登録日:2020/01/11 Sat 01:13:28
更新日:2024/05/16 Thu 10:49:22NEW!
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レアリティ 遊戯王 遊戯王ocg tcg カードゲーム レアカード 遊戯王ocg用語項目 ocg レア ウルトラレア スーパーレア シークレットレア ノーマルレア ホログラフィックレア ゴールドレア コレクターズレア アルティメットレア
▷ 目次
概要
遊戯王OCGでも基本的に「希少価値の分類」として設定されている、
通常エキスパンションやノーマルレアの話題では、希少度という意味でレアリティを語る場面も存在する。
だが、レアリティの数が多いため、「フォイルの仕様」を意味していることも多い。
同じカードでも複数のレアリティを設定されることが多く、レアリティの数も多いので上下の関係が分かりにくいためである。
ちなみに遊戯王原作は作中でレアリティに言及することが多く、
いくつかのカードは初期のフレーバーテキストにレアカードであることが示されていることもあった。
だが、EXで再録された「デーモンの召喚」のように、
その割にカードとしての仕様はノーマルだったりという現象が発生したため、珍しく後にフレーバーテキストがエラッタされる事態に。
これと「青眼の白龍」と「真紅眼の黒竜」は、これがきっかけでフレーバーテキストが訂正された珍しいカードである。
また、公式もレアリティの多さは自覚しているようで、
しまいには人気のあるカードを計8種類のレアリティで収録した「ザ・レアリティ・コレクション」というパックが販売されている。
後述のノーマルレアやスーパーレアの封入率も含め、レアリティ(見た目)とシングル価格が釣り合わないカードも多いので、
シャークトレードには気を付けてほしい。
基本は上からHolographic/Secret/Ultimate/Ultra/Super/Rare/Normalの順。
各レアリティ解説
Holographic
ホログラフィックレア。
12箱に1枚と、とにかく封入率の低く最も入手難易度が高いレアリティのカード。
第5期パックの「TACTICAL EVOLUTION」で収録された「究極宝玉神 レインボー・ドラゴン」で初登場。
10期までのレギュラーパックはパッケージの「ユベル-Das Extremer TraurigDrachen」ではなく「レインボー・ネオス」になったのを除き、パックのパッケージを飾ったカードにこのレアリティのカードが設定されていた。
11期はアニメ関連カードのリメイクであるパッケージを飾ったモンスターが選ばれず、どちらかというと「混沌魔龍 カオス・ルーラー」や「天霆號アーゼウス」などのある程度の汎用性を持ちつつ実用性重視のカードが選ばれており、「閉ザサレシ世界ノ冥神」や「倶利伽羅天童」などの
トーナメントシーンで活躍するようなカードも多く排出していた。
12期は10期以前通りのパッケージを飾ったモンスターに戻り、アニメ関連のリメイクカードに設定されるようになった。
これにより約16年越しにユベル関連のカードがホログラフィックレアとして収録されることになった。
9期からはデュエリストパックの再録枠や、冬に発売される「RARITY COLLECTION」などの再録パックでも収録されることがある。
シークレットレアのようにカード名は銀色でホロ加工されている。
そして、イラストがホログラム加工をされているのが最大の特徴。
一見してイラスト部分がすべて銀色に見えるが、カードを傾けると絵が立体的に浮かび上がる特殊な3D加工をされている。
モノによっては、モンスターのパーツによって層が分かれており、手前側のものは近く見えるようになっている。
レアリティ・コレクション収録の青眼の白龍のホロバージョンに至っては眼のみが青く光る白き龍という凄まじい仕様なので必見。
他にも、カードフレームが白のシンクロモンスターにはよく似合う。
基本一度ホロに選ばれたカードが再度選ばれることはなかったが、後に若干仕様が異なるものの初の再録ホロに青眼が選ばれ、以降度々見られるようになった。
貴重であるのには違いは無いが、意外にも価封入率の低さの割に価値は高くはない。
というのも、パックのパッケージを飾ったカードは他のレアリティも存在し、
ただゲームで使うのであればこのレアリティである必要はないため。
パックに一種類しか存在しないことやイラストが見えにくいという欠点も影響している。
勿論全てがそうという訳でもなく、レギュラーパック以外では再録で前述の青眼や真紅眼の黒竜・ブラック・マジシャン・ガールなどの人気カードの場合は高騰するし
