シナリオまとめ
※シナリオは大まかに4つの形式に分かれています。
・踏破型
特殊なマップなどを使用せず、場面ごとに区切りながら目的を進めていく形式です。
ロールプレイでのアドリブが効きやすいといわれます。
・ウィルダネスアドベンチャー型
広域マップを使用して、時間を管理しながらの移動・探索を行っていく形式です。
制限時間があることも多く、効率的なルート選択や、時には大胆な動きが必要となってきます。
・ダンジョン探索型
ダンジョンアタックともいわれます。入り組んだダンジョンに挑戦する形式です。
トラップやリドルが多く、ギミック戦闘などがよく発生します。
・シティアドベンチャー型
街中を駆けまわり、情報収集をして目的への足掛かりを見つけていく形式です。
謎解きや時間配分の他、他人と交渉したり、怪しい場所に侵入したりするときのロールプレイも重要です。
- 第1回セッション<森の中の異変>
「ボクは…冒険者になりたい…です…!」
蛮族との戦いにかろうじて人族が勝利し、滅亡をまぬがれてからはや数百年。リーゼン地方中央、ムーラ河のほとりに位置する交易都市エルディンクは、蛮族の居住が許されている稀少な街であった。
その噂を聞き、冒険者になるためにやってきたガルーダのウィークリング・テオドールと、縁あってテオドールを助けることとなったアタリヴは、駆けこんだエルディンク行きの乗合馬車の中で、商談を終えたノゥブル家の十三女エイリアとその従者ライ、商人フランツと出会う。突然現れた蛮族レッドキャップたちを共に倒した成り行きで、そのままパーティを組むこととなった4人は、冒険者の店《名もなき勇者亭》のマスター・ユーヤに依頼され、街道付近の森の調査をすることとなる。
潜んでいたグレムリンやゴブリンたち、そして彼らを襲っていたアナコンダを退治したパーティは、蛮族のしもべとなっていたコボルド4匹を保護しつつ、ついでに頼まれていた香草を持ち帰った。
●BOSS:アナコンダ×2、サイドワインダー×2
踏破型
- 第2回セッション<イング博士救出作戦!>
「ええい、分かってるわよ! やればいいんでしょ! この! 後衛の! かよわい私が!」
予定よりも少し早く冒険者になったエイリアとライ。父親ディーアレンに呼び出された2人は、『大おじいさま』と呼ばれる魔動機文明時代の研究者、ノゥブル家の先祖『ナーガ・ダオ・ノゥブル』が残した遺産の調査と回収を頼まれる。
アステリア神殿に赴いたテオドールたちは、エルディンクの学者ミディアと出会い、彼女の友人である魔動機師イング博士の護衛を依頼される。合流地点であるアデレード村の宿屋に向かうと、アタリヴは宿屋の主人から『リヴァータ』と呼ばれる人物と間違われてしまう。
しばらくして、イング博士が山賊たちにさらわれたことを知った一行は、彼女を救うべく、魔物が多く潜む牧場跡へと入っていく。エイリアが全員を持って運ぶことで道中の川を渡り、山賊たちの隠れ家に突入。無事、イング博士を助け出すことに成功した。
●BOSS:馬に乗った追い剥ぎ、悪に手を染めた神官、山賊の突撃兵、山賊の弓兵
ウィルダネスアドベンチャー型
- 第3回セッション<地下鉄道、サウスシェル駅>
「お嬢様もチャンスありますよ。200年以内くらいには」
冒険者の少女・バシラを探すテオドールの前に現れたのは、バシラと同じ種族・ミアキスであるシロだった。
探し屋兼、情報屋のシロから、魔動機文明時代の遺跡の情報を買ったパーティ。「アンダー・グラウンド」と記されたその場所は、かつて人々が交通手段として使っていた「地下鉄道」の駅の遺跡だということがわかる。
管理者用のカードを見つけた一行は、グルガーンやビットといった魔動機械を倒しながら進んでいく。道中には警報装置となるライトニングステッキが存在していたが、エイリアの操作によって移動させられた車両をぶつけられ、あえなく撃沈。倉庫で指輪を見つけ、鍵を見つけ、たどり着いた最奥の部屋で見つけたのは、「ナーガ」の知り合いであるという魔動機師の日記だった。
