THE BATMAN -ザ・バットマン-

ページ名:THE BATMAN -ザ_バットマン-

登録日:2022/03/18 Fri 20:01:46
更新日:2024/06/18 Tue 11:42:17NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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映画 洋画 アメコミ dcコミックス バットマン ワーナー・ブラザース マット・リーヴス ロバート・パティンソン コリン・ファレル アンディ・サーキス バリー・コーガン リドラー キャットウーマン ペンギン マフィア 麻薬 ゴッサムシティ 劇場型犯罪 なぞなぞ 連続殺人 櫻井孝宏 ファイルーズあい 石田彰 ノワール 狂気 探偵 洪水 親の因果が子に報う ヴィジランテ 腐敗 賄賂 豪華声優陣 佐藤隆太 ノブ ゾーイ・クラヴィッツ 住みたくない街no.1 名作 ザ・バットマン ポール・ダノ ジェフリー・ライト






UNMASK THE TRUTH




マスクに隠された「嘘」を暴け。




『ジョーカー』の衝撃を超える、最高危険度の謎解きサスペンスアクション
























『THE BATMAN -ザ・バットマン-』とは、2022年公開の米映画。
DCコミックス社のコミックヒーロー「バットマン」の4度目のリブート作品*1である。
監督は『クローバーフィールド/HAKAISHA』『猿の惑星:新世紀』『猿の惑星:聖戦記』のマット・リーヴス。



概要

今作は当時同時に進行していた『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』に代表されるDC Extended Universe/DCフィルムズ・ユニバースのバットマン(演:ベン・アフレック)とは無関係であり、完全オリジナルの世界観での単独作品として製作された。
なお、当初はDCFUの世界観でのバットマンのオリジン映画として企画されていたが、ユニバースの最初の集大成となるはずだった『ジャスティス・リーグ』は制作上の紆余曲折を経て完成した劇場公開版が興行・批評共に振るわず、
その後のDC映画の製作方針の見直しや、監督・主演を務める予定だったベン・アフレックの降板により断念され、全く新しい世界観で製作されることとなった。
また、日本版劇場予告編や上記に記載の日本版本ポスタービジュアルのキャッチコピーにもあるように、同じダークテイストの世界観として『ジョーカー』が宣伝等で引き合いに出されることも多いが、こちらとも無関係の作品である。


今作で描かれるのは、過去のバットマンシリーズの中でもトップクラスに陰鬱なゴッサム・シティであり、犯罪が蔓延るだけでなく、政治・警察・富裕層は腐敗しきっている。
そうした雰囲気が終始徹底しており、全体を通してダークかつ爽快感皆無なストーリー、更には画面も暗いシーンが多く、「『ダークナイト』がエンタメ映画に見える」ともっぱらの評判。
そして、ヒーローであるはずのブルース・ウェイン/バットマンも、バットマンとなって2年目の非常に精神の鬱屈した青年として描かれている。
これまでの高貴さと狂気の絶妙なバランスで描かれたものとは打って変わり、繊細さと執念深さに全振りした新しいバットマン像を打ち出した。


そんなブルース・ウェイン/バットマンを演じるのは『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のセドリック・ディゴリーや『トワイライト』シリーズのエドワード・カレン、『TENET テネット』のニールなど、数々の人気作の重要人物を演じたロバート・パティンソン。
見ているこちらが心配になってくるレベルで不健康かつ荒々しいブルースに観客も冷や冷やさせられる。
対するヴィランであるリドラー役として、『リトル・ミス・サンシャイン』『プリズナーズ』『スイス・アーミー・マン』のポール・ダノ。「普通の男」に潜む狂気を存分に演じ切っている。
他にお馴染みのキャラクターとして、セリーナ・カイル/キャットウーマンに『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』で重要キャラを演じ、『レゴバットマン ザ・ムービー』でキャットウーマンの声を担当したゾーイ・クラヴィッツ、
アルフレッド・ペニーワースに『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラムやマット・リーブスも関わったリブート版『猿の惑星』シリーズのシーザーなどのモーションキャプチャで知られるアンディ・サーキス、ジェームズ・ゴードンにダニエル・クレイグ版『007』シリーズのジェフリー・ライト、
オズワルド・コブルポット/ペンギンに『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『ダンボ』のコリン・ファレルがキャスティングされた。
さらには『ビッグ・リボウスキ』『トランスフォーマー』シリーズのジョン・タトゥーロ、『ジャーヘッド』『グリーン・ランタン』『マグニフィセント・セブン』のピーター・サースガードも名を連ねている。


