ヴィクトル・レズノフ

ページ名:ヴィクトル_レズノフ

登録日:2022/04/20 Wed 23:12:39
更新日:2024/06/18 Tue 13:35:21NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



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Ураウーラ!!!



ヴィクトル・レズノフとはCALL OF DUTYシリーズの登場人物である。
ブラックオプス系のシリーズに登場し、メインキャラクターとして活躍する『WaW』『BO』では物語の鍵を握る。
『WaW』ではソビエト編のナレーションも務め、『BO』の彼の回想シーンではプレイヤーが操作する。



<プロフィール>

  • 生誕地:ロシア・サンクトペテルブルク
  • 国籍:ソビエト連邦/白人
  • 生年月日:1913年4月20日
  • 年齢:53歳*1
  • 身長:180cm
  • 体格:屈強
  • 体重:91kg
  • 瞳の色:ブラウン
  • 髪の色:ブラウン

  • CV:ゲイリー・オールドマン(英語)
    CV:大塚芳忠(日本語吹き替え)


<人物の概要>
第一次世界大戦勃発の直前、1913年にロシア・サンクトペテルブルクで生を受ける。
第二次世界大戦が勃発した際にソビエト赤軍の兵士となり、大戦におけるヨーロッパ各地の戦いに身を投じた。
非常に屈強な肉体と精神を持ち、老いてもなお現役の特殊部隊員と遜色ない戦闘能力を見せる。


敵対する者や自身の障害となる者には一切容赦せず、例え武器を捨てて降伏した敵兵であろうと、数分前まで仲間だった裏切り者であろうと躊躇うことなく引き金を引く。
彼の父はバイオリンの奏者だったが、周囲の人々に希望を与える素晴らしい演奏はナチスにとって抵抗の象徴であり、寝ている間に喉を切り裂かれて惨殺された。
この父の惨い死を目にした経験がナチスに対する強い敵対心の礎になっている。
ただし憎きナチスであろうと敵を嬲り殺しにするようなことはせず、苦痛を与えずに死を与えるというスタンスを取っている。
劇中では「死の訪れ方は早いか遅いかの二択だ」「ディミトリは慈悲ある殺しの本質を理解している」と語り、死に対して彼なりの思想を持っている様子。


性格については主に頑固で怒りに満ちた面が強調され、怒鳴り声を上げるシーンは少なくない。しかし単なる脳筋ではなく、劇中ではディミトリに冷静に狙撃の心得を説く他、非常に頭の回る狡猾な部分に言及されることもある。
彼を分析したアメリカ軍の機密ファイルには「予測不可能な人物」「秘めた目的のために周囲の人間を巧妙に取り込んでいる」と記され、ウッズからは「策略ジジイ」と呼ばれている。



<作中の動向>
時系列順に記載する。ネタバレ注意。


─1942年─


  • Vendetta

9月17日 スターリングラード・ロシア
スターリングラードの戦いにて味方部隊が全滅した中で、自分と同じように死体に紛れて生き延びていた主人公のディミトリに出会う。
この時点ですでに右手を負傷し、右手の人差し指を失っていたので、持っていたスナイパーライフル(スコープ付きモシン・ナガン)をディミトリに託す。*2
ソ連各地で女子供も含めて虐殺していたナチスのアムゼル将軍を追跡し続け、彼を抹殺する機会を窺っていたようである。


ディミトリの狙撃によって窮地を脱した二人はアムゼルを追ってゴーストタウンと化したスターリングラードの町を行く。
道中で敵のスナイパーに狙撃されたが間一髪で回避し、ディミトリが狙撃して敵スナイパーを倒すための囮役を買って出る。敵スナイパー撃破後は屋内を進むが、外を通りかかったドイツ軍のパトロール隊に見つかってしまう。
火炎放射によって家屋が燃やされ、窓からの銃撃が降り注ぐ中で命からがら脱出するが、別のドイツ兵に発見されて大ピンチに。
万事休すと思われたが、運よく通りかかった味方部隊の銃撃でドイツ兵は射殺され、礼としてディミトリと共にアパートからの狙撃で彼らを援護射撃することになる。