●BOSS:ガーウィ、ダグウィ
ダンジョン探索型
- 第4回セッション<行方不明事件>
「私たちがそっくりさんなところに何か、関係があるかも、ってことくらいかな?」
北の街ヘルセンの町長から、行方不明になっている息子ダニエルを探してほしいとの依頼が届いた。
ダニエルは門限を破ることも早々なく、4日後に開催される『アステリアの季節祭』に心を躍らせていたにしろ、
何日も帰ってこないのはおかしいと、パーティは調査を始める。
街の住人への聞き込みと、ダニエルの部屋に隠してあったレターボックスから、ダニエルにはヘレナという恋人がいたことが発覚する。事件にはヘレナ、そしてヘレナとそっくりな観光客ベティが関わっていると読んだ一行は、ヘレナの住む隣の村ティツへと赴く。そこで出会ったのは、こちらもアタリヴとそっくりな容姿をしたドワーフの女性・リヴァータと、テオドールの探し人バシラ、その仲間であるクライヴとベルンハルトだった。
彼女たちの協力を得て、同じく行方が分からなくなっていたヘレナを探しに森へと赴くと、心臓をくり抜かれたヘレナの遺体が見つかる。ベティがヘレナの姿に成り代わったレッサーオーガであると突き止めた一行は、ヘルセンの街に戻り、『祭の終わりにおける守りの剣の儀式において、剣を無力化する』という企みを阻止することに成功する。
事の顛末を聞いたヘルセン町長たちは、この企みを逆手に取って、攻めてくる蛮族を一掃する作戦を立てる。パーティはリヴァータたちとともに、防衛戦に参加することに。2日間の準備の後、行われた作戦はパーティの活躍によって成功に終わり、かくしてヘルセンの町は守られたのだった。その後、冒険者たちの集めた『剣のかけら』を含めた儀式により、ヘルセンの守りの剣はより効力を増すこととなる。
その最中、テオドールはアステリア神のものらしき啓示の声を聞く。アタリヴはリヴァ―タから、滅んだ貴族『ローゼンハイム家』の紋章を受け取り、ライはベルンハルトの声に対して既視感を覚える。……そのころ、エイリアはクライヴに対して何か……?
●BOSS:ボガード、ボガードトルーパー、ゴブリンシスター、トロール
シティアドベンチャー型
- 第5回セッション<"ホネのあるやつら">
「……デュポール、ドラゴン……アンデッド、か」
クライヴから言づてを預かり、マギテック協会へやってきたエイリアは、魔動機師ブレットからクライヴがデュボールの騎士であることを聞く。一方、ライフォス神官セドリックから、昔自分を助けた人物はベルンハルトであると知らされるライ。彼はデュボールにいると言うセドリックだが、パーティが知るのはアルフォートの冒険者となったベルンハルトだった。
2月7日。1ヵ月と少し前、エルディンク行きの馬車にパーティたちと偶然乗り合わせた交易商人、フランツが依頼書を手にやってくる。
これはリーゼン地方商業組合からの依頼で、アンデッドが活性化する場"瘴気"の浄化をしてほしいとのこと。瘴気は地方一帯で何か所も観測されているらしいが、肝心のアンデッド自体はそれほど活発に活動していないということで、一行は被害が出る前に事件の解決へ向かう。
瘴気の発生源に近い大木の側には、人族にやや友好的な幻獣ディーラが住みついていた。アンデッドの居城の情報を聞き、落とした本を探してきてほしい、という彼女たちの依頼も受けつつ、瘴気の内部へと入っていく。スケルトンの群れが敵の居城、魔法文明時代の城跡を守護していることを確認した一行は、そこへつながる地下通路と、扉を開くための合言葉を探すことに。
エイリアがノッカー・ボムや、マギテック協会から借り受けたバズーカなどで扉の鍵や瓦礫を粉砕しながら進んでいけば、ディーラの落とした2冊の本、そして居城へとつながる地下通路に入るための合言葉が書かれた書物を見つける。もうひとつの合言葉を探す途中、立ち寄った湖の側で本を読んでいたのは、グールメイジたちだった。彼らはアンデッドながらも知性を持ち、『ドラゴン』についての情報を集めていたこと、そしてライの姿を見て憎悪を増したことを知る。
