


セルリアン「フルバレット」
[ビンタの余韻に浸るスウィングの左右の頬の脇を銃弾が通過する。なおも射撃が止む気配は無く、徐々に射角の幅が狭まっていく。]


ルナ
...!やはり!数が多すぎて表示しきれない!スウィング!そこから離れて!


藍司 優
やばい!どんどん精度が上がってる!!
みんな一度下がれえ!


サロ
近づいているのか…!


グリフォン
…ッ!スウィング!逃げろ!


スウィング
わわわわっ!?[盛大にひっくり返りつつも、すぐに姿勢を戻して逃げようとする]


セルリアン「フルバレット」
[背を向けて逃走するスウィングのすぐ脇を無数の銃弾が掠める。強運なのかルナの能力が故か、考える余裕は彼女には無かった。]


ライガー
随分と騒がしい事になっていますね? [フルバレットとスウィングの間に立つように現れる]


セルリアン「フルバレット」
[当然ライガーのすぐ脇も銃弾が通過する。]


ルナ
何してるの!あなたもはやく逃げなさい!


ライガー
[ライガーの瞳が輝く。直後に地面に向かって拳を叩き込み、地面をめくりあげて盾とした]


グリフォン
君は…!ッそこから逃げろ![ライガーに呼びかける]


藍司 優
うっわなんだこれ


ライガー
何度も使えるわけではありません。今のうちに射線から離脱するといいでしょう


サロ
なんか凄いことに


藍司 優
笑えてくるな・・・ははっ


セルリアン「フルバレット」
[盛り上がった地面の薄い部分を銃弾が貫通する。ライガーの知る銃弾とは少し違うようだった。]
[しかしそれでも心強い事に違いはない。]


ルナ
...!


スウィング
す、すごい……!


藍司 優
よし、作戦変更しよう
アレは潰すとヘイトが一気に集中する。確実に一体ずつ倒して、他のメンバーは全力でその一人を守れ。
そしてその一人だが…そのダイナミックな猫科の人、君に頼めるか?


ライガー
おや、命令とは些か癪なのですが。仕方ありませんね
(こうギャラリーが多いと声は使えませんし)


藍司 優
あくまでお願いだから!あとで靴の裏舐めたりすっから頼むわ!!!


サロ
えぇ…何故そうなったなぜ靴を?


ルナ
(ダイナミックなネコ科...?)
あなた、名前は?[ライガーに対して]


ライガー
ライガー…猫科最強とは私のことですよ


ルナ
...!あなたが、ライガー


セルリアン「フルバレット」
[周囲とライガーの問答のさなか、先ほどまで射撃されていた方向からの射撃がピタリと止んだ。]


ルナ
[その時、ルナの口元がニヤリと笑ったように見えた]


サロ
ああ、あれした人か


セルリアン「フルバレット」
[けたたましい銃撃に合わせて大きくなっていた彼らの声が静寂の中で響く。]


ルナ
私は月兎のルナよ、よろしくね


藍司 優
(はえ~~猫科最強って堂々といえるのすげえなあ)


ルナ
(あら...あのセルリアン...空気読めるのかしら)


グリフォン
…?(撃って来ない…?)[射撃された方向を警戒する]


スウィング
と、止まった……?なんで……?[警戒しながら]


サロ
なあなあ、このちびたちなんで色違うのいるんだろ…


ルナ
そうだ、藍司、ここから北東の方角に渡された罠を仕掛けて来たわよ


藍司 優
おお!よくやった。なら、ゆっくりと誘導していけばいけるはずだ


サロ


ライガー
それで、私がその小さいやつを潰せば良いと?


藍司 優
そうだね。そうすると尋常じゃなく弾が飛んでくるから、そこからはみんなでカバーする


サロ
2箇所連続には来ないのかな?


藍司 優
猫科最強に全幅の信頼を置かせてもらうよ


グリフォン
…無茶はするなよ…?[ライガーを少し心配そうに見る]


ライガー
首輪の付いた幻獣さんもいましたか。飼い主にアレを倒せとでも言われましたか?私のことはお気になさらず


グリフォン


セルリアン「フルバレット」
[会話のさなか無線機に再び通信が乱入する。]
[聴き取り不能]コチラ[聴き取り不能]ショウタイ モクショウ ゼンポウショウタイフメイセントウシュウダン ダンシュ[聴き取り不能]


ライガー
どうやら次があるようです。さっさと作戦とやらを実行してはどうです?


藍司 優
そうさね、ラジカセも重いし使い切ってしまおう


サロ
燃やせ燃やせ


藍司 優
[最大出力で不協和音のコンギョを流し始める]


ルナ
さっきみたいにバカバカ撃たれると表示しきれないけど…一応敵弾は表示しとくわね


サロ
なぜコンギョ


藍司 優
これで最後のあぶり出しだから、2,3体くらい倒せるとありがたいね!


グリフォン
ゲッ…!~~っ![藍司の行動に気付くも遅く、耳を抑えうずくまる]


ルナ
小さいのを叩いたら戦闘再開かしらね


藍司 優
無線通信通らないから有視界とルナちゃんの能力で裁いて…ってグリちゃんそろそろ学習しようや


サロ
[グリの肩を叩く]


グリフォン
ッ![無線機を耳から外し、すぐにポーチに入れる]


ルナ
攻撃、来るわよ!


セルリアン「フルバレット」
[ルナの掛け声虚しく未知の方向から銃弾が発射され、背後の樹木の幹に突き刺さる。]


ルナ
!?