海外版でもUpperDeckの暴挙によって一般流通にもかかわらず万単位で取引されているものも存在する。
国内産に限っても「RARITY COLLECTION」に封入されるカードは人気面か実用面が高い再録カードが選ばれやすいため、特に初動は結構な値段が付くこともある。
また、登場当初のものに顕著なのだが、仕様の都合上、イラストが見えにくいという欠点もある。
これについては5D's後期から改良が行われ、徐々に改善されてきている。
11期からは同様に変更のあったアルティメット共々カード枠にも加工が施されようになり、イラストも以前より見易いものになっている。
ちなみに海外版では、「Ghost Rare(ゴーストレア)」という名称である。Judgment of the Lightからは日本語版とは違うカードが抜擢されるようになった。
第9期のBreakers of Shadowにて廃止され、一時全くない時期が続いたが海外版デュエリストパックにてラーの翼神竜が出たことで復活。
Ultimate
アルティメットレア。
イラスト、カードの種類を表すアイコン、レベルやランクの星にレリーフ調の加工がされているカード。
カード名はウルトラと同じ金の箔押し。通称レリーフレア、略してレリなど。
一般パックではUltraが存在するカードに存在するレアリティ。
基本的に一箱に1枚封入されている。
第2期の「Thousand Eyes Bible -千眼の魔術書-」に収録された「サウザンド・アイズ・サクリファイス」が第1号。
パックの目玉となるカードでこの仕様も存在し、「Spell of Mask -仮面の呪縛-」から
第3期のパックまでは原作・アニメで活躍した有名なモンスターもこのレアリティで収録パックの末番で1枚再録されていた。
第4期ではSuper以上のカードすべてにUltimate版が存在していており、一気に種類が増えた。
第5期の「TACTICAL EVOLUTION」以降はUltra以上のカードのみとなった。
初期は通常エキスパンションのみに収録されており、それ以外では「Booster Chronicle」「DUELIST LEGACY」やTin缶などにとどまっていた。
4期初期はカードの一部のみレリーフ加工がされており、4期後半辺りからのレリーフは全面レリ加工されるようになった。
また、7期以降はカード枠も加工が行われ、更に豪華になっている。
全面が加工されていた時期は見栄え*1が悪くなりやすいカードが存在し、改善を要求する声も存在していた。
その声が届いたのか、9期になってモンスターのイラスト部分はレリーフ処理しないなどの改善がなされた。
この仕様変更は概ね好評で、美しくなったと評する声も多い。
11期にはカードの余白にも加工が施されるようになり、イラストも線などはかなり強調される仕様に変更された。
余白部分が加工されるというこれまでにない派手な特徴が追加された反面、逆にイラストの加工はこれまでに比べると控えめになっている。
そのため、10期以前と11期のレリーフは同じカードでも大きく見た目が違う。
立体感のあるレリーフ加工は他のレアリティには無い落ち着いた迫力があるが、見栄えが独特なので人を選ぶ。
SuperやUltraに比べるとホイル加工されていない関係上カードが反らないので、状態を気にするプレイヤーには有り難いが、こちらはこちらで長期間使用しているとカードの裏面にもレリーフが浮き出てくるという問題がある。
そのため、本来のレアリティを好んで使用する層も多い。
長らく一度レリーフで出たカードはレリーフ再録されないことが鉄板であったが、2020年末に青眼の究極竜とラーの翼神竜-球体形がレリーフで再録された。*2
ただし初録と同じ期の仕様ではなく最新の11期仕様だったため全く同じ仕様での再録ではない。
10期以前は「RARITY COLLECTION」などの再録中心のパックでもごく少数かゼロという、レギュラーパック以外ではほぼ収録がなく、再録パックでも全然種類が増えないレアリティだった。
11期からは加工方法が変わった影響かは不明だが、再録パックでも収録される頻度が増え、特に「RARITY COLLECTION -QUARTER CENTURY EDITION-」では80種類全種類に存在するという以前からは考えられない仕様となった。
コレクターの間では言語違いで加工に大きく違いがあることでも有名で、特に4期のTCGでは字レアのUltimateも存在し中でもアジア版*3の
三幻魔や精霊術師ドリアードなど一部はその加工の美しさから数十万単位で取引されている。