訝しがりながらも敵の本拠地へと乗り込んだ一行は、瘴気を生み出す元凶である"魔法王の棺桶"と、それを守るアンデッド、ジャックオーランタン達と戦いになる。敵の放つ魔法により、命を落としてしまうテオドールだったが、謎の声を聞き、不思議な力で復活を遂げる。その後辛くも勝利した一行は、ジャックオーランタンから『"不死の聖水"アムリタ』と呼ばれるアイテムを邪竜が守っていること、この瘴気を生み出した者がそれを欲していること。そして、その者は深い絶望の中、ライカンスロープに殺されたことを聞く。
テオドールの無事に涙を流すアタリヴ。彼らの周りでは、何か大きな異変が起ころうとしているのだった。
●BOSS:ジャックオーランタン、イビルヘイズ、レッサーマミー
ウィルダネスアドベンチャー型
- 第6回セッション<風纏う剣>
「ボクが想像しているよりもずっとずっと難業かもしれません…。それでも、この人達とならやれる気がするんです」
2月14日、世間ではバレンタインデーと呼ばれる日のこと。ライはセドリックから、ライカンの集落と思わしき場所がアンデッドに襲撃されたこと、そしてその付近では少女の姿をした幽霊が目撃されていたことを聞く。いっぽうテオドール宛てに届いた荷物には、お菓子の詰め合わせとバシラからの手紙が入っていた。きっとまたすぐに会える……そう書いてあったものの、直後アタリヴのもとにやってきたシャドウの男ギュンターからは、リヴァータたちが突如、行方不明になったことが明かされる。盗賊ギルド所属とみられるギュンターは、アタリヴを『ジュスティ』という名の人物ではないかと怪しんだ後に去っていく。
その後、ミラボアからナーガの魔動機が届いたことを知らされたエイリアは、マギテック協会で起動語を言い当て、中身の特殊なガンを取り出すことに成功。ブレットの妻である魔動機師リーとの会話の最中、大きな地響きが起こり、アステリア神殿に魔剣の迷宮が出現する。中に入っていってしまったミディアを追い、謎の声に導かれ迷宮へと入っていくテオドールたち。その中で見たのは、魔動機に封じられしドラゴンと、ローゼンハイム家の家紋だった。
案内人である"先代バシラ"とともに迷宮を進んでいくテオドールたち。やがて、ドラゴンや魔剣に関しての真実が語られていく。魔法文明時代からたびたび、魔剣によって封じられては復活を繰り返していた雷邪竜インドラは、技術が発達し、魔動機文明時代には魔動機による封印が施されていたこと。大破局の最中、エイリアの先祖ナーガによって再封印が行われたこと。現在、インドラが封じられている場所はローゼンハイム家によって秘匿されていること。何者かによって、ライカンを恨むアンデッドたちに流された、邪竜インドラが持つといわれる『不死の聖水』の情報。
手に取ることで過酷な道を歩むかもしれない。それを知ってなお、ガルーダのウィークリングにしか扱えないという魔剣<天翔る美しき翼>"スパルナ"を掴むテオドール。災いが起こるまでの時間はまだある。ミディアたちの協力により、邪竜についての捜査が開始されるのだった。
●BOSS:サーベルタイガー、グリズリー、テウメッサ
踏破型
- 第7回セッション<雷鳴の高原>
「……わかった。聞いてみるよ。この名前で問いかけたら……それこそ、お姉さまとでも呼んでみたら。何か少しくらいは教えてくれるかもしれないからね」
