ダイアクロン

ページ名:ダイアクロン

登録日:2023/01/16 Mon 18:38:17
更新日:2024/07/05 Fri 10:23:01NEW!
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ダイアクロン トランスフォーマー sf 宇宙戦争 ロボット おもちゃ 玩具 タカラ タカラトミー 宇宙人 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 所要時間90分以上の項目 所要時間120分以上の項目 所要時間150分以上の項目 何故かなかなか立たなかった項目 トランスフォーマーの元ネタの一つ タカラsfランド




“今、君の司令を待つ。”




画像出典:タカラトミー公式YouTube「ダイアクロン 全機出撃せよ! <DIACLONE:Mission for the future frontiers>」より

©TOMY





ダイアクロンとは、タカラ(現タカラトミー)が展開するオリジナルSF玩具シリーズである。


1/60スケール(一部を除く)で統一されたメカと約3cmのパイロット人形を組み合わせて遊ぶ事をコンセプトに、変形、合体、ポージング、連動が楽しめる玩具として誕生した。
世界観としては地球防衛部隊「ダイアクロン」と異星人帝国「ワルダー」との戦いを描いており、勧善懲悪のシンプルな世界観でストーリーが展開される。
同社の『変身サイボーグ』や『ミクロマン』の流れを汲んだ、俗に「タカラSFランド」と呼ばれるエッセンスが込められている。


1980年に初期シリーズが展開され、1984年まで続いて一度完結。
それから31年後の2015年にリブートが発表され、2016年から2023年現在まで新生ダイアクロンが継続して展開されている。





ダイアクロンとは何か

『ダイアクロン』は、タカラの大ヒット玩具シリーズである『ミクロマン』の主要テーマだった「アクションフィギュアと各種メカを連動させた遊び」という路線を発展させ、約3cmの小さなフィギュアと変形合体マシーンを中心とした遊びをコンセプトに展開されたシリーズである。
元々はタカラ社内で1978年に立ち上がったテレビアニメ企画の『戦艦ロボ ダイオン』やミクロマンの未発売製品をベースに製品開発が進められた。


ダイアクロンという名前は「ダイヤのように固い友情、サイクロンのように力強い仲間たち」から取られた。
しかし、その裏では当時の男児向け玩具の王者であったポピー社(現バンダイボーイズトイ事業部)の老舗ブランド「超合金」を超えるべく、「金属よりも堅いダイアモンドで市場にサイクロンを巻き起こそう」というスタッフの決意が込められている。
それだけ当時のタカラは、ポピー社に対して男児向け玩具で独自の路線で対抗しようという意気込みを持ってダイアクロンを展開しようとしていたのである。


【商品としての特徴】

ダイアクロンのメカは一部の商品を除き、腕や足が可動するパイロットフィギュアを乗せることができる。
フィギュアの足裏には磁石が内蔵されており、金属部品や磁石に吸い付けて自立させる遊びも可能。
当時の玩具としては珍しく、サイズが1/60スケールで統一されており、飾るだけでもジオラマのような雰囲気を醸し出すことができる。
(ただし、「リアル&ロボット」シリーズでは製品サイズの関係上、スケールが統一されていない)
また、ダイアクロンのマシーンには人型ロボットが数多く、機体の変形・合体遊びが楽しめるようになっている。


リブート版からはトランスフォーマーで培ったノウハウを活かし、初期シリーズでは実現できなかったアクションフィギュア的なポージングや他のマシーンとの組み換え合体による連携なども実現しており、集めれば集めるほど遊びがワイドになる。
まさしく、タカラの十八番たるロールプレイング的な遊びを存分に楽しめる玩具と言えるだろう。


【商品展開】

シリーズは正義の地球防衛隊「ダイアクロン隊」と、悪の星間国家「ワルダー帝国」の争いを軸に展開される。
善玉だけでなく、悪玉の商品展開も行うというのも『変身サイボーグ』や『ミクロマン』から引き継がれた流れと言えよう。


時間軸コンセプトが採用され、第○次アタックシステムと称したテーマ区切りの商品展開が行われるのが特徴。
この数字が進むにつれて時間軸が進み、次のシリーズが投入されるという流れ。


初期シリーズ開始から2年目となる1982年頃になると、当時の「スーパーカーブーム」の流れに乗った「リアル&ロボット」シリーズが主体となって展開されていく。
実在の車両をリアルに再現した乗り物がロボットに変形する「カーロボット」シリーズは当時の児童に大ヒットし、後の『トランスフォーマー』に繋がる要素を確立していった。


ただし、トランスフォーマーの歴史が語られる際に「ダイアクロンとミクロマンがトランスフォーマーに統合された」という表現をされる場合が多いが、実際にブランドや世界観が統合されたわけではないので注意が必要。


2016年のリブート版からはアタックシステムの名称は全て「ネオアタックシステム」に統一され、一定の規格の商品展開をしばらく行った後に次の展開を行う形となっている。
例を挙げれば、パワードスーツシリーズを1年程展開し、次にパワードマニューバシリーズ、ヴァースライザーシリーズといった形で商品展開がされる。


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ダイアクロンとトランスフォーマーの関係

というわけで、ここからはトランスフォーマーの誕生について詳しく解説していこう。


1982年に展開された『ダイアクロン』の「カーロボットシリーズ」と、1983年に展開された『ミクロマン』の「ミクロチェンジシリーズ」で発売された変形ロボットが転用されて、初代G1シリーズとなった。
この頃タカラはアメリカの大手玩具メーカーであるハズブロ社と業務提携を行っており、以前は「G.I.ジョー」を日本国内でタカラに委託販売する契約も結んでいた。
ハズブロ社はアメリカ国内での主力商品であるG.I.ジョーの他にも新たな商品ラインを立ち上げたいと考え、日本の変形ロボットに目を付けた。


当初ハズブロはカーロボットシリーズとミクロチェンジシリーズをタカラとライセンス契約を行って売り出そうとしていたが、どのようにしてアメリカで売り出すのか全く方針の目途が立たなかった。
ただ「トランスフォーマー」という企画名だけが立ち上がった状態になっていた。


ハズブロは「ガンロボ」(後のメガトロン)や「バトルコンボイ」(後のオプティマス・プライム/コンボイ)という名前やタカラSFランドの世界観をそのまま持ってきてもアメリカの子供には売れないことを良く理解していたという。
そこで、ハズブロは商品にはストーリーが必要だと考え、正義と悪の戦いを描く設定を考え出した。


トランスフォーマーの初期の設定や世界観は当時MARVEL COMICSの編集者兼ライターであったボブ・バディアンスキー氏によって作り出され、編集長であったジム・シューター氏による先導で完成を見た。初めてカーロボットシリーズやミクロチェンジシリーズを見たジム氏はとても感銘を受けていたという。
当時、MARVEL社内ではおもちゃとのタイアップの仕事はあまり良いものとは思われておらず、「おもちゃの話を作るのは3流作家の仕事だ」とすら言われていた。ボブ氏は上司からの無茶振りを何とかクリアして様々な設定や世界観を確立していった。


初期は26種類のキャラクターに名前が付けられ、それが皆様おなじみのG1トランスフォーマーのキャラクターとして知られるようになっていく。
特に大きなポイントとして、元々カーロボットは乗り込み型の人型ロボットであったが、遠い星から来た宇宙人という設定に変更された。変更の理由は明らかになっていないが、「何故人型ロボットに変形して戦わないといけないのか」という理由づけのために変更したと思われる。


こうして満を持して登場したトランスフォーマーはアメリカで大ヒットし、大きな社会現象を巻き起こした。
後に1984年、本家のダイアクロンとミクロマンシリーズが商品展開を終了して交代するかように、トランスフォーマーが日本に逆輸入されて大ヒットし、現在へと繋がっていく。


ダイアクロンとトランスフォーマーは切っても切れない数奇な運命で結ばれており、ダイアクロン(とミクロマン)の存在無くしてトランスフォーマーは誕生しなかったのである。


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世界観

基本的には、正義のダイアクロン隊と悪のワルダー帝国がフリーゾンと呼ばれる万能エネルギーを巡って繰り広げる戦いを描いている。
『ミクロマン』や『変身サイボーグ』で提示された「正義と悪の戦い」をベースに、より壮大でかつ巨大なスケール感のあるものとなっている。
また、初期シリーズと現在展開されている新生ダイアクロンとはストーリーが一貫して繋がっており、旧作を知っているファンでも楽しめるような世界観として展開されている。
それらのバックボーンとなる様々な設定や細かな世界観などのフレーバーはブックレットや公式WEBサイトで語られている。


とは言えど、トランスフォーマーのように詳細かつ深い物語が展開されるわけではない。
あくまで兵器に関する設定が詳細に語られるのみであり、戦況や地理や組織体制などといった細かい部分はご想像にお任せしますということである。


そもそも、「背景設定はあくまでも商品を作るためのガイドラインにしか過ぎないのでユーザーは本当に思うがまま、自由にとらえて遊んでほしい」というのがタカラSFランドのお約束である。
各種設定はあくまでロールプレイング=ごっこ遊びを行うための材料であって、別に細かいことを気にしなくても楽しめるのだ。


新生ダイアクロンを手掛ける高谷元基氏曰く、

ホームページ等に掲載している「ダイアクロンストーリー」は便宜的に“ストーリー”と表記していますが、正確にはダイアクロン世界の様々な事象を時系列にまとめた言わば「年代記」的な物であり、明確な主人公や、起承転結のある「物語」ではありません。

というのが基本的な方針である。


一言で表すと、細かいことは気にせずに地球人(ダイアクロン隊)と宇宙人(ワルダー帝国)の戦いが行われているってだけ覚えておけばよいのである。


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ストーリー

198X年、深刻なエネルギー不足に苦しんでいた人類各国は地球の核にて原子力の数倍に相当する超エネルギー源「フリーゾン」を発見する。
そして199X年になる頃には、フリーゾンエネルギーの恩恵によって人類は飛躍的な発展を遂げていた。


それと同時期に、世界はマクロゾーンと呼ばれる5つの連邦国家として再編成された。
各マクロゾーンは人類の進歩と調和の支援を目的とした巨大な都市型人工知能・ゾーンコンピューターによって管理され、それらを日本シティに設置されたゾーンコンピューターであるランド・マスターが統括する。


マクロゾーンの誕生は地球全域に恒久的な平和を約束するはずであった。
しかし同時期、侵略による版図拡大を行うワルダー帝国は、フリーゾンエネルギーの乱用によって母星滅亡の危機を迎えていた。
フリーゾンが眠る惑星を探索した結果、地球に目を付けたワルダー帝国はフリーゾン奪取を目的とした侵略戦争を人類へと仕掛ける。
ワルダーに滅ぼされた他の惑星から、ワルダーの地球侵攻を知らせるメッセージを受信した人類は、地球を防衛するため戦わざるを得ない状況下に置かれていた。


ワルダー襲来の危機に立ち向かうべく、マクロゾーン連邦委員会は地球防衛組織「ダイアクロン」を結成。
ランド・マスターによって選抜された市民による隊員と数多くの戦闘メカを配備し、「アタックシステム」を作り上げた。


かくして、ダイアクロン隊とワルダー帝国の長きに渡る戦いが始まった。
ゲリラ作戦、月面の占拠、タイムホールを使った襲撃など、予測不可能な攻撃を繰り返す未知なる異星人との戦いは30年近く続いた。
悪戦苦闘しながらもダイアクロン隊は、ワルダーが月面に築いた難攻不落の大要塞を叩くべく最大の総力戦「ラグナロク作戦」を決行する。
激戦の末、月面大要塞は破壊され、その余波でワルダー母星も大爆発を起こして崩壊した。


こうして202X年代初頭、後の世に「第一次対ワルダー防衛戦」と呼ばれる戦いは終結を迎え、人類は再び平和の時代を迎えた。


2020年代中期になると、マクロゾーン連邦委員会は銀河市民宣言を発布、銀河の異種族との平和的交流と共存を目的とした大宇宙進出計画を進めていった。
人類はフリーゾンエネルギーを用いた推進機関「フリーゾンドライブ」による超速宇宙航行を実現し、星系レベルのゾーンシステムたる「ギガゾーン」の構築を開始。
ダイアクロン隊は宇宙警備や惑星の探査・開拓を目的とした組織へ再編成された。


しかし、203X年代初頭に再びワルダー帝国の攻撃が再開。
リング型の人工惑星を新たな拠点とし、さらに制圧した星々からテクノロジーを奪い、傭兵を募って戦力を増強。再び地球をフリーゾンエネルギーごと強奪し、新たな母星として征服しようと目論んだのだ。
これに対してマクロゾーン連邦委員会は至急ダイアクロン隊を防衛組織として再編成。
太陽系に「ネオアタックシステム」を構築し、ここに「第二次ワルダー防衛戦」の火ぶたが切って落とされたのであった。


人類の未来は君たちにかかっている!戦え!我らのダイアクロン!!


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主な重要用語

【フリーゾンエネルギー】

惑星の中核にある超エネルギーにして戦争の原因
原子力の数百倍ものエネルギーを生み出すが、乱用してしまうと惑星の寿命が縮んでしまい、最後には星が爆発四散するという恐るべきリスクも孕んでいる。
ワルダー軍団の母星である惑星ワルダーはフリーゾンエネルギー乱用によって消滅を迎え、現在は地球に眠る豊富なフリーゾンエネルギーを狙おうとしている。
ダイアクロン隊でもフリーゾンエネルギーを応用した兵器が採用されている。大型の「フリーゾンビーム砲」や「フリーゾン反応弾」など、その使い道は幅広い。
別作品で例えるならば、キン肉マンの「マグネットパワー」とか銀魂の「アルタナ」とかFINAL FANTASY Ⅶの「魔晄」みたいな……。


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【ダイアクロン隊】

人類をワルダー帝国の脅威から防衛すべく、マクロゾーン連邦委員会とランド・マスターによって結成された戦闘組織。
各マクロゾーンからランド・マスターによって選ばれた市民の精鋭部隊であり、高い身体能力と強靭な精神力、燃えるような勇気と情熱、そして平和を愛する慈悲の心が必要とされる。
しかし、彼らの最大の武器は堅い友情で結ばれた無敵のチームワークであり、連携した戦術で強大な敵に立ち向かう。
ダイアクロン隊には様々な組織が存在しており、「宇宙海兵隊」「独立遊撃隊」「コズミック・ガード」などといった部隊、100近い師団が含まれる。


ただ、それ以外の詳細なダイアクロン隊の組織構造なんかに関しては全く一切さっぱり分かりません!
あまりにも設定が投げっぱなしで「浅い」と感じる方もいるかもしれないが、しかしこれは逆に言えば、「自分で一から設定を作ってもいいよ」というタカラ側の意思表示でもある。
少数精鋭のヒーロー的なエース部隊を作るもよし、泥臭い血と硝煙のむせる部隊を作るもよし、果ては勇者シリーズのようなスーパーロボット軍団を作るのもよい。
人に強要したり迷惑かけなければ、どういう部隊や組織を作ってもいいのである。


そう、君のイマジネーションに限界はないのだ!


【ダイアクロン隊3つの誓い】

ダイアクロン隊員の心構えを体現した誓約。
初期シリーズから存在する設定として知られている。

  1. 正しいことには勇気を持って行動しよう!
  2. 平和を愛する優しい心をわすれるな!
  3. ワルダー軍団と戦おう!

【メカデザイン(初期シリーズ)】

ダイアクロン隊のメカは、初期シリーズとリアル&ロボットシリーズ(以下R&R)、そしてリブート版とで大きくデザインの方針が異なっている。


初期シリーズではスタジオぬえが主にダイアクロン隊とワルダー軍団のメカデザインを担当。SF・ロボットアニメ界のゴッドハンドの一人・宮武一貴氏の他、後にマクロスシリーズを手掛ける河森正治氏も参加している。
特に宮武一貴氏は変身サイボーグやミクロマンといったこれまでのタカラSFランド作品にもデザイナーとして関わっており、まさにタカラSFランドらしさを最もよく知る一人であった。


特にダイアクロン隊のメカは直線と角で構成されたSF風の近未来的なデザインラインが特徴。「スーパーロボット感」と「ミリタリズム」が融合した意匠を持つ。
とはいえ、あくまでも子供向けのおもちゃなので、ミリタりズムやリアリティを過剰に押し出さないようにしてもいる。
ある程度重みが感じられるようなリアルさを見せて、なおかつ個性を持たせるようにデザインされた。


なお、初期デザインでは、スタジオぬえが得意とする細かなディティールが施されているが、あくまでも玩具として遊べるよう、様々な制約がタカラ側から課されている。
特に1/60スケールの寸法をなるべく保つことが心がけられており、パイロットフィギュアとの連動やスケール感を保持するための工夫が施されている。
そうした様々な配慮を重ねた結果、スタジオぬえ的な詳細なディティールとSF的なデザインを子供向けの玩具として実現できたのである。


【メカデザイン(R&R)】

1982年から展開されたR&Rでは、今までのようなSFメカではなく、日常で目にする実際の乗り物をロボットに変形させるコンセプトへとシフトしていく。
「カーロボット」ではトヨタやホンダをはじめとした自動車メーカーとのタイアップで実車をモチーフにし、「トレインロボ」では国鉄(現JR)とタイアップの列車をモチーフとしたロボットが登場するなど、実在の乗り物を許諾付きで再現する方針が強調された。
R&R時代のメカデザインはタカラと提携している株式会社ニッケン(NIKKEN)が担当しており、特に同社の佐久間恵一郎氏を中心としたデザイナー陣が活躍した。


【メカデザイン(リブート版)】

シリーズ終了から32年後、2016年から再開されたリブート版では、再び初期シリーズのようなSF的なデザインへと方針を回帰した。
とはいえど、デザイン面は非常にスタイリッシュでかつ現代的なSFデザインとなっており、初期シリーズよりミリタリー的な要素も強調されている。
特に3DCADによる詳細な設計や生産技術の向上によって当時では実現できなかった複雑なディテール・デザイン、ギミックを実現している。


新生ダイアクロンは昔の子供向けの玩具としてではなく、あくまでもハイエイジ向けの高級ホビーであり、「タカラトミーが本気で作ったオリジナルSF玩具」という方針が打ち出されている。
見た目もゾイドめいたキャノピーや今までになかった白兵戦用兵器が追加されたり、ギミックでもより複雑な組み換え・変形・合体・他機種との連携を実現しており、以前のシリーズより遊びの幅が大きすぎるほど大きく広がった。


【ダイアクロン隊員】

ダイアクロンにはパイロットフィギュアである「隊員(インチマン)」が存在している。初期シリーズは軽装のSF的なパイロットスーツを思わせる服装であったが、シリーズが進むにつれて重装のアーマーを身に着けたような服装となる。
リブート版になるとインチマンの名前は「Dia-nauts」に変更され、着装している服装も「ダイアテクター」と呼ばれる強化スーツになった。
ダイアテクターは優れた運動性と防御性を持つ全環境型戦闘アーマーで、宇宙空間から深海まで活動することが可能となっている。
関節にはパワーアシスト機能が搭載されており、ワルダー星人とも互角に戦える戦闘能力も備わっている。
ちなみにこのダイアテクターに身を包んだ隊員は某有名FPSのスパルt(ゲフンゲフン。


一応、初期シリーズのイラストには女性隊員の姿もあったが、2020年頃に史上初めて立体化。
2021年頃にはダイアクロン隊員2.0が発表され、それ以降はリブート版初期のダイアクロン隊員は付属されなくなった。
デザインは以前の物に比べて独自性の高い意匠となっており、頭部にボールジョイント可動が追加されている。
2.0は設定上、特に性能の変化はない。


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【ワルダー帝国】

銀河に広大な版図を持つという星間国家。全宇宙の統一を目標に掲げ、様々な部隊や派閥を抱えている。
昆虫人間のようなワルダー星人と呼ばれる種族が存在しているらしいが、その詳細は全く不明である。


初期シリーズではネームドキャラなども存在しており、ある程度はワルダー側の思惑や内部構造が設定されていた。
だが新生ダイアクロンとなってからは一転、ワルダー側の内情に関してはほとんど公開されず、未知の宇宙人種族として描かれている。
そして2023年現在、ワルダーのネームドキャラは再登場していない。
また設定上、征服・植民地化した星々から徴兵した「宇宙傭兵軍団」なる戦力も存在するらしいが、こちらも2023年現在詳細不明。


余談だが、『変身サイボーグシリーズ』には「キングワルダーI世」という敵キャラや「ワルダー軍団」という組織が存在するが、特に設定上でつながりはない。


【侵略戦争までの流れ】

彼らの母星である惑星ワルダーは宇宙のかなたにある大暗黒星雲の中心を拠点とし、星間国家を築いていた。
フリーゾンエネルギーの恩恵で発展したが、エネルギーの乱用によってあと数年で爆発による滅亡を迎えることがわかり、国家存亡の危機に立たされる。
この未曾有の危機を打破すべく、帝王ワルダーはフリーゾンエネルギーの多く眠る惑星の探査を開始。そして、派遣した探査機が地球に大量のフリーゾンエネルギーがあることを探知し、フリーゾン奪取のための戦争を人類へ仕掛けることになった。


しかし、ダイアクロン隊による20年近くにも及ぶ不屈の抵抗によって作戦は思うように進まず、とうとう月面に築いた前線基地を破壊されてしまう。
その余波で母星である惑星ワルダーも消滅し、ワルダー帝国は大きな打撃を受けることとなった。
かくして、ワルダー軍団は地久圏から撤退。それから数年後、巨大なリング型の人工惑星(それなんてヘイロー?)を仮の母星とし、地球そのものをフリーゾンエネルギーごと奪う方針へと転換する。
そして、202X年から204X年まで人類との戦いを続けており、未だに戦乱の終わりが見えることはない。


【主な高等武官】

  • インガム将軍

最初期の地球侵略を担当していた将軍であり昆虫軍団を率いる猛将。しかしダイアクロン隊に敗北を重ね、軍団内からも「身勝手なインガム将軍に侵略を続けさせては、地球おろか全宇宙の統一など……」という反発の声が上がっていった。
その後、反インガム派閥によって失脚してしまう。それでもインガム将軍の顔はワルダー側のロゴマークととして今でも採用されている。

  • ブルースター将軍

反インガム派で野望に燃える若き知将。アンドロメダ星雲戦で戦果を挙げている実績があり、次元空間を操作できる能力を持っている。
古代の恐竜軍団を呼び出す「タイム・ホール作戦」といった数々の奇策でダイアクロン隊を翻弄。しかし、彼も結局はインガム将軍同様に敗北を重ね、「第一次対ワルダー防衛戦」の後にどうなったかは全く不明である。


【メカデザイン】

初期シリーズのワルダーのメカデザインは異星人らしい有機的なラインの意匠と昆虫をモチーフとしたものが多い。代表的な機体である「ワルダロス」は蚊・アリ・サソリをモチーフとしており、そして「昆虫ロボ」はカブトムシ・クワガタ・バッタをモチーフにしている。
その一方、タカラがダイナミックプロと組んで発表した「マシンザウラー」を流用したサイボーグ恐竜兵器「マシンドラゴン」も登場しており、必ずしもワルダーが保有する機体は昆虫型だけでないことがわかる。


ワルダーの尖兵が使用する「ワルダースーツ」は丸いカプセルに手足が生えたようなデザインを採用し、より一層、異星人らしさが強調されている。


リブート版となってからは直線と角が多いダイアクロン隊のメカデザインとは対照的に、有機的でかつ様々な生物(特に爬虫類・甲殻類)をモチーフとしたデザインが取り入れられた。
また、旧シリーズのように明確なモチーフに基づいたメカデザインではなくなった。
ワルダー側のメカは射撃兵器よりも白兵戦兵器を搭載したものが多く、爪や刃、あるいは剣などを装備している。
さらに、ダイアクロン隊のメカと同様に他機種との連携や合体が行えるようになり、共通のジョイントや規格に沿った機構が備わっている。


【ワルダー兵士】

初期シリーズにはダイアクロン隊員に相当するパイロットフィギュアである「ワルダー兵士」が存在していた。
蠍の様な頭を持つ「サソロン」、蚊のような頭を持つ「バグモス」、アリのような頭を持つ「アリック」といったネームが付けられている。
イラストには重火器や剣を持っている姿も確認でき、女性隊員っぽい存在も確認されている。


【ワルダロイド】

リブート版から登場したワルダー軍団の尖兵。名前の通り純粋な生物ではなく、バイオニクス素体に原始的な海洋生物を寄生させたハイブリッド型戦闘アンドロイドである。
胸部にはフリーゾンジェネレーターのようなパワーコアで動いているらしく、戦闘能力はダイアテクターを装着したダイアクロン隊員とほぼ互角。
人間の手を模した5本指を持っており、地球製の機器を操作することが目的と推測される「諜報/収奪戦略タイプ」と、寄生宇宙生物の名残りと思われる鋭利な鋏状の手を持つ「格闘特化タイプ」等の個体が存在する。
リブート版のワルダー軍団はワルダロイドが各種マシーンを操作しており、初期シリーズのようなワルダー兵士は今のところ登場していない。


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初期シリーズ

作品の基礎を築いたシリーズであり、「エネルギー資源を巡って人類と異星人との宇宙戦争をジオラマのような1/60スケールで展開する」という明確な方針が打ち出されている。
変身サイボーグから小型化したミクロマンよりもさらに小さい1/60のフィギュアが操る巨大マシーンが数多く登場し、よりマクロなスケールでの遊びを実現。
この「ミニフィギュアと巨大マシーンの連動」が大ヒットし、後に続くダイアクロンシリーズの基礎が築かれていった。


また、初期シリーズの各種メカはプラモデルメーカーである日東化学(現ニットー)と提携し、プラモデル版も発売されている。
ダイアクロンのプラモデルは玩具版のカラーを再現した「通常版」と、リアルロボット風のカラーリングである「リアルタイプ版」が発売された。



