登録日:2023/01/26 Thu 21:33:28
更新日:2024/07/05 Fri 10:28:43NEW!
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弱いボス ボス ゲーム用語 ファイナルファンタジー ff
ここではFINAL FANTASYシリーズに登場する弱いボスについて解説する。
弱いボスの主な特徴などについては、元項目を参照してほしい。
ラスボス・裏ボス
一応相対的に見ればHPは十分高い方だし、開幕で撃ちこちら全員のHPを1にする「心無い天使」、通常の進行で食らったら即死クラスの「破壊の翼」など攻撃自体も強いものは持っており、残りHPに応じて攻撃方法が変化する等ラスボスらしい特徴もある。
しかし、なにぶんFF6は少しやり込むだけで攻撃力自体がインフレしまくる作品なので、大抵は力を発揮する間もなく瞬殺される。
そこまで強くもない専用技「ミッシング」の為に「カオスを超えて終末が近づく…」と1ターン溜めたり、凍てつく波動的な解除技「リベンジャー」を使ったりするせいで、手数が少なくなってしまっているのも一因か。
「アルテマ連発で楽勝」「バリアントナイフ二刀流乱れ撃ち*1で一撃で倒せる」などとネタにされる事もあるが、
これに関しては本来隠し要素の強装備や強魔法なので若干語弊はある。
とは言えそれを抜きにしても強いとは言えず、「攻略情報なしでLv上げも然程せず戦って丁度良い位」とも評される。
一応、エンカウントを無くせる隠しアイテム「モルルのお守り」で雑魚戦なしの快適プレイをしているとLvが上がらないのでかなり苦戦したりはする。やりこみプレイの域だが。
本作は攻略の自由度がかなり高く、最悪3人パーティーでケフカに挑む事も可能*2なので、あまり強いとそれはそれで困るという事情があったのだろうが……
FF7のラスボス。未だにFFシリーズ屈指の人気キャラであるセフィロスの最終形態。
第一形態のリバース・セフィロスという難所*3を越えると、コーラス入りの神々しいBGM「片翼の天使」を引っ提げて現れる。
…のはいいのだが、弱い。ケフカ程ではないが、ほとんど単体攻撃になった上に火力が低い。
HPは最大で40万*4とそこそこ多いが、回復して攻撃を繰り返すだけで倒せるので、やはり冗長に戦闘が長引くだけでしかない。そしてFF7は前作同様ダメージインフレも激しい為、大抵は呆気なく倒せてしまう。
なお大技のスーパーノヴァは:
- オリジナル:全体に魔法ダメージ+沈黙+混乱。演出10秒程度(宇宙空間で超新星爆発)
- インターナショナル版(INT版):全体に現在HPの15/16(端数切り捨て)の割合ダメージ+沈黙+混乱+スロウ。演出だけで1分以上(惑星を次々破壊する巨大隕石)。
INT版だと特にアホみたいに演出が長いが、最大HPではなく現在HPを元にした割合ダメージなのでこの技単体で死ぬ事は無い。混乱からの同士討ち以外ではまず全滅しないだろう。
その存在感と過度な演出で散々煽ったのもあって、「えっ、終わり?」となるプレイヤーが多数出た。
但しINT版のスーパーノヴァは弱い訳ではなく、無対策だと普通に立て直す間に混乱からの同士討ちで全滅に追い込まれたりはするので、適正レベルだと結構な脅威。
最低でもパーティーメンバーの1人にたいせい+ハーデスのマテリアを付けておこう。オリジナル版の弱さに関しては擁護のしようがない。
因みにこの戦いの後に、ライフストリームの奥深くでクラウドと人間態セフィロスとでの一騎打ちもあるが、完全にイベント戦である*5。
- シューイン(FINAL FANTASY X-2)
本作におけるラスボスで、全ての元凶。
