ルナール(人族)

ページ名:ルナール(人族)

【ルナール(人族)】


能力値の決定
A:2d B:2d+6 C:1d D:1d E:2d F:1d+6

生まれ表A

  生まれ 初期所有技能 基礎能力値 初期経験点
2~4 学者 セージ 技2 体8 心13 2500点
5~6 妖術師 ソーサラー 技2 体7 心14 2000点
7 呪術師 コンジャラー 技3 体6 心14 2000点
8~9 楽師 バード 技3 体5 心15 2500点
10~12  射手 シューター 技6 体6 心11 2500点

生まれ表B

  生まれ 初期所有技能 基礎能力値 初期経験点
2~4 占い師 ミスティック 技5 体5 心13 2500点
5~6 妖精使い フェアリーテイマー 技4 体6 心13 2000点
7 呪札使い アルケミスト 技4 体7 心12 2500点
8~9 神使 プリースト 技3 体7 心13 2000点
10~12  野伏 レンジャー 技5 体6 心12 2500点


追加生まれ表(C)

  生まれ 初期所有技能 基礎能力値 初期経験点
2~4 密偵 スカウト 技6 体5 心12 2500点
5~6 練体師 エンハンサー 技4 体8 心11 2500点
7 魔導師 ソーサラー&コンジャラー 技2 体6 心15 1000点
8~9 軍師 ウォーリーダー 技3 体8 心12 2500点
10~12 軽戦士 フェンサー 技6 体7 心10 2500点


初期習得言語
 「ルナール語」の会話と、「交易共通語」の会話と読文
選択不可の技能
 なし
"穢れ"
 0点

 

器用度 敏捷度 筋力 生命力 知力 精神力
C B+ D+ D+ A- A+

(全「生まれ」の平均+ダイスの期待値が基準。生まれによって±1ランク程度の誤差が発生)


【種族特徴】
[暗視]
 暗闇でも昼間と同じようにものが見えます。

[狐変化]
 主動作で狐の姿に変化できます。変化すると、大柄な狐の姿になり、
すべての装備品と「部位:耳」「部位:首」以外に装備している装飾品は外れ、
その場に落ちます。狐の姿では武器、防具と「部位:耳」「部位:首」以外の
装飾品は装備できず、アイテムも使用できません。手が必要な作業は行えませんが、
能力値はそのままで、会話なども変わらず行えます。
 狐の姿になるのにも、元の姿に戻るのにも、MP3点を消費します。
元の姿に戻るのも主動作です。それぞれの姿に、時間制限はありません。
 また、狐の姿のときは<格闘>のBランク武器<牙>を得ます。
ただし、狐の姿になると<投げ>は使えなくなります。

[狐火]
 MPを1点消費し、主動作で念じることで、自身の周囲に浮遊する炎を出現させます。
この炎は1日の間継続して燃え続け、【ライト】と同様に半径10m内を光で満たし、
さらに自身から10mの範囲まで自在に移動させることができます。
炎は、『自身の冒険者レベル/2(端数切り上げ)』個まで同時に出しておくことができます
が、一度に複数作るときには、その個数ぶんだけMPを消費します。移動させる際には、
すべて同時に動きます。炎を移動させる、炎を消すのは補助動作です。
 また、この炎が出現している状態でのみ、主動作で炎を飛ばして敵1体に攻撃を行う
ことができます。「射程:10m」「形状:起点指定」で、「冒険者レベル+精神力ボーナス」
を基準値として、対象の「精神抵抗力」と比べあいを行います。成功すると「威力0+
冒険者レベル+精神力ボーナス」点の炎属性の魔法ダメージを与えます。このダメージは
「抵抗:半減」「C値⑩」として扱います。このとき、炎が2つ以上出現していた場合は、
『余分に出現していた数』ぶんのダメージを追加します。炎を飛ばすのにMP等は消費しま
せんが、使用すると炎はすべて消えてしまいます。
(射程は炎の位置からではなく、自身の位置から計算します。)

 

