ネモ(ポケモン)

ページ名:ネモ_ポケモン_

登録日:2022/11/30 (水) 20:50:20
更新日:2024/06/27 Thu 13:02:09NEW!
所要時間:約 5 分で読めます



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ポケットモンスター ポケモン ライバル sv スカーレット・バイオレット ネモ トレーナー チャンピオン 戦闘狂 生徒会長 学生 女傑 ヤンデレ? パルデア地方 御三家 チャンピオンロード ポケモンsv 肉食系女子 ポケモン登場人物項目 お嬢様 最強 文武両道 影の主人公 コメント欄ログ化項目 アカデミー 喜多村英梨 料理下手 努力の天才 孤独 リコロイ 内田彩 バトルジャンキー 松井恵理子 放課後のブレス ポニーテール そばかす 長身美女 神bgm んジャカ パーン!





初めてのポケモン勝負!



楽しんでほしいな!


出典:『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』公式サイト、22年11月30日閲覧、https://is.gd/Px3IDx
2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.




『ネモ』とは、ゲーム『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』及び、アニメ『ポケットモンスター』の登場人物である。


CV:喜多村英梨 (アニポケ)、内田彩 (ポケモンマスターズEX)、松井恵理子(放課後のブレス)


概要

主人公が通うことになるアカデミーの女子生徒。主人公と同じく総合コース1-A所属。
1年生でありながら同校の生徒会長を務める優等生。*1
実家は主人公の家の近くにあるため、以前から主人公が引っ越してきた事は知っていた様子。
家族は両親と姉がいるが、全員作中には登場せず容貌や名前は不明。
父親はパルデアに住む人なら誰もが知るスマホロトムの会社の役員で、実はかなりのお嬢様
その実家は家自体も結構な豪邸だが、裏庭にはバトルコートやビーチがあるし、お手伝いさんも沢山いる。



主人公にとっては頼れる先輩で、本作のライバルキャラクターでもある。


シナリオの1つ「チャンピオンロード」における重要人物で、ジム巡りの先々で主人公に戦いを挑んでくる。
ジムのクリア回数に応じてイベントが挿入されるため、本作では数少ない「バトルのタイミングを任意で選べないボス」となっている。



容姿

身長は主人公より高い。それどころか、ゲーム画面を見る限りペパーより若干高い。*2
褐色肌とそばかすが特徴。頭髪は、黒髪のポニーテールで前髪の一部及びそこから垂らした一房を緑に染めている。後どこがとは言わないが割とデカイ
服装は主人公同様学生服(アカデミーの夏服)で、右腕にサポーターらしき物を付けている。
ちなみに公式絵では『スカーレット』バージョンのカラーリングだが『バイオレット』バージョンでは同バージョンに準拠したものとなる。



人物

序盤で主人公に色々教えてくれる様は正に「頼れる先輩トレーナー」である彼女だが……それも間違ってはいない。
だが彼女の本質はまた別にあった……それは、






相当なバトル好き





という事である。
『ポケモン』世界ではアニメ主人公を始めとして別にそういった人物は珍しくもないが、彼女は一味違った。


  • 序盤からバトルすることをる」と表現する
  • まだ新人の主人公に無意識とはいえ全力の手持ちでバトルを仕掛けようとする。(この時はクラベル校長に止められた)
  • 主人公がスター団とトラブった際には「ポケモン勝負するなら、わ た し と! ……でしょ!?」独占欲丸出しでスター団ではなく主人公を叱る。
  • 主人公と戦えないコンディションにあることを悔しがり、代わりに「そこらへんのトレーナーを片っ端から相手にしてくる」と宣言して実際に街に繰り出す
  • ジムリーダーと戦った直後の主人公に、彼/彼女のポケモンが傷付いてる状態なのを見落として勝負を挑む。

(もちろん周囲に教えられて、勝負をお預けにしたり回復してあげたりする。)


……と、最早歴代ライバル随一の戦闘狂とまで言えるほどバトルが大好きという事がひしひしと伝わってくるだろう。
パルデア地方にバトルフロンティアがなくてよかった


とはいえこれでも生徒会長だし授業にも真面目に出席している等、決してバトルが好きなだけの脳筋ではない。成績も極めて優秀である。
仲間の険悪なムードを察して執り成したり、必要ならば大好きなポケモンバトル大会に参加せず裏方に徹するなど、基本的には良識のある面倒見の良いお姉さんである。



