登録日:2020/05/15 Fri 23:45:09
更新日:2024/05/17 Fri 13:11:38NEW!
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one piece one piece登場人物項目 科学者 天才 謎多き人物 海軍 発明家 安原義人 技術者 血統因子 ワンピース mads 正 悪 暴 欲 シャカ リリス エジソン ピタゴラス アトラス ヨーク 超人系 悪魔の実 完璧主義者 コメント欄ログ化項目 世界政府 技術士官 多田野曜平 阪口周平 平野綾 白石涼子 川島得愛 本渡楓 田村睦心 世界政府の被害者 加害者にして被害者 高性能じいちゃん キーパーソン 頭脳明晰 根は善人 世界最大の頭脳を持つ男 万能の天才 500年先を生きる男 ベガパンク やたら悪用される技術 人造悪魔の実 バルジモア 未来島エッグヘッド 想 知 ノミノミの実 ssg 65歳 初登場がエッグヘッド編
開発者は政府の天才科学者Dr.ベガパンク
世界最大の頭脳を持つ男…!!!
奴の科学力はすでに…
これから人類が500年をかけて到達する域にいるといわれている
なお、名前は「ベガバンク」とか「ペガパンク」ではなく「ベガパンク」、「VEGAPUNK」である。
●目次
【プロフィール】
本名:ベガパンク
異名:Dr.ベガパンク、世界最大の頭脳を持つ男、世界一の頭脳を持つ男
所属:平和研究所『MADS』所長→パンクハザード研究所所長→海軍特殊科学班SSG班長
悪魔の実:ノミノミの実(超人系)
年齢:65歳(新世界編)
身長:不明
誕生日:8月9日
星座:獅子座
血液型:不明
初登場:単行本106巻・第1066話・『オハラの意思』
出身地:偉大なる航路・楽園・未来国・バルジモア
主な部下:戦桃丸・ステューシー
笑い声:ペペペ
CV:安原義人→多田野曜平
【概要】
「海軍特殊科学班SSG」のトップであり、あのシーザー・クラウンのかつての上司。
バーソロミュー・くま曰く「世界最大の頭脳を持つ男」。
名前の初出はエニエス・ロビー編終盤(45巻)でのルフィらとコビーとの会話だが、存在が示唆されたのはアラバスタ編のラッスー登場時と非常に早かった。
このように名前が登場しながら本人はほぼ不明のままだった非常に謎の多い人物であり、ワノ国編後の最終章でついに登場した。
現在は新世界にある世界政府管轄の島「未来島エッグヘッド」を拠点とし、自身の研究所を構えている。
【人物像】
他人からの言及や僅かな回想のみの登場であるため長らく不明であった。
描写されている限りでは
- その頭脳に追いつくだけの資金力・技術力がないことに苦悩しつつも、幼少期には極寒の地に生きる故郷の人々を助けるための発明をしようとして、実際に出身国バルジモアの人々からは非常に慕われている。少なくとも、「他人なんか知ったこっちゃない」と自分の興味の対象しか考えないようなマッドサイエンティストではないことはわかる。
- 科学班のナンバー2だったシーザー・クラウンが非人道的な行いをした際はそれを咎めた。それでもシーザーは目に余る奇行を繰り返すことをやめなかったため、これ以上庇いきれないとして科学班から強制的に追放、逮捕したという点から、恐らくは善人寄りの性格であると思われる。
完全に善良なだけの人物かというとそうでもなく、若い頃はどこにも所属しない無法者の研究チーム「MADS」で、マッドサイエンティストシーザー・クラウン、現百獣海賊団の大看板疫災のクイーンや祖国復興のための軍事力を欲するヴィンスモーク・ジャッジら優秀な科学者達と「神の領域に達する」とも言われる「血統因子」を研究したりしていた。
この研究がタブーに触れていることを理解した上で研究していたのかは謎だが、例えタブーでも研究せずにはいられなかったのかもしれない。
結局、この研究が世界政府に問題視され、研究チームごとまるごと逮捕(ジャッジは逃亡)という形で取り込まれる。
ベガパンクは政府との交渉の末、その技術力を見込まれて以降は海軍に所属するようになる。
また、くまの最後の頼みである「(意思を奪うかわりに)麦わらの一味の船を守るようにプログラミングして欲しい」との頼みをなぜか引き受けている。
少なくとも海軍及び世界政府に盲目的に従うだけの男ではないのは確かなようだ。
ただ、性格を別にして本人の意図しないところで技術を悪用され、とんでもない悪事の引き金になっていることは多々ある。
もっとも、前述したようにベガパンク自身は「発明して発明しっぱなし」という悪い意味での天才肌ではなく、ちゃんとできる範囲で対策や責任(例えば自爆スイッチとか)は取っているので責めるのも酷だろうが。
麦わらの一味との関係
最も関係が深いのはもちろん“鉄人”フランキー。
くまによってシャボンディ諸島からバルジモアに飛ばされたフランキーだったが、ベガパンクにあるかつての研究所には密かに兵器などの危険な研究データを残していた。
それら研究の数々はフランキーにとっても興味深かったようで、その技術を吸収することで大幅なパワーアップを遂げており、パシフィスタ同様のビームまでも身につけた。
ただし、フランキーが不用意に自爆スイッチを押した結果、表向きに残されていた兵器には“関係しない”設計図の大半は灰になった。人類の至宝が…。
この時に開発した「フランキー将軍」はベガパンクの夢を実現した産物。
また、ベガパンクの解明した血統因子の理論を、ヴィンスモーク・ジャッジが発展させた結果生まれたのがサンジ達姉弟。
サンジの出生にも間接的に関わっている。
そして実はルフィの肉親とも縁が深く…。
ジュエリー・ボニーとの関係
くまの娘であるジュエリー・ボニーは父を元に戻すためベガパンクに会いに行こうとしており、彼女からは「科学の発展のためならば、いかなる犠牲も厭わないマッドサイエンティスト」と評されているなど父を非道な実験の犠牲にしたことで恨まれている。
一方でベガパンク本人には何かもっと深い事情がある様子で、ボニーに何か渡すものがある模様。
またエッグヘッド研究所内には肉球の印がついた扉があり、内部の「ルームNIKYU」にはニキュニキュの実の能力で弾き出された「くまの記憶の結晶」が保管されている。
素性
助けてクエーサー!まずいまた失敗!誰か助けてクエーサー!
