ロボバルタン(ウルトラシリーズ)

ページ名:ロボバルタン_ウルトラシリーズ_

登録日:2022/02/15 Tue 12:01:18
更新日:2024/06/18 Tue 09:50:23NEW!
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ロボバルタンとは、2001年刊行の『月刊コロコロコミック1月号増刊 てれコロコミック冬休み増刊号』*1に掲載された、
犬木栄治による読切漫画『ウルトラマンコスモス 倒せ、ロボバルタン!!』に登場した、漫画オリジナルの機動兵器である。
名前は似ているが『アンドロメロス』に登場したメカバルタンとは全く関係ない。



概要

度重なるカオスヘッダーや怪獣、侵略者などの脅威に対抗すべく防衛軍が開発した最新の可変型ロボット兵器
名前から分かる通り、かつて8年前に地球を襲来したバルタン星人の能力を分析して完成させたマシンであり、容姿もネオバルタンをより鋭角的にしたようなフォルムをしている。
普段は戦闘機形態のファイターモード「スターバルタン」として運用され、直接戦闘に際して戦闘形態「ロボバルタン」へと変形するシステムとなっている。
ファイルナンバーは「A56-7W」。


武装は60mm機関砲および、空対地単距離ミサイルを装備。胸部には某ブレストファイヤーを彷彿とさせるレーザーも搭載されている。
また近接戦闘では「ハイパードリル」と称されるドリル上の左腕、ブレード状の右腕で直接戦闘もこなせる。
その他スペックとしては、ウルトラマンコスモス コロナモードとほぼ同等のマッハ9相当で飛行する事も可能。
総じて戦闘能力は極めて高く、作中ではカオスヘッダー怪獣や、コロナモードのコスモスともサシで同等に渡り合う活躍を見せていた。



関連キャラクター

  • 真壁 竜馬(まかべ りょうま)

本漫画のキーパーソンで、見た目は作者が同じコミカライズ版『ビックリマン2000』のアズールを大人にしたような風貌のイケメン。
防衛軍に所属するロボバルタンのパイロットで、TEAM EYES春野ムサシ隊員とは高校時代の同級生の間柄。
一人称は「ぼく」だったり「おれ」だったりと場面によって安定してない。


人間的には決して悪人の類ではないが、怪獣災害に対しては厳しい考えを抱いており、学生の頃には怪獣との共存を説いたムサシに対し、
怪獣は殲滅すべきという考えで真っ向から対立した過去を持ち、今でも彼の事を「甘ちゃん」と呼ぶ。
また「力には力、それこそが真の平和を生む」という考えを持ち、逃げ遅れた避難民が数名いる状況でもロボバルタンによる敵の撃滅を優先し、
結果的に複数名の怪我人を出しても止む無しという態度を取るなど、若干過激な考えに傾倒してしまっている側面も見受けられた。



ストーリー解説

突如として街に出現し、破壊の限りを尽くすカオスヘッダー怪獣、カオスバグ*2
TEAM EYESのムサシ隊員は避難民の誘導を行うが、病院施設からの人々の避難が完了していない状況で、攻撃も満足に行えずにいた。


……が、突如として何者かが放った一発のミサイルがカオスバグに直撃。その際の衝撃で瓦礫が舞い、数名の避難民が巻き込まれてしまう。
空から放った突然の乱入者は、一機の戦闘機。
戦闘機から通信機を介して「あいかわらず甘ちゃんだな、ムサシ!」と声をかけた相手に、ムサシはその声色の持ち主から相手の素性を察する。


そして、カオスバグに接近した戦闘機は機関砲で攻撃を叩き込むと、即座に変形。バトルモード・ロボバルタンの姿を見せる。
制止するムサシの声も届かず、ロボバルタンは胸部からレーザー光線を放ち、カオスバグを即座に殲滅。
結果としてまた多くの逃げ遅れた人々が巻き込まれ、怪我をする羽目に陥ってしまった。
ムサシは、ロボバルタンのパイロットの声を聞き、その人物が誰であるかを確信する――――



後日、防衛軍第3基地に訪れたムサシ達TEAM EYESの面々は、そこにファイターモード・スターバルタンの状態で格納されているロボバルタンのスペックに圧倒される。
そこに現れ彼らを出迎えたのは、ロボバルタンの操縦士・真壁竜馬
美形に浮かれるアヤノ隊員とシノブリーダーを差し置いてムサシは彼とは高校時代の同級生で、怪獣災害に対する考え方で真っ向から対立した間柄と語る。
ムサシは、彼が思いあがったせいで何人もの負傷者が出たことを咎めるが、真壁は自分がやらなければ何十人もの死者が出たと言って引かず、
力には力!それが真の平和を生むんだよ!」と強く主張する。


―――が、そこに突如として出現したのはカオスヘッダーの粒子
スターバルタンに憑依するつもりだと理解した一同であったが、そんな中真壁は自身のマシンを守るべく機体に乗り込むも、スターバルタンは彼の意に添わず勝手に起動。
ロボバルタンへと変形すると基地から飛び出し、真壁を乗せたまま空の彼方へと飛び去ってしまった。
ムサシは、カオスヘッダーは基地に侵入したのではなく、倒されたカオスバグからロボバルタンに感染し、持ち込まれてしまったものだと看破する。