主人公の事は相当気に入っており、ジムで見かけたら速攻でバトルを仕掛けようとするほど。
そんな主人公がどんどん強くなっていくことに喜んでいる。


肝も割と据わっており、どんなに怖い事態でも「ワクワクした」と興奮し、物語終盤に危険地帯に行く際にも、
他メンバーが割と真面目な理由で赴くのに対し、彼女は「強いポケモンと戦えるから」という彼女らしい理由でついてきており、
そのあまりの肝の据わり具合から同行したメンバーに「特性マイペースか?」と小言を食らった。


反面、身体能力は割と低い。ボールを投げるのは苦手だと自称しているし、
モブの目撃証言によれば「アカデミーの正面にある長い階段を登るときには途中で休んでいる」という。実際、長距離を移動した際にはインドア派なボタンより先にへばっていた。
某マサラ人とは気が合いそうだが、彼とは身体能力に雲泥の差があるようだ


バトル好きだが勝敗にはあまりこだわらないようで、自分を打ち負かした主人公を称賛しその成長を喜んでいる。


とまあ、主人公視点だとなかなかぶっとんだキャラクター性だが、
これはあまりにも強くなりすぎた結果、全力でバトルしようものなら周りが逃げてしまうという事情もある。
本人は「負けても得るものがあるから楽しいよね?」というスタンスだが、
同じ年頃の子供にはなかなか理解されなかったようで、それでもなおバトルするために手加減することを覚えてしまっていた。
そんなわけで、主人公が来るまでは欲求不満状態に陥っていたことがシナリオクリア後のイベントで明かされている。


なお、このシナリオクリア後のイベントを終わらせると、ネモの寮の部屋にお邪魔することができるようになる。
部屋の中はきちんと片付いており、机の上には複数のモンスターボールが置かれ、壁にはトレーニングメニューが貼られている
ちなみに、キッチンには大量のポケモンフードの材料が置かれているが、
キッチン内で「大さじの感覚って人それぞれ」とか言い出すため、明言されてはいないもののメシマズ属性疑惑が……。
その他、何かを高らかに告げるときには「んジャカ パーン!」と言うのが口癖のようだ。



手持ちポケモン




わたしもちょっと強気なメンバーでいこうかな!




御三家は主人公が選択したポケモンに不利なポケモンを選んでくる。
ちなみに主人公との初戦では「いつものメンバーを使うところでした」と言っているため、
主人公に合わせて育てている以下の手持ちとは別のポケモンを持っている可能性はある。


〇1戦目


  • クワッス or ニャオハ or ホゲータ ♂:Lv.5


〇2戦目


  • クワッス or ニャオハ or ホゲータ ♂:Lv.8
  • パモ ♂:Lv.9(テラスタイプ:でんき)


〇3戦目


  • イワンコ ♀:Lv.21
  • パモ ♂:Lv.21
  • ウェルカモ(テラスタイプ:みず)or ニャローテ(テラスタイプ:くさ)or アチゲータ(テラスタイプ:ほのお)♂:Lv.22


〇4戦目




〇5戦目


  • ルガルガン(まひるのすがた) ♀:Lv.42
  • ヌメイル ♀:Lv.42
  • パーモット ♂:Lv.42
  • ウェーニバル(テラスタイプ:みず)or マスカーニャ(テラスタイプ:くさ)or ラウドボーン(テラスタイプ:ほのお)♂:Lv.43




ずっと ずーっと 待ってたの!



最高の勝負……始めるよ!




出典:ポケットモンスター スカーレット・バイオレット、ゲームフリーク、任天堂、2022年11月18日発売、
©2022 Pokémon. ©1995-2022 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.


彼女にはもう1つの顔があった、それはパルデア地方におけるチャンピオンランク保持者の1人であること。


主人公がアカデミーに入学する前にも課外授業が行われたらしく、ネモはその時にチャンピオンテストで合格したのだ。
その実力はリーグ委員長でトップチャンピオンのオモダカ相手ですらも実力を温存した状態で勝利するほど
しかし、あまりにも圧倒的過ぎたために、そこに至るまでの努力を顧みられる事なく、「天才」の一言で周囲から一線を引かれるようになってしまい、いつの間にか彼女は本気のバトルをする事が出来なくなってしまっていた……。
そんな彼女が出会った「本気で戦っても勝ち負けが出来る対等のライバル」候補こそ主人公だったのだ。