瞬間移動中に時空が歪んでしまったかー!?
その素顔は上に向かって途轍もなく肥大した頭と、地面につくほど長い舌を持つ小男。
つまり物理的に世界最大の頭脳を持つ男だったわけである。
性格は良くも悪くも正直。
過去にドラゴンの勧誘を断って世界政府に協力した理由も「私の知恵と技術があった所でお前らの様な貧乏軍隊に何を作れる!?」というあまりにもストレートな理由。
実際MADSも闇金王ル・フェルドといった潤沢な資金源があってこそ成り立った組織である。
世界政府の援助を受けてすら、頭の中のとめどない発想と構想があるベガパンクにとっては資金が足りない状況であり「慢性的な研究資金不足に悩んでいる」という割と世知辛い懐事情の悩みを抱えている。
科学者らしく完璧主義者な気質も持ち合わせており、モモの助が食べた「カイドウのウオウオの実のコピー」を失敗作と切り捨てたのも単純に体表の色を再現できていないというシンプルな理由から。
もっとも未知の不具合があり得るので再現にたいして完璧にこだわるのは科学者として当然とも言える。
だが何より、倫理観よりも科学の発展と進歩を最優先するスタンスを持ち、科学の探究のためなら倫理を躊躇いなく踏み越えられる辺りはかなりマッドサイエンティスト気質。
一応他のMADSメンバーと比べると良心が欠落している訳ではなく、バスターコールの被害に遭ったオハラの考古学者たちが命懸けで護った本の数々を見て、オハラの考古学者達への思いを馳せ感動で打ち震えて涙をこらえられずに流すなど、情緒はしっかりある。
また倫理観について少々おざなりにすることも、「そんな心配をしていては科学は前に進めない!!」「『いる』か『いない』かは…おめェらが決めろ その言葉すらおれには旧時代の概念だ」とベガパンク“達”は述べており、時代によって容易に変わる既存の常識や世界観では、それまで存在しない『未来のもの』について判断も裁定も不可能という考えもある様子。
世界では、あらゆるエネルギー開発で世界の街に火を灯した男として絶大な知名度と人気を誇る。
科学者としてはさておいて、政府・海軍側の「組織人」としては
- そもそも政府・海軍とはビジネスライク全開の付き合い(相応に恩恵を受けた発明品も多いが)。
- 旧知の間柄とはいえ仮にも反政府組織の首領と平気で連絡を取り合う。
- 表向きは政府側とはいえ、前述の人物の部下の頼みを聞き入れる(何らかの取引があった可能性が示唆されているが、頼みの内容が海軍側に何一つメリットがなく、軍艦一隻分相当以上を浪費しかねない行為である)。
- 一部の発明品等は政府・海軍にとって頭抱える内容のものもある。
といったことから、政府上層部側からしたら眉をひそめる人物ではある。
旺盛な好奇心と能力も合わさり、科学にかぎらず全ての学問に精通している大天才であり、密かに歴史の本文の研究も進めてきた。
しかしそれを世界政府に気付かれた事でいずれは自分に抹殺命令が下ると確信し、島にやって来たルフィらに対して自身の保護を依頼。
ルフィも頭が面白いからという何とも言えない理由で承諾した。
なお、今でこそひょうきんな爺ちゃんという風貌だが、壮年期の彼の顔つきは(ものすごく長い頭を除けば)かなりの悪人面である。
オハラ跡地での初登場シーンや後述のGPフラワーで賞を取った際は、とてもじゃないがカタギには見えない悪い顔をしていた。
実際、彼は倫理的にも所業的にも決して善人ではないのだが、取った賞が「平和」に関するものであったり、オハラが知識を守護しきった件について泣いて喜んだり、くまと交わした約束を果たす際に己の無力さと友人を助けられなかったことを涙ながらに悔んだりもしている。
「ちゃんとした倫理はあるが、研究の為にあえて無視をする」「人としての情はあるので、シーザーの凶行を咎める良心も持ち合わせる」という、どちらかと言えば善寄りの人物でもある。
【能力】
「世界最大の頭脳を持つ男」の名は伊達ではなく、知識量だけでいえば作中トップといっても過言ではなく、「500年先を行く技術」とすら言われている。
基本的にONE PIECE世界は、悪魔の実や電伝虫、空島の「貝」技術のように部分的には(主にファンタジー的な力で)現実世界より優れた技術があるものの、全体的に言えば船などは一部を除き大航海時代に近いような技術レベルである。
主に登場する銃がマスケット銃であることからもそれはわかる。
だが、ベガパンクの技術レベルは明らかに現代の現実世界をも上回る超技術。
幼少の砌から大量の発明を設計していたようだが、その設計を実現化するための素材や技術がいまだ存在せず完成には至らなかった品が大量にある。
逆に言うと「未だ存在しない技術」の振る舞いを正確に予測したうえで設計を組み上げていることから、思考実験だけでほぼ完全な設計図が書ける模様。
それらの一部は(設計時から見て)未来の工学者であるフランキーに受け継がれたため、彼の手で実装がなされるかもしれない。
専門分野は主に機械関連の技術であるようだが、後述するように生物関連でも類稀な功績を残しており、「万能の天才」と言って差し支えないだろう。
悪魔の実
持って生まれた天才の頭脳に無限のデータバンク!!!