海外版では第9期のBreakers of Shadowにてレギュラーパックでは廃止されたが、海外の公認大会再録パックであるOTS Tournament Packで存続している。
ちなみにこのOTSパックはTCG圏では北米やEU圏などで配布されているがその彫りに明確に違いがありその見分ける方法の一つとして
上記の裏面に浮き出るというのがEU版では初めからその彫りが出ており北米版とEU版の見極めるポイントの一つになっている。*4
Secret
シークレットレア。
イラスト部分に十字のラメ入り加工がされたカード。
カード名は銀色のラメ入り。通称シク、シクレア。
初登場はVol.3の「竜騎士ガイア」。
シークレットという名の通り、当初はパックに1種類、多くて5種類程度入る目玉カードのためのレアリティだった。
だが、後にプレミアムパック(PP)8以降から全てのカードにシク加工されたバージョンが存在するようになり、一気に増えた。
4期から仕様変更により一般パックには入らず、PPやEXPなどの一部の特殊なパックにしか存在しなくなった。
その後、9期の3弾目の「ザ・シークレット・オブ・エボリューション」より復活。
ウルトラレアとスーパーレアのカードにはシクレアも存在し、およそ1箱に1枚の封入率となっている。
「ザ・シークレット・オブ・エボリューション」では1箱に必ず入ってる訳ではなく入手難易度が高かったが、
次の「クロスオーバー・ソウルズ」からは一箱に必ず1枚入るようになった。
第11期現在でもウルトラレアとスーパーレアの仕様が存在するカードに存在している。
同じカードが被ることもあるので、一箱から同名カードのスーパーレア仕様とシークレットレア仕様が同時に出た、なんてことも起こりうる。
Secretが出たからといってSuper以上のレアリティの枠を潰して登場する訳ではないので、一箱あたりのフォイルカードの枚数が増えた。
なお、ホログラフィックは12箱に1枚出てくると言われているが、特定のシークレットが出てくる確率は1/16、ウルトラレアが増えた11期では1/18という計算になる。
その為、ホログラフィックレア以上の高値が付くことも珍しくない。
10期中盤ぐらいまでは原則的に一度登場したシークレットレアは基本的に再録されないか、再録されても超低封入であり「灰流うらら」や「増殖するG」などの人気汎用カードは3枚揃えるのにも骨が折れる値段だった。
また「閃刀姫-ハヤテ」などの抽選制のイベントに参加して購入できる商品に付属しているものも、プレイヤー泣かせとなっていた。
10期中盤からは冬の再録パックでは1パックに1枚シークレットレアが収録されるようになり、大幅に値段が下落した。
また、年末に発売されるカードセットに付属する再録パックにも再録カードのシークレットレアが収録されるようになっている。
シークレットレア以上のレアリティが登場した影響か比較的ばら撒かれるようになり、以前と比べるとシークレットレアでデッキを統一する敷居は大幅に下がっている。
ただし、出たばかりのカードのような再録がされていない人気カードのシークレットレアはそれなりの値段が付くのは相変わらず。
1箱に1枚入っている点はアルティメットと同じだが、そちらがウルトラと同じ6種なのに対して、
シク版はスーパーとウルトラを足した16種存在する。
封入枚数が少ない上に種類が多く、上記のアルティメットレア以上に狙ったカードを当てるのが過酷であり、シングル価格は高騰しやすい。
特に、環境で活躍する人気カードの場合だと顕著である。
他にも様々なシークレットレアが存在するため個別に解説
ウルトラシークレット
OCG最初期にのみ存在した仕様で名前はダイヤモンドカットが施されているが絵はウルトラと同じホイル加工である。
この仕様だったカードには配布品だったものも多く現在はプレミアがついている物も多い。
エクストラシークレット
長らく海外版シークレットとして知られていたもので名前のダイヤモンドカットなどが異なっているが絵の光り方を強調する線が斜めに走っていることが最大の特徴、日本でも後にEXTRA PACKにて導入された。
日本では登場するのは海外産のカードの輸入パックでのごく数種類程度で、ハッキリ言って存在感が薄いレアリティだったが「RARITY COLLECTION -QUARTER CENTURY EDITION-」の収録カード全てにこのレアリティが登場したため、汎用類程度ならある程度統一できるようになった。
ゴールドシークレット
GOLD SERIES 2013から導入された仕様、ゴールドレアにシークレットと同じ加工を追加されたもの、その後2014・2016でも収録されたがGOLD SERIESが2016を最後に途絶えている。
