登録日:2022/02/11 Fri 06:45:50
更新日:2024/06/17 Mon 13:56:32NEW!
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遊戯王ocg種族項目 遊戯王ocg 海竜族 シャーク 神代凌牙 海皇 遊戯王 シーサーペント 海竜―ダイダロス バハムート・シャーク 氷結界の龍 ブリューナク ウォーター・ドラゴン
深海より轟く咆哮!
戦いの幕は上がり海皇龍ポセイドラがついにその姿を現す!!
ここでは、遊戯王OCGに存在する種族の1つ、「海竜族」について解説する。
概要
海竜や首長竜、そして人魚が主に属する種族。
属するモンスターはその大半が水属性。
この種族は予てより水族・魚族と一括りにして扱われることが多い。
そのため「独立した種族」ではなく「水系の種族の一部」という認識が根強い。
数ある種族の中で、あまり公式からの扱いが良くない「不遇」側と言われがちな種族である。
理由は以下の通り。
- モンスターの総数が少ない
(神属性の種族を除けば)全種族中ワーストのモンスター数になる。
2022年2月時点で属するモンスターは81体。モンスター総数が二桁の種族は海竜族と幻竜族しかいない。
遊戯王の最初期からある種族なのに、後発のサイキック族やサイバース族にグングン追い抜かされている。
「水系の種族の一部」という意識、そもそも「海竜」という種族の定義も曖昧なことが否めない。
そのため似たような雰囲気のドラゴン族や幻竜族にモンスターが流出しやすい事が理由として考えられる。
- 攻守ステータスにも恵まれていない
なんと攻撃力・守備力共に3000以上のモンスターが長いこと不在の種族でもあった。
攻撃力3000以上は剣闘獣ドミティアノス、守備力3000以上は未界域のオゴポゴが初めてになるが、
なんと両者ともに10期(最初期から約18年後の2017年)に登場したカードである。
それまでは2005年と2006年に出た海竜神-ネオダイダロスとスパイラルドラゴン(2900)が、長いこと海竜族最高値であった。
しかもこのドミティアノス、実は「効果を持った初の海竜族融合モンスター」である。
それ以前の海竜族融合モンスターは効果を持たないアクア・ドラゴンのみだった。
とにかくカードの量に恵まれない状況が連綿と続いている種族というのは否めない。
ただし、だからと言っていいとこ無しの種族かと言えばそんなことはなく
中には上述するブリューナクやチェインのように、環境にも大きな影響を与えたモンスターも少数ながら存在する。
どのような海竜族モンスターが輩出されるのか、今後に期待といったところ。
アニメ・漫画では、ZEXALシリーズにて神代凌牙が他の水系の種族と一緒に多用している。
その関係もあり、エクシーズモンスターの幅がやや広い。逆に魚族エクシーズモンスターは異常に少ない
主な海竜族カード
モンスターカード
- 海竜神
初期に登場した通常モンスター。
王国編の梶木の切り札であり、アニメにも登場しており、知名度は高い。
- カイザー・シーホース
ダブルコストモンスターの光属性担当。
名前はまさにカリスマデュエリストそのものだが、中途半端なステータスと種族が災いし活躍の機会は殆どない。
初のダブルコストモンスターにして初の水属性でない海竜族と初づくしではあったのだが……。
召喚したときにレベル3以下の海竜族モンスターを、デッキから特殊召喚する。
海竜族のみをサポートする初のカードであり、また効果も非常に有用なので海竜族を代表するカードと言える。
ディーヴァ1枚で後述のムーラングレイスを呼び出すなど器用な真似も可能で、一時は制限カードにも指定された。
2020年には、同じ水属性/海竜族でディーヴァと関連の深い「深海」カード群が登場している。深海の怒り?それは魚族ですね
- 氷霊神ムーラングレイス
水属性を担当する「霊神」の1枚。
特殊召喚成功時にランダムで二枚ハンデスという極めて強力な効果を有している。
それだけに留まらず、海皇の竜騎隊でサーチができ、ディーヴァ1枚からムーラングレイスの召喚まで漕ぎつけたりと
「強い効果と使用上の負担の無さ」を両立させた恐るべきモンスター。
- 水精鱗-メガロアビス
水精鱗のエースアタッカー。
水属性モンスターをリリースして2回攻撃できる効果を持つ。
レベル7で攻撃力2400と帝クラスなので一見凄そうには見えない。
しかし手札を2枚捨てて特殊召喚する効果のおかげで海皇との相性が抜群。
その特殊召喚ついでに水精鱗のサポートカードであるアビス魔法・罠カードもサーチできる。
総じて、消費が重たいこと以外は隙の無い働きを見せる。
- 彩宝龍
デッキから手札に、または墓地から手札に加わった時に特殊召喚できる。
レベル5のチューナーでありながら自己特殊召喚効果を狙いやすく、つまり各種素材としても使いやすい。
- 海竜―ダイダロス/海竜神-ネオダイダロス
自分のフィールド魔法「海」をコストにした全体破壊効果を持つ。
後に様々なサポートカードが登場する【海】デッキの古参モンスター。
それ故か、様々な派生モンスターが定期的に登場している。
