登録日:2020/06/06 (Sat) 14:51:20
更新日:2024/05/17 Fri 13:23:19NEW!
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スーパー戦隊シリーズ 超獣戦隊ライブマン レッドファルコン 嶋大輔 新堀和男 リーゼント 剣士 科学者 落ちこぼれ 劣等生 ハヤブサ 隼 リーダー rx-7 戦隊個別 歴代レッド ドリーム戦隊 行動派 努力家 努力の人 ロマンチスト 天宮勇介 科学アカデミア 剣の戦士 劣等生←相対的に 美しきドリーマー 飛行チーム 昭和スーパー戦隊最後の主人公
お前らに2年の月日があったらな……俺達にも2年の月日があったんだ!
レッドファルコン/天宮勇介とは、スーパー戦隊シリーズ第12作『超獣戦隊ライブマン』の登場人物。
演:嶋大輔
キャラクターソング:『美しきドリーマー』
【概要】
ライブマンのリーダーを務める21歳の青年。
宇宙開発を学ぶべく科学アカデミアにビリから2番目の成績で入学、最下位を争った[[イエローライオン/大原丈>イエローライオン/大原丈]]や、成績上位者の[[ブルードルフィン/岬めぐみ>ブルードルフィン/岬めぐみ]]、そして矢野卓二や相川麻理との5人で星博士に師事しながら、宇宙空間活動用スーツの開発に明け暮れていた。
しかしある日、成績優秀者の月形剣史・仙田ルイ・尾村豪が人類に見切りを付け、星博士の下を去るところから物語は始まる。
その夜、スーツの実験成功を喜んでいたのも束の間、謎のUFOに乗り込もうとする剣史達を目撃する。
剣史はすかさずレーザーガンを勇介達に向け、卓二と麻理は凶弾から3人を庇い死んでしまった。
そのまま剣史達は姿を消し、嵐が吹き荒れる中で丈とめぐみは友の死を悲しみ、勇介は友の裏切りに困惑しながら宙を見上げるしかできなかった。
2年後の春、アカデミア島で宇宙衛星「スペースアカデミア号」の完成式典が催され、卓二と麻理の墓前にそれを報告する勇介達。
めぐみの要望で卓二と麻理の写真も乗せたままスペースアカデミア号は飛び立つが、突然現れた謎の戦闘機の攻撃を受けて大破、科学アカデミアも壊滅的なダメージを受けてしまう。
生き残った勇介達の前で戦闘機の1台が着陸し、その中から姿を現したのは選ばれし天才による世界支配を掲げる『武装頭脳軍ボルト』に身を投じ、悪魔と化した剣史達だった。
勇介は剣史達の裏切りから来たるべき外敵に備えていたことを明かし、生きとし生けるものを守る戦士『超獣戦隊ライブマン』のレッドファルコンに変身する。
そして星博士を失いながらも地球に生きる全ての命を守るべく、かつての友との戦いに立ち向かっていくのだった。
【人物像】
明るくスポーツ万能な行動派であり、勉強よりジムでトレーニングを積む方が好き。
子供の頃からオーバーヘッドキックの練習を重ねるなど、相当な努力家であった模様。
特に剣術にかけては誰にも負けない自信を持つが、第23話「コンマ1秒に賭けた命」ではプライドの高さから仲間との絆に亀裂が生じかけた。
その一方で、科学者としては合理性に欠け、ネス湖のネッシーの事例から恐竜の生存を信じていたりと、良くも悪くもロマンを重んじる主義である(そのことについては自覚があるらしく、第5話などでは自身のそんな性格を自嘲する場面もあった)。
当初はお調子者な性格から丈とつるんで悪ノリし、その都度めぐみに叱られるのがお約束だった。
特に、第9話「バラよ熱く香れ!」にて、めぐみの友人・ゆかりの結婚式が新郎の俊介の突然の心変わり*1によってメチャクチャになってしまった際には、落ち込むゆかりを慰めようとするめぐみを尻目に、丈と二人で「なぁ。彼氏さ、ハッキリ言って…ゆかりさんのことをあんまり愛してなかった?」「ほぉ、他に女がいたわけだ。こういうパターンってホントに最悪だよな」等とヒソヒソ話に興じる場面は作中屈指の迷場面として知られている*2。
本編開始前にも、(おそらく勇介は事情を知らなかったとはいえ)体の弱さがコンプレックスである豪に「女の子にモテるよ?」などと呑気に自分の価値観だけで筋トレを勧めている場面があることから、もともと無神経な一面があるのかもしれない。
もっとも、戦いを重ねるにつれて成長していき、軽率な言動はナリを潜めていく。
ブラックバイソン/矢野鉄也とグリーンサイ/相川純一が加入する頃にはリーダーとしても頼もしい存在になっていた。
死んだ卓二は、生前、彼のことを「ドジだけど最後には頼りになる奴」と周囲に話していたらしい。
その評価は伊達ではなく、どんな困難にも不屈の精神力で立ち向かい乗り越えていく。
落ちこぼれとはいえ科学アカデミア出身なので頭は良く、後述のジェットスケボーや防弾チョッキなど、勇介の発明品が突破口になったこともある。
科学アカデミアでは優等生の剣史とも打ち解け、お互いの夢を語り合うなど親交は深かった。
しかし、剣史は次第に自分の才能に溺れていき、卓二や麻理の仇として敵対するようになってからは激しい憎悪を燃やす。
また入学間もない頃にルイにラブレターを贈るも、目の前で投げ捨てられたという過去がある。
その内容はかなりポエムじみており、当のルイ(マゼンダ)には「軽薄なバカな男」と鼻で笑われた。
リーゼントヘアーが特徴だが、後半からは髪を下ろすことが多くなった。
愛車はマツダ・RX-7 カブリオレ。パトロールの際によく乗り回している。
俺達はな、生きとし生けるものを守る戦士!!