超人系悪魔の実「ノミノミの実」を食べた「脳ミソ人間」。
あらゆる知識を無制限に記憶できるが、記憶した容量に比例して脳(および頭部)が肥大化していくという重篤なデメリットを抱えている。
このため、ベガパンクは文字通り「世界最大の頭脳」を持つに至った。
また、この悪魔の実の効果はあくまで「知識を際限なく記憶できる」だけであり、知能向上などの恩恵はない。
よって
- ベガパンクのように明晰な頭脳を有し、知識を存分に活用する者
- 「好きなもの、大切なものを正確に永遠に記憶したい」ような欲求を持つ者
以外にとってはハズレ以上の何者でもない。
ただしベガパンクは人類でも稀有なほど「情報」に触れる機会が多く、自身でも無尽蔵のアイディアを生み続けているため、ここまでの速度で頭が伸びるのは例外的といってもいいかもしれない。
ベガパンクは「持って生まれた天才の頭脳に無限のデータバンク」とこの能力を形容している。
最終的には巨人族に匹敵するサイズとなってしまったため、現在はベガパンクが自身の技術で頭部を本体から切り離し、エッグヘッド中心部にある脳保管庫「パンクレコーズ」として保存されている。
この経緯を本人は「伸びてきたから切った」と冗談交じりに答えている。
よく日常会話で散髪した人に対して「頭切った?」と言い間違えるのは有名な話だが色の指定が間違っています。、ボニーにも「髪切ったみてェなテンションで言うな!!」と突っ込まれている。
【PUNK RECORDS】
「脳」はいつか人類で“共有”できる!!
エッグヘッド中心部の塔の上に建設された、巨大化し続けてしまった自身の脳を保管するための脳ミソ保管庫。
保管庫も含めたそのサイズは小さな山ほどの大きさになっている。
ベガパンクはこの脳に同期しアクセスすることができ、この設備をペガバンクは分かりやすく「図書館」に例えている。
そしてベガパンクは未だ存命なため現在進行形で脳は肥大化を続けている。
ベガパンクは世界中の全人類がこの超巨大脳に自由にアクセスできることを夢見ており、「全人類が私の知識を身につけたも同然」と例えている。
そして最終目標として、全世界の人類がパンクレコーズを相互的にアップデートし続けることによる、ベガパンクの頭脳をも超越した『知識の海』を作る事すら可能と豪語する。
要約するなら彼が目論んでいるのは現代におけるインターネット及びクラウドネットワークの構築、もっといえば心までつなげる「メタバース」にすら近いもの。
世界最高の頭脳と呼ばれたベガパンクらしいあまりにも次元の異なる目標である。
一応ジンベエからはその概要を聴いた上で、「思想まで入り込んだら不都合も起きんか?」という危惧を抱いておりベガパンク自身もそれは認識済み。
だがそれでも科学の発展を重要視する姿勢から「そんな心配をしていては科学は前に進めない!!」とそれを承知の上で研究を進めている。
なお、ベガパンクはルフィに自分を連れ出してくれるよう頼んでいるが、その場合置き去りになってしまうパンクレコーズをどうするつもりなのかは不明。
海軍や政府に狙われているのは当人も自覚しているため、何かしらの手段は講じていると思われるが……。
貴様が死んでも生き続ける
これが「お前」か……?ベガパンク…
その中枢にはノミノミの実で肥大化したベガパンクの頭そのものが保管してあった。培養液の様なものの中に保管してある。
五老星マーズ聖はこれを見て、「死とは一体なんだ……?思想はどこに宿る…?」と呟いた。
本体
ベガパンクの本来の身体。
縦に異様に伸びていた43歳の頃とは異なり、頭部が繰り抜かれている挙句林檎のヘタのような機械になった老科学者という衝撃的な風体になっている。
この林檎のような部位はアンテナであり、摘出され「パンクレコーズ」として保管された自身の脳と念波によってリンクしている。
猫
「あまりに天才過ぎるが故に『猫の手も借りたい』程忙しく、時間も人手も足りない」というベガパンク以外には辿り着かないであろう問題を解決するため、自己を複製した結果生まれたベガパンクの分身6名。
ベガパンク曰く「それぞれは私に必要な要素のエキスパート」「6人合わせて私一人分の人格じゃが労働力は6人分」。
「パンクレコーズ」に1日1回全員の体験と知識を同期している。
これによって分身ではあるが全員がベガパンク本人という奇怪な関係であり、全員が性格が違いながらもベガパンクという認識を保っているのはこの同期によるもの。
大本のベガパンクのことは「本体」と呼ぶ。
なお分身達はそれぞれ異なる姿・性格をしており、女性型の個体も複数人存在する。
これは性格と任務を別々に分ける事でそれぞれの体験を価値あるものにするというベガパンクの意図によるもの。偶然かは不明だが、男性型はロボット、女性型は人間として作られている。
- PUNK01「正」
無知な兵士がそれを見た所で…その価値には気づくまい…
オハラの勝利だ
CV:阪口周平
「01」の文字がプリントされたフルフェイスのヘルメットを被る素顔の見えない長身の男の「猫」。
他のベガパンク達5人のリーダー格。シャカの言葉に反目することが多いリリスもシャカの指示にはきちんと従う。
性格は思慮深く冷静。何より良心的。
俗っぽく慢心しやすいリリスの行動に対して「もっと科学者のプライドを持て!!」と苦言を呈したり諌めるような発言が多い。海賊のことは信用はしていないが、過去のドラゴンやクローバー博士との縁もあり、エッグヘッド島にやってきた麦わらの一味を招いた。
ドラゴン相手にも「ベガパンク」として通信で会話することも。
外見モチーフはおそらくフランスのエレクトリカルデュオ「ダフト・パンク」のメンバーであった「ギ=マニュエル」。
- PUNK02「悪」
こちとら研究費が常に逼迫しとるんじゃ!!