セルリアン「フルバレット」
[木の幹に突き刺さった銃弾から夥しい量の火炎が噴出される。]


ルナ
この弾は...一体...!?


藍司 優
うえっ、焼夷弾じゃねえか……


サロ
この森ごと焼き尽くす気なのか!?


セルリアン「フルバレット」
[火炎は周囲に延焼し、一行は移動を余儀なくされる。]


グリフォン
ッ!とにかく移動するぞ!


サロ
…おう


ライガー
言われるまでもありませんね


藍司 優
[使い切られたラジカセはそっと放置されていった]


スウィング
わーっ!?燃えっ、もっ!?[逃げながら]


ルナ
前回の戦闘ではあんな攻撃は見たことがない...これは一体...?


藍司 優
あとで119なり来るだろう。気にしてる暇はないぞ!!


ルナ
まったく!森で戦闘するとろくなことがないわね![素早く離れる]


ライガー
では、私はセルリアンを潰させてもらいます


サロ
えーっと、今のところは、普通の、貫通するタイプ、燃えるタイプの三つか


セルリアン「フルバレット」
[燃えた草むらから複数の黄色のアモカンが炎上しつつ飛び出してくる。]
[それらはぴょこぴょこと跳ねながら一行の前で円を描きながら火消しを試みている。]


ルナ
あぁー...月が雲に隠れてるじゃない...道理で能力が思うように使えないわけだわ...


サロ
[アモカンに飲みかけの水をかけている]


ライガー
燃えているセルリアン…とどめを刺して楽にしてあげましょうか


セルリアン「フルバレット」
[燃えて熱を帯び色が分からなくなったアモカン達が一か所に集結し、ブルブルと振動する。]


ライガー
……!


グリフォン
…!


サロ
…?


藍司 優
(キングスライムかな?)


ライガー
みんな木の影に隠れなさい!


スウィング
……っ!?[すぐさま隠れる]


サロ
えっちょっおまっ


藍司 優
あ、うん。そうだな!![走って隠れにいく]


ルナ
[木の影に隠れる]


グリフォン
ッ![うろたえてその場にとどまっているサロを見つける]


ライガー
[木の影に隠れて身構える]


グリフォン
サロ!危ないッ![サロを抱えて木の陰まで飛んでいく]



[全員がライガーの助言に従い木の陰に隠れ切ったその瞬間、アモカン達が破裂し無数の金属片が飛び散り飛来する。]
[背中を預けた木の幹に連続した鈍い衝撃を感じる。]
[少しすると衝撃が止んだ。]


サロ
助けてもらっちゃいましたね…借りはいつか返します…


セルリアン「フルバレット」
[先ほどまでアモカンが密集していた場所には黒いサークルが出来ており、黒焦げになったボロ雑巾のような物体が存在している。]


ライガー
ひどい花火ですね……


藍司 優
うおおお…汚ねえ花火だ
でも思いがけず「残弾」が消費されたな


セルリアン「フルバレット」
[自分たちが隠れた木の幹を見ても、夥しい量の無数の鋭い金属片が隙間なく突き刺さっている。]


サロ
ある意味自爆ですかね…


スウィング
……死にそうになりましたけどね……[木の陰から青い顔で覗きながら]


グリフォン
…ッ![逃げ遅れた場合を想像して戦慄する]


サロ
「」


藍司 優
いやあ、命拾ったねえ…みんな


ルナ
[傷だらけの木を見ながら]そうね、それと、私の能力も発動に制限がかかっちゃったし、ここからは自力で避けてもらうことになるわ


サロ
[上着に包まれているアモカンを見る]


スウィング
じ、自力……こういうのを……


ライガー
…これは一人で戦うよりも厄介なことになりそうですね


藍司 優
うーーーん、そのぶん僕がなんとかしないとだなあ……安全マージン取るためにだいぶ下がろう


セルリアン「フルバレット」
[無線機からは雑音のみが聞こえる。]


グリフォン
[ポーチから無線機を取り出して耳に付ける]


セルリアン「フルバレット」
[聴き取り不能]コチラ[聴き取り不能]ザヒョウ[聴き取り不能]アンゼンナ チャクリクチテンヲ カクホ ニシガワカラ シンニュウサレタシ


サロ
トランシーバー使えるかな?


ライガー
[サロの上着に包まれたアモカンを二度見する]
あなた、それを持っていたら私の囮の意味がないではないですか


サロ
でも倒したりしたらまたくるよ多分


藍司 優
まだ持ってるのかよ!!いい加減はよ捨てろや!!![激怒]


それで何が起こるかわかったもんじゃねえだろ!!!


グリフォン
…まだ持っていたのか…[サロを呆れ顔で見る]


サロ
川があったら川に流しとくよ


藍司 優
作戦壊れるわ!!!!


ライガー
先程の爆発を見ても持ち歩くつもりなら相当な愚か者ではないでしょうか


ルナ
さっきの見てなかったのかしら…


スウィング
し、死んじゃいますよ……?


サロ
[火が燃えてない方角に向かってテキトーに投げる]


セルリアン「フルバレット」
[再び無線が乱入する。]

[聴き取り不能]コチラ[聴き取り不能]
ショウタイフメイ…コウクウキ……
シキベツ……
フメイ


グリフォン
…?(航空機…?)[フルバレットが居た方向の空を見る]


サロ
…なにか来る…!