上映時間は175分と、アメコミ映画の中では『アベンジャーズ/エンドゲーム』や『バットマン vs スーパーマン』アルティメット・エディションに匹敵するほどの長尺となっている。
ストーリーは『バットマン:アースワン』や『バットマン:ゼロイヤー』、『バットマン:ロング・ハロウィーン』などからの影響が見られ、これらの作品と見比べるのも興味深い。


関連作品として前日談の小説の他、リドラー役のポール・ダノ自らが脚本を手掛けたコミック『The Riddler: Year One』が存在。
また本作の脚本家の1人、マットソン・トムリンによるコミック『バットマン:インポスター』は世界観こそ共通ではないものの、本作の雰囲気や作成中に得たアイディアが盛り込まれている。


続編の公開は2026年に予定され、それに伴い他のDC映画との区分として『DCエルスワールド』の名が与えられた。
またいくつかのスピンオフも企画され、ペンギンを主役にしたドラマが製作中。



ストーリー

略奪、麻薬、殺人……そんなあらゆる犯罪でごった返した街、ゴッサム・シティ。
弱者は踏み躙られ、力を手にしたギャングが我が物顔で跋扈する街の住民にもはや希望は見えていなかった。
ただ一人、父の教えを守り、悪の撲滅という執念に取り憑かれた大富豪ブルース・ウェインを除いて。
彼は街を救おうとし、最後は強盗に撃ち殺された両親の意思を継いで、街の悪を密かに成敗するヴィジランテ「バットマン」として活動していた。
昼は大企業の主、夜は自警団員としての二重生活を送る彼は、街の暗部に触れるにつれて徐々に心を病んでいった。


そして、ブルースがバットマンとして活動してから2年目。ゴッサム・シティの市長が何者かに惨殺されるという事件が発生。
現場には「なぞなぞ」のような文章と暗号の地図、そして「バットマンへ」というメッセージカードが置かれていた。
バットマンと彼に協力的な刑事・ゴードンがなぞなぞを解いた結果、明るみになる市長の醜聞。
ブルースは取り憑かれたように謎の犯罪者「リドラー」の犯行の解明に没頭するが、その後も次々と街の権力者が殺され、その度にバットマン宛のメッセージが残される。


やがて明らかになるゴッサム上層部とマフィアの知られざる関係、そしてブルースの父に関する秘密。


「バットマン」として課せられた「嘘」とそれを揺ゆがせる「真実」を前にして、ブルースは何を選ぶのか……



登場人物

  • ブルース・ウェイン/バットマン

演:ロバート・パティンソン/吹き替え:櫻井孝宏
大財閥の当主とヴィジランテの二つの顔を持つ男。
幼い頃に両親を強盗に殺されて以来、正しい心を持つ父の教えを守るためと、ゴッサムの悪を撲滅するため、腐敗した街の恐怖の象徴になることを決意。
格闘術とウェイン産業の技術を駆使した蝙蝠のヴィジランテ「バットマン」として悪党に恐れられ、荒々しい手段によって警察からは煙たがられていた。
しかし、決して悪党は殺さない主義。
そうした生活を続けていたため生活のクオリティは格段に落ち込み、表の顔としての振る舞いがぞんざいになり、人を寄せ付けない鬱屈な性格となってしまった。
リドラーの起こした殺人事件を調査するうちにそれにのめり込み、ますます狂気の淵に陥る。
そして父の「嘘」が明らかとなり、自身の存在意義を問うことになるのだが……


  • リドラー

演:ポール・ダノ/吹き替え:石田彰
ゴッサムの権力者ばかりを次々と殺害する連続殺人鬼。
現場に警察やバットマンへの挑戦状と称した「なぞなぞ」を残すことからその名が付いた。
警察のみならず、SNSや動画配信サイトにも挑発動画をばら撒き、権力に不満を持つ者からは救世主のように持て囃されている。
被害者の持つ「嘘」を暴き、ゴッサムの秩序を崩壊させようとしているが、その正体は……?