ユウナにぶつけてくる凄まじい憎悪、ラスボスに相応しい壮大なBGM、そして開幕直後からいきなり繰り出してくる「テラー・オブ・ザナルカンド」(前作のティーダの最強オーバードライブ技「エース・オブ・ザ・ブリッツ」に酷似した技)…と、最終決戦に相応しい相手の様に思える。
しかし肝心の「テラー・オブ・ザナルカンド」が、見た目は凄まじいが2000ダメージ前後の単体攻撃。
HP4000前後に達しているであろうユウナ達には痛くも痒くも無い。
他の技も思わず笑ってしまう程威力が低く、はっきり言って負ける方が難しいレベル。
前述のケフカやセフィロスでさえ「まともに食らうとかなり痛い攻撃」は存在するのに、こちらは何一つ無く、歴代FFシリーズ中最弱のラスボスとまで呼ばれている。
それ以前に戦うヴェグナガンの方が遥かに強くて見た目のインパクトもあるので、実質ヴェグナガンがラスボスでシューインは消化試合の様な扱い。
前作FF10の時もブラスカの究極召喚の後のエボン=ジュは実質イベント戦闘だったのでそれを踏襲していると思われる。
なお行動速度は早いのと攻撃が無属性ばかりなので、低Lvクリアを目指す時だけは強敵として立ち塞がる。これはケフカにも言える。
- アーデン(FINAL FANTASY XV)
主人公達の故郷インソムニアを滅ぼしたニフルハイム帝国の宰相にして全ての黒幕。
FF15本編を一言でいうと「大体こいつのせい」となる程に裏で手を引いていた男。
だが実際に戦うと、力は終盤の等身大雑魚と同程度で、特に避けにくい攻撃もない。時々放つ魔法攻撃に注意する程度。
中盤戦以降は空中バトルとなり特殊な操作になるが、その主人公・ノクトがあんまりに強すぎる為*6、シフトブレイクを連打していれば勝ててしまう(この事は公式攻略本にも書いてある)。
シナリオ上ノクトと一騎打ちになるため強すぎない様にしたのだろうがそれにしたって弱すぎる。あまりに弱くてイベント戦の一環と考えているプレイヤーもいる程。
シナリオ中で発揮した多彩な特殊能力も戦闘では一切使わない等、ネタ要素も完備。
この前のボスのイフリート(+ロイヤルエディションでの歴代王)は結構強いのだが…。
というか、メインストーリー系の最後のトロフィーが「イフリートを難易度ノーマルで倒す」なので、冗談抜きにイベント戦闘扱いなのかもしれない。
これにより正規ナンバリングFF弱ラスボスはケフカ、セフィロス、アーデンの3巨頭となってしまった。
ルガヴィの長にして本作のラスボス。みんな大好きハイレグ天使(但し第二形態は…)
「完全アルテマ」や「ダテレポ」など強力なアビリティを持つが、まずNPCを優先して攻撃する上、そのNPCはリレイズ(自動復活)でしぶとく耐えてくれる為、そもそもろくにこっちに攻撃してこない。
NPCが倒れるとこちらを狙う様になるが、復活させてやればまた囮になってくれる。
おまけにドンムブ(移動不能)どころかドンアク(移動はできるが攻撃不能)まで効いてしまう。
HPもそう高くはなく、正攻法で戦っても雷神に秒殺されるなど、弱い要素を挙げればキリがない。
TAのレメディも秒殺できてしまうあたりシリーズ伝統に近い。
『FF14 新生エオルゼア』にも登場。ラムザ敗北ifのこちらでは逆にかなりの強敵として光の戦士達の前に立ちはだかる。
その他ボス
- こうてい※初戦(FINAL FANTASY Ⅱ)
敵の首魁。各地の街を破壊した竜巻の内部に鎮座している。
前衛にウッドゴーレム、中衛にしんえいたい×1~2を連れて戦うが、本人はヘボい補助魔法としょっぱいダメージの全体サンダーしか使ってこない。
一応HP全回復のエリクシャー10も所持しているものの、自HPが1290(GBA版では3000)しかないので大抵は使う間もなく倒される。
トドメになんとミニマムやトードで即死する。まだ後があるとはいえこんなんでいいのか状態。
尚、ラスボスも同一人物の「こうてい」だが、こちらはシリーズラスボス最強候補にも挙げられる程の難敵。