【ルナールの種族特徴の強化】
[狐変化]が強化されます。
6レベル:[狐変化]を使用するとき、狐の姿のほかに、完全に「種族:人間」の姿に
なることを選べます。完全な人間の姿は、本来の姿から耳が人間のものになり、尻尾は
失われるだけで、その他の部分の容姿や印象は変わりません。MPも消費します。
また、通常形態時に尻尾を増やすことができるようになります。増やすことのできる
本数は、『冒険者レベル-5』本となります(6レベルで+1本の計2本、7レベルで+2本の
計3本……)。増やせる本数は最大で8本(13レベルで+8本の計9本)までです。
尻尾の本数は、能力値等には特に関係しません。

11レベル:[狐変化]とその解除を補助動作で行うことができるようになります。
また、狐以外の姿でいる(通常の状態、または「種族:人間」の姿)際に、
自身が回避力判定を要求されたとき、判定の後に1dを振ることを選択できます。
1dの出目が「4」以上だった場合は、MPを「10」点消費し、その回避力判定を自動
成功とすることができます。ただし、自身は自動的に狐の姿になり、すべての装備品と
「部位:耳」「部位:首」以外に装備している装飾品は外れ、その場に落ちます。
 この効果で回避力判定が自動成功になった場合、次の日までこの効果を再び
使用することができません。

16レベル:[狐変化]を使用して「種族:人間」の姿を選ぶとき、本人が個体を認識
している他人(「種族:人間」に限る)の姿をとることができるようになります。
また、回避力判定を自動成功にする際、狐の姿にならず、そのままの姿でいることを
選択できるようになります。

 

【ルナールのPC】
 狐のように大きな耳と、ふさふさの尻尾を持つ種族です。
 動物の特徴を持った種族として、しばしばミアキスと比較されますが、
こちらはミアキスと違って魔術的な適性が特に高く、逆に手先はミアキス
ほど器用ではありません。
 ルナールもミアキスと同じく、自身の意思で変身することができます。
こちらは猫ではなく狐の姿で、この状態でルナールであると見抜くのは、
なかなかに困難でしょう。
 ルナールは主にテラスティア大陸の北にある、レーゼルドーン大陸を
中心に分布しています。ですが、種族の傾向としてお節介焼きが多く、
狐の姿や人間の姿でいろいろな人々と交流し、人助けをしているうちに、
テラスティア大陸へと流れついた者も多くいるといいます。
 優れた知力と精神力、潤沢なマナを持っており、魔法使い系全般に
適性があります。また敏捷性もそこそこ高く、狐の姿でも牙を使って戦う
ことができます。変わったところでは錬金術に精通する者が多く、特に
マテリアルカードの扱いが得意であるといいます。
 ルナールは10歳程度で成人として扱われますが、そこから老いることなく
生き続けます。明確な寿命は確認されておらず、一説には500歳を超える
ルナールもいると言いますが、真相は定かではありません。年齢にかかわらず
古風な喋り方をする者が多いことも、その謎に拍車をかけています。

 


Sample:ルナールの呪術師

「なんじゃ?この狐の耳と尻尾が、そんなに珍しいかのう?」

コンジャラー2 セージ1 アルケミスト1
HP:16 MP:31 生命抵抗:3 精神抵抗:6
器用:9 敏捷:17 筋力:8 生命:10 知力:23 精神:25
Graph:
攻撃力:2 防御力:2 魔法能力:4 援護能力:5 汎用性:4 爆発力:1

キャラクター解説
 狐に変化できる能力を持つ種族です。ミアキスと同じく、人族として生活する
ものもあれば、ほとんどの期間を狐の姿のまま過ごすルナールも存在します。
 操霊魔法とマテリアルカードによる味方の援護に特化しており、【ファナティシズム】
で味方の命中を底上げし、下がった回避を【プロテクション】と【バークメイル】で
カバーする戦い方がメインです。状況によっては、高い魔力とMPにものを言わせて
【スパーク】による先制攻撃もいいでしょう。
 成長させるのであれば、コンジャラー技能レベルやアルケミスト技能レベルを上昇させて
さらなる支援能力を確保する他、精神力を生かすバード技能やミスティック技能を
新たに習得するのもオススメです。敏捷性もそこそこあるため、ウォーリーダー技能を
習得し、先制判定をできるようにしつつ、鼓咆で味方を強化していくのもよいでしょう。
 すべての援護能力を駆使し、世話焼きな狐を演じて楽しみましょう!


