ドクター・キリコ

ページ名:ドクター_キリコ

登録日:2022/02/24 Thu 00:33:00
更新日:2024/06/18 Tue 09:59:03NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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ブラック・ジャック 安楽死 医師 闇医者 眼帯 ドクター・キリコ 山路和弘 速水奨 鹿賀丈史 若本規夫 田中秀幸 清水紘治 諏訪部順一 草刈正雄 森本レオ スピンオフ主役 キリコ 医者 何故かなかなか立たなかった項目 白い死神 準レギュラー 主人公のライバル 言ってる事は正論 ニヒル 小澤征悦 死に神の化身 dr.キリコ~白い死神~ 元軍医 最低野郎←ではない dr.キリコ




生きものは死ぬときには自然に死ぬもんだ……


それを人間だけが……無理に生きさせようとする


どっちが正しいかねブラック・ジャック




ドクター・キリコとは、漫画ブラック・ジャック』の登場人物である。


CV山路和弘(OVA版)、速水奨(TVアニメ版)、鹿賀丈史(劇場版)、若本規夫(劇場版予告)、田中秀幸(インターネットアニメ)、清水紘治(ラジオドラマ)、諏訪部順一(『ヤング ブラック・ジャック』)
演:草刈正雄(ビデオ版)、森本レオ(本木雅弘版)、小澤征悦(『ヤング ブラック・ジャック』)



■概要

本作の準レギュラーキャラクター。
「ドクター・キリコ」は通称で本名は不明。長髪と左目の眼帯、およびこけた頬が特徴的な、不気味な雰囲気を漂わせる男性。年齢は不明だが少なくとも30代以上か。
一人称は原作では「おれ(俺)」だが、媒体や加筆によって異なる場合もある。


回復の見込みのない患者の安楽死を請け負う異端の医師で、「死に神の化身」の異名を持つ。
どんな命も救おうとするブラック・ジャック(以下「BJ」)とは対極の存在で、「医師の使命とは何なのか」「患者を延命させることが本当に幸福なのか」という本作品のテーマを、BJとは違う形で体現したキャラクターである。
ただし初期の『水頭症』ではBJの方が「生きていく見込みのなく苦しむだけの生命は楽にしてやった方が幸せだ」と考えて患者を能動的に死なせていたため、
そういう思想を他のキャラに担保させた方が良いと考えて生み出されたのがキリコと考えられる。
200話以上あるエピソードの中でわずか9回しか登場しない*1が、安楽死に反対するBJとは対になる存在で人気は高く、キリコを主役に据えたスピンオフ作品『Dr.キリコ~白い死神~』も作られている。


  • 第46話『死に神の化身』…単行本17巻・文庫版6巻・新装版3巻・豪華版6巻に収録 ※『恐怖菌』へ改題
  • 第56話『ふたりの黒い医者』…単行本9巻・文庫版3巻・新装版4巻・豪華版3巻に収録
  • 第79話『弁があった!』…単行本10巻・文庫版5巻・新装版6巻・豪華版5巻に収録
  • 第106話『浦島太郎』…単行本9巻・文庫版14巻・新装版7巻・豪華版14巻に収録
  • 第128話『最後に残る者』…単行本13巻・大全集版8巻に収録 ※文庫版未収録
  • 第146話『限りなく透明に近い水』…単行本11巻・文庫版5巻・新装版10巻・豪華版5巻に収録 ※『99.9%の水』へ改題
  • 第177話『死への一時間』…単行本13巻・文庫版8巻・新装版13巻・豪華版8巻に収録
  • 第191話『小うるさい自殺者』…単行本22巻・文庫版13巻・新装版14巻・豪華版13巻に収録
  • 第229話『人生という名のSL』…単行本20巻・文庫版11巻・新装版16巻・豪華版11巻に収録

親族には「ユリ」という名の美人のがいる。父もいたが……(後述)
また、山本賢治によるリメイク版ではピノコにあたるような幼女の助手を連れている。
ちなみに『99.9%の水』を原作とするエピソードでは、妹も助手もBJによって服を全て脱ぐよう命令され、生まれたままの姿全裸)にされる。
その際、恥ずかしそうに乳首や股間などの大切な部分を隠している。