本作では初心に帰るという目的で主人公と同じ条件で2周目の旅をしていたため、手持ちは最初のパートナー含め完全リセットして挑んでおり、1周目での手持ちは不明。
OP映像を見る限りパルデアケンタロス(コンバット種)を所有していたようだ。
また入学時御三家を貰えることになっているが、ネモは他に育てたいポケモンがいたので1周目の時は貰っていない。


そして、ポケモンリーグで四天王とオモダカに勝利した主人公にバトルを挑んでくる。シナリオの1つ「チャンピオンロード」のラスボスとして。


こうしてみると圧倒的に強すぎるネモだが、もしも何かがズレてしまえば大変なことになっていたかもしれない。
パルデア地方は他の地方と違い、チャンピオンクラスが何人もいる=チャンピオンが何人もいるということにはなっているが、その実、他の地方とそう変わらない。
元チャンピオンと現チャンピオンがないだけでチャンピオンクラスのトップに勝てばチャンピオンクラスになるということなだけなのである。
そもそもな話、チャンピオンクラスにたどり着くまでには八つのジムをクリアーしないといけないが、
アカデミーの宝探しでジムチャレンジを選ぶものは多いがまず”八つのジムのクリアー”が出来るものはそうそう出ない。
四天王であるチリも「ジムめぐるんは半分超えてからがキッツいねん」と言うように、作中でも四つ目あたりから脱落者が増える。六つ以上バッジを持っているのは一割しかいないという。
さらにバッジを集めても、四天王との戦いや手加減しないチャンピオンがいるため、チャンピオンクラスに到達するのはごくごく稀なのである。
メタ的に言えば主人公ならば勝てるし勝つしかないのだが、実際のところは仮にチャンピオンクラスに到達した者がいたとしてもネモに勝てるかどうかは分からない。


燻っているという状態のネモだがその実、それを晴らす手段を持っていなかった。何故なら彼女は強すぎた。
パルデア地方でトップクラスと言えば聞こえはいいが、燻った気持ちを晴らしてくれる対等な者はどこにもいなかったのだ。
何ならDLCにおいて現四天王の1人であるポピーが入学前に手持ちがあまりにも強すぎる事が判明した為に入学辞退する羽目になっていた事が判明する上にそんなポピーでも四天王止まりである。
それなら周囲を育て上げようとしてもその周囲は自分を「天才」として見て一線を引いており、天才には勝てないとして対等になれる程強くなろうと考える人は(少なくとも原作ゲーム中では)いない
つまり主人公にやったようにネモの事を1ミリも知らない別地方からの転入生かつポケモンにほぼ触れていない相手を育て上げる形でないとライバル候補すら現れない*3


辿り着いてしまって、ある意味で何もないところにいるようなものだったのがネモだったのである。
発言の端々でポケモンバトルが大好きなのがうかがえるが、彼女とポケモンバトル関連で気持ちを共有できるものがいない。
スター団マジボスには団やらたちがいたし、ペパーには相棒がいたが、彼女にはいないのだ。
主人公が来てくれたことで何とかなったものの、いなかったらどうなっていたか(それを言ったら他のルートもそうだが)


最終手持ち

ポケモン性別Lv.特性技構成備考
ルガルガン
(まひるのすがた)
65すなかきストーンエッジ
ドリルライナー
アクセルロック
ステルスロック
ヌメルゴン65そうしょくりゅうのはどう
だくりゅう
れいとうビーム
ヘドロばくだん
ノココッチ
(みつふしフォルム)
65てんのめぐみハイパードリル
ドリルライナー
ドラゴンダイブ
とぐろをまく
ミミズズ65どしょくアイアンテール
ボディプレス
じしん
ロックブラスト
パーモット65ちくでんでんこうそうげき
インファイト
れいとうパンチ
でんこうせっか
ウェーニバル
(テラスタイプ:みず)
66げきりゅうアクアステップ
かわらわり
アイススピナー
つばめがえし
最初にニャオハを選んだ場合
マスカーニャ
(テラスタイプ:くさ)
66しんりょくトリックフラワー
かみなりパンチ
シャドークロー
じゃれつく
最初にホゲータを選んだ場合
ラウドボーン
(テラスタイプ:ほのお)
66もうかフレアソング
シャドーボール
だいちのちから
バークアウト
最初にクワッスを選んだ場合