味方部隊の掩護が済んだ後は再び建物内を移動し、アムゼルを狙撃する絶好のポイントへとディミトリを導く。
ディミトリがアムゼルの狙撃に成功した直後、砲撃を受けた彼らは建物から早急に撤退。道中では敵の追手をサブマシンガンのランボー撃ち乱射で一網打尽にし、窓から川へ飛び込んで追手から逃げ切った。



─1945年─


  • Blood & Iron

4月16日 ゼーロウ丘・ドイツ
ゼーロウ丘の戦いに参戦し、ディミトリとT34に搭乗。
ディミトリたちに指示を出してドイツの戦車や拠点を次々と破壊し、進軍していく。
一通り敵勢力を片付けた後は味方兵たちと列車に乗って移動。
列車に乗るときにディミトリの功績を称え、仲間たちの前で英雄と称していた。



  • Their land, Their blood

4月18日 ゼーロウ丘・ドイツ
ドイツ軍に囚われて捕虜となっていたディミトリを発見し、救出する。
ついてきていたチェルノフに瀕死のドイツ兵の始末を命じるが、チェルノフには「虫の息の彼らにとどめを刺す必要はありません」と拒否される。
その場でチェルノフをそれ以上咎めることは無かったが、「殺戮を楽しんでいるのか」と問われた際には「奴らがしてきたことのツケを払わせているだけだ」と主張。
ドイツ軍の戦車を4台破壊したディミトリには戦車に乗って休息を取る許可を与えるが、チェルノフに対しては厳しく接する。
一帯を制圧した際に、戦車の上に乗ってベルリンへの進軍を宣言し、味方の戦意高揚を促す。



  • Ring of Steel

4月23日 パンコウ・ドイツ
列車に乗ってディミトリたちと共にパンコウ地区へと進撃し、突撃の指揮を執る。
廃病院に侵入した際には「近距離での戦いになる」と言い、落ちていた散弾銃を持っていくことをディミトリに勧める。
廃病院制圧後は戦車隊に合流、共にベルリンへと進軍する。



  • Eviction

4月24日 ベルリン・ドイツ
味方のソ連兵がドイツ兵を囲んでいる場に遭遇。
怒りに任せてドイツ兵を射殺した味方に激怒するチェルノフに対し、「戦争はこうやって終わらせるものだ」冷静に諭す。
その後は建物内のドイツ兵を奇襲で排除し、外にいる味方部隊と合流するために地上階へと向かう。
道中、煙が充満している通路を通る際に小言を言う仲間たちにスターリングラードで燃える家屋の中を這いまわった経験を話し、何も言わず前進するディミトリを見習うように促す。


外に出て味方と合流した後もドイツ軍を交戦しつつ国会議事堂を目指す。
大通りの敵兵を一通り片付け、虫の息のドイツ兵も一人残らず始末していたところ、武器を捨てて降伏する三人のドイツ兵に遭遇する。
チェルノフは彼らを見逃そうとするが、「こいつらだけ報復の対象にならないとでも思っているのか」と問い、ディミトリに三人の処分を任せる。
その直後、爆撃が活発化したことにより、部隊を地下鉄へ避難するように誘導。そして地下鉄に防衛戦を引いていたドイツ兵と交戦することに。
地下鉄を進むが瓦礫で先に進むことができず、その付近にあった地上に繋がる扉をこじ開けようと試みる。ディミトリたちがドイツ兵と応戦している間に扉が開いたが、それと同時に地下鉄の天井まで覆うほどの濁流が流れ込み、ドイツ兵もろとも彼らをあっという間に飲み込んでしまった。