■人物

元々は歴とした軍医として活動していた*2
しかし、満足に医薬品も用意できないような戦場でキリコが見たのは、手足がもがれ胸や喉が潰されるような重傷を負いながら、なお死ぬことができず苦しむ兵士達の姿だった。
もはや助かる見込みは無いからと、兵士達を毒薬で安楽死させたが、彼らは恨むどころか「ありがとう」と心から感謝しながら死んでいき、他の瀕死の兵も次から次へと彼に「救い」を求めてくる……。
この経験から「助かる見込みの無い患者を下手に苦しませ続けるのなら、安らかに息を引き取らせるべき」という信念を持つに至り、法律にふれないように安楽死を請け負うようになった。


安楽死に使うのは薬物から特殊な超音波を発する機械など様々で、使える物は何であれ積極的に取り入れる。
これらを調達する資金に充てるためか報酬も取るが、その金額については「いかに気持ちよく死ねるか」で上下するらしく、ある寝たきりの女性に依頼された際は100万円を要求していた。


BJからは「殺し屋」と侮蔑され、死神という異名から、一見安楽死させるのを楽しんでいるように思われる。
が、キリコは決して殺人に快楽を抱く殺人鬼や自らの行為を正しく認識できないサイコパスなどではなく、むしろ医師としての責任感・倫理観はしっかり持ち合わせている*3
キリコにとっての安楽死とは「本人が生き続けようとする意志を持たず、かつ、医学的にも手の施しようの無い患者に対する最終手段」で、事実、作中で彼が安楽死させようとしたのは、BJでもなければ手に負えない末期患者のみ。
ただBJにとっては「まだ助かる見込みがある相手」であるため、彼からの批判も間違ってはいない*4


では本来のまっとうな医療技術についてはどうなのか、というと腕はむしろ良い方。後述のキリコの父親の件では、BJも
「キリコの腕前であればありとあらゆる方法で治療を試みた筈であり、この患者の治療するのは並大抵のことではない」
と覚悟していたことからしても、彼程の医師もキリコの腕前には一目置いていることが窺える。


そもそも、キリコ本人も「治せる患者は治す」としっかり明言している。
『死への一時間』では、誤って安楽死用の薬を服用してしまった患者を助けるために尽力し、救命後にBJから「どうだい大将 殺すのと助けるのと気分はどっちがいい?」と皮肉られた時には、



ふざけるな おれも医者のはしくれだ


いのちが助かるにこしたことはないさ……



と答えており、BJとは確かに思想的には相容れないながらも、本質は彼と同じく命を尊ぶ医療人なのだ
『浦島太郎』では55年間肉体の老化が止まったまま昏睡していた患者を巡って、意地を張り合うような形でBJ→キリコの順で処置をすることになった際も、患者の訃報を聞いて*5驚いた様子を見せている。結果的に二人とも患者のことを考え切れていなかったことを突きつけられ、「おれたちはばかだっ」と叫ぶBJと共に落胆することとなった。


なお安易な自殺の幇助は絶対にしない
「普段やっている事も結局はそうじゃないか」と思いがちだが、キリコにとっての安楽死とは、先述のようにたとえ延命したとしても物理的に苦痛以外に有り得ない絶望的な人間に対する「救済」で、健康な人間の一時の落ち込みなどからの「逃避」とは別物。
実際『小うるさい自殺者』にて、中二病を拗らせた甘ったれた動機で自殺したがる少年をBJが当て付けのように寄越してきた際、キリコは「おれの仕事は神聖なんだ!」と激怒し拒絶した。*6
少なくとも「学校でクラス中からいじめられてもう生きるのが嫌」「これ以上頑張っても極貧生活から抜け出せそうにないから」程度の理由では、どれだけ懇願されようと金を積まれようと引き受けはしない。


