登録日:2021/08/04 (水) 01:52:23
更新日:2024/05/30 Thu 13:58:07NEW!
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type-moon fate fgo サーヴァント バーサーカー ルーラー 石川由依 女王 魔女 姉 妖精 1億qp 母 虫嫌い 芋虫 セイバー顔 アルトリア顔 そこまでにしておけよ武内 言葉足らず 遠藤綾 妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ モルガン 異聞帯 苦悩の連続 味方だと頼もしいが敵に回すと恐ろしい 本当は優しい人 結構暗い過去持ち 口下手 苦労人 現実という名の『地獄』 ダークヒロイン 加害者にして犠牲者 加害者にして被害者 哀しき悪役 大人気 夫 妻 かわいい 悲劇のヒロイン 正義の味方の成れの果て 報われない 悲しき過去 堕ちた英雄 目が死んでる 救世主 鬱展開 愛が重い 天才 クーデレ 救いがない 子煩悩 魔猪の氏族 楽園の妖精 闇堕ち 分身 チート ネーミングセンスは残念 天然 人生ハードモード 英雄 悲劇 悲劇の人生 魔術師 巨乳 悲劇の連鎖 萌えキャラ 必要悪 ラスボスの風格を持つ中ボス 水着鯖 ギャップ萌え 涙腺崩壊 キャスター 漆黒の意思 悲惨な末路 悪役ではない敵役 考えさせられる話 敵女 後味の悪いオチ 悲しい結末 ぐだの嫁候補 料理上手 妖精國ブリテン キャタピラー戦争 はや辿り着けぬ理想郷 無理、帰る。 ビルド星5等プロ級 誰よりも妖精國を愛した人 シナリオが更新される度に株が上がる人 元救世主 冬の女王 モルママ 水妃 雨の魔女 トネリコ キャメロット物語 優しすぎた人
Fateシリーズの登場人物。
アーサー王(アルトリア)の姉にして宿敵であり、ブリテンの滅びの元凶と目される「魔女」。
CV:遠藤綾(Apocrypha)/石川由依(Grand Order)
●目次
【概要】
ウーサー・ペンドラゴンの娘であり、アーサー王とは腹違いの姉にあたる。
本来、ブリテンの王は神秘の力を授かり産まれるが、テクスチャが塗り替わった影響でその力は尽きかけており、
ウーサーはブリテンの加護が受け継がれない事を危ぶみ、人と竜の血を掛け合わせることで理想の王(=アーサー王)を作り出した。
しかし、ウーサーの予想に反し、彼の娘であるモルガンはブリテンの加護を受け継いで生まれた。
モルガンは本来自分のものとなる筈だったブリテンの王位を奪ったアーサー王と、自分に従わない全ての人間を憎み、アーサー王を破滅させるべく様々な奸計を巡らした。
その一環として、魔術によってアルトリアを擬似的に男体化させ、自らは彼女の妻に化けて誘惑することでその精を奪い、
いわばアルトリアのクローンであるホムンクルス・モードレッドを作り出し、最終的にはその彼女の手でアルトリア…アーサー王は討たれることとなった。
また、オークニーのロット王との間に何人か子供を作っており、
円卓の騎士であるガウェイン、ガヘリス、アグラヴェイン、ガレスはモルガンの子。
モードレッドもアルトリアとモルガンの遺伝子で作られたモルガンの子にあたるため、特にガレスは彼女を『妹』と認識している。
この内、アグラヴェインはモードレッドと同じくブリテンの王位を奪うために送り込まれた駒だったが、
アグラヴェインは元よりモルガンを嫌っており、なおかつブリテンの王にはアーサー王の方が相応しいと忠臣になってしまった。
ただ、彼はモルガンが原因で女嫌いであり、それに基づいてランスロットの不貞を暴いてギネヴィアを責め立てたが、
そのことが円卓に大きなダメージを与えたため、意図せず嫌っているモルガンに利する結果に繋がってしまった。
アーサー王の宿敵であったモルガンだが、同時にアーサー王の庇護者であった湖の妖精ヴィヴィアンと同一視される存在でもある。
これは古いイギリス妖精史では『善き湖の妖精』として語られていたが、アーサー王伝説を編纂するにあたり、複数の伝説が習合したためと言われる。
汎人類史においては人間としての在り方、アーサー王の善き姉である「モルガン」、
妖精としての在り方である「ヴィヴィアン」、ブリテン島の化身としての在り方である「モルガン・ル・フェ」という、
いうなれば三重の人格を持っていたのではないかと予想されている。
しかし総じてモルガンについて語られるときは、その中でも「モルガン・ル・フェ」の人格、
つまりアーサー王を憎みブリテンを破滅に追い込む、ヒステリックな魔女として描かれる場合が多い。
【活躍】
◆Fate/stay night関連
アーサー王と関係する人物として何度かその存在は触れられていた。
魔術師としてのスペックはマーリンに匹敵するほどだったらしく、ブリテンの神秘の力をも受け継いでいるため、
ブリテンの主としての力はアルトリアをも上回っており、黒化したアルトリア・オルタも「ブリテンの王としてはモルガンの方が上」と発言している。
マーリンを最果ての塔に封印したのも彼女だとされている。
『ロード・エルメロイⅡ世の事件簿』では、アーサー王の復活を目的とするブラックモアの墓地の起源にはモルガンが関わっていた事が語られている。
漫画『Fate/stay night』(だっと版)では、当然ながら後のGrand Order版とまるで違う、アルトリアと似ても似つかない姿が回想で描かれた。
◆Fate/Apocrypha
私の息子である貴方には王位を継承する資格があります。
今はその身分を隠し、王に仕えなさい。
そして───いずれ王を倒し、その身が王になるのです
モードレッドの回想に登場。
モードレッドはモルガンが自身の野望のために作り出した子だったが、当のモードレッドはアーサー王を慕ってばかり。
そんなモードレッドに対してモルガンは真実を告げ、ブリテンの破滅へのトリガーを引くことになったのだった。
なお、当のモードレッドからは嫌われており、赤のアサシンのことも「モルガンと同じ雰囲気を感じた」という理由で敵視している。
アニメ版ではベールをかぶった姿で登場。
この時期になるともう設定が固まってきているのか、Grand Order版とデザインがそれなりに似ていた。
◆Fate/Grand Order
Fate/Grand Orderでは、明言されていないが、トリスタンの幕間の物語にて、彼に何かを吹き込み、ギフトを授けて狂わせた人物として示唆されていた。
それ以降は音沙汰がなかった一方で、第二部の情報が開示されると、Lostbelt No.6において再び円卓の騎士が関係すると目されていた関係上、
そちらで満を持して登場するのでは…ともプレイヤーから予想されていた。
……私を召喚したのですね
バーサーカー、モルガン
妖精國ブリテンの女王にして、汎人類史を呪い続けるもの
それで問題がないのなら、サーヴァントとして力を貸しましょう
私が女王である事はもう変えようのない事実
おまえには、私の臣下としての働きを期待します
それとも、夫/妻として扱ってほしいですか?
大方の予想通り、第二部 Lostbelt No.6「妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ」実装に合わせてバーサーカーのサーヴァントとして登場。
断片的に語られてきた容姿もここで明らかとなり、汎人類史では血縁関係にあるアルトリアとよく似た顔立ち。
ただし、召喚されるのはこれまで描写されていた汎人類史の彼女ではなく、異聞帯のモルガン。
異聞帯『妖精國ブリテン』に2000年以上君臨する女王として、その性格も汎人類史のものから変化している事が示唆されている。
ILLUST:武内崇
【データ】
◆プロフィール
身長:170cm
体重:56kg
出典:アーサー王伝説、イギリス妖精史、及び異聞帯ブリテン
地域:最果てのオークニー
属性:秩序・悪
◆ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
C | E | B | A+ | B | EX |
【スキル】
○クラス別スキル
狂化:B
対魔力:A
道具作成:EX
陣地作成:B
妖精眼:A
○保有スキル
渇望のカリスマ:B
多くの失敗、多くの落胆、多くの絶望を経て、
民衆を恐怖で支配する道を選んだ支配者の力。
湖の加護:C
湖の妖精たちによる加護。
放浪した時間があまりにも長い為、ランクは下がっている。
最果てより:A
幾度となく死に瀕しながらも立ち上がり、
最果ての島に至り、
ブリテンに帰還を果たした女王の矜持。
通常のモルガンは持たない、異聞帯の王であるモルガンのみが持つスキル。
戦場の勝敗そのものを左右する強力な呪いの渦。
冬の嵐、その具現。
【宝具】
『はや辿り着けぬ理想郷』
ランク:EX 種別:対城宝具 レンジ:10~99 最大補足:100人
昏き湖よ、来たれ。
慈悲だ。頭を垂れよ。恐怖は無い、希望も無い。ただ、罪人のように死ね。何人も、通るに能わず──!