本名はエドワード・ナッシュトン*2
公認会計士であり、ウェイン産業にも会計の仕事で出入りしていた。
元は孤児であり、トーマス・ウェインの再開発計画に将来の希望を抱いていたが、彼のマフィアとの癒着が原因で殺されたことに失望。
欺瞞に満ちたゴッサムの権力者へ復讐し、バットマンに一泡吹かせるべく街を混沌の渦に叩き込もうとした。
精神年齢は幼く、思い通りにいかないと駄々をこねるなど子供っぽい部分もあるが、その頭脳は紛れもなく天才であり、ゴッサムの腐敗の原因やバットマンの正体などに独自の調査で辿り着き、劇中の殆どの犯行を成功させている。


演:ゾーイ・クラヴィッツ/吹き替え:ファイルーズあい
ペンギンの経営するクラブのホステスにして、権力者ばかりを狙う泥棒の女性。
ゴッサム・シティを毛嫌いしており、いつか街を出て自由になることを夢見ている。
市長の家に忍び込んだところをバットマンと鉢合わせし、更に恋人のアニカが何者かに攫われ、彼女を見つけるためにもバットマンの捜査に協力する。
しかし、客の権力者とマフィアの関係を知りたいバットマンとは裏腹にアニカの行方に執心しているため、バットマンとは衝突することも多いが、彼の謎に満ちた素性が気になっている。
ファルコーネに妙な距離感で近寄られているが、彼を忌み嫌っている。

実はファルコーネの実の娘。
ホステスだった母親を無理矢理孕ませて産まれた子供で、母親はファルコーネによって殺されてしまった。
そのため、実父であるファルコーネを憎んでおり、復讐を望んでいたが……


  • アルフレッド・ペニーワース

演:アンディ・サーキス/吹き替え:相沢まさき
ブルースの執事。元英国特殊部隊員で腕っぷしは強い。
主人に忠誠を誓っており、バットマンとしての活動にのめり込む彼に苦言を呈しつつも、ヴィジランテとしての主人もサポートする。
ブルースが幼い頃から彼の面倒を見ており、無論父トーマスの全てを知っている。
ブルースの不在中、リドラーの手によって送られた爆弾で重傷を負ってしまう。


  • ジェームズ・ゴードン

演:ジェフリー・ライト/吹き替え:辻親八
ゴッサム市警の警部補。バットマンを危険人物扱いする警察の中で、唯一彼に味方する人物。
バットサインの点灯を担当し、必要とあらばバットマンを呼び出すことが出来る。
腐敗しきったゴッサムの中でも随一の高潔さを持つ警官であり、バットマンからの信頼も厚く、正体を知らないが自身も彼を信頼している。
リドラーの事件をバットマンと共に追うが、事件の渦中にバットマンが巻き込まれ、容疑者にされてしまう中でも命令違反覚悟で彼と行動を共にする。


  • オズワルド“オズ”・コブルポット/ペンギン

演:コリン・ファレル/吹き替え:金田明夫
カーマイン・ファルコーネの右腕的存在であり、ゴッサムの中でも札付きのギャング。
普段はクラブを経営しているが、裏では麻薬「ドロップ」を流して人々を堕落させている。
性格は狡猾な野心家であり、忠実のように見えるファルコーネに対しても下剋上を狙っている。
バットマンの存在を煙たがっており、捜査する彼を始末しようとしたが、執念により情報を話す羽目になる。


デアデビル』以来となるヒーロー映画のヴィランを演じたコリン・ファレルだが、
特殊メイクにより別人といっていいほどに本人の面影が殆ど無く、一部の共演者は初対面で気付けず後で驚いたというエピソードも。
コリンの出演を知らずに映画を観た観客がスタッフロールで名前を見て驚いた例も多かったとか。


  • カーマイン・ファルコーネ

演:ジョン・タトゥーロ/吹き替え:千葉繁
ゴッサムを牛耳るマフィアのボス。
一見紳士的だが素性は冷酷非情な悪党そのものであり、数々の悪事に平気で手を染めている。
ブルースに対して妙に優しく、彼を幼い頃から知っているように振る舞う。

実はかつてトーマス・ウェインに命を救われており、彼に大きな貸しを作っていた。
そして市長選を目前に控えたトーマスの頼みと目障りなマローニへのけん制のために、トーマスの妻マーサの過去を知りマローニとのつながりを持つ記者を殺害した。更にはそれを警察に自供しようとしたウェイン夫妻を殺すよう強盗を差し向けた可能性も語られている。
そのためにブルースには馴れ馴れしく振る舞い、「自分と同類」とまで言っていた。
自分が孕ませたセリーナの母だけでなく彼女の恋人アニカをも口封じで殺し、彼女から激しい恨みを買われていた。