一方で「安楽死させるかどうか」の線引きはしっかり行うものの、一度そうするべきと判断した場合は「少しでも早く楽に」という考えから、迅速に安楽死を強行しようとする悪癖がある。*7
『弁があった!』にて、自身の父親が縦隔気胸で苦しんでいた際も、5年に渡って最善を尽くすも原因が特定できず安楽死を決意。
実行前に妹のユリの依頼でBJが執刀し、今まで誰にも分からなかった気胸の原因をなんとか見つけ出し、後は治すのみだった。
……が、立ち会っていたキリコは原因を見つける直前に見切りをつけて毒薬を注射してしまうという大失態を犯していた。
異変に気付いたBJによる懸命の処置も虚しく父親は死亡。成功を確信して嬉し涙まで流していたユリは違う涙で泣き崩れ、助けられたはずの患者を殺されたBJは「命をなんだと思ってやがるんだ!!」と激昂してキリコを張り飛ばし、彼もこの時ばかりは自身の行いを後悔し項垂れるしかなかった。
しかし根本的なスタンスは変えず、『99.9%の水』では自分自身が奇病で死の淵に立たされた際も拡散を防ぐために自ら安楽死する気だった*8


ちなみに、初登場エピソードである『死に神の化身』初掲載時は「なおして役に立ちそうな病人はかならずなおす そのかわり なおしても役に立たんやつはえんりょなく殺す!」「自殺したがっている奴も殺した」などと、今のキャラクターとは大分かけ離れた発言をしている。
このエピソードは単行本化された際に『恐怖菌』と名前を変え内容も大幅に変わったが、その際に前者のセリフは「俺だって殺してばかりはいやしない なおせる相手ならなおすよ やせてもかれても一応は医者だからな」と改変され、また後者のセリフはカットされた。



■OVA版

出崎統が監督を務めたOVAシリーズでは、カルテⅣ『拒食、ふたりの黒い医者』にて登場した。
原作と違い、常に敬語で話す落ち着いた印象の人物になっている。自分で作曲したり名前を求められたりした時に「モーツァルト」と名乗って「…良いじゃないですか、それで」と捨て台詞を置いて立ち去るなど気障な所も。


このエピソードでは、冒頭で登場した際こそ、BJが受け持っていた大富豪を翌日に手術する予定があったにもかかわらず安楽死させたものの*9、原因不明の拒食症に苦しむ女優・ミシェール・ロシャスを助けるため、いち早く原因を突き止めその情報をBJに提供し彼の手術の手助けをする、ミシェールから苦しみのあまり(当人と知らず)安楽死を請け負う医者を教えて欲しいと尋ねられた際に「お金がかかるんでしょう?(=BJに手術費を払うので自分に払う分は残らない)」と遠まわしにそれを断るなど、「治せる患者は治す」スタンスが特に強調されている。
中盤でミシェールが単独で外出するも衰弱のあまり事故を起こした際は、彼女を介抱し点滴で応急処置をしたり朝食を勧めたりと世話焼きな面も見せており、その中で彼女の身体に出来ていた特徴的な斑点で彼女の拒食症の原因に勘づいて資料を読み漁り、それが大戦中に開発された生物兵器の生き残りであることを特定。
「毒物のプロ」としてこの情報を提供しなければ、BJ単独ではどう足掻いても彼女を救う事は出来なかった。
その為かBJとも原作ほど険悪な関係ではない。



■TVアニメ版

アニメ本編にはOPに映っていたにもかかわらず未登場だったが、映画『ふたりの黒い医者』ではBJと共に主役を務める。
本作ではOVA版と違って原作通りのダーティーな一面もクローズアップされている為、ブラック・ジャックとの仲は険悪。
しかし本質も原作と同じなので医者として助かる命は助けるスタンスや、肝心な時はブラック・ジャック息の合った動きを見せるなど、全体的に原作のキャラクターを凝縮した造形になっている。
あとピノコから先生に似た雰囲気のイケメンと呼ばれるが雰囲気はともかくイケメンかと言われるとちょっと…。