ルナ
空...ち、まだ月はでていない...か...


セルリアン「フルバレット」
[遥か東の空に巨大な物体が緩慢な動作で飛行しているのが見える。]


バタリオン

[下方に獲物を視認した物体…セルリアンは、急降下を始める]


藍司 優
うわっなんか来たぞ!!とりあえず逃げろ!!!
つーかタイミング悪すぎだろう!!?


サロ
わーわーわー!?


ルナ
またセルリアンが...!


グリフォン
…あれは…ッ!逃げるぞ!


バタリオン
[藍司達に向けて超音波メスを乱射し]


グリフォン
ッ!避けろ!


ライガー
滅茶苦茶な奴ですね……!


サロ
セルリアンどうし仲良くケンカしてくれればいいのに


藍司 優
音は避けきれる自信ないぞ!何か障害物に隠れろ!”!


サロ
[近くの岩場に隠れる]


ルナ
あぁ...所詮は音速か...
[杵を構え、それを弾いている]


セルリアン「フルバレット」
[逃げ惑う一行に攻撃を仕掛ける飛行物体に予想外の方向から無数の銃弾が叩き込まれる。]


サロ
みなさんも早く隠れて…!


グリフォン
!?[木に隠れつつ銃弾が発射されている方向を見る]


ライガー
[再び、ライガーの瞳が輝き獣王の咆哮が残った超音波を吹き飛ばす]


藍司 優
[無線を取り出す]サンキューフルバレット!


バタリオン

[風穴を無数に開けられ、加速の勢いが生きたまま墜落を始め]


セルリアン「フルバレット」
[着弾した銃弾は火炎を噴き出し、飛行物体を焼いていく。そのまま飛行物体は火の玉となり墜落する。]


サロ
ってまた逃げなきゃなんないのかよ!?


グリフォン
ッこっちに落ちてくるぞ!


藍司 優
なんかうまいこと同士討ちしてくれたね……とりあえず避難だけしよか


バタリオン [アモカンの群れに墜落し]


ライガー
あ……


サロ
やべっ…


スウィング
うわっ[咄嗟に木の陰に隠れ]


ルナ
はぁ...全く...


藍司 優
あ”


グリフォン
ッ!またか!?


ルナ
[木の影に隠れる]


サロ
ここももう時期爆発しますよ!


藍司 優
いや、覆いかぶさってるから爆発の勢いは減衰するはずだ


セルリアン「フルバレット」
[墜落したバタリオンの火炎と衝撃で吹き飛ばされたアモカンが一行の方へ飛んで行く。]


藍司 優
それよりフルバレ…なんでこうなるねん!!!


サロ
えぇ!?またこっち!?


ルナ
...!


グリフォン
ッ![岩の陰に滑り込む]


ライガー
あのセルリアン……余計なことを!


サロ
[同じ岩の影に隠れる]


ルナ
爆発する前に...!
はじき返すッ


セルリアン「フルバレット」
[飛ばされ炎上したアモカンが落下の衝撃で次々に爆発四散する。]


ルナ
[杵で飛んできたのをいくつか弾き返し、流れで木の影に隠れる]


ライガー
[木陰に滑り込むように隠れる]


セルリアン「フルバレット」
[岩に弾かれた金属片が縦横無尽に飛び散る。]
[そして藍司の頬を掠める。]


スウィング
た、倒すどころか被害ががががが[震えながら]
 


藍司 優
呪われてるのかよ俺


ライガー
さっさと隠れないからこうなるんですよ……!


藍司 優
いや……結果はそうなんだけど、因果律が僕を呪ってるように思えて仕方ないんだ……宝くじ引く並のピンポイント引いてない??


ライガー
[藍司の側に駆け寄る。地面を拳で殴り、砕けてめくれあがった岩盤を盾にしてやる]


藍司 優
あっありがとううう・・・!


ライガー
……余計な手間をかけさせないでください。(そろそろこちらのサンドスターも限界ですね……食事も摂り忘れてしまってますし)


セルリアン「フルバレット」
[安堵からか、彼らは彼方から迫りくる土煙が接近するまで知覚することができなかった。]
[数10m先の目と鼻の先で不快な咆哮が耳を劈く。]


サロ
!?


セルリアン「フルバレット」
██████ーーーーーーーーーー!


グリフォン
なっ!?


セルリアン「フルバレット」
[土煙を纏ったフルバレットはそのまま突撃し、藍司とライガーの目前の地面の壁を粉砕し停止する。]


ルナ
!?


ライガー
下がっていなさい…ッ!
[藍司を掴んで安全圏へ投げ飛ばす]


藍司 優
うっひょお!?
[思いっきり飛ばされる]


セルリアン「フルバレット」
[ライガーと鼻先数センチで1秒ほど睨み合ったのち、砲塔をライガーに叩き付けようとする。]


ライガー
くっ……!?
[回避に移ろうとする]
[しかし、藍司を庇った事もあり体勢は不十分だった]


セルリアン「フルバレット」
[砲塔は辛うじてライガーの左脚に直撃する。]
[そして返す刀でライガーを掬い上げ、中空に打ち上げる。]


ライガー
きゃあっ……!?