特にピクセルリマスター版は「回避回数を8回以上に上げにくい」という性質も相まって、こうていの通常攻撃(ドレイン属性)がほぼ避けられず、かなりの耐久戦となる*7。
ちなみにGBA&PSP版のSoul of Rebirthにも善の皇帝なるキャラが登場。
しかしSoR追加武器の中にものすごく反則臭い武器がある為、サクッとやられてしまう可能性が高い。
- メデューサ(FINAL FANTASY Ⅲ)
中盤に差し掛かる大陸の秘密を握るオーエンの塔にて、浮遊大陸を墜とす為に魔王から遣わされたボス。
神話のメデューサ同様、ブレイク(石化攻撃)をしてくる。
でも本作のブレイクは敵味方関係なく、ボス戦では成功しない仕様の為、完全に無駄。でもって行動の8割はこの効かないブレイク。
5回に1回の通常攻撃も、道中の雑魚より弱い*8。これでは負ける訳がない。
ちなみに耐性も一切ないので状態異常が何でも効く。MPが勿体ないからAボタン連打でいいけど。
リメイク版では大幅に強化され、ちゃんと石化もできる様になって面目躍如。強い訳ではないが
- クレイクロウ(FINAL FANTASY Ⅴ)
飛空艇入手時に戦う事になるボス。HPを1ケタにするテールスクリューが厄介。
FF5は特定の攻略法であっさり倒せるボスが多いが、こいつに関してはそんなレベルじゃない程の弱さを誇る。
HPが2000と低めな為、普通に戦うだけでも十分に倒せたりするし、ここまでに入手しているはずのサンダラを撃ちまくれば更にあっさり沈む。低Lvクリアでもサンドベアを放つor鞭でマヒさせ続けるだけで死ぬ。
まあ、この時点では外に出られずまともにLVやABPが稼げないのであまり強すぎると詰みかねない為*9、仕方ないと言えなくもない。
…が、その圧倒的な弱さにより初期Lv、装備なし、アイテムなし縛りでさえわずか3回で撃破されてしまっている。
- カロフィステリ(FINAL FANTASY Ⅴ)
ラストダンジョンである次元の狭間のボスの一番手。巨大な緑の宝玉を携えた、全裸の青肌の美女の姿をした魔物。
「リフレクによる魔法反射」がテーマで、自分にリフレクがかかっていれば自分に攻撃魔法をかけて反射させ(デルタアタック)、相手にリフレクがかかっていればそれを利用し自分に回復と補助を使う。
物理で攻めようにも防御力が高い上、通常攻撃に対して必ずドレインでカウンターを行う。
…と、一見スキのない強敵だが、実際は上記の行動ルーチンのせいで自発的な攻撃をほとんど行わず、
元々バイオを使う確率が高くはない上に、自身にリフレクを何度も使って双方にリフレクがかかった状況を自ら作りだし、勝手に回復・補助魔法モードへと入ってしまう為、切り札のバイオに関してはほぼ使われない(後述)。
ドレインも「たたかう」に対してしか行ってこないので、みだれうちなりジャンプなり他の物理攻撃で殴れば無抵抗。
何ならこちらにかけられたリフレクを利用して攻撃魔法を反射攻撃すれば、相手のリフレクも反撃も無視してダメージを与えられる。
そもそもの話、反射攻撃は相手のリフレクを貫通するのが最大の利点なのに、
「相手のリフレク>自分のリフレク」という行動パターンの優先度のせいで
「自分だけがリフレク、相手はリフレクでない時」のみしかバイオを使わないという致命的な欠陥があり、
彼女のデルタアタックのバイオがリフレクを貫通してくる事は決して無い。
一番手とは言えラスダンのボスとしてはあまりに攻め手が弱すぎ…
加えて魔法しか使わないのに沈黙が効いてしまうので魔法剣サイレスで完封できる。
更にこっちがリフレク状態なら補助と回復しかしないのでリフレクトリングで完封できる。
更に更にバイオとドレイン、ポイズンしか攻撃手段を持たない為、いずれも効かないボーンメイルでも完封できる。
と元より強い訳でも無いのに、FF5名物のボス簡単攻略法も完備。