金品をよこせ!!そしたらお前らなんか用済みじゃ!!
CV:平野綾
劇中で最初に姿を見せた「猫」。右目が前髪で隠れたメカクレ系巨乳美少女という衝撃的なビジュアル。一人称は「わし」で老人のような話し方。
巨大ロボ「ベガフォース01」のパイロットも務める。
性格はかなり荒っぽく、慢性的な金欠を解消する手段として「海賊からの金品の略奪」という手段を講じており、シャカからは苦言を呈されている。しかし金欠は切実な悩みなのである種一番真面目ともいえる。
短絡的で慢心しやすい傾向にあるのか、海獣兵器でサニー号を囲んだことで油断し、ベガパンクを目の当たりにして大はしゃぎしているサンジ・ウソップ・フランキーを見て麦わらの一味を見くびってしまうミスも犯している。
一方で、自身の発明や設備に驚き喜ぶウソップ達を見て屈託のない笑顔を浮かべたり嬉しそうに流暢に説明したりと、人々の喜ぶ顔は好きな様子で、エッグヘッド島について誇らしそうに「ここは未来を作る島!!」と述べている。
- PUNK03「想」
はっ!!! 閃いた新たな発明をーーー!!!
CV:白石涼子
ヘルメットを被った子供のような背丈の「猫」。
一人称は「ワイ」。関西弁のような口調で喋りかなりフランク。
些細なことでも発明のアイデアを閃くタイプで、数十秒毎にアイディアが浮かぶほど。
その度にアイデアを纏めてたり実験を繰り返すなど忙しく、「猫の手も借りたい」というほど。
- PUNK04「知」
こんな興味深い戦闘データそうは取れません!!
千載一遇のインプットインプット!!
CV:川島得愛
丸っこいデザインのロボットで、更に頭部は鉄のボールに手足が生えたような奇妙な姿に分離可能な「猫」。
敬語で話す。データ収集に執着気味の研究者気質で穏やかな性格。
- PUNK05「暴」
「いる」か「いない」かは……おめェらが決めろ その言葉すらおれには旧時代の概念だ
CV:本渡楓
劇中で2番目に姿を見せた「猫」。
左右で白/ピンクと髪の色が分かれたシンメトリーな髪型をした少女だが、背丈はカイドウ並*1というちょっとした巨人並の姿。
一人称は「おれ」。
「暴」の名を冠している通りかなり短気で、ルフィにホログラムと間違えられて殴られた際は即座にキレながら殴り返している。
また研究費も人手も世界の技術水準も自身の求める水準に達していないことに対してもブチ切れていた。
一応キレなければかなり気さくでフレンドリー。
「猫」の中でも腹ごなしの運動やストレス発散を担っている様子。また、作業員・研究員のいる工場層を巡回するなど一応警備も担当しているかもしれない。
- PUNK06「欲」
ねむ♡
CV:田村睦心
悪とは対照的に露出多めの服装をした女性の「猫」。ナイスバディな美女ではあるが、こちらも暴に匹敵する長身・巨体の持ち主。
他の猫の生理的欲求を代行する特異なポジションにあり、彼女が食事や排泄を代行することで他の猫達はそれらの欲求を満たすことができる。
そのためか他の面子とは違い研究や実験等は行わず、日に何度も暴飲暴食をしてトイレに通い速攻で寝るというかなり自堕落な生活リズムで動いている。
食事中は美しい風貌が台無しになるレベルで肥え太るが、トイレ後はすぐ元の体型に戻っている。
…なぜ 生物の"欲"は制御できない……!?
ねえ"本体"!! あたいね!! 天竜人になるんだ♡
Dr.ベガパンクは この世界に1人でいいよね.....
実は彼女がエッグヘッドの研究層をガードする「フロンティアドーム」の解除やサイファーポールの面々とベガパンク“本体”を監禁するなどした裏切り者の正体。
世界政府は当然ながら天竜人になるという要求を受け入れる気などなかったため、「欲」はこれに対してセラフィムたちに自分と「本体」、監禁したCP以外全員の抹殺(+特定区画の破壊の禁止)を命令して暴れ始めている。
自身の石化に関しては能力者本人の意思で解除できるため、事前にS-スネークと示し合わせればどうとでもなる。
彼女もまたベガパンクの人格の一面であることは事実であり、本体であるベガパンクにも相応の名誉欲や権力欲はあったと思われる。
本体の良心や倫理観の側面である『正』と切り離されれば暴走するのは必然であったと言えるが、自らの天才性を過信するベガパンクには予想できなかった。
ベガパンク抹殺について五老星に抗議の連絡を入れていた。
五老星側も当初は“欲”もベガパンクの1人として始末をしようと考えていたが、欲がマザーフレイムの製造を行える事を確認し、欲側からもマザーフレイムを作る「融合炉」があることを提示し、研究所と自身を無傷での保護並びに欲自身を天竜人にする事を交渉した。
交渉成立!!───だったら今すぐ!!
