しまこ(Rewrite)

ページ名:しまこ_Rewrite_

登録日:2012/10/04(木) 22:15:15
更新日:2023/08/11 Fri 10:15:24NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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rewrite 幼女 人見知り 魔物使い 渡邉佳美 しまこ



………?




しまことはkeyの作品「Rewrite」に登場するサブキャラクターの1人。漢字表記だと「志麻子」


CV:渡邉佳美


朱音ルートのネタバレ含む。





















朱音と同じ聖女のしもべとしてガイアの保護を受けている少女。
聖女のしもべの決まりごとの一つに自分より幼いしもべの面倒を見るというものがあり朱音がその役を任されている。
(が、朱音はガイア内での仕事が忙しく実質的に付き人の津久野に任せきりらしい)



聖女のしもべであるので彼女も脳に障害を抱える自我無き存在であり言葉を発することが出来ない。
また、人見知りの激しい大人しい性格で明るいタイプの人間が苦手。
瑚太朗が初対面の際に印象を良くしようとヘー○ルハウス的なノリでハーイと挨拶をしたら思いっきり警戒していた。



朱音がどういう教育をしてきたかはわからないが、
瑚太朗が年齢を聞こうとした際に拳を握って親指を下に向けたり、掌を上にして拳を立てて中指だけを上に向けたりしている。
また、会った当初は瑚太朗に対して警戒心を向けており、みぞおちにキックしたり猛スピードで逃亡したりと行動がなかなかに激しい。
が、瑚太朗曰く逃げるのは得意だが隠れるのが苦手でいつも足首が丸見えなところを引っ張り出されている。
しかし、学校の廊下で鬼の形相で幼女であるしまこを追っかけまわしていた為にあらぬ疑いをかけられてしまうことも…


「暴れても無駄だよ。苦労させやがって…」


「どうするつもりなのかな?」


「そりゃこのまま部屋に連れ帰って閉じ込めるでしょう」


「人気のない部屋に?」


「もちろん」



だが付き人の津久野曰くしまこが他人にそこまで反応を示したのは珍しいことで単にテレているだけなのではといった感じに捉えている。



朱音とは違って魔物使いとしての能力は非常に高い。
鍵を捜索する瑚太朗の援護に来た際には10匹以上の狼や黒犬の魔物を同時に使役しても汗一つかいていなかった程。
生まれた頃から他者の指導無しに自力で何匹もの魔物を操っていたとのことだが、
それ故に嘗ては寝たきりで自力で歩くことさえ出来ず意思疎通は全て手近な物を魔物化して行っていたのだという。
そして彼女の魔物は時には自分の両親さえ傷つけ、たらい回しにされた末にガイアに預けられたのだという。



他にも興奮状態が続くと引きつけを起こして泣き出してしまう障害も抱えており、
その光景を目の当たりにした瑚太朗は、しまこのような表社会で生きられない人々の受け皿としてガイアが存在しているのだと感じていた。



瑚太朗との触れ合いを通じて段々と少女らしい感情と明確な意思表示能力が発達していくことになる。
魔物用として自分が所持しているゆるキャラ人形を用いた戦争ごっこがお気に入りで、
作中では魔物の使役に不慣れな瑚太朗をフルボッコにしてドヤ顔を決め込んだりもしていた。
他にも瑚太郎が持ち込んだトランプを気に入り何時間も没頭していたりもする。
因みに記憶力が高いらしく神経衰弱をやったら勝負にならなくなるとのこと。





朱音ルート後半で朱音の失踪とほぼ同じ時期に行方をくらませるも、瑚太郎が新世界のシェルターのコントロールルームに向かった際に再会。
彼女に協力してもらって問題を解決した後、ガイアの職員に預けてまた別れることになる。
この時期のしまこは感情の発達が更に進んでおり、瑚太朗に対して笑顔を向けたり別れ際に涙を流したりもしていた。



以下、クライマックスのネタバレ含む。





















新世界での裁判が終わり、瑚太朗と朱音が外世界への永久追放によって旅立つその日に吉野に連れられて登場。
永久の別れとなる2人を前にしてしまこはポロポロと涙を流し続ける。そして―――










「わたしがやりましたっ!」



「わたしが世界を滅ぼしました! わたしがやりました!」


「わたしがかんがえました! わたしが計画しました!」


「だって、わたしが全部説明できます!」


「わたし、救済のことぜんぶ話せますから!」


「わたしがやったんです…。だから…瑚太朗、朱音…やってません…」


「やって…ない…」


「わたしです! わたしを罰してほしいです! わたしが悪いんです! わたしが…!」


「どうかわたしを…!」


「瑚太朗ォ…」


「…なんで、言っちゃったのぉ…?」


「黙ってればよかったのにぃ…!」


…転写によるしまこの成長は更に進行しており、
言葉を話せるようになっているだけでなく朱音の中の聖女の記憶も流れ始めており瑚太朗と朱音が何をしていたのか全てを知ってしまっていた。
喋れない筈のしまこの言葉に驚愕し、涙ながらに必死で2人を庇おうとする姿を見て涙腺を崩壊させられたプレイヤーも少なくない筈。



自分達の為に弁護を続けるしまこの姿を見て、朱音は彼女を愛おしげに抱き、自分とは違う生き方をしてほしいと願う。
しまこは1人ではできないと泣き続けていたが最後には朱音の気持ちに応えて小さく頷き2人を見送った。



ガイアの聖女は代々、転写の影響によってその対象との間に擬似的な愛情が芽生えると言い伝えられていたが、
最後の瞬間に2人を庇おうとしたしまこの気持ちは決して嘘偽りなどではない彼女の本当の気持ちであっただろう…



「…だからしまこ、おまえもいずれ私の記憶と知識を継ぐ」


「悲しみや、諦めや、苦しさも継ぐでしょう」


「でもお前は生きねばならないの」


「死んではならない。生きることを諦めても」


「つらくても、命を選択しなさい」


「そして聖女であることを恐れず生きるの。いいわね?」


「できないよ…ひとりで…」


「おまえの記憶が、私たちの絆になるのよ」


「そしてお願い、私とは違う人間になって」


「私とは違う考え、違う思い、違う行動をしてほしいの」


「過去に引っ張られず、自分の人生を生きてほしいの」


「…でき…ない…」


「いいわね…?」


「………」}







「…あい」






追記・修正は3人の絆が決して擬似的な物ではないと断言できる方がお願いします。


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