セルリアン「フルバレット」
[中空に打ち上げられ、回避行動が取れないライガーを無機質な銃口が補足する。]


グリフォン
ッ![野生解放し、急いで飛び立つも明らかに間に合いそうにない]


ファントム
[その時、さっきまで何もいなかったフルバレットの脇に突然アニマルガールが現れた]
そぉらッ!
[アニマルガール―ファントムはフルバレットのバレルを蹴り、照準を強引にずらす]


セルリアン「フルバレット」
[蹴りにより狙いがズレた銃弾はライガーの僅か数10センチ横を掠めていく。]


ライガー
……!


セルリアン「フルバレット」
[四脚を広げ身体ごとそれを回転させて土煙を巻き上げ、煙幕とする。]
█████!


グリフォン
[空中でライガーをキャッチし、素早く遠くへ逃げる]
…!今のは…!


セルリアン「フルバレット」
[回転しながら闇雲に銃弾をばら撒き、その隙に高速で後退する。]


ファントム
ふぅ...自分の身は自分で、って、あの時入江に二人で言ったじゃないか、ライガー
[後退するフルバレットを見たあと、振り返って]


グリフォン
ファントム!やっぱり君か…!


ライガー
私一人ならこんな無様は晒していません… [そっぽを向く]


ファントム
...頑固ね...私なら渋々でも認めるのに。
ま、いいわ。 こういう相手は私の方が得意だから。


グリフォン
…ありがとな、ファントム。ライガーを守ってくれて…


ファントム
いいってことよ。 あの足長の時は逆だったんだから。
それで、こいつをどう倒すのか作戦はあるの?


グリフォン
……(本当は巻き込みたくはないんだが…背に腹は代えられないな…)
[ほんの少し悲しそうな顔をするもすぐに切り替える]
…作戦はあるよ。


ファントム
...聞かせて。 やれる範囲で協力するわ。
狼王も...って、私すっ飛んできたから置いてきちゃったか。


ライガー
[横でじゃぱりまんを食べている]


グリフォン
…助かるよ。作戦はまず…
[ファントムに作戦の概要を伝えた]
…ということなんだ。


ファントム
...なるほど、じゃあ私は囮役がよさそうね。
ただあいつ、殴った感じ結構硬かったから...とどめはライガーじゃないと無理かもね。


ライガー
そういう事です。ですが、弱点ならばあなた方でも破壊は可能でしょう [4つ目のじゃぱりまんを食べ終える]


ファントム
...見た感じどこかわからないけどね。 ま、囮はやるだけやるわ。
[言い終えるとフルバレットに向かって走り出す]


セルリアン「フルバレット」
[フルバレットはアモカンが複数居るポイントで腰を下ろし、給弾しているようだ。しかし砲塔はこちらを向いている。]


ファントム
[どんどん接近していく]


セルリアン「フルバレット」
[ファントムに向け3発1セットの射撃を数回行う。]


ファントム
[ファントムは銃口が光った瞬間、射線のすぐ横に瞬間移動して回避しながらさらに接近する]


セルリアン「フルバレット」
[フルバレットも給弾を中断しファントムに肉薄する。その頭には一匹のアモカンが載っている。]


ファントム
(...弾薬箱?)
[背後に瞬間移動してから駆け登り、アモカンを奪い取って少し離れる]
...なにこれ。


ライガー
それが弾倉です。見つけ次第、壊すと良いでしょう


セルリアン「フルバレット」
[奪い取った赤のアモカンが体内の弾薬をガチャガチャと震わせる。]


ファントム
なるほどね。 ...ってなんかヤバそう!
[フルバレットに向けて投げつけて離れる]


セルリアン「フルバレット」
[フルバレットが反転し投げつけられたアモカンに通常弾を命中させ、撃ち返す。撃ち返されたアモカンは赤熱し、爆散して火炎を周囲にまき散らす。]
[直撃こそ免れたものの、無数の火の粉がファントムに降りかかる。]


ファントム
うわっぷ![慌てて瞬間移動で火の粉から逃れる]
...面倒くさいなこのセルリアン。


セルリアン「フルバレット」
[ファントムが慌てている間にフルバレットが再び距離を離す。火炎と土煙で追跡は困難を極める。]


グリフォン
…おーい!大丈夫か!


ファントム
なんとか、ただどうしたもんだかって所ね。


グリフォン
…とりあえず他の子たちを置いて行ってしまっているから一旦さっきの場所に戻ろうか。
そこでもう一度話し合ってみよう。そうしたら何か分かるかもしれない。


ファントム
そうね。 作戦とか言っといて一人で突っ走ってたわ...[走る]

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


藍司 優
おお、無事に戻っ……増えてない?


ファントム
主に私ね。


藍司 優
グリちゃん止めなかったの?


グリフォン
…本当は止めたいけど状況が状況だからな…[少し悲しそうな表情で小声で呟く]


ファントム
ま、私が勝手に助けに入ったのもあるけどね。


ライガー
あなたを助けたせいで散々でしたよ… [藍司をジトッと見ながら]


藍司 優
(掌返しかよ、って言おうかと思ったが、理由を聞いてみれば真摯な話だし止しておこうか)
あー…それに関しては本当に申し訳ない…


ルナ
あら、みんな無事そうでなによりだわ


サロ
良かったです


藍司 優
その分知的労働するから許して欲しい……とりあえずそれぞれの得意なことや野生解放を簡潔に僕に教えてほしい
割り振れる仕事を判断しつつ、作戦を組みなおすから


ルナ
[ガキッと鈍い音が響く]
[振り上げたあとにルナはバックステップで距離をとる]
...効いたのかしら...あれ...

