バーゼラルド(フレームアームズ・ガール)

ページ名:バーゼラルド_フレームアームズ_ガール_

登録日:2020/09/16 Wed 17:48:28
更新日:2024/05/23 Thu 10:22:49NEW!
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バーゼラルド ゼルフィカール コトブキヤ フレームアームズ・ガール メガミデバイス 島田フミカネ 柳瀬敬之 長江里加 バニーガール バゼ子 バーゼ





概要


バーゼラルド」とは、コトブキヤが展開するプラモデルシリーズ「フレームアームズ・ガール」におけるラインナップの一つ。
当項目では派生キットである「ゼルフィカール」やバリエーションキットについても取り扱う。
擬人化元であるフレームアームズのバーゼラルドについてはこちらを参照。




目次






◆バーゼラルド


2016年9月発売。定価6300円。デザイナーは島田フミカネ氏。


本家バーゼラルドの頭部をウサ耳に見立てたバニーガール風のFAガール。
今までのシリーズ(スティレット、マテリア、アーキテクト、迅雷)は大なり小なり轟雷からの流用ランナーが存在したが、本キット以降のラインナップは基本的に完全新規造形である。


デザインや擬人化のフォーマットも大きく異なり、轟雷の面影が完全に無くなったほか、武装はバックユニットを背負うスタイルとなっている。このバックユニットは本家バーゼラルドのデザイナー柳瀬敬之氏がデザインを担当。
本体部分も足に装甲を纏っているくらいであり、今までのガールと比較すると女の子部分のメカ成分は少なめ。
ちなみに頭部アンテナは立った物と斜めに寝かせた物を選択できる。


メインの成型色は白、黄、水色、薄い紺。髪パーツの成型色は黄色。
武装状態と素体状態を切り替えるギミックを初搭載し、以降のラインナップにも基本的に搭載される事になる。本シリーズは差し替えによる変換。
バックユニットのサブアーム基部はフレームアーキテクトと互換性があり、そちらの腕や脚を取り付ける事も可能。肩側面に取り付けることでフレームアームズの腕を更に生やすことの出来るアタッチメントパーツも付属。
このアタッチメントパーツの軸径は3ミリのため、旧アーキテクトを挿すと簡単に抜けてしまう(旧アーキテクトのポリキャップ穴の径は3.2ミリ)。その為交換用の3ミリ穴になったポリキャップが付属する。
おまけにウサしっぽパーツまでついてくる。良く分かってるじゃないか


成型色が豊富なのもあってパチ組でも色分けはほぼ完璧。
可動域は全体的に良好だが、ポリキャップ接続の為胴体部の可動は癖がある。
また開脚幅だけは轟雷以下とかなり狭い。


フェイスパーツは通常顔正面、通常顔右向き、叫び顔正面、叫び顔左向き、タンポ印刷なし顔の5種。
武装はセグメントライフル一式×2。本家の物そのままなため柄が太め。
その為握り部分が広くなった新規造形の武器持ち手が付属し、ライフルは勿論M.S.G類も楽に保持できるようになっている。
またサブアーム先端に鋏状の展開爪と実体弾のライフルを装備する。鋏とライフルを外した基部は簡易ハンドパーツになる。
元ネタの機体より重装化しているのは、ライバル機であるフレズヴェルクと並べた際のバランスを考慮してとのこと。


コトブキヤショップ購入特典はピンク色成型の髪パーツ。




【バリエーション一覧】


・バーゼラルド LIMITED COLOR HJ EDITION

書籍「フィギュアJAPAN 『フレームアームズ・ガール』編」の付属品。
2017年2月発売。定価8800円。


キットは成型色が赤メインになっている以外に目立った変更点は無い。
ボーナスパーツとして髪が黄色成型となったマテリア頭部と肌色成型の胴体部パーツが付属。所々足りないが胴体を丸まる1個追加で作成できる。