2013・2014では1箱に1枚の封入率だったが2016ではパックに1枚封入された。
20thシークレット
遊戯王OCGの20周年を記念してCYBERNETIC HORIZONから導入されたレアリティ。
シークレットの加工がテキスト欄以外のカード全体にされている、カード名が赤い、テキスト欄に20th anniversaryの凸加工があるなどの違いがある。
11期移行に伴い公式から明確に廃止が告知された珍しいレアリティでもある。
レギュラーパックでは封入率が4箱1枚という封入率の低さとホロとは異なり従来のシークレット枠の代わりに封入され、またそれが1/16という確率も相まって人気の高いカード*5は初動から万単位で取引されることも珍しくない。
その人気の高さはコナミも把握しておりレギュラーパック以外でも再録パックやキャンペーン配布パックで人気の高いカードを20thシークレットレアで再録し、それを目当てにユーザーの争奪戦が繰り広げられたことも多かった。
廃止が近くなった2019年末頃全体的に市場価格が上昇し、その後人気カードは倍以上・中には桁が一つ変わったものまで存在する。
また、アジア版でこのレアリティのエラーカードが存在しており、プロモカードに匹敵する価格で取引されている。
プリズマティックシークレット
上記の20thシークレット廃止に伴い11期のRISE OF THE DUELISTから導入された。
一見すると20thとの違いはカード全体がシークレット化工はそのまま、20thロゴが消えた他赤文字だったのが銀になっただけに見えるがカード名は
シークレット共通のダイヤモンドカットではなく後述のコレクターズレアに近い加工に変更されている。
10期までの配布パックはキャンペーン対象店舗店頭で別に手渡しという形をとっていたが、前述の20thシークレットの人気からネット上で転売が横行しそれを考慮し
11期からは初回生産の箱におまけとして封入される形に変更、パックにはウルトラレア・スーパーレア枠のカードが1枚、そしてプリズマティックシークレットが
当たりとして封入される形に変更されたため20thよりは入手難易度は低くなった。
ただし初回限定パック専用に関連のあるモンスターをプリズマティック枠でのみ再録となったことでこの枠のカードは高値で取引される傾向にある。
実は海外では先行して同名のシークレットが既に存在しており、名前が同じなのに違う加工が施されいるものが2つあるので非常にややこしかった。
1つは日本のシークレットと同じような仕様の物だが、再録パック中心で使われているため海外従来のシクは廃止されていない。
もう1つは海外版Rising Rampageから導入されたもので、こちらは20thシークレットのようにカード全体にシークレット加工が施されているが名前は赤くなく、
テキスト欄には20thシクのような加工が施されていないと後の日本版プリズマティックシークレットとほぼ同じ仕様になっていた。
またその種類も海外版のシークレット・ウルトラ・スーパー・字レア枠から1枚が選ばれる形で20thシクとは異なり4種類しか存在しない。
…が1st版限定なうえにシークレット枠で50枚に1枚*6の確率もあってこちらも人気の高いカードは高値で取引されている。
その後日本版でも同様の名前のレアリティが設けられたことで後者のほうはスターライトレアに改名されている。
改名後第一弾となった海外版 エターニティ・コードでは字レアが廃止された関係上このスターライトレア枠のカードも変更され、シークレット枠から2枚が選ばれた他
レギュラーパックにもかかわらず再録枠が設けられエフェクト・ヴェーラーがスターライト枠で再録されている。
10000シークレット
IGNITION ASSAULTにて登場した万物創世龍専用のレアリティ。
加工は20thシクとほぼ同じだが最大の特徴としてテキスト欄に「10000」と凸加工が施されている。
その封入率は流通数の少なさから名前からとられて1万枚に1枚*7とユーザーの間では噂されている。
海外でも万物創世龍が登場したが日本版と比較するとテキスト欄の10000表記やカード全体の光り方は
上記のスターライトレアと同じでカード名も赤くなっていると日本版と近い仕様になっている。
国内外問わず封入率の低さからいずれの万物創世龍も高額で取引されている(2023年現在30万円以上)。
なお名前に因みカード左下のIDも「00010000」となっている。
クォーターセンチュリーシークレットレア
プリズマティックシークレットと似た加工だが、カード名が金色、テキスト欄に25th anniversaryの凸加工があるなどの違いがある