あたいを助けてェ〜〜〜!!!
“麦わらのルフィ”に殺される〜〜〜!!!
こいつら全員叩き潰して〜!!!
なんと欲はすでに麦わらの一味に完全敗北されており、捕らえていたベガパンク“本体”も救出されてしまい、
挙げ句の果てには欲本人も再集結した一味によって制圧されていた。
余談だが、これによりモルガンズのでっちあげたベガパンクを人質とした「立てこもり事件」が図らずとも現実となった。*2
【主な発明品】
- 悪魔の実を無機物に食べさせる技術
ベガパンクの存在が最初に示唆された際に明かされた技術。
血統因子の解明による応用。
実そのものが意志を持っている動物系悪魔の実を無機物に食べさせることで、「意思を持って動物に変身できる無機物」を作ることができる。
食べさせる無機物は銃などの武器のみならずガスなどの実体のないものまで可能で、さらに動物でもあるため、手懐ければペット兼武器として使える優秀な兵器になる。
作中では“犬銃”ラッスー、“象剣”ファンクフリード、“ゲル状有毒ガス”スマイリーが登場*3。
ちなみにワノ国にも「イヌイヌの実 モデルたぬき」を食べた茶釜のぶんぶく君が登場しているが、この現象が自然に発生しうるのか、それともベガパンクの技術が何かしらのルートでワノ国に流れたのかは不明。
- 海楼石パドルシップ
海の波動を発する海楼石をパドルシップの底に敷き詰め、無風かつ海王類が跋扈する凪の帯を安定して*4横断する技術を開発したのも彼。
これにより、海軍は自由に「偉大なる航路」に出入りできるようになり、軍艦の移動範囲が大幅に広がることになった上、凪の帯という立地で安全を維持していた女ヶ島にも多大な影響を及ぼした。
- 「血統因子」の解明
生命の設計図である「血統因子」(ワンピース世界でのDNAのようなもの)の存在を解明。
その危険度に気づいた政府により、ベガパンクは研究を差し止められた。
共同研究者のジャッジはこの研究をもとに、成長速度や感情・耐久性などを完璧にコントロールした完全なクローン人間を量産することに成功している。
これを見るに、ベガパンクの開発した技術は現実の遺伝子工学より上かもしれない。
- 人造悪魔の実
血統因子の解明による応用。
海軍に捕らえられたときに採取されたカイドウの血統因子をもとに、幻獣種“ウオウオの実モデル青龍”のように竜の姿に変化し雲を掴んで飛行できる悪魔の実を製造することに成功している。
ただし、「失敗作」とのこと。とはいえ摂食したモモの助は多少不自由ながらもほぼ完全な変身を披露しており、どの辺りに欠陥があるのかは不明…だったが、本人曰く「色がピンクの龍になる」という理由で失敗作と判断している事が判明*5。
おそらく性能としてはオリジナルと遜色無い物と思われる。
ただしシーザーの作り出したガス「SAD」やトンタッタ族の植物育成力もあって、量産性は流石にSMILEには劣る……
……とも取れるが、そもそもSAD製造の元となる研究や技術は前述の通りベガパンクの先行研究あってのもの。
1つ作るのに20年もの歳月を費やしたがあくまで基礎研究にかかった期間であって「ベガパンクが悪魔の実を作ると1つに20年かかる」という意味では決してなく、
現在では後述のセラフィム等に研究が存分に活かされているであろうところからも底が知れない。
ベガパンク曰く「特殊な実も莫大な金と時間があれば恐らくその全てが再現可能」。結局金と時間はかかるらしい。
- サイボーグ技術
代表的な発明品がバーソロミュー・くまをベースにした大量生産品「パシフィスタ」。更にピカピカの実のレーザーを解析して再現し搭載することにも成功している(流石に光への変化までは無理なようだが)。
また、バルジモアには多数のサイボーグアニマルが存在し、研究施設に残した技術はフランキーのパワーアップのために使われた。
また、「猫」達も明言はされていないが普通の人間ではない描写が随所に見られる*6ので、恐らく彼らもサイボーグと思われる。
- バブルシールド
シャボンのようなものを展開し敵の攻撃を防ぎ弾く。ベガパンクが開発した最強の“盾”。
パシフィスタマークⅢに搭載。
- 人造生物
どのように作ったのかは不明だが、ほぼほぼファンタジーに登場する「竜」と全く同じものを生物的に再現するという地味にわけのわからないこともやっている。
おそらくは血統因子の技術の応用。
- ベガフォース01
リリスが搭乗する巨大ロボット。サニー号が片手に乗るサイズ。
エッグヘッドの空調システム内ならばサウザンドサニー号を抱えての反重力装置による飛行すら可能。
実は約900年前に作られなぜか200年程前に聖地マリージョアを襲った「鉄の巨人」をベガパンクなりに再現してみた代物。しかし動力についてはベガパンクですら再現できなかった。
- 海獣兵器
エッグヘッド近海の海に潜んでいるサイボーグ化された巨大サメや海獣達。
サメ型の場合は口内に大砲や魚雷発射管を搭載し、海上海中問わず砲撃が可能。あっさりサウザンドサニー号を転覆させるなど、かなりの脅威。
ただし生物の欲までは未だコントロールしきれていないのか、襲った船を捕食しようとしたりと完璧な制御には至っていない。
- 島エアコン
島そのものを温めることで、極寒の島であろうと南国並の気温にして快適に行動できる。
ベガパンクが子供時代に故郷バルジモアで作ったものの未完成に終わった「土暖房システム」を実現した発明と言える。
さらに技術が進めば島内の生物の生活を感知できるようになり、果てには天候すらコントロール可能になるらしいが、資金不足のためそういった発展は頓挫している。
- ホログラム
エッグヘッド内で利用されている立体映像。
