ウデゲルゲ

ページ名:ウデゲルゲ

登録日:2021/04/29 (木曜日) 18:38:15
更新日:2024/05/27 Mon 10:43:59NEW!
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超人バロム・1 ドルゲ ドルゲ魔人 人体魔人 魔人 エージェント 怪人 右手 大宮悌二 ウデゲルゲ マスターハンド ペルニダ・パルンカジャス プレイガール 佐久田修 見明凡太朗 魔人ウデゲルゲは神社で呪う テノヒラルゲではない




今のお前の体の中は、悪の心でいっぱいだからな


自分が助かれば村の人間などはどうなってもいいという悪の心がな……!


出典:超人バロム・1/東映/第24話「魔人ウデゲルゲは神社で呪う」/1972年9月10日放送



超人バロム・1』の第24話「魔人ウデゲルゲは神社で呪う」に登場したドルゲ魔人。


声:大宮悌二
演:見明凡太朗(人間体)



【概要】


腰から上の部分が丸ごと巨大な腕(右手)になっているという、すごい外見のドルゲ魔人。目は人差し指の先に付いている。
「腕じゃなくて手のひらじゃね?」は禁句
鳴き声は「フィンガー」で、どこか間延びした喋り方をする。
人間に「悪魔の水」を飲ませて洗脳し、ドルゲの奴隷であるドルゲ人間にする事が任務で、福島県のとある海辺の村の村長に成り代わって村人を奴隷にしようと企んだ。
悪魔の水は適性が必要なのか飲むと死亡してしまう者もおり、村で何人もの死亡者を出していた。
ちなみに、悪魔の水は飲ませなくても頭から浴びせるだけでも効果がある。


巨大さそのままの強力な握力の持ち主で、人間を握り潰して粉砕してしまう程の力がある。
中指を伸ばして攻撃する事ができ、相手の首に巻き付けて絞め付ける。
「バロムチョップ」も通用しない強度があり、その力はバロム・1が「あれに捕まったら命がない」と言う程。
子供の弱味に付け込んで脅迫する悪質な性格の持ち主で、村長を襲ったところを目撃していた昇少年を目玉を通して見せる幻で脅して事件の事を話せないようにした。


滅却師ではないし創造の化身でもない。
初期の遊戯王OCGにも登場していない。



【活躍】


とある村の神社で賽銭泥棒をしていた昇少年は、ドルゲ魔人「ウデゲルゲ」が村長を襲って成り代わるところを目撃。
すぐに近くの照島観光ホテルに駆け込んで話そうとするが、賽銭泥棒がバレる事を恐れた昇は逃げ出してしまう。
さらに、そこに現れたウデゲルゲが、母親が賽銭泥棒を家から追い出そうとするという幻を見せて脅迫して昇は何も言えなくなってしまった。


さらに犠牲者が出てしまい、照島観光ホテルに遊びに来ていた健太郎と猛、松五郎が騒ぎを聞いて村に向かうとウデゲルゲが出現してバロム・1と戦闘になる。
バロム・1に対して指を伸ばして攻撃し、に落として撃退するが二人は何とか無事であり、ウデゲルゲは事件解決のためのお祈りと称して村人達を集め、まとめて奴隷にしようと企む。


相変わらず悩みの中にいた昇だったが、母親の言葉でバロム・1に話をしようとするが再びウデゲルゲが今度は母親を殺すと言い、さらに「バロム・1は悪い心の人間が一番嫌いだ」と言って脅迫。
しかし、再び逃げ出してしまった昇の前にバロム・1が現れて勇気を出すように説得し、ついに昇は意を決して祭りに飛び込んで村長の正体を告発する。
そこに登場したバロム・1によって正体を暴かれたウデゲルゲは悪魔の水を村人達に浴びせて奴隷にすると、その隙にジープに乗って逃走するがマッハロッドに追い付かれて戦闘に突入。


再び指を伸ばして攻撃するが、「バロムドリラー」の回転で指が絡まって動けなくなってしまい、そこに「バロム爆弾パンチ」を受けて崖下に転落して爆散した。



【その他】


昇少年を演じているのは、『星雲仮面マシンマン』で主役のニック/高瀬健を演じた佐久田修氏。


ウデゲルゲはテレビドラマ『プレイガール』の第218話に、ナイトクラブのサンドイッチマンとして登場している。


ウデゲルゲの着ぐるみは、スーツアクターが万歳をした姿勢で入っており、倒れると3~4人がかりじゃないと起こせないほど重かったという。


1986年に発売された総集編ビデオ『東映100大ヒーロー スーパーファイト』のバロム・1の紹介パートでは、ウデゲルゲ戦の映像が用いられていた。
そのため、人生におけるバロム・1初体験=ウデゲルゲという図式が成立している人も。


漫画家のとり・みきと小説家の京極夏彦によるコラボ作品『猫田一金五郎の冒険』に、殺人事件の容疑者役で登場した事がある。事件の真犯人の友人という役どころでセリフまで用意されている。
本作にウデゲルゲを登場させたのは京極氏の発案。先生何やってんすか。
なお著作権表記が無かった事から版元に許可は取っていないらしく、そのためデザインには多少の手が加えられている*1手だけに。




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  • テノヒラルゲの方がいい気がする外見 -- 名無しさん (2021-04-29 22:55:10)
  • 途中から戦闘員のアントマンが、登場する魔人に合わせた武器を持つように成りましたが、ウデゲルゲ配下のアントマンが「素手」だったのは、芸が細かかったですよね。 -- 南部孝三郎 (2021-04-30 18:28:05)
  • 手の甲というか背部を見ると血管のようなモールドが入ってて生々しい -- 名無しさん (2021-05-08 22:42:17)

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*1 著作権は画像とセットで効力を発揮するため、小説作品で単語が出てくる程度ならば著作権侵害にはならない。京極氏の代表作『虚実妖怪百物語』に他作品のキャラが大量に登場できた理由がそれ。一方で漫画だと絶対に絵が必要なので、このように本来のデザインと微妙に似て非なるものに修正する必要が生じる。

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