レッド!ファルコン!!
【レッドファルコン】
スーツアクター:新堀和男
勇介がツインブレスで変身した姿。モチーフはハヤブサ。
名乗りの際は大地を踏みしめながら右側で拳を握り、右腕を上、左腕を前にそれぞれ突き出す。全員で行う際は両腕を大きく広げ、鳥が飛び立つようなポーズを取る。
初陣で「この強化スーツ…2年前のものとは違うぜ!」と豪語した通り、ライブスーツには卓二と麻理の遺品となった宇宙空間活動用スーツを基に様々な改良が加えられている。
勇介が得意とする剣術や、空中からの急降下攻撃などハヤブサのように素早い動きを駆使して戦う。
【装備・必殺技】
●ファルコンソード
レッドファルコンの専用武器である剣。ハヤブサを模った鍔部が特徴。
ライブラスター(剣タイプ)以上の切れ味を誇り、岩石や鋼鉄も一振りで真っ二つにする。
第23話でケンヅノーに折られ、後述のファルコンセイバーに譲る形で退場した。
●ファルコンセイバー
第22話「宇宙カラオケ名人登場」から使用する第二の専用武器。
新たにナックルガードが追加され、刀身が三段階に伸縮するようになった。これまでの必殺技も問題なく使用出来る。
トリプルバズーカに合体させる時はライオンバズーカの上に添えるだけ。
●ファルコンブレイク
ファルコンソード/ファルコンセイバーの刀身にエネルギーをまとわせ、敵を切り裂く必殺技。
この技からバイモーションバスターに繋げるパターンが多かったが、第45話ではシュラー三人衆を倒し、最終回でもガードノイド・ガッシュに大ダメージを与えた。
●オーバーヘッドキック
第24話「遊んで百点が取れる?!」で披露した技。
前述の練習を重ねた末にぶっつけ本番で成功し、ブタヅノーのファイヤーボールを見事蹴り返した。
●ジェットスケボー
第10話「スケボー迷路破り」でめぐみと共同開発した発明品。
小型ジェット搭載で通常の10倍のスピードを発揮し、丈はこのお陰でメイロヅノーが作り出す地獄迷路の突破に成功した。
●防弾チョッキ
第38話「動く破壊兵器マゼンダ」で開発した発明品その2。
マシン・マゼンダの装備の大半が実弾兵器という点を逆手に取り、追加弾倉の分も含めて防ぎ切った。
【専用メカ】
●モトファルコン
レッドファルコンの専用バイク。武器はモトミサイル。
普通のバイクも乗り回しているが、勇介の場合はしょっちゅう敵に壊されるのが玉に瑕。
●ジェットファルコン
勇介が設計・開発したハヤブサ型の戦闘機。
マシンバッファローの上部ハッチから出撃し、脚部のファルコンクローを展開すれば地上でも移動可能。
合体時にはライブロボの頭部と腰部、ライブシールドを担当。
【その後の活躍】
Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』
ドリーム戦隊・剣の戦士として登場。
再建されたアカデミア島で卓二と麻理、そして剣史とルイの墓参りに来ていたところ、ガオイエロー/鷲尾岳を追ってきたデュークオルグ・ヤバイバとオルゲットの一団と遭遇。
やっと見つけたぜ!
ヘッヘッヘ…おあつらえ向きに墓まであるじゃねェか!
貴様……!
その足をどけろォォォォォッ!!
剣史の墓を踏みつけるヤバイバに激怒した勇介はレッドファルコンに変身すると、現役時代と変わらぬ剣捌きで撃退。
その後はぐれハイネス・ラクシャーサに戦士の魂を奪われた岳の頼みで、生身のままファルコンセイバーを手に厳しい稽古を付ける。
そんな怯えた剣で、敵に勝てるものか!
…そんなに死ぬのが怖いのか?