「RARITY COLLECTION - QUARTER CENTURY EDITION -」で初登場し、「DUELIST NEXUS」からはプリズマティックシークレットに代わってこちらが封入されるようになる。
アジア版シークレット
アジア版では8期のPRIMAL ORIGINからシークレットレアが復活。
一見すると日本版との違いはないように見えるが、テキストに表記された文字が細かったり、名前のダイヤモンドカットが微妙に異なる差などあるが、光り方を強調する線が日本版は縦に走っているのに対しアジア版は横に走っているのが最大の特徴。
これは当初工場がアルティメットやコレクターズを生産できなかった代替として設けられたもので、2014年1月~7月
にかけて発売されたパックでは全てこれらの代わりとしてシークレットレアが存在する。
そのため日本版には存在しないシークレットも複数存在し、中でも竜騎士ブラック・マジシャン・ガールは最もプレミアがついている。
その後日本でもシークレットが復活したが上記のような加工の違いもあって高値がついているカードも多く、その後20thシークレットも登場しこちらも上記と同じように違う加工が施されたことで日本の3倍以上で取引されているカードも多い。
英語表記のアジア版は公式大会では使用できないが、日本語表記のアジア版は海外生産カードの日本語版のOCG扱いであるため、公式大会でも使用できる。
Collectors
コレクターズレア
カード名が銀色に輝き、イラスト部分にはスーパーやウルトラのようなフォイルとともに、立体的な加工が施されている。
また、カードの周りの枠には多角形の破片を散りばめたようになっている。
初登場はコレクターズパック-ZEXAL編-だがこの頃は加工が異なっており、あまりにも凝り過ぎてしまいまるで油に浸したようににじんで見えたことから
「油レア」などと呼ばれており賛否両論だった、そのため次弾からは現在の様に改善されている。
「レアリティ・コレクション」以外では、基本的に「コレクターズパック」のシリーズのみに収録されている。
ウルトラとスーパーのカードにはこの仕様も存在し、封入率は1箱に1枚収録と、
アルティメットやシークレットのような扱いになっている。
11期ではホロ・アルティメット同様に余白にも加工が施されるようになった。
「RARITY COLLECTION」シリーズで度々登場するため、汎用類はある程度このレアリティで統一することができる。
長らく海外版には存在しなかったがトゥーンカオスで実装され海外版でも流通するようになった。
Ultra
ウルトラレア
カード名が金色の箔押しで、イラストがホイル加工されている。
初録はSTARTER BOX…ではなく僅かにGB1の公式大会参加者に配布された女剣士カナンの方が先だった。
書籍付属などのプロモカードやストラクチャーデッキの看板カードは大抵このレアリティになる。
スーパーレアとともに最初期から存在するレアリティであり、最も有名なレアリティと言って過言ではないだろう。
アルティメットレアやシークレットレア等の特殊なレアリティを除くと、
一般パックでは最上位に位置するレアリティであり、主役級のモンスターは大抵このレアリティとなる。
だが、封入率の影響で現実にはスーパーレアより価値が低く見られがちという奇妙な立ち位置にある。
詳しい理由はスーパーレアの項目で。
とはいえ汎用性が非常に高いカードはスーパーレアにも劣らない値段までに高騰することがあるので、結局はそのカードの性能次第である。
事実11期からはウルトラレアの種類が増えたものの、封入率変更はなかったためレリ枠やシク枠・ホロ枠を入れても1箱で
全種コンプは不可能になったことで人気のカードは高めになっている。
また初期公式大会の参加・入賞品はこのレアリティが多数を占めており、これらは当然ながらプレミアがついている。
更に一時期ゲーム特典のカードでは初回限定版がシークレット・通常版がウルトラという形で収録。
通常版は流通数が極端に少ないことから究極竜騎士やトゥーン・ブラックマジシャン・ガールなどは屈指のプレミアがついている。
Super
スーパーレア。
イラストにホイル加工が行われている。通称スーレア。
初録はSTARTER BOXでエルフの剣士*8、サンダー・ボルト、融合、山が選ばれた。
新規カテゴリのキーカードなど、切り札ではないが、デッキの潤滑油になるカードや汎用性の高いなカードがこれに選ばれる。
灰流うららや幽鬼うさぎ、エフェクト・ヴェーラー、神の通告、壺シリーズ、無限泡影など環境でも活躍したカードの他、かつて環境トップだった征竜等が有名。