其れは絶えず視た滅びの夢。酬いは無く、救いは無い。最果てに在りながら、鳥は明日を謳うでしょう。どうか標に──
『はや辿り着けぬ理想郷』
モルガンがその生涯をかけて入城を望み、そして果たされなかった白亜の城キャメロット。
世界のルールそのもの……即ち『人理』が、モルガンをブリテンの王にはしなかった。
叶わぬ望みは嘆きに替わり、やがて憎しみとなった。
ねじれた支配欲と特権意識。
燃えるような望郷と人間たちへの怒り。
そして同じ存在でありながらキャメロットの玉座に座ったアルトリアへの憎悪が、モルガンを『円卓を破滅させるもの』に変えてしまった。
これはその在り方を魔術として顕したもの。
決して辿り着けない路を一瞬にして踏破し、破壊せんとするモルガンの恩讐である。
モルガンが倒すべきはアーサー王ではない。
人間の為にブリテンの妖精たちを一度滅ぼそうとする運命……『人理』そのものを打倒する為、彼女は最果てより戻り、世界を呪う魔女となったのである。
【人物】
長い年月、ひたすらにブリテンを守護してきたことで感情が薄れており、汎人類史のような淫蕩・残忍・自分勝手という悪女の見本のような性格は鳴りを潜めている。
「つまらぬ。そういったものは、もう飽きた」とは本人の弁。
そのため、基本的には物静かでクールな美女といった雰囲気で、感情的になることは少ない。
ただし、あくまで“鳴りを潜めた”だけなので、何かの拍子に元の残忍さなどが噴き出す可能性もあるらしい。
好きなものは「自分の思い通りになる国」。
嫌いなものは強いて言うなら「芋虫」。
異聞帯の「キャタピラー戦争」と呼ばれる厄災では唯一女性らしい悲鳴を上げたと語り草になっている。
竹箒日記2021/8/1に一時的に書かれていた(現在は削除済み)裏話では、その時には一度だけ平原に出て、
大量発生したケムシ型モースことキャタピラーたちにひとしきり全体宝具を叩き込んだ後、真顔で「無理。帰る」と一言残してキャメロットに帰ったとな。かわいい。
聖杯にかける願いは特になし。
「どうせアルトリアのものになるから見たくもない」との事。
前述の通り、アルトリアに対しては当然憎しみを抱いており、「いずれは踏み潰す」と語っている。
しかし水着アルトリアの水鉄砲には興味津々で「私にも貸すがよい!」と叫んでいる。
意外と面白いところもある女王陛下であった。
また、アルトリア・オルタが自分の名前を宝具に付けている事に関しては、嫌がらせの天才かと罵倒し、
「見るからに壊すことしかできない宝具になぜ私の名を付け足した」と妹に詰め寄るほどの怒りを見せている。
ちなみにこの剣については『FGO material 1』にて、
「エクスカリバーは所有者の魔力を変換する増幅器なので、黒化したセイバーの聖剣の光も黒色になるが、これもあくまで同じエクスカリバーの別側面」
「湖の妖精にヴィヴィアンとモルガンが併存するように、聖剣エクスカリバーにも善悪両方の属性があるようだ」
「黒く染まった魔力はブリテン島に潜む原始の呪力であり、それをウーサー王から受け継いだのはアルトリアの姉モルガン」
と解説されており、変質した聖剣の名前は、最期まで分かり合えなかったモルガンとアルトリアの唯一の繋がりかもしれないとのこと。
汎人類史におけるモルガンの子供達には、自分とは繋がりがないものの思うところはある様子。
特にモードレッドに関しては、「アルトリアのコピーを作るまで追い詰められたのか」と汎人類史の自分の所業にドン引きしつつ、
モードレッド当人については、その(おそらくホムンクルスとしての)完成度の高さに目を見張っている。
一方のモードレッドは、モルガンを見るなり「げぇっ、関羽母上!?」とイヤそうな反応をするが、
やはり汎人類史のモルガンとは言動・性格共に違うらしく、少し見ただけで「自分の知っている母上(モルガン)ではない」と察している。
マーリンを「罪なき者の庭」に幽閉した張本人でもあり、「悪夢そのもの」と呼んで警戒している。
「殺してもまた現れるからどこかに閉じ込め、その後話術で騙されないように決して近付かない」事がマーリンへの最適な対処であるとモルガンは経験談を語る。
城はいつ建てましょう?準備はできていますので
良い日取り、良い時期に声をかけるよう
すごいのを建てます
そして、マスターに対しては、なんと男であれば「我が夫」、女であれば「我が妻」と一方的に呼んでくれる。*1
絆レベルが上がると上記の台詞の通り、一緒に住む居城を建てようとするほど、彼/彼女に対して好意を寄せるように。
一部のサーヴァント達に怒鳴り込まれないか不安である。
モーさん「…今、マスターのことを『我が夫』/『我が妻』とか呼んでなかったか?へぇっ!?オマエが父上/母上になるの!?イヤなんだけどメチャクチャあ!」
これは「(自分は女王だから)自分に全てを捧げるのが当然」という考えを持っているため。
そして「バーサーカークラスは自分がいれば他は必要ない、全員解雇しなさい」とアサシンの妹みたいな事を言い出す、また違うベクトルで非常に愛が重い過激派。
まあでも「解雇」にしようとするだけモルガンの方が穏便ではあるのだが。愛娘はそのバーサーカークラスの一人と仲良しになっているが果たして?
割と天然なところも持ち合わせているようで、語彙力が少々残念な事になる場面もしばしば。「任せなさい、ビルド星5等プロ級です。」
サーヴァント化してからは後述する生前の失敗を気にしているのか、かつての部下達や愛娘と頑張ってコミュニケーションを取ろうとしたりしているが、
モルガンは若干言葉が足りない上に、真意が伝わらなくともあまり訂正しないので、単なる心配を叱責と勘違いされて謝られたりしている。
ちなみに妖精騎士ランスロットことメリュジーヌは、自分の名前の元ネタであるランスロットの女癖の悪さを目の当たりにしたことで、
「あれ…?もしかしてボク、(モルガン)陛下からそういう風に見られてた…ってコト!?」と愕然としているが、モルガン自身がその真意を語ることは今のところない。
ただ、カルデアでは主人公を「我が夫/妻」と呼ぶモルガンに対し、メリュジーヌも主人公を「恋人(番い)」と見なして接しているため、
元ネタであるランスロットの「主の伴侶に道ならぬ恋を抱く最強騎士」という図式と三人の関係が(当の主人公の意思は無視しているが)完全に一致している。
さらに言うと、メリュジーヌ本人は主人公一筋とはいえ、バレンタインイベントではカルデアの女子職員たちからチョコを贈られるなど、女性にモテるという点も一致している。
妖精国訪問ルートが内定しなかったアーケード版では代わりにプレイヤーを「我が臣下」と呼ぶが、扱いはほぼ変わらない。
また上述の「すごいのを建てます」発言時にはローマなポーズで言う。あざとい。
なお、アルトリアの姉ということか、それとなくアルトリアと対になっている姿で、顔立ちもよく似ている。
なのでセイバーとして抹殺されうる。システム的な処理とはいえ色んな意味でモルガンがキレそうである
【ゲームユニットとしての性能】
『妖精円卓領域アヴァロン・ル・フェ』の実装に際し、限定星5バーサーカーとして登場。
カード構成はQ1A2B2のセイバー型で、宝具はBuster。
バーサーカーの中ではArtsの枚数が多い上に「陣地作成」も持っているのでNP効率は良く、Quickの性能も悪くない。
クラススキル「妖精眼:A」は「自身の被クリティカル発生耐性をアップ」という珍しい効果を持つ。
要はクリティカルでの被弾率が自分だけ少なくなるということであり、
クリティカル発生率アップスキルを相手に積まれない限りはクリティカル被弾を恐れる必要は少ない。
元々撃たれ弱いバーサーカーなので気休め程度ではあるが、事故率軽減に繋がる。
ちなみにこのクラススキルのおかげで、アペンドスキル3の「対セイバー被クリティカル発生耐性」がほぼ無意味になっている。