チャンピオンとしてはタイプに拘らないバランス型。
だがかくとう技で抜群をとれるポケモンが多く、切り札の御三家もこちらが有利となるポケモンなので対策はしやすい。
だが先方のルガルガンが「ステルスロック」を撒いたり、「とぐろをまく」で火力・耐久・命中を上げてくるノココッチ、とくせい『どしょく』でじめん技を無効化してくるミミズズ、
じめん対策に「れいとうパンチ」を使ってくるパーモットと一筋縄ではいかないメンバーなので油断しないように。


シナリオクリア後の学校最強大会ではレベルが6(御三家のみ72で、それ以外は71)上がり更に手強くなる。
DLC前編後編クリア後はさらにレベルが8(御三家のみ80で、それ以外は79)上がるものの、何故かペパー、ボタンと併せて他の強化と比べて上がり幅が渋い(その3人以外は15程上がっている)為、レベル的には比較的組しやすくなっている。
どう見ても番外編でその3人メイン+実はブルーベリー学園の特別講師枠が3枠余ってるからそこでさらに伸びる前提にしか思えないのだが


ゼロの秘宝番外編での手持ち

ポケモン性別Lv.特性技構成備考
ルガルガン
(まひるのすがた)
86すなかきストーンエッジ
ドリルライナー
アクセルロック
ステルスロック
ヌメルゴン86そうしょくりゅうのはどう
だくりゅう
れいとうビーム
ヘドロばくだん
ジャラランガ86ぼうおんドレインパンチ
かみなりパンチ
じしん
ソウルビート
パーモット86ちくでんでんこうそうげき
インファイト
れいとうパンチ
でんこうせっか
アブリボン86りんぷんむしのさざめき
ムーンフォース
エナジーボール
サイコキネシス
最初にニャオハを選んだ場合
ウェーニバル
(テラスタイプ:かくとう)
87げきりゅうアクアステップ
かわらわり
アイススピナー
つばめがえし
ミロカロス86かちきなみのり
れいとうビーム
マッドショット
ドレインキッス
最初にホゲータを選んだ場合
マスカーニャ
(テラスタイプ:あく)
87しんりょくトリックフラワー
かみなりパンチ
シャドークロー
じゃれつく
ヨノワール86プレッシャーかげうち
かみなりパンチ
れいとうパンチ
じしん
最初にクワッスを選んだ場合
ラウドボーン
(テラスタイプ:ゴースト)
87もうかフレアソング
シャドーボール
だいちのちから
バークアウト

モモワロウに操られた状態でのバトル。ちょっと自我残ってそうだったけど
ノココッチとミミズズが外れ、ジャラランガが固定メンバーに入り、600族が2体となる。
他にもこちらが選んだ御三家によってメンバーが変わるが、キタカミの里で入手したポケモンも入っている。この短時間でよくそこまでレベル上げたなとか突っ込んではいけない*4
レベルも7(御三家のみ87で、それ以外は86)上がっているほか、何気に御三家のテラスタイプも第2タイプに変更されている。これにより、主人公の御三家に強いタイプになる点には気をつけられたし。
ちなみにキタカミの里到着直後に元ブルベリーグチャンピオンのスグリともバトルしたが、普通に勝利したとのこと。


ブルーベリー学園・強化版学校最強大会での手持ち

ポケモン性別Lv.特性技構成備考
ルガルガン
(まひるのすがた)
86すなかきストーンエッジ
じゃれつく
アクセルロック
ステルスロック
ジャラランガ86ぼうおんドレインパンチ
かみなりパンチ
じしん
ソウルビート
パーモット86ちくでんでんこうそうげき
インファイト
れいとうパンチ
マッハパンチ
アブリボン86りんぷんむしのさざめき
ムーンフォース
エナジーボール
サイコキネシス
最初にニャオハを選んだ場合
ジュナイパー86しんりょくリーフブレード
かげぬい
ダブルウイング
ふいうち
ウェーニバル
(テラスタイプ:かくとう)
87げきりゅうアクアステップ
かわらわり
トリプルアクセル
つばめがえし
ミロカロス86かちきなみのりbr()れいとうビーム
マッドショット
ドレインキッス
最初にホゲータを選んだ場合
ゴウカザル86もうかフレアドライブ
インファイト
ストーンエッジ
マッハパンチ
マスカーニャ
(テラスタイプ:あく)
87しんりょくトリックフラワー
じごくづき
かみなりパンチ
じゃれつく
ヨノワール86プレッシャーかげうち
かみなりパンチ
れいとうパンチ
じしん
最初にクワッスを選んだ場合
ゲッコウガ86げきりゅうみずしゅりけん
あくのはどう
れいとうビーム
くさむすび
ラウドボーン
(テラスタイプ:ゴースト)
87もうかフレアソング
シャドーボール
だいちのちから
みわくのボイス