ウルトラに比べるとカード名の箔押しが無いので、そちらよりもシンプルな印象を受ける。
直感的にはレアより上で、ウルトラレアより下に聞こえるが、実はウルトラよりも高価になることが多い。
それは、種類数が多い割に封入率が低く、ウルトラレアよりも狙ったカードを当てにくかったからである。
以前は一般パックでは1BOXにつき全9種類中3枚しか封入されていなかった。
そのカードをデッキに入れられる最大枚数の3枚分揃えるとなると、かなり過酷であり、
多くのデッキに入る汎用カードやカテゴリのキーカードがスーレアと判明すると、阿鼻叫喚するデュエリストが多くいた。
そこで、収録枚数と封入の仕様の変更が何度か行われた。
第8期の「PRIMAL ORIGIN」からは全10種類中4枚封入になり、以前に比べれば少し改善された。
第9期の「クラッシュ・オブ・リベリオン」では再び仕様変更が行われ、スーパーが10種類中6枚収録になった。
一箱買えばスーパーの全種類中半分以上は揃うようになったので、以前に比べれば大幅に収集は楽になったといえる。
1箱あたりのフォイルカードの枚数も増加したので、およそ3パックに1枚という高い割合でレアカードを手に入れられるようになり、パック買いの楽しみも増えた。
また、コレクターの需要がシークレットレアに集中するようになったので、かつてに比べればシングル価格も控えめになった。
ただしハーフボックスの場合は1箱買ってもスーパー枠が多くて半分、時には1/3ということもあるのでそういう場合は高騰しやすい。
かつてはレアやウルトラレアと違って事前情報から判別できなかった。
他のレアリティはカード名の方にも加工がされるのだが、スーパーはホイル加工だけなので雑誌に載ってる絵からは読み取れなかった。
その為、強力な新規カードの情報を聞く度に「スーレアでありませんように」と祈るのは決闘者の常であった。
これも9期になってからエフェクトをつけることで改善されるようになった。
しかし、事前情報でエフェクト無かったのにスーレアだったカードが登場したりもしている。
Rare
レア。
カード名が銀色になっている。通称字レア、銀レア。
通称パックでは、基本的に1パックに1枚封入されているが、ウルトラレア以上が封入される場合は封入されない。
レギュラーパックのBOXでは1種類につき0~2枚ほど出る、種類が多いため枚数の差が結構激しい。
レアの中でも最も下のレアリティだが、新規カテゴリのキーカードや汎用性が高いカードも多い。
特に「ツインツイスター」は多くのデッキで採用できることから、下手なフォイルよりもよほど高い値が付けられていた。
それ以外にも高騰しているカードが少なくないので、トレードする際は注意しよう。
海外版レギュラーパックでは前述のようにエターニティ・コードで廃止された。
Normal
カード名が銀色とイラストにホイル加工も行わないカード。また、一般的なパックやストラクチャーデッキに収録されるカードの多数を占めるのも多い。
レギュラーパックのBOXでは1種類につき1~4枚ほど出る、種類が多いため枚数の差が結構激しい。
有象無象のハズレカードのような印象を持たれがちだが、必ずしも「弱いカード」とは限らない。
デッキパーツやコンボパーツとして重要視される物や「神の警告」・「墓穴の指名者」のような強力な汎用カードも存在しており、それらのカードは相応の価値が付く。
Normal Rare
詳細はノーマルレア(遊戯王OCG)を参照
ノーマルレア。
このレアリティは公式に発表されている物ではない。
見た目はノーマルと変わらない。通称ノーレア、ノーマルレア。
ノーマルなのにレアという妙な名前だが、決闘者の間で有名なノーマルカード仕様なのに出にくく貴重なカードの事。
本来ノーマルのカードは1箱に1~4枚程入っているのだが、ノーマルレアらしきカードは1箱に0~1枚程しか入っていない。
要するに封入率操作がされた(可能性がある)ノーマルカードである。
奇抜な効果やイラスト、カード名を持つものが多く、ネタ枠として楽しみにしている層もいる。
また、有用カードも多く、シングル価格が高騰することも多い。
一見しただけでは価値がわかりづらいので、シャークトレードの被害に合わないように気を付けてほしい。
カードの価値を理解していない中古ショップの格安ストレージに紛れ込んでいる時もある。
法律的にグレーな存在らしく、4期開始時に一度廃止された。
しかし、TACTICAL EVOLUTION発売時に復活して現在に至る。
DUEL TERMINALにも存在し、元々の仕様も相まって血も涙もない商法として批判された。
Parallel
パラレルレア。
カード全体が光るように加工が施されている。