というのも、元々どのバーサーカーにおいてもクリティカル発生耐性は殆ど無意味と言っていいものの、一応書いてある通りの効果はちゃんとあるのに対し、
セイバークラスのエネミーには、バフスキルでクリティカル発生アップがかからない限りクリティカル率が20%を超えるエネミーがいないため、
このスキルを持つモルガンがセイバークラスのエネミーからクリティカルを受けることがほとんど無く、故に手間暇かけてアペンド3を解放する理由も少ないのである。
保有スキルは自身にNP30%追加+味方全体の攻撃力アップ+敵全体防御力ダウンの「渇望のカリスマ」、
自身も含む味方にNP20を付与しつつ味方全体のNP獲得量を底上げする「湖の加護」、
ガッツ、スター生産・集中・クリティカル威力アップ、毎ターン発動する攻撃力ダウンが複合した「最果てより」の3種。
宝具には非常に希少な「味方全体にオーバーチャージ段階UPを付与」効果と「人の力特攻」「妖精特攻」「円卓の騎士特攻」効果がついており、
敵全体を一掃しつつ味方の追撃・サポートに繋げられるが、OCに対応しているのは「人の力特攻」のみ。
妖精と円卓の騎士の特攻対象は割と分かりやすく、特に円卓の騎士は何やかんやで戦う機会も多い。
「人の力」を持つのはだいたい全サーヴァントの1/3強なので、合わせると全サーヴァントの半分強が特攻対象となる。
ちなみに人の力と円卓の騎士または妖精双方に該当するサーヴァントは4騎。うち一人は完全にとばっちり。*2
2種のNPチャージで宝具発動、スキルでクリティカルが狙えるほか、
毎ターン発動する攻撃力ダウンとガッツに加えてクラススキルの存在により場持ちもそれなりと、バーサーカークラスの割に小回りが利くのが特徴。
特に全体宝具とNP即チャージを併せ持つバーサーカーはスパルタクス、アルジュナ・オルタに続いて彼女が3人目であり、自給できるNPも50と更に多い。
一人でできることが多いため、単独での性能が求められやすい周回にはおあつらえ向き。
バスター全体宝具を撃った後に残った敵をクリティカル攻撃で沈める、というような芸当を一人でこなせるため、最近増えてきた変則周回での活躍が期待できる。
総じて、攻撃力に欠けるが手数の多いキャスタークラスと、攻撃力に長ける代わりに攻撃以外のことが苦手なバーサーカークラスのいいとこどりをしたような性能で、
「バーサーカーは自分以外全員解雇しろ」というだけのことはあるほどに優秀なサーヴァント。
その優秀さもあって、全国各地を移り歩きながら行われた生放送企画「カルデアサテライトステーション2021-2022」の中で発表された内容によると、
「最も多くレベル120にされた星5サーヴァントランキング」で堂々の1位を獲得している。
欠点は、攻撃力そのものはバーサーカーの中では控えめなこと。
特攻範囲は割と広いが、同じく全体Buster宝具の源頼光(のスキル)やアルジュナ・オルタほど広い特攻ではなく、特攻以外の自前の打点アップ手段が「狂化」「渇望のカリスマ」くらい。
宝具を使えば雑魚敵なら概ね一掃出来る打点を叩き出す彼らとは違い、特攻が刺さらない相手に宝具を放っても一撃必殺には届かないことが多いため、そこを上手くカバーしてやりたいところ。
ちなみに、Lostbelt No.6の主役であるアルトリア・キャスターとはスキル構成もセイントグラフの構造も非常によく似ている。
これはファミ通奈須きのこインタビューによると、セリフなどは意図して対になるように設定したが、イラストの構図まで対になっているのはたまたまとのこと。
んでもって2人のセット運用はフリクエでも高難易度でもきっちり噛み合ったりする。
ここに補完メンバーを一人入れておくと色々なクエストを楽に回れるようになるが、モルガン自身がBuster宝具持ちということで、
有用なBusterサポーターであるマーリン・オベロン・光のコヤンスカヤのいずれかをクエストに応じて選ぶことが多いか。ろくな扱いされてない奴らが多いのに噛み合うとはこれいかに。
【劇中での活躍】
妖精國ブリテンに2000年もの間君臨する女王。プレイアブルの彼女と異なり、『Apocrypha』登場時のようにベールを付けている*3。
最果ての槍ロンゴミニアドを魔術として習得した比類なき魔術の天才であり、5章終盤ではブリテンからオリュンポスに向けてロンゴミニアドを撃ち込んだ事から異星の神からも警戒されている。
そしてカルデアはブリテン異聞帯より起きると予報された「崩落」の阻止と、ロンゴミニアドを異星の神に対する切り札とするため、
彼女との交渉を目的のひとつとしてブリテン異聞帯へと突入することになる。
妖精國においては、「私は妖精を救わない」と語り、妖精に令呪を刻み彼らから生命力を奪う「存在税」を課す冷酷な女王として知られる。
それとは別に定期的に発生する「厄災」からブリテンを守護する役目も担っている為、圧政者でありながら2000年の間女王として認められる存在でもある。
オベロンによれば、2000年もの間妖精たちから魔力を集めている理由は、汎人類史を塗り潰して地球全土を「妖精郷化」させるためであるらしい。
カルデア一行とはノリッジの厄災を払った後の謁見で初めて顔を合わせる事となるが、その際には厄災を打ち払った功績として1億QPをポンとくれる豪気な面も見せたが、
ロンゴミニアドの提供に関しては「汎人類史はこの上なく無様に滅びよ」とにべもなく拒絶した。
また、ベリルはモルガンのマスターを自称しており、モルガンもそれを否定していない。
ベリルに対してはある程度の自由を許しているが、自分の意に添わない行動に対しては制裁を加えるなどしている。
しかし、2000年前からモルガンが存在しているのならベリルが召喚したサーヴァントのはずもなく、その矛盾は主人公たちも疑問に思っていたが……
※注意※
この先には『妖精円卓領域』後半以降の重大なネタバレが含まれています。
『私はお前たちを救わぬ。私はお前たちを許さぬ。』
異聞帯現在の「女王モルガン」は特殊な経歴によって生まれた。
当初、ベリルが来たばかりのブリテン異聞帯は空想樹が聳え立つ以外はただの何もない土地であり、妖精國などという国は存在しなかった。
ベリルはキリシュタリアから依頼されていたブリテンの空想樹の切除のため、「どうせなら世界を壊せるヤツがいい」とサーヴァントを召喚し、
召喚場所がブリテンであった為か、汎人類史からルーラー・モルガンがベリルのサーヴァントとして召喚された。
しかし、サーヴァント・モルガンは異聞帯においてすらブリテンが滅びるという事実を受け入れなかった。
そしてモルガンはベリルが昼寝をしていたほんの数時間の間に、自分を召喚したカルデア式召喚の形式からレイシフトの術式を解析し実行。
2017年から見て約6000年前、妖精暦4000年に自らレイシフトした。
レイシフトとは、コフィンという「棺」に守られて初めて存在の証明が保てるもので、
自らの肉体を持たないサーヴァントがコフィン無しでレイシフトをすれば即座に存在を保てなくなり、レイシフト先で霧散してしまう。
それはモルガンとて例外ではない。
が、この時のモルガンに関して言えばレイシフト先に「その世界における自分自身」が別途存在していたために抜け道があった。
異聞帯の自分自身に記憶や知識などの情報を送りこんだのだ。
ベリルの例えによれば、「モルガンというメールアカウントにメールだけ送るようなもの」。
本来の歴史=ベリルが見た何もないブリテン異聞帯に繋がる歴史では、異聞帯におけるモルガン=かつて救世主トネリコと呼ばれた妖精は、
楽園の妖精の使命を果たすために巡礼の旅を続けるも、妖精たちの謀略によって殺害されてしまっている。
そうやってトネリコを排した結果、厄災を退ける手段を失ってそのまま滅びたのが、何もないブリテンである。