番外編終了後にブルーベリー学園にて特別講師として呼んだ時の手持ち。学校最強大会での手持ちもこれに変化する。
ヌメルゴンが外れ、新たにテラリウムドームで入手したと思しき御三家(タイプは主人公が選んだものと同タイプのポケモン)が加わり、既存メンバーも技構成が若干変化している。
そしてさらに手持ち全員に努力値がしっかり振られるといったガチガチの強化が施される


ある程度交流すると結局主人公とのバトルでは一度も出さなかったパルデアケンタロス(コンバット種)を交換に出してくる。


同じく親が会社のお偉いさんであるブルベリーグ四天王のタロとはパーティで知り合ったらしく、彼女の父親にドレス姿でバトルを挑んだとのこと。



アニメ


目と目があったら! それはバトルの始まり! 早速戦ろう!!


出典:ポケットモンスター、10話『ネモとコルサと』、
2023年4月14日から放送中。
OLM、テレビ東京、MEDIANET、ShoPro、
©Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku ©Pokémon



ポケットモンスター(アニメ第8シリーズ)』の10話に初登場。
偶然であったリコロイがトレーナーと知るやいなや、「目と目があったらバトル!」と言いながら勝負を仕掛けて来た!
アニポケ世界では、そんなルールはサトシがカントーを旅していた頃から存在せず、当然リコロイは慌てて拒否した。
そもそもSVのパルデア地方では話しかけてバトル、がルールのため、いくらアニオリとはいえSVプレイヤーの視点では困惑しかねないものである。まさかパシオ帰りなのか…


アニメでもチャンピオンランクの一人であり、パルデア地方出身のリコがネモを知っていた頃からパルデアでは有名人のようだ。
また以前のジム巡りでコルサに挑んでいた関係で、リコたちがコルサを探していると聞くと彼のアトリエに案内し、彼がスランプである事を知ると元気づけるためにリコやロイと共に、町中のキマワリ集めを手伝った。
御三家がパートナー兼エースの原作ゲームと異なり、現時点(53話時点)では御三家を持っている描写は無く、パーモット以外の手持ちは不明。


■ポケットモンスターSPECIAL

ゲーム版と設定はほぼ同じ。男主人公・バイオレットとのバトルをお流れにされた後、女主人公・スカーレットと出会い、行動を共にする。バイオレットを「王子さま」、スカーレットを「レッティ」という愛称で呼んでいる。前作で御三家を没収されたホップとは異なり、水御三家のクワッスを与えられている。


尚、マイチェン主人公が出なくなった10章以降で、一つの地方に御三家が一組しかいない場合(イッシュは3組いるので例外)、3匹目の余った御三家はサブキャラに与える場合、男の子に与えられていたので(ハウ、マナブ)、三人目として余った御三家を与えられた女の子はネモが初である。


尚、サブキャラの女の子が御三家を持つのはイッシュのベル以来である(カロスのサナは原作では御三家持ちの友達だったが、ポケスペでは没収されてしまった為)。


9話でスカーレットから警戒されなくなり、女の友情フラグが立った(『ネモはバトルの事しか頭に無いので、人を騙すなんて器用な真似は出来ないから』という理由ではあるが)。


■Webアニメ『放課後のブレス』


『SV』本編の前日譚を描くwebアニメにも第1話から登場。
アカデミーの生徒にテラスタルを教えたり、オハラの演奏会に教師陣と参列する様子が描かれたりする程度と当初の出番は控えめ。


本格的にスポットが当たるのは第2話から。今作でも既にチャンピオンランクで、打倒ネモに燃えるアカデミーの生徒・アリキスに連勝中。
冒頭でもタイカイデンを使って彼のマスカーニャを一蹴し、その様子がホーマによって大々的に報道された。
ニュースを見た他の生徒が「ネモって子すごいね」や「だって天才だもん」と口にしていることから、すでに本編開始前の状況に至っているものと思われる。*5