ダイアクロン隊

  • 「ロボットベース」

【概要】
記念すべきダイアクロン第1弾商品であり、本作の象徴とも言うべき機体である。デザインは「河森正治」氏が担当。
戦車基地が巨大な人型ロボットに変形する。背面のエスカレーターの移動ギミックや、回転する胸部の指令室といったギミックが備わっており、プレイバリューも幅広い。
なお、ロボットベースの顔はダイアクロンのロゴマークとして採用されている。
【設定】
「第一次アタックシステム」当時のダイアクロン隊最強の超大型ロボット基地。機体にはフリーゾンエンジンが7つ搭載されており、通常の機体よりもより強力な出力を持つことがうかがえる。
前線基地としての機能だけでなく、後方からの火力支援の能力も備わっている。腕には巨大なフリーゾンビームキャノンが装備されており、一発で山をも吹き飛ばす威力を持つ。
頭部には「全方向電子波レーダー」が搭載されており、胸部には「作戦指令室」が設けられている。拳にはダイアクロン隊員を載せる事ができ、特攻ロケットパンチも可能。
脚部には「ベースアタッカー」と呼ばれる戦闘機も格納されている。また、ロボットベースはその名を冠する通り、戦車基地にも変形する機能を持つ。
【スペック(ロボット形態)】
全長:31M
重量:167t
【ヒーロー仮面】
ロボットベースに取り付けられる装飾用の仮面。商品に付属しているアンケート用紙を記入し、それを送料分の切手を貼って送る事によって計六種類の好きなヒーロー仮面を入手できる。
「タイガー仮面」「フラッシャル仮面」「バッファル仮面」「ガスマス仮面」「ゾンブル仮面」「ザーベル仮面」が用意されている。ちなみにアンケート用紙の送り先には、当時のタカラ本社の住所の最後に「ダイアクロン隊本部」書かれた粋な計らいがされている。


  • 「ダイアバトルス」

【概要】
三機の小型メカが合体するという当時のスーパーロボット的な流れを汲んだ機体。ダイカストがふんだんに盛り込まれており、小さいながらも重量感のあるボディーとなっている。
各機体は付属のミサイルを取り付けて発射するギミックも搭載。ロボットベースよりも価格帯で敷居の低いエントリー的な商品として登場した。
ダイアバトルスは基本は三機セットで販売されていたが、各機体をばら売りにした単品版も販売されている。
【設定】
「第一次アタックシステム」にて配備された敵地潜入型戦闘ロボット。「バトルス01」「バトルス02」「バトルス03」の三機が人型ロボットに合体する。
バトルス01は一人乗り小型高速車で、機体の胸部を構成する。空中走行も可能で、両サイドには局地型のフリーゾンミサイルが搭載。
バトルス02は一人乗りの小型の戦闘機で、機体の両腕と背部を構成する。高速回転攻撃を得意とし、二基のナパーム型のフリーゾンミサイルを搭載。
バトルス03は二人乗り用の小型攻撃機で、機体の両脚を構成する。2段差攻撃を得意としており、高速フリーゾンミサイルを二基搭載。
また、ニットーのプラモデル版では派生モデルが存在し、「局地戦専用」「火炎戦専用」「霧中戦専用」が存在する。
【スペック】
バトルス01 速度:マッハ5
バトルス02 速度:マッハ10
バトルス03 速度:マッハ6


【スペック(ロボット形態)】
全長:8.2M
重量:9.3t
速度:マッハ6


  • 「コズモローラー」

【概要】
アタックマシーンに分類されるクローラーで走行する大型装甲車。ゴム製の履帯による走行が可能で、簡易拠点にもチェンジ可能。
攻撃用のミサイルランチャーや一人乗り用の小型偵察車も内蔵しており、小型ながらも遊べるギミックが詰め込まれている。ちなみにコズモローラーの英語名は「COSMO-ROLLER」と表記されているので、「コスモローラー」でも良かったのではとツッコんではいけない。
【設定】
対ゲリラ用に開発された大型装甲車。あらゆる天候や地形を走破し、偵察と哨戒任務に特化している。
アタックチェンジにより機体の上部車体が左右に展開され、簡易拠点として機能する。内部にはミサイルランチャーや小型偵察車も備わっている。
また、機体上部には特殊レーダーが搭載されており、周囲の情報分析も行える。
【スペック】
全長:7.5M
重量:12t
速度:時速300Km


  • 「ダイアトレイン」

【概要】
アタックマシーンに分類される超高速車形態から戦闘機形態に変形する可変車両。ゼンマイ式による自動可変ギミックが搭載されており、機体上部のスイッチを押すことによってダイアトレイン形態からダイアファイター形態に時間差で可変する。
ダイアファイター形態では四人分の座席と砲台部に一人搭乗可能。主翼の部分は鉄板になっているため、ダイアクロン隊員を自立させる事ができる。
【設定】
地上では移動司令部として機能し、パワーベースとの連絡指令センターの機能も兼ね備えた超高速車両。ダイアファイター形態に変形することによって中型迎撃戦闘機として機能する。
【スペック】
全長:10.2M
重量:8.5t
速度(ダイアファイター時):マッハ5
速度(ダイアトレイン時):時速500km


  • 「ダイアアタッカー」

【概要】
爆撃機に変形する戦闘ロボット。小気味良い変形シークエンスによるスーパーチェンジが可能となっており、機体を変形させる楽しさを体感できる。
ロボット形態の腕部には発射ギミックと搭乗席付きの特攻パンチ機能も搭載されており、足の付け根にはミサイル発射ギミックも搭載。飛行形態の他にも基地形態への変形も可能。
【設定】
敵移動要塞を攻撃するために開発された、機動力と攻撃力に特化した多目的変形機体。機体には超軽金属が使用されており、超音速重爆撃機「スペースアタッカー」へと変形する。
足先には「ファイアポイントミサイル」が、機体の下半身には「フラッシャービーム」が搭載されている。
【スペック(ロボット形態)】
全長:13M
重量:10t
速度:マッハ8


  • 「パワーベース」

【概要】
組み合わせ可能な正方形のパネルの上に、道路や各種施設が作られている簡易ジオラマセット。小型マシーンと隊員も付属している。
パワーベースは4つの種類が存在する。「TYPE-1」は指令センター、「TYPE-2」は出動エリア、「TYPE-3」は補給エリア、「TYPE-4」は修理エリアとなっている。
安価で雰囲気の良い基地ジオラマと小型マシーン、ダイアクロン隊員が手に入るお得なセット。
【設定】
それぞれ独自の機能を持った前線移動基地。組み合わせることで大型基地を構築することも可能。
1つのブロックは5.6mの正方形となっている。


  • 「ガッツブロッカー」

【概要】
14機の小型メカが合体する人型戦闘ロボット。「ブロッカー」と呼ばれる8種類の搭乗可能な小型メカがあり、ブロッカー1と2は単機、ブロッカー3以降は同型メカが2機ずつ存在し、計14機が合体して一つの機体となる。あと一機でダイラガーXV
小型メカはそれぞれ戦闘機となっており、ブロッカー5のみが地上車両となっている。また、ブロッカーを射出できるカタパルトが付属しており、それぞれのブロッカーを高速で射出する遊びが楽しめる。
ガッツブロッカーのセットには5mmジョイントが付属しており、3以降の同じブロッカーを連結させることが可能となっている。ちなみに、ブロッカー1にはミサイル発射ギミックも搭載している。
【設定】
「第二次アタックシステム」として配備され、ワルダー軍団の新型メカに対抗するため開発された超合体ロボ。それぞれの能力を持つ14の戦闘機が変型編隊を組みながら戦い、合体してガッツブロッカーとなる。
合体した機体には28か所に「ブラストビーム」を内蔵しており、まさに全身武器といってもよい。また「パワーカタパルト」と呼ばれる補助装置によって14機のブロッカーが合体する時のパワーを送信する。
【スペック(ロボット形態)】
全長:9.9M
重量:21t
最高速度:マッハ9
【スペック(各種ブロッカー)】
ブロッカー1 指令戦闘機 全長:3.9M 速度:マッハ8
ブロッカー2 デルタ戦闘機 全長:2.6M 速度:マッハ9
ブロッカー3 小型戦闘機 全長:2.8M 速度:マッハ7
ブロッカー4 小型戦闘機 全長:2.6M 速度:マッハ7
ブロッカー5 装甲戦車 全長:1.5M 速度:マッハ2
ブロッカー6 小型戦闘機 全長:2.4M 速度:マッハ6
ブロッカー7 中型戦闘機 全長:4.2M 速度:マッハ7
ブロッカー8 中型戦闘機 全長:3.9M 速度:マッハ6


  • 「ダッシャーシリーズ」

【概要】
三機の一人乗り用のマシーンがロボットに変形する機体。同社の「チョロQ」のようなゼンマイ式プルバック走行のギミックが搭載されている。
スポーツカー風の「F1ダッシャー」、飛行機型の「スカイダッシャー」、ドリル掘削機型の「ドリルダッシャー」の三種類が存在する。また、トランスフォーマーでも転用されておりF1ダッシャーが「アラゴン」、ジェットダッシャーが「クロマ―」、ドリルダッシャーが「ゼータ」となっている。
【設定】
各種ダッシャーには通常版とニットーのプラモデル版として発売された砂漠戦専用モデルが存在する。
F1ダッシャー 荒れ地や沼地などあらゆる地形を高速で走行できる攻撃用装甲車。
スカイダッシャー フリーゾンビーム砲を搭載した空中戦を得意とした高速戦闘車。
ドリルダッシャー 敵ゲリラ攻撃に対抗するために開発された地中走行を可能とする戦闘車両。
【スペック】
F1ダッシャー 全長:4M 重量:2.7t 速度:マッハ2
スカイダッシャー 全長:3.3M 重量:2t 速度:マッハ15
ドリルダッシャー 全長:3.5M 重量:3.3t 速度:マッハ1


  • 「パワードスーツ」

【概要】
ダイアクロン隊員が乗り込む小型の装甲強化服。三種の機体であるA、B、Cのタイプが存在し、それぞれ異なった武装とデザインとなっている。
今までのスーパーロボット的な機体とは違った、地に足のついたミリタリー的なデザインの量産型機体を思わせる。安価ながらもダイカスト製で、数を揃えればパワードスーツ部隊を構築できる。
カラーリングは赤色と青色の二種類。
【設定】
ワルダー機動歩兵部隊との戦闘用に開発されたダイアクロン隊員用の攻撃用戦闘強化服。それぞれ用途に合わせた三種類のモデルが存在する。
「Aタイプ」は近距離用、「Bタイプ」は中距離用、「Cタイプは遠距離用」のミサイル兵器を装備したモデルの他、「αタイプ」「βタイプ」「γタイプ」といったモデルも存在する。また、ニットーのプラモデル版ではパワードスーツの派生モデルが存在し、「密林戦専用」「砂漠戦専用」「局地戦専用」「冬期戦専用強化タイプ」「夜間戦専用強化タイプ」「霧中戦専用強化タイプ」といった用途に合わせたモデルも配備されている。
その他、ハングライダー搭載モデルとして「超高空偵察専用」「前線降下専用」「夜襲降下専用」、クリスタルモデルとして「磁力線突破専用」「低飛行追撃専用」「異次元専用」「高々度戦闘タイプ」といった派生機体が配備されており、多種多様な任務に対応できるようになっている。
ちなみに公式設定でパワードスーツの馬力は何と一万馬力という何かの間違いなのではと思うようなとんでもないスペックを誇る。
【スペック】
全長:3.2M
最高速度:時速150Km
馬力:1万馬力


  • 「ビッグパワード」

【概要】
3機のメカが合体するマッシブなデザインの大型ロボット。ダイアバトルスに比べて大型になっており、胸部ハッチにはパワードスーツを搭載する事が可能。
また、三機の各マシーンはパワードスーツを内部に収納することが可能でミサイル発射ギミックも搭載されている。ビッグパワードはパワードスーツとの連携遊びを中心とした広いプレイバリューを実現している。
セット版のほかに各種マシーンの単品版も売られており、単品版にはそれぞれパワードスーツが1機同梱している。
【設定】
「マッハパワード」「ランドパワード」「アースパワード」、による三機の集合合体によって大型重戦闘ロボ「ビッグパワード」となる。胸部のハッチにはパワードスーツが搭載できる。
敵のミサイルが着弾しても耐え抜く高い防御力を誇る高密度装甲ボディーを持ち、指先にはフィンガーミサイル、頭部には「ブラックホールジェネレーター」を搭載する。機体上部を構成する「マッハパワード」は高速戦闘爆撃機で多数の爆弾とミサイルを内蔵し、「パワーメザー」での攻撃も可能。
機体の中央を構成する「ランドパワード」はクローラー戦車で、特殊ファインレーダーを搭載し、回転する砲塔には「ワンダーキャノン」による砲撃が可能。機体の脚部を構成する「アースパワード」は水陸両用特殊戦闘機で、両翼に追跡型フリーゾンミサイルを搭載する。
なお、合体時の余剰のパーツは「ヘビータンク」として組み替えて運用することも可能。また、ニットーのプラモデル版では派生モデルが存在し、「極地戦専用」「夜間戦専用」「密林戦専用」が存在する。
【スペック(ロボット形態)】
全長:12.3M
重量:23t
最高速度:マッハ15
【スペック(各種マシーン)】
マッハパワード 全長:9.4M 重量:9.5t 速度:マッハ15
ランドパワード 全長:5.8M 重量:10.5t 速度:マッハ1.7
アースパワード 全長:9.4M 重量:9.5t 速度:マッハ15


  • 「バトルバッファロー」

【概要】
三機の宇宙用マシーンが合体する大型ロボット。今までのロボット型機体とは違って頭部に顔の造形が施されておらず、球形のキャノピーに包まれた操縦席があるという珍しいデザイン。
ダイアバトルス、ビッグパワードといった今までの三機合体ロボの定番であるミサイルとパンチ発射ギミックの他に、頭部を構成するバトルヘッダーにはプルバック走行ギミックが内蔵されていたりと、今までのギミックを踏襲している。
【設定】
「第三次アタックシステム」に配備され、三機のバトルマシーン「バトルヘッダー」「バトルブレスター」「バトルレッカー」がバトル合体することによって完成する高性能重戦闘ロボ。機体には「高速感知レーダー」「バトルパンチ」「バトルビーム」「バトルウェポン」といった武装や探知機を装備しており、脚部には「フリーゾン亜光速エンジンBR-B」を搭載している。
バトルバッファローは各種バトルマシーンによって構成されており、頭部の「バトルヘッダー」は移動レーダー、胴体部の「バトルブレスター」は重爆撃戦闘機、下半身の「バトルレッカー」は亜光速戦闘機として運用されている。また、ニットーのプラモデル版では派生モデル「亜空間戦闘タイプ」が存在する。
【スペック(ロボット形態)】
全長:11.8M
重量:18t
最高速度:マッハ13
【スペック(各種マシーン)】
バトルヘッダー 全高:4.8M 重量:4.6t 速度:マッハ1.5
バトルブレスター 全長:6.4M 重量:7.1t 速度:マッハ16
バトルレッカー 全長:8.5M 重量:6.3t 速度:マッハ20


  • 「ロボット要塞X」

【概要】
ロボットベースに続く基地型ロボット第二弾。ロボットベースよりもよりマッシブなプロポーションとなっており、重量感のあるデザインとなっている。
ロボットベース同様、胸部には司令室にあたる「オペレーションエリア」が備わっており、ダイアクロン隊員を乗せて遊ぶ事ができる。また、最大の特徴として「シューティングライン」と呼ばれる機構が備わっており、ダイアクロン隊員を格納したカプセルが機体内を移動するというギミックが楽しめる。
移動パターンは「右足から左足への移動(逆も可能)」(No.1)、「オペレーションエリアから右腕への移動」(No.2)、「オペレーションエリアから左腕への移動」(No.3)、「基地形態での左足から右足への移動」(No.1)の合計5種類でのカプセル移動が可能。その他、基地形態である「アストロベース」への変形や脚部に備わった攻撃機である「フットシューター」の射出といった数多くのギミックが備わっており、非常に高いプレイバリューを誇る。
なお、一部の雑誌でロボット要塞Xのデザインは「大河原邦男」氏のデザインであると書かれている事があるが、正しくは河森氏がデザインを担当している。
【設定】
「第三次アタックシステム」の主力メカとして配備された巨大なロボット型要塞。敵の要塞空母をも一撃で溶解する「フリーゾン・デスト・レーザー」を下半身に二門装備しており、非常に高い火力を誇る。
胸部にある「オペレーションエリア」では敵の位置と戦闘力を「コンピューターX」が察知し、各ポジションに作戦司令を下す。要塞内には各部へと移動する事ができるシステム「シューティングライン」が備わっており、隊員移動用のカプセルを脚部の攻撃機「フットシューター」、右腕の「Xジェット」、左腕の「Xアタッカー」、「オペレーションエリア」の各部へと移動する事ができる。
機体には小型攻撃機が備わっており、左右のつま先には「フットシューター」の「M-1」「M-2」、右腕には「Xジェット」、左腕には「Xアタッカー」が配備されている。また、ロボット形態から基地形態の「アストロベース」へと変形が可能。
フットシューターは二門のキャノン砲が備わった戦車で、左右のつま先に配備されている。右腕のXジェットは飛行可能な攻撃機で「フリーゾンマルチガン」を装備しており、右腕のXアタッカーも同様に飛行可能な攻撃機で「フリーゾンマルチレーザー」を装備している。
なお、ダイアクロンの大判カタログには「D・C TYPE-103SP」と呼ばれる形式番号らしきものが記載されている。
【スペック(ロボット要塞X)】
全長:27M
重量:173t
乗員数:32名
【スペック(各種マシーン)】
フットシューター 速度:時速230km
Xジェット 速度:マッハ3
Xアタッカー 速度:マッハ7


  • 「ダブルソルジャー」

【概要】
三形態変形機能を持つ機体。足と腕が反転して変形を行うことで別タイプのロボットとなるギミックが備わっている。
定番のパンチ、ミサイル発射発射ギミックの他にも、「ダブルファイター」と呼ばれる戦車形態への変形も可能。
【設定】
多目的、多型変形のキューブ機構を採用したロボット&ロボであり、ワルダー月面基地を一気に破壊する「X攻撃作戦」の前線ロボとして投入された。機体には「特殊柔軟強度合金」を採用し、脚部には「ダブル高速エンジン」が搭載されている。
荒地、平地、岩場、砂漠、沼地などの地形の条件に対応した形へと変形し、敵基地への潜入にも対応する。「スカイソルジャー」は空中戦に特化したロボットで、速度が要求される戦闘に適している。
一方の「エースソルジャー」は地上戦闘用のロボットで、パワーを活かした戦闘を得意とする。また、中間形態の「ダブルファイター」は戦車タイプの装甲マシーンで、遠距離用の「フリーゾンキャノン」を装備している、
武装は「フリーゾンキャノン砲」「ソルジャーパンチ」「ダブルミサイル」「フリーゾンジェットドリル」を装備している。。
【スペック(エースソルジャー、スカイソルジャー共通)】
全長:11.1M
重量:20t
最高速度:マッハ11


  • 「ツインコンバット」

【概要】
ダブルソルジャーのリテコ品。基本的なギミックはダブルソルジャーを踏襲しているが、頭部などの造形が異なる。
中間形態である「ツインジェット」への変形も可能。
【設定】
ダブルソルジャーをより軽量かつコンパクトにして設計されたモデルであり、機動性に優れている。スピードを活かして敵の目を眩惑させて戦う。
「ブルーコンバット」「レッドコンバット」の他にも戦闘機である「ツインジェット」にも変型可能。
【スペック(ブルーコンバット、レッドコンバット共通)】
全長:6.4M
重量:8.5t
最高速度:マッハ13


  • 「スカイベース」

【概要】
初期シリーズとしては最後の製品である、飛行形態へと変形できる移動基地。移動形態の「スカイベース」から基地形態「バードベース」へと変形する。
各種ミサイル発射ギミックやキャノピー付きのコックピット、隊員が搭乗できる席や砲台などが備わっており、ロボットベースやロボット要塞Xとは異なる高いプレイバリューを実現している。スカイベースには「シューティングウェイ」が備わっており、隊員を機体の上部コックピットから下部のヘッドスカイに滑り台で移動させる事できる。
また、スカイベースに格納されている三つのマシーンを「スカイロボ」へと合体させる事が可能。
【設定】
「第三次アタックシステム」に配備された変形可能な超高速移動基地。飛行形態である「スカイベース」はワルダー軍団のゲリラ部隊を発見し攻撃を仕掛ける。
武装は「フリーゾンツインミサイル」「デストビーム砲」を備えており、機体後方に回ってきた敵には「バックレーザー」で迎撃を行う。主力エンジンは「スカイジェット」(D1-SKエンジン)が搭載され、「スペースレーザー」で敵を補足する。
地上での作戦行動の際には「バードベース」へと変形し、機体の装甲を展開して各種マシーンを出動させる。バードベースはその巨体ながらもクローラーによる走行も可能とする。
また、スカイベースには三機のスカイマシーンである「ヘッドスカイ」「ブレストスカイ」「レッグスカイ」が格納されており、高速合体によって「スカイロボ」として運用することも可能だ。
【スペック(スカイベース)】
全長:18.6M
重量:29t
最高速度:マッハ17.4
【スペック(バードベース)】
全長:19.5M
重量:29t
最高速度:マッハ2


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ワルダー軍団

  • 「ワルダロス」

【概要】
記念すべきワルダー軍団初の製品。「遂にその姿を現した。ワルダー軍団、ワルダロス!」の謳い文句と共に「第二次アタックシステム」の時期に発売された。
三体合体というダイアバトルスのような合体システムを踏襲しつつも、昆虫をモチーフとしたマシーンと異星人的なデザインによって大きく差別化されている。
悪役ながらもヒロイックなデザインとなっており、ワルダー軍団の象徴としての印象を与えている。機体を構成する各種マシーンはダイカストの他にもダイアクロン隊のマシーンとは異なってクリアパーツが多く使われている。
ギミックもミサイル発射ギミックの他、キャノピー付きのコックピットが用意されている。ダイアクロン隊のマシーンよりもパイロットが大切に扱われているのは突っ込んではいけない
ロボット形態であるワルダロスもマッシブなデザインとなっており、玩具としての耐久性もしっかりと確保されている。
【設定】
ワルダー軍団軍団の科学力を結集し、陸、海、空すべての戦闘に適応できるように設計された三機合体ロボ。頭部の「デス・カマ」は超金属よも切断する威力を持つ。
また、機体は三機の昆虫メカ「モスキーダー」「アリンダー」「サソランダー」によって構成されている。蚊型の高速戦闘機モスキーダーは優れた操縦性能と高速安定性を持ち、水中も航行可能。
「デストロンビーム・アイ」「ワルダーミサイル」のほかに機首に装備された「ワルダービーム砲」は強力な武器だ。アリ型のアリンダーは空中の他にも荒地や沼地といった地形を走破する多脚戦車だ。
「インセクト・ビームアイ」を装備し、機首の「ローリングワルダーハンド」を回転させて地中へと潜行して敵を地面の下から攻撃することが可能。サソリ型のサソランダーは短距離飛行も可能な地上攻撃用重戦車だ。
「超高速白熱ニールド砲」と自由自在に動く「デストロイカッター」で敵を攻撃する。
【スペック(ロボット形態)】
全長:12M
重量:17.2t
最高速度:マッハ10
【スペック(各種マシーン)】
モスキーダー 全長:8.3M 重量:4.5t 最高速度:マッハ20
アリンダー 全長:9.6M 重量:5.7t 最高速度:マッハ15
サソランダー 全長:6.3M 重量:7t 最高速度:マッハ1


  • 「ウォークインセクター」

【概要】
ゼンマイ式の歩行ギミックを持った二足歩行ロボット。機体の上部に「ワルダースーツ」を乗せる事ができる。
ダイアクロンでは珍しい歩行ギミックを持っており、小気味よくノコノコと歩行する。ワルダー軍団版のパワードスーツであるワルダースーツも付属している。
本体カラーはレッド、グリーン、ブルーの三色展開で発売された。
【設定】
地球侵略が思うような進捗にならないワルダー軍団の将軍インガムは、中型歩行戦闘メカである二種類の「ウォークインセクター」を考案、開発し、戦場へと投入した。ゲリラ戦を得意とし、巧みに奇襲攻撃を仕掛け、編隊を組んでダイアクロン隊を眩惑させる。
「ウォークインセクター1」は探知型マシーンで、「ワルダービーム砲」を装備している。「ウォークインセクター2」は攻撃型マシーンで、「ワルダーミサイル」と「チャージスィックル」を装備している。
【スペック】
ウォークインセクター1 全長:4.6M 最高速度:時速180Km
ウォークインセクター2 全長:4.7M 最高速度:時速190Km


  • 「ワルダースーツ」

【概要】
ワルダー軍団版のパワードスーツ。玩具版では単体販売しておらず、前述したウォークインセクターの付属品として入手できる。
また、ニットーのプラモデル版として単体販売もされている。ウォークインセクターに付属されている玩具版では二種類のモデルと3色の合計6パターンが存在する。
それに対してプラモデル版では7種類のワルダースーツが存在しており、中には玩具版として単品販売が計画されていたものもあるという。
【設定】
ワルダー兵士が乗り込む戦闘用装甲服。様々な派生機体も存在し破壊工作を行うタイプも目撃されている。
確認されているパターンは「ワルダースーツZZ(ダブルズィー)極地戦専用タイプ」「ワルダースーツXX(ダブルエックス)灼熱戦専用タイプ」「ワルダースーツYY(ダブルワイ)砂漠戦専用タイプ」「ワルダースーツOO(ダブルオー)沼地戦専用タイプ」「ワルダースーツバグモス」「ワルダースーツアリック」「ワルダースーツサソロン」の計7種類。
【スペック】
全長:2.7M
最高速度:時速180Km