しかし、汎人類史のモルガンがレイシフトにより情報を送り、「ブリテン異聞帯の未来」と「ブリテンへの執着という感情」を知ったトネリコは、殺害される前に身を隠した。
「トネリコがいなくなったので厄災から逃れられなくなり滅亡する」という点は変わらないもののトネリコ自身は生き延び、
全てが収まった後に活動を再開し、空想樹を枯らして魔力を全て取り込み妖精國を復興、女王として君臨した。
それが「女王モルガンが統治する、カルデアが訪れた時のブリテン異聞帯」である。
つまり、救世主トネリコと女王モルガンは同一人物であり、ベリルのサーヴァントである汎人類史のモルガンの意志を受け継いだ存在である。
「基本の能力は異聞帯のモルガンで、そこに汎人類史のモルガンの情報をインストールした」と言えばいいだろうか。
要するに『Fate/EXTELLA』のアルテラルートのザビ子(同一の中の人)と同じことをやったわけである。
そして現在のモルガンが偶発的な事故により、自分がトネリコとして活動していた妖精歴400年、
今から約2400年前の時代にマシュを送り込んだことで、マシュは過去でトネリコの仲間としてしばし行動するようになった。
この時にトネリコはマシュに「妖精騎士ギャラハッド」の着名を与えている。
トネリコだった頃は見た目・言動・性格すべてがアルトリア・キャスターにそっくり。一応、胸のリボンの色や杖の形状で区別は可能。
それもそのはず、トネリコ/モルガンはアルトリア・キャスターと同じく、楽園から送り出された「楽園の妖精」なのである。
楽園の妖精はブリテンの妖精からは疎まれ排斥される。
本来の歴史では、オークニーに流れ着いた楽園の妖精は、妖精の中では穏健派である「雨の氏族」に保護されたが、これが原因で雨の氏族ごと他の氏族に殺される筈だった。
そして楽園の妖精を殺した事で妖精暦の終わりに起こる「大厄災」を祓う術がないまま妖精たちは滅び、ブリテンは荒野となる。
これがベリルが最初に見たブリテン異聞帯の顛末である。
汎人類史からの記憶の流入によって、雨の氏族滅亡から生き延びた彼女は救世主トネリコとして名を馳せ、幾度となく「厄災」を祓ってきた。
ただでさえ雨の氏族を滅ぼした時点でトネリコの妖精への感情は最悪に等しい状況であるにもかかわらず、
厄災を祓う度に妖精たちからはその度に排斥され、「体験してないのは毒殺くらい」と語るほど凄惨な目に遭わされた。
マシュと出会った時点でトネリコはもう妖精には愛想が付きかけており、半分見捨てるほど。
仲間は黒騎士エクター、排熱大公ライネック、妖精騎士トトロットしかいなくなるほどに荒んでおり、
かつて使っていた「選定の槍」も妖精のワガママに対しトネリコが怒ったために、使い手から寿命を奪う呪われた装備になってしまった。
それでもトネリコはブリテンと妖精を救うべく奔走。
妖精を中心にまとめようとするから反発されるのなら人間の王を立てればいいと考え、
汎人類史の自分が忌み嫌っていた男と同名の別人、ウーサーを見出し極めて良好な関係を築いていた。
というかウーサーの方は完全にトネリコに惚れていた。トネリコの方は「よくわからない」と言っていたが。
そして彼が「ロンディニウムの騎士」として自立したのを機に彼の援助者として共に五つの氏族を退け、
最後に残った北の妖精女王マヴはウーサーと政略結婚するという形で落ち着き、全ての氏族間の争いを終わらせた。
こうして、人間であるウーサーを王として、ブリテンを統一するという段階にまで漕ぎ着け、彼女の長年の望みは未来への希望と共に叶うはず、だった。
しかも戴冠式直前となると当初の予定から変わりトネリコは王妃として迎えられることになっており、理想とも言える状況になっていた。
だがしかし、ウーサーの戴冠式の日、一部の妖精たちの悪意でウーサーは毒殺され、ロンディニウムは滅ぼされ、全ては台無しにされた。
この所業を以て、遂にトネリコは、横暴の限りを尽くす妖精に完全に失望した。
そして……
もうわからない。これでダメだったのなら、ヒトの善性なんて、私には何もわからない
理解したところで何になる。その労力はまったくの無駄だった
もうさんざん裏切られて、思い知ってきた筈なのに。私はまだ一縷の希望を抱いて、
そんなことにかまけている暇があったから、今回も失敗した
ブリテンを存続させたいのなら、『救う』なんて方針が間違っていた
もうやめよう。救世主なんてやめにしよう
もっと別の、もっと優れた形式を考えよう
「……そうだ。私は妖精たちを救わない。私は妖精たちを許さない」
「楽園の妖精の使命なんて、どうでもいい。ただ支配する、それだけでよかったんだ」
妖精たちを「救わない」と決意する。その時点で、楽園の妖精としての使命は放棄することになる。
短い間だったが、真の仲間として旅をしたマシュを、「初代妖精騎士」として2000年間オークニーでコールドスリープさせるという荒業で元の時代に送り返すと、トネリコは姿を眩ます。
時間移動による矛盾を避けるべく、マシュの記憶はトネリコ自身のものまで消してしまった。
ロンディニウムの滅びから400年後、そして大厄災による妖精文明の崩壊後。トネリコは「女王モルガン」としてオークニーからブリテンに帰ってきた。
そしてモルガンは空想樹セイファートを枯死させ、ブリテン異聞帯を空想樹の力によって維持される異聞帯から現実に存在する異聞世界へと作り替え、妖精國ブリテンを建国したのだった。
妖精の大嫌いなモルガンであったが、自らに情報を与えて散ったモルガンのことも考え、
妖精國に笑い・発展・存続と言った要素を許し、2000年間不満はありながらも存続させるだけの統治を布いてきた。
しかし、誰も信用しなくなったモルガンにも例外となる妖精はいる。
例えば、かつての仲間であるライネックの次代、ウッドワス。
ウッドワスはただ単にモルガンに忠誠を誓う嫡子ではない。
自らが長を務める牙の氏族がかつて犯した翅の氏族の虐殺という過去を恥じ、過ちを繰り返さぬよう牙の氏族に平和的な菜食主義などを推奨していた。
ウッドワス自身も怒りにまかせて部下を手にかけるなど気が短く、その獣性を完全に克服していたとは言いがたかったが、
「過去に犯した己や氏族の罪を認め、改善のために努力する」と言う姿勢はモルガンにとっては好ましいものであった。
それ故、モルガンはウッドワスには絶対の信頼を置いた。
そして、ウッドワスが恥じている己が獣性をさらけ出さずに済むよう、出陣を控えさせるなど配慮したため、他の妖精たちはウッドワスの化け物じみた実力をいつしか忘れ去っていった。
例えば、救世主であった時代、唯一自分に感謝の言葉をくれたバーヴァン・シー。
彼女は「善良」な妖精であったが、それ故に他の妖精たちのオモチャにされ、ボロ雑巾と化して捨てられ、
モルガンが発見する頃には手遅れという事態を繰り返していた。
もはやバーヴァン・シー自身が摩耗して次に死んでも蘇らないほどになってしまったことを察知したモルガンは、
最後のチャンスでバーヴァン・シーを庇護するために、周囲の反発を無視してトリスタンの着名を与え、娘として迎えた。
そして、他の妖精たちに食い物にされないよう、あえて悪逆残忍に振舞ったときに褒め称えることで、他の妖精たちを近づけさせないようにしていた。
しかし、モルガンはこうした妖精たちに対して、感謝や愛情を言葉にする事は少なかったため、周囲の妖精たちどころか、本人たちもそれほど配慮されていることが理解できていなかった。
特にバーヴァン・シーに対しては「何故いつもお前はそうなのだ」とバーヴァン・シーの置かれた境遇を嘆いていたのだが、
モルガンの真意が分からないバーヴァン・シー側はそれを「叱責」と捉えてしまい、すれ違いが生じていた。