  • Heart of the Reach

4月30日 国会議事堂・ベルリン・ドイツ
水没させられた地下鉄からディミトリを引きずり出して共に戦線復帰。
手帳に戦争を記録していたチェルノフに「こんなもの誰も読まないぞ」と激怒し、「戦う気が無いならせめて祖国のために死ね」と旗手に任命する。
政治将校からの指示を受けた後、迫撃砲を破壊するために爆弾を設置するディミトリを援護しつつ国会議事堂への道を切り開いていく。
そしてディミトリや仲間たちと何重にも張り巡らされた最終防衛ラインを次々突破し、ついに国会議事堂へとたどり着く。
しかし、国会議事堂の入り口で待ち伏せていた火炎放射兵により、チェルノフは全身を焼かれる重傷を負い、程なくして息を引き取る。
「これは誰かが読むべきだ」と奇跡的に焼失しなかった彼の手帳を回収し、国会議事堂に突入する。



  • Downfall

4月30日 国会議事堂・ベルリン・ドイツ
チェルノフの手帳の一部を読み、ここまで生き残った仲間たちを鼓舞して最後の戦いに臨む。
二階の会議場ではディミトリを連れて中三階のバルコニーへ上り、上方から防衛線の弱体化を図る。会議場制圧後、屋上への扉を塞ぐSS兵をなぎ倒し、更に上階へと向かう。
続く最上階の吹き抜けの戦いを制し、ソビエトの国旗を掲揚するため、死亡した旗手に変わって旗を携えたディミトリと最上階のバルコニーへと進む。だが生き延びていたSSの兵士にディミトリが撃たれてしまう。
いち早く彼の元に駆け付けてSS兵を鉈で滅多切りにして惨殺、ディミトリに肩を貸して立ち上がらせる。
そしてナチスの旗を切り落とし、ディミトリの国家掲揚に立ち会う。


Reznov:Things will change, my friend.


Reznov:As heroes we will return to Russia's embrace…



  • PROJECT NOVA

10月29日 北極圏
第二次世界大戦終結後、表向きには祖国へ凱旋したとされているが、実はディミトリと北極圏某所における極秘任務に参加していた。
目的は化学兵器「ノヴァ6」を手土産にソビエトへの亡命を望んでいるナチスの科学者の生き残り、フリードリヒ・シュタイナーの確保である。
作戦を指揮するドラゴヴィッチとその右腕のクラフチェンコに対して疑心を持ちながらも、ナチスの残党を片付けてシュタイナーの捜索を行う。
敵を退けつつ無事にシュタイナーを発見・確保したレズノフだったが、シュタイナーが目の奥に野心を秘めていることやドラゴヴィッチと旧知の仲であるかのように振舞う姿を見て、より一層彼らへの不信感を強めていく。


そしてシュタイナーの案内でノヴァ6が保管されている貨物船までたどり着いた一行。そこでドラゴヴィッチは本性を現し、ノヴァ6の実験を行うついでに目の上のタンコブを消すため、レズノフと親しい仲間たちを取り押さえて2つの密室に押し込んだ。
ディミトリと数人の仲間が入れられた密室にノヴァ6が散布され、ノヴァ6の毒ガスに触れた彼らは数秒でゾンビのように腐食して死んでいった。無二の親友であるディミトリが無残に死にゆく姿を眺めることしかできなかった。


次にレズノフが入れられた密室にノヴァ6が散布される直前、イギリス軍コマンドー部隊が乱入。どうやら西側諸国もノヴァ6を嗅ぎつけてここまでやってきたようである。
ドラゴヴィッチ、クラフチェンコ、シュタイナーの三人はとっくに逃げており、残っていたソ連兵とレズノフ達だけがイギリス軍の襲撃に晒された。
イギリス軍の乱入によって部屋の扉が破壊されたことにより、レズノフは仲間二人を連れて運良く脱出。
貨物船から逃げる直前、船内に残っていた不発弾に爆弾を仕掛けておいたおかげで船内に残っていた分のノヴァ6は北極圏の海へと沈んでいった。
その後も逃亡を続けたレズノフだったが、最終的にドラゴヴィッチ一派に捕らえられ、ヴォルクタの収容所に送られた。