自身が開発した「光圧グローブ」を併用すればホログラムの人間とも物理的に触れ合える。
- 無人調理器
材料さえあれば1分以内に500種類の美味しい食事を提供できる。
作れる料理はハンバーガーセット、ステーキ、オムライス、とんかつ、わたあめ、ケーキ、ラーメン、ピザ・パスタなど和洋折衷何でもあり。
「余った食材お任せモード」もあるらしく、ベガパンクとしても自信作だったらしいが設計図通りに作れる技術者がいないため量産はできていない。
- セラフィム
海軍の新たな戦力として作り上げた新型パシフィスタで、その正体はくまで得られたデータをもとに作られた王下七武海の強化クローン兵士。
共通してルナーリア族の特徴と、パシフィスタの持つ手からのレーザーを用いる。
七武海の幼少期の姿を模しているが、どの個体も年齢不相応の巨体。
また、オリジナルの戦闘技術やグリーンブラッドで再現した悪魔の実の能力を使うため、個体によって特性が大きく異なる。
- グリーンブラッド
超人系悪魔の実の能力を再現できる人工血液。セラフィムに搭載されている。
超人系悪魔の実の能力者の血統因子からグリーンブラッドを造り、セラフィムに搭載することでそのセラフィムは超人系悪魔の実の能力を再現できる。
ハンコック型のS-スネークとくま型のS-ベアにはオリジナルと同じ能力が、ジンベエ型のS-シャークには魚人空手の補佐になる「スイスイの実」が搭載されている。
スイスイの実の能力者セニョール・ピンクの投獄からS-シャーク実戦投入まで数ヶ月間しか経過していないことから、完成度や悪魔の実の研究は非常に高いレベルまで進んでいると思われる。
いいことづくめな感じがするが、能力者のお約束である海の力には無力化される。ベガパンク側は逆手にとり、バブルガンを用いて緊急停止できるようにしている。
- バブルガン
ベガパンク「悪」が使用。
肩に担ぐほどの長い砲身で大きな泡状の弾丸を放つ。海のエネルギーを使っているため触れただけで能力者に有効。
丸はセラフィムが弾いた程度では破裂しないほどには硬い。
ただし「触れただけ」では能力者の動き封じは一瞬といえるくらい短く、どうしても触れ続けさせなければ効果は持続しない。また泡の内部に閉じ込める兵器ではなく、泡をボールのように扱い相手を押さえつける兵器である。
おそらくセラフィムを無理やり押さえつけることが主目的の兵器と思われる。
- 新種の映像電伝虫
「FILM RED」で登場した特殊な映像電伝虫の試作品。
ボタンと、頭頂部がアンテナのように伸びる大きな巻貝*7をつけたタイプで、不特定多数の電伝虫に映像と音声を同時に届けることが可能となっている。
エレジアの浜辺に偶然流れ着きウタの手に渡った。*8
尾田氏曰く、「量産されていない」(四十億巻要約)との為言うなれば映画用のアイテム。
- GPフラワー
扉絵「ジェルマのあゝ無感情海遊記」で登場。
ベガパンクがMADSにいたときに開発した、「火薬に咲く花」。
「実用性あんの?」…といいたくなるが、本編でも登場し、海軍が使用して火薬の無力化を行い、被害の減少・敵の動揺を誘っており、使いようによるが意外とバカにできる代物ではないことを示した。おそらく非殺傷兵器・無力化・花だらけの光景からウケは良かったと思われ、ベガパンクはイベル平和賞を受賞した。
シーザーとジャッジとクイーンはその発明に驚き内心ベガパンクには敵わないと気づいて鬱屈し、3人でよくNo.2争いとして喧嘩するようになった様子。
ちなみに、イベル平和賞の元ネタは現実におけるノーベル賞と思われるが、名の由来になったノーベル博士は「作業効率化と、不安定なニトロの安全な運用の為」に爆薬であるダイナマイトを開発し、そのダイナマイトが「戦争用の兵器として、人を殺す為に大いに使われた」という事実に心を痛めていた。
そう考えると「爆薬や火薬を無力化してしまい、戦地を花園に変える植物」というコンセプトも、ノーベル博士とノーベル賞にちなんだものなのかもしれない。
- マザーフレイム
イムが試したいと言及したもので詳細は不明。
このセリフの後、ルルシア王国が「近い」という理由で攻撃対象として決まったことから、ルルシア王国を消し去った兵器に思える。
しかし、革命軍のセリフにてモンキー・D・ドラゴンから「ベガパンクがそんなあからさまな人を殺す兵器を作るとは考えにくい」といった意見が出たことから、
別の兵器の動力か何かではないかと一部の読者から推察されている。
【来歴】
時系列は新世界編準拠。
◆過去
モンキー・D・ドラゴンの古い知り合いでもあり、当時「自勇軍」を率いていた彼から何度もスカウトを受けていたが、彼の自勇軍は貧乏だったこともあり断っていた。
青年時代より、闇金王ル・フェルドの慈善事業である「平和研究所MADS」に参加。
戦争斡旋に関わっている様子のル・フェルドの思惑もあって同僚達が殺戮兵器開発をする中、「GPフラワー」など多くの発明を成す。
ちなみに五老星に謁見した。
「MADS」では最終的に「血統因子」を発見。
しかしそのことを世界政府に危険視されて逮捕され、司法取引で海軍所属の科学者になり、パンクハザードにある研究所の所長を務めていた。
当人としても、世界政府を好んでいなかったが海軍には話が分かる者もそれなりにいたことや、自分の頭の中にあるまだ見ぬ研究を実現させるためには、世界政府の莫大な予算を使えることは都合が良かった。
22年前、43歳の頃、オハラがバスターコールを受けて滅んだという報せを受け、知己であったクローバー博士を弔うためにオハラを訪れたところドラゴンと偶然再会。
「世界政府」はバカでかい組織…
海軍には特に話のわかる者も多い…!