岳「アンタは……どうなんだ?」
……俺だって、死を恐れていないわけじゃない。
ケンヅノーとの戦いで恐怖を感じながらも捨て身でぶつかって勝利した経験、チェンジドラゴンVSブーバなど歴代剣士の戦いを伝えることで岳自身の剣を見出させた。
またこの時「剣を持たせれば、俺より上の戦士は大勢いる」と語っており、二代目バルイーグルを始めとする剣士達とも何らかの形で手合わせしていた可能性が高い。
ガオイエローとの一騎打ちでは互角の戦いを繰り広げ、イーグルソードとの鍔迫り合いから一瞬のスキを突いて向けられた獣皇剣により、彼が戦士の魂を取り戻したことを確信する。
再生オルグ魔人との戦いでもファルコンセイバーを振るって圧倒し、ブルドーザーオルグをファルコンブレイクで葬った。
巨大戦ではガオレンジャーに加勢し、自身もジェットファルコンを操縦しながら歴代レッドの操るマシンを率いてラクシャーサに立ち向かっている。
終盤ではラクシャーサに苦戦するガオレンジャーの前に「歴代スーパー戦隊率いて戦った赤き戦士たち」としてアカレンジャー~タイムレッドを集結させた。*3
他にも戦闘BGMとしてライブマンのOPが流れたり、歴代24大レッド代表として(元から個人名乗りがなかったレッドターボを除いて)唯一バンク映像ではない名乗りを披露したりと、総じて扱いは大きかった。
映画『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ from スーパー戦隊』
出番は変身後のみだが、嶋大輔氏が声を担当。
終盤で巨大化したギルマーダに苦戦するジュウオウジャーとニンニンジャーを白い空間内に避難させ、名乗りポーズを披露しながら激励する。
歴代レッド代表としてアカレンジャー・ガオレッドと共に並び立ち、歴代スーパー戦隊の力を授けると姿を消した。
俺達、歴代スーパー戦隊の思いを伝えよう。
この星の生きとし生けるもの全てを守り、その命を未来へと繋げて欲しい。
頼んだぞ、命のヒーロー達!
地球の未来を……繋ぎ止めてくれ!
『ガオレンジャーVSスーパー戦隊』から更なる年月を重ねたためか、言動はかなり落ち着いていた。
大阪の遊園地であるひらかたパークで行われている『動物戦隊ジュウオウジャー』のスペシャルショーでは『太陽戦隊サンバルカン』のバルイーグル(2代目)と『鳥人戦隊ジェットマン』のレッドホークと共に登場。
ジュウオウイーグル以外のメンバーのピンチに登場した。なお、ジュウオウライオンに失礼な事を言われたが、レッドファルコン自身は「うちのライオン(イエローライオン)も若い時はこうなんだ」と返している。
『スーパー戦隊最強バトル!!』
飛行チームの一員として参戦するも、第1回戦で爽やかチームのマジグリーンと対戦していたレッドホークを除いて全員出番がなかった。
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▷ コメント欄
- ライブマン本編とガオレンの性格の違いが凄いけど それが成長の証なんだよね。 レオやブラックRXとか -- 名無しさん (2020-06-06 15:05:37)
- オーレッドの吾郎もリーゼント -- 名無しさん (2020-06-06 15:57:09)
- 自分の中で隼=紅白カラーのイメージが植えついたな。実際には紺よりの黒だけど。 -- 名無しさん (2020-06-06 18:57:50)
- めぐみは最下位どころか上位グループの一人だったんですが…。 -- 名無しさん (2020-06-07 08:59:34)
- ガオレンVSスーパー戦隊見た時、最初どの戦隊のレッドかわからなくて、後から調べてライブマンだと気づいたのは良い思い出 -- 名無しさん (2020-06-07 22:11:54)
- ラァーイブディメンション!とか全体的に英語の発音がいいのが印象的 -- 名無しさん (2020-06-09 08:55:43)
- ガオレンジャーやゴーカイジャーの時のファルコンセイバーって本編で使ってた物よりも柄の部分が大きいよね? -- 名無しさん (2020-06-09 10:00:21)
- ライブクーガーとか発明してるシーンあるからバカではないだろうけど寧ろ文系だよなあ。ラブレターも相手が悪かっただけで普通の女子だったら割とイケたと思うぞ。 -- 名無しさん (2020-08-07 18:22:25)
- ↑卓二の形見の設計図から作った車をライブクーガーに改造する構想をめぐみに褒められた時に「だってジェットファルコン作ったんだぜ」ってドヤってたね -- 名無しさん (2024-01-07 22:17:20)
- ↑2ラブレターがきっかけで勇介がキョンシーの場所を特定できたのをオブラーに「何でもお見通し」って誤魔化した時に「お前がそんなに頭がいいはずがない」って言われたのが印象に残ってる -- 名無しさん (2024-01-07 22:33:41)
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*2 案の定めぐみには怒られて、丈に至ってはビンタまで喰らっていた。
*3 尚、ニンジャレッド、メガレッド、タイムレッドはリーダーではないので、彼らはこれに該当しないはずである。
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