 

ロボ

ぬんっ![フルバレットの脚を殴りつけた後距離を取る]


セルリアン「フルバレット」
[四脚で大地を抉り取りながら勢いを殺す。]
…………。

 

ロボ

……。


ルナ
[ロボを見て]
...そうだ!そこのフレンズさん!トリガーとトリガーの間にやつの弱点があったわ!
狙うならそこよ!

 

ロボ

なんだと?随分面倒臭い場所にあるじゃないか…


ファントム
(え、何その位置めんどくさ)


ルナ
(これは...なかなかにシビアかもね...)


ロボ
まあいい、狙うなら一本勝負だ。
[転がっていた石を拾い]


セルリアン「フルバレット」
[土煙を上げ狼王目掛け突進する。]


ロボ
ふんっ!
[弱点に狙いを付けて石を投擲する]


セルリアン「フルバレット」
[脚を回し石を叩き落とす。そのままの勢いでロボを地面に倒す。]


ロボ
ぐおっ!![地面に倒され、押し返すべく力を込め]


セルリアン「フルバレット」
[間一髪で砲塔がロボの頭のすぐ右横に突き立てられる。]
[そのまま圧し潰すべく更に力を込める。しかし互いの膂力は拮抗しているようだった。]


藍司 優
おっし、今がチャンスか
グリ。屈辱極まるだろうが、流石に見てられんから手当てさせてくれないか。


グリフォン
…あぁ…すまない…な…っ…!
[痛みのせいでそれどころではないようだ]


藍司 優
よし。どこが痛む?部位は推定するしかないんだ


グリフォン
…っ…[自身の右側の脇腹を指さす]


藍司 優
そこか。少し服を捲くるよ


グリフォン
…っ…わかった…


藍司 優
[一応消毒や止血を施したのち、傷口に粘土のようなものを押し当てる]


グリフォン
ッ![傷が染みるが耐えている]


藍司 優
これはいわゆる「パテ」みたいなものだ。患部と同化し、アニマルガールの体組織へと変化する。傷口に押し当てるぶん痛むが…
その分、即効性がある。簡易とはいえ、わずかな時間で埋め合わせることができる。だから、辛抱してくれ


ライガー
そちらのペンギン……さん?たしかこの付近に罠を設置したりしていませんでしたか?


グリフォン
…あぁ…ありがとな…[苦痛が徐々に和らいでいく]


スウィング
ペ、ペンギ……ッ!?……じゃなくて!確かウサギさんが仕掛けてた筈です。たしか……あっちの方だったような……?


ライガー
では、こうしましょう。あなたはその罠の近くに先回りしておいてください。
私が奴を殴り飛ばして移動させます。後はあなたが罠へ誘導を


ルナ
悪かったわね、合流に少し遅れたわ…


スウィング
……は、はい![罠の方へと走り出し]


サロ
こっちですか?


ルナ
そう、罠はスウィングが走っていった方向ね
ここはライガーに任せて私達も先回りするわよ!


ライガー
(賭けになりますが、大口は叩いておかないとですよね…)


セルリアン「フルバレット」
[お互いに力比べをしながらロボの顔のすぐ脇で地面に向け銃弾を発射する。ロボの耳に金属音が響く。]
……!


ロボ
ぐ…っ!
だまれ!結構耳に響くんだ!
[砲塔を掴んで地面にねじ込み]


セルリアン「フルバレット」
[フルバレットの上で赤のアモカンがいそいそと作業をしているのがロボの目に映る。]


ロボ
(何をする気だ?…)
[腕を伸ばしてアモカンを弾く]


セルリアン「フルバレット」
[接続された弾帯を残し赤のアモカンが弾き飛ばされる。]
ゲッゲッゲッゲ
[金属が擦れる音とも笑い声とも取れる音を上げる]


ロボ

(嫌な予感がするな)


ライガー
そこをどいていただきましょうか![フルバレットに接近し、全力で拳を振り抜く]


ロボ
恩に着る![すぐさまフルバレットの股下から離れる]


ライガー
[拳が叩き込まれ、フルバレットを罠の方向へ殴り飛ばした]


セルリアン「フルバレット」
[殴られた勢いで逆さまに落下するが、罠が発動しさらに打ち上げられる。]
[着地の衝撃で膝をつく。]


ライガー
チャンスは作りましたよ、みなさん


ロボ
おお、あんなことも出来るのか。


ルナ
オーケー、ありがとうライガー...!
[ルナの体が光り始める]


藍司 優
よっしばっちり決まったな!!


ルナ
1/2の速度しか出せないけど…!


藍司 優
みんなー!!!受け取れ!!![プラスチック容器を投げ込む]
中身はサンドスターだ、これで全力を叩き込んでやれ!!!!


ファントム
おっ!気が利くねぇ!


ルナ
...!たまにはやるじゃない!


スウィング
……見直しました![受け取り]


藍司 優
今回僕通しでがんばってたつもりなんだけど


セルリアン「フルバレット」
[通しで頑張った藍司の頬を銃弾が掠める。]


藍司 優
もう慣れたよ!!!


セルリアン「フルバレット」
[それを皮切りに無数の銃弾が飛来する。]
[着弾点は火の海だ。]


ルナ
ふ...遅い遅い遅い!
[銃弾の雨の中を高速で走り抜ける]


グリフォン
ッ!皆避けろ!


