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更新日:2024/05/16 Thu 10:43:16NEW!
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神と契りし覇業__
天より授かりしこの拳で___
オレがこの世界を救う
『天の覇王 北斗の拳 ラオウ外伝』とは、大人気漫画『北斗の拳』の前半最強のライバル・拳王ラオウを主人公としたスピンオフ作品である。
本項目では主に漫画版に関して記載する。
概要
ラオウの知られざる覇道を描いた物語が、この『天の覇王』である。
本作は北斗の拳の外伝の記念すべき第1作であり、後に雨後の筍のように増える外伝の中で唯一アニメ化もなされている。
元々は携帯サイト「公式!北斗の拳DX」で東城太郎が連載していた小説(未単行本化)が原作。
後の漫画版の3巻辺りまでがこの小説のコミカライズに該当し、以降はオリジナルとなる。
ちなみに副主人公格であるソウガ、レイナの2人は映画『真救世主伝説 ラオウ伝』で登場したキャラである。
長田悠幸による『週刊コミックバンチ』掲載の漫画は全5巻、現在WEBサイト「マンガほっと」で全巻DLできる*1。
作者の絵柄はいかにもマンガ風であり「こんなの北斗の拳じゃないやい」というファンもいるやも知れないが、
そう言った方は比較的劇画調のアニメ版から入るといいかもしれない。
原作の主人公ケンシロウは軍を作らない。仲間としてバットやリン、マミヤやレイと親しくしていても、巨大な軍を率いることはまずない。
しかしラオウが行っているのは紛れもなく「天下統一」である。それは当然一人で為し得ることではない。だからラオウは軍を作る。
故に本作では長期的目線による戦略・戦術が要を握っており、原作ではあまり見られない明確な「戦争」が描かれる。
そこが本作の魅力であり、特色でもあるのだ。後に『北斗の拳イチゴ味』で似たようなことするけど
あらすじ
199X年、地球は核の炎に包まれた。海は枯れ地は裂け、あらゆる生命体は死滅したかに見えた。
しかし人類は死に絶えてはおらず、文明は崩壊し暴力が全てを支配する世界が訪れた。
そんな乱世で一人野心を抱く男がいた。
男の名はラオウ。師匠・リュウケンを討ち、2000年の歴史を持つ北斗神拳の力で天を掴まんとする「覇王」であった。
弱き者を恐怖させ、強き者をたぎらせる男・拳王。その男の傍らには、二人の側近がいたことを知る者は少ない。
一人は「韋駄天」ソウガ、もう一人は「双剣」レイナ。
ラオウと同じ修羅の国に生まれた兄妹は、祖国復興を夢見て海を渡り、戦乱の国を統一することを決意。
カサンドラ、黒王、そしてリュウガ…