─1945~1963年─


ヴォルクタに送られてから再教育という名の厳しい矯正や懲罰を受け続けたが、断固として意志が折れることは無く、むしろドラゴヴィッチたちへの復讐心を強める結果になった。
そして、ドラゴヴィッチの策略に嵌ってヴォルクタに送られたメイソンに出会う。
最初は対立していた二人だったが、次第に意気投合してヴォルクタからの脱獄を計画する。
脱獄決行までの期間に終戦後の北極圏での任務のこと、ノヴァ6のこと、ドラゴヴィッチたちを抹殺しなければならないことをメイソンに話した。



─1963年─


  • VORKUTA

10月6日 ヴォルクタ・ソビエト連邦
囚人たちが一丸となり、ヴォルクタを焼き尽くす大脱獄計画をついに開始する。


第一歩目:鍵を手に入れろ
収容所各地で乱闘騒ぎを起こし、看守をおびき寄せると同時に収容所全体に注意を散らせる。
そして駆け付けた少人数の看守を殴り倒して鍵を確保、囚人を次々に解放していく。
レズノフはメイソンと殴り合いを演じ、計画通り鍵の確保に成功。地上に繋がっている貨物リフトへの道中で巨漢の囚人セルゲイと合流して次々と味方の囚人の数を増やしていく。


第二歩目:暗闇からの脱出
貨物リフトに乗り込んで地上階へ到達すると、拳銃を持った看守に足止めされている現場に出くわす。
セルゲイがリフトで拾ったピッケルで看守を串刺しにして倒し、メイソンが拳銃を確保する。
ここから外へ出る扉を開ければ即座に看守の射線に入ってしまうことを予め知っていたメイソンは、皆を止めないのかとレズノフに問う。
それに対し「犠牲無くして勝利は得られない」「ロシアの民はそれを誰よりも知っている」と返す。
そして大勢の囚人たちが命がけで外部に出る扉を開くが、正面の監視塔からの機銃掃射で全滅してしまう。


第三歩目:烈火の攻撃を
レズノフ・メイソン・セルゲイの三人は機銃掃射の合間を縫ってトロッコの影に飛び込む。
レズノフとセルゲイは盾代わりのトロッコを押し進め、銃を持ってトロッコの後ろに隠れているメイソンに襲ってくる看守の位置を知らせる役目を担う。
監視塔に近くまでたどり着いたところで、同じようにトロッコを盾に進行していた他の囚人グループが巨大な手製のスリングショットを使用。
ガラクタを集めて作ったパチンコ玉は巨大な火球となって監視塔を破壊した。


第四歩目:囲いを開け放て
武器保管庫がある建物にたどり着いた一行。セルゲイが武器保管庫の扉をタックルで壊している間に、レズノフは監獄内の放送を利用して収容所各地の囚人たちに発破をかける。
メイソンがスリングショットを使って他の監視塔を破壊し終えた頃に武器保管庫の扉が開き、囚人たちは各々銃を手に取る。


第五歩目:空飛ぶ獣を串刺しに
看守たちも各々武器を手にして体制を立て直し、暴動を起こした囚人の鎮圧を開始する。
銃を手に入れたレズノフ・メイソンらも囚人に加勢し、ヴォルクタ収容所内はあっという間に戦場と化した。
するとレズノフが想定していた通り、看守たちは武装ヘリを使って囚人たちを次々に蹴散らしていく。
武装ヘリ対策として用意しておいたハープーンガンを持っている囚人の元までメイソンを援護し、メイソンの活躍によって武装ヘリを撃破した。


第六歩目:鉄の拳を挙げろ
ヘリ撃破後、目的のものがある場所へ向かうため、メイソンを連れて建物へと突入するレズノフ。
囚人たちの目的を察した看守たちはゲートを封鎖し、囚人の動きを抑制しようと試みる。
保安室まであと一歩のところでゲートが封鎖されてしまうと思われたが、別行動をしていたセルゲイがどこからともなく現れ、怪力でゲートの封鎖をギリギリで阻止する。
セルゲイが作った僅かな隙間をくぐり抜けてゲートを突破したメイソンだったが、直後にセルゲイは射殺されてしまう。
保安室に乗り込んだメイソンがゲートを開錠したことによってレズノフら他の囚人もなだれ込んでメイソンに加勢。看守を退けながら倉庫に行き、ガスバーナーを確保する。