ファントム
っし、おらぁぁぁぁ!
[瞬間移動で殴りかかって再びバレルをずらす]


ロボ
[野生解放により顔がサンドスターに覆われ、狼に変わっていく]
弾幕か…!皆、気をぬくな!


ファントム
狙いは外した! 今だ!


ルナ
行くわよ!月面解放!
[ルナの手元が光り輝く]


藍司 優
いてこましたれーー!


ルナ
月面パンチッ!
[フルバレを横から殴った]
[鈍い音が響く]


セルリアン「フルバレット」
[殴打され湾曲した砲塔を無視した銃撃により赤熱した砲塔が半ばからへし折れ飛来する。]
[尚も構わず銃撃を続け、火炎によりルナを退ける。]


ライガー
ああ、もう!なんで私が最後まで人間を守らないとならないのですか! [藍司の前で地面を砕き壁を作ってやる]


ルナ
?!これは...![再び距離をとる]


セルリアン「フルバレット」
[めくり上がった地面の壁に折れた砲塔が突き刺さり、先端が藍司の鼻先に触る。]


藍司 優
お祓いいかなきゃ・・・


ロボ
部位破壊が成功した!
今だ、完膚無きまでに鏖滅しろ!


スウィング
――もう影が薄いとか言わせませんからああああああ!!!![よくわからないことを口走りつつ、フルバレッドの死角から虹色の軌跡を描いてビンタを直撃させる]


グリフォン
…!スウィング!ナイスだ!


ファントム
(当たった...!)


ロボ
(いいぞ…!!)


藍司 優
[固唾を呑む]


ルナ
やるじゃない...!


セルリアン「フルバレット」
[スウィングのビンタでフルバレットの背部の石が粉々に砕け散る。同時に力なく中空に向け2、3発射撃し、地面に倒れ伏せる。]


ロボ
これで、オチか…
[倒れ伏したフルバレットとスウィングを交互に見つめ、目尻をあげる]


ファントム
やった...


藍司 優
勝……勝った、んだよね


サロ
………
チビ達はまだ残ってたっけ?


セルリアン「フルバレット」
[石を失くしたフルバレットは形こそ残っているものの、少しずつ瓦解してゆく。]
[暫く無音だった無線機に通信が入る。]


グリフォン
……。[無線に耳を傾ける]


藍司 優
(最期くらいは聞き届けるか)


セルリアン「フルバレット」
コチラ…コチラ
ゾウエンヲ…
ダレカ、タマヲ…

抱き締めて…
[無線が一方的に切断され、完全にフルバレットは沈黙する。]


スウィング
[しばらくそのままの姿勢で止まっていたが、立ち直って自分の手のひらを見、]……[目をぱちくりさせ]……!
 


ロボ


藍司 優
あーグリ。


グリフォン
…なんだ…?


藍司 優
なあ、今の聞いた?


グリフォン
…ああ…。


藍司 優
……俺がするのは、なんとなく可哀想な気もするんだけどさ。どう思う?


グリフォン
……
…わかったよ…。[フルバレットに近づき、抱きしめる]


ファントム
...え、ちょっと何して...?


藍司 優
大丈夫だ。心配いらんよ
[無線に話しかける]お疲れ様でした。それと、おやすみ。


セルリアン「フルバレット」
[フルバレットはグリフィンの腕をすり抜けるように消滅していき、後にはいくらかの鉄屑だけが残った。]


ロボ

[フルバレットを抱きしめるグリを、見つめる]


藍司 優
はーーー……無機質な化物だと思ったからやりやすかったのに、最後の最後でなあ。
[自身の顔をぺちぺち叩く]よし!”


ライガー
散々暴れてこれですか…よく分からない存在ですね


藍司 優
今思えば防衛だったのか、とか色々思わなくもないけども。まあ、それはさておいて。


ロボ
(そういうものかもしれない…
…確かに、ヒトよりかはやりづらいな…)


グリフォン
…君も守る側だったんだね…お疲れさま…[鉄くずを拾い上げる]


藍司 優
勝ったんだ!君たちは!!!


ファントム
ええ、やったわね。 特にそこのペンギンさん、ナイスビンタ


サロ
すごかったですねー


藍司 優
いやあ、あれは人間で喰らったら死ぬわ……。あいつがよく言うのもうなずける


スウィング
わあああああ!!!!!やりま[喜びのあまりその場で跳ねる。が、野生解放したままで数m垂直に跳躍し]ああああああああ!?[空中でジタバタした後に背中から地面に落ちる]……いたた……


グリフォン
(…君はアルファを奪った…それは許せない…でも…)
…君の意志は受け継ぐよ…[小声で呟き、鉄くずをポーチに優しく入れる]


ロボ
ああ、良くやった[スウィングを撫でて]


藍司 優
ねえ、グリちゃん。
誰かに無線しなくてもいいのかい?[少しおどけてからかう]
スウィングちゃんの跳ねっぷりちょっと草生える


スウィング
うぅう……使いこなしてみせますもん……[撫でられながら]


ファントム
...そういえばライガー、聞きたいことがあるのだけど。


ライガー
なんでしょうか…?


ファントム
...あなた、私がそうするよりも前から、人の管理から離れてセルリアンを狩ったりしてたのよね?
それってどうしてなの?