  • ウィリアム・ケンジー

演:ピーター・マクドナルド/吹き替え:北田理道
ファルコーネのボディガード。
その正体はゴッサム市警の警官であり、「裏の仕事」を担当している。


  • サルバトーレ・マローニ

ファルコーネと肩を並べていたゴッサムのマフィア。
市の警察を総動員した一斉捜査によってドロップの製造工場と共に検挙され、逮捕された。

実は警察や市の権力者と裏で通じていたファルコーネによってスケープゴートとして売られており、逮捕劇は茶番に過ぎなかった。


  • ベラ・リアル

演:ジェイミー・ローソン/吹き替え:村中知
ゴッサム・シティの次期市長候補の女性。
悪が蔓延るゴッサムの改革をマニフェストに掲げており、高潔な精神を以てして成し遂げようとする今作最大の良心。
そのためにも、街一番の大富豪であるブルースにも協力を仰いでいる。
如何なる非常事態に対しても市民の安全を優先する、まさしく街の希望のような存在である。


  • マッケンジー・ボック

演:コン・オニール/吹き替え:姫野惠二
ゴッサム市警の署長。
リドラー事件で何度も標的にされていたバットマンとリドラーとの関係性を疑い、彼を容疑者扱いする。
無論、彼もまた腐敗に関与した人間の一人である。


  • ドン・ミッチェルJr.

演:ルパート・ヘンリー=ジョーンズ/吹き替え:佐藤隆太
ゴッサム・シティの現市長。
次期当選を目指して選挙活動を行っていたが、根っからの保守派でありリアル候補に言いくるめられていた。
そんな中、リドラーにより家で一人でいたところを撲殺され、顔をガムテープでぐるぐる巻きにされた最初の犠牲者として発見された。
残された暗号をバットマンとゴードンが解いた結果、彼の不倫現場の写真がネットにばら撒かれることとなる。


  • ピート・サベージ

演:アレックス・ファーンズ/吹き替え:北川勝博
ゴッサム市警の本部長。やたらと声がデカい。
バットマンを厄介者扱いしており、逆に彼を特別視するゴードンを叱り飛ばしている。
警察のスポーツジムにいたところをリドラーに襲われ、生きたまま顔をネズミに食い散らかされるという残虐極まりない死に方をした。
「ネズミ」の売った情報によりマローニ逮捕をでっち上げた。


  • ギル・コルソン

演:ピーター・サースガード/吹き替え:山岸治雄
ゴッサムの検事。マローニ検挙の実役者として知られている。
実はペンギンのクラブの常連客であり、ドロップを常用して腐敗しきっている。
リドラーによって首に爆弾を付けられ、ミッチェル市長の追悼式に車で突っ込み、バットマンを相手に自身の罪を告白させられた上で爆死した。


  • アニカ・コスロフ

演:アンバー・シエナ
ペンギンのクラブのホステスの一人で、セリーナの恋人。
彼女とミッチェル市長の逢瀬の写真が発見され、捜査に急浮上したが、直後部屋を荒らされた状態で失踪する。
その後、ペンギンの車から遺体で発見される。


  • トーマス・ウェイン

演:ルーク・ロバーツ/吹き替え:森久保祥太郎
ブルースの父で、先代ウェイン産業の当主。
かつてはゴッサムの再開発を約束し、市長選に立候補していたが、その矢先に強盗によって妻と共に殺害される。
ブルースが尊敬して止まない「正しさ」の権化のような存在である。

妻の一族が犯した過ちと妻の暗い過去を暴こうとした記者を黙らせるためにファルコーネに依頼してしまい、間接的とはいえ殺してしまう。
自責の念に囚われた事で警察に自供しようとしたが、その直前に命を落とした。


  • マーサ・ウェイン

演:ステラ・ストッカー
ブルースの母。夫と共に強盗により死亡。

旧姓はアーカムで、現在は凶悪な犯罪者も収容するアーカム・アサイラムの設立者の一族。
幼い頃に母親が父親を殺害して自殺してしまい、そのショックから施設に入退院を繰り返していた。
両親の件は他の一族がもみ消し、回復した彼女もトーマスと出会い良き妻であり母となった。
だが過去の醜聞をある記者に掴まれ、さらにその記者がマローニとつながっていたためにトーマスに罪を犯させてしまった。