そのためノーマルからシークレットまで幅広くこのパラレルが存在し、別のレアリティにカウントされることもあればそうでないときもあったりする。
初登場はVol.5でウルトラレアのカードは全てパラレルレアが存在した。
この加工はカードに後から印刷しているため擦ってしまえば消すこともできるがそれをエラーカードと称して偽物を販売する不埒な輩も存在している。
初期の頃から存在していることで膨大な数が存在しここでは日本に存在するものを解説
格子状の物
初期から存在するもの、レギュラーパックではシークレット枠以外ではUltimateが登場するまでは最上位レアリティのような位置づけであった。
なおこの格子状のパラレルは加工できるシートが発売されており、カードを偽造することが可能だが見極めるポイントとして正規品はカード名や右下の偽造防止に
パラレルが重なっていないが加工品はこれらに被っているため見極めることが出来る。
小さな斑点状の物
デュエルターミナルで登場し、第8弾まで使われた。
遊星のストラクチャーデッキではこれより更に小さい斑点状の物が採用された。
下記の物を含めてデュエルターミナルのカードはノーマル含め全てパラレル加工が施されており、その影響でスーパーのパラレルは分かりにくくなっている。
三角形を不規則に散りばめた物
デュエルターミナルの第9弾から最終弾の14弾まで使われた。
その後はブースターSPやデッキビルドパックなどのハーフボックスでのノーマルカードのパラレルとして採用されるケースが多い。
加工そのものは中々綺麗であるのだが、この仕様のパラレル加工は非常に消えやすいという問題がある。
素手で触ると指紋の跡がくっきりと付く、スリーブに入れていても長期間使用していると混入した埃などで加工が汚くなっている……といった例も確認されている。
綺麗な状態のまま保管・使用したい場合は気を付けたいところ。
正方形を規則的に並べた物
デュエルターミナルの舞台である端末世界に関係するカードのみを再録したクロニクルのみで使われた。
数あるパラレルの中でも特に消えやすく取扱には注意。
なおこのパラレルが上記の第14弾のウルトラレア枠のシークレットに印刷されたエラーカードが全種で確認されている。
星型が並んだ物
海外で先行して登場し日本でも登場…したのはいいのだが初採用なんとあのデッキカスタムパックであった。
そのため日本ではこのパックが2020年時点では最初で最後となっており何気にレアだったりする。
波打ったような物
DIMENSION BOX LIMITED EDITIONで登場しその後不定期で採用されている。
斜めの格子状の物
ストラクチャーデッキ ソウルバーナーで採用されたがVRAINS関係以外でのストラクチャーデッキでは確認されていなかった、その後他のストラクでも用いられるようになった。
ミレニアム仕様
ヒエログリフが散りばめられたもの。
決闘者の栄光 記憶の断片で登場したが公式でも名前やパラレルとは別レアリティ扱いするなど長らく一定していなかった。
KCレア仕様
海場コーポレーションの社章と半導体基板のような線で形成された物
映画公開前後ではよく見られたが、加工が難しいのか初期傷が多かった。
映画公開後にはこのパラレルの使用はなくなった。
Gold
ゴールドレア。
その名の通りGOLD SERIESから登場したレアリティで日本ではこのシリーズのみで収録されている。
カード枠やテキストやイラスト・イラスト枠・星にホイル加工が施されている。
偽造防止も金色になっているがこれはTCGの1st版などの加工で有名だがこれを初めてOCGで施されている。
OCGと北米版・韓国版では文字の加工などが微妙に異なっている。
2013以降では先述のようにシークレット加工が施されたものや2019年にはultimateのように凸面加工が施された
プレミアムゴールドというレアリティも登場している。
なお当初はノーマル再録されたカードのレアリティ違いとしてパックに1枚封入されたが2016ではノーマルが廃止されGoldが基本レアリティになっていた。
その他
発売開始から20年以上が経ち今でも人気の遊戯王だがその人気ゆえに国内でも偽造品が出回ることもしばしば。
これらの偽造品は大会などで使用することは出来ず、偽物の販売は違法行為として取り締まられる*9ので、安易に制作・輸入・販売してはいけない。
ここでは確認されている有名な偽造レアリティについて解説。
お祭りレア(「屋台レア」「縁日レア」「ヤクザレア」など様々な呼び名がある。)
名前の通りにOCG黎明期にお祭り(縁日)の屋台などで流通したもの。