意を決したムサシはコスモプラックを掲げ、ウルトラマンコスモスへと変身する。
力だけでは本当の解決にはならない事―――それを真壁に証明し、彼を救い出すために。



ロボバルタンに登場した真壁は、カオスヘッダーに乗っ取られた機体を制御しようと試みるも、通信すら不可能な状況に万事休すと言わんばかりの状態に陥っていた。
と、その時ロボバルタンの後方から、マッハ9で迫ってくる物体の存在がモニターに感知される。
テックサンダーではこれほどのスピードを出すことは不可能……真壁は、ウルトラマンコスモスが現れた事を理解する。


果たして、コロナモードの姿で現れたコスモスは、ロボバルタンと雲上を並走する形で追い付いた。
既にカオスヘッダーの操り人形と化したロボバルタンは、機体を止めようとする真壁の努力も空しく、機関砲でコスモスを攻撃。
更に放たれたレーザー攻撃をコスモスはサンライト・バリアでレーザーを防ぐも、ロボバルタンの火力は高く一進一退の攻防戦の様相となる。
痺れを切らした真壁は、手持ちの銃でロボバルタンのコンソールを破壊。それが功を成したか、ロボバルタンの攻撃が一瞬止まる。
真壁はコスモスに対し、自分ごとロボバルタンを破壊し、カオスヘッダーを滅ぼすよう懇願するが、コスモスは何も言わずロボバルタンの前に立ち塞がったままであった。


活動を再開したロボバルタンは左腕のハイパードリルを機動させると、コスモスを串刺しにせんと迫るが、
コスモスは避けようとすらしない……どころか、コロナモードからルナモードへとチェンジする。
真壁は察した。この期に及んでもコスモスは、身を挺して自分を助けだそうとしているのだと―――


そして、ロボバルタンの放ったハイパードリルの一突きはコスモスを貫く―――ことは無かった。すんでのところで回避し、腕で抑え込んだのだ。
ロボバルタンの動きを止めたコスモスは、操縦席から真壁を助け出すと、コロナモードに再チェンジ。
真壁の指示に従い、ロボバルタンのウィークポイントである胸部の動力炉をブレージングウエーブで攻撃。
カオスヘッダーの傀儡と成り果てたロボバルタンは、遥か空の彼方を墓場に爆散する最期を遂げた。
勝利を迎えて親指を立てた真壁に対し、コスモスもまた同じ合図を返すのであった……



戦いが終わり、真壁はムサシに対し、自身の考えが間違いだとは思ってないが、別の手段もあるという事をコスモスに教わったとして和解。
固い握手を結び、形は違えどお互いに平和のために活動する事を誓うのであった。



余談

作者の犬木氏は自身の公式ホームページ(現在は閉鎖)において、ロボバルタンの登場した本エピソードについて以下の通り述懐している。

「コスモス」は、怪獣を保護して倒さない事が多い。
それが気に入らない俺は
ロボバルタンという、敵を作り、思いっきりバトルさせた。
…が、マニアからは、メチャメチャ怒られた。
「裏切り者!!」って。



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  • 本家も大概だけどねw -- 名無しさん (2022-02-15 13:31:24)
  • 話し合いに応じない悪もごまんといる。力無き正義は無力。真壁の言うことも正論ではある。 -- 名無しさん (2022-02-15 18:25:28)
  • まあどうしても本編では「人類自らの手による防衛のための武力の必要性」というテーマが含まれると描きにくそうではあるけど、「人類防衛の意思自体は本物だとしても、過度に武力を信奉する危険な思想や巻き添え被害を軽視する軽率さのある悪癖の持ち主」「“武力による人類防衛”の思想の極致のような強大な純地球製防衛用超兵器」「思想面の悪癖に付け込まれるような形で超兵器を敵に乗っ取られ、自身も閉じ込められる最悪の事態に」「“武力によって人類の脅威を自身諸共に滅ぼす”よう懇願する中コスモスが出した答えは」とちゃんとコスモスらしいテーマはなぞりつつも「コスモスが強敵と激闘を繰り広げるガチバトル展開」も上手く成り立たせてる筋書きかとは思うんだけどなあ。コスモスは長期に渡った展開が示すよう強い支持を得た反面「怪獣を倒さず救う方法を探す理念はヒーロー性ながらもカタルシスに欠ける展開になりがち」とこの作者のコメントのような否定的な意見も上がってはいたわけだからなあ -- 名無しさん (2022-02-15 18:55:28)
  • コスモスでその手のはお腹いっぱいだよってとうの円谷が思ってたからな。でネクサスをお出しするわけ -- 名無しさん (2022-02-15 20:10:44)
  • つってもカタルシス欠けるとか言ってたのはメインターゲットじゃない所謂大友が大半だったしな(その癖オタク界隈ではそういう少ないくせしてでかい声の意見が主流になりがち) -- 名無しさん (2022-02-15 20:36:04)

#comment(striction)

*1 同雑誌には玉井たけし作『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』のほか、坂井孝行作『仮面ライダーアギト』、溝渕誠作『百獣戦隊ガオレンジャー』も掲載されている。
*2 映像作品にも登場したカオスバグの別個体。

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