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★学術書のそれっぽい書き方　[7e3ca1]
フィクションの世界でも学問は存在するだろう。論文や学術書が登場してもおかしくない。だが架空の書物を一から執筆するのはかなり技量がいる。本稿では学術書のそれっぽい書き方を紹介する。 1.　はしがき、はじめに 　はしがき、はじめにを挿れると学術っぽくなる。内容は適当で構わないが、たいていは執筆の理由やその書物の目的を記す。 2.　章の構成 　目次を書きたければどうぞ。序章があれば書くが、はじめにがあるなら一章で構わないだろう（現代なら不可、近代以前ならおそらく可）。一般的にはここで現状の分析や、先行研究の確認を行い、問題提起をする。本編では物語の進行上及び初学者向けということで省略し、本論へ突入させた。裏設定としては概説を講じながら歴史的背景を紹介する形式。あまりよろしくはない。 3.　主語は『本稿』 　何かを主張する場合、主語は本書または本稿。筆者でも辛うじてアリ。但し執筆者が単独の場合に限る。私などの一人称は論外。 4.　世界観を混ぜる。 　文献は世界観を手っ取り早く説明する手段として用いるので、歴史や法律などの枠組みを混ぜることはマスト。寧ろ混ぜないとただの「だ、である」調のメタ文章である。
関連	§036
作成	2019/03/10	更新	0000/00/00