道中のザコ敵よりも厄介さが無い上に、ルーチンの穴が大きいせいで、無対策であっても(魔法が使い辛い事を除けば)普通に戦えば勝てるボスと化している。
- イエロードラゴン(FINAL FANTASY Ⅵ)
崩壊後に各地に出現する様になる伝説の八竜の一体。雷属性担当。
ラストダンジョンであるがれきの塔におり、強力な特技100まんボルトの使い手。
こちらがリフレクを張ると自分にリフレクをかけてデルタアタック、魔法カウンターで雷魔法、たたかうにはチャージして強力な魔法を使い始める。
しかしラスダンのボスのくせに行動パターンの大半が初級魔法のサンダーと言う時点で話にならない。
中級魔法サンダラですら威力不足な時期なのに…
そもそも100まんボルト自体にリフレク貫通性能がある為、本来はデルタアタックを使う必要は無いはず。
なのに、リフレクに対抗してデルタアタックを使い始めると100まんボルトの代わりに通常攻撃が混ざり始め、明らかに弱体化する。
3ターンチャージしてサンダガを使ってくるが、100まんボルトに毛が生えたダメージしかない。というかその辺のボスがチャージ無しでバカスカ撃ってくるのに今更である。
挙句に道中では直前に雷無効の強力な防具、ミネルバビスチェを拾える。
そもそもリフレクを張らなければ雷魔法しか使わないので放置してても完封な上、魔法生物なので最後にラスピルでつつくだけで死ぬなど一方的に嬲る手段が山程ある。
しかもうっかり雷対策装備にしないまま戦闘突入しても、手元に「らいじんの盾」があるなら持ち替えるだけで完封可能というオチまで付く。
- ホーリードラゴン(FINAL FANTASY Ⅵ)
イエロードラゴンと同じく伝説の八竜の一体。聖属性担当。
ホーリー連射とカウンター含めたデスペルでの強化解除を行ってくる。
が、攻撃手段が魔法だけなのによりにもよって沈黙が効いてしまう。
他の八竜もストームやスカル以外は何かしらの状態異常による搦め手が効くが、魔法以外使えない狂信者の塔に出現してしまった事が運の尽きであった。
仮に沈黙を使わずとも、このダンジョンでは敵が魔法しか使わない事に気づいてリフレクトリングを装備すれば、リフレク状態の相手にダメージを与える手段の無いこいつはどのみち詰む。
雷耐性があればこちらに一切ダメージを与える手段が無くなるイエローも大概だが、攻撃エフェクトすら出なくなるホーリーも悲惨であり、八竜最弱の座を争っている。
弱いせいか八竜の中では唯一、雑魚の様に獣ヶ原にボコボコ湧いてくる。
ちなみにホーリードラゴンはキングベヒーモスと共に固定のエンカウントテーブルが用意されている事、何よりどちらもラグナロックで貴重なアイテムを量産できるのでそちらの面で大きな需要を持っている。
尚、GBA版の追加ダンジョンにて他の八竜ともども強化版が登場するが、コイツはその中でも最強と呼ばれる程の強化を受けた。
- ジェノバ・DEATH(FINAL FANTASY Ⅶ)
ガイアの絶壁を抜けた後、竜巻の迷宮で戦うジェノバ。
炎属性の「赤い光」「熱風」とサイレスによる小細工を使って襲ってくるが……炎属性付きのダメージ攻撃しかできない。
しかもこの炎属性、直前のダンジョンのボス「ツインヘッド」が使用するブレス攻撃や、絶壁の中の雑魚敵が繰り出す対策しないと適正Lvでは即死級の「マジカルブレス*10」の属性であり、わざわざ絶壁を抜けた後で装備やマテリアを外さない限りは大体パーティの誰か一人は炎属性が無効ないし吸収になっているケースが多々。
そうなるとこいつは一切そのキャラにダメージを与えられず、結果としてHPが無駄に高いサンドバッグと化す。
また最大MPも少ないのでマジックハンマーで数回叩くとサイレス含め一切の行動が出来なくなる体たらく。