【種族解説】
【概略】
 ルナールは、大きな狐の耳と尻尾を持つ種族です。
 身長は人間よりもやや小さめな者が多く、ほとんどのルナールは繊細な白い肌に、
美しい容姿をしているのが特徴です。髪の色は金髪が多いですが、他にも白や灰色、
黒髪や赤に近い色なども見受けられます。瞳の色は金や赤、茶色など、暖色系になる傾向が
あるものの、青や緑なども少数派ですが見かけられます。尻尾の色は主に髪の色と同じです
が、成長度合いによって、その本数が増えていくことで知られています。
 この尻尾の本数はルナール自身の意思により調整することが可能ですが、特定の本数
以上にするためには、やはり成長や経験が必要なことがわかっています。現在確認されて
いる最大の本数は9本であることから、ルナール達は9尾になることを夢見て、日々切磋琢磨
しています。
 ルナールはミアキスと同じく、自らの意思でその姿を変身させることができます。ミア
キスが猫に変身するのに対して、ルナールは狐の姿に変身します。このときの頭部の毛並み
が人間形態時の色合いとそっくりなことも、ミアキスとほぼ同等です。ですがルナールは
彼らとは違い、ミアキスほど俊敏ではなく、手先の器用さはかなり劣ります。その代わり、
生まれながらに魔術に対しての高い適性と、潤沢なマナの貯蔵を持つことで知られています。
 その潜在的な才能は、生まれてすぐに、『狐火』と呼ばれるマナの炎を灯すことができる
ことからもうかがえます。この『狐火』は自在に動かすことができ、森で狩りをするとき
や、危機を察知した時は、その炎を使って敵を攻撃します。
 生まれたときは狐の形態であり、このときは狐の鳴き声に似た『ルナール語』を使って
意思疎通を行います。3歳ほどで人型に変身できるようになり、10歳ほどで成人として扱わ
れますが、そこからは老いることはなく、永い時を生き続けます。明確な寿命は確認されて
おらず、この特性はナイトメアのものに近いと思われています。
 神秘的な容貌と魔法適性の高さ、そして寿命の長さから、レーゼルドーン大陸の奥地
では『神の使い』として崇められていることも多々あるといわれます。対してナイトメアと
同じく老化せず、明確な寿命が存在しない異質さを嫌った人族たちに迫害されるルナールも
おり、場所や環境によって扱いに差がある種族といわれます。迫害されたルナールが、逃げ
場所を探してテラスティア大陸に迷い込んだという事例もあるようです。そうした者たち
は、その魔術の才能を復讐や人を騙すことに使うこともあります。国王やその側近などに
取り入り、国を支配したり転覆させたりしたというルナールの伝説も残っています。
 しかしルナールの本来の性格は律儀で、義理人情に篤く、かなりのお節介焼きです。
人に崇め奉られながら、神の使いとして村や街の長になっている事があるのも、彼らを安心
させ、救いたいという気持ちの表れでしょう。言葉遣いが古風なルナールが多いのは、そう
した環境でずっと育ってきた事と関係があるかもしれません。そして、寿命の違いを分かっ
ていながらも、気に入った人族と添い遂げることも、少なくありません。
 ルナールは、レーゼルドーン大陸北東地方からやってきたという説が有力であり、また、
いつどこからテラスティア大陸へ渡って来たかは、定かではありません。
 魔動機文明時代においては、ルナールは人里離れた山奥や森などに潜むか、あるいは
神殿などで神使として働いている者が大半だったといわれます。ルナールたちの魔術適性は
魔法文明時代には重宝されましたが、魔動機とマギテック技能が主流となると次第に需要が
薄れていき、またルナールたちも器用ではないこともあり、魔動機の扱いにおいては、あま
り興味を示しませんでした。ですがアルケミスト技能に関してだけは例外で、とりわけマテ
リアルカードの扱いに関してだけは長けていたといわれます。
 魔動機文明時代が滅び、人族が魔術を必要とする時代となったこと、そして生来のお節介
焼きな性格から、森や山奥から出てきて人族に協力するルナールも増えてきました。彼らは
もしかしたら、<大破局>を目にした、あるいは魔動機文明時代が発展していくさまを見た
……はたまた、魔法文明時代からずっと生き続けている者もいるのかもしれません。
冒険者たちは、その秘めたる魔術の才能と知識、ときに諜報員として活躍できる変身能力
――そして、その尻尾のふかふかな毛並みを求めて、ともに旅の仲間として受け入れて
います。