その上、根が真面目なバーヴァン・シーは悪逆残忍な振舞いも、ただ「モルガンに喜ばれたい」という希望の下にやっていただけだった。
キャメロットでの最終決戦の際、それに気付いていた黒幕たちによって、モルガンはその愛を利用されてしまう。
ウッドワスはカルデア勢力と戦って満身創痍になっていたところをオーロラによってモルガンへの不信を吹き込まれてしまい、
己が忠誠を嘲笑われたと考え、怒りのあまりキャメロットのモルガンの下に怒鳴り込み、彼女を負傷させてしまう。
モルガンの愛情に気づいたときには、返り討ちにされ瀕死になったときであり、そのまま事切れてしまった。
そしてモルガンはバーヴァン・シーをスプリガンに人質にされた動揺を突かれ切り刻まれ、
さらに、何故かモルガンの妖精暦での行いを知っていたオーロラはそれを妖精たちに向けて悪意混じりに語り、
全ての苦しみはモルガンの責任だとオーロラに吹き込まれた妖精たちの手によって惨殺されるという末路を迎えた。
モルガンの「自分が玉座に戻らなければブリテンが失われる」という哀願に誰も耳を貸すことはなく、妖精たちは再び、厄災を祓い続けたモルガンを排斥したのだった。
こうしてめでたく、冬の女王は倒されました。
お疲れ様でした。ブリテンに新しい時代が訪れました。
新女王陛下 戴冠式が行われます。
妖精國ブリテン ソールズベリー大聖堂にお集まりください。
『赦されよ、赦されよ、我等が罪を、赦されよ』
女王モルガンがあまりに呆気ない幕切れを迎え、裏のシーンが提示されるプレイヤーにとって多くの疑念を残したまま戦いが一段落する。
その後新しい女王が即位し、めでたしめでたし………とはなるはずもなかった。
戴冠式が行われようとする裏で、厄災たるモースは発生数を増しており、戴冠式の前日、遂に妖精とモースの数は逆転した。
さらに妖精側のモースへの対抗策たる武力を持った牙の氏族は、既にある氏族の長により絶滅寸前にまで数を減らされてしまったのである。
戴冠式当日、新女王たるノクナレアは自称王の氏族の妖精から糾弾されてしまう。
王の氏族は、自らの力を分け与えて仲間の氏族を増やす特性を持っており、その数だけ自分も仲間も強くなれるが、
仲間に裏切られた場合分けた力は戻ってこないどころか以前より弱体化する。
ノクナレアは力を与えすぎた。自称王の氏族の行動を引き金に仲間に裏切られたノクナレアは力がどんどん失われていく。
しかも事前に毒酒が仕込まれており、初めこそ平気だったが力が失われたことで毒が周りだし遂にノクナレアは倒れてしまう。
そこにある妖精の衛士から追い討ちを受け、彼女は玉座につかないまま事切れてしまった。
ちなみにノクナレアだけでなく主人公たちにも毒酒が配られていたが、
主人公が未成年だったために飲む「ふり」をしたのを全員右に倣えしたためにこちらは全員回避している。もし回避できていなかったら最悪の展開だった
実はモルガンの玉座は、妖精暦の終わりに命を失った妖精達を召喚するための装置であり、モルガンは言わば「ブリテンの妖精たちのマスター」と言うべき存在であった。
この玉座により、死んだ妖精を再び召喚し直すことで妖精たちの命のサイクルは維持されており、
それだけの事が出来る力を持った妖精でなければ、そもそも妖精國の王になったところでサイクルを保てない。
その真実をモルガン以外で唯一知っていたのは、トネリコのライバルであった北の妖精の女王マヴだけであり、
マヴはいずれモルガンが衰えた時、ブリテンを背負えるだけの力を持った妖精を生み出すために力を蓄える事になった。
そして長い年月をかけて誕生したノクナレアにはその資格があったのだが、妖精達はそのノクナレアすら謀殺してしまったのである…。
妖精の気まぐれによって過去の過ちは繰り返された。
戴冠式の崩壊を引き金に、妖精国ブリテンは地獄と化した。
今まで妖精だったものがふとした瞬間にモースと化すなど増え続けるモース相手に、なすすべもなく人間も妖精も死んでいく。
これに対し、生き残っていた氏族の長はいずれもまともに手を打つことはできなかった。
ある者は自らの行いの愚かさに精神が崩壊したあげく、破滅を望む真の黒幕に暗殺された。
ある者は自らの蒐集した芸術品とともに頑丈な塔に立てこもり、厄災に飲み込まれる時をただ待つのみとなった。
ある者は妖精として好き勝手な振舞を続け、「例え逃げたところで待っているのは生き地獄」と考えた部下に介錯された。
モルガンが円卓の騎士の着名によって抑えていた「炎の厄災」と「獣の厄災」も、不安定な心身状態にあった。
そして「獣の厄災」は自領の妖精達の暴虐を目の当たりにしたことで、「炎の厄災」は上記した主たる妖精のあまりの醜態を目にし、介錯したことでそれぞれ厄災として覚醒。
更に妖精達を呪いながら大穴に落とされた、ある妖精を核にして目覚めた「呪いの厄災」も同時に出現し、ブリテンは崩壊を加速させていく。
しかし、ブリテンがこのまま滅ぶと、汎人類史に厄災が流れ出て汎人類史の危機ともなってしまう。
主人公とアルトリア・キャスター達はそれを阻止するため、モルガンが自らの願いの為に放棄した楽園の妖精の使命を果たしに赴く…
以降の動向はアルトリア側の記事に譲るのだが、モルガンはトネリコとしてマシュと旅していた時に、
ブリテンの大穴に潜むケルヌンノスの死骸・「呪いの厄災」の存在を既につきとめており、その対処には百年単位の時を要すると算段をつけていた。
楽園の妖精の使命は放棄したものの、独自に「呪いの厄災」の対処を考えており、
キャメロットにある「呪いの厄災」を取り囲むように設置された12基のロンゴミニアドこそがそのうちの一つであった。
しかし結局完全な対処には至らず、いたずらに厄災の発生を先延ばしするにとどまっていた。
そして、当のモルガンが道半ばで倒れたことで、かろうじて堰き止めていた厄災が大暴発。ブリテンの終末の火蓋が切られたのである。
予言の子:アルトリア・キャスターはモルガンの忘れ物である楽園の妖精の使命を果たしたが、
刀鍛冶の最期の力添えにより、使命を果たしてなおブリテンに帰還が成った。
新たな厄災の芽はこれによって剪まれることとなるが、既に現れた厄災は剪定されないため討ち滅ぼさなければならない。
その中でも最大規模となる「呪いの厄災」には、さしものカルデアもなすすべなく押しつぶされようとしていた。
その頃、アルトリア・キャスターは誰もいない玉座に走っていた。
玉座は12基のロンゴミニアドの発射装置でもある。
アルトリア・キャスターはモルガンの遺産である魔力と装備を使い、「呪いの厄災」へ一撃を放つ。
その威力は絶大だった。術式の創造主のモルガンであれば、確実に「呪いの厄災」へ決定打が与えられていたと考えられるほど。
しかしアルトリア・キャスターではロンゴミニアドの威力は出しきれなかった。
ならばと彼女はロンゴミニアドの術式を自らの使いやすい術式…エクスカリバーに改造して、再び命を燃やして放つ。
再度、決死の一撃。「呪いの厄災」へは先程以上のダメージが与えられ核が露出。
カルデアには「神殺し」の為の武器ブラックバレルがある。この機を逃すわけにはいかなかったが、今のマシュはブラックバレルを持っていなかった。
が、かつてのトネリコとも縁がある妖精の手によりこっそり回収されており、マシュの元に届けられる。
かくして、「神殺し」の究極武装が神核を撃ち抜いたことで、「呪いの厄災」は遂に討ち鎮められた。
モルガンの忘れ物は、予言の子と異邦の魔術師、そして最後の妖精騎士たちの手により果たされた。
しかし、真の黒幕によってブリテンは奈落へと落ちていってしまった。
過酷な旅を終えた主人公達は、これまでと同様に、名残惜しそうに「綺麗な思い出」を振り返る。
とある人物の手により、カルデア陣営は妖精の悪性をそこまで見ていなかったことが幸いした。
汎人類史からお客様が来ることもあるでしょう。
私の國はどうですか?