  • 囚人

演:バリー・コーガン/吹き替え:内山昂輝
逮捕されたリドラーの隣の独房に入れられていた囚人。
目論見が失敗に終わり、失意のリドラーを嘲りながらも、次の機会を待つよう唆す。
そして「必要なのは仲間」と説きながら、真っ赤に裂けた口から笑みを漏らすのだった……



用語

  • ゴッサム・シティ

今作の舞台で、世界一有名な犯罪都市。
海に囲まれた街で、堤防に覆われている。
犯罪が蔓延しているのみならず、清廉潔白と思われている街の権力者には麻薬や賄賂が横行し、腐敗しきっている。
近いうちに市長選挙が行われる予定。


  • ウェイン産業

ゴッサムで一番の大企業であり、ブルース・ウェインの所有する会社。
主な業務は技術開発で、バットマンのメカは開発部門の技術を拝借している。


  • バットサイン/バットシグナル

ゴッサム市警とバットマンの間で交わされるサインであり、蝙蝠型のサーチライト。
警察の手に負えない事件があった場合、ゴードンが照らしてバットマンを呼ぶ。また、悪人への恐怖の象徴としての役割も持つ。


  • バットケイブ

ウェインタワーの地下にあるバットマンの秘密基地。
蝙蝠の巣の洞窟をイメージしており、持ち主の心情を反映しているかのように薄暗い。


  • バットモービル

バットマンが犯人追跡用に使う自動車。
バットマン専用に開発された車や軍用車のイメージだったこれまでのモービルとは異なり、普通のスポーツカーを魔改造したものに近い。
ジェットエンジンによる加速や衝撃に耐えられる装甲が付加されている。


  • アイスバーグ・ラウンジ

ペンギンが経営しているナイトクラブ。
裏では権力者しか入れない会員専用の部屋があり、そこでは腐敗した富裕層の溜まり場となっている。


  • ドロップ

ゴッサムで流通されている特殊な麻薬。中毒性が高く、富裕層の娯楽のみならず、貧困層の堕ちた先としても大きく出回っている。


  • アーカム・アサイラム

ゴッサム内にある精神病患者の監獄。
ウェイン家と親交のあったアーカム家が設立した。


  • ゴッサム再開発計画

かつてトーマス・ウェインが市長選で打ち出していた計画。
主な計画として、堤防の建設、麻薬の一掃、貧富の格差の撤廃等が挙げられた。
ウェイン夫妻の死によって計画は頓挫するが、再開発のための基金は彼の当選にかかわらず利用することができるようにしていたらしい。

基金の利用があまりに容易であったことから、トーマスの死後汚職の温床となってしまった。
ある意味ゴッサム腐敗の元凶であり、リドラーがウェイン家を憎む理由がこれ。


  • ネズミ

警察関係の隠語で、「スパイ」「内通者」を意味する。そして「翼のあるネズミ」というと……?




オレンジで、物知りで、追記・修正すると喜ばれるものってなーんだ?