TVアニメ2期『ブラック・ジャック21』にもユリ(CV:久川綾)と共に登場。父親が永遠の命を求める「ノワール・プロジェクト」の関係者になるなど設定が追加されている。



■実写版

ビデオとしてリリースされた単発ドラマシリーズの3作目『ブラック・ジャック3 ふたりの黒い医者』に登場。
「人間は死には勝てない」と絶望から理想主義を捨てた経緯を語るなど、退廃的な雰囲気を漂わせる。
原作の『浦島太郎』を元にしたエピソードでは、BJと共に絶望した原作とは一転、患者を結果的に死に追いやった彼を嘲る。
しかし、BJが医者としての決して譲らない信念を示すと穏やかな表情で再会を誓うなど、かつての自分と違い理想を追い続ける彼に対する敬意の一面も覗かせた。
BJもキリコに対して、原作での敵意むき出しの態度とは異なり最後まで真摯な態度で応じていることから彼を認めている節が窺え、原作以上に複雑な関係として描かれている。


TVドラマの本木雅弘が主役を務めた単発ドラマシリーズでは、カルテⅢ『悲劇の天才料理人』にて登場。
BJの手術に立ち会って煽ったり、手術の成功後にかつての患者が死んだことを伝えたりするなどライバル心をむき出しにしている。
最終的にBJに対して敗北を認めるが、「生きることが辛い患者に対しては俺の方が上だ」と語り最後までブレないライバルキャラを貫いた。


岡田将生主演のTVドラマ『ヤング ブラック・ジャック』にも登場。
しかし、こちらはもはや完全に別物となっており、原作の面影はほとんどない。



ところで……この記事はだれが追記・修正してくれるのかな ずーっとたどってみるとどうもおまえさんらしいな


ばか せっかくの気分をぶちこわすな!!