美しい國でしょうか。夢のような國でしょうか。
そうであれば、これに勝る喜びはありません。
妖精國ブリテンへようこそ、お客様。
どうかこの風景が、いつまでも貴方の記憶に残りますように。
汎人類史からの来訪者は知る由もなかったが、全てに絶望し、2000年間孤独であった女王の願いは、最後の最後に叶っていたのだった。
イベントシナリオでの活躍(上囲み部分ネタバレあり)
イベントにはしばらく登場しなかったが、竹箒日記にてお正月の恒例レースを見てカーレースを開催することを思いつき、
妖精国初の自動車モルカーを誕生させる…という与太話が掲載され、即座にマスター達からはイベント適性を見出される。
バレンタイン個別シナリオでは妖精騎士を集めて円卓会議を開催。異聞帯での出来事はある程度水に流したようでカルデアでは仲良くやっている様子。そして「ビルド星5等プロ級」とか「凄いのを作ります」とか真面目な顔してパワーワードを度々発するモルガンともども、妖精円卓も面白集団と発覚してしまった
その際に妖精國で開催されていた『モルガン祭』の開催を匂わせており…
バレンタインイベントを除くとイベント初登場となった22年春開催の「水怪クライシス 無垢なる者たちの浮島」では、
「ハベトロットを連れて勝手にレイシフトする」「現地の謎の生物「コン」を分析しつつもひたすら愛でる」というフリーダムぶりを発揮。
終盤には島全域への異変を起こした黒幕との戦いに姿を現すや、居合わせたサーヴァントたちの髪の毛一本ずつと島に埋もれていたものの正体およびコンを触媒に太歳星君を召喚し、事態を一気に解決の方向に動かすという、
ギャグ方面でもシリアス方面でも無双と言える活躍を見せた。そして悲しいかな、イベントにモルガンを出すことの難しさをマスター達が理解してしまった
そしてついに22年秋~冬にてついにモルガン祭、もとい「カルデア妖精騎士杯 ~二代目の凱旋~」が開催。
アヴァロンよりやってきた「汎人類史の妖精騎士」たるブリトマートのカルデアへの召喚、そして自身の噂を聞いたブリトマートの「妖精騎士を従えし女王に仕えたい」という嘆願を聞かされたモルガンは、
自らの生前の失敗と末路、そして「もはや国すら持たぬ敗北した女王」という自分の立場から一度はそれを断る。
が、バーヴァン・シーの「どうせならデカい試練与えて、抗えない現実を突きつけて心を折ったほうが良い」という意地悪な提案を聞き「大会」の開催を決意。
バーゲスト(と黒ひげ)の発想を元に前もって作っておいた巨大アスレチックステージ、その名も「明日霊血古圏」を舞台に大掛かりな体育大会が繰り広げられる事に。
これまでとこれから(上囲み部分ネタバレあり)
こんにちは。貴女が私の召喚者、ですね?
私はトネリコ。雨の国の魔女、トネリコ。
植物系の魔術は苦手ですが、敵を倒す魔術、争いに備える魔術、障害を破壊する魔術には自信があります。
城の外の世界は不慣れですが、どうかよろしくお願いしますね
なんと8周年記念サーヴァントとしてトネリコ兼水着モルガンとして再登場。
クラスはやはりというかキャスターに変化している。
◆プロフィール
身長:170cm
体重:56kg
出典:アーサー王伝説、イギリス妖精史、及び異聞帯ブリテン
地域:最果てのオークニー
属性:秩序・善/秩序・中庸/秩序・夏(再臨状態により異なる)
◆ステータス
筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
C | C | B | EX | E | A++ |
【スキル】
○クラス別スキル
陣地作成:EX
道具作成:C
対魔力:B
妖精眼:C
陣地作成のランクが上昇した一方で、他の能力は少しずつ下がっている。
○保有スキル
雨の国の妖精:A
『アヴァロンの妖精』がトネリコ風に使われたもの。雨の国の魔女としてのスキル。
知識はあるが外界を知らない箱入りのお嬢様で、
知識欲が旺盛で、見た事のないもの、予測のつかないものに好意を持つ彼女らしいスキル。
自分の行動はきっと正しい、と明るい確信を持っている。
逆境のカリスマ:A
救世の妖精、救世主トネリコは常に弱く苦しめられた妖精たちの前に現れ、その劣勢を覆してきた。
逆境において強く奮い立ち、強大な敵を倒す姿は虐げられる者たちにとって希望そのものに映った事だろう。
通常の『カリスマ』に加えて、トネリコには追加効果が発生する。
ラスト・リゾート:A
最後の切り札にして、最高級の楽園(リゾートホテル)を造る女王の政治手腕にして、物理的な攻撃性結界。
【宝具】
『聖剣遙か夢の名残』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:10~70 最大捕捉:300人
優しい雨だけではありませんよ?
理想の国、理想の王。白亜の城に集いしは、清廉なりし無双の騎士。胸躍る幻想を、鳥は綴らん!
水鏡、最大展開! 楽園の妖精の名の下に、輝ける未来を示しましょう! 約束された勝利の剣。数多の希望は、今一つに!
『聖剣遙か夢の名残』!!
トネリコの名に、恥じぬように!
夢想の国、無冠の騎士。白亜の城が語りしは、叶う事なき夢の名残。燃え上がる結末を、鳥は忘れず。
水鏡、最大展開! 救世の妖精である以上、全ての虚飾を祓いましょう。はや辿り着けぬ理想郷。目に映るもの、全てを灰に!
『聖剣遙か夢の名残』!!
救世主トネリコが夢見た、理想郷ロンディニウムの残骸。現在・過去・未来、かの地に集うはずだった騎士たちの輝ける武器を製造し、霧散させる。
霊基第一、第二専用。
内容こそ同一だが、再臨段階により微妙に意味が異なり、霊基第一の状態ではこれから待ち受けている輝かしい幻想の城、
霊基第二の状態では既に失くなってしまった夢想の城を再現する。
『希望孵す夏の水鏡』
ランク:A++ 種別:対軍宝具 レンジ:10~70 最大捕捉:300人
大工房、解錠。
コール・アヴァロン。我が記憶の底より湧き出でよ。原初の瞬き、最果ての極光。
気に入りました。私の手に縋りつきなさい。肉体は溶けようとも、魂はこの湖に――
『希望孵す夏の水鏡』!
聖剣を王に与え、回収したとされる湖の妖精。
その湖を触媒にして大量の疑似聖剣を造り出し、拡散させる大魔術。
かつて希望を生んだ湖は、苛烈な女王の手によって兵器を生産する工場と化した。
宝具ランクがA++なのはアーサー王の宝具がA++なので、それへの対抗意識によるもの。強引に宝具を強化しているため、女王自身の能力は通常のものよりランクダウンしている。
霊基第三専用。
ゲームにおいてはどちらも同じ効果の宝具となる。
【人物】
前年のアーキタイプ:アースよろしく、再臨で人格に加えてアライメントまで変わる仕様。
第一再臨時のマイルームボイスでバーサーカーの自分自身に言及する描写があるため、少なくともカルデアにおいては雨の魔女トネリコとモルガンは別霊基で存在している模様。
◆第一再臨
改めて自己紹介を。魔女とは言いましたが、私は雨の国で育った妖精です。
トネリコ、というのは、王妃様に戴いた名前なんです。世界樹のように、いずれ国を見守る王女になってほしい……という。
すごい目標ですよね。親馬鹿も大概だと思います。
……コホン。話が逸れました。あなたは人間の魔術師、私は妖精の魔術師。
魔術師同士、仲良くしていただけますか?
雨の氏族の元で育てられていた頃のトネリコ。アライメントは秩序・善。
かつて菌糸類が語った、
「ねんがらねんじゅう雨が降っているオークニーの宮殿の奥、他に誰もいない図書室であまだれの音だけを友達にして本を読んでいた少女」
というイメージをそのまま持ってきたかのような、まるで生真面目な委員長めいた気質で、
まだ悪意に晒される前のモルガンであるため、あらゆる面で純粋。あと[[眼鏡っ娘>一之瀬みのり/キュアパパイア]]。
とはいえアルトリア・キャスターのような魔猪の氏族と言われる大雑把な気質も持っている。アルキャスと比較して私は知性派と語るトネリコだが、正直大差ないのであった。
◆第二再臨
雨の音が響く図書室で、鍛錬に励むのはここまでです。
ここからは、雨水に晒されながら進む、戦いの道。
救世の旅を始めましょう!
2部6章でも登場した救世主トネリコ。
アルトリア・キャスターの2Pカラーのような姿からアルトリア・アヴァロン風味のデザインにリファインされている。アライメントは秩序・中庸。
性格は概ね2部6章で明示された通り。巡礼の旅で精神を擦り減らしているため荒み気味。
とはいえまだ「滅び」に至っていないため、明るさは失われていない。
ちなみに救世主としてはだいたい何でも力ずくで解決していたとか。こっちのが早い!(蹴り)
槍に童話魔術をエンチャントして物理で殴る、が一番効率的と語る彼女は紛れもなくアルキャスの同類である。魔法(物理)
なお、2部6章クリア後の時系列を想定されているのか、絆を深めると、救世主としての先達として先輩風を吹かせようとする彼女に対して、
マスター(主人公)は「最終的には救えなかったじゃん」と返し、これにはトネリコも笑うしかなかったという事実が明らかになる。
基本的には後の「滅び」を知らない彼女だが、第二再臨でもう一度再臨すると朧気ながらその記憶を思い出す。
ああ……記憶が……
そうでした、これはかつてそうだった姿、通り過ぎた思い出の灰。
いつまでも、見ていいものではありません
◆第三再臨
一国を預かる身ではありますが、今は公務より私事を優先し、相応しい姿に着替えてみました。
この姿の時は、水妃モルガン、と呼ぶように。
……似合いますか?