標的は見失うなドラゴン…
わかってるが…!今回の事件はさすがに効いたよ…!
法律という名を得た“理不尽”に意見しただけの
非力な学者達が暴力で叩き潰された…!!
ドラゴンがついに世界政府と対決するための革命軍を作る決意を固めたことを知る。
そしてこの時、どこかから来た巨人族達が沈んだ書物を回収していることを知り、のちに内密でエルバフを訪問。同地に身を潜めていた「とある巨人」と接触し、回収した書物の数々を読んだことで「空白の100年」と「巨大な王国」についての事実を把握している。
4年前、長い付き合いであるシーザー・クラウンの「奇行」を庇いきれなくなったベガパンクはシーザーの追放を決めるが、怒ったシーザーは毒ガス弾を爆発させてパンクハザードは死の島と化した。
これ以降、海軍科学班はワノ国のそばにあるエッグヘッド島に居を移した様子。
また、バーソロミュー・くまが彼の娘のボニーの病気である「青玉鱗」を治すためにエッグヘッドに来訪。
くまがバッカニア族だと知ると、彼に高額な治療費の代わりにくまの血液提供とくまのクローンの作成の許可を条件として提示する。くまはそれに困惑するが、「もし自分のクローンが誰かを救ったなら自分が生まれた意味があるかもしれない」と考えた。
その時、そんなくまに対して聖人とベガパンクは言うが、くまは自分の事を“気弱な平和主義者”と返し、それを気に入ったベガパンクは“未来の戦士達”をそう呼ぼうと決めた。
だが、そこに五老星の1人であるジェイガルシア・サターン聖が介入し、くまのクローンの生産に対して、革命軍の元メンバーであり更には現在名の知れた高額懸賞金首の海賊である身のくまが、最終的には政府に歯向かう存在になる可能性を示唆し、条件として、
- くまが王下七武海に加盟する事
- くま自身も人間兵器となる事
- くまに一切の「思考」と「自我」を残さない事
といった非道な条件を提示される。
この人道に反する条件にベガパンクは激昂し反発するが、
ボニーのためを思いくまはそれを涙ながらに承諾。
また、くまの改造に改造に2年、ボニーの病気の手術に半年と1年の養生の計1年半が必要だとと説明。
これを受けサターン聖は更なる追加条件として
- ボニーの治療完了後、ボニーの身柄は世界政府が預かる
- 治療後はボニーとくまの接触及び逃走を禁ずる
- 以上の取り決めを破った際はボニーを奴隷とする
- くまの自我が消えた時、ボニーを自由の身にする
といった追い打ちをかけるが、くまもくまでボニーの事を考えて条件を提示し、双方の合意が成立。
ベガパンクは不本意ながらも改造と治療に取り掛かることとなった。
3年前の時点では、脳を切り離し現在の風貌になり、エッグヘッド本島も今と近い姿に変わっていった。
2年前のマリンフォード頂上戦争前にサターン聖が、万が一の為にくまに自爆スイッチを取り付ける事を強要される。
その代わりに二重人格のように意識を切り換える回路を試す為にくまの自我を少し残させて欲しいと懇願するも聞き入れられなかった。
そして、くまの自我が消える日、ボニーへの10歳の誕生日を祝う伝言を託される。
作業を進めていくが、涙を流し、
…!!お前を愛した人間の数だけ!!
お前の死は迷惑である!!!
ええか くま お前こそヒーローじゃ!!!
ボニーの!!!みんなの!!!