上位体の海竜神-ネオダイダロスも登場し、こちらも全体破壊効果を持つ。
アニメ遊戯王GXにて、三沢大地が所持する【水属性】デッキのエース。
炎属性or炎族のモンスターの攻撃力を0にする効果を持つ。
炎メタとして見ると、ステータス下げるだけで効果を無効にできないなどかなり微妙。
何とか活かそうとDNA改造手術や移植手術で炎を指定すれば、ウォーター・ドラゴン「も」炎になって攻撃力0になるドジっ子属性持ち。
一番の問題は「ハイドロゲドン2枚」+「オシキゲドン」+「ボンディングH2O」の計4枚を消費する召喚方法が重すぎること。そのせいで素材のハイドロゲドンが評価もレアリティも上になってしまった
2018年にリメイク版が出て、ランク8の素材に使えたりと使い勝手は格段に良くなった。
しかし単体では役に立たない点などは相変わらずで、事故の危険性までは拭いきれていない。
- 海竜神-リバイアサン
デュエリストパック「深淵のデュエリスト編」にて収録された梶木漁太の切り札「海竜神」のリメイクカード。
元の「海竜神」から攻守を200足した値と、ステータスは海の効果を意識して決定した模様。
次の強力な二つの効果を有している。
- 海が存在する限り水属性モンスター以外は1体しか存在できない効果
- 「海」または海竜神魔法・罠をサーチする効果
レベル5のため「伝説の都 アトランティス」とは相性がいい。
シンクロモンスター
シンクロ召喚黎明期に登場した、DUEL TERMINAL出身のレベル6シンクロモンスター。
手札コストを払うことでフィールドのカードを手札バウンスする。
相手の目障りなカードを始末する用途にしても悪くない性能ではあり、かつてはトップクラスの採用率を誇っていた。
だがそれ以上に「効果の回数制限がない(手札コストさえ確保できれば何度でも効果を使える)」「自分のカードもバウンスできる」という理由から
早すぎた埋葬を始めとする「バウンス・ループコンボ」の支柱として名を轟かせるようになる。
一時は禁止カードになるも、「1ターンに1度だけ、相手のカードしかバウンスできない」エラッタを施されて制限解除される。
ちなみに海竜族初の禁止カード。
- 深海のコレペティ
水属性モンスターを手札コストにした自己強化と、墓地に行った際に上級水属性を蘇生する効果を持つシンクロチューナーモンスター。
効果自体は「悪くない」くらいのものだが、一番の特徴はシンクロ素材として深海のディーヴァを名指ししている事。
これにより、シンクロ・オーバーテイクによってディーヴァをサーチ/サルベージできるようになった。
エクシーズモンスター
ラヴァル(遊戯王OCG)に属する炎属性の海竜族。
デッキのカードをどれでも一枚墓地に送るか、モンスター1枚をデッキトップに置く効果をもつランク4モンスター。
エクシーズ召喚黎明期に出たカードでありながら、
レベル4×2体と召喚しやすい素材指定に加え、対応力の高い「ピンポイント墓地送り」効果なので数ある墓地肥しカードの中でも白眉の出来。
対抗できるとすればマイナスリスクで相手に苦渋の選択を強いるカードとかになるか?
チェインに支えられたファンデッキも多かったが、それ以上に環境デッキからも引く手あまたで余りにも活躍しすぎた。
そのため2016年4月をもって禁止カードに指定されている(ちなみにランク4の禁止はプトレマイオスに次ぐ二回目)。
数多くのデッキを献身的に支えてきたため、大勢の決闘者が感謝の言葉を口々に別れを惜しんだという。同じタイミングで禁止になった猿とはえらい違い
相手の墓地にあるカードの効果を発動できなくするランク4モンスター。
その効果で相手の墓地活用ギミックを機能不全に陥らせ、行動を大きく制限できる。
更に水属性モンスターをエクシーズ素材にしている場合は攻撃力2200になり、戦闘破壊も容易ではなくなる。
変わった利点ではフリーチェーンで効果を使えることから、エクシーズ素材になっている海皇を任意のタイミングで取り除くことも可能。
- トライエッジ・リヴァイア
フリーチェーンで相手モンスターの弱体化と効果無効化を行うランク3モンスター。
ついでに戦闘破壊したモンスターをゲームから除外する。
対モンスター性能は高いものの、素材が「レベル3×3体」と重いのがネック。
初期のシャークさんの切り札を務めた深海の帝王。
戦闘破壊に成功したときに、破壊された相手モンスターを弱体化したうえで蘇生させる。
更に連続攻撃の効果も発生するので追撃が可能。
獰猛さはピカイチだが素材が重いのが欠点。
自分の水属性モンスター1体に直接攻撃を可能にするランク3モンスター。
ナイトメア・シャークにも効果を適用できるので、2000のダメージを稼ぐこともできる。
直接攻撃にてその条件を満たすことから、アーゼウスに進化する役目も近年は生まれている。
水属性・ランク3以下のエクシーズモンスターをEXデッキから特殊召喚できるランク4モンスター。
直接EXデッキから引っ張り出すので、特殊召喚したモンスターはエクシーズ素材を所有していない状態になる。
そのため、蜜月のカードはやや限られ、無計画に使ってもアタッカーを増やす程度の運用しかできない。