ちなみに対策しなかった場合でも、直前のツインヘッドが頭2つによる猛攻、死に際のFAによる道連れ等厄介な行動をするのに対してこいつは単独ボスの上にジェノバ・LIFEのアクアブレスの様な即死級の技も持っていないので……。
- プラウド・クラッド(FINAL FANTASY Ⅶ)
宝条の待つミッドガル8番街に突入した際、道中ボスとして登場。
神羅が誇る対ウェポン用巨大戦闘ロボットで、ハイデッカーとスカーレットが搭乗し本機を自慢して襲い掛かってくるが…
その実態はただHPがバカ高いだけで攻撃力も大した事無いなど、肩書きの割りに見掛け倒しもはなはだしいボス。
4本の手をついてこちらに砲塔の付いた頭を向け、1ターン溜めてから発射する必殺技「ビームキャノン」も、精々1000ちょい程度の全体ダメージという身構えた事がバカらしく感じる程の微妙な性能で、土下座にしか見えない溜めポーズのダサさも相まって悲惨さが重なる。
この少し前に戦う運搬用メカが、運搬用には不相応な程強い事が更にネタを加速させる。
しかも、こっちは1500~1600ダメージ程度は出る「ラピスレーザー」を溜め無しで撃てる。
ちなみにリメイク版第一作では隠しボスとしてこいつの試作機と戦えるが、そちらも簡単に回避できる攻撃を避けながら無駄に高い体力を延々と削るだけの実質消化試合というポンコツぶりであり、公式にすらネタにされている疑惑がある。
FF10のラスダン、『シン』の体内の中間部であるなげきの園で対峙するしつこいストーカー。
通常攻撃はガ系魔法4連打と普通に進めた場合はなかなか強烈だが、オプションの幻光天極の配置で使用魔法が丸分かり&オプションを攻撃しなければ攻撃手段が変化しない為、対象の属性を吸収or無効化可能な召喚獣か防具を持ってくるだけで遮断出来る。
アルテマの予告となるデスペルを使うまで単体魔法しか使わないのを利用してリフレクで無双できたり、ブレイク系耐性が素通しなので高い防御力もアーマーブレイクで無意味に出来たり、異体と化してから習得した召喚獣殺しの「一撃の慈悲」はこの形態では使わないとラスダンのボスとしてはあまりにも隙が多すぎる。
1つ前の形態の終異体は「滅びのヤリ」によるゾンビ化で回復を妨害し、「死刃の交撃」でディレイ付きの全体攻撃をお見舞いしてきたり、ゾンビ化した味方を「アレイズ」で仕留めてきたり、
各形態の中で唯一属性防御ではなく防御魔法などの方が重要な攻撃パターンでこちらをかく乱する上に、「プロテス」「シェル」で守りを固めてくるなど、普通に攻め手が多彩。
対してこちらは、体感ではなく明らかに弱体化している。
そんな体たらくなので小細工なんて弄する必要もなく適正レベルでも普通に正攻法で勝てる。
近辺でエンカウントするキングベヒーモスの方が対策必須の難敵である。
なお、入手条件も複雑で普通のプレイではまずこの段階では持っていないが、シーモアの究極召喚獣「アニマ」を手に入れ、彼との戦いに出すと特殊なセリフが出る*11。
- アウルス・マル・アシナ(FINAL FANTASY XIV:新生エオルゼア)
パッチ4.0「紅蓮のリベレーター」メインストーリーのインスタンスダンジョン(以下ID)「紅蓮決戦アラミゴ」の2ボス(中ボス)。通称「クックックさん」。
メイン勢力の1つ「ガレマール帝国」の軍に所属する魔導技師長。帝国に於いては禁忌とされる研究を行っており、研究の成果として後天的な魔法能力を付与した強化人間「超越者」を数名作り上げ、その過程でそれなりに広い研究施設の床に所狭しとボディバッグが並べられる程の死者を出すなど非道な行為を行っていた。
上述のIDでは立場を利用すればさっさと脱出できただろうに魔導兵器に乗り込んで来た彼と戦う事になるが……如何せん弱い。
紅蓮決戦アラミゴそのものは装備の性能に制限が掛かる「アイテムレベル(IL)シンク」の上限値が設定されており、これによってどれだけ強い装備を持ち込もうが、装備の性能はLv70帯の中でも現在では弱い方の装備程度の性能に固定される。