第二段階のシリアスさを嘘のようにぶん投げたモルガン陛下。アライメントは秩序・夏。
本人は『今までとなにひとつ変わらない冬の女王』として振る舞い、そうなっていると確信しているが、
客観的にはどう見ても普段より気が緩み、テンションも高くなっている。
言動そのものは普段のモルガン同様にクールなのだが、女王より少女の面が強く出ており、端的に言えば時折可愛げが覗く。
普段より規律やマナーに厳しくなく、マスターやバーヴァン・シーが粗相をしても優しく微笑む。
隣で見ているバーゲストは「逆に怖い」と語る。
この姿の時のみ、水着イベント2023の特定章クリア&2部6章クリアを条件に絆ボイスの差し替え&マイルームボイスの追加が行われる。
絆ボイスは2部6章クリア前の時点ではマスターへの呼称は「貴様」となり、
「遊んでばかりいずに早く人理を救え(意訳)」「特定クラスばかりでごり押しするな(意訳)」と厳しめのセリフがメイン。
まだ皮肉で夫/妻と呼んでた頃をイメージしているものと思われる。
2部6章クリア後になると「あなた」呼びに変わり、お馴染みの……否、いつも以上にデレデレの恋する乙女と化したモルガンとなる。
同イベントで明らかになったが任意でトネリコの姿にもなれる様子。
マイルームボイスでも、休暇中でも変わらないバーゲストの奉仕体質に言及したり、バーヴァンシー専用のロイヤルスイートを作っていたことが判明したり、
モルガン専用のプライベートビーチを我が物顔で占領するメリュジーヌにツッコんだりと、普段よりも和やか。
また、ルーラーアルトリアを(色々成長しているためか)妹と見抜けず、服装や所作に感心する(後で真実を知ったら嫌な顔をしそうな)ものや、
汎人類史における“娘”であるガレスの水着姿を見て、特に第二霊基の水着姿を「愛くるしい」「聖槍級の可愛さ」と絶賛するものもある。なおモーさんはスルー
【ゲームユニットとしての性能】
8周年記念で実装された星5キャスター。何気に破られていなかった同クラス最高ATKを三蔵ちゃんから奪い取った。
カード構成は宝具も含めてバーサーカー版と一切変化がない。
カード性能は、キャスターにしてはAが少なめであるのを補える程度に高めのArts性能に加え、星も出せるQuickと近年のスタンダードらしく悪くないもの。
保有スキルは「雨の国の妖精」「逆境のカリスマ」「ラスト・リゾート」の3種。
「雨の国の妖精」自身にNP50%チャージ+宝具威力アップ+毎ターンスター獲得状態+味方全体に毎ターンNP獲得状態を付与する。
毎ターンのスター獲得は10個・NP獲得は10%とそれなりの性能。宝具威力アップは20%と標準的。
「逆境のカリスマ」「HP状態によって適用数の変わる攻撃力アップを全体に付与し、味方全員のHPがMAXならターン終了時にスターを獲得する状態を自身に付与する。
HPMAX・MAXでないとき・75%以下・50%以下・25%以下の5段階で出力が変わり、
HPMAX時でも「カリスマ:A」と同程度の効果があり、そこからはHPが減るたびに10%ずつ強化されていく。
一方のスター獲得量は10個と、使用条件の割にはオマケ程度の数。
「ラスト・リゾート」は味方全体にNP50%チャージ+宝具威力アップ+ガッツを付与するが、バトル開始時には使用できずCT短縮をしなければ6ターン目まで待つ必要がある。
バフの持続はすべて3T。
宝具は自身に1回の無敵・Busterバフを付与してからの全体悪特攻攻撃。更に「ラスト・リゾート」のスキルCTを1進める効果と防御ダウン効果が付属する。
無敵とBusterバフは1T、防御ダウンは3T持続する。
OCはスキルCT短縮効果に対応するほか、特攻火力が宝具レベルによって上昇するアーキタイプ:アースと同じ特性も持っている。
ユニットとしてはバーサーカー時と大きく異なり非常に取り回しが難しい。
直感的に使えるのは「雨の国の妖精」くらいで、HPの状態により性能の変わる「逆境のカリスマ」と非常に強力な効果を持つが、
そもそものスキル使用に制限のある「ラスト・リゾート」はかなり癖がある。
「逆境のカリスマ」は最大出力時はなんと攻撃力+60%というとんでもない強化量になるが、勿論その分HPは少ないので倒れるリスクが増す。
追加効果を考えなくても30~40%の強化は労せず得られるので、最大出力を狙わないという戦法も十分考えられる。
同様にHPが少ないほど性能の上がる宝具を持つアンメアや土方歳三らと組んだり、
陳宮に一度射出させて能動的にHPを減らしたりと言ったコンボもある。
「ラスト・リゾート」は宝具とも連動するスキルで、全サーヴァント中でもトップのNP配布に加え、
30%もの宝具威力アップと3000回復のガッツを全体に付与するという凄まじい効果を持つが、
初めからCT5加算状態でスタートするという初の仕様からそのままの状態だと6ターン目までスキルが使えない上、再使用CTに至っては10と重い。
トネリコ(水妃モルガン)を起用する場合は、このスキルをどれだけ早く、どれだけの回数使えるかということが、
そのまま彼女をどれだけ強く運用できるかに直結するため、あらゆる手段を用いてCTを短縮することが求められる。
このため直接CTを短縮できたり宝具のOC段階アップ効果を付与できるサーヴァント(現状そのすべてが★4以上)の存在がかなり重要。魔術礼装や概念礼装によるサポートも大事になってくる。
意外なことに単騎運用も強力。宝具の回転が速まるためラスト・リゾートの使用頻度が上がり、ガッツや宝具による無敵でかなりしぶとい。
その上単騎だとHPが少ない状態で戦い続けるため、「逆境のカリスマ」が効果を発揮しやすい。
回復手段がないためコマンドコードや礼装による支援は必須になるものの、そこはどんな単騎サーヴァントでも同じだろう。
某所では単騎でORTを倒した勇者王を単騎で撃破する動画まで上がっている。これが勇者王カマソッソを理解らせた一撃です!