アリキスとの再戦(6vs6のフルバトル)では、上記のタイカイデンを含め手持ち3体を失うものの、ゲーム本編のOP映像でも使用していたパルデアケンタロス(コンバット種)を繰り出すとそのままキョジオーンカラミンゴを倒し、彼の手持ちをあと1体まで追い詰める。
その後ピンチに駆けつけたマスカーニャを見て「強かった子」「君の相棒」と称するなど、彼女の記憶にも強く刻まれていることが窺える。
絆を取り戻した2人のテラスタルに応えるようにネモもケンタロスをかくとうタイプにテラスタルし、一進一退のバトルを繰り広げた。



ポケモンマスターズEX


何が 起きるか わからない!


だから 勝負は おもしろいの!


『SV』発売から8ヶ月半、パルデアからは一番乗りでパシオに上陸。『剣盾』や『アルセウス』のキャラが参戦するまで1年以上かかった事をふまえるとかなり異例の、それも主人公キャラを差し置いてのスピード参戦である。


バディはパーモットで、新ロール「スピード」を引っ提げて登場。
Bわざカウントを早めたり、シンクロ技「でんこうそうげき・迅」で次回味方全体わざゲージ消費0にしたりとバトルの回転率を上げるものがメイン。
「でんこうそうげき・迅」は素早さが上がってないと使えないが、「EXスピーダー」という一手で素早さを最大にするアイテムを持ってるため問題なし。
ついに道具もインフレです。カナラズアタール再来も近い……


上述の通りの人物だが、そんなネモにとって本作の舞台であるパシオはまさにパラダイス


具体的には

  • 自分と渡り合える強力なトレーナーがゴロゴロいる。
  • イッシュ地方のバトルガールと意気投合し、観衆にポケモンバトルの楽しさを伝えることに成功。
  • 彼女のために開催された大会で決勝まで勝ち進み、マジコスマサラトリオ相手に全力で戦い気持ちよく負ける*6
  • 飽くなき対戦欲に対し、ライヤーが主催者権限で各地方のチャンピオンを招集し当然ネモはその事に歓喜。

と、本編での鬱屈ぶりが嘘のような感じである。
また、本編で宝物を見つけた後の時間軸であるようで登場イベントでその事に言及したり、ポケモン情報局の公式Twitterではライバルの分までマジコスをおねだりする漫画が掲載された。*7


きみと雨上がりを


世界は きれいだった。


きみと 出会う前よりも、ずっと。


『ポケモンSV』1周年記念に公開されたオリジナルweb小説。*8
ネモが主人公に出会ってからの感情の起伏など、ゲーム内ではあまりフォーカスされなかった彼女の内面が掘り下げられる。
著者は代表作に響け! ユーフォニアムを持つ武田綾乃氏。
またこの小説を原案としたYOASOBIによるタイアップ曲、Biri-BiriのMVにも出演している。*9


余談

  • 名前の由来は花の「ネモフィラ」と思われる。「ネモ」という単語を含む他の植物として「アネモネ」があるが、
    スペイン・フランス語版のネモの名前がネモフィラ属の一種である瑠璃唐草を思わせる名前なのでネモフィラ説が濃厚。
    言うまでもないが、『ポケモン』キャラの命名則からしても某モビルスーツ関係ないセブンスターズのバクラザン家当主とも関係ないし、ヴェルヌの名作SF小説に登場する船長でもない。
    • ネモフィラの花言葉は「可憐」「あなたを許す」「どこでも成功」「清々しい心」など。
      文武両道かつ良識人な面に関しては確かに「どこでも成功」「清々しい心」と言える。前者はサブイベントでの発言を聞いた後だと少し皮肉ともとれるが。

  • 一方、ラテン語でネモは「誰でもない」という意味もある。
    • これに関してオーリム/フトゥー博士の名前がラテン語由来なので、発売前は両者に何らかの接点があるのではという考察が一部で存在した。結果的に接点は無かったものの、クリア後シナリオでのネモのサブイベントを考慮すると(偶然とは思われるが)やや意味深に思える。
    • 後にwebアニメ「放課後のブレス」に、ネモに何度も勝負を挑む生徒・アリキスが登場。彼の名はラテン語で「誰か」を意味することから、やはりこちらも名前の由来の一つなのかもしれない。