このILシンクの影響でIDそのものの難易度はそこそこ高いのだが、それを差し引きしても設定を考慮したのかHPは低めで、周囲に展開されているビットを介して攻撃してくるものの、攻撃範囲表示からダメージ判定までの猶予時間があるタイプのため避けやすい。
ある程度HPを削るとパーティーメンバー全員をスタンさせた後にステージ中央に引き寄せて幽体離脱させてくるため、十字砲火と妨害を避けつつ線で繋がっている肉体に一定時間以内に戻らないと戦闘不能になる。
ビットによる十字砲火はダメージ発生までの猶予時間が長いものの、幽体離脱中は移動速度が大幅に下がっているので思うように前に進めず、真っ直ぐ肉体に戻ろうにも魔導クローがプレイヤーをゆっくり追いかけてくる。そして魔導クローに当たると幽体離脱直後の場所まで戻されてしまい結構なタイムロスとなる。
蘇生・回復役が戦闘不能に陥る可能性があり、十字砲火と移動速度の低下も相俟って思うように回避もしにくかったが厄介な要素といえばこれだけであった。
唯でさえ弱かった彼だが、パッチ6.4アップデートで更なる悲劇が襲う。
パッチ6.4でパッチ4.0のメインストーリーIDにNPC3名と挑む「コンテンツサポーター」が対応したが、NPCには処理が困難と判断されたのか上述の幽体離脱が改修され魔導クローによる妨害がまさかの削除。
唯一の危険要素が削除された結果、コンテンツサポーターはNPCが範囲攻撃を時間的猶予を持って回避するため完全初見でも回避が容易になってしまい、難易度が更に下がって屈指の弱ボスと化してしまった。
一応擁護すると、コンテンツサポーター対応によりギミックに改修が加えられるボスは少なくなく、特にパッチ2.0~3.55のメインストーリーIDは演出の都合や現在と実装レギュレーションが異なる*12等の理由からその傾向が強い。
また、紅蓮決戦アラミゴの1つ前のIDである「巨砲要塞カストルム・アバニア」のとあるボスはギミックが丸ごと刷新されていたりと、コンテンツサポーターでの攻略を意識したギミック改修自体はよくある事ではあったのだが、改修の結果ストレートに弱体化したボスはかなり珍しいパターンである。
余談ではあるが、ゲーム中の帝国の公的記録上でもアウルスはこの戦いで戦死しており、台詞から察するに決戦にかこつけて幽体離脱装置等の実験に来ていた模様。
せめて決戦開戦前に研究の成果共々本国へ脱出していれば、メインストーリーの展開を考慮してもあと少しは長生き出来ていただろうに……。
6.0以前は屈指の弱いボスとして知られ、「新生エオルゼア」で相対した「ティンさん」ことリットアティン、
そしてパッチ6.5以前は盛り上がる演出があるにもかかわらず、適切に対処しなければ全員即死の「究極履行」後は演出をすっ飛ばして勝ててしまうため感動が台無しになってしまうパッチ6.0のラスボスは、
度重なるアップデートによってプレイヤーの装備が充実していった結果相対的に弱くなってしまっていたある種アップデートの被害者*13であった事、
前者はパッチ6.0アップデートで8人コンテンツからイベントバトルへと独立して相応の強敵に変貌した事などの要因から非常に印象に残りやすく、後者はユーザー達からの「初見プレイヤーに是非演出を全部見て欲しいので難易度を上げてほしい」という声を受けてILシンクの上限レベルを設けた結果、こちらも相応の強敵に変貌はしたが、
アウルスはストーリー中では片手で足りる程度しか顔を出さない上、IDの難易度自体はそこそこ高いにもかかわらずボスで出たと思ったらこの体たらくであるため、プレイヤーが名前を覚えていないことが非常に多い等対照的である。この後のパッチで出てくるアサヒが非常に個性的なキャラで、徹底したキャラのブレなさとネタ的な要素から人気がある事も原因かもしれないが……