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リアル&ロボットシリーズ

【概要】
1982年当時、初期シリーズの売上が少し落ちてきた頃、ダイアクロン部署を担当していた「大野光仁」氏は従来のSF路線とは違う新しい商品展開を考える必要性が出てきた。そこでウルトラマンの「普通の人間が変身して戦う」という設定と、当初大人気であったランボルギーニ「カウンタック」をはじめとしたスーパーカーからインスパイアされたロボットを考案する。
一般の車がロボットに変形する商品であれば、当時のライバル企業であったトミーのミニカーである「トミカ」のように豊富なバリエーションを展開できるのではないかという発想からカーロボットシリーズ(リアル&ロボット)が誕生した。モチーフとなる車のほとんどは実在する実車が採用され、「ホンダ」「トヨタ」「日産」「ランボルギーニ」「ポルシェ」などの有名メーカーとのタイアップ企画が展開された。
カーロボットをはじめとしたリアル&ロボットシリーズのデザインはスタジオぬえではなく、「NIKKEN」(株式会社ニッケン)が担当するようになり、従来とは全く異なるデザイン方針が打ち出された。こうした初期シリーズから大きな方針転換を行った結果、SF的なロボットに飽きてきた当時の子供たちに対して、スーパーカーブーム真っ只中で実車をモチーフとした変形ロボットというコンセプトが大ヒット。
以後1984年までダイアクロンの主力商品として展開された。しかし、本来のダイアクロンの強みであったパイロットフィギュアとの連携が希薄になっていき、従来のSF的な路線は薄くなっていった。
リアル&ロボットシリーズに登場したロボットその後、ハズブロ社とマーベルコミックスによって「トランスフォーマー」として生まれ変わる事となる。そして昭和時代のダイアクロンが終焉を迎えると同時期である1984年、トランスフォーマーへとバトンタッチするかのように旧ダイアクロンの展開を終了した。
復活する32年後の2016年までダイアクロンワールドはいったん眠りへと就くこととなる。
【ストーリー】
異星人と人類の戦争から数年、ダイアクロン隊はワルダー側の攻撃に耐え続けていた。思うように戦況が改善しないワルダー帝国側は、今まで地球侵略を担当していた「インガム将軍」を更迭し、若き知将「ブルースター将軍」に作戦の指揮権を与えた。
ブルースター将軍の繰り出すゲリラ作戦によってダイアクロン隊は苦戦を強いられた。そこで、ダイアクロン隊は別動隊として「レスキュー隊」と「カーロボット隊」を結成する。
彼らの任務はゲリラ戦への対抗及び救助活動することであり、主戦力として実車に偽装したロボットである「カーロボット」が配備された。カーロボット隊やレスキュー隊は通常はパトロールを行い、有事の際には即座に戦闘形態へと変形してゲリラ部隊との戦いやレスキュー活動を繰り広げた。
ダイアクロン隊とワルダー帝国との戦いは新たなる段階を迎える。


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ダイアクロン隊(カッコ内はトランスフォーマーで転用された際の名前)

※スペックは全てダイアクロン公式カタログから引用。


「カーロボット隊」


  • 「カウンタックLP500Sスーパーチューニング」(サンストリーカー、スピンアウト)

【概要】
記念すべきリアル&ロボットシリーズの第一弾。当時スーパーカーブーム真っ只中で人気の高い機種である「カウンタック」が採用されている。
初期アイテムなのか運転席周りもしっかり作りこまれており、リアル&ロボットの名に恥じない出来となっている。ただし、車体後部のディティールや造形は独自のものとなっており、完全に再現されているわけではない。
変形後のロボット形態も小さいながらパンチギミックやミサイル発射ギミックも内蔵されており、遊びの面でも抜かりが無い。
【設定】
「スーパーカー部隊」所属のカーロボット。ランボルギーニの高性能モデルである「カウンタックLP500S」を更にチューニングし、非常時にはロボットへとチェンジする。
【スペック】
全長:4.3M
最高出力:610馬力
最高速度:430km/h


  • 「ワンボックスチェリーバネット」(アイアンハイド)'

【概要】
日産「バネット」をベースとした機体。スーパーカーではない一般の車両だが、ワンボックスカー故にギミックが詰め込まれている。
変型後は顔が無い歩行機械と移動砲台として活躍する。ワンボックスにちゃんと武器もきれいに内蔵されており、設計の技術力の高さがうかがえる。
ちなみにアイアンハイドとラチェットとして生まれ変わった際にはもちろん顔がちゃんとついている。
【設定】
「タウンカー部隊」所属のカーロボット。「チェリーバネットコーチSGLハイルーフ」をレスキュー用に改造した機体。
ビーム砲を内蔵し、変形後は人型ロボットとクローラー駆動の移動砲台になる。
【スペック】
全長:3.93M
最高出力:430馬力
最高速度:270km/h


  • 「カウンタックLP500Sパトカータイプ」

【概要】
基本的には「カウンタックLP500Sスーパーチューニングのリテコ品。警察のパトカーという設定で装飾が施され、車体上部にはサイレンが追加されている。
車体側面にはちゃんと「警視庁」と書かれている。ちなみに2018年、「トランスフォーマーMasterPiece」シリーズで本商品を意識したと思われるMPサンストリーカーのパトカー版が発売。
名前も新たに「コルドン」という名がつけられた。
【設定】
「パトカー部隊」所属のカーロボット。ランボルギーニの高性能モデルである「カウンタックLP500S」を更にチューニングし、非常時にはロボットへとチェンジする。
【スペック】
全長:4.3M
最高出力:610馬力
最高速度:430km/h


  • 「ワンボックス救急車タイプ」(ラチェット)

【概要】
基本的には前述のチェリーバネットのリテコ品。見た目はちゃんと救急車の装飾が施され、サイレンも追加されている。
【設定】
「特別使用車部隊」所属のカーロボット。「チェリーバネットコーチSGLハイルーフ」をレスキュー用に改造した機体。
【スペック】
全長:3.93M
最高出力:430馬力
最高速度:270km/h


  • 「4WDハイラックス」(トレイルブレイカー)

【概要】
トヨタの初代「ハイラックスサーフ」をベースにした機体。変形時に車体側面が腕となるため、マッシブな上半身を持つ印象を受ける。
ミサイル、パンチ発射ギミックも搭載されている。ボディーカラーはブラック、イエロー、ブルーの三種類。
【設定】
「オフロード部隊」所属のカーロボット。4WDハイラックスが非常時にロボットへとチェンジする。
ちなみに商品内の説明での最高速度は何故かカウンタックと同じ「430km/h」というハイスペック設定だが、他のカタログでの表記は「290km/h」と表記されており、おそらく誤表記と思われる。
【スペック】
全長:4.69M
最高出力:510馬力
最高速度:290km/h


  • 「シティーR」(クロスカット、スクリーチ)

【概要】
ホンダの小型自動車である「シティーR」をベースにした機体。スーパーカーが多い中、小型車でありながらも当時は人気が高かったため採用されたと思われる。
小型ながらもしっかりと変形することが可能で、後部のハッチもちゃんと開く。さらにその中には元ネタ通りに折り畳み式小型原付である「モトコンポ」が格納されており、ダイアクロン隊員をちゃんと乗せることが可能だったりと再現度が高い。
ロボットモードでは3種類の武器が用意されており、腕に挟んで装着させる事ができる。もちろん、腕にはミサイル・パンチ発射ギミックもしっかり内蔵している。
ボディーカラーは赤、銀の二種類だが、赤色のモデルはサンルーフの有無が別モデルとして発売されている。
【設定】
「タウンカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:3.38M
最高出力:350馬力
最高速度:310km/h


  • 「フェアレディZ」(ストリーク)

【概要】
日産のスポーツカー「フェアレディZ」(130系)をモチーフとした機体。美しい二色の金属色塗装が施されている。
車両形態ではちゃんと実車同様クーペの形を再現しており、プロポーションは非常に良い。ロボット形態では両肩にキャノンを搭載し、腕にライフルを持たせる事が可能。
ボディーカラーは青と銀、銀と黒の二種類。
【設定】
「スーパーカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:4.42M
最高出力:670馬力
最高速度:390km/h


  • 「4WDハイラックス・レッカー車」(ホイスト)

【概要】
「4WDハイラックス」のリテコ品。車体後部がレッカー移動できる設備に変更され、頭部デザインも別のデザインになっている。
レッカー部分を展開すれば他のクルマの前輪を乗せて牽引することが可能。ロボット変形時にレッカー部はウイングとして機能する。
腕部には定番のパンチ・ミサイル発射ギミックも搭載。ボディーカラーは青と赤の二種類存在している。
また銀色の「シティーS」がセットになった「ダブルセット」も販売されており、レッカー車は緑色のボディーカラーに変更されている。なお、トランスフォーマーのホイストでは本商品から大幅にカラーリング変更がされている。
【設定】
「特別使用車部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:4.69M
最高出力:510馬力
最高速度:290km/h


  • 「ホンダ・シティターボ」(スキッズ)

【概要】
「ホンダ・シティー」のリテコ品。ギミックは元のものとは変わらないが、ボンネットフードにエアインテークが追加されたり、フロントグリルの装飾が施されてたり、ロボット形態における顔のデザイン異なっていたりと細かい部分が異なる。
ボディーカラーは赤、青、黒の三種類。
【設定】
「タウンカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:3.38M
最高出力:515馬力
最高速度:360km/h


  • 「消防自動車高層ビル用ハシゴ車」(インフェルノ)

【概要】
パトカー、救急車と来れば公務員三大車両の一つである消防車が遂に登場。元々レスキュー活動もするという設定だったので消防車の登場は時間の問題だっただろう。
他のクルマと違い、モチーフとした実際の車種は不明で、三菱ふそうの消防車であることを確認できる。車両形態ではハシゴが用意されており、車体の三倍近い長さに伸ばすことが可能。
ロボット形態では消防用設備のアクセントが目立っており、よりロボットらしい見た目となっている。
【設定】
「特別使用車部隊」所属のカーロボット。大型サイズの特殊車両。
ロボット形態は「ファイアロボ」とも呼ばれている。
【スペック(車両形態)】
全長:11.55M
最高出力:馬力
総排気量:10,278cc
【スペック(ファイアロボ)】
最高出力:883馬力
最高速度:320km/h


  • 「フェアレディZレーシング」(スモークスクリーン)

【概要】
「フェアレディZ」のリテコ品。レーシングの名の下、フロントリップスポイラーやリアスポイラーが大型化されており、カラーリングもレーシング仕様となった。
なお、2013年12月には「トランスフォーマーMasterPiece」シリーズにて本商品を意識した「MP-19 スモークスクリーン」が発売されている。
【設定】
「スーパーカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:4.42M
最高出力:770馬力
最高速度:420km/h


  • 「J59ジープ」(ハウンド)

【概要】
三菱「ジープj59」をモチーフとした機体。ダイアクロン隊員を二人載せる事ができ、荷台部分には機銃が装備されていたりとミリタリー的。
変型ギミックも凝っており、前輪を後ろに回すと腕が横方向からせり出してきたり、ボンネット部分を前に倒して顔をせり上がらせたりと小型ながらも細かい。なお、変形後は付属スペアタイヤは余剰品となってしまう。
【設定】
「オフロード部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:3.455M
最高出力:600馬力
最大登坂能力:55度


  • 「ポリスカーフェアレディZ」(プロール)

【概要】
「フェアレディZ」のリテコ品。警察のパトカーという設定で装飾が施され、車体上部にはサイレンが追加されている。
機体には「警視庁」ではなく「POLICE」とプリントされている。
【設定】
「ポリスカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:4.42M
最高出力:770馬力
最高速度:420km/h


  • 「ポルシェ935ターボ」(マイスター)

【概要】
ポルシェのレーシングカー「935ターボ」をモチーフとした機体。海外では高級車として人気のあるポルシェが満を持して参戦。
巨大なウイングのパーツがレーシングカーとしてのアクセントとなっている。ロボット形態ではミサイルランチャーとガンを装備。
後のトランスフォーマーにおける苦労人副官として有名となる。
【設定】
「スーパーカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:4.163M
最高出力:870馬力
最高速度:540km/h


  • 「ニューカウンタックLP500S」(ランボル、タイガートラック、ディープカバー)

【概要】
ランボルギーニの「カウンタックLP500S」をベースにした機体。正式名称ではニューとはつかないが、以前のカウンタックとの区別をつけるために便宜上つけられている。
以前のカウンタックよりも変形時のプロポーションはすばらしく、肩にミサイルランチャー、腕にライフルが装備されている。
ボディーカラーは赤、黄の二種類。
【設定】
「スーパーカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:4.3M
最高出力:730馬力
最高速度:560km/h


  • 「F-1リジェJS11」(リジェ)

【概要】
フランスの自動車メーカーリジェが開発したF1マシン「リジェJS11」をモチーフとした機体。カーロボットでも珍しいF1マシンがモチーフであり、優美な曲線や車体が再現されている。
変型後のプロポーションも整っており、定番の肩ミサイルランチャーとライフルが武装されている。
【設定】
「スーパーカー部隊」所属のカーロボット。そもそもカーロボットの元の設定が一般車に紛れてロボットを擬態させるのになんでレーシングカーなのかは突っ込んではいけない。
【スペック】
最高出力:910馬力
最高速度:580km/h


  • 「バトルコンボイ」(コンボイ(オプティマスプライム))

【概要】
「私にいい考えがある」でおなじみあの総司令官の元ネタである。オリジナルデザインの大型トレーラーをモチーフとした機体であり、カーロボットの中でも大型のアイテムとして登場した。
牽引車側のトラックがバトルコンボイとして変形することが可能。胸にはマトリクスが埋め込まれておらず、人が乗る操縦席のスペースが確保されている。
後ろのコンテナ部分はカーロボットを一台格納する事ができる。また、コンテナ部分を展開すると移動基地としての様々な設備を使用することが可能。
砲台付きの指令コクピット、各種コンソール席、偵察用バギーの出動、カタパルトによるスーパーダッシュといったギミックが内蔵されている。カーロボットの中でも幅広いプレイバリューを提供しており、完成度は高い。
【設定】
「特別使用車部隊」所属のカーロボット。コンテナ部分にはフリーゾンエネルギーの補給機能、整備ドック、司令基地としての機能が備わっている。
【スペック(牽引車)】
全長:6.6M
全高:2.9M
幅:2.5M
積載量:27t
総排気量:20.400cc
最高出力:7760馬力
最高速度:320km/h


  • 「ランチア・ストラトスターボ」(ホイルジャック)

【概要】
イタリアの自動車メーカー「ランチア」が製造したスポーツカー「ストラトス」をモチーフとした機体。当時の世界ラリー選手権で活躍したために選出されたと思われる。
トップヘビーで腕が長めなプロポーションは独特。ボディーカラーはアリタリア風のカラーとマルボロ風のカラーの二種類だが、それぞれ頭部デザインも異なる。
【設定】
「スーパーカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
最高出力:760馬力
最高速度:530km/h


  • 「ニューカウンタックLP500Sポリスカータイプ」(アラート、クランプダウン)

【概要】
「ニューカウンタックLP500S」のリテコ品。警察のパトカーという設定で装飾が施され、車体上部にはサイレンが追加されている。
なお、トランスフォーマーのクランプダウンはダイアクロン版と同じカラーリングで、アラートはカラーリングが一部変更されている。
【設定】
「ポリスカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:4.3M
最高出力:730馬力
最高速度:560km/h


  • 「クレーン車」(グラップル)

【概要】
「消防自動車高層ビル用ハシゴ車」からのリテコ品。はしご部分はクレーンアームに変更され、カラーリングもオレンジとなっている。
クレーンアームは伸縮ギミックが備わっており、引っ掛けるためのフックもついている。その他の面では消防車と同様の仕様となっている。
【設定】
「特別使用車部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
最高出力:933馬力
最高速度:320km/h
クレーン吊り上げ荷重:13t


  • 「コルベットスティングレー」(トラックス、ロードレイジ、ラウドペダル)

【概要】
シボレーのスポーツカー「コルベット スティングレイ」をモチーフとした機体。当時のアメリカを代表するスポーツカーで、とてもマッシブな車体デザインとなっている。
そしてこのモデルはミサイルパックやウイングを展開する第三形態を有しており、単なる変型だけでないギミックも備わっている。ロボット形態は非常にプロポーションが良く整っている。
なお、トランスフォーマーのロードレイジはダイアクロン版と同じカラーリングで、トラックスはカラーリングが大幅変更されている。
【設定】
「スーパーカー部隊」所属のカーロボット。
【スペック】
全長:4.483M
最高出力:720馬力
最高速度:470km/h


  • 「パワードコンボイ」(ウルトラマグナス、デルタマグナス)

【概要】
キャリアトレーラー型のカーロボットで実車をモチーフにしていないオリジナルデザインの機体。前方の牽引車はバトルコンボイと同じ物を使用しているが、後ろのカーキャリア部分は元のモデルとは全く誓う特徴を持つ。
車両形態では上段下段に二台のカーロボットを合計四台格納でき、そのままコロ走行が可能。上部の足場は弾丸発射ギミック付きの大型キャノン砲としても機能する。
後ろのカーキャリアは「ジェット機ロボ」の発進基地やカーロボットの整備基地、移動作戦基地といった形態に変形も可能。更にロボット形態のコンボイとカーキャリアが合体することによって「パワードコンボイ」となり、ダイアクロン初のスーパー合体ギミックを実現している。
また、おまけとしてロボット形態に変形可能な小型の「パワードバギー」と胸部分のパーツ取り外しによる単体マシーンも付属。バトルコンボイ同様、幅広いプレイバリューを提供してくれる遊びがいのあるモデルである。
なお、トランスフォーマーのウルトラマグナスはダイアクロン版から大幅にカラーリングが変更されている。
【設定】
バトルコンボイの活躍によってカーロボット隊の戦力がアップし、さらなる戦力増強を図るために開発された移動基地機能を持つカーロボット。今後のダイアクロン隊主力メカとしての活躍が期待される。


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「ジェット機ロボ」(スタースクリーム、サンダークラッカー)
【概要】
R&Rシリーズ初の飛行機型の機体。実際の戦闘機である「F-15イーグル」をモチーフとしている。
実際のF-15を忠実に再現しているだけでなく、コックピットに隊員が乗ったまま変形可能。変型方法も若干バルキリーっぽいが、ロボット形態でのフォルムは独自性を保っている。
カラーリングは「超高速戦闘機タイプ」と「アクロバットタイプ」の二種類。トランスフォーマーでは「超高速戦闘機タイプ」が後のニューリーダー病「スタースクリーム」であり、「アクロバットタイプ」が「サンダークラッカー」となる。
【設定】
実機F-15イーグルが必要に応じて変形を行う。空からの監視を行うため、ワルダー軍団のゲリラ活動を阻止を目的としたリアル&ロボ部隊の航空師団が結成されている。


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「トレインロボ」(ライデン)

【概要】
国鉄(現JR)の各種列車をモチーフとした機体。当時現役だった計12車種が用意されている。
元の列車形態ではディティールを崩しておらず、ロボット形態では綺麗な直立プロポーションを保っている。各種ロボットはビームガンを持たせる事が可能。
更に特定の6種類を集めれば、巨大な「トレインロボ」へと合体することが可能。なお、もう6種類は「特別限定車輌」としてカラーリングが変更されたバージョンも存在する。
【設定】
6タイプのトレインが緊急時にロボットに変形し、都市を防衛し、敵対にめざましく活躍する。強力な敵を相手にする際は、6タイプが合体したトレインロボとなり、フルパワーで攻撃を行う。


  • 「東海道新幹線」(ショウキ)

【概要】
東海道新幹線0系をモチーフとした機体。列車形態のみ一人乗り可能。
元々ヒロイックなデザインであった新幹線0系が変形時には、更にヒーロー的なデザインが施されている。六体合体時には胸部を構成する。
【設定】
通常はワルダーの目を欺くため、東京、大阪などの主要都市のパトロールを行っている。非常時にはスピードを武器とした超高速戦闘用ロボ「マッハライナー」へと変形するのだ。
マッハライナーは主力武器として「Mレーザー」を装備している。


  • 「EF65型ブルートレイン」(ゲツエイ)

【概要】
ブルートレインの「EF65形1000番台」をモチーフとした機体。列車形態、ロボ形態でも一人乗り可能。
当時は列車輸送用の車種として知られており、身近な列車の一つとして知られていた。六体合体時には右足を構成する。
【設定】
全国各地のパトロールを常に24時間体制で続けているが、非常時には特に夜間に高性能を発揮する夜間戦闘用ロボ「ナイトライナー」へと変形する。夜戦における能力は各機体の中で一番高い。
ナイトライナーは主力武器として「Zビーム」を装備している。


  • 「東北・上越新幹線」(ユキカゼ)

【概要】
東北新幹線の「200系」をモチーフとした機体。列車形態、ロボ形態でも一人乗り可能。
0系をベースにした200系は東北での運用を前提としたさまざまな雪対策が施されており、車体もよりシャープな先端となっている。六体合体時には左足を構成する。
【設定】
北日本を中心にパトロールを続けているが、緊急時には豪雪での高速戦闘用ロボ「スノーライナー」へと変形する。豪雪地帯及び寒冷地においても素早く活動が可能で、ワルダーの攻撃に立ち向かう。
スノーライナーは主力武器として「Nレーザー」を装備している。


  • 「東海型153系急行列車」(スイケン)

【概要】
東海道線の「153系」をモチーフとした機体。列車形態のみ一人乗り可能。
カボチャカラーリングでおなじみの車両であり、当時の列車の中でも優れた居住性を実現している。ロケットパンチギミックを内蔵しており、合体時に使用する事ができる。
六体合体時には左腕(先頭部は腰)を構成する。
【設定】
ワルダーゲリラ部隊の攻撃に備え、日常は東海地方を隙間なく活動を続けているが、ワルダーの出現にはいち早く局地戦闘用ロボ「ストームライナー」に変形する。高スピードでも安定した機動力を持つ。
ストームライナーは主力武器として「Sレーザー」を装備している。


  • 「L特急485系特急列車」(セイザン)

【概要】
エル特急の「485系」をモチーフとした機体。列車形態のみ一人乗り可能。
いわゆる昭和を代表する特急の一つであり、交流の周波数が50Hz・60Hz両対応となった車両として知られている。ストームライナー同様、ロケットパンチギミックが内蔵。
六体合体時には右腕(先頭部は腰)を構成する。
【設定】
全国各地のパトロールを常に続けているが、非常時には、山岳機動戦闘用ロボ「ブレインライナー」に変形する。起伏の激しい場所でも、素早く行動でき、ワルダーの追跡に最も適している。
ブレインライナーは主力武器として「Lビーム」を装備している。


  • 「DE10形ディーゼル機関車」(カエン)

【概要】
ディーゼル機関車「DE10形」をモチーフとした機体。列車形態、ロボ形態でも一人乗り可能。
ローカル線の貨客列車牽引や入換用途を主目的として開発された車両であり、蒸気機関車から電車までのつなぎの車両として活躍した。六体合体時には腰と足の付け根を構成する。
【設定】
平時は普通のディーゼル機関車として活動しているが、ワルダーの出現の情報を受けると重機動戦闘用ロボ「パワーライナー」に変形する。そのパワフルな戦闘能力でワルダーを倒す。
パワーライナーは主力武器として「Xビーム」を装備している。


以下は限定盤のみのラインナップ。


  • 「東海道新幹線、メッキタイプ」

【概要】
東海道新幹線のリテコ品。銀のメッキ加工が施されている。
【設定】
「シルバーライナー」へと変形し、主力武器として「Mレーザー」を装備している。


  • 「ブルートレインけん引用電車」

【概要】
ブルートレインのリテコ品。特急用機関車であるED76形、EF65形1000番台の金型を流用している。
【設定】
「バトルライナー」へと変形し、主力武器として「Zビーム」を装備している。


  • 「Dr.イエロー新幹線、総合試験車」

【概要】
東北新幹線のリテコ品。ドクターイエローの車体(0系922形、200系の金型を流用)となっている。
【設定】
「イエローライナー」へと変形し、主力武器として「Nレーザー」を装備している。


  • 「クハ111型急行電車(横須賀線色)」

【概要】
東海型153系急行列車のリテコ品。横須賀線の113系、153系の金型を流用している。
【設定】
「ミラクルライナー」へと変形し、主力武器として「Sレーザー」を装備している。


  • 「L特急583型寝台電車」

【概要】
L特急485系特急列車のリテコ品。寝台特急電車の583系、485系の金型を流用している。
【設定】
「サンダーライナー」へと変形し、主力武器として「Lビーム」を装備している。


  • 「ディーゼル機関車、クリスタルタイプ」

【概要】
DE10形ディーゼル機関車のリテコ品。車体をクリアパーツにしている。
【設定】
「クリスタルライナー」へと変形し、主力武器として「Xビーム」を装備している。


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「建設車ロボ」(デバスター)

【概要】
その名の通りはたらくくるま代表の各種建設車6タイプが変形、合体する。明確なモチーフはないオリジナルデザインの車両である。
各種建設車ロボは単体でも販売されているほか、「建設車ロボセット」としての販売も行われている。発売時期によって胸部の色が異なる。
ちなみにダイアクロン隊員が乗ることはできない。なお、トランスフォーマーのビルドロンではダイアクロン版からカラーリングが大幅に変更されている。
【設定】
ワルダーにより破壊された都市を再建するために、新たに開発された6タイプの建設車ロボ隊は、6合体パワーアップの機能を備え、新たな敵に対しても十分対応することが可能な強力迎撃部隊としても運用できる。


  • 「ブルドーザー」(ボーンクラッシャー)

【概要】
土を押し出したりするための土木機械。アームブロックとドリルミサイルを合体させてドリルミサイルドーザーにする事も出来る。
ロボット形態でのプロポーションはクローラー部が脚部となり、とても細い。主力武器として「ビームアタッカー」を装備している。
6車合体時には左腕を構成する。
【スペック】
身長:6.2M
最高出力:1023馬力
最高速度:230km/h


  • 「パワーショベル」(スカベンジャー)

【概要】
土を掘り起こすための土木機械。ブルドーザー同様、ドリルミサイルショベルにも出来る。
ロボット形態でのプロポーションは全体的に細身となっている。主力武器として「ビームサイクロン」を装備している。
6車合体時には右腕を構成する。
【スペック】
身長:6.8M
最高出力:1008馬力
最高速度:250km/h


  • 「ショベルドーザー」(スクラッパー)

【概要】
一般的には「ショベルローダー」とも呼ばれており、土砂などをトラックに積みこんだり、堆肥の積み込みなどに使用される。機体後部にはジェットウイングを搭載でき、「ジェットウイングドーザー」にもなる。
ロボット形態ではタイヤが型となっており、バランスのとれたプロポーションとなっている。主力武器として「ビームハリケーン」を装備している。
6車合体時には右足を構成する。
【スペック】
身長:6.4M
最高出力:995馬力
最高速度:255km/h