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  • 「末期患者限定でドラッグを解禁すればQOL向上するんじゃないか」という議論が発生するはるか以前に「QOL向上のための殺し」を描くあたり、手塚御大は未来に生きていたんだなと。 -- 名無しさん (2022-02-24 00:47:18)
  • 某触れ得ざる者とは無関係 -- 名無しさん (2022-02-24 00:59:39)
  • 主人公にしたスピンオフ漫画があったなー。個人的に好きだった。 -- 名無しさん (2022-02-24 01:11:21)
  • 日本に居を構えてるようだったり、妹の名前がユリだったりと実は日本人なんだろうか? 山本賢治版ではBJのピノコにあたるようや少女の助手を連れ歩いてるとか -- 名無しさん (2022-02-24 01:23:50)
  • ヤマケンジャックの助手すき -- 名無しさん (2022-02-24 01:38:27)
  • ブラック・ジャック21だとキリコの親父が全ての元凶みたいになってるんだよな。一連の黒幕は別にいるけどそもそもキリコの親父がウイルス見つけなければ本間血腫とかも生まれなかったわけだし。 -- 名無しさん (2022-02-24 01:49:34)
  • BJに治療費ジョークを言われていい気分をぶち壊すな!っておこるの大好き -- 名無しさん (2022-02-24 11:02:08)
  • 実際手の施しようがなくて苦しむだけなら…って思う患者は現実でもいるもんな。 -- 名無しさん (2022-02-24 12:16:16)
  • 医療・介護の現場で働いてるとキリコが絶対に間違ってるとは言い切れない(正しいとも言えないけど)。親族の希望とか病院や会社が空き病床をだして介護保険とかを減額されないように、一分一秒でも生かせ生かせ。本人は苦しんでまで生きたくないと言ってたり、もう意識すらなくてチューブに繋がれてたりしててもそうなる。命の尊厳はもちろんわかるんだけど、「本人は生きたがってる」ってのが揺るがしてはいけない前提になってるから覆しようがない。もちろん親族の方の気持ちはわかるし、簡単に安楽死を認めたらそれはそれで倫理観を問われるから軽々には言えないんだけどさつ -- 名無しさん (2022-02-24 12:48:31)
  • ふたりの黒い医者ではめっちゃ楽しそうに殺そうとしてませんでしたっけ -- 名無しさん (2022-02-24 19:39:29)
  • 魅力的なぶん媒体・作品の作り手側の解釈や造形が難しいんだろうね。単純にBJの対抗馬というものでもないし -- 名無しさん (2022-02-24 19:41:45)
  • 100万円(現在の価値で200万くらい)という良心的な値段で仕事を請け負うのも本人なりの正義感から来ているのかな…今はやってないけどスイス安楽死ツアーの費用が200万だし -- 名無しさん (2022-02-24 20:53:18)
  • ↑3 うろ覚えだけど確かあの時殺されかかってませんでしたっけ。その意趣返しもあるかと。 -- 名無しさん (2022-02-24 20:59:25)
  • スピンオフの老夫婦の話は泣いた。 -- 名無しさん (2022-02-24 21:13:34)
  • ↑2 母親を狂乱しながら(そういう描写に見えた)安楽死させようとしたところでBJが来たシーンなので、殺されかかっていたシーンは無かったと思うけど… -- 名無しさん (2022-02-24 21:51:30)
  • まあ初期からキャラの気質がブレるのは昭和の漫画あるあるだからいいんだけど -- 名無しさん (2022-02-24 21:52:18)
  • ↑2どうもこっちが思ってる映画と違うですね(思ってたのは炭疽菌がどうとかって奴 確か密林とかダイダロスとかあったような) -- 名無しさん (2022-02-24 22:01:19)
  • 何かの話で人体実験だったかの隠蔽のために安楽死を利用しようとした奴が大怪我をした時はろくに治療もせず手遅れだって言って笑いながら安楽死の準備に入ってたな。多分利用されそうになったことによっぽど頭にきたんだな -- 名無しさん (2022-02-24 23:43:34)
  • 岡田版ヤングブラックジャックでの改変はほんとにひどいよ、10年以上前の作品とはいえそれしか印象に残らないくらいに。あれじゃ嫉妬と名誉欲でキリコになったようにしか見えない -- 名無しさん (2022-02-25 00:09:25)
  • ↑2 後に明かされるキリコの医療に対する心情を考えれば、「BJが必死こいて治療への道を掴み」「患者達も苦しみの中で死に逃げようとせずに自らの意志で生きようともがいていた」というキリコ先生もニッコリ大満足な状況なのでそりゃ汚れ役かつダークヒーローな立ち位置を引き受けるよねっていう。ちなみに「安楽死ではメスを使わないのであの時のキリコは実は安楽死ではなく治療を行おうとしていた」という解釈もあるそうな -- 名無しさん (2022-02-25 00:45:22)
  • ↑3 それは「恐怖菌」の話だけど、項目にある通り本来の初登場作である「死神の化身」の改変版なので、初期のキャラ設定が定まらなかったときのキリコがまだ残ってるシーンだろうね -- 名無しさん (2022-02-25 08:08:12)
  • 放射線障害と細菌兵器の違いはともかくキリコの言動や思考も改変あったの? -- 名無しさん (2022-02-25 20:07:54)
  • 『拒食、ふたりの黒い医者』での「仲は悪いけど組めば最強」っぷりが、見てて本当に痛快だったな。最初に行き倒れてた患者と会った時の「栄養失調症も良い所だ。手持ちのブドウ糖で、とりあえずの栄養補給はしといたが、食った方が良い」とかも、不気味なんだけどさり気無い優しさがあったりして -- 名無しさん (2022-02-25 22:59:40)
  • 一時的にブラック・ジャックを仮死状態にして危機を乗り切る流れは好きかも -- 名無しさん (2022-02-26 12:07:01)
  • 上川隆也も笑ってはいけないでやっていたな(もちろん演じたのはキリコのそっくりさんだが) -- 名無しさん (2022-02-26 17:56:03)
  • めっちゃ腕がよくて最悪どうにもならない時は全く苦痛のない安楽死をさせてくれて生命保険が降りるように偽装もしてくれると考えたらいい医者なのかも -- 名無しさん (2022-02-26 20:00:32)
  • キリコはちゃんと医師免許持ってるんだろうか -- 名無しさん (2022-02-27 01:38:26)