  • 何気に最初の手持ちから最終戦に至るまで1匹たりともリストラはしていない。つまり最終戦のガチ勝負に至っても彼女の手持ちは旅パということになる。
    ということは、未だ猶本気ではないのかと戦慄しかけるところだが、試合前後の彼女とのやり取りを見る限り、主人公とのバトルはこのパーティが全力でのチームである模様。
    • 道中で「ジムリーダー戦用に手持ちを調整している」「ポケモン20匹くらい鍛えながら応援してる」という発言を聞けることから、
      お披露目した以外のポケモンもいろいろ育てている模様。それを踏まえて、初期から構成しているパーティが主人公と戦うにふさわしいと選択している可能性は十分にある。
    • また、今回ネモはあくまで主人公と肩を並べるためにスタート地点に戻ったというだけなので、旅を開始した時点から計画的に旅パを構成していたのかもしれない。
      実際、将来600族となるヌメラを手持ちに加えたりもしている。

  • 上記の理由もあり、今作のライバル枠であるネモは、前作『ソード・シールド』で道中共に成長していったホップとはまた違った形のライバルとして描かれている。

  • また、そのバトル廃人っぷりや2周目を始めている点などから、ダンデとはまた違った形でプレイヤーをモチーフにしているのではないかという考察もある。
    実はネモも最終戦後に「めのまえがまっくらになった」を実際に行っている人2代目である。

  • そのバトルジャンキーっぷりに加えて主人公の成長を「実っていく」と表現する様から、
    HUNTER×HUNTERの登場人物であるヒソカ=モロウを想起するプレイヤーが多く、ネットではそれに因んだファンアートやコラ画像が幾つも出回っている。
    しかしながら両者の共通点といえばそれくらいであり、当然性格やスタンス、境遇は全く違う。
    その為この手のネタを嫌う人もいるのもまた事実であるので軽はずみな乱用は避けるべきだろう。

  • バグか仕様かは不明だが、チャンピオンロードの最終戦でネモに敗北しても所持金を取られることがなく、最寄りのポケモンセンターに戻されるだけとなっている。

  • 道中で「そこらへんのトレーナーを相手にしてくる」とランニング感覚でバトルを繰り返していることを明かしている。
    実際、野良トレーナーの中には「恐ろしく強い女の子に出会った」と漏らす者もいる。十中八九ならぬ十でネモのことと思われる。

  • 主人公に関しては基本的に肯定的で、ネモを拒否するような選択肢を出してもなんかプラス思考で早合点しがち。
    しかしそんな彼女も明らかに手を抜いたと分かる際には静かに怒ってくる。ネモにとって楽しいポケモン勝負に本気を出さない事は無礼に当たるのだろう。

  • ポケモンスケールワールドにおけるフィギュアの全高が8.6センチで、20分の1スケールであることから逆算すると、身長は約172センチ前後と推測される。


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*1 アカデミーには年配の学生が何人もいる中でである。彼女自身は主人公よりはやや年上と思われる。
*2 後に発表された「ポケモンスケールワールド」を参考にすれば、約172cm。
*3 最初から四天王クラスかそれ以上の力量があるとジムチャレンジ以前に学園の入学すら辞退する羽目になりうるのがポピーで証明されてしまっている
*4 それ以前にアブリボン以外どうやって捕まえたのかという疑問も残る(ジャラランガ→進化前のジャラコ・ジャランゴの生息地は操られたときに向かったキタカミセンターとは真逆の方向、ミロカロス→鬼が山山頂のてらす池まで行かないといけない。ヒンバスから捕まえて進化させたのなら交換を要するし、生息地がてらす池の洞窟から降りた先の湖で行くだけでもさらに面倒なため非現実的。ヨノワール→交換必要。そしてアブリボンに関しても遺伝技の「ムーンフォース」を覚えているのでピクニックで横遺伝させる必要がある)。
*5 ちなみにこのセリフの発言場所は原作においてネモが「っていうか 天才ってさ!がんばってるのに そんな言葉でまとめられるの 好きじゃないなー!」と発言した場所である。
*6 ただし向こうにも油断できない相手と認識された。ちなみにチームメイトはトウコとビート。
*7 https://x.com/poke_times/status/1689448996819841024?s=46&t=o1yV34Tyo2ivh-xj1EXSRQ
*8 https://novel-kimiame.pokemon.co.jp/
*9 https://youtu.be/shZyg5VFI1Y?si=RAN7TzUAvJOdFKt1

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