  • 「トラッククレーン」(グレン)

【概要】
移動式のクレーン車で、重量物や建材を釣り上げて高い場所へと運搬する役割を持つ。車体に「パワードビーム」と「ビームサンダー」を装備すれば「ダブルキャノンクレーン」に強化可能。
ロボット形態ではクレーンを背負わせるようになっている。主力武器として「ビームサンダー」を装備している。
6車合体時には頭部と胸部を構成する。
【スペック】
身長:6.9M
最高出力:1130馬力
最高速度:255km/h


  • 「ダンプトラック」(ロングハウル)

【概要】
大量の建材や土砂を運ぶのに適した土木機械。車体に「ミサイルパネル」と「ウエストブロック」を搭載することで「バトルミサイルダンプ」に強化可能。
ロボット形態では足が長めになっている。主力武器として「ビームミラクル」を装備している。
6車合体時には腰部を構成する。
【スペック】
全長:6.3M
最高出力:1235馬力
最高速度:255km/h


  • 「ミキサー車」(ミックスマスター)

【概要】
「トラックミキサ 」とも呼ばれてており、生コンクリートを走行中でも撹拌しながら輸送する事ができる。車体に「ビルドレーザー砲」「ビームボンバー」を搭載することで「ビッグバズーカミキサー」に強化可能。
ロボット形態では頭部にミサイル発射ギミックが内蔵されている。主力武器として「ビームボンバー」を装備している。
6車合体時には左足を構成する。
【スペック】
全長:6.5M
最高出力:973馬力
最高速度:270km/h


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「恐竜ロボ」(ダイノボット)

【概要】
まさかの恐竜をモチーフにした新たなるデザインのロボット。各種メカ恐竜が変形してロボットになるという今までにない新しいタイプのメカである。
恐竜のフォルムとなる部分をカバーとし、中身に人型ロボット用のパーツを内蔵するパターンで変形を実現させている。余ったカバー部分は背面パーツとして配置することで、ロボットとしても違和感ないプロポーションとなっている。
カラーは全て銀色に金のアクセントとなっている。ラインナップは「ティラノザウルス」「トリケラトプス」「ブロントザウルス」「ステゴザウルス」「プテラノドン」の全5種類。
【設定】
将軍インガムの軍団とは異なるブルースター将軍率いる恐竜軍団に対抗するために急遽開発された恐竜ロボット軍団。敵の破壊力を推定し、ハイパワーの攻撃力を備えている。
各種恐竜ロボは恐竜が持つ強力な破壊力とロボットとしての機動力を併せ持つ。ブルースター将軍は亜空間を利用したタイム・ホールを生成する能力を持っており、原始時代から恐竜を呼び寄せていた。
タイム・ホールは目に見えないが、恐竜ロボは時空が歪む時に発生する障害波をキャッチし、ホール内へと飛び込む事ができる。センサーでとらえた恐竜の生体反応を目標に亜空間を飛んで原始時代へ行く事も可能だ。


  • 「ティラノサウルス」(グリムロック)

【概要】
数多くの恐竜の中でも人気の高い肉食竜の王者。当時のティラノザウルスの学説では怪獣のようにどっしりとした尻尾を引きずって、直立姿勢であった説となっており、ティラノザウルスもその学説を元にしたプロポーションとなっている。
変型後のプロポーションも良く、ダイアクロン隊の武器の中でも珍しい剣を構える事が可能。
【設定】
機動性が高く、ジャングルや都市のビル群の中での戦闘が得意。両手には高密度の「フリーゾン合金」で作られた格闘専用のクローが装備されている。


  • 「トリケラトプス」(スラッグ)

【概要】
草食恐竜の代表格で、大きな三つの角と顔のフリルが特徴。角とフリルは銀メッキ仕様、そして頭部の上側がクリアパーツとなっている。
変型後はどっしりとした脚部を持ち、重量感のある印象を与える。武装は剣とピストルを持たせる事が可能。
【設定】
走行が厚く重いが、サブ駆動エンジンによって250kmで走行可能な草原での白兵戦用ロボット。「キャノンビーム」を装備している。


  • 「ブロントサウルス」(スラージ)

【概要】
大型草食性恐竜の一種で、今現在では「アパトサウルス」と呼ぶべきかどうかの議論がなされているが、ブロントサウルスはアパトサウルスとは別の種類であるという学説に支持が広がりつつある。首や頭部、背中の一部が銀メッキ塗装されている。
変型後は背中の一部が割れて翼のような造形となる。武器は剣とガンを持たせる事が可能。
【設定】
水陸両用の大型メカ。(注:本来のブロントサウルスは水陸両用ではない)装甲とパワーは桁違いで、武器の「ブラストガン」は一瞬で沼を蒸発させる。偏向シールド発生装置が背中に取り付けられている。


  • 「ステゴサウルス」(スナール)

【概要】
北米大陸に生息していた草食恐竜で、背中の骨質の板が互い違いに並んでいるのが特徴。骨質の板と足が金メッキで塗装されており、頭部はクリアパーツとなっている。
変型後は腕部と足と上半身が大きくそれ以外の股間や太ももが細目なプロポーションとなっている。武器は剣とガンを持たせる事が可能。
【設定】
亜空間での戦闘目的で開発され、背びれから四方に熱線を放射する。ロボット形態では合金サーベルを駆使して戦う。


  • 「プテラノドン」(スワープ)

【概要】
一般にもっともよく知られている翼竜の一つであり、代表的かつ象徴的なものとして知られている。よく恐竜をテーマとした作品で取り上げられるが、プテラノドンは正確には恐竜ではなく空を飛ぶ脊髄動物である翼竜に分類される。タカラの社員はそこまで考えていないと思うよ
プテラノドン形態では翼竜と戦闘機を合わせたようなデザインとなっており、メカらしい造形となっている。変型後は翼が背中を構成し、頭部が胸へと折曲がる王道ながらもヒロイックなプロポーションとなっている。
武器は剣とガンを持たせる事が可能。ちなみに恐竜ロボの中で唯一ダイアクロン隊員が搭乗できない。
【設定】
マルチレーダーを装備した偵察用機体。通常はマッハ5で飛行するが、亜空間では実に三倍の速度で飛行が可能。亜空間に潜むブルースターの母艦を捜して破壊することが最終目的とされている。


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「爆転アタックロボ」(トップスピン、ツインツイスト)

【概要】
プルバック式のゼンマイを内蔵して走行と変形と自立を行うトリッキーなギミックを持つロボ。両足を折りたたんでプルバック装甲を行い、一定距離を装甲すると変形と同時に自立する。
リアリズム溢れるメカが登場する中で初期シリーズのようなSF的なデザインとなっている。種類は「ジェットタイプ」と「ドリルタンクタイプ」の二種類。
【設定】
敵の卑怯な不意打ちに、敏速攻撃で対応する即攻タイプの移動メカ。「ジェットタイプ」と「ドリルタンクタイプ」の二種類が開発され、走行しながらロボットに変形して攻撃を仕掛けるハイスピード変型コンパクトメカである。


「チェンジアタッカー」

【概要】
通常の車両が攻撃形態へと変形するマシーン。R&Rシリーズの中でも珍しい非ロボットのモデル。
三種類のモデルが存在し、「ワンボックス」は「ホバーアタッカー」、「スタリオン」は「ドリルアタッカー」、「ランボルギーニチータ」は「ホバーアタッカー」へと変形する。
【設定】
平常は実用車として活動し、緊急時には調査及び攻戦用のマシーンに変形する。リアル&ロボ部隊の補強として新開発された車両である。


「ダブルチェンジャー」(ダウンシフト、オーバードライブ、カムシャフト)

【概要】
カーロボットのように車両形態からロボット形態に変形するだけでなく、第三の強力戦闘マシン形態にも変形可能なギミックを持つ。ラインナップは「セリカXX」「フェラーリBB」「サバンナRX-7」の三機種。
【設定】
パトロール、レスキュー活動、そして未知の敵から市民を防衛し続けるダイアクロン隊にとって、より多用途に使用できるメカが必要とされつつあった。そこで開発されたのがダブルチェンジャーである。
敵からの突如とした襲撃に対しては強力戦闘マシンに素早く変形して対処。さらに必要に応じてはロボット形態に変形可能。
二段変形機能を備えたことによって、今まで困難とされてきた特殊任務にも大活躍が期待されている。「セリカXX」は「XX戦闘車」と「セリカロボ」に、「フェラーリBB」は「BBジェット」と「フェラーリロボ」に、「サバンナRX-7」は「RX装甲車」と「サバンナロボ」に変形可能。


「トリプルチェンジャー」

【概要】
R&Rシリーズと昭和時代のダイアクロン最後の製品。その名の通りマシーン2形態、ロボット1形態の合計3形態に変形が可能という驚異のモデル。
実際のモチーフにした車両ではないオリジナルデザイン。大胆不敵なシルエットの変化と変型ギミックは一見の価値あり。
ただし、ダイアクロン隊員が乗れないのが口惜しい。


  • 「ジェットタイプ」(ブリッツウイング)

【概要】
戦車、戦闘機、ロボットに変形が可能。戦闘機形態ではミサイル発射ギミックが内蔵されている。
ロボット形態ではサーベルとビームガンが装備可能。


  • 「ヘリコプタータイプ」(オーバーチャージ)

【概要】
ヘリコプター、戦闘機、ロボットに変形が可能。ヘリコプター形態ではミサイル発射ギミックが内蔵。
戦闘機形態ではそれなりのプロポーション。ジェットタイプと同様の手持ちの武器が付属。


(end

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ワルダー軍団(カッコ内はトランスフォーマーで転用された際の名前)


「昆虫ロボ」

【概要】
数少ないワルダー側の新戦力で別名「インセクターロボ」。文字通り昆虫がモチーフとなっており、「クワガタ」「バッタ」「カブトムシ」といったおなじみの昆虫がロボットに変形する。
昆虫形態では凶悪な見た目のメカ昆虫となっており、それぞれのメカはコロ走行が可能。ロボット形態で使用できる手持ちの武器も付属している。
各昆虫ロボはワルダー兵士を乗せる事ができない。また、昆虫ロボは「インセクターロボ3体セット」も発売されている。


【設定】
地球に潜伏しているワルダー地下組織の主力メカ。ワルダー軍団の戦闘能力に加え、地球内部の物質を使用しているため、ダイアクロンの機体に劣らぬ性能と強靭なボディーを誇る。
「クワガタ」「バッタ」「カブトムシ」の3タイプが存在し、必要に応じてロボットに変形可能。独自の自然破壊機能を備えている。


  • 「クワガトラー」(シャープネル、ザップトラップ)

【概要】
クワガタムシ型の昆虫ロボ。変形時には大顎が背面に来て翼のように展開される。
【設定】
クワガタムシ型のロボで「ソーラービームガン」を装備。


  • 「バッタス」(キックバック、ショットホール)

【概要】
バッタ型の昆虫ロボ。変形時には羽が背面へと展開される。
【設定】
バッタ型のロボで「クイックマシンガン」を装備。


  • 「カブトロン」(ボンブシェル、サルボー)

【概要】
カブトムシ型の昆虫ロボ。変形時に角が頭部にセットされるようになっている。
【設定】
カブトムシ型のロボで「ダブルレッグガン」を装備。


「改造怪獣マシンドラゴン」

【概要】
まさかの怪獣を投入するという意表を突いたラインナップ。とはいえど実は「ダイナミックプロ」作品の「マシンザウラー」が元ネタ。
見た目は殆どマシンザウラーと同じであり、オリジナルでは緑色だったのを青色に変更している。体の各種武装やパーツは通常ジョイントとマグネットジョイントによって付け替えが可能で、様々な形態にチェンジ可能。
キャノンミサイルやボディーミサイルといったミサイル発射ギミックも内蔵。単体のアイテムで自由に組み替えて遊べる発想は、後の新生ダイアクロンにも通ずる部分がある。
【設定】
強力なダイアクロン恐竜ロボ隊の迎撃を受け、地球侵攻に遅れが出てきたブルースター率いる恐竜軍団は、亜空間より強力な新機体「改造怪獣マシンドラゴン」を投入する。「ミサイルキャノン」「サークルカッター」「ドラゴンキャノン」「ファルコンミサイル」といった数多くの武器を装備し、クローラー走行も可能なサイボーグ怪獣である。
更に、作戦によって自らの姿を変化させる機能も備えており、パワーアップした恐竜軍団と共にダイアクロン隊に襲いかかる!
【スペック】
全高:13.2M
パワー:10370馬力
最高速度:340Km/h


(end

r(topcontents){目次に戻る}



新生ダイアクロン

【概要】
前シリーズが1984年に終了した31年後、2015年突如としてダイアクロンのリブート版が発表された。トランスフォーマーシリーズで積み重ねた変形、合体ロボット玩具のノウハウを活かしたタカラトミーの技術力を注ぎ込んだ、本気の大人向けロボットホビーとして2016年から2023年現在まで5年以上展開している。
新生ダイアクロンを手掛けているのは、タカラトミーの玩具デザイナーの「高谷元基」氏。元々はタカラで数多くのSF玩具のプロジェクトに参加しており、『電脳警察サイバーコップ』『トランスフォーマーZ』『機甲警察メタルジャック』『電光超人グリッドマン』『B’TX』『CoolGirl』等に携わっている。
デザインは初期シリーズのようなスタジオぬえ風のSF的なデザインラインを継承しつつ、より現代的でスタイリッシュなデザイン方針となっている。ギミックも以前に比べて進化しており、同社の「マグネモ」や「ミクロマンマグネパワーズ」のような組み換え要素が加わったことで遊びがワイドに広まった。
機体を構成するパーツが分離できてかつジョイント穴やレールなどが全機体共通化された。これにより、単体マシーンでの自由度の高い組み換えや変形、他機種との連携や合体が行え、初期シリーズのマシーンを凌駕する自由度の高いブロック玩具のように遊べるロボットホビーとして生まれ変わっている。
それだけでなく、各種ロボット形態では以前のシリーズよりも可動部分が大幅に増え、肩、肘、股間、膝、足首などの可動が追加されており、アクションフィギュアのようにポーズを自由に付けることが可能。また、初期シリーズ同様パイロットとなる隊員との連携要素も復活している。
また、「ボレット」と呼ばれる小型コクピットが様々な機種に存在し、ボレットを他機種に付け替えたり組み換えることもできる。
【価格帯と再販】
とは言えど新生ダイアクロンは子供向けの玩具ではなく、あくまでも対象年齢が15歳以上のハイエイジ向けトイとして展開されており、高級な鉄道模型のような位置づけとして考えているため価格は以前のシリーズよりも高く設定されている。また、基本的には一度発売したアイテムは再販は無く、同じアイテムをリカラー、リテコを施した別アイテムとして売る事が多い。
そのため''発売後もプレミア価格がつくことが多く、質の良さも相まって転売の餌食となる事が多い。新生ダイアクロンを買う際は、予約時か発売時にすぐ手に入れるようにしないと、買い逃して後悔することがあるので注意すべし。''
【世界観】
世界観も旧作からの続きが描かれており、再びダイアクロンとワルダーとの戦いが繰り広げられる。ストーリーはあくまでも年代記のように簡潔に語られ、ユーザーが想像やロールプレイングが行いやすいような形になっている。
新生ダイアクロンで主に語られるのは各種兵器の設定であり、世界観や物語や複線の考察などを楽しむようなものではない。
【CGによるPV】
初期シリーズとR&Rシリーズにおいては宣伝としてテレビCMが作られ、特撮を駆使した各種ダイアクロンマシンの戦闘シーンや活躍シーンが作られた。新生ダイアクロンからは特撮ではなく3DCGによるPVが製作されており、タカラトミーの公式YouTubeチャンネルで動画が公開されている。
各種ダイアクロンとワルダーのマシンによる戦いや特撮では不可能であったCGならではの物量とカメラワークとエフェクトは、まさにダイアクロンワールドの想像を掻き立てるのに相応しいものといってよい。また、タクティカルムーバー機からは声優「中村悠一」氏によるナレーションやキャストも入っており、よりPVとしての質が高まった。
製作はアニメスタジオの「ランドック・スタジオ」。様々なTVアニメの制作において数多くの実績を積んでいるが、主に『ガールズ&パンツァー』では3DCG製作に参加しており、今回のダイアクロンのCGアニメ制作でその実績を買われて抜擢されたと思われる。
初期はPS2時代を彷彿させるレベルのCGであったが、年々クオリティが増加し、今ではPS4のリアルタイムレンダリングレベルまでの質となっている。テクスチャのウェザリングや火花やビーム粒子のパーティクルエフェクト、全体のライティングや機体のモーションなどが作りこまれている。
なお、本PVでは実際にスタッフが最終試作品を遊んだうえで字コンテや絵コンテが作成されており、変形、合体ギミックの再現性には余念がない。各種CGモデルもPV用にコンバートしており、レンダリングはGPUを使用した処理を使用しているため、ほとんどプリレンダよりかはリアルタイムレンダリングに近い処理が施されている。
なお、YouTubeにおいて「ビッグパワードGV」の再生回数はなんと500万回以上という数字を叩き出しており、3DCGによる宣伝の効果の高さがうかがえる。
【ストーリー】
202X年、ワルダー軍団との総力戦である「オペレーションラグナロク」の勝利から約10年後、火星に再びワルダー軍団が襲来し、「第二次ワルダー防衛戦」が勃発。人類は再び異星人帝国との戦いに身を投じる事となる。
しかし、ダイアクロン隊は新たなアタックシステムである「ネオアタックシステム」を太陽系に構築。人類、地球、宇宙の存亡を賭けた長きにわたる戦乱が再び始まろうとしていた。

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「ダイアバトルスV2」

【概要】
新生ダイアクロン第一弾のモデルでダイアバトルスのリメイク版。旧バトルス同様、三機のマシンが人型ロボットに合体する。
新要素として飛行形態やウォーカー形態などに変形することが可能であり、様々な武装や偵察用バイク、白兵戦兵器も付属されている。ロボット形態での可動域も素晴らしく、膝や肘、股間といった関節が可動し、アクション性は旧バトルスを遥かにしのぐ。
カラーリングも旧バトルスを意識した赤、青、シルバーの三色が塗装されており、ヒロイックな主役機カラーが映える。そのプレイバリューの広さは当時のロボットホビーとしても質が良く、全く知名度の無かった新生ダイアクロンの名を世に広めたフラグシップモデルとして認知されるようになった。
発売から一年後、細かな改良が施された「ALPHA plus ver.」も発売されている。
【設定】
ダイアクロン隊の汎用主力マシーンである「ダイアバトルス」の最新後継機。最新モデルのV(Variable)シリーズでは敵との交戦中、1部のマシンユニットが破壊・損傷などによって機動不能となった場合でも、形態を変化させ戦闘続行を可能とする<可変戦闘システム>が備わっている。
三機のマシーンである「バトルス01」「バトルス02」「バトルス03」が様々な形態へと変形合体する。ヘッド型のセンサーユニットが展開し、最大の性能を発揮する「決戦モード」は人工知能「B.I.G-A.I」(Battle-Integral-Generator-A.I)を起動させるためエネルギー消費が激しくなるので、文字通り決戦時に使用される。
【派生モデル、関連機体】

  • 「ダイアバトルスV2プロトタイプ」(月面基地Ver.)

【概要】
タカラトミーモール限定のリカラー版。色がグレーになったこと以外は特に変更が無い。
【設定】
ダイアクロン月面基地で建造されていた実験機で、新開発の超小型フリーゾンジェネレーターを搭載。現行機よりも高い出力を出せるが、制御が難しいためにパイロットには極めて高い操縦能力が要求される。

  • 「ダイアバトルスV2宇宙機動タイプ」

【概要】
ダイアバトルスV2のバトルス02を「コスモバトルス02」に変更したモデル。カラーリングも白とシルバー塗装となっている。
背中がコスモバトルス02に変更したことによって背中の装備のボリュームが増している。新規装備として大型フリーゾンビーム砲「ファイアスラッガーIII」と「コスモ リープ ブースター」が追加。
巨大なキャノン砲と新規造形のボレットが追加されたことにより、組み換えのバリエーションも通常版とは異なるパターンが組めるようになった。
【設定】
ダイアバトルスV2の派生モデルの一つ。宇宙空間内における長距離に及ぶ戦闘をより優位に遂行できるように開発された。
「バトルス02」が「コスモバトルス02」に変更されたことによって宇宙空間内での機動性、航続距離が格段に向上している。

  • 「コスモバトルス02」

【概要】
前述の宇宙機動タイプに付属していたコスモバトルス02の単品版。カラーリングはダイアバトルスV2と同じになっており、通常のバトルスV2と組み合わせても違和感が無いようになっている。
【設定】
バトルス02をベースにした宇宙間戦闘マシン。ダイアバトルスV2の腕部武装ユニットと機動ブースターと複座型ボレットモジュールで構成されている。
フリーゾンドライブエンジン搭載の着脱式<コスモリープブースター>によって宇宙空間内での機動性能が格段に向上しており、フリーゾンビーム砲である<ファイヤースラッガーIII>によって砲撃能力も補われた。

  • 「ダイアバトルスV2レッドライトニング」

【概要】
ダイアバトルスV2のリテコ品。カラーリングが変更されており、手の指部分が可動するように改良されている。
【設定】
ダイアバトルス・Vシリーズの最新鋭機でありV2型機体の総体極限強化型モデル。極限まで性能を引き出すチューンナップが施されているが、過剰なほどピーキーな操縦性のために非常に扱いにくい。

  • 「コスモバトルス02レッドライトニング」

【概要】
前述のレッドライトニングに合わせたカラーリングのコスモバトルス02。基本的な部分は同じだが、交換用の頭部である「宙間戦闘ヘッドユニット」が付属されている。
【設定】
コスモバトルス02を極限まで性能を引き出すチューニングが行われたモデル。「宙間戦闘ヘッドユニット」はノーマルタイプのバトルスヘッドユニットをベースに、左右のコズミックセンサーと眼部の超電導光子センサーを宙間戦闘用に強化している。


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「パワードスーツシリーズ」

【概要】
初期シリーズに登場したパワードスーツのリメイク版。初代パワードスーツは武装や見た目のバリエーションが少なかったが、リメイク版では数多くのバリエーションが登場。
手足も大きく可動し、様々な武装を装備、マウントすることが可能となっている。各種パワードスーツは「起動モード」「メックモード」「合体モード」「搭乗モード」「格納モード」といった形態に移行する事ができる。
特に合体モードはダイアバトルスV2をはじめとしたダイアクロン隊の他機種と合体することが可能。なお、各種パワードスーツは格納用のコンテナである「レイドチェンバー」が付属しており、機体を格納形態にしてコンテナに格納が行える。
【設定】
ダイアクロン隊員の戦闘力を拡大増幅する戦闘強化アーマー。あらゆる環境で活動でき、1機でダイアクロン隊員約10名分の戦力を持つ。
「第二次ワルダー防衛戦」の初期に投入されたパワードスーツは「パワードシステム」と呼ばれる共通規格に対応している。具体的には他機種との連携や可変機能といった規格が各種パワードスーツに統一された機能として提供される。
戦闘時には「起動モード」が適用され、<汎用型B.I.G.-A.I>による隊員の脳波パターンとリンクした人機一体の操縦が可能。「メックモード」では非戦闘時の長距離移動等で適用されるマニュアル操縦モードで、コックピット装甲が展開されて隊員の閉鎖環境ストレスからの解放を促す。
各種パワードスーツは格納コンテナ「レイドチェンバー」に格納でき、輸送機に接続して運送が可能。レイドチェンバー自体は対爆・耐衝撃構造壁で覆われており、内部にはパワードスーツの武装も一式も収納できる。
また、パワードスーツには様々なタイプが存在し、名称に識別用の英文字が付与される。
【各種モデル、関連機体】

  • 「パワードスーツAタイプ」

【概要】
初代パワードスーツを彷彿させる赤色の機体。背中に二門のキャノン砲を装備し、ライフルが一つ付属。
カーキ色の宇宙海兵隊バージョンも発売されている。
【設定】
A-Type(Attack Type )は戦闘 機動速度を重視した攻撃特化型のパワードスーツで、走行速度・跳躍力・瞬発力はシリーズ中最大の性能を持つ。
【設定(宇宙海兵隊)】
太陽系ギガゾーン圏内の各惑星の中間宇宙域に配備された宇宙海兵隊用のパワードスーツ。Aのスタンダード機体をベースに部隊独自の攻撃用チューンナップが施されている。

  • 「パワードスーツBタイプ」

【概要】
Aタイプと基本は同じだが、胸部の造形が異なっている。カラーリングはスモークブルー。
緑色の宇宙海兵隊バージョンも発売されている。
【設定】
B-Type (Barrier Type) は防御特化型のパワードスーツで、「超高密度重合金」と「電磁シールド」によって高い防御力を実現している。フリーゾンジェネレーターも5基搭載しており、高出力を誇るため多数のオプション武装を稼働できる。
【設定(宇宙海兵隊)】
太陽系ギガゾーン圏内の各惑星の中間宇宙域に配備された宇宙海兵隊用のパワードスーツ。Bのスタンダード機体をベースに部隊独自の防御用チューンナップが施されている。

  • 「パワードスーツCタイプ」

【概要】
カプセルキャノピーを備えた黄色いパワードスーツ。ライフルと工作作業用ツール2つが付属しており、戦闘用メカと支援用メカとしてのロールプレイングが楽しめる。
後に緑色の宇宙海兵隊バージョンも発売されている。また、ダイアクロンEXPO2017開催記念商品としてクリア成型色の「ソリッドスキャンVer.」も限定発売された。
【設定】
C-Type (Construction Type) は深海から宇宙空間まであらゆる環境下で活動可能な工作特化型パワードスーツ。Cタイプは腕部に装着可能な<スクラッチャー>アタッチメントが使用でき、溶接、切断、研磨等の機能を備えた万能工機として利用できる。
【設定(宇宙海兵隊)】
宇宙海兵隊用にカスタマイズされた機体で、工兵部隊や救護部隊等にも配備されている。