と、ここまで癖の強さばかり述べてきたが、その分最大限活かせたときはキャスタークラスの攻撃力低下補正を補って余りある攻撃性能に加え、
強力なサポートまでこなせる、まさに最強クラスのサーヴァントになる。
彼女を迎えられたマスターは救世主として戦って貰えるようにケアを忘れないようにしよう。
【イベントでの活躍】
専ら出番があるのは(水妃)モルガンであり、トネリコの姿はモルガンの変装としてのみ登場。
すごいのを建てますと豪語した通り、ハワトリアの西側、ワイキキからは離れた海岸沿いにプライベートビーチと超豪華ホテル「ブリスティン」を建てた。
言うまでもなく目的はマスターと二人で過ごすこと(と、妖精騎士達の保養)である。
ガウェインやガレスといった汎人類史のモルガンの子供たちにも招待状を送っているなど、割と律儀。
モルガンはここでマスターを待っていたのだが、謎丸のごとくすっぽかしていたレポートを片付ける羽目になっていたマスターに、
「作業に戻りなさい。あまり待たせないように」と一言どころじゃないレベルで足りない言葉でしか意を伝えなかったため当然ながら誤解される。
結果的にサバフェスに集中していたマスターからはモルガンの存在を3ループぶんまるまる忘れられていた。王は人の心がわからない
拗ねたモルガンは自ら[[波浪祭神ウミヌンノス>ケルヌンノス(Fate)]]を作ってサバフェス会場を襲撃する暴挙に出てしまった。
だって、来ないから。
こうして無理矢理マスターをブリスティンに連れてきたおかげで目的の半分は達成。
後は準備していたアースマンレースの商品として「マスターと1週間好きに過ごす権利」を用意し、
名代として出場させるメリュジーヌにトップを取らせれば合法的にマスターを独占できる…!と意気込んでいたモルガン。
しかしマスターは鈴鹿御前とともに自らレースに出場し、メリュジーヌの弱点を突いて見事優勝を掻っ攫われてしまう。メリュジーヌは「マスター独占権」を自分がもらえるものと誤解していたため、実は計画は最初から破綻していたのだが、モルガンは知る由もなかった
これにご機嫌斜めのモルガンはウミヌンノスを繰り出…そうとして辞めようとしたがうっかりハベトロットが出撃させてしまう。
こうして出現したウミヌンノスはモルガンが作り使役しているものだと自白していたため、仲間達には知れ渡っており、
を合言葉にモルガン陛下は当然のようにフルボッコにされたのだった。
その後は最終盤になって、バーヴァン・シーが同人誌作りに行き詰まっていることを知ったマスターが再びホテルを訪れたことで再登場。
トネリコの姿で彼女達の元を訪れ、同人誌作りに協力している。そしてしれっとトネリコ・モルガンで二人分寄せ書きを書いた。
マシュとはハベトロットの魅力で意気投合しており、かつての関係を想起させている。
また、イベント最後で妖精騎士3名は彼女の存在に起因して召喚されたことも明らかになった。そんな重要設定をトンチキイベントの最後に持ってくるなよ
事件解決後はAAAの指摘(「マスターと1週間好きに過ごす権利」をマスターが取った以上、ハワトリアの1週間をマスターが過ごすために特異点を維持する義務がある)と娘の懇願もあって、
特異点を最後まで維持する役割を担うこととなった。
余談(上囲み部分ネタバレあり)
- モルガンが手に持っている武器は槍にも杖にも見える形状。救世主として杖も槍も使ってきた過去を思うと何かを感じ取れるかもしれない。
- モルガンのクラスとして事前に予想されていたのはキャスター。また聖杯への望みがないのでルーラー、史実の逸話的にバーサーカーに適性があると予想される。
果たして、プレイアブルのモルガンはバーサーカー、ベリルの召喚したモルガンはルーラー、トネリコとしてはキャスターと、予想クラスすべてを網羅する形になった。
といっても、「バーサーカー」になった理由は史実とは無関係の、「そうならざるを得なかった」という空気が強いのだが。 - バーサーカークラスで召喚される英霊には、生前に発狂して暴れたりした逸話があることで狂化が乗りやすくなったヘラクレスのようなタイプと、
あまりにも強い目的意識から、それに反する意見を聞かないために適性があるとされたタイプが存在する(項羽、ナイチンゲールや土方歳三など)。
救世主トネリコのプロフィールテキストを見る限り、彼女は後者のような理由でバーサーカー適性があるとみなされたことがほぼ明確となっている。
- ハベトロットとは「自分の知るトトロットではない」と理解しつつも、心を許していた仲間そっくりの彼女に対して親愛の情を抱いている。
でもとんでもなく物騒な宝具を持ち込むに至ったことについてはカルデアのせいと勘違いしている。
ハベトロット曰く、「よく一緒にアフタヌーンティーをしばいている」とのこと。
モルガンの「お嫁さん力」が無い(=壊滅的に低い)ことには、何故か「哀しい」という感情が湧くという。
- モルガンとしてはその滅茶苦茶な強さがよく描写されていたが、これはトネリコだった時からそうだったらしい。
分かりやすいところで言うとカルデア陣営があれだけ苦戦した牙の氏族の長(現代のウッドワスに相当するのが過去におけるライネック)を、トネリコ一行はより少ない戦力で戦い起死回生の一撃を浴びせて実力を認めさせた。
竹箒日記に曰く、『死力を尽くしても倒せず、最後(ライネック側はゲージ1個ブレイクした程度のダメージ、トネリコはHP/NPともに1+ガッツ状態)にバクチ寸前の読みあいから渾身の一撃をいれた』とのこと。これが勇者ライネックを理解らせた一撃です!
以来、トネリコが本当に窮地の時に(なぜか都合良く)駆けつける自称・ライバルになったという話であった。 - また、アルトリア・キャスターが巡礼の旅で鐘を鳴らすたびに魔力を増しているが、トネリコはその巡礼の旅を「複数回繰り返し完了している」ため、単純な魔力量でもアルトリア・キャスターの数倍という計算になる。
- トネリコとしてマシュを送り届ける際に、封印した地に資格を見極めるための試練を設置したモルガンだったが、最後の試練として出てくるのがアルトリア・キャスターとアーサーのシャドウサーヴァント。
これが誰を意味しているかは言うまでもないだろう。
結局「彼女」が「彼」をどう考えていたかは明かされていないが、少なくとも周りからははっきりと「恋人同士」として認識されていたというのだから尚更哀愁漂う。ただしトネリコはカルデアでアーサーと会っても模擬戦はやったが特別な感情を抱いてはいないらしい。
- 赤ん坊だったモルガンは妖精の中では穏健派な雨の氏族の王妃に保護された。雨の氏族といえどブリテンの妖精であることは変わらず、楽園の妖精を恐れていたのだが、流石に可哀想になって王女としてモルガンを大切に育て、トネリコの名を与え、トネリコは妖精たちの救済を目指すようになる。しかし雨の氏族は楽園の妖精の保護が原因で他の氏族に攻められ滅亡、本来の王女は楽園の妖精の身代わりとして処刑されるという凄惨な末路を辿ってしまった。
- なまじ雨の氏族に保護されて妖精たちを救いたいという感情を持ってしまった故に絶望・変節したモルガンと、ティンタジェルでいい思い出がない育ち方をした故、ある意味で妖精を突き放しつつ使命を全うしたアルトリア・キャスターは、その意味でも対となる存在だったと言える。
- 言うまでもないが同一人物なのでトネリコもモルガンも中の人は同じ。
だがトネリコ時は明確にアルトリア・キャスターに近い声質の演技になっており、声優の本気を実感させられたというマスターも多かったとか。
- モルガンは異聞帯を変えるために4000年奮闘し、そして絶望の末に2000年の間女王としてブリテンを治めていたのだが、
これをベリル視点から見ると荒野に寝転がって起きたらキャメロットが出来ててモルガンは自分のサーヴァントじゃない別の何かになってたという、異世界転生もかくやみたいな状況になっていたり。
また、ベリル自身も歴史改変の過程で本来の人間ではないコピーのような存在に変化していたりするらしい…。
- 最終的に厄災から辛うじて守られたブリテンだが、妖精がどうなったかについては何も触れられず、その後のことは異聞帯の影の中へ。
とはいえ厄災で大量に死んだ上に、妖精を再召喚させている王を根絶やしにしたので、どのような末路を辿るかは推察できるだろう。
追記・修正はキャメロット前の大穴をどうにかしてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 汎人類史のモルガンかと思いきや妖精国の「救世主トネリコ」が来た。 -- 名無しさん (2023-07-31 19:14:15)
- 異論がありませんでしたのでリセットしました -- 名無しさん (2023-08-05 14:34:19)
- 雨の魔女の格好して娘を見守ったりホテル経営したり夏を満喫してた。 -- 名無しさん (2023-09-13 19:14:34)
- サバフェス2023は実質妖精国の夏休み兼FDになってた。陛下もロイヤルホテルで夏を堪能してて文句無し! -- 名無しさん (2023-11-04 21:48:32)
- 荒らしコメントを削除 -- 名無しさん (2023-11-08 19:41:43)
- フレンドさんのほとんどがレベル100か宝具重ねてる。愛され陛下。 -- 名無しさん (2023-11-08 20:09:58)
- だって来ないからは吹いた。あんな建物近寄り難いでしょうに -- 名無しさん (2024-01-29 17:14:47)
- そもそもカルナさん以上に言葉が足りてないせいで…生前も踏まえると治らないんだろうなぁ今後も -- 名無しさん (2024-02-25 19:32:50)
- ↑×2 マスターを軒並み夫扱いにしてるのかと思いきや夏イベントでがっつり本気で惚れてるのがわかって良かった。バレンタインイベントで義娘の方もそうだとわかってこれ大丈夫か?ってなった。 -- 名無しさん (2024-04-18 18:32:54)
#comment(striction)
*2 何の因果か、そのとばっちりを喰ってる子は『娘』のバーヴァン・シーに気に入られていたりする。
*3 この姿はクリア後のクエストで「簡易霊衣」としてアンロック可能になる
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