ライガー
……。
私が、私であるためです


ファントム
...それってつまり、ネコ科最強であることがあなたって事?
なら言わせてもらうわ、それは違う。


ライガー


ファントム
強さだけが存在意義なら、私もライオンもトラも存在意義がなくなっちゃうわよ。
それに今回、あの機関銃みたいなセルリアンを相手にして、理由はどうであれあなたは一度『死にかけた』。
...完璧なものは存在しないわ。『強さ』も含めて。
でもね、『強さ』以外にも己を示す方法っていくらでもある。
私だったらそうね...神出鬼没さ、かしら。元のファントムキャットもそうだったし。


ライガー
…私には強さしかありません。それ以外に、私は望まれてはいない
あなたとは、あなた達とは違います…。


ファントム
...どう違うの? 前にも同じこと言ってたけど、具体的に言ってくれないとちょっと頭の悪い私じゃわからないわ。


ライガー
あなた達には生まれた時から形があります。それは自然界であれ、空想上であれ、有るべき形と意味が。
なのに…なのに…!私には何故、自分が生み出されたのかが分かりません!
だったら、形だけでも人々の望む姿を見せるしかないでしょう!
私は青いバラなんです。綺麗だからと生み出されたあの哀れな花と同じ。


ファントム
(...ああ、なるほど。 まるで昔の私ね......)
...一ついいこと教えてあげるわ。 私たちUMAにはね、二種類いるの。
本物の動物みたいに繁殖出来る奴と、クッソ長生きな代わりに一代限りの奴。
...私はね、『クッソ』がつくほど長生きでもないのに一代限りなのよ。
おまけにUMAっていうのは元々自然界には存在してない、人の噂話や伝承から生まれるもの。
何のために生まれたのかは最悪、「誰も知らない」わ。
...だから、そこはフレンズになった時、私も悩んだ。
けど今はこう考えてる。
「ファントムキャットが私の代で終わるなら、私が生きた証を、できるだけわかりやすくこの世界に残す」って。別に人間が望んだ姿で生きる必要なんてない。自分のやりたいことをやって死ぬだけ。
その方がよっぽど気楽だし、きっと楽しいから。


ライガー
あなたも、同じ……?
やりたいことをやる……その方が楽しいなんて、考えたことありませんでした
あなたは私よりもずっとすごかったのですね…


ファントム
すごい? そんな事ないわよ。私に出来なくてあなたに出来ることだって絶対あるから。
同じ悩みを解決したのがたまたま私が先だった、それだけよ。
それにこんな大口叩いておいて、私は未だに人前に出るの躊躇ってるしね[苦笑いした]


ライガー
確かに、詰めが甘い部分も多いですしね。


ファントム
う...言ってくれるわね...
そこだけは中々治らないのよ...


ライガー
でも、ありがとうございます。[微笑む]
https://cdn.discordapp.com/attachments/361001174633021442/369164059297447936/DSC_0128.jpg
あなたのお陰で、少し楽になりました


ファントム
ふふ、それはどうも。
次に会う時が楽しみよ。


ライガー
私はまた自分の生き方を探しましょう。セルリアン退治は自分の意思で続けていこうかと思いますが


ファントム
そう。 でもそうね...ヤバいセルリアン見つけたら...
二人で倒すのはどう?[紙の切れ端に何か書いている]


ロボ
[二人のやりとりを頷きながら眺めていて]


ライガー
あなたに無い力と、私に無い速さ…力を合わせるのも悪くないのかもしれませんね


グリフォン
(危ないことはしてほしくないんだけどなぁ…)
[少し心配そうな顔で2人を見ている]


ファントム
そう思ったなら、はい[紙の切れ端を渡した。番号が書かれている]
…あなたが電話持ってるか知らないけどね


ライガー
電話でしたら、そうですね…。[同じく何か書いたメモを渡す]
[メモには動物保護施設『あおぞらの里』の電話番号と簡易的な地図が書かれている]
こちらに連絡するのが良いでしょう。私もそろそろ、戻ってあげないといけないですからね。


ファントム
…へぇ、こんな所あるのね。 ありがとう。


ロボ
…俺はそろそろ帰る。
皆、世話になったな。


藍司 優
いやあ、僕が全面的にお世話になったよねえ……そしてこれから別のところにもお世話になりそうなんだよね……。うんまあ、お疲れ様そしてありがとね!


ロボ
お前には言っていない。


ファントム
私も帰らないとね。 あの厄介な人が来る前に。


ライガー
狼王、あなたともまた会えたらお話がしたいですね


藍司 優
みんなって言うのに僕だけ外していくのか……辛いなあ


ロボ
ああ、また会おう。[藍司ガン無視でライガーに向けて手を振り]


サロ
かーえろ帰ろ[スタコラサッサ]


ライガー
ええ、また会いましょう。[手を振り返す]
私もここから離れるとしますか


ロボ
ファントム、さっさと帰るぞ[ファントムの服を引っ掴んで森に消えていく]


ファントム
ちょ、引きずらないでよぉ!?[引きずられていった]


スウィング
……その、藍司さんのおかげで助かったところもありましたし……げ、元気出してください……[ぽすぽすと藍司の背中を叩く]


藍司 優
うふふふふ……いいんだ……それよりもっと大事な後処理があってね……ああ、スウィング君も多分対象だな
君の優しさが身にしみるけど後を思えばただ痛く苦しいなあ


スウィング
後処理……?(イヤな予感が……)


グリフォン
…すまないけどその通りだね…[後ろから2人の肩に手を置く]


藍司 優
抵抗とか逃げたりとかしないからあのがんじがらめ拘束だけなんとかしてほしいなって


グリフォン
…君の場合は仕方がないとしか言えないよ…[少しジト目で藍司を見る]


藍司 優
まあ完全に今回は故意犯だからね……うん……


スウィング
……もしかして、私も……共犯?[不安そうな顔で]


グリフォン
…まぁ…そうなるかな…(入江のことだから大丈夫だとは思うけど…)
[2人の肩から手を離し、少し離れた位置で通信をし始めようとする]


藍司 優
あ、でもひとつだけどうしても。


グリフォン
…なんだい?