  • 「パワードスーツDタイプ」

【概要】
細かいモールドやディティールが少ない角と直線のみで構成されたシンプルなデザインの白色の機体。装備はCタイプと同じものとなっている。
【設定】
D-Type (Drill Type)は演習/汎用型のパワードスーツでクセのない操作性とバランスの取れたパワー出力を持つ。そのため、パワードスーツ部隊の新入隊員向けの最初の支給機をはじめ、演習用、レスキュー用としても活用されている。
後にカーキ色の宇宙海兵隊バージョンも発売されている。
【設定(宇宙海兵隊)】
宇宙海兵隊に着任した新兵が最初に搭乗する機体で、D-Typeで経験を積んだのちに、A、Bなどの特化型タイプへの搭乗ライセンスが付与される。

  • 「パワードスーツEタイプ」

【概要】
「ビッグパワードGV」シリーズに付属されているグレーカラーのパワードスーツ。頭部に半円形キャノピーを装備し、胸にはスラスターの造形が施されている。
装備はA、Bタイプと同じものとなっている。「ビッグパワードGVデストロイヤー」には一部の造形が変更された「Eタイプ改」が付属されている。
【設定】
E-Type (Extreme Type)は「ビッグパワードGV」の標準搭載PSとして数多くの競合試作機の中から選抜された高機動型のパワードスーツ。胸部に搭載されたスラスターにより、スーツのみで単独飛行が行える。
ボディ・フレームにはギガゾーン辺境で発見された隕石に含まれるレアメタルを採用しており、数あるパワードスーツの中でも大気圏突入と地上着陸が可能。

  • 「パワードスーツFタイプ」

【概要】
講談社より発売された全3巻のムック「コンバット・クロニクル」に付属されたパワードスーツ。タイプCと同じカプセル型のキャノピーを採用し、胸部にもクリアパーツが使用されている。
なお、レイドチェンバーと武装は付属されていない。後に「ヴァースキャリバー拡張セット」でシルバー塗装のFタイプが同梱される。
モールドも細かく、紺色と水色とグレーの塗装が施されている。
【設定】
F-Type (Fighter Type)は大型化したパワードスーツである「マニューバシリーズ」に対し、コンパクトでかつ様々な状況に対応できるよう拡張性を強化した万能型モデル。
接近戦闘にも対応でき、「重心移動予測センサー」や「ニトロ加速アクチュエーター」などの機器で格闘性能を高めている。

  • 「パワードシステム・ジャイロセプター」

【概要】
パワードスーツの追加装備の一つ。空中戦を優位に運べるジャイロモービルで、単体のマシーンとしてダイアクロン隊員一名が乗り込むことも可能。
各種パワードスーツの背中に取り付けて飛行形態にもできる。後にカーキ色の宇宙海兵隊バージョンも発売されている。
【設定】
パワードシステム対応の大気圏内用の飛行型拡張ユニット。単体でも乗用機やドローンとして運用可能。

  • 「パワードシステム・ダートローダー」

【概要】
パワースーツの追加装備の一つ。走行型ユニットをパワードスーツ脚部に装着可能。
通常形態では戦闘車両としても運用可能で、ダイアクロン隊員を搭乗させる事ができる。
【設定】
パワードシステム対応の走行型拡張ユニット。クローラーで走行し、ジャングルや砂漠などの不整地での移動を優位にする。
隊員による単体での操縦も可能で、遠隔操作による自走型ドローン攻撃車両としても運用可能。

  • 「パワードシステム・クロスセプター」

【概要】
講談社より発売された全3巻のムック「コンバット・クロニクル」に付属された飛行型拡張ユニット。ジャイロセプターでは浮遊型飛行ユニットだったのに対し、クロスセプターはジェット飛行型ユニットとなっている。
ジャイロセプター同様、単体の攻撃機としても運用可能。追加武装として槍状の武装「グレネードランサー」と丸ノコ型の武装「フォトンカッター」が付属。
【設定】
空中・宙間戦闘機動用の高速飛行型拡張ユニット。メイン武装は機体前部に装備された二門の「ハイパーFZビームキャノン」で空中の敵を撃墜する。
パワードスーツとの合体による「エンハンスモード」では飛行型パワードシステム機体に匹敵する空中戦闘性能を持つ。合体時には主翼を「光子力カッターブレード」として使用可能。

  • 「パワードシステム・ラピッドローダー」

【概要】
講談社より発売された全3巻のムック「コンバット・クロニクル」に付属されたキャノン砲二門を積んだ四輪バギー型の拡張ユニット。ホイールはコロ走行が可能で、ダイアクロン隊員も搭乗可能。
パワードスーツとの合体時は複数の合体モードが存在し、背中と脚部にユニットを装着する「エンハンスモードA」と四輪走行が可能な「エンハンスモードB」、そしてバイクのようなフォルムの「バイクモード」へと移行可能。これらのモードはパワードスーツFタイプでの合体を前提としている。
手持ちの武器も付属しておりハンドガンである「パイルガン」とヘビーマシンガン「TS-9000W」の二種類が同梱。
【設定】
パワードスーツの陸上での戦闘機動を優位に遂行させるための高速走行拡張ユニット。ビークル時には1人乗りの小型高速攻撃車として機能し、合体時には複数のエンハンスモードへと移行できる。
ある程度の格闘戦に対応可能な直立式運用形態である「エンハンスモードA」、低重心で安定した砲撃機動に有効な着座式運用形態である「エンハンスモードB」、高速走行に特化した形態である「バイクモード」の三種類のモードが存在する。


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「ビッグパワードGV」

【概要】
ビッグパワードのリメイク版。パワードスーツを収納するギミックはそのままに、ロボット形態でのよりマッシブで力強いプロポーションと広い可動域、5機のマシーンによる合体や組み換えといった圧倒的なプレイバリューの高さを実現している。
合体パターンも公式の組み合わせで9パターンも用意されており、商品単体でも複数の合体を楽しむことができる。また、脚部を構成する「パワード04」「パワード05」は修理スペースとしても機能し、メンテナンス作業のロールプレイングを行いやすい。
ロボット形態である決戦モードはダイアバトルスV2の1.5倍の全高を誇り、巨大兵器としての重量感溢れる出で立ちとなっている。ギミックも数多く内蔵しており、フェイスガードの展開、ミサイルハッチ展開、パワードスーツ収納時における頭部のせり上がり等が楽しめる。
基地形態では簡易基地を展開する事ができ、作業用アームや修理スペースなどが設けられている。また、ビッグパワードGVには「パワードスーツEタイプ」が付属する。
【設定】
初代ビッグパワードから数えて6世代目となる機体。ビッグパワードGV(GATHER-V)は 堅牢な超高密度装甲と全身各部に配された様々な武装システムで構成された無敵の重装甲戦闘マシンとして知られている。
その鋼鉄の巨躯を駆動させるために複数の大型フリーゾンジェネレーターとハイパワーエンジンを各部に搭載している。ビッグパワードGVは5機のパワードマシーンによる集合合体によって構成され、1機(=1編成)でダイアクロン隊の平均的な一個小隊と同等以上の戦力を持つ。
ビッグパワードGVは大隊を編成してでの集積運用が行われるだけでなく、小規模な作戦を行う際の単独運用にも投入され、様々な運用法が存在しているのである。「ギャザー V! コンバージョン・ビッグパワード!」
ビッグパワードGVを構成するパワードマシーンは様々な形態へと合体可能で、陸上を航行する形態や簡易的な基地形態等が存在し、状況に応じた運用が行われる。
【派生モデル、関連機体】

  • 「ビッグパワードGV連結戦闘トレーラー」

【概要】
ビッグパワードGVの脚部ビークルと戦闘司令車のみを抜き出したセット。オプションユニットとダイアクロン隊員も付属している。
各種ビークルはビッグパワードGVと全く同じ仕様だが、注目すべきは新規造形のオプションユニットが同梱されている点である。戦艦の砲塔を思わせる「3連式グラビトン砲ユニット」と隊員を着席させれる「隊員輸送シート」に作業用アームの「タロンアーム」が付属しており、様々なシーンで活用できるパーツとなっている。
【設定】
「連結戦闘トレーラー」は「パワード04・ 05連結輸送モード」の戦闘力を大幅に強化した特化型モデルである。「3連式グラビトン砲」によって単体での戦闘力が強化されており、最大12名のダイアクロン隊員を輸送する事が可能。

  • 「ビッグパワードGV独立遊撃隊Ver.」

【概要】
ビッグパワードGVのリカラー、リテコ版。機体のカラーがブラックとスモークブルーに変更。
また、手のパーツが指先可動が追加されたものに変更されており、五本の指がそれぞれ可動出来るようになっている。
【設定】
ダイアクロン本隊と別働で奇襲、破壊工作、救出、索敵等の特命作戦を遂行する「独立遊撃隊」仕様の機体。腕部は「クレンチナックル」に換装されており、指先から攻撃と切断に使用可能な「パイルレーザー砲」が内蔵されている。

  • 「ビッグパワードGVデストロイヤー」

【概要】
ビッグパワードGVのリカラー、リテコ版だが、独立遊撃隊Ver.に比べて多数の変更が行われている。新たなる頭部モデルへと変更され、各種武器が新規造形の物に差し替えられ、手のパーツが独立遊撃隊同様の可動指になるなど、細かい部分で元のビッグパワードGVと差別化されている。
カラーも黒色と赤色と銀色の塗装に変更され、見た目の印象も大きく変化した。
【設定】
ビッグパワードGVデストロイヤーは「マルチプライズ∞」化されたワルダーメカの超集塊状態の撃破を目標として開発されたモデルで、元のモデルよりも火力が向上している。
特に背部に装備された「デストラクターキャノン」は決戦モード等5機合体時でのみ使用可能な超重粒子反応兵器で、発射の際にはエネルギーの過剰チャージが必須なる。
頻繁には使用できないため、通常は戦況を見計らった一撃必殺の最終攻撃手段として使用される。その他、元のモデルにはない追加武装が施されており、FZデトネイター弾を発射する速射2連砲「ダブルデトネイター」や凄まじい破壊力を持つ多弾頭貫通弾を発射する「ガイアバスターランチャー」などの武装によって更なる火力向上がなされている。

  • 「ビッグパワードGVヴァースキャリバー」

【概要】
ビッグパワードGVのリテコ、リカラー版だが、デストロイヤーよりも多数の変更点があり、もはや元のモデルと別物と言ってもよい。パワードスーツも「Vムーバー04<アイアンヘッド>」に変更され、背部キャノン砲の変更、肩部に大型ドリルの追加、脚部関節の可動域拡大、トライヴァースシリーズへの対応コネクター追加など、ただのリテコ品にとどまらないレベルの変更点によって、オリジナル版から全くの別モデルへと生まれ変わった。
特に膝関節部には可動域を大幅に拡大するラチェット機構が搭載されており、脚部可動域の自由度が大幅に向上した。片膝立ちや飛び蹴りなどの複雑なアクションポーズもとる事ができる。
【設定】
ゾーン各地で猛威を振るうワルダー軍団の主力機体「ワルダロスギガンター」に対抗するために開発されたビッグパワードGVの改良型機体。元のモデルにおけるマルチロール機能を継承し、互換型多目的戦闘システム<VERS>との連携機能に対応し、よりフレキシブルな作戦展開に対応した機体となった。
ワルダロスギガンターに対して有効な戦術でかつ実現困難であった接近格闘戦を実現すべく、機体主要フレームには機体の総質量を軽量から超重量へと自由に可変させる「粒子制御型可変質量合金」を採用し、機体各部の総体駆動力の強化が為されている。そのため、ギガンターを投げ飛ばせるほどの格闘性能を引き出すことに成功し、多数の戦果を挙げている。

  • 「BPGV<ヴァースキャリバー>拡張セット」

【概要】
ビッグパワードGVヴァースキャリバー向けの拡張パーツとパワードスーツのセット。パワードスーツは色違いの「Fタイプ」と「Vムーバー04<ハードヘッド>」が付属。
その他、ビッグパワードGVデストロイヤーに付属されていた「デストラクターキャノン」とパワードスーツ向けの「走行拡張ユニット」、武器セット、レイドチェンバーも同梱されている。
特に書籍の限定付属でしか手に入らないパワードスーツタイプFが一般販売物として手に入るという点が大きい。
【設定】
パワードスーツFタイプをビッグパワードGVヴァースキャリバーで運用する際は、作戦展開時に格闘戦術部隊所属の精鋭パイロットをF型機と共に限定的なアッセンブルすることがある。走行拡張ユニットを装備したレスキュー型の「Vムーバー04」は各種作戦展開時の後方バックアップ機として頻繁に随伴される。


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「パワードシステム・マニューバシリーズ」

【概要】
パワードスーツの次世代型で、全世代に比べて腕部と脚部の四肢が長くなっており、全高が135%にブローアップされている。そのため、以前のシリーズよりもアクションポーズの自由度が高くなっている。
前世代のパワードスーツ同様、様々な形態へと移行する機能はそのままに、機体毎に専用の武装や機能といった特徴を持たせている。マニューバシリーズには専用の格納コンテナである「レイドチェンバー・ランドタイプ」が用意されており、以前のレイドチェンバーに機体を格納することはできない。
また、チェンバー同士を接続するジョイントも付属されている。
【設定】
ネオアタックシステムにおける第二世代のパワードスーツ。ワルダー軍団が送り込んだ新型のワルダースーツに対抗すべく、パワードスーツに搭載されている「小型フリーゾンジェネレーター」を5基に増設し、腕部と脚部をブローアップしている。
これにより、単機で新型ワルダースーツに対抗できる性能を持つとされている。機体には腕部武装に特化型アタッチメントを装備することが可能になり、7基のハードポイントが設けられている。
機体は砲撃特化型や空戦型などのバリエーションが開発されており、より専門性のあるパワードスーツを投入することも可能となった。メックモードでは従来のパワードームハッチ解放式に加え 即座に戦闘態勢に移行出来る様に閉扉状態での運用も出来るようになっている。
なお、マニューバシリーズでは機体の種類を識別する際には名称の後にギリシャ文字があてられており、α、β、γといった文字が付与される。
【各種モデル、関連機体】

  • 「マニューバアルファ」

【概要】
マニューバシリーズの第一弾として発売されたモデルの一つ。飛び出た頭部のデザインが従来のパワードスーツとは一線を画すことが一目でわかる。
手持ちの武器のほかに、腕部に装着できる武器二種類も付属されている。色違いのリカラー版として「マニューバアルファ&ベータセット」で赤色のマニューバプロトタイプも販売されている。
更にリテコ、リカラー版として「マニューバアルファスパルタン」も発売され、機体のカラーが白色になり、専用の頭部ユニットへ差し替えといった変更がなされている。
【設定】
パワードスーツの中でも頭部センサーユニットを搭載した初の機体。戦闘オペレーティングシステム<B.I.G.-A.I>の機能を最大限に生かす事が可能となり、高速接近格闘機動や複数の標的を一気に撃破するマルチロックオン射撃等の機能が扱えるようになった。
腕部に装着できる武装としてフリーゾンプラズマボール弾を発射する「リボルグレネード」と瞬間的にクラッシュキャリバーと同等の切断力を叩き出す光子剣「フォトンダガーII」のオプションを選択可能。
【設定(マニューバプロトタイプ)】
サイバネティクス研究機関「N2財団」の技術協力を得て完成したマニューバアルファの最終プロトタイプ機。機体にはN2財団が開発した人工頭脳搭載のPS<RM1号機>の基本理論とアタッチメント式マルチ武装システムの応用技術が組み込まれている。
【設定(マニューバアルファスパルタン)】
強化システムユニット<ジャケットシリーズ>との連動性を重点にカスタマイズされたマニューバアルファ。多重連携攻撃システム<ネクサス>にも対応しており、「スカイジャケット」の装着による地上、空中を問わない立体的な戦闘機動を展開する。
白色に塗装された機体は、強襲攻撃チーム<ストームセイバーズ>仕様として知られている。

  • 「マニューバベータ」

【概要】
マニューバシリーズの第一弾として発売されたモデルの一つ。建設機械や作業用機械を彷彿させる角ばったキャノピーが特徴。
手持ちの武器のほかに、腕部に装着できる武器二種類も付属されている。後に色違いのリカラー版として「マニューバアルファ&ベータセット」での宇宙海兵隊Ver.も販売されている。
【設定】
パワードスーツCタイプの発展機として開発された駆動力強化型パワードスーツ。工作機動のみならず格闘機動においても その凄まじい駆動力を活かした戦術で戦う。
腕部に装着できる武装として光粒子切削ドリル「パワーブレイカー」と万能工作機能及びパワーグリップを備えた「クラブクロー」のオプションを選択可能。
【設定(宇宙海兵隊Ver.)】
ノーマルのマニューバベータを凌ぐ駆動力とメインフレームに木星域の高重力環境で製造された「超圧縮合金」を採用した宇宙海兵隊仕様の機体。

  • 「マニューバガンマ」

【概要】
SFミリタリー的な重厚感あふれるデザインの機体。ダイアクロン初となるシールドが付属されており、盾を構えさせたり、身を守るようなポージングを行う事ができる。
バズーカ型の武器や肩部・腿部・拳部に装着可能なプロテクターが同梱されている。また、機体番号デカールも付属しており、部隊や機体の識別といったシチュエーションを演出できる。
後に色違いのリカラー版として「マニューバガンマ&デルタセット」での「宇宙海兵隊Ver.」と「パワードシステム マニューバガンマ&デルタ移動基地セット」も販売されている。
【設定】
マニューバガンマは、対ワルダースーツ、中でも制圧難易度が高い「マルチプライズ∞」状態に対抗すべく特化開発された超高機動型パワードスーツである。単体では<B.I.G.-A.I>の多彩な機能を最大限に引き出すヘッドユニットの搭載、高出力駆動等の特徴を持ったバランスの取れた戦闘ポテンシャルを持つ機体である。
しかし、その真価を発揮するのは複数のガンマ機体で展開する多重連携戦闘機動時で、最適な攻撃機動指示を送る戦術指令機と、戦闘実行機群の連動で展開する多重連携攻撃システム<ネクサス>によって最適な連係戦術を実現する。またダイアクロン隊にはマニューバガンマで構成された特殊部隊「ブラックユニット」が編成されており、ゾーン各地の基地、惑星間警備部隊などから選抜された様々な特殊戦闘技能を持つ隊員達で構成されている。
【設定(宇宙海兵隊Ver.)】
宇宙海兵隊仕様の機体で、基本的な機動性能はオリジナル機と同等であるが、独自にカスタマイズされた戦闘システム<ネクサス>を搭載している。

  • 「マニューバデルタ」

【概要】
空中戦闘に特化した仕様の機体。最大の特徴としてジェット戦闘機とヘリコプターに変形できる。マニューバ版トリプルチェンジャー
キャノピーも飛行メカを彷彿させるデザインとなっており、変形後も様になっている。付属の武装として腕部に装着する「バーナーランス」と「ブーストナックル」、ローターや主翼として機能する「ウイングブレード」、小型ミサイル「フリーゾン反応弾」が同梱。
後に色違いのリカラー版として「マニューバガンマ&デルタセット」での「空中戦術部隊Ver.」と「パワードシステム マニューバガンマ&デルタ移動基地セット」も販売されている。
【設定】
ワルダースーツ掃討作戦において 目標の戦闘力が比較的低い飛行形態への対処を目的として開発された戦術飛行機動型パワードスーツ。無翼型のパワースラスター機として単独飛翔機動が可能な<パワードスーツEタイプ>のスペックを基にモディファイされて開発。
より柔軟な空中戦闘機動を実現し、様々な戦術に対応した複数の飛行形態へと変形可能。飛行形態は戦闘機型の「ジェットスカイモード」どヘリコプター型の「アタックヘリモード」の二種類が用意されている。
【設定(空中戦術部隊Ver.)】
大気圏内・圏外を問わず 柔軟な空中戦闘機動能力を誇るパワースラスター型PS機で編成された<空中戦術部隊>の主力機。編隊空中戦闘よる様々なフォーメーション機動を駆使する。

  • 「マニューバイプシロン」

【概要】
多数の射撃装備が施されている砲撃型機体。背面に2基のアームマウントベースが装備されており、アタッチメントユニットの接続が可能。
キャノン砲や拡張腕などに使用できる。付属品として二連装砲の「ダブルバレルユニット」、上下に挟み込むクローである「パワークラッシュユニット」、手持ちの武器である「パルスターランサー」と「サーマルショックキャノン」、そしてアタッチメントユニットを手首に接続するパーツである「アームプラグ」が同梱されている。
後に色違いのリカラー版として「宇宙海兵隊Ver.」「パワードシステム マニューバイプシロン&タウラス移動基地セット」も販売されている。
【設定】
対ワルダースーツ部隊の切り札として開発された火力破壊攻撃特化型のパワードスーツ。火力兵器搭載数はノーマル・マニューバを含めてシリーズ最多であり、多大なエネルギーが消費される。
高火力武装による本体駆動エネルギー消費の負担を避ける為、外付けで火器専用の高出力FZジェネレーターを内蔵した2基の「アームマウントベース」が標準装備されている。機体設計は歴代マニューバシリーズで培った様々なノウハウがフィードバックされ、多様な攻撃形態が構築出来るカスタムユニットシステムが採用されている。
【設定(宇宙海兵隊Ver.)】
マニューバイプシロンの宇宙海兵隊仕様で、量産された機体数の半数以上は惑星間警備部隊に配備されている。複数のイプシロン機と破壊特化型トライヴァース機で編成した破壊機動戦隊「ラッシュ・クラッシャーズ 」は宇宙海兵隊の中でも最強の壊し屋として恐れられている。

  • 「マニューバスカイジャケット」

【概要】
マニューバシリーズに対応した空戦機動ユニット。マニューバシリーズであればどの機種でも空中戦闘仕様に機体を強化できる。
マニューバスカイジャケットは通常時はスカイハンガーで輸送され、マニューバパワードスーツの背中に合体。腕部と脚部、背部にユニットが装着されて空中戦闘形態へと強化される。
また武器も付属しており、片手剣「スマッシュキャリバー」と片手持ちライフル「FZデトネイターライフル」が同梱されている。後に白色リカラー版の「ストームセイバーズVer.」が発売された。
【設定】
ジャケットアーマーシリーズは強大化するワルダー機動歩兵の脅威に対抗する為 開発されたPSマニューバ機専用の機動強化ユニット。マルチプライズ∞化した単体から小規模のワルダースーツを単独で撃破できる戦闘力を持つとされる。
スカイジャケットは肩・腕・脚部を強化する独立駆動型装甲ユニットと背部の空中機動ユニットで構成され、<ジャケット・オン>による装着プロセスを経て機体を空中戦仕様へと強化する。スカイジャケットは戦術支援戦闘機「スカイハンガー」によって運搬され、スクランブル装着の場合は最速僅か0.5秒でジャケットの装着を可能とする。
【設定(ストームセイバーズVer.)】
ストームセイバーズはダイアクロン隊における空中戦術部隊の精鋭隊員で編成された強襲攻撃チームであり、3~6機の編隊によるフォーメーションによって敵空戦部隊を撃破する。彼らはゾーン各地にある拠点基地で開催される、「ダイアクロン基地祭」等ではアクロバット空中機動の展示飛行イベントに参加することも珍しくない。

  • 「パワードシステム マニューバイプシロン&タウラス移動基地セット」

【概要】
マニューバイプシロンとバトルバッファローMK.IVに付属されているメカ「タウラス」のリカラー版、そして移動基地セットと二輪車である「ライドファルコン」にダイアクロン隊員が同梱されているセット。
マニューバイプシロンは青と黒のカラー、タウラスは黄色と赤にリカラーされている。付属されている二輪車のライドファルコンは、バトルスV2に付属されている二輪車「ロードヴァイパー」とデザインが異なる。
そして注目すべきは移動基地セットであり、「バトルコンボイV-MAX」付属の「ポッドグランダー」などに使用できるコンソールとチェアーのパーツに加え、砲塔やタレットといった武器が付属されており、細かな装飾が行えるオプションパーツとして利用できる。
【設定(タウラス(作戦管制仕様機))】
大規模な作戦展開時に複数投入されるタウラスの作戦管制特化型特別仕様モデル。ポッドグランダーに搭載された指令機「D.F.O」と連携し、優れた情報収集・分析機能で円滑な作戦遂行をサポートする。
作戦展開時には指揮管制機として後方支援に徹するが緊急時には超耐爆型コックピットで守られた機体と2門のFZビームキャノン・パルスビームライフルの武装を活かした強力な戦闘機動を行う。バトルバッファローMK.IVとの合体も可能。

  • 「パワードシステム マニューバガンマ&デルタ移動基地セット」

【概要】
マニューバガンマとマニューバデルタの青色リカラー版とダイアクロン女性隊員、移動基地セットが同梱されているセット。前述の移動基地セットとは異なる内容のパーツが同梱されており、隊員が6体搭乗できる「隊員輸送シートユニット」、ビッグパワードGVデストロイヤーに装備されていた「ダブルデトネイター砲」「ガイアバスターランチャー」「メガクラッシャー」がセットになっている。


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「バトルバッファローMK.IV<ストライカー>」

【概要】
バトルバッファローのリメイク版。初期シリーズのバトルバッファローの球形頭部コックピットと三体合体はそのままに、多彩な形態への変形機能とコックピットのボレットモジュール化といった新生ダイアクロンの要素を組み込んだ近代化改修が施されている。
頭部の「ストライクヘッダー」はロボット形態と飛行形態に変形が可能となっており、上半身の「ストライクブレスター」はボレットモジュールとの分離と合体ができ、下半身の「ストライクレッガー」はトレーラーとなって「レイドチェンバー・ランドタイプ」を輸送することが可能となっている。合体時にはボレットモジュールがレールに沿って移動して横一列に並ぶギミックも内蔵されている。
機体の各パーツは同じサイズのダイアバトルスV2と互換性があり、パーツの組み換えや交換が可能。また、頭部のストライクヘッダーを分離させて付属の「ヘッドユニットコネクター」を使用すれば、一世代目のパワードスーツと接続することが可能。
後に白色リカラー版の「ストライクバッファロー<ムーンアサルター>」が発売された。
【設定】
第四世代のバトルバッファローで、通称「ストライクバッファロー」とも呼ばれている。ダイアバトルスVシリーズ等の可変機能搭載型戦闘マシンと連携する作戦機動支援機<バトルバッファロー MK-III>をベースに、ワルダースーツ駆逐作戦用に強化開発された。
敵のワルダースーツがマルチプライズ∞化した際に、パターンに合わせた対処が行えるように設計されている。小規模な標的には分離マシーンと多重連携攻撃システム<ネクサス>と同期したP/S部隊で個別掃討を行う。
大規模な標的に関しては3機のマシンによるバトル合体機動を経て決戦モードに移行し、三名のパイロットによって機体の制御を行う。決戦モード時には3名のパイロットと総身制御コアブレインが完全連携同期する人機諧調型戦闘システム<G.O.D.-AI(=Global Overlord Drive-A.I.)>が起動し、人間の感覚と思考能力を大幅に向上させる。
複数の事象を同時に判断処理するクロスレイヤー型多重思考を始め、360度全方位視界角、通常の20倍の動体視力による超軌道予測、透過スキャニングビジョン等の能力を利用する事ができる。なお、これらの能力は3名のチームワークレベルによってその能力値は大幅に変化する。
【派生モデル、関連機体】