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  • 吹替版だと貴重な石田彰の歌が聴ける -- 名無しさん (2022-03-18 23:59:31)
  • 如何せん長すぎる。新シリーズでいきなり3時間はやり過ぎ。 -- 名無しさん (2022-03-19 00:22:57)
  • コミックでのバットマンに対する解像度が一番高いバットマン。コミック読んでる人ほど楽しめる。あと爽快感は無いが、希望はある。 -- 名無しさん (2022-03-19 00:31:35)
  • アンディ・サーキスの代表作はやっぱりロード・オブ・ザ・リングなのでは…? -- 名無しさん (2022-03-19 07:21:07)
  • しかしあの長さであれだけ売れるんだから、まだ捨てたもんじゃないな -- 名無しさん (2022-03-19 11:09:25)
  • ベンバッツのようにゴリゴリのマッチョが襲いかかってくるのも恐怖だけどロバートバッツの銃撃にも怯まず殴ってくるのも恐怖 -- 名無しさん (2022-03-19 11:31:55)
  • コリン・ファレルが特殊メイクでわからんかった -- 名無しさん (2022-03-19 15:12:16)
  • DCの映画ってこう、なんで3時間もかけて中途半端になるんだろうな。やりたいこと詰め込みすぎるからなんかな。 -- 名無しさん (2022-03-19 15:13:35)
  • 中盤のキャットウーマンやペンギン関連の寄り道を省けば、中弛みしなかったと思う。 -- 名無しさん (2022-03-19 15:32:00)
  • ↑レビューとかでもそういうこと言われていたな。監督がやりたいことをつめこんでばかりでカットできていないって。 -- 名無しさん (2022-03-19 16:01:52)
  • 3時間か、なかなかに気合を込めて見ないとアカンな -- 名無しさん (2022-03-19 22:33:54)
  • この囚人さん、光の加減か髪の毛が緑色っぽい。やっぱり… -- 名無しさん (2022-03-19 22:51:04)
  • アクションシーンが必要ないと感じるレベルでサスペンススリラー部分の完成度は高かったと思う -- 名無しさん (2022-03-20 02:56:41)
  • Q.「DC映画って暗くね?」→A.「上等!!」みたいに振り切った映画だった。もちろん面白かったっす。 -- 名無しさん (2022-03-20 12:34:24)
  • マーサが殺したんだっけ?母ちゃんが父ちゃん殺して自殺じゃなかった?一回しか見てないから分からんが。 -- 名無しさん (2022-03-20 22:10:04)
  • つまらなかった。櫻井バットマンは良かった -- 名無しさん (2022-03-21 10:06:04)
  • 長いか?別に3時間あっという間な内容だったけどな -- 名無しさん (2022-03-22 01:26:20)
  • 暗すぎてせっかくのスーツがほとんど見えないのが残念 -- 名無しさん (2022-03-22 23:23:04)
  • ↑その辺もあってヒーロー映画として見に行くとがっかりするかもしれない。でもクライムサスペンスとしては一級だったよ。 -- 名無しさん (2022-03-23 13:43:15)
  • 「復讐に囚われた狂人」2人を対比させた上で、しっかりヒーロー物としての感動を起こすシナリオや演出が凄かったよ。 -- 名無しさん (2022-04-01 16:04:56)
  • 「ジョーカー」はヒーロー映画の在り方に疑問を投げかける問題作だったけど、本作はその問いにもしっかりと答えた「ポスト・ジョーカー」に相応しい作品だった。 リドラーの社会問題の象徴的な描き方は正にジョーカーの系列だし、己の目的すら見失ってしまうブルースが真のヒーローとしての使命を自覚する展開もグッときた。 -- 名無しさん (2022-04-08 07:14:23)
  • リドラ-は結局、ブルース=バットマンだと分かってたんだろうか?個人的には分からないままだったような気がしたけど -- 名無しさん (2022-04-08 09:18:54)
  • 日本人的には英語のリドル(謎々)が分かりづらいのが難点だと思う。ネイティブの人から見てどう感じるのか分からんないけど。でもリドラーとそのフォロワーの恨みつらみは共感できたわ。俺も何で俺だけみたいな気持ちになったことあるから。ブルースだって多分そんな思い抱えてヒーロー活動してたと思うんだけど結局そんな怒りぶつけるだけじゃ世の中悪くなるだけだよみたいな話は突き刺さったよ自分には。人によるんだろうけどねここら辺どう感じるのかなんて -- 名無しさん (2022-05-04 04:02:45)
  • 最初は櫻井バッツ?と思っていたが、なるほど今回のバットマンに合ってる。私チョロい -- 名無しさん (2022-05-07 17:35:55)
  • ↑3 バットマンとの面会の時にブルースの事いてを彼って言ってた気がするし、気付いてない感じだったよね。バットマンも最初は「やっべ…」って感じでカメラとか気にしてたけど、途中から「あれこいつ気付いてない…?」ってなってリドラー煽り始めた感じだったし。あとリドラーって法廷会計士だからウェイン産業に来てた公認会計士とは別じゃない? -- 名無しさん (2022-05-07 18:28:20)
  • まさかのゴスゲでバッツィーの吹き替えの人とリドラーの吹き替えの人が共演したのが衝撃受けたわ -- 名無しさん (2022-12-08 18:01:04)
  • リドラーはバットマン=ブルースだとは気付いてない。ではないとバットマンに対して「ただ一人だけ死んでない」というのが矛盾する。「正体を知ってる」というのは自分と同志だと勝手に思い込んでた事からくるものだろう。 -- 名無しさん (2023-01-03 00:33:48)
  • リドラーは石田彰じゃなくて粕谷にやって欲しかったわ -- 名無しさん (2024-02-10 21:53:41)
  • これリドラーがメインヴィランと見せかけて、カーマインファルコーネ氏の物語だったな -- 名無しさん (2024-05-11 22:17:00)

#comment

*1 1969年のTVシリーズを原初とする。
*2 原作初期ではエドワード・ニグマだったが、近年の設定刷新で改名。

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