藍司 優
「やったよ」って。
それで僕はおとなしく連行されることにしよう、いや抵抗のしようもないけどね


グリフォン
…はぁ…わかったよ…。
[少しため息をついて入江に通信を送る]


藍司 優
頭が硬いようでギリギリ融通してくれるそういうところ大好きだよ


グリフォン
[藍司の言葉を無視して2人に聞こえないように通信をする]
……こちら新アルファ。…聞こえているかい、入江。
 


入江 晶子
………………………………はい、入江です。聞こえていますよ
[通信を開いてからの間は、少し大きかった]
報告をどうぞ


グリフォン
…指示通り周囲にいた人は2名を除いて避難させたよ。
その2名はセルリアンを見てしまっているから待機させているよ。
出来れば迎えに来てくれると助かるな。
…あとここからは独り言なんだけど…


入江 晶子
…はい


グリフォン
[藍司を横目で見る]
…"やったよ"。

報告は以上さ。


入江 晶子
………………………………………………
……ええ
アルファ、お疲れ様です。
そして…………ありがとうございます。
貴方であれば、入江班のアルファの後継にふさわしい
[その声は、悩みから解放されたような、少し…穏やかな声だ]
これより迎えを出します。
報告は以上ですか?


グリフォン
…ああ…詳しい話はまた後で話すよ…
それじゃあ…通信終わり…だね。
[やり遂げた表情で通信を切る]


入江 晶子
-----------------------------------------------------------------------------
[暗いCDC会議室]
ええ…あなたは本当に…よくやりました。
私の気持ちに、付き合ってくれてありがとう。
[目のあたりを手で軽く拭う]
-----------------------------------------------------------------------------
その後、3人のもとに大きなワゴン車に乗った入江が来た。
まずグリに歩み寄り、小さな声で話しかける。
「初仕事、お疲れさまでした。
…実は今回の案件は、私の私情が多く混ざっています。貴方が新人であることを利用した、……勝手な討伐です。
……………………そうと分かったうえで、やったのでしょう?」
そういって彼女は、申し訳なさそうに微笑んだ。


グリフォン
「…まぁね…でも、そんなに気にしなくていいさ。…私もスッキリしたからね…ありがとう。入江。」
そう言ってグリは彼女に微笑み返した。


入江 晶子
「この件についてどうなるかは追って説明しますが…カバーストーリーは「無人航空機墜落」が適応されるでしょう」
「問題はその二人ですが…」
そういって、男とアニマルガールを見る。
特に男に対する視線は、薄暗いものだ


入江 晶子
「では、二人とも…この車に乗ってください。ここは危険ですので…私は警備会社PROTECの者です。あなたたちを保護しに来ました」
先ほどまでの表情は消え、それは人を安心させるような笑顔にすっと変わった。


藍司 優
毎度の事ながらお世話になります……。それと……
あー、いや。何でもないです。[促されるままに従う]


入江 晶子
「…ええ、気を付けてご乗車ください」
微笑みは一切崩れない。
しかしその崩れない笑みが、藍司の集中して向けられた。
[余計なことは言うな]と言わんばかりに
「ペンギンのアニマルガールの子も…怖かったでしょう?
事態の説明や、念のために検査なども行うので、もう大丈夫ですからね!」


彼らは車に乗せられていった。
その後スウィングにはその宣言通りの身体検査と、カバーストーリーが教えられた。
そして、簡単な口止めも…
藍司に対しては、少し対応が違った。
厳しい拘束がなされ、座らされた椅子には、いくつかの薬品が並べられた…が、
それが執行される前に、藍司は解放される。
それがなぜか確定するには…ヒントが足りなさ過ぎた
予想することしかできないだろう
森には立ち入り禁止措置が取られ、いずれこの事件も、風の噂と消えるだろう。
パークは、再び平穏を取り戻したのだった…

 


藍司 優
[それから数日が経過してのこと。吊るされていた男は電話を繋ぐ]
何度も言うようだけど「無人航空機墜落」には守秘義務があってね、内容には触れられないんだ。
その割には楽しそうだ?ああ、内容は喋れないけど、掛け替えのない思い出にはなったね。勇気と、それと愛のある話だった。命に関わったけど、全然惜しかなかったね。それよりだ
スウィングちゃん、君の見立て通りだったねえ。僕の負けだ、とにかく凄かったよ。
だから、次会うときはそれはもう褒め殺しといて。僕が言うと何もかも薄っぺらいからね
それと最後に。誰が変態だよ次会ったらぶっ殺すかんな
[切れた電話に表示されていた名前は[九洲梨]だった]


 

 


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キャスト


入江 晶子:Fu_sutu

グリフォン:DerMaltu

フルバレット:ZAKU

藍司 優:hag fish

サロ:Aoitori

ルナ:すとろべりー

スウィング:キキリシュギ

ファントム:Type-ZERO

バタリオン / ロボ:sakamata

編集・校正:Nordic

 

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