- スカルレックス(FINAL FANTASY USA ミスティッククエスト)
知る人ぞ知る外伝作品に登場する終盤のボス。
序盤で倒した四天王ポジション「フレームサウルス」の色違いで、セリフ等はないもののいわゆる再生怪人扱いのラストダンジョン門番…なのだが、状態異常耐性や属性耐性が皆無という設定ミスを疑う仕様になっている。*14
そのため、様々な方法で瞬殺可能。
一応、石化効果のある石化ガスを使ってくるので石化耐性を得られないパートナー「フェイ」は確実にやられるものの、主人公はこいつが登場するエリアで入手できる盾で対策できる。またよほど探索を手抜きしてなければ眠り効果のある眠りガスは主人公・フェイ共々通用しない。
そして何故か「フレームサウルス」よりも攻撃手段が減っているので、ここまで来たプレイヤーが苦戦する事はあまり無いだろう。
どこでもセーブ可能な仕様のため作品全体の難易度が優しめの本作ではあるが、ボスそのものが弱く調整されているという事はほぼない。そんな中、こいつの弱さは屈指のものである。
追記・修正お願いします。
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▷ コメント欄
- Ⅱのボーゲン/ゾンビボーゲンは・・・そもそもボスではなくイベント敵扱いなのかな。ボスなら明らかに弱いボスの部類だと思うけど -- 名無しさん (2023-01-27 07:20:44)
- ↑親記事の除外例に「弱いことに意義がある」例で書いてあったよ(ストーリー的に典型的な噛ませ犬で、強かったら設定との齟齬ができてしまうから) -- 名無しさん (2023-01-27 07:25:43)
- アイテムシンクすると普通に強敵だったんだけど、ILの上限アップ等で8人がかりで1分もかからず終了するFF14のリットアティン、現在はソロバトルになって強敵になったけど -- 名無しさん (2023-01-27 09:12:22)
- 最近FF7を攻略情報なし(≒サブイベほぼやらず)でやったらセーファ・セフィロス割と普通にギリギリの戦いなったわ。それっぽいことも書かれてるとは言えだいぶ「サブイベントで味方側が強くなりすぎてしまう、プレイヤースキルが上がってしまう」よりだよね -- 名無しさん (2023-01-27 11:40:21)
- プラウド何とかとかいう鉄くずさん、ひとつ前の運搬機械に搭載されていたラピスレーザーでもつけていればよかったのではなかろうか、とふと思った。というかチャージ必須な弱攻撃より強い運搬機械に搭載のレーザーってなんだよ…・・ -- 名無しさん (2023-01-27 13:45:19)
- ↑2たしかにナイツや最終武器をはじめぶっ飛んだ要素が多いけどそれら全部縛っても弱いと思うぞ…攻撃がぬるいもん -- 名無しさん (2023-01-27 13:53:24)
- モアシーも弱いけど鍛えすぎるとお父さんも3発くらいで終わるなぁ -- 名無しさん (2023-01-27 16:11:33)
- セーファ・セフィロスはインター版だと適正レベルかつたいせい+ハーデス付けてなかったらスーパーノヴァからの立て直しにまごついて結構苦戦できるぞ。オリジナル版だとそれでも普通に勝てるけどね…… -- 名無しさん (2023-01-27 16:26:44)
- FF14版アルテマは前座のシドルファス・オルランドゥより弱いよw -- 名無しさん (2023-01-27 17:03:18)
- FF14で言えば蒼天編ラスボスのナイツオブラウンドも弱い部類かと。極だと狂ったように強いけど -- 名無しさん (2023-01-27 22:07:55)
- FFUSAはそもそも簡単なやつだけどスカルレックスは該当しそう -- 名無しさん (2023-01-27 23:30:44)