第七歩目:奴らに地獄を
囚人たちが看守を押さえている間にレズノフが武器保管庫をガスバーナーで開錠し、ついに切り札であるデスマシーン(携行型ミニガン)がメイソンの手に渡った。
デスマシーンを手に無双するメイソンにレズノフや囚人たちも続き大暴れ。手当たり次第に監獄を破壊し、看守たちを蹴散らしていく。
このまま収容所は炎に包まれると思われたが、看守たちもただやられるだけの間抜けではなく、催涙ガスを散布して勢いづいていた囚人たちを一網打尽にする。
レズノフだけは運よくガスを吸い込まなかったので、動けなくなったメイソンを何とか救出して最後の目的地に向かう。


第八歩目:そして自由に
最後の目的地である格納庫に身を隠した二人。メイソンが目を覚ましたのを確認し、ついに計画の最終段階に入る。
格納庫に置かれていたバイクに乗り、一気に収容所の外まで駆け抜けていく。そして付近の線路を貨物列車が走っていくのを確認する。この列車に飛び乗ってそのまま看守の追手を振り切れば自由の身になれるのだ。
看守たちも彼らを逃がすまいとバイクや武装トラックに乗り込んで二人を追う。
たまたま孤立していた一台の武装トラックを乗っ取り、レズノフは運転を、メイソンは機銃手をそれぞれ担当する。
線路と道路が最も近づくポイントでレズノフはメイソンに列車にジャンプして飛びつくように指示する。
そしてメイソンが列車にしがみついたのを見届け、一人武装トラックを駆り看守の猛追を一身に受けながら走り続けるレズノフ。メイソンを自由へ解き放つため、自ら囮となったのだった。


レズノフ:行け!メイソン!行け!!


メイソン:あんたの番だ!来い!


メイソン:8歩めだ、レズノフ──自由だぞ!


レズノフ:この自由は…お前のものだ…


メイソン:レズノフ!!



─1968年─


  • THE DEFECTOR

2月2日 フエ市・ベトナム
ベトナムのフエ市で亡命者を救出しに来たメイソンたち。しかし亡命者の隠れ家はすでにベトナム軍に襲撃され、もぬけの殻になっていた。


ウッズたちと手分けして屋内を捜索していた最中,隠れていた敵兵の奇襲を受けるメイソンだったが,そこで彼を助けたのはなんとレズノフであった。


レズノフが言うには,メイソンとは別ルートでヴォルクタから脱出した彼は,ドラゴヴィッチ一派を中心にソ連が西側諸国への攻撃を企てていることをアメリカ政府に警告するために亡命したという。
そう,レズノフが亡命者の正体だったのだ。
機密情報が入ったファイルをメイソンに渡し,その後はメイソンと共にウッズたちと合流して武器を取ってアメリカ軍に加勢する。
途中で敵の攻撃に巻き込まれてウッズたちとはぐれてしまうが,メイソンと協力して対空砲を破壊し,アメリカ軍の迎えのボートに乗ってフエ市からの脱出に成功した。



  • VITTOR CHARLIE

2月8日 ベトナム
ベトコンに堕とされて水没したヘリからメイソンとウッズを救出する。
ウッズの戦いぶりを見て「実に有能だ」と高く評価。彼らとベトコンを退けた後は単独で別行動を取り,高台からクラフチェンコの拠点を探すために深いジャングルの中へと姿を消す。
そしてメイソンたちアメリカ勢がクラフチェンコの拠点に繋がる洞窟の入り口を発見し,そのまま洞窟に潜入したメイソンとスイフトの前に姿を現す。
暗い洞窟の中で当然目の前に現れたので,メイソンも「撃つところだった」と驚きを隠せないでいた。
二人の前に姿を現した直後,別ルートから探索を試みると言い残して再び洞窟の暗闇に姿を消す。
レズノフがいなくなった後,メイソンに対して「お前どうしちまったんだ?」などと訳の分からないことを言って気を抜いていたスイフトは,暗闇から奇襲してきたベトコンに反応できずに殺害されてしまった。