  • ↑一応スピンオフの白い死神ではちゃんと医師免許を持っていると明言している -- 名無しさん (2022-02-27 01:50:15)
  • 精神的社会的苦痛が原因でも、このまま放置すれば拡大自殺することほぼ確実というほどまで追いつめられた無敵の人(かつその自覚もあり)であれば自殺ほう助もするだろうか。それともあくまで自分の本職は外科医であり精神科医でもカウンセラーでもないからと、肉体的問題がなければ突っぱねるだろうか -- 名無しさん (2022-02-27 02:12:03)
  • 相談所に報告のあったコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-02-28 20:44:11)
  • 昔ドクター・キリコ事件ってのがあったけど、あの犯人はキリコのことを全く理解してないって言っても過言じゃなかったな -- 名無しさん (2022-03-03 16:37:47)
  • ↑3ブラックジャックも妻に焼き殺されかけた男が、憎しみのまま家ごと焼いて自殺するのを止められなかったからなあ -- 名無しさん (2022-03-03 18:31:25)
  • 話がかみ合わないと思ったら、原作の「恐怖菌」が映画では「ふたりの黒い医者」のタイトルになってるのね。なんでこんなことに -- 名無しさん (2022-03-04 23:31:00)
  • 現実の自殺幇助事件で犯人が名乗ったのがドクターキリコだったけど本物のドクターキリコは安易な自殺幇助はしないから単に犯人はイメージだけで決めたんだろうな -- 名無しさん (2022-03-06 23:55:11)
  • Twitterで話題になったBJの四コマを見ると、いかにキリコというキャラクターが誤解されているかがわかるな… -- 名無しさん (2022-03-08 08:29:12)
  • ↑その漫画なら書いた人が「キリコは普通に助けるつもりだった」と言っているし、キリコが殺してばかりじゃないことわかってる人も多いと思うよ。その上で一応「死神」にやらせるぐらいなら!っていうオチだろうし -- 名無しさん (2022-03-08 19:05:15)
  • ↑軍医経験があるってことはキリコは免許持っているはずだし、ブラックジャックがやるよりは後々トラブルにならんと思うが…キリコの腕と主義を知っているBJなら「あいつは治せる患者なら治すからほっとけ」と言うはずだし その変に違和感を覚えたからさ -- 名無しさん (2022-03-08 19:28:57)
  • 決して存在を否定できない複雑な存在であることは強調されてるけど、BJとの約束を破って殴打されたり、BJに押し付けられた厄介者に中傷された挙句機械を壊されたり悲惨な扱いも多い。 キリコに手術代請求したんだから機械の弁償ぐらい・・・しないだろうな。 -- 名無しさん (2022-04-01 20:11:52)
  • 草刈正雄版のキリコとBJの関係は原作よりも老成してる感じで凄い好き。 -- 名無しさん (2022-04-01 20:12:37)
  • 坊主頭の軍医時代の頃から眼帯付けてるのよね。流れ弾に当たって片目を負傷したとか、実はそういう設定があったり…?手塚先生亡き今となっちゃ知る由もないだろうけど -- 名無しさん (2022-04-28 17:57:30)
  • ↑3約束を破って親父を死なせたのは殴られて当然だし当の本人も後悔してるだろうから仕方ないが、厄介者押し付けられて商売道具壊されたのは本当に単なるとばっちりだもんなあ -- 名無しさん (2022-04-28 22:13:35)
  • 一応漫画の最終話にも出番あるのな -- 名無しさん (2022-05-30 15:27:55)
  • 親父を密かに自分判断で殺ったのは殴られて当然だし、こんなことしてるとやはり判断早くなるのかと疑念も抱いてしまうが、黙ってれば病変で処理されそうなのをすぐ告白したのは筋は通してるとは思った -- 名無しさん (2022-12-11 07:03:25)
  • ただでさえ誤解されやすいキャラなのに約束を破らせること自体が扱いの悪さだよな。 手塚先生は結構キャラの扱いの差が激しいからキリコに対しては不遇キャラ扱いだったのかも。 -- 名無しさん (2023-01-24 20:41:37)
  • 現実の犯罪医師がドクターキリコのような医師が日本には必要と主張しつつ、その中身は老人は国の無駄だから枯らすべき超独善論、別の事件ではキリコ名乗って自殺志願者を殺すのがいたり、安易にダークヒーロー扱いするとこういう輩に援用され、勢い与えるという部分は無視出来ないのは確か -- 名無しさん (2023-01-25 19:57:53)
  • 無駄になる人を〜の引きあいにDr.キリコをだすのはイカれてるだろ、『ブラック・ジャック』読んだことあるの?本当に??になるレベル -- 名無しさん (2023-01-25 20:08:48)
  • OVA版が山路さんだったのが最近見直すまで気づかなかった、わりかし血の気の多い役を演じることが多いからこんなにも落ちついた役を演じることに驚いた、キリコとしても死神と呼ばれる雰囲気があるなかで不思議と人間味があって素敵だった -- 名無しさん (2023-01-25 20:15:17)
  • キリコの扱いで安楽死制を唱えるのは逆効果だろ。診断ではBJに毎回煮え湯だし、ギャフンと言わせたのが後日の事故死を嘲笑ったのもな -- 名無しさん (2023-01-25 20:38:18)
  • 後年の医療漫画にはある意味ブラックジャック以上に影響を与えてそうなキャラ -- 名無しさん (2023-07-02 08:13:22)
  • 自殺を望んだりそれをほう助する人間が絶対悪のようなコメント多いが、キリコの信条と法的にはともかく人情的に悪と断じられるものだろうか -- 名無しさん (2023-07-26 20:51:04)
  • スーパードクターKのドクターTETSUはオマージュキャラか -- 名無しさん (2023-07-26 22:19:51)
  • 時代と文化と価値観によって見え方の変わってくるキャラクター。いつか日本でも敵役として描かれるのに違和感を感じる時代が来てもおかしくないだろうし。 -- 名無しさん (2023-10-15 06:40:13)
  • ↑5院外の不慮な事故死にも関わらず、無駄な治療だったと結びつけて笑ったのは、隙に父親殺しと並ぶ汚点だわな。優性思想的な安楽死論者に誤解されがちな原因ではある。 -- 名無しさん (2024-02-17 15:17:40)
  • ↑3 TETSUはBJとキリコのいいとこ取りになってるな。 -- 名無しさん (2024-02-18 10:43:17)