特徴は多くが格子状のウルトラパラレル仕様が公式では存在しないカードがその仕様になっていることと攻守の表記が明らかに違う。
多くは1期テキスト仕様の青眼の究極竜やメテオ・ブラック・ドラゴン*10など分かりやすい物であるが、
ブラックデーモンズドラゴンのように実際にあるものもあるがこれは上記の攻守表記で見極めることが可能。
ただの偽造品なため紙屑同然…なのだが子供の頃に騙されてしまった決闘者にとっては思い出として昇華されているのか現在では入手が困難なこともあってか、
ネットでオークションやフリマでそこそこ取引されている。
ただし、偽造品の販売として処罰される恐れもあるので注意すること。
グアムレア
海外では多数の偽物が出回っており、日本人観光客が多いグアムでもよく見かけたことから、海外版の偽物は「グアムレア」と呼ばれる事が多い。
他にも中国語の偽物なども有名であり、「オードシャルカフィゲーム」など奇妙な日本語がネタにされた物もある。
品質の低さなどから容易に判別可能な物が多いが、プレイマットなどが付属していたり、実際のOCG(TCG)には存在しないレアリティがあったり、未OCG(TCG)のアニメオリジナルカードが作られているなど、妙に凝った作りの物もある。
もっとも、税関などで没収されたり、現地の反社会的勢力の資金源になる可能性もあるため、安易な購入は控えた方が良いだろう。
ゴールドレリーフ
こちらはネットオークションで流通したもの
名前の通り金のレリーフが彫られたもので背景だけ彫られたものからカード全てが金ぴかになっている。成金趣味全開である
これは公式には一切存在しないレアリティ…なのだが上記の様にプレミアムゴールドという凸面加工が施されたカードが公式で登場している。
勿論カード加工などは全く異なっているのでお祭りレアより見極めは容易である。
羽蛾さん、これアニヲタWiki!レアカードなんかじゃない!
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- レアリティ(TCG)より独立しました -- 名無しさん (2020-01-11 01:14:53)
- そういえば20thシクとウルトラシークレットはないのね -- 名無しさん (2020-01-11 02:55:08)
- 墓穴の指名者ってノーレアじゃなかったのか…… -- 名無しさん (2020-01-11 07:22:18)
- Parallelも無いのな -- 名無しさん (2020-01-11 10:35:40)
- 細かいの含めたらVジャンプ全員応募の赤ネーム仕様や海外大会用のブルーネームシークレットや最初期のウルトラシークレットもあるな。 -- 名無しさん (2020-01-11 12:56:06)
- Parallelの概要追加サンクス 今後はどう展開してくのやら -- 名無しさん (2020-01-16 10:26:16)
- タッグフォースシリーズは割と実用性に沿ったレアリティ設定しててパックやストラクチャーデッキの看板とかゲーム未登場だけど割と重要なキャラの切り札とかも容赦なくノーマルにされてたりして無慈悲だなって -- 名無しさん (2020-01-17 11:48:49)
- 屋台レアは番外編的に書いたほうがいいのでは -- 名無しさん (2020-01-17 12:16:09)
- 厳密にはレアリティじゃないけど赤字/青字がいるね -- 名無しさん (2024-01-20 11:27:32)
#comment
*2 青眼の白龍やブラックマジシャンも初のレリ再録だったがこちらは絵が違うため厳密には異なる。
*3 TCGであるがアメリカのアッパーデック社生産ではなく日本で生産しアジア圏などに輸出されていたもの、そのため裏の遊戯王表記が本来のTCGではYU-GI-OHなのに対し漢字の遊戯王表記になっている。
*4 比較してみれば明確に彫りの違いが分かるのだが元々海外版を扱うショップは少なく、扱う店でも区別している店もあまり多くない
*5 効果が強力なカードやイラスト人気が高いカード
*6 海外版ではホロやレリーフ廃止に伴いシークレットは1箱に2枚に増えたので実質的には25箱に1枚
*7 1箱が1パック5枚入りの30パックで150枚なため約67箱に1枚の確率
*8 ただしこちらは予約特典で箱は東映版の映画「遊戯王」での先行販売もあったことからどちらは先かは曖昧である
*9 実際に逮捕者も多数出ており、問題となっている。
*10 どちらも公式大会の賞品で世界に数枚しかないうえ究極竜に至ってはシークレットである。
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