洞窟内の開けた空間でメイソンと合流したときに,道中でスイフトが戦死したことを聞く。
「スイフトの死を悲しんでいる場合ではない」とメイソンに言い,ここからは二人でクラフチェンコの拠点に向かうことに。
道中,暗闇から襲い掛かってくるベトコンの攻撃を軽くいなすなど熟練の兵士の実力を見せつけ,ついにメイソンとクラフチェンコの拠点にたどり着く。
だがそこはノヴァ6の実験記録が残されているだけで,すでにもぬけの殻であった。しかもクラフチェンコが爆弾を仕掛けており,洞窟が崩壊し始める。
出口までの穴を掘るメイソンの後を追い,救助に駆け付けたウッズたちのヘリに乗り込んで脱出した。



  • CRASH SITE

2月11日 ラオス
ノヴァ6を積んでいると目される輸送機が墜落した現場に向かうメイソンたちに同行。ボートに乗って共に川を行く。
ボート上では特に何もしておらず,メイソンに敵の位置などの指示を出していた。
手が空いてるなら操縦と機銃手の両方を一人でやっているメイソンを手伝ってやれよ。


輸送機の墜落現場付近にたどり着いた一行は徒歩に切り替え,ロシア軍と交戦しつつ現場に足を運ぶ。
墜落した輸送機の残骸を発見し,メイソン・ウッズ・ボウマンが積み荷を調べている間は出入口に陣取って背後を警戒。
しかし敵のハインドの攻撃によって彼らが中にいた墜落した輸送機は崖から落下し,ドラゴヴィッチたちに捕らえられてしまう。



  • PAYBACK

2月19日 ラオス
クラフチェンコの拠点に他のアメリカ軍兵士と同様に囚われていたが,ハインドに乗ってここまでたどり着いたメイソンとウッズに救出される。
他のアメリカ兵捕虜と同じく落ちていた銃を手に取り,クラフチェンコの元へと急ぐ。
クラフチェンコが立て籠もっている部屋にメイソンとウッズが突入するが,クラフチェンコの想定外の反撃に合い,二人がかりでもなかなか決定打を決められない。
だがウッズが一瞬の不意を突いてナイフを突き刺すが,クラフチェンコは死の間際に体に巻き付けていた大量の手榴弾のピンを一気に引き抜き,もろとも自爆しようと試みる。


ウッズがクラフチェンコを抱えたまま窓から外へ飛び降りたことでメイソンは生き延び,遅れてやってきたレズノフはクラフチェンコが死んだことを告げる。



  • REBIRTH

2月23日 リバース島(ボズロジェーニエ島)・ソ連領内
メイソンと二人だけでシュタイナーが潜伏しているリバース島に潜入。
敵のパトロール隊を回避しつつ,シュタイナーを保護しに来たハドソンたちアメリカ軍よりも先に研究施設に到達し,シュタイナーの部屋へと突入した。


自分を殺せばノヴァ6の散布を止められない,と自身の立場を盾に命乞いをするシュタイナーの戯言には耳を貸さず,脳天に銃口を向ける。


レズノフ:私は,ヴィクトル・レズノフ!


レズノフ:そしてこれが,私の,復讐だ!