#comment(striction)

*1 それでもBJとピノコを除くキャラの中ではトップクラスの登場回数を誇る。
*2 いつの戦争でどこの国の軍医をしていたのか原作では不明だったが、スピンオフの『ヤング ブラック・ジャック』では、ベトナム戦争下のアメリカ軍の軍医という設定になっている。
*3 ある患者を機械で安楽死させようとした際は、「できる限りこれは使いたくない」と語っており、安楽死させる行為には微塵も快楽を見出していないことがわかる。
*4 実はBJも相手によっては見捨てることもある。脳を持たず生きること自体不可能な胎児、精神のイカレた独裁者、第一話の傍若無人な成金息子など。後者二件は「生かしておいてもダメだ」「彼らの死が罪もない人間を助ける事に繋がる」という判断だろうが、前者については母体が危険な事もあり「殺すしかない」とまで発言している。
*5 オペ自体は成功したものの、それが原因で一気に老化して老衰死してしまった
*6 結局、少年がどうしてもと食い下がったため条件付きで引き受けたが……?
*7 無論、患者の容態によってはすぐには実行せず、限界まで発作などで苦しみ抜かせる事もある。
*8 結局ユリの依頼を受けたBJによって一命を取り留めている。その際、彼から原因となったアメーバを見せられ「こいつを安楽死させてやったらどうだね」と皮肉を言われている。
*9 富豪の息子の台詞から、BJの手術を前にしても尚生きる希望を失っていた事がうかがえる。安楽死代を振り込んだのも息子本人である。

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