フェイスパーツは通常バーゼラルドの5種に、タンポ印刷無しバージョンを更に5つ加えた計10個。


コトブキヤショップ購入特典は『フレームアームズ・ガール バーゼラルドLIMITED COLOR HJ EDITION(仮)貼って剥がせるステッカー』。



・アニメ版バーゼラルド

アニメフレームアームズ・ガールブルーレイ第3巻付属品。
2017年9月発売。定価12500円。


アニメに登場するバーゼラルドを再現したキット。


成型色がアニメ準拠の紺、金メインになり、表情パターンも勝気な物になっている(通常顔正面、笑顔右向き、通常顔左向き、タンポ印刷無しの4種)。地味に手首もABS製かPOM製かを選択できるように。
しかしながらアニメ特有の小柄な体格は流石に反映されていない。再現する為には改造が必須であり、公式からの供給はメガミデバイスとのコラボを待つ事となった。


「体のあちこちからちょっとずつ切って縮めるんだー これならそーんなにムズかしくないしらくしょーだねっ!」
↑は月刊モデルグラフィック2017年10月号に掲載されたバーゼラルドを低身長化する作例に添えられているコメント。実際に作例を担当したモデラーからは後に「全然らくしょーじゃない」と突っ込まれた。


コトブキヤショップ及びきゃにめ.jp購入特典は轟雷カラーのM.S.G「ヘヴィウェポンユニット10 バイオレンスラム」。




◆ゼルフィカール


2019年6月発売。定価7600円。


原点においてバーゼラルドに拡張ユニット「EXU-02」を纏わせた強化形態であるゼルフィカールが、FAガールではバーゼラルドのアップデート版として登場。
デザイン自体は2015年に柳瀬氏、フミカネ、海老川兼武氏(ガンダムシリーズ等で著名なメカデザイナー)の3名が合同発行した同人誌「早秋の自由帳」で既に登場しており、そこから4年の年月と細部のブラッシュアップを経て待望の立体化を果たした。


白バニーだったバーゼラルドから黒バニーとなり、頭部と胸部のメカデザインが本家ゼルフィカールのABSAユニットに準じた形状へと変更。
加えて全身にガール用に小型化して新規造形された増加装甲スラストアーマーと追加のフォトンブースター2つを取り付けサブアームに懸架する武装も大型化、バーゼラルドに輪をかけて大ボリュームのキットとなっている。
なお3ミリ穴の有無や干渉の問題か、スラストアーマーと追加ブースターの配置パターンは本家と差異がある*1サブアーム肩前面部のブースターが塞がっちまっているじゃねえかとか言ってはいけない
スラストアーマーと追加ブースターは本家同様基部パーツと組み合わせる事で2枚の大盾ブラストシールドとなる他、基部パーツには刃が造形され、単体でも武装として使える。


主な改良点を挙げると、

  • 下半身回りの可動とプロポーションが改善され、ボディラインが自然になった
  • 後ろ髪部分に4つの可動軸が設けられ、より表情のある髪型が取れるようになった
  • 頭部アンテナ基部が可動式になり、差し替え無しで立った状態と寝かせた状態を選択可能に
  • バックユニットにスラストアーマーを取り付けるための3ミリ穴と可動軸が増設
  • サブアーム先端部が握り手タイプのFAハンドに変更*2、また受け部分に覆い被せるパーツが追加され保持力が強化

という具合。
また簡易ベースも改良され、重量増加に対応するためにアーム部分が太くなり可動軸が追加されている。


バーゼラルド自体は比較的新しい設計フォーマットのキットであり、また既に優秀だった色分けがこちらでも踏襲されていることもあってか、構造面では轟雷→轟雷改 Ver.2程劇的に変化してはおらず、相対的な感覚はVer1.5といった所。
それでも開脚幅とサブアーム先端の保持力が改善されているのは嬉しい。またバーゼラルドのギミックと付属品はこちらでも一通り網羅している。
ただし強化前として組める轟雷改 Ver.2及びスティレット XF-3と異なり組み換えでバーゼラルドにするという事は出来ない点には注意したい。
また新規パーツ類はABS製の物が多いため塗装の際には適切な塗料の選別と前処理を怠らないように。