長年にわたって追いかけていた友の仇に自らの手で引導を渡し,ついに復讐を果たしたのだった。



  • REVELATIONS

2月25日

実は彼はヴォルクタでメイソンを生かすために囮になった際に死亡している。
当然ヴォルクタから脱走してメイソンと共に戦っていたという事実など無く、メイソンが見ていた彼の姿や声は全てメイソンの想像の産物だったのである。


ドラゴヴィッチはメイソンの頭に数列を叩き込み、この数列による洗脳で大統領暗殺の実行犯に仕立て上げる予定だった。
しかしレズノフがメイソンと接触し、ドラゴヴィッチたちへの敵対心を強めるような洗脳を施した。更に友情を築いたことも重なり、数列にも影響が生じた。
この数列が完璧に機能しなくなったおかげで、メイソンはケネディ大統領に対面した際に銃口を向ける幻覚を見るだけで済んだ。
しかし、レズノフの洗脳や友情の影響が強すぎたのか、彼の幻覚が度々現れていたのである。


ちなみにフエ市で落ち合う予定だった亡命者はレズノフとは全く関係ない人物であり、その人物は普通にベトナムに殺害されている。


劇中ではレズノフの言葉に対してメイソン以外の仲間達が一切反応しておらず(※)、(幻覚の)レズノフと会話をするメイソンの様子を見たスイフトの反応など度々伏線が張られている。
他にも仲間を一定回数誤射するとゲームオーバーになるが、ヴォルクタ以降のレズノフは何度撃ってもゲームオーバーにならないなど、ゲームのシステムにも伏線が仕込まれている。


一度だけボウマンがレズノフの「感じる…クラフチェンコは近くにいる」という台詞に反応しているシーンがあるが、おそらくシュタイナーを射殺したときのようにメイソンがレズノフになりきって発した言葉と考えられる。


更に、ミッション開始時に表記される司令の記録にも隠しメッセージがある。
ここにはフォネティックコードが書かれているが、これを最初のミッション「OPERATION40」からレズノフの真実が明かされるミッション「REVELATIONS」まで全て並べてみると以下のようになる(「WMD」と「REBIRTH」は二回表示される)。
XREZNOVXXISXDEAD

XREZNOVXXISXDEAD



─1986年─


  • OLD WOUNDS

9月5日 コースト州・アフガニスタン
実は生き延びていたクラフチェンコにアフガニスタンで遭遇したメイソンは、再び彼の言葉を思い出す。
プレイヤーの選択次第でメイソンは言葉に従うか抵抗するか、ストーリーが分岐する。


だがメイソンたちがムッラ・ラフマーンの裏切りに合い,手足を縛られて砂漠に放置された際に彼らの前に突如姿を現す。
仲間と共にメイソンたちを発見し,何も言わず救助したが,その後はすぐにどこかへと姿を消してしまう。それ以降は物語に関わることは無い。

メイソンはレズノフが救助してくれたと信じているようだが、BOの終盤で明かされた通り、彼はすでに死んでいる。
メイソン一行を救助した老人には、レズノフが失ったはずの右手の人差し指があることがはっきりと見えることから、少なくとも彼らを救出した老人は全くの別人であると断言できる。
ウッズも「もし本当に奴が生きていたならば、何故何も言わずにメイソンの元を去ったのか」と、レズノフ生存説に対して懐疑的な立場を取っている。


 




メイソン。私にできなかったことをお前は成し遂げた。
…だから生きろ。そして多くを成し遂げるのだ…



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  • ほぼ立ち消えになったがBOの暗号解読ではレズノフが生きてるんじゃ無いか?と思わせる様な情報があったりする -- 名無しさん (2022-04-21 00:08:32)
  • オールマストダーイ!BOもリマスター版出してくれないかなぁ… -- 名無しさん (2022-04-21 08:14:39)
  • 記事の情報が中途半端だ ↑2の暗号で明かされるREZNOV IS DEADの続きの死体が見つかってない件をどうして書かない? BO2の時は近くにクラフチェンコもいたことだしレズノフが来てても不思議な状況ではない -- 名無しさん (2023-05-01 16:33:36)
  • ↑レッツ編集 -- 名無しさん (2023-05-21 08:37:27)

#comment

*1 1966年6月6日時点
*2 ちなみに彼はその後、その辺に落ちていた[[PPSh-41]]を拾い、以降は終戦まで使用している

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