と最後に話し、くまの自我を消滅させ、ただ1人ベガパンクの慟哭が部屋に響いた…。
◆新世界編
未来島エッグヘッド編
ワノ国を出港した麦わらの一味が偶然エッグヘッド島に来たため、シャカは麦わらの一味と面会。
ニコ・ロビンにその後のオハラで見たもの、ハグワール・D・サウロが生きていることを伝えた。
その後、ロブ・ルッチ、カク、ステューシーの3名が「本体含むベガパンク全ての抹殺」という世界政府の指令を実行する為に、表向きの目的「くま型セラフィム『S-ベア』の回収」を掲げてエッグヘッドに来訪。
しかし彼らの真の来訪理由と目的は既に見抜いており、ルッチらもならばとばかりにS-ベアを使って島へ押し入った結果、途中で立ちはだかった「暴」はルッチに圧倒され、更にはセラフィムの指揮権を奪われてしまう。
その後は麦わらの一味との戦闘、「正」による指揮権奪還で騒ぎが収拾されたかに見えたが、「欲」の裏切りによりベガパンク本体は監禁、さらに「正」「知」も破壊され、麦わらの一味も「欲」の命令を受けたセラフィム達と激突、フランキー・ウソップ・「悪」は石化により行動不能(+解除の目途なし)という大苦戦を強いられる。
おまけに海軍大将黄猿率いる海軍100隻に先行し、黒ひげ海賊団の別動隊がエッグヘッドに迫りつつあり……。
その後、欲並びにセラフィムの制圧に一味とベガパンクは成功する。
しかしエッグヘッドは既に海軍に囲まれるため、ルフィが海軍に対し「欲の命が惜しければ軍艦をどけろ」と海軍に交渉するが受け入れられず。黄猿が上陸してしまいルフィがなんとかこれを退ける事ができたが、海軍本部中将のブルーグラスの能力でパシフィスタの権限を一体とられてしまう。
更に、五老星のメンバーの1人サターン聖の命令で完全にパシフィスタが停止。
そしてサターン聖が魔法陣を介してベガパンク達に接触するが…。
その後、エッグヘッドに駆け付けたくまによってサターン聖が吹き飛ばされ、動けるようになる。
ボニー達を避難させるため、サターン聖にバスターコールの中止を求めるが、拒否される。
命令権を奪われたパシフィスタによってボニー達が狙われるが、秘密裏にボニーの威権順位を五老星よりも上に設定した事を暴に話し、ボニーに指示されたパシフィスタはバスターコールのために集まった軍艦を攻撃し大打撃を与える。
これに怒ったサターン聖の攻撃を受け、重傷を負ってしまう。
ベガパンクはここで死ぬ事を覚悟していたが、ルフィからベガパンクを連れて行くように言われたサンジに瀕死の状態で担がれるが、黄猿の天叢雲剣をまともに喰らってしまい倒れてしまう。
だが、この事を予見していたのか、自身の心肺停止をプログラムとした、あらかじめ録画していたこの世界の真実を暴露するメッセージが世界中へと放映された。
世界〜〜世界ぃ〜応答せよ……
えー…私はDr.ベガパンク しがない天才科学者だ……!!
──これから残すメッセージに皆驚くと思うが
それが世界の「真実」である…!!!
特殊な映像電伝虫を用いて録画していた映像の配信を全世界に向けて始めようとするが、映像の中の正が唐突に配信するのはマズイとの事で、より多くの人々に聞いてもらうためにインターバルを必要とすると話し、ベガパンクは10分の時間を設けた。
この際に、五老星が配信を止めるために全員エッグヘッドに集結するが、麦わらの一味に巨兵海賊団の抗戦や、ベガパンクの厳重な警戒により、奮戦虚しく配信が始まってしまう。
そして、彼はこの世界の衝撃の未来について話す。
結論から話そうか………!!!
この世界は……海に沈む!!!
【余談】
- 元ネタ
ビジュアルの元ネタはおそらく世界的物理学者のアルベルト・アインシュタイン。
舌を出している表情など非常に似ている。相対性理論の発見した偉人・一方で核兵器開発への協力をして当人が後悔したことと、科学の正負の面を体現した人物としても有名。
頭のリンゴについてはこちらもやはり世界的物理学者のアイザック・ニュートンと思われる。
- 月の人?
表紙連載でエネルがたどり着いた月面の基地には、電気の力で動く戦闘ロボットが多数残されていた。
明らかに地上とはレベルの違う超技術で作られているのは明確であり、「元々月にいた超技術の持ち主が地上に移住してきた過去があり、ベガパンクはその人と何かしらのかかわりがあるのでは?」とも推測されている。
そのロボットたちの同型であるスペーシー中尉を作ったツキミ博士だが、実は彼もバルジモアの出身であることが語られており、この説を補強している(ただし、ツキミ博士が住んでいた「カラクリ島」はバルジモアとは明らかに気候が違う)。
- 妹?
スピンオフ漫画恋するワンピースでは、あの邪悪偉丈夫が「ベガパンクの妹」を発見している。
当然菜美はツッコもうとしたが、ワノ国編時点でベガパンク絡みの設定はほとんど明かされていないため「いない」と断言することもできず、不発に終わっている。
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*2 欲もベガパンクの1人なので間違ってはいない。
*3 ゲームオリジナルも含めれば、アンリミテッドワールドに「イヌイヌの実 モデル化狸」を食べた筆のパトが登場している。
*4 ただし海王類に視覚的に発見されるリスクはあるため絶対安全ではない
*5 傍から見れば些末かもしれないが、「青龍」という明確に色が定められているモデルである以上、色が違うということは「再現しきれなかった成分が存在する」ということに外ならない
*6 ルッチにより暴の顔半分が吹き飛ばされた際に傷口(?)からスパークが漏れたり、そんな重症を負った筈なのに後に完治して再登場し「スペアがあったからな!」と笑顔で口にしていたり、想と知はどちらも明らかにロボットの見た目だったり等
*7 この巻貝が人工物で試作品である模様
*8 ちなみにウタが拾った時期は、とある変態船大工がベガパンクの故郷にある研究所の自爆スイッチをうっかり押してしまい研究所を吹き飛ばす事件と重なっているが関連性は不明
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