  • 「ストライクバッファロー<ムーンアサルター>」

【概要】
バトルバッファローMK.IVのリカラー版。メインカラーを白色に変更しており、ダイアクロン隊員がシリーズ初の女性隊員へと変更されている。
【設定】
ギガゾーン警備部隊<コズミック・ガード>の月面支部に配備されたストライクバッファローのカスタム機。平時は月面に建造された各種ダイアクロン基地・施設のパトロールマシンとして運用されるが、ワルダー軍団の奇襲等の有事には強力な主力戦闘マシンとしてその威力を発揮する“月面の守護神”の異名を持つ。
コズミック・ガードは女性隊員で構成されたギガゾーン警備・救難部隊として知られている。元々は<ダイアクロン レスキュー部隊>所属の練度の高い女性レスキュー隊員チームを母体としたマクロゾーンの救難組織であったが、人類の太陽系進出と共にギガゾーンを網羅する警備・救難機関とへと発展した。


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「トライヴァースシリーズ」

【概要】
ダイアバトルスV2より一回り小さいサイズ(全高約15cm)のシリーズで、三機のマシーンである「ボレットコア」「トップマシーン」「ボトムマシーン」による合体と組み換えが行えるのが特徴。上半身、コックピット、下半身は同じトライヴァース規格であれば、他機種の同部位で組み替える事ができ、簡単にカスタム機を作り上げる事が可能。
なお、単体でもロボット形態の他に数パターンの変形が可能となっており、単体でも変形を楽しめる。価格もダイアバトルスに比べて低価格で、値段面での敷居も少し下がっている。
ちなみにトライヴァースシリーズは初期に三機種が発売され、各種とも初期シリーズの「ダッシャーシリーズ」がモチーフとなっている。
【設定】
複雑かつ予測不可能な戦闘パターンで攻撃を繰り出すワルダー軍団の戦闘マシンに対抗するために開発された互換型多目的戦闘システム。万能・多様を意味する”Versatile”の名を冠する<VERS>システムは3機編成(=TRI)で戦闘を行い、無翼型の飛行機能を持ったコックピットである<ボレットコア>、特化攻撃ユニットの<トップマシン>、飛行・走行等の特化機能ユニットの<ボトムマシン>で構成されている。
其々が独立駆動式のモジュール機となっており、共通化された互換接続基部を介して同システム搭載マシンとの連動を可能とする。
【各種モデル、関連機体】

  • 「トライダッシャー」

【概要】
装甲車両に変形する機体で「F1ダッシャー」のリメイク版。バランスの良い出で立ちは陸戦型バトルスといったところか。
コックピットとなるボレットモジュールはトップマシーンとボトムマシーンの組み合わせによって飛行形態や車両形態へと変形可能。各種車輪はコロ走行が出来るようになっている。
付属品として片手で持てる二丁銃「D-MAXキャノン」と光子剣「クラッシュキャリバーII」が二本同梱されている。
後にリカラー、リテコ版として「シャドウダッシャー」「トライダッシャー<サンバースト>」が発売された。
【設定】
走行機動と接近格闘機動に特化したトライヴァース機の第一号。ダイアクロン隊における一般的な人型戦闘マシンと同様、「マシンモード」「メックモード」「決戦機動モード」への多段形態可変機能を搭載している。
マシンモードでは全天候型の高機動装甲車と同等の走行機能を持つ戦闘車両に変形し、メックモードでは直立型戦車の様な4輪走行の戦闘機動マシンへと変形する。決戦機動モードでは格闘戦術を駆使し、キャノン砲を拳銃の様に扱い、ソード型兵器でアクロティックな剣撃を繰り出す。
【設定(シャドウダッシャー)】
偵察、追跡、狙撃、急襲 等の隠密機動作戦に投入されるトライダッシャーのカスタム機。様々なステルス機能を搭載し漆黒の「超電磁メタマテリアル」でコーティングされた機体は<シャドウキャリバー>と呼称される。
機体には各種ステルス機能が備わっており、機体を低視認化させる光学迷彩システム、あらゆるセンサー探知を電子的妨害する「コバートシールド」、無音高速走行を可能とする「遮音ドライブシステム」、敵を撹乱させる為の「多色式光学煙幕噴射装置」等を搭載している。ステルス機能はトップマシン・ボトムマシン其々に搭載されている為、互換合体機動「ヴァースフォーメーション」において非シャドウキャリバーモデルとの互換接続を行った場合でも、機能が限定低下された中での準ステルスマシンとして運用可能。
【設定(トライダッシャー<サンバースト>)】
赤く塗られた超速戦闘仕様のトライダッシャーカスタム機。機体内部に数多くの改良が施されており、フォトンコーティングを初め、「ハイパーアクセラレーターFZエンジン」「軽量特殊メタルフレーム」「超高密度偏重力金属装甲」など、「トライランブラー」で培われた新技術や新素材を採用し、総体駆動力の高速化が為されている。

  • 「トライジェッタ―」

【概要】
戦闘機に変形する機体で「スカイダッシャー」のリメイク版。ロボット形態では小型のウイングパーツがアクセントとなるスマートなプロポーション。
トップマシーンやボトムマシーンは小型戦闘機となり、全機合体すれば大型戦闘機のような風貌を持つマシンモードとなる。メックモードは戦闘機に脚部が生えたガウォークっぽい見た目となっている。
主力の武装として多段攻撃機「G-MAX」が付属。両手持ちの射撃武器やドローン機としての見栄えとなっている。その他、追加武装としてクラッシュキャリバーIIが二本付属している。
後にリカラー、リテコ版として「シャドウジェッター」「トライジェッター<Dキャリバー>」が発売された。
【設定】
飛行戦闘機動に特化したトライヴァース機。機体はヘッドユニットが内蔵された「ボレットコア」、優れた空中停留と機動力を持つVTOL機の「トップマシン」、凄まじい瞬発力を持つ高出力ブースターを装備する「ボトムマシン」で構成されている。
状況に応じて機体自体を変化させ、万能戦闘機形態の「マシンモード」、ホバリング飛行と脚部走行を併用してアクロバチックな戦闘機動を行う「メックモード」、空中格闘機動を極めた人型形態の「決戦機動モード」を使い分ける。また、支援機として機体には多段攻撃機「G-MAX」を装備している。
本体とのリンク攻撃や偵察、追跡等の様々な戦闘機動支援を行うA.I搭載した無人攻撃機で、機体には「FZプラズマビーム砲」と両翼付け根のパルス機銃で武装されている。 決戦モード時には機体に1発のみ遮蔽格納されている「超重粒子反応弾」と螺旋状の超出力「FZプラズマビーム」の複合による一撃必殺の射撃<スパイラル・グラビトン>を撃つ。
【設定(シャドウジェッター)】
偵察、追跡、狙撃、急襲等の隠密機動作戦に投入されるトライジェッターのカスタム機。シャドウダッシャー同様のステルス機能が備わっており、非シャドウキャリバーのみのステルスマシンと合体した場合にも限定低下で使用可能。
また非公開情報であるが、シャドウキャリバーのみで編成されたダイアクロン司令部直属の隠密機動部隊の存在が確認されているという。
【設定(Dキャリバー)】
総体駆動力が強化されたアップグレード版。ワルダロス<ソルジャー>タイプ撃破の為、超高速戦闘機動の実現のために各部機能強化が施されている。
他のヴァース機との組み換え合体を行う「ヴァースフォーメーション」時に起動する互換連動トランスミッターも高速化が為され、仮想実装システムにより接続機種を問わずD-キャリバーモデルと同等の性能向上を実現している。

  • 「トライディガー」

【概要】
ドリル戦車に変形できる機体で「ドリルダッシャー」のリメイク版。マッシブなボディーの肩には上向きにドリルが付けられており、他の機体よりも重厚感のあるデザインとなっている。
マシンモードでは巨大な二つのドリルを持った戦車となり、二門のキャノン砲と作業用アーム、二基の三連装ミサイルランチャーの武装が施されている。二つのドリルは腕にも装着可能となっており、格闘機としての印象を引き立たせる。
また、頭部のヘッドユニットは「シェルターモード」に移行でき、ヘッドユニット上部がスライドして下がるようになってる。後にリカラー、リテコ版として「宇宙海兵隊Ver.」「トライディガー<Dキャリバー>」が発売された。
【設定】
破壊戦闘機動に特化した耐衝撃&耐爆装甲の重量級トライヴァース機。機体は無翼型パワースラスター機のボレットコア、主力破壊武装である2基のドリル型粉砕ユニット「ヴォルトクラッシャー」を備えたトップマシン、パワークローラーユニットで強力な爆走駆動を行うボトムマシンの3機で構成されている。
全ての武装をフルバーストで突撃攻撃を仕掛ける重戦車形態のマシンモード 、脚の生えた重機が縦横無尽に暴れるかの如き形態のメックモードへと可変し、人型となる決戦機動モードではドリル型粉砕ユニットを駆使した格闘機動で敵機を完全粉砕する。特徴的な超硬度ドリル型粉砕ユニット「ヴォルトクラッシャー」はブレード部にダイアクロム光子結晶体を高速回転生成し、敵の装甲を貫く。
決戦モードでは肩部マウントを基点にして攻撃する<ラッシュ・アタック>と、前腕部を基点にして攻撃する<ハック・アタック>を駆使する。
【設定(宇宙海兵隊Ver.)】
トライディガーの宇宙海兵隊仕様。隊が保有する戦闘マシンと同様に独自の強化カスタマイズが為されており、対爆型装甲の採用や駆動系の強化、主砲「デマイザーキャノン」の強化を目的とした「近光速型重粒子アクセラレーター」の採用等といった数多くの改良が行われている。
各ゾーンを守る部隊にはトライディガーを中心とした機甲師団の構成が多く見られ、地域によってはディガー機のみで編成された「トライディガー大隊」も存在する。特に破壊機動戦隊“ラッシュ・クラッシャーズ ”はディガー機を司令機としマニューバ・イプシロン部隊を投入することで知られている。
【設定(Dキャリバー)】
総体駆動力が強化されたアップグレード版。ワルダロス<ソルジャー>タイプ撃破を目的とした数多くの改良が施されている。

  • 「トライランブラー」

【概要】
バイクのような二輪車に変形できるトライヴァース機。トライランブラーだけはダッシャーシリーズをモチーフとしていない全く新しい新規デザインとなっている。
マシンモードでは前輪を両腕に後輪を両足に挟み込むようにして二輪車変形を実現する。人型の決戦機動モードでは車輪は背面へと移動すれば、敵を掴むアームとして使用したり、背中のユニットをスケボーのように機体を乗せて使用することも可能。
後にリカラー、リテコ版として「トライランブラー〈レッドチェイサー〉」「トライランブラー<Dキャリバー>」が発売された。
【設定】
トライランブラーは人型決戦モードでの格闘機動力を特化機能とし、状況に応じて専用機能ユニットや各種「ヴァースライザー」との連携による特殊戦闘機動行うマルチロール機能を持つ。
トップマシンは2基のドラム型タービンジェットを備えたVTOLマシンとなり、ボトムマシンはバトルスV2のホッパーモードに準じた2脚型機動マシンとして運用される。二つの車輪を持つフリーゾンジェネレーターを多数内蔵した「エクゾ・リゾルバー」は、走行、飛行、パワーアーム、ビーム砲撃の機能を搭載し、マシンモードでの前輪と後輪を構成する。
【設定(レッドチェイサー)】
トライランブラー機の俊敏な総体駆動力を凌ぐ超速戦闘仕様にチューンされたカスタム機。電子的に空気抵抗を半減させるフォトンコーティングが施された機体に新開発のハイパーアクセラレーターFZエンジンを内蔵し、決戦モード、マシンモードでの各種戦闘機動はノーマル機の1.5倍の超速駆動が可能となる。
専用のヘッドユニットには強化型の超速動体予測センサーにより、0.9秒先の予測映像をパイロットに提供する。
【設定(Dキャリバー)】
総体駆動力が強化されたレッドチェイサーの量産型。ワルダロス<ソルジャー>タイプ撃破を目的とした数多くの改良が施されている。

  • 「ボレットコアセット」

【概要】
リカラー、リテコされた3種類のボレットコア(トライランブラー除く)セット。カラーが変更されただけでなく、ヘッドユニットも新規造形の別デザインの物に変更されている。


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「ヴァースライザーシリーズ」

【概要】
第三世代のパワードスーツと強化ユニットで構成されたマシンで、トライヴァース機との連携が行える機能が備わっており、強化パーツも含めたパワードスーツとして全体のサイズも大型化している。機体は「Vムーバー」と呼ばれるパワードスーツと「ランチャーユニット」「機能ユニット」で構成されている。
Vムーバー(Vers Mover)はキャノピー仕様のパワードスーツであり、第二世代のマニューバ同様に多彩な形態と長めの四肢を特徴としている。メックモードは通常形態とBモードの二種類の形態へと移行できるように変更。
強化ユニットはVムーバーやトライヴァース機と合体し、機体を大幅に強化可能。また、ヴァースライザー各機には「レールランチャーユニット」「レール用ジョイント」「トライヴァース拡張用ジョイント」といった他機種との合体、連携を可能とする各種ジョイントが同梱されている。
【設定】
ヴァースライザーシリーズは<VERS>システムの機能を大幅に拡張するマルチパワーアップシステムマシンだ。機体は先頭部の第三世代パワードスーツ「Vムーバー」、中間部のマルチユース対応可能な「ランチャーユニット」、後部の「機能ユニット」で構成されている。
特にヴァースライザーはトライヴァースをはじめとした<VERS>システム搭載機との連携、合体を想定とした支援を行えるように設計されている。第三世代パワードスーツであるVムーバーは、前世代のマニューバデルタなどで採用された多重型可変フレーム構想を取り入れた機構が採用された。
従来のパワードスーツ同様に、メックモードや機動モード等の形態に加え、コクピット部はボレットコアとしても運用可能。ボレットコアは他の<VERS>システム搭載機に接続できる互換性を持つ。
ヴァースライザーの各種モデルはナンバリングによって機種を識別しており、1号、2号と名称の後にナンバーがつく。
【各種モデル、関連機体】

  • 「ヴァースライザー1号」

【概要】
ヴァースライザーシリーズの第一弾モデル。通常形態では中型戦闘機となっており、パワードスーツと飛行型支援マシンが合体したようなフォルムを持つ。
機体前方の部品を取り外せば、曲線キャノピーを特徴としたパワードスーツ「Vムーバー01<レッドスピリット>」となる。Vムーバー01は全体がキャノピーに覆われているデザインとなっており、今までの装甲で包まれたパワードスーツのデザインとは一線を画す。
機体後方の機能ユニットはヴァースライザーと合体できる飛行ユニットとなっており、手軽にトライヴァースを飛行型機体として扱う事ができる。その他、機能ユニットはVムーバー01の背部に装着したり、レイドチェンバーを輸送したりと使い方は幅広い。
後に色違いのリカラー版として「ヴァースライザー1号<シャドウキャリバー>」と「ヴァースライザー1号<Vムーバー01セット>」での「シルバーミラージュ」「ブルーファントム」も販売されている。
【設定】
ヴァースライザー1号は後部にヴァースマシンの飛行機能を強化する高出力ブースター内蔵のフライトユニットを搭載したモデル。推進機関の切り替えによって大気圏内、宇宙空間のどちらでも運用することが可能。
後部のフライトユニットは単体でも使用でき、ドローン偵察機、チェンバー輸送機などに使用できる。機体の前方を構成するVムーバー01は高視界性エアロキャノピー型カウル装甲を採用した多重可変型パワードスーツであり、ボレットモードでは大気圏突入降下も可能なポッドマシンとなる。
【設定(シャドウキャリバー)】
ヴァースライザー1号のカスタム機。漆黒の超電磁メタマテリアルでコーティングされ、ステルス機能を搭載しており、隠密機動作戦に投入される。

  • 「ヴァースライザー2号」

【概要】
二門の巨砲が特徴の六輪駆動の戦闘車両モデル。機体後部の巨大なキャノンユニットはかなり目立っており、大艦巨砲主義的なロマンを感じさせてくれる。
各種ヴァースライザーと合体すれば、砲撃火力支援機へと早変わり。通常形態時にはキャノンユニットを連結させて牽引でるようになっている。
機体前部のパワードスーツ「Vムーバー02<コマンド・I>」はマニューバイプシロンを彷彿させるような機体で、武骨な装甲で覆われている。走行拡張ユニットを取り付ければ、4輪バギー型の機体となる。
Vムーバー02にキャノンユニットも取り付ける事ができるが、明らかに重量過多で動けなさそうなアンバランスな見た目となる。
後に色違いのリカラー版として「ヴァースライザー2号<宇宙海兵隊Ver>」と「ヴァースライザー2号<Vムーバー02セット>」での「コマンドIG-A: Interplanetary-Guard-A」「コマンド・II」も販売されている。
【設定】
ヴァースライザー2号は各種ヴァース機の砲撃機能を強化する2門の超重粒子反応砲<メガ・エリミネイター>を後部に搭載した強力な砲撃マシンである。後部のキャノンユニットは単独運用が可能で、車輪部のスラスターによる簡易的なホバリング飛行機能も搭載している。
機体前部の「Vムーバー02」は人型の機動モードでの戦闘機動力を重視したモデル。メックモードではホッパースタイルの移動砲撃マシンや宇宙空間内での機動ポッドとなる。
またボレットモード時には、機体前部と腿部左右に「走行機能拡張ユニット」を装着する事で全天候型のコンバットビークルとして使用可能。
【設定(宇宙海兵隊Ver)】
ヴァースライザー2号の宇宙海兵隊仕様機で、ダークグリーンのロービジ仕様に変更されている。機体前部の「Vムーバー02<コマンドIG-B: Interplanetary-Guard-B>」はスタンダード機に比べて、格闘機動力や装着時の走行機能等といった独自のチューンナップが施された機体である。

  • 「ヴァースライザー3号」

【概要】
武骨な重機型のモデル。見た目は何かの作業機械っぽく見えるが、機体後部の機能ユニットを分離することで2基のパワードアームが展開。
力強い巨大なロボットアームを持った双腕型の重機と化す。重機の腕部は作業用クロ―、丸ノコ、4連装砲の部品に交換でき、それぞれ二つ付属している。
機能ユニットと各種トライヴァースが合体すれば、強化外骨格を装着したようなフォルムとなる。機体前部のパワードスーツ「Vムーバー03<ダークガンナー>」は頭部がキャノピーとなっており、パワードスーツタイプFを武骨にしたようなデザインが施されている。
また、Vムーバー03は機能ユニットとの合体も可能で、強力な巨腕を持つ戦闘マシンとして活躍する。後に色違いのリカラー版として「ヴァースライザー3号<C-グラスパー>」と「ヴァースライザー3号<Vムーバー03セット>」での「コスモガンナー」「ソルガンナー」も販売されている。
【設定】
ヴァースマシンの格闘戦闘機能を強化するパワフルな重機型モデル。後部は単独で隊員が搭乗可能な双腕型重機ビークルで、2基のパワードアーム<エクゾガントレット>による近接戦闘やトライヴァース機との合体による格闘性能の向上を図る。
先端武装は交換式で、超圧撃砕クロー「パイルクラッシャー」、超硬度光子カッター「ディスクリッパー」、4連至近爆砕砲「クアドバースター」の武装アタッチメントを状況に応じて使い分ける。機体前部の「Vムーバー03<ダークガンナー>」は高視界性キャノピーと堅牢なブレスト装甲を併せ持つ多重可変型パワードスーツで、高視界キャノピーを活かした優れた戦闘機動を駆使する。
また、ボレットモード時に機体下部にクローラー走行機能拡張ユニットを装着する事で小型の戦車型マシンとしての運用も可能。
【設定(C-グラスパー)】
ヴァースライザー3号<C-グラスパー:Construct Grasper >はダイアクロン工兵部隊が保有する双腕型重機マシン。ギガソーン惑星開発隊やコズミックガードの施設作業車両としても運用されている。
本体や各種アタッチメントはパワー重視のオリジナル機と比較して、より繊細な技巧作業が可能な調整が施された特注型である。

  • 「二輪戦闘車/強襲ボレットセット」

【概要】
新型二輪車の「レイドセプター」と強襲ボレットモジュール「アーモローダー」のセット。レイドセプターは今までのバイクの中でも大型となっており、リアには2門のレーザーキャノンが装備されている。
アーモローダーはレイドセプターを収納し、各種ヴァース機に接続してコクピットとして使用する事ができる。
【設定】
クルーザータイプの<レイドセプター>はダイアクロン隊の戦術二輪戦闘車で、あらゆる地表を超高速で走破する性能を持つ。強襲ボレットモジュール<アーモローダー>にはレイドセプターを格納し、各種ヴァース機とのマシンと連携してコクピットモジュールとしても機能する。
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「バトルコンボイ V-MAX」

【概要】
カーロボット「バトルコンボイ」のリメイク版。しかし、ただのトランスフォーマーのオプティマスプライムのようなものではなく、あくまでもダイアクロンとしてのバトルコンボイというコンセプトでリメイクされたモデルである。
特に顔のデザインはオリジナル版の特徴を引き継ぎつつも、オプティマスっぽくないデザインが施されている。ロボット形態でのプロポーションも非常にマッシブなものになっており、胸部にキャノピーコクピットが付いたことによって、超ロボット生命体ではない人型ロボット兵器としてのコンボイという差別化が行われている事が一目でわかる。
機体構造やギミックも大幅に変更されており、牽引車が変形するオリジナル版に対し、リメイク版では二機の戦闘マシンが合体することによって機体を構成する。更にマシンの組み換え合体や他機種との連動といった新生ダイアクロンらしい機能もふんだんに盛り込まれている。
しかし、ただコンボイの名を冠してるわけではない。バトルコンボイV-MAXはオリジナル版と同じくあくまで牽引車であり、付属品として大型コンテナマシン「ポッドグランダー」が同梱されているのだ。
コンテナには各種ダイアクロンの機体を格納する事ができ、バトルコンボイV-MAXと接続して牽引することも可能。更にコンテナを展開すれば、大型移動基地としても使う事ができ、コンソール席やクレーンなどのパーツを使った基地ロールプレイを楽しむことができる。
ポッドグランダーは別売りのものがあれば接続する事ができ、さらに巨大な基地を構築する事ができる。そして、バトルコンボイV-MAXは別売りの「パワードグレイター」と鎧装合体することによって「パワードコンボイV-MAX」が堂々たる姿を現す。
バトルコンボイV-MAXはただのリメイク版を越えた、ビッグパワードGVに匹敵するプレイバリューの広さと拡張性、そしてグレード合体機能も兼ね備えた充実した遊びを提供してくれるのである。
【設定】
バトルコンボイV-MAXは 戦闘移動基地の防衛を司る機体。初代機から脈々とモデルチェンジを繰り返しており、その中でもバトルコンボイシリーズのV-MAXは最新型モデルとして知られている。
機体はコクピットがレットコアとなっており、飛行戦闘マシン<MAX-01>と走行戦闘マシン<MAX-02>の2機で構成されている。MAX-01とMAX-02が合体すれば多重攻撃戦闘車「M.A.V」として機能する。
腕部ユニットのジョイントシステムはバトルスシリーズやビッグパワードシリーズ等と換装可能となっており、背部のアームマウントベース等はヴァースシステムとの連動が行えるため、様々な機種との連携と合体を実現とする。決戦機動モード時には「V-MAX徹甲ライフル」と胸部のミサイルポッド、肩部に装備された二基の「ガトリングガン」を駆使して戦う。
また、バトルコンボイV-MAXには支援機として、4機の大型クローラーで自走するコンテナマシン<ポッドグランダー>を牽引することもある。ポッドグランダーは大型移動基地への展開機能を搭載した大型コンテナマシンであり、コックピットは単独飛行可能な円盤状の飛行指令マシン<D.F.O>(Directive-Flying-Orbiter)が接続されている。
ポッドグランダーは搭載するオプションユニットによって「作戦司令基地」「戦闘機動基地」「支援武装ユニット輸送基地」などの様々な運用が行え、その活用例は幅広い。後に色違いのリカラー、リテコ版として「バトルコンボイ V-SHADOW」「鎧装合体パワードコンボイ」も販売されている。
【派生モデル、関連機体】

  • 「バトルコンボイ V-SHADOW」

【概要】
バトルコンボイV-MAXの黒色リカラー版ではあるが、ポッドグランダーが同梱されていない低価格版の位置付けとして発売された。通常盤にはなかったオプションパーツが同梱されており、片手持ちライフルの「D-MAXキャノン」「アームパーツ」「クラッシュキャリバー」が付属する。
【設定】
超高性能のステルス機能を搭載したバトルコンボイV-MAXのカスタム機。偵察、追跡、狙撃、急襲 等の隠密機動作戦に投入されるシャドウキャリバーモデルの流れを汲んで開発され、ダイアクロン司令部直属の隠密機動部隊<タクティカル・シャドウ>の主力戦機として投入されている。
漆黒の超電磁メタマテリアルコーティングにより機体を光学的に低視認化する機能を備え、機体を構成する飛行戦闘マシン<MAX-01>と走行戦闘マシン<MAX-02>の分離、合体システムを連携させた高度な光学迷彩戦術であらゆる作戦を遂行する。