フェイスパーツは笑顔左向き、見下し顔正面、泣き顔正面の3種。見下し顔で泣き顔アーテルと絡ませてSMプレイだ!!
バーゼラルドと比べ幾分無邪気な表情だが、これはアニメに引っ張られた結果との事。
武装はセグメントライフル改一式×2(これも早秋の自由帳に掲載されている)と、ゼルフィカール/NE(ナイトエッジ)からの流用品である試作型光波射出機と攻性防盾システム。防盾システム射出形態用のリード線は付属しないがギミック自体は生きている為、自前でリード線を用意すれば余剰パーツと合わせて再現する事が出来る。
またバーゼラルドのライフルと鋏も引き続き付属し、差し替えで取り付ける事が可能。


コトブキヤショップ購入特典は紫色成型の髪パーツとタンポ印刷無しのフェイスパーツ3つ。


本家FAにも「YSX-24RD/GA ゼルフィカール/GA」の名で逆輸入されている。実際の発売は向こうの方が若干早い。同時に買えと言う事か汚いなさすがブキヤきたない
また光波射出機と防盾システムの存在から、ナイトエッジ擬人化の要素も含まれていると言える。




【バリエーション一覧】


・ゼルフィカール STスタンダート Ver.

2019年12月発売。定価7200円。


メイン成型色は本体が白、スラストアーマー、追加ブースター、ABSAユニットが紺。
このカラーリングは本家の無印(≒スタンダート)ゼルフィカールに準じた物で、名称の「ST」もそこに由来している。


フェイスパーツは正面笑顔、目閉じ笑顔、右向き泣き顔の3種。
武装はセグメントライフル改一式×2と、ガンレイピア4本。ガンレイピアはデスクトップアーミー版バーゼラルドからの逆輸入品で、差し替えでハンドガン及びレイピアにもなる。


コトブキヤショップ購入特典は赤紫色成型の髪パーツとタンポ印刷無しのフェイスパーツ3つ。




余談

  • 以前のラインナップはFAガールの企画が立ち上がるより前に同人誌にてデザインが掲載されている為、最初からプラモデル化を想定してデザインされたガールはバーゼラルドが初という事になる。

  • バニーガールな見た目に対し、FAバーゼラルドのモチーフは柳瀬氏曰く「」。その為このデザインがフミカネから挙がってきた時は面食らったとか。

  • アニメでは第一話から登場。CVは長江里加。
    前述の通り実物のプラモと比較して背丈が低く彩度の低いカラーリングとなっており、性格もキット付属の表情とは大きく印象の異なる元気っ子。劇中では専ら「バーゼ」の愛称で呼ばれる。詳細はアニメの項目を参照。

  • シンガポールなどで開催されるアニメのイベント「Anime Festival Asia」にて、2017年度に成型色を紅白カラーに変更した「バーゼラルド × AFA Seika Ver.」が販売された。
    海外イベント限定品ということもあり、日本では直営店でも販売されてない未流通品。


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  • この娘がレイファルクスに……… -- 名無しさん (2020-09-18 11:36:58)
  • まさかまさかのメガミコラボでアニメばーぜ再現とは… -- 名無しさん (2020-11-17 11:55:23)
  • コトブキヤオンラインショップで予約しようとしたら、一瞬で売り切れてて草wwwwww -- 名無しさん (2020-11-17 23:24:07)
  • 海外限定品のピンク髪も似合うな -- 名無しさん (2021-03-05 02:22:20)
  • 指パッチンで持ってこられるまさかまさかのマジカルばーぜ -- 名無しさん (2021-03-05 15:10:05)

#comment(striction)

*1 本家はS型が肩と腰の両サイド、G型が脹脛両側面、ブースターが背面と股間部。こちらはS型とブースターが腰周りに集中し、G型は脹脛内側のものが肩の前面に移動している。
*2 本家からの流用ではなくわざわざ新規に金型を起こしている

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