餅カエルとは特に相性が良く、エクシーズ素材を使わずとも万能カウンター効果を使用できる。
他には送り付け用にアシッドゴーレムを呼んだり、FA-ブラック・レイ・ランサーの下敷きを呼んで共に未来龍皇の下敷きの素材になったりできる。下敷きの素材が下敷きの素材の下敷きを呼ぶ
デッキテーマ
【海皇】
2022年2月現在、海竜族モンスターで統一された唯一のデッキ。
「水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られたら」という一風変わったトリガーで効果を発動する。
- 海皇の竜騎隊
水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時に海竜族モンスターをサーチする。
手札・フィールドコストの他にも自身がレベル4なので各種ランク4のエクシーズ素材にできるので発動は狙いやすい。
燃料と言える存在であり、ディーヴァ共々制限カードになった経験を持つ。
- 海皇子 ネプトアビス
デッキの海皇モンスターをコストで墓地に送り海皇をサーチ、更に自身は水属性モンスターの効果を発動するために墓地へ送られた時に海皇を蘇生させる。
一挙一動全てがアドバンテージ稼ぎに特化しており「海の神」の名に恥じない全能ぶりを発揮してくれるが、他と違って同名カードの効果の発動に制限が付与されてしまっている。
その相方は専らディーヴァと竜騎隊であり、ディーヴァからリクルートされてきたと思えば1ターンに4回以上竜騎隊が墓地へ行くことも。
神過ぎたあまりディーヴァ共々制限カードに(ry
種族専用サポート魔法カード
- 海皇の咆哮
そのターン中、他に特殊召喚ができない代わりにレベル3以下の海竜族モンスターを3体も墓地から特殊召喚する速攻魔法。
制約が厳しいが相手ターン中に発動して負担を減らすことが可能であり、うまく決まればかなり強力。
スケープ・ゴートと似たカードになるが、こちらはモンスター効果は有効である点、
チューナーも蘇生できるので次のターンに大型モンスターの召喚に繋げられる点は長所。
しかし必ず3体蘇生しなければならないため、1体でも除外されると不発になるなど弱点は多い。
蘇生可能なモンスターの関係上、相手の妨害に使い辛いのも難点。
- 深海のアリア
墓地の水属性を除外することで、レベル4以下の海竜族モンスターをサーチする通常魔法。
墓地コストを求めているため初動で使いづらいのは無視できない欠点。
それでも海皇の竜騎隊と違って、特別なギミックを使わず手軽に使えるサーチ効果が弱いはずがなく
特にディーヴァをサーチできるので展開の安定性を高くしている。
追記修正お願いします。
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▷ コメント欄
- ラッシュデュエルだとサポートが強くてガチなイメージ。グランドエクストリームの性能がヤバい。思ったけどこの手の記事はラッシュデュエルについても書いてくれるとありがたい。 -- 名無しさん (2022-02-11 07:44:24)
- ↑OCGって描いちゃっているからなぁ…。ラッシュはラッシュで個別に立てるのもアリかもしれない。それはそうと海竜神リバイアサについて書いてないのは意外。海デッキであれ出されると制圧能力がヤバいんだが -- 名無しさん (2022-02-11 07:52:10)
- 古くは梶木漁太の切り札の海竜神が存在しているんだけど、この頃から冷遇されていたという。それと確か当時は海竜神しか無かったという。 -- 名無しさん (2022-02-11 09:34:13)
- 「竜」という字に囚われずに「海の怪物」くらいに考えるのが良いんだろうな。「Sea Serpent」という英訳は上手いと思う。 -- 名無しさん (2022-02-11 09:52:10)
- ラッシュのオリジナルだとまだわかりやすく分類されてる。水族:お水族 海竜族:水棲哺乳類 水属性ドラゴン:氷属性っぽい -- 名無しさん (2022-02-11 11:11:58)
- シャークさんとか海皇とかあって81種…ほんとに少ないんだな -- 名無しさん (2022-02-11 11:45:23)
- 少数精鋭(ブリューナクとかチェインとか)のせいで、禁止制限カードの排出率は割と高い。嬉しくないが -- 名無しさん (2022-02-11 14:15:00)
- 強いのはエンジンの竜騎隊とネプトであってディーヴァそのものは止められると頓死するレベルで脆かったり -- 名無しさん (2022-02-11 18:36:38)
- まだ種族項目ができてないのは戦士族か。けど他のどの種族よりも書くこと多すぎるから、できたとしても当分先かも… -- 名無しさん (2022-02-11 20:25:13)
- 上から二番目のコメントへ、幻竜族の記事とかラッシュデュエルの話題を書き込んでいるし、ここも同じようにOCGと書いてあってもいいかもしれないよ -- 名無しさん (2022-03-11 18:05:28)
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