- 注釈1のバリアントナイフ、強い理由は減少ボーナスというより防御無視の方なんだよね。まぁバリアントナイフ使わなくてもケフカが弱いのは間違いないが。 -- 名無しさん (2023-01-28 03:44:41)
- 「即死必須級」もしかして→必至 -- 名無しさん (2023-01-28 04:17:23)
- シーモア最終異体は、HPが20万くらいあって、一撃の慈悲を使ってきて、アルテマの使用頻度が高ければ、丁度いい難易度だったと思う。他にも、吸収or無効持ちがいる場合は無属性魔法or強力な物理攻撃使うとか、行動パターンの穴をもっと小さくできたような気が -- 名無しさん (2023-01-28 16:23:01)
- 攻略情報見てパターン知ってれば弱い!とか当たり前だろ -- 名無しさん (2024-05-06 12:00:53)
#comment(striction)
*2 FF6は中盤で一度パーティが離散し、再度仲間を集めてラスボスに挑むのだが、必ず加えなければならないのはセリス、エドガー、セッツァーの3人だけ
*3 強い訳ではなく毎ターン本体のHPを6000以上も回復させる「リバース・エナジー」が面倒なのと、下手なパーティ構成で挑むとパーティ分割が発生して更に面倒な事になる為。誤って頭を潰さない限りはただの冗長な消耗戦
*4 但しHPの増える条件は「仲間のLv99到達」や「ゲームバランス崩壊必至の召喚獣使用」等、味方の強化が前提となっている。そこまでやり込んだパーティ相手にはHPが多少増えた所で焼け石に水なので基本的にこちらの行動に制約を課す縛りプレイになる。
*5 攻撃=強制リミットブレイクの超究武神覇斬で決着が付く。なお攻撃しないとセフィロスの通常攻撃に対するカウンターで倒してしまうという、何とも尻すぼみな終わり方をする
*6 ロックオンすれば敵を追尾して攻撃できるシフトブレイク、入手が容易な割には効果が絶大かつデメリットのない回復アイテム等々
*7 ブラッドソードの装備者にヘイストとバーサクを掛けてぶった切ると2発で沈む可能性があるが、これは「特定の戦術に弱い」の類である
*8 攻撃力24、防御に至っては3。同じ塔に出る頭部だけ繋がりのザコ「オヒシュキ」でさえ攻撃力27である
*9 いちおう火力船内部のモンスターとは戦えるので完全に詰む事はないのだが、その事を失念しているプレイヤーは少なくないはず。
*10 炎、冷気、雷属性の複合てきのわざ。マテリアで習得可能
*11 シーモア「全てが私を拒むか。それも良かろう。」
*12 特にパッチ2.0に関しては、5年はかかる実質的な新作を3年で仕上げてリリースしなければならないという事情から突貫工事で整えられた事や「根性版」の悪い部分を引き継いでしまった結果、演出やボスが登場するまでの間が冗長であったりそもそもID内部が暗く、一部IDは通路が狭く天井も低いせいでカメラワークに支障が出ているなどの問題を開発チーム側も認識していた
*13 特に後者は実装直後は相応の強敵だったが、度重なるジョブ調整や装備簿追加により相対的に著しく弱体化、本来のストーリー進行度的に適正装備のプレイヤーと最新装備のプレイヤーで最大HPが倍近い有様であった
*14 本作には他の作品の様なボス専用耐性などは存在せず、同じ仕様なのはプレイヤーサイドが状態異常や属性攻撃を実質行えない時期のボスのみである
*15 本作では戦闘中に使うと経験値や金を入手できない代わりに敵一体を消滅させる効果になる
*16 これは上記のフレームサウルスも一緒だが、あちらはこちらの戦力が整っていない時期のボスなのでこれを縛ると強敵になりうる
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