  • 「パワードグレイター」

【概要】
バトルコンボイV-MAXを強化する戦闘マシン。2機のパワードマシン「グレイター01」「グレイター02」と「ドローンウェポン-01」で構成され、人型のメックマシンに変形することも可能。
各種パワードマシーンはバトルコンボイV-MAX側のマシーンと合体し、「パワードMAX-01」と「パワードMAX-02」へと強化される。そして、バトルコンボイV-MAXとパワードグレイターの鎧装合体によって強化型の「パワードコンボイV-MAX」が完成する。
圧倒的なボリュームと重厚感は、オリジナル版のパワードコンボイを凌ぐ迫力あるフォルムとなっている。また、ドローンウェポン-01は片手剣とシールドに分離して装備させることが可能。
【設定】
<パワードグレイター>は2機のパワードマシンである<飛行鎧装マシン/グレイター01>と<走行鎧装マシン/グレイター02>のユニットで構成された鎧装マシンである。飛行マシンであるグレイター01は「コックピットモジュール」、「 アームユニット」、超出力飛行ユニット「マイティウイングブースター」、「Tランチャー」で構成され、他機との互換連動性に優れたマルチシステムに対応する。
走行マシンであるグレイター02は「多輪走行ユニット」「ボレット機動ユニット」「クローラーユニット」で構成され、様々な地形を走破する。更に支援機として「ドローンウェポン-01」が配備されることがあり、戦闘AIが運用要請を受け速やかに飛来して切断、砲撃、防御の機能でサポートする。
また、バトルコンボイV-MAXとパワードグレイターによる鎧装合体で「パワードコンボイV-MAX」が完成する。マイティウイングブースターを使用した空中戦闘と、クローラーユニットとブースターホイールを併用した地上戦闘で高度な決戦機動を実現している。

  • 「鎧装合体パワードコンボイ」

【概要】
バトルコンボイV-MAXとパワードグレイターのリカラー版セット。バトルコンボイV-MAXは上半身と下半身の色が通常版と逆転しており、パワードグレイターは黒色をメインとしたカラーに塗装されている。
なお、通常版に付属されていたポッドグランダーは同梱されていない。
【設定】
ステルス機能を持つパワードグレイター<V-SHADOW>を鎧装合体させたバトルコンボイV-MAXの強化型決戦機動形態。パワードグレイター<V-SHADOW>を合体させた場合、正式名称はパワードコンボイ<VM-S>となっている。
マイティウイングブースターを使用した超速空中戦闘機動やクローラーユニットとブースターホイールによる高速走行戦闘機動、そしてV-SHADOWの光学迷彩戦術を併用した縦横無尽かつダイナミックな戦術で敵を排除する。

  • 「パワードグレイター鎧装強化ウェポンセット」

【概要】
パワードグレイター及びパワードコンボイV-MAXを更に強化をするための武装セット。セット内容はボレットコア対応の球形コクピット「コクピットモジュール」とダイアクロン隊員Ver2.0に、「メガビームキャノン」2門と「パワーカートリッジライフル」1丁、12連装ミサイルランチャー二つ、二連ビーム機銃2つ、ドローンウェポン01が1つと「Lランチャーシステム」1つが同梱されている。
【設定】
パワードコンボイV-MAXとパワードグレイターの砲撃性能を強化する武装群で構成された攻撃武装システム。コックピットモジュールを接続したLランチャーに各種武装システムを懸架し、砲撃型戦戦闘支援用の無翼型スラスター機として運用することも可能。

  • 「超重機<ポッドガントリー>」

【概要】
バトルコンボイV-MAXに付属されていた「ポッドグランダー」のリテコ版。コンテナの大きさはポッドグランダーの半分のサイズとなっており、元のポッドグランダーと接続することが可能。
更にポッドガントリーを展開することによって修理ドックを構築し、機体の修理が行える作業場となる。その他、展望管制室とコンソール席4つにリフトマシンも同梱されている。
【設定】
ポッドガントリーは、基地への緊急帰還が困難な前線や作戦展開地点等で運用される移動メンテナンス基地型のマシン。大型コンテナが展開されると、4基のハンガーブリッジと2基のクレーンアームを備えたタワー型ガントリーによる多目的型整備基地形態へと変形する。
また搭乗タワー型ガントリー部は、超光学破壊兵器「ウルティメイトサイクロン砲」の発射砲台としての機能や「フォースフィールド」発生式の巨大な耐爆防としての機能も備えている。


「ダイアクロン PS/202X <Aタイプ&Bタイプ>セット」

【概要】
パワードスーツシリーズの202X年代型モデルで、ネオアタックシステム構築前の旧型パワードスーツという設定となっている。初期シリーズのパワードスーツと新生ダイアクロンのパワードスーツとの間のようなデザインとなっており、武骨で昭和的なプロポーションとなっている。
セットには二種類のパワードスーツが同梱されており、Aタイプは第一世代パワードスーツのAタイプを思わせるデザインとなっており、BタイプはヴァースライザーのVムーバー03を彷彿させるキャノピーが付いている。付属品として「FZビームガン」「FXパルス機銃」「光子トマホーク」「ランチャーキャノン」が同梱する。
後に色違いのリカラー版として「<宇宙海兵隊>セット」も販売されている。
【設定】
「第二次アタックシステム」における初代機から始まり、数多くのバリエーションモデルが製造されてきたパワードスーツシリーズの202X年代型モデルで、非可変型のパワードスーツとしては最終のモデルとなっている。「ネオアタックシステム」が各部隊に構築され、新型パワードスーツが配備されるまでのつなぎとして使用されていた。
このモデルでは新たに搭載された拳部の耐衝撃マニュピレーターや背部の拡張マウント等の新たな機能が搭載されており、後のネオアタックシステムにおける第一世代のパワードスーツにも受け継がれている。標準装備の「ランチャーキャノンユニット」には、当時試験運用段階だった大型戦闘マシンとの連動運用システムに対応した接続規格ジョイントが実装されており、限定的ではあるが一部の戦闘マシンとの合体運用が可能である。
A-Type(Attack Type/generic)は目標の攻撃や破壊を主任務とする攻撃機型のパワードスーツで、B-Type (Battle Type/generic) は敵機迎撃や攻撃機援護等を主任務とする戦闘機型のパワードスーツとして運用されている。
【派生モデル、関連機体】

  • 「ダイアクロン PS/202X <宇宙海兵隊>セット」

【概要】
PS/202Xの宇宙海兵隊仕様。Aタイプはカーキ色、Bタイプは緑色のカラーに変更されている。


「タクティカルムーバー」

【概要】
第四世代のパワードスーツともいうべきマシン。見た目は第二世代機のパワードマニューバが大型化して手足が長くなったデザインとなっている。
フィギュアの全高は約10㎝。
しかし、変更点はただ大型化しただけにとどまらない。コクピット部分は「タクティカルボレットコア」として分離でき、各種トライヴァースやタクティカルムーバーのコクピットとして使う事ができる。
それ以外の部分はヴァースフレームシステム<V.F.S>と呼ばれるフレームユニットであり、機体の四肢を構成する。また、各種タクティカルムーバーは「マシンモード」「メックモード」へと変形する事が可能。
機体サイズが大型化した分、アクション性やギミックの完成度が以前のシリーズよりも高まっている。
トライヴァースとパワードスーツの文字通り中間的な存在と言える(ので、公式ではパワードスーツとは呼ばれていなかったりする)。
玩具展開上はミリタリーSF色を強めた“ HARD-DIACLON"と題され、これまでの通し番号がオミットされるなど、新規ユーザーの入門用アイテムとしての色合いも強い。
【設定】
複雑かつ多様化する侵略異星人勢力ワルダーの攻撃パターンに対し、世界各地のダイアクロン主要基地では大規模な作戦展開を実行する主力戦闘部隊とは全く違う、別働運用可能で様々な細分化された事案に対処可能な戦術特化部隊を編成する必要に迫られた。その主戦力マシンとして、パワードスーツ機の敏捷機動性とトライヴァース機の互換可変機能性を内包し、尚且つパワードスーツ機以上の戦闘力とトライヴァース機以上の汎用性を併せ持ったタクティカルムーバー規格が開発された。
タクティカルムーバーの試作型は最もバランスの取れた戦闘ポテンシャルを持つ「マニューバガンマ」をベンチマークモデルとして設定し、決戦モード時の「最大出力」「機体強度」「駆動力」等の総合機体戦力値をガンマ機の6倍以上にブローアップさせる事を目標として開発されている。また、パワードスーツ機としては初めて多重連携攻撃システム<ネクサス>が標準搭載されており、A.I補正による一糸乱れぬ連携攻撃を可能としている。
更にタクティカルムーバーには飛行、走行、砲撃等の機能を特化する専用の外付け式オプションユニットも配備されており、作戦内容に合わせて機体強化を行える。コクピットとして機能する「タクティカルボレットコア」は、ヘッドユニット戦闘OS<B.I.G.-A.I>を搭載し、短距離飛行も可能としている。
外装部分のフレームは「ヴァースフレームシステム」<V.F.S>と呼ばれており、腕部、腰部、脚部の各ユニットを構成している。各ユニットはジェネレーター内蔵のインユニット型独立駆動システムが組み込まれており、一部ユニットが破壊された場合でも総体駆動に支障なく戦闘を続行することが可能。
【各種モデル、関連機体】

  • 「ガンマヴァーサルター」

【概要】
タクティカルムーバーシリーズの第一弾モデル。見た目はマニューバガンマを大型化したようなものとなっており、SFミリタリー的な印象を引き継いでいる。
元のマニューバガンマには無かったギミックや要素も多数盛り込まれ、脚部には接地性を高めるアンカーを展開でき、飛行モードやメックモードへの変形、多種多彩な武装セットを特徴としている。武装はおなじみの盾である「ディフレクターシールド」、ハンドガン「サグバスター」、両手持ちライフル銃「スティンガーZ1」、片手剣「コンバットソード」が付属されている。
数を集めて並べておけば、自分だけのガンマヴァーサルター部隊が出来上がり、まるで特殊部隊のような構図は様になる。後に色違いのリカラー、リテコ版として「<エアボーンユニット>宇宙海兵隊Ver」も販売されている。
【設定】
銃撃、剣撃、格闘などの戦闘機動をハイレベルに実現するタクティカルムーバー機。正式名称は<GAMMA-VERS-ASSAULTER>で略称は<GAMMA-V.A>と呼称。
試作機のベンチマークモデルとなったマニューバガンマ機にリスペクトが込められており、機体コード名とヘッドユニット形状が引き継がれている。歩兵戦闘機動を重視した機体で各部の瞬発駆動速度、跳躍力(背部ブースター併用)、重心姿勢制御力等シリーズ中でも上位のスペックを誇り、その機体駆動は6Mクラスの巨体ながらも人体と同レベルのフレキシブルな動作を実現する。

  • 「トレッドヴァーサルター」

【概要】
砲撃、火力支援に特化した機体。背中に装備している二門のキャノンが特徴。
背中のキャノンは取り外して手持ち用の武器としても使える。その他、ハンドガン、ミサイルポッド、ディフレクターシールドが付属。
後に色違いのリカラー、リテコ版として「<チャリオットユニット>宇宙海兵隊Ver」も販売されている。
【設定】
動体視認・遠距離捕捉等の機能を強化し砲撃戦闘機動に特化した機体で、正式名称は<TREAD-VERS-ASSAULTER>、略称は<TREAD -V.A>と呼称。軽量高機動型フレームを採用しており、メインの砲撃機動に加え俊敏な格闘機動をもこなす。

  • 「ホークヴァーサルター」

【概要】
宇宙での戦闘に特化した機体。背中の巨大な宇宙用ユニットが特徴で、弾頭を脱着できるミサイルランチャーとV字型のブースターユニットで構成されている。
マシンモードでの変形時には宙域を航行できる形態へと姿を変える。その他、「マルチアサルトライフル」が付属されている。
余談だが、この機体のカラーリングは殺人的な加速をする機体っぽい。
【設定】
機体各部に姿勢制御ユニットを備え宙域戦闘機動に特化した機体で、正式名称は<HAWK-VERS-ASSAULTER>、略称は<HAWK-V.A>。エネルギー補給の困難な宇宙空間での活動をサポートする多目的宙域機動ユニット<オービソプターユニット>が装着され、宙域戦闘や移動を行う際に効果を発揮する。
オービソプターユニットは5基のFZジェネレーターの搭載によりホークヴァーサルター機に潤沢なエネルギー供給を行い、長距離航行や高出力の光学兵器攻撃を可能とする。中央の武装ランチパネル部には3基の宙間ミサイルを格納しており、敵母艦や要塞等の大型攻撃対象物の破壊作戦に使用される。

  • 「アルゴヴァーサルター」

【概要】
シリーズ初の水中戦特化型機体。潜水艦や海洋探査機のようなデザインが特徴的で、今までの機体デザインとは一線を画す。
背中には2基の水中巡行ユニット「ボイジャーユニット」を装着しており、水中戦闘特化機体としての特徴を際立出せる。マシンモード時には潜水艇へと変形し、機体上部にはペリスコープを伸縮させて展開することが可能。
付属品として、「光子トライデント」「水中ドローン」2基、機体の脚部に取り付ける「ボトムアクセラレーター」が同梱されている。
【設定】
タクティカルムーバーの中でも水中での運用に特化した専用機。正式名称は<ARGO-VERS-ASSAULTER>、略称は<ARGO-V.A>。
一連のタクティカルムーバー機は勿論の事、ダイアクロンマシンの多くは地上・水中・超高真空での活動が可能だが、あくまでも水中に適応した性能ではない。アルゴヴァーサルターはその中でも水中戦闘に特化しており、機動特化ユニット<ボイジャーユニット>によって水中での高速移動を実現している。
ボイジャーユニットはセイル型センサードームを備えたセンター部と2基の大型推進ユニットで構成されている。推進ユニットはマルチロール型ミサイルや光子トライデント等の武装搭載の他、超高温の衝撃波・プラズマショックウェーブの発射器も備える。

  • 「タクティカルキャリア」

【概要】
6輪型の輸送車。各種車輪はコロ走行が可能で、後ろのコンテナはタクティカルムーバーを一機を格納可能。
後ろのコンテナは展開可能で、小規模拠点として使用可能。拡張用の穴もあり、別売りのコンソール機器などをセット可能。
前方のコックピットは飛行マシンとして分離することも可能で、小型のバイクを収納可能。また、後部のコンテナを外して後部のホイール部分を短くすることで、6輪の走行車となる。
後に色違いのリカラー版として「<黒色仕様>」も販売されている。
【設定】
<タクティカルキャリア>はタクティカルムーバー機を支援する多目的戦闘車両。車体はコックピットモジュールの<キャブマシン>、伸縮自在の<バリアブルシャーシ>、自立型コンテナモジュール<フォートチェンバー>で構成される。
後部のフォートチェンバーは装甲の展開が可能で、コンソールモジュール等の設置で簡易型の指令基地としても機能する。下部の展開機構で単独での垂直自立も可能。
出撃準備ドックや整備ドックとしても運用される。

  • 「タクティカルキャリア拡張セット」

【概要】
タクティカルキャリアの追加コンテナセット。後部コンテナの「フォートチェンバー」と攻撃二輪車「レイドセプター」とダイアクロン隊員が同梱されている。
その他、拡張パーツとして「戦闘バイクベース」「ジョイントランナーパーツ」「ジョイパーツA」「ジョイパーツB」が付属する。

  • 「タクティカルキャリアオプションユニットセット」

【概要】
タクティカルキャリアの機能を拡張するセット。タクティカルキャリア用の様々なパーツが付属されている。
セット内容は「アームユニット」「武器ユニット」「イス/ベッドユニット」「二輪戦闘車」「強襲ボレット」「ボレットモジュール」「コンソール」「リフトマシン」「ダイアクロン隊員Ver2.0」となっている。

  • 「ガンマヴァーサルター<エアボーンユニット>」

【概要】
空挺ユニットを取り付けたガンマヴァーサルターの強化版セット。エアボーンユニットをガンマヴァーサルターの背面に装着することで、機体を巨大な飛行翼を装着した空挺戦闘仕様として運用することが可能。
エアボーンユニットと通常のガンマヴァーサルターが同梱されている。
【設定】
飛行機能を拡張するウイングブースターと機体着地バランスを安定させるランディングギアから成る<エアボーンユニット>を装着したガンマヴァーサルターの空挺仕様。
長距離の高速移動が可能なマシンモードで出撃、作戦展開地点でメックモードまたは決戦機動モードで戦闘を行う。エアボーンユニットを装着した状態での空中戦闘も可能。

  • 「トレッドヴァーサルター<チャリオットユニット>」

【概要】
走行ユニットを取り付けたトレッドヴァーサルターの強化版セット。脚部にチャリオットユニットを装着することで、まるでスケート選手のようなクローラー駆動の地上走行仕様として強化される。
マシンモードではクローラーを活かした戦車のような形態に変形可能。チャリオットユニットと通常のトレッドヴァーサルターが同梱されている。
【設定】
荒地等での走行機能を拡張する強力クローラー<チャリオットユニット>を装着した地上戦に特化した仕様。クローラー部は独立型三連履帯を採用、其々の回転速度調整や後部クローラーの展開角度の調整でアクロバティックな走行を実現する。
マシンモードでは超高機動の戦車型形態として運用可能。

  • 「タクティカルムーバー拡張ユニットセット」

【概要】
エアボーンユニットとチャリオットユニット、ダイアクロン隊員のセット。拡張ユニットはリカラー版となっており、エアボーンユニットがトレッドヴァーサルター、チャリオットユニットがガンマヴァーサルターに合わせたカラーとなっている。


「ロボットベースプロジェクト」

【概要】
ワンダーフェスティバル2020[冬]において発表したダイアクロン発売40周年及び再起動展開5年目を祝した特別企画「ダイアクロン隊結成 特別《5大》作戦」企画の5つ目として発表されたファン待望のロボットベースリメイク版。ロボットベースは単体の商品として発売されるのではなく、二つの部位に分かれて発売される。
その一つ目となるのが機体の下半身部分を構成する「ロボットベース:陸上機動戦艦<グランドダイオン>」で、二つ目が今後発売が予定されている上半身部分となる「クラウドアクロス」となり今後の情報からは目が離せない。
【各種モデル、関連機体】

  • 「陸上機動戦艦<グランドダイオン>」

【概要】
リメイク版ロボットベースの下半身を構成する巨大陸上戦艦。元となるロボットベースの意匠を残しつつ、現代的なSFデザインを施した重厚感あふれる見た目となっており、その巨大さは全高約24cm、全長約52cmとダイアクロン史上最大のサイズを誇る。
戦艦の形状としては下半身の足をまっすぐに伸ばしたような見た目となっており、全10基の巨大クローラーがその巨躯を支えている。グランドダイオンの下半身上部となる艦橋部分がメインブリッジとなっており、内部には艦長席や操縦席が計5席用意されている。
また、艦橋部分は分離して司令シャトルとして機能する。艦橋の下部には中央格納庫があり、艦載機となる「ダイアトレイン/S」や「ダイアガード01」を格納することが可能。格納庫の近くには「格納式砲座」と「FZメガミサイル」のハッチがあり、自由に展開する事ができる。
戦艦後部には乗員のタラップやデッキ、艦尾格納庫と移動用の斜行リフトも用意されている、この斜行リフトはゼンマイ式でスライド移動するギミックが内蔵されており、リフトの上昇ギミックを楽しめる。
戦艦の前部には格納リフトが付いた飛行甲板とカタパルト、そして三連式主砲とミサイルポッド、副砲がそれぞれ二つ備わっている。飛行甲板には格納リフトがついており、機体の下部についている操作ダイアルを回せば格納されている機体を上昇させてかつ甲板の扉を開く巧みなギミックが内蔵。
戦艦先端部にはドリル戦車型ドローン「ジオダイバー」が二機、格納できるようになっている。また、戦艦後部にある斜行リフトを前面に展開することで「終結破壊砲ダイオノヴァ」の発射体制をとる事が可能。
グランドダイオンには様々な艦載機が付属している。初期シリーズのダイアトレイン小型版である「ダイアファイター/S」は「ダイアトレイン/S」に変形が可能。
小型の万能戦闘機「ベースファイター」は水色、赤色の二機が付属しており、前部の格納庫へと入るようになっている。「コズモローラー/D」は初期シリーズのコズモローラーの小型版で、展開ギミックは無くなっている。
ドリル戦車型ドローンの「ジオダイバー」は機体先端部に格納されており、地底潜航モードへと変形することが可能。グランドダイオンはその巨体に相応しいギミックとプレイバリューが詰まっており、単体だけでも遊びがいのあるモデルに仕上がっている。
ちなみにダイオンという名称は、かつてタカラがダイアクロンの前身となるTVアニメーション企画として立ち上げた「戦艦ロボダイオン」という未公開作品から取られている。
【設定】
ダイアクロン隊が保有するマシン群の中、単機で最大クラスの戦闘能力を備え、尚且つ多重型防衛網/地表域の防衛を担う迎撃部隊の中枢司令旗艦として建造された陸上機動戦艦。太陽系におけるギガゾーンの主要惑星や衛星では、前線基地の固定設置よりも大量の「巡航型戦闘移動基地」を配備する傾向が多く、場合によっては多数のグランドダイオン機によって編成された“陸上機動艦隊”とも言える大規模な防衛部隊が配備されている。
その中でもグランドダイオンは全10基の巨大クローラーで驀進する地上戦艦であり、水中は勿論、大気の薄い他惑星での運用も可能となっている。艦体各部に複数の艦載機が搭載可能であり、作戦内容によって投入する機体が変化する。
標準搭載機は主力戦闘機「ベースファイター」、哨戒機「ダイアファイター/S」、戦闘車両「コズモローラー/D」、戦闘ドローン機「ジオダイバー」が格納されている。更に困難な作戦にあたっては人型戦闘マシン<ダイアガーディオン>を随伴させることも珍しくない。
グランドダイオンの搭乗チームはキャプテンを中心に操縦、戦闘、分析等、各分野のエキスパートで構成される。搭乗チームは専用の司令シャトルに乗る場合が多い。
武装はデストラクターキャノンと同等の破壊力を持つ「三連式主砲」に副砲として「リボルバーミサイルポッド」と「多弾頭ミサイルポッド」が主に使用される。高威力の武装として、膨大なエネルギー放出を伴うフリーゾンプラズマ反応を起こす高性能大型ミサイル「FZメガミサイル」とグランドダイオン最大級の破壊力を持つ終結破壊砲「ダイオノヴァ」が奥の手として装備されている。

  • 「ロボットベース搭載マシンセット」

【概要】
ロボットベースの護衛機「ダイアガーディオン」と「コズモローラー/D」が同梱されているセット。ダイアガーディオンは三機のメカが合体する機体で、タクティカルムーバー機と同じぐらいの全高を持つ。
ダイアガーディオンの各マシンはグランドダイオン内部に格納できるようになっている。コズモローラー/Dは初期シリーズのコズモローラーの小型版。
グランドダイオン内部に格納できるサイズになっており、元のコズモローラーのような展開ギミックはオミットされているが、ミサイルランチャー展開ギミックが搭載されている。
【設定】
「ダイアガーディオン」はロボットベースに搭載可能な3機の護衛機<ダイアガード01>、<ダイアガード02>、<ダイアガード03>で構成される人型戦闘マシン。<B.I.G-A.I>をリンクさせた ハイブリッド型戦闘機動システム<GENEX-A.I>を搭載した初のマシンとして知られている。
3名のパイロットと戦闘プログラムが一体となることで、小型機クラスの機体で中型機を凌ぐパワーと機動力を実現している。標準武装は肩部の「FZカートリッジミサイル」と腕部の「パルスソードレーザー」、ホールド武装としても使用可能な2門の「ハイパーFZビームキャノン」を装備し、3機合体で発動するFZジェネレーター共鳴効果によって武器の威力が倍増する。
「コズモローラー/D」は正式名称「コズモローラー/DEFENDER」と呼称される乗員2名の戦闘装甲車。武装は「ブラストキャノン」2門と「多段式ミサイルランチャー」を装備。
オリジナル機のコズモローラーが持つ優れた走行機能と戦闘機能を抽出と再構築を行い、最新鋭の汎用戦闘ビークルとして新たに開発された。

  • 「ロボットベース搭載マシン<ダイアファイター/S>」

【概要】
グランドダイオンに付属しているダイアファイター/Sの単品版。いわゆるダイアトレインのリメイク版で、元の物よりも小型化されている。
小型化してもちゃんとダイアトレインの変形機能は再現されており、トレイン形態と飛行形態に変形可能。ただし、ゼンマイ式による時間差変型ギミックはオミットされており、搭乗数も1人に減っている。
【設定】
偵察と哨戒に使用される飛行マシン。正式名称:ダイアファイター/SCOUT。
地上では走行車両「ダイアトレイン/S」へと可変し、機首下部のパルスビーム機銃と航空爆雷で攻撃を仕掛ける。かつての空陸両用の可変マシンである「ダイアトレイン」優れた多様運用機能をベースに、最新鋭の偵察特化マシンとして新たに開発された。