2月23日。先代・ナーガの開発した魔動機の復元が完了し、エイリアは新たなガン、<アークィバス・ナーガ>を手に入れる。情報屋のシロから『アデレード村の宿屋の主人ウィンストンが、”ジュスティ”という人物やローゼンハイム家について知っている』ことを聞き、ついでのワイバーン退治の依頼を受けてアデレードへと向かうことに。ウィンストンから聞かされた話では、ローゼンハイム家は20年前に暗殺者によって滅ぼされ、唯一生き残ったのがリヴァータであり、"ジュスティ"はその妹であるという。リヴァータと瓜二つな容姿をしており、拾われ子のアタリヴは、事件を知っている者にはジュスティに見えてもおかしくはないのだと。リヴァータはその後、親交のあった貴族家で育てられていたが、2年前に突如、蛮族を意図的に逃亡させた容疑で処刑されそうだった神官ベルンハルトを連れ出し、出奔したのだという。
そして、突如襲ってくるワイバーンたち。その1体は雷のブレスを吐き、異常に肥大化した尻尾に込められた魔力で他のワイバーンたちを援護していた。狡猾な知能をもつワイバーンを撃退した一行だったが、ライ、テオドールの容姿をアデレードの自警団に目撃され、不信感を買ってしまう。
雷のワイバーンを追い、東の高原へと調査に入った一行は、調査を進めていく途中でムリアンの群れと出会う。彼らに案内され、温泉にいたヴァンニクと情報を共有し、ワイバーンの住処を探し当てる。狡猾なワイバーンに惑わされず、ねぐらで待ち伏せして奇襲をかけ、無事にワイバーンを討伐する。しかし、ワイバーンの肥大化した尻尾がライに特別な反応をすることが判明し、その謎を解明すべく、尻尾をエルディンクへと持ち帰ることとしたのであった。
●BOSS:ライトニングワイバーン
ウィルダネスアドベンチャー型
第8回セッション<"知識のイド">
「なぜ私がこれの力を違和感なく頭に入ってきたのか、率直に気味が悪いというのはあります」
マギテック協会で<アークィバス・ナーガ>をカスタマイズしてもらい、威力を増加させたエイリア。また、テオドールはヴィナターの導きにより、新たに"スパルナ"の力を解放する。
3月5日。前回持ち帰った雷竜の尻尾とライの関係を調査するため、またインドラやローゼンハイムについて新しい情報を得るために、ユーヤはミラボア王国へ協力を漕ぎつける。向かった先は、魔術師ギルドでも10本の指に入るほどの魔術師であるタビット、エミール・ホルムクヴィストの家。しかし彼は一風変わった性格で、息子のマティアスを溺愛していた。テオドールについて、何か知っている様子を見せるエミール。彼の協力により、ライは幻獣の血を媒介として生み出されたライカン『サラマー』であることが判明する。ワイバーンの尻尾に込められた魔力とライの身体に流れた幻獣の魔力には、近いものがあるらしい。尻尾の魔力を抽出し、武具に込めることで、その能力をライが使えるようにしてくれると言う。
一方、他の3人はミラボア王国の図書館へと赴き、マティアスと共に各々に関係した調べものを始める。アタリヴは、本物のローゼンハイムの家紋が、自身のもつものと異なり、裏面が鍵のように複雑な形をしていることに気がつく。エイリアは先祖ナーガ・ダオ・ノゥブルが『レベルシックス』という会社に所属していたのではないか、と予想する。
テオドールはマティアスの協力により、インドラについての3種の文献を発見する。インドラは膨大な生命力や再生力を持っていること。インドラが齢を重ねたドラゴンらしからぬ短絡的な思考をしているのは、何者かに取り憑かれているからではないかということ。そして、『雷竜、暴れまわる邪悪なる黒竜との闘いの末、打ち破ることに成功せし』――インドラは邪竜ではなく、むしろ、インドラが邪竜を破った存在ではないかということ。
その後、エミールの協力の対価として、"知識の井戸"の遺跡探索をすることになった一行。遺跡の入り口に設置されていた、竜の口型をしたトラップをかわし、番人であるゴーレムやフォスファースフィアたちとの闘いの末に、魔材やミスリル、魔法文明時代のマジックアイテム『セブン・カラーズ』を持ち帰ったのだった。
●BOSS:フォスファースフィア、スペルブック
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