 

【歴史】
 ルナールがどのようにして発祥したのかは、はっきりとはわかっていません。ですがミア
キスと同じく、何らかの幻獣が遠い親戚であると考えられているようです。他にも、人間と
ミアキスの間から生まれた突然変異種……ナイトメアやヴァルキリーのような存在であると
いう説も聞かれます。これは、ルナールがミアキスと酷似した変身能力を持っていること、
そして異種族の中では人間とだけ子を成すことができることが、その証拠だという風に
論じられています。
 狐に変身できるルナールは、ミアキス程ではないにしろ正体を隠すのが上手く、また
レーゼルドーン大陸が出身であるとされるため、確かな情報はあまり残っていません。
ですが少なくとも、魔法文明時代初期にはその存在が確認されており、魔法王の側近や妻に
なったり、あるいは自身が魔法王となったという記録も、わずかながら残されています。
ただ、不死ではありませんが不老な存在であるルナールは、この時代の魔法王がこぞって
求めたという『不老不死』に関しては、特に興味を示さなかったといいます。
 魔動機文明時代に入ると、ミアキスと同じく人を化かす存在として、またナイトメアと
同じく異質な存在として、一部では排斥される動きが生まれました。これまでずっと人族に
尽くしていたルナールのショックは大きく、その反動で人族に憎しみを抱き、操霊術などで
人族に復讐を考える者も多くいたようです。一方、アルケミストとしての才能を認められた
り、あるいは変わらずに神の使いとして人族にもてはやされ続けたルナールもまた、数多く
いました。ルナールはこのとき、人族に排他された者とそうでない者に2分され、それが
現在になっても後を引いていることがあるようです。
 都会に残ったルナールたちも、やはり改良されていく魔動機と、少なくなっていく自然に
愛想を尽かし、次第に人々とは距離を取っていくようになりました。魔動機文明時代末期
には、そのほとんどが森林に住居を構えるようになっていたといい、ミアキスと同じく、
一般の人々は知らない絶滅危惧種のような扱いであったといわれます。ですが学んだアルケ
ミスト技能のノウハウだけはちゃっかりと持ち帰り、独自の進化を遂げさせました。
 <大破局>によって魔動機文明時代が滅び、住処である森や街が蛮族により蹂躙されてしま
いました。大事にしていた仲間たちが殺されたルナールは、彼らの無念を晴らすため、
そして人々に希望を与えるため、人族の一員として蛮族に立ち向かうことを選んだのです。

 

【種族としての特性】
 ルナールは知力と精神に優れており、あらゆる魔法系統に対して高い適性を発揮します。
特に精神力はかなりのもので、豊富なMPを生かした魔法支援の他、ミスティック技能や
バード技能にも向いています。
 敏捷度も平均よりやや上の水準で、フェンサー技能などを習得すればある程度の回避
力が見込めます。[狐変化]時に使用できる<牙>もフェンサー技能での使用が可能であり、
C値が⑧となるので、魔法技能をかじった中衛フェンサーとしての役割もいいでしょう。
ただし器用や生命は低めであるため、エンハンサー技能などで命中や回避の底上げが必要
になるかもしれません。解錠や薬草の使用など、スカウトやレンジャーでの判定でも不利
になりがちです。
 筋力もかなりの低水準であり、武器や金属鎧を装備するには成長が必須です。
生命の低さも相まって、重装甲を期待される戦士系は茨の道でしょう。
 また、[狐火]をあらかじめ出しておくことで、戦闘時にMPを消費せずに敵1体にダメー
ジを与えることが可能です。これはコンジャラー技能やプリースト技能を専門に習得する
場合でも使用できるので、いざという時のダメ押しとして使用可能です。ただし、狐火を
ひとつ呼び出すのに1ラウンド、敵に対してぶつけるのに1ラウンドかかることに注意して
ください。