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ワルダー軍団


「ワルダースーツシリーズ」

【概要】
ワルダースーツのリメイク版。初期シリーズでは付属品であったりプラモデル版として登場していたワルダースーツが装いも新たにして新生ダイアクロンのワルダー軍団第一弾モデルとして帰ってきた。
初期シリーズに登場したワルダースーツの意匠を引き継ぎつつ、より異星人のような流線型と異質なデザインが施されている。しかし、このワルダースーツは単なるダイアクロン隊のパワードスーツをワルダーの見た目にしただけの物ではない特徴を持つ。
ワルダースーツはコクピット部分は「ワームポッド」と呼ばれるコアモジュールとして分離する事ができ、「ワルダレイダー」や「ワルダレギオン」といった他機種のコクピットとしても利用できる。ワルダースーツは4つの形態に変形でき第1戦闘フォームの「グラップラー」、第2戦闘フォームの「シュリーカー」、捕獲フォームの「ハンター」、飛来フォームの「ハマーヘッド」に変形可能。
そして、このワルダースーツ最大の特徴として、ワルダースーツ同士を合体させて巨大なメカを構築する事ができる「マルチプライズ∞」と呼ばれる機能が備わっている事だ。ワルダースーツには共通のコネクターが備わっており、縦や横に合体することが可能。
これにより、ワルダースーツを集めれば集める程巨大な群が集合した巨大メカを構築することを可能にする。新型ワルダースーツは新生ダイアクロンの変形、合体、連動の機能をふんだんに盛り込んだ小型ながらもプレイバリューが広いモデルとなっている。
余談だが、展示イベントである「ダイアクロンEXPO 2018 」では公式で60体のワルダースーツ合体例が展示されており、見に来た来場者は大きな驚きを隠せなかったという。その後、Twitter上でユーザーが本当に60体のワルダースーツを買って展示物を再現し、大きな話題を呼んだ。
【設定】
「第二次ワルダー防衛戦」で投入された新型のワルダースーツで、ワルダー軍団による「カルプスゾーン・スマトラ島」の「フリーゾン採掘プラント襲撃戦」にて初確認された。クサビ状の飛来形態で編隊を組み母船から発艦、かつてのワルダースーツとは全く異なる戦術と合体機能と機体スペックで、パワードスーツを部隊を翻弄し壊滅状態に追い込むまでの被害をもたらした。
新型ワルダースーツは数種類の異なる機種が確認されており、共通した特徴から個々に個体認識コード名称が命名されている。新型ワルダースーツは二つの部位で構成されており、コクピットとして機能するコアモジュール「ワームポッド」と、外装の可変型機動ユニット「ラルヴァ」によって成り立っている。
ワームポッドは単独でも戦闘機能を備え、キャノピー状のクリスタルから放射される指向性エネルギー攻撃や、遠隔操作で分離と接続が可能な強靭な「フレキシブルテイルユニット」による拘束攻撃等を仕掛けてくる。ラルヴァユニットは「ハマーヘッド」タイプの他にも大小様々なユニットが確認されている。
また、新型ワルダースーツは様々な形態へと変形し、「環形動物型」「昆虫型」「爬虫類型」「人型」等のあたかも地球内生物の進化体系を想起させる攻撃形態は、人類が潜在的に内包している恐怖心を煽る為のワルダー星人がとる戦略との見方もある。新型ワルダースーツの最大の特徴は<マルチプライズ∞>と呼称される複数機体による増殖合体機能である。
機体に備わった共通のジョイントによってバクテリアを彷彿させる合体が可能になり、理論的には無限に合体が可能と思われる。人類が持つ生物概念を超越した攻撃パターンを繰り出すため、それらに対抗するには戦闘OS<B.I.G.-A.I>のフルサポートが必須とされる。
【各種モデル、関連機体】

  • 「ワルダースーツ“フリンガー”」

【概要】
機体色が銀色でクリアパーツが赤色のワルダースーツ。尻尾の先が四つ又の形状になっている。
【設定】
四つ叉状の捕獲特化型のビットテイルが特徴のワルダースーツ。

  • 「ワルダースーツ“スタング”」

【概要】
機体色が銀色でクリアパーツが青色のワルダースーツ。尻尾の先が針の形状になっている。
【設定】
光子ブレードに準ずるニードルビットテイルが特徴のワルダースーツ。

  • 「ワルダースーツ<ダークカソードタイプ>」

【概要】
前述のワルダースーツ二種のリカラー版セット。クリアパーツが緑と紫になっており、それ以外のパーツがガンメタのカラーに変更されている。
フリンガーの緑色バージョンである「ダークフリンガー」、スタングの紫色バージョンである「ダークスタング」が同梱されている。
【設定】
“フリンガー”、“スタング”の同型機体で色反転の外装を持つワルダースーツ。それぞれ緑色の機体は“ダークフリンガー”、紫色の機体を“ダークスタング”と命名している。
捕獲した機体をダイアクロン科学研究チームが分解解析した結果、同型で外装色がネガ/ポジの機体同士は陰極(カソード)と陽極(アノード)の属性を備えている。陰陽2機が連携する事で完全シンクロ攻撃や光学結界の生成等の効果を付加する。
単体時ではテイルユニットを対象に巻き付かせて捕縛してエネルギー吸収攻撃や出力が低下した機体へのエネルギー補給等を行う。複数合体時では結合機体間の効率的なエネルギー制御機能を担い、機体のパワー超増幅効果をもたらす機能を用いる。

  • 「ワルダースーツ:融合強化<グラップラーフォーム>」

【概要】
色違いのワルダースーツ「スタング」にワルダレイダー「ラプトヘッド」のパーツを同梱したセット。爪や一部のパーツは金色に塗装されており、他のワルダースーツとの差別化を行うアクセントとなっている。
【設定】
ワルダー軍団の機動歩兵ワルダースーツと増幅機動ユニット「ラルヴァ」が融合した大型二足歩行兵器。猛禽類の様な鉤爪を持ち、通称“メガグラップラー”と呼ばれる。
初期型の物に比べて機体のパワーが増幅されており、接近戦を基本として襲いかかる。小型のパワードスーツ単体ではもはや太刀打ちが困難とされている。


「ワルダーマシンシリーズ」

【概要】
別名「ワルダレイダー」とも呼ばれている中型マシン。小型のワルダースーツに比べて大型化し、まるで生物をモチーフとした見た目となっている。
機体はコクピットとなる「コアモジュールポッド」部分と「ラルヴァ」と呼ばれる武装ユニット部分で構成されている。各種ラルヴァは輪っかに手足がついており、この輪っかの部分にポッドを通すことで武装を行う。
これにより、単体でも数パターンの組み合わせが行えるようになっている。また、ワルダースーツとの合体、連携も行えるようになっており、ワルダースーツの強化パーツとしても相性抜群なモデルでもある。
【設定】
<ワルダレイダー>とはワルダー軍団の新しいタイプの兵器カテゴリーで、 第一次対ワルダー防衛戦時には確認されていない新兵器として確認されている。第二次ワルダー防衛戦における新型ワルダースーツの到来以降、その存在の確認例が多数報告されている。
人型の形状を持つワルダースーツに対して、ワルダレイダーはそれ以外の「爬虫類」や「昆虫類」「甲殻類」等を想起させる形状を持っている。機体の構造はワルダースーツ同様にコクピットとなるコアモジュールポッドと武装ユニットであるラルヴァで構成されているが、単体でも複数ユニットの組み換えによる形態変化の機能を持っている。
リング状の小型「ラルヴァ」、「ブロックモジュール」、武装といった各ユニットは磁石のように反発、結合して各部位の組み換えが行われる。単体での戦闘能力は高く、機体の構成ユニットを素早く組み替えて攻撃を止むことなく仕掛けていくのだ。また、ワルダレイダーの最も恐るべき機能は「エヴォライズ」と命名されたワルダー各種兵器との合体、連携機能である。
エヴォライズ化したワルダー機はノーマル時の数倍のパワーが増幅されており、撃破が非常に困難となる。ワルダースーツ単体との結合からマルチプライズ∞化した状態での結合まで、その結合パターンは膨大で名称や識別コード名は部隊によっても異なるため、一定ではない。
【派生モデル、関連機体】

  • 「ワルダレイダー“ラプトヘッド”」

【概要】
爬虫類を思わせるデザインが施されているワルダレイダー機。コア部分となる「ラプトポッド」に拡張用の「ブロックモジュール」、武装部分となる「ラルヴァ」と「武装ユニット」が同梱されている。
コクピット部分もワルダースーツとは異なるキャノピー型になっており、爬虫類の頭部を思い起こす。また、単体でも数パターンの組み換えが可能。
更にワルダースーツをはじめとした他のワルダー機との合体も可能となっており、爬虫類型のマシンを構築するにはうってつけとなっている。
【設定】
「ラプトヘッド」は古代生物の「ヴェロキラプトル」を思わせる機体形状と行動パターンによって名付けられたワルダレイダー機。コアモジュールは”ラプトポッド”と呼称され、着座型のコックピットと強靭なテイルユニット備えた地中潜航機能を持つマシンである。
ラプトポッドにラルヴァユニットが装着された姿が、目撃例が多い「ラプトヘッド」という形態である。戦闘時には周囲に展開する部隊グループの戦闘指揮を司るケースが多く見られる為、指揮官機的な機体と推測される。
また、武装ユニットを多数搭載した形態は”タンカー”と呼称され、移動砲台機能と攻撃部隊の武装補給機能を併せ持つ。

  • 「ワルダレイダー<バグヘッド>」

【概要】
ワルダレイダー第二弾のモデル。爬虫類型のラプトヘッドに対し、バグヘッドは甲殻類や昆虫を想起させるようなデザインとなっている多脚型のマシンだ。
奇妙な口を持つバグポッドに、各種ラルヴァユニットは「ハサミ」「翼」「脚部」「尻尾」が付属しており、ゲテモノ感あふれる機体を作り上げるのにはちょうどいい機体となっている。もちろん、ラプトヘッド同様に単体でも数パターンの組み換えが可能。
他のワルダー機とも連携や合体が可能だ。
【設定】
巨大な昆虫の如き形態を持つワルダレイダー機。チェーンカッター状の腕部武装・節足状の脚部・翼状のモジュールの各ラルヴァユニットで構成された奇妙なシルエットをもつ。
その巨体にそぐわず非常に俊敏に動き、両腕のカッターアームによる破断攻撃で敵を襲撃する。バグヘッドの最大の攻撃武装は、頭部の顎部から発射される「ブラストビーム」であり、敵を超高温で融解する巨大移動砲台として活躍する。
ブラストビームは翼状のユニットを大きく展開し、エネルギーチャージを行ってから発射を行う。その発射持続時間は最大1分も続き、ダイアクロン隊の脅威と化す。
また、バグヘッドの出現時に同時に「バーサーク」と呼ばれる二足歩行形態の無人戦闘ドローンが投入され、ブラストビーム発射時の死角を護衛する役割などの補助を行う。

  • 「ワルダレイダー“バグヘッド”&ワルダースーツセット<ダークカソードタイプ>」

【概要】
その名の通り、ワルダレイダーのバグヘッドとワルダースーツの「ダークカソードタイプ」のセット品。とはいえど、バグヘッドとワルダースーツのクリアパーツはすべて赤色になっており、一部の部品の先端部分が金色に塗装されている限定版でもある。


「ワルダロス<ギガンター>」

【概要】
遂にその姿を現した、ワルダー軍団ワルダロスのリメイク版。リメイク版といっても頭部デザイン以外は全くの別物と言ってよいデザインとギミックが備わった超重量大型マシンとして生まれ変わった。
まず、三体のマシンによる合体となっていない。二機の大型マシンである「<ブルヘッド>-Aメカ」と「<ポッドバンカー>-Bメカ」によって構成されている。
ギガンター上半身となるブルヘッドは複数のワルダレイダー機で構成されており、角獣のような「ホーンラルバ」とアリのような「アントヘッド」二機で成り立っている。ギガンター下半身となるポッドバンカーは飛行メカから二足歩行メカに変形し、力強い脚部を持つ。
また、各種マシーンはハンターポッドと呼ばれる捕獲用メカが内蔵されており、ダイアクロン隊員を拉致するといった遊びも可能。そして、ブルヘッドとポッドバンカーが合体することで、ワルダロスギガンターが完成する。
人型形態は「魔人モード」と呼ばれ、その力強い巨体と角獣のような頭部が胸に来ることで、今までのワルダー機よりも強敵感が押し出されている。サイズはビッグパワードGV以上の大きさを誇り、より敵に絶望感と威圧感を与える。
また、手持ちの武器として巨大な大剣「サーベルヘッド」を持たせる事が可能。使用しない際は背中に装着させておくこともできる。魔人モードにサーベルヘッドを尻尾のように装着して変形させれば、怪獣のような見た目を持つ「巨獣モード」が姿を現す。
その他、単体での数パターンの組み換えや他のワルダー機との連携、合体も可能で、これ一台で遊びの幅がワイドになる事間違いない大型モデルだ。
【設定】
ワルダロスギガンターはワルダロスカテゴリー機の中でも構築後の 第二次対ワルダー防衛戦で初めて確認された個体であり、識別コード名の<ギガンター>は これまでに確認されたワルダロスと分類される機体の中では 最も巨大で桁外れの戦闘能力を持つ。単体でワルダースーツのオーバードーズ(ダイアクロン一個中隊の制圧臨界値を超える超集塊状態)と同等の戦闘能力を持つとされている。
ギガンターの最も特徴的な機能は戦闘状況に応じた機体可変機能であり、防御に特化した異形生物形態の<巨獣モード>から攻撃に特化した人型形態<魔人モード>の他にも、他のワルダー機との合体による<アヴゾライズ>と命名された機体再構築機能を持つ。腕部、上半身等 機体の部位を破壊しても 忽ち周囲のワルダーメカが欠損した部位に擬態化し融合する事で機能を低下させる事無く戦闘を続行する事が可能。
機体の上半身は着座型コックピットの<ブルヘッド>と呼ばれる角獣型マシンに、下半身はワームポット型コックピットを備えた<ポッドバンカー>と呼ばれる飛行形態にも可変する戦闘マシンで構成されている。ギガンターの襲来は攻撃ターゲットの惑星付近に亜空間ドライブアウトして移動してきたワルダー母艦を起点として行われる。
魔人モードや巨獣モードを標的目がけて投下される降下強襲パターンやに投下される降下強襲パターンなどの戦術で襲来してくる。
【派生モデル、関連機体】

  • 「ワルダロス<エヴォルギガンター>」

【概要】
ワルダロス<ドラゴヘッド>とワルダロス<グールヘッド>の合体によるワルダロス<ギガンター>の派生モデル。ドラゴヘッドとグールヘッドはそれぞれ単品で販売され、二つ揃えることでワルダロス<エヴォルギガンター>として合体できる。
ドラゴヘッドとグールヘッドはギガンターのいわばリカラー、リテコ版であり、カラーリングや一部装飾が変更されている。ドラゴヘッドはブルヘッドのリカラー、リテコ版で角のような装飾が追加され、ギガンター時の頭部パーツが「エヴォルヘッド」に変更されている。
グールヘッドはポッドバンカーのリカラー、リテコ版で、「アラクネイター」と呼ばれる新規造形のマシンとサーベルヘッドが合体している。魔人モードなどの人型形態においては、サーベルヘッドのパーツが二つになっているので、尻尾や大剣二刀流といった元のモデルよりも禍々しさが増大する。
【設定】
ワルダロスの進化形態として知られているのが<エヴォルギガンター>であり、上半身を<ドラゴヘッド>、下半身は<グールヘッド>が構成している。ドラゴヘッドはブルヘッドの派生機種と思われるもので、巨竜を彷彿させるような姿をしている。
グールヘッドはポッドバンカーの派生機種と思われる機体で、機体前部はヘッドユニットと首部は2機の<アームラルバ>で構成される。これらは分離可能で、分離した機体は節足生物型の中型レイダーマシン<アラクネイター>として独立した機体として機能する。
二機が合体することでエヴォルギガンターが完成し、第3のモード<破壊神モード>へと変貌することも可能だ。


「ワルダロス<ソルジャータイプ>」

【概要】
ワルダロスの派生機種の一つ。前述のギガンターとはまた別物の中型戦闘マシンとして登場した。
機体は人型形態と<ツインヘッダー>モードと呼ばれる双頭竜のようなフォルムのマシンへと変形可能。また、人型形態では様々な武装を使いこなす。
手裏剣や爪として利用可能な武器「リム・リーパー」二つと棘付きメイスである「デス・ハマー」二本が付属する。またギガンターとの合体も可能で、魔人モードにおける片腕として転用できる。
もちろん、他のワルダー機との連携、合体も可能だ。
【設定】
巨大戦闘マシンであるワルダロス<ギガンター>とほぼ同時期にその出現が確認された中型機。ギガンターを護る直掩機と推測され、複数の機体で戦闘陣形を形成する。
単独では俊敏な機動力と凄まじい破壊力を駆使した格闘攻撃を繰り出し、変形時には<ツインヘッダー>モードで巨大なパワーアームでの破壊攻撃を繰り出す。さらに各種ワルダー機との連携による「マルチプライズ∞」「エヴォライズ」での攻撃で予測不可能な様々な戦術で敵を翻弄する。
また、<ギガンター>の腕部との強化融合「アヴゾライズ」で自らを強靭な腕と化して敵に襲いかかる。
【派生モデル、関連機体】

  • 「ワルダロス<ソルジャータイプII>」

【概要】
ワルダロス<ソルジャータイプ>のリカラー版。一部のカラーが変更されている。
【設定】
ワルダロスソルジャータイプの派生機体で、陰極(カソード)と陽極(アノード)の属性を備えた機体として識別コード<タイプⅡ>と呼称されている。ワルダースーツ同様に陰陽2機が連携することによるパワー増幅効果を利用した戦闘を遂行する。


「ワルダレギオン」

【概要】
今までのワルダー機とは異なり、隊長機やエース機を想起させるヒロイックな見た目を持つシリーズ。大きさはだいたいダイアバトルスV2やバトルコンボイV-MAXと同じぐらいのサイズで、まさにライバル機としての威厳を誇る。
ワルダレギオンは基本的に人型マシンの「レギオコア」とサポートメカ「ハンガーレイダー」で構成されている。この二機が合体することで、ワルダレギオンが姿を現すのである。
【設定】
<ワルダレギオン>は恐るべき可変システムを搭載した量産型のワルダーの機動兵である。拡張ユニット群を搭載した「ハンガーレイダー」と可変型機動肢体「レギオコア」のコンビネーション合体によって機動巨兵「ワルダレギオン」が完成する。
軽量級ユニット、重量級ユニット等の多様な拡張ユニットは幅広い戦術をもたらし、ダイアクロン隊へと牙をむく。
【派生モデル、関連機体】

  • 「ワルダレギオン<リッパー>」

【概要】
ワルダレギオンシリーズ第一弾。太腿には二つのカッターブレードと二刀流ブレードの出で立ちに、多段ミサイルポッドを背中に装備したスマートなプロポーションとなっている。
可動域も広く、アクションポーズも非常に決まりやすい。ワルダレギオンリッパーはレギオコアとハンガーレイダーに分離することも可能。
更に一体で複数の戦闘フォームへの変形もこなす。飛翔フォーム「フライングV」、戦闘フォーム「グラップラーII」「ヘッドレス」と組み換えパターンは幅広い。
他のワルダー機種との連携と合体も実現しており、中型機でも幅広いプレイバリューを提供する。
【設定】
ワルダレギオン<リッパー>はこれまでのワルダーメカとは異なるシャープな人型シルエットが特徴で、俊敏な攻撃駆動力を持つ機体として恐れられている。ワルダレギオン<リッパー>はコアボディとなる「レギオコア」と随伴機「ハンガーレイダー」の合体によって構成される。
複数機体で陣形を組み超高速で縦横無尽に機動、多弾式ミサイルランチャーで弾幕を張りつつ、剣型や円環型の切断系武装をで高速攻撃を繰り出すというニンジャを彷彿させるような戦闘スタイルで敵に強襲を加える。各種武装は次元転送システムを組み込んだ、地球科学の常識を遥かに越えた恐るべき暗黒超科学の結晶としてダイアクロン隊の脅威と化す。
主力武装の「次元転送切断ソード」は刃の部分が次元転送を行う効果を持ち、切断対象の部分を他次元転送してしまう。ソードは上下連結させれば波動流束超粒子を発射する射撃武器と化す。
「無限ミサイルランチャー」はその名の通り、転送基部を破壊しない限りは無限に弾頭が生成される小型高追尾ミサイルを発射する。「無限大車輪カッター」もホイール状の次元転送機から瞬時に刃が出現し、転送基部を破壊しない限りは刃が無限に生成されるという。

  • 「ワルダレギオン<リッパー/ダークカソードタイプ>」

【概要】
ワルダレギオン<リッパー>のリカラー版。主な機体の塗装色が黒色と紫色に変わり、クリアパーツは緑色に変更されている。
【設定】
暗い外装をもつワルダレギオン<リッパー>の派生機体。陰陽2機が連携する事で、変幻自在な完全シンクロ攻撃や強靭な防御力を持つ光学結界の生成、合体時の結合機体間の効率的なエネルギー制御機能などを実現している。

  • 「レギオコア<リッパー/アノートタイプ>」

【概要】
ワルダレギオン<リッパー>に同梱されていたレギオコアのリカラー版を単体販売したもの。一部のカラーが変更されている。
【設定】
ワルダレギオン<リッパー>のレギオコア派生機体。他のアソート、カソードの機体同様、陰陽2機が連携する様々な恩恵を受けることが可能。

  • 「ワルダレギオン<ヴァジュラ>」

【概要】
ワルダレギオンシリーズ第二弾。まるで暗黒騎士を想起させるようなヒロイックな出で立ちを持つ。
背部のウイング状のパーツや二刀流の片手槍、頭部の角の飾りはまさに強敵やライバル機といったところだろうか。機体はリッパー同様、ハンガーレイダーとレギオコアの二機で構成されている。
単体でも様々な形態へと変形でき、飛来フォーム「サタンスレイ」、戦闘フォーム「ホーンヘッド」「ヴァジュラ」といったフォームが存在する。また、ヴァジュラにはアタックバリエーションと呼ばれる様々な構えが存在する。
次元転送切断ブレードを両手に構える「ソードブレードアタック」や切断ソード二つを腕にセットして広げる「アーチブレードアタック」、そしてハサミのように切断ソードで敵を挟む「デスハングアタック」に必殺のビーム攻撃「ヴァジュラ ディゾルバー」が炸裂する。その他、他のワルダー機との連携や合体機能も兼ね備えており、遊びのワイドさが大きく拡張される。
リッパー同様に単体でも、多彩なプレイバリューがあるモデルとして楽しめる。
【設定】
ワルダレギオン<ヴァジュラ>は頭部の巨大な2本の角、全身漆黒のボディに槍状の武器を構えたその姿は、あたかも“有翼の暗黒騎士”を想起させ見た者を恐怖に陥れる。最も恐るべき攻撃機能は背部に備えた大型破壊兵器であり、巨大なクロー型攻撃器や弓状の切断攻撃器などに瞬時に変化して敵に襲いかかる。
そして、背面のユニットを両腕に装着して繰り出す光学ビーム攻撃“ヴァジュラ ディゾルバー”は攻撃対象を瞬時に空間ごと圧縮し、大爆発と共に完全破壊するという小型のブラックホール並みの威力を誇る。その他、様々な武器を装備しており、螺旋状の光学ビームを発射する槍型の兵器「連装ランス」は連結状態での攻撃を可能とし、次元転送切断ブレードは対象の切断部を多次元に転送する。
強力なプラズマ衝撃波を発射する「プラズマ衝撃銃」はアポカリプティックサウンドに似た大音響をもたらし、リング状の多連装パルスビーム発射器である「メテオスマイト」は強力なプロトン粒子を連射し、「リボルスパイク」はスパイク状のビットが高速回転して敵を切削するのだ。

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ダイアクロン VS. グリッドマン

【概要】
『ダイアクロン』と『GRIDMAN UNIVERSE(グリッドマンユニバース)』のコラボ企画。コラボモデルと電撃ホビーウェブにて公開された全4話の小説が公開されている。
ダイアクロンの世界を舞台に、グリットマンとダイアクロン隊との共闘を描く。物語の時系列は2000年から2010年からの空白の10年間を舞台とする。
企画には『SSSS.GRIDMAN』を手掛けた「雨宮哲」氏が関わっている。


詳しくは独立記事を参照。


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小ネタ

  • 有名人の愛好家

ダイアクロンは有名人による愛好家がいる。その中でも有名なのは声優の「中村悠一」氏と牙狼でおなじみ特撮監督の「雨宮慶太」氏。
中村悠一氏は自らが主演と企画を行った番組「わしゃがなTV」で所有しているダイアクロン製品を紹介しており、後にダイアクロンのPVでナレーションや声優としても参加している。一方の雨宮監督はTwitter上で「休日ノ癒シ」と銘打って様々なシチュエーションの画像を投稿している。


  • カワバンガな忍者とのつながり

実はダイアクロンの一部玩具は「ミュータント・ニンジャ・タートルズ」の玩具として転用もされている。初期シリーズ「コズモローラー」は「MINI MUTANRTS CYBER-ROVER PLAYSET」として転用され、小さなカメ忍者たちの移動基地となっている。


  • ボレットの元ネタ

新生ダイアクロンから導入された小型コックピットブロックである「ボレット」は、実は元ネタが存在する。アニメ版の宇宙海賊キャプテン・ハーロックで登場したメカであり、劇中でも小型のコクピットブロックとして活躍した。



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◇アニヲタ追記・修正3つの誓い

  1. 記事を正しく直すことには勇気を持って行動しよう!
  2. 編集者と利用者を愛する優しい心をわすれるな!
  3. コミュニティや記事を荒らすワルダー軍団と戦おう!

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この項目が面白かったなら……\ダイアックロン~♪/
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  • 「アク」と「ワル」が戦っているというのもなかなか面白いネーミングよな -- 名無しさん (2023-01-16 18:50:25)
  • どっちもフリーゾンという名の星の命を巡って相争っている悪だから・・。(震え声) -- 名無しさん (2023-01-16 18:53:56)
  • CMの「ダイアックロン~♪」ってフレーズが力強くて耳に残る -- 名無しさん (2023-01-16 18:56:39)
  • 新生ダイアクロン、ものすごくよくできてるんだが、その、お値段がね……。 -- 名無しさん (2023-01-16 19:09:14)
  • この項目、すごい情報量だな -- 名無しさん (2023-01-16 22:01:24)
  • 新年早々デカい項目出来たな...... -- 名無しさん (2023-01-16 22:14:04)
  • とりあえず、いくつかに項目を分割させたほうがいいのは確実かな? -- 名無しさん (2023-01-16 23:53:40)
  • ↑5 意識したのかは分からないけど、エネルギー巡って大戦争ってのもトランスフォーマーで引き継いでるのか -- 名無しさん (2023-01-16 23:56:47)
  • アンドロイドAやタイマニックは短命ゆえ仕方がないにしても昭和ダイアクロンにイメージソングがなかったのは惜しくて解せん -- 名無しさん (2023-01-17 00:32:48)
  • 宇宙傭兵軍団のビジュアルが謎過ぎて、トランスフォーマーやウルトラ怪獣とかの他の玩具を絡めて遊んでる人が多い印象。それとも公式でそのうち出てくるのかな -- 名無しさん (2023-01-17 21:10:40)

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