 

【文化】
 基本的には自然とともに暮らすルナールですが、人族の街で暮らした者は、主に楽器や
絵画などを嗜む傾向にあります。これはグラスランナーのものと似ているようですが、
彼らが陽気な曲や歌、特徴を捉えた写実的な絵画を得意とするのに対して、ルナールは
落ち着いた雰囲気の、心に響きわたるようなバラード調の曲や歌、そして大雑把に見え
ながらもどことなく幻想的な、趣のある絵を描きます。これらの文化は他の人族たちに
教わったものではなく、ルナールたちが独自に編み出し、後世に伝えて来たものである
といわれます。書籍などで新しい知識を取り入れても、ルナールたちは自身の先祖から
受け継いだ曲や歌、絵画の技法だけは、決して変えることがありません。
 そのためルナールの暮らす集落では、伝統技法を忠実に再現できるような、昔ながらの
(古くさい、とも言います)楽器や筆、紙、伝統衣装などが製作され続けており、その
希少性から人族の街では高額で取引されることも多いようです。
 特にルナールの尻尾の毛が使われている筆は画家の間では大変な人気を誇り、プレミア
価格がつくこともあります。逆に植物の樹皮で作られる、裏側が透けて見えるほど薄い
ルナール製の紙は、画家にとっては脆すぎて使い物にならず、主にそれ自体が芸術品と
して取引されています。
 また、ルナールの集落では住居の建築様式も古風であり、風通しのよい藁ぶきの家が
建てられています。これも伝統的なものであり、元々は暑いレーゼルドーン大陸で暮ら
していくための工夫であったと思われています。
 ルナールは暗視を持ちますが、狩りやとっさの自己防衛に使うため、基本的にはいつも
狐火を灯して出歩きます。幼いころから狐火の扱いに関しては訓練されているため、人族
の街ではしばしば狐火を使ったパフォーマンスをするルナールも見受けられます。それは
大道芸のようにすることもあれば、神殿の儀式の際、雰囲気を作ることにも使われます。
フェアリーテイマーが使役する火の妖精と似ていますが、自在に動きを操れるために、
時折、狐火を借りたいという依頼をする人物も現れるようです。
 また、世話焼きなルナールは人の表情を読み取り、感情を感じ取ることに長けています。
そうした特技は、ミアキスと同様、狐の姿での街暮らしや、占い師としての活動の際に
大いに役立っています。

 

【社会での存在】
 狐に化けることができ、また魔動機文明後期では絶滅危惧種扱いであったルナールは、
大破局を経て人前に姿を現しはじめましたが、その知名度はかなり低いようです。
 狐の姿に変身できること、また古風な言葉遣いをするルナールが多いことから、初見
の人からは信用ならない存在として扱われることもあるでしょう。しかし一度付き合い
始めてみれば、健気に振る舞う姿と愛嬌から、すぐに警戒心は溶け、理解を得られる
ことが多いようです。
 その変身能力から、ルナールをスパイとして活用する者もいます。手先の器用さこそ
劣りますが、隠密能力自体は高く、また仕事熱心な者が多いので、しばしば軍隊などで
も重宝されているようです。
 しかしほとんどのルナールはそうした隠密活動よりも、魔術の才能や知識を生かして
一国の宮廷魔術師として迎えられたり、あるいは神官として人々を救うような活動を
しています。ですが長く表舞台に姿を現さなかったことから、森から出てきたばかりの
ルナールは、人族たちの常識に関してかなり疎いところがあるようです。
 神秘的でありながら、どことなく抜けている……それがルナールに対する多くの人々
の印象でしょう。

 

基礎能力値合計:23
ダイス合計:9d+12
能力値合計:9d+58→89.5
固定値割合:64.80%
基礎能力値割合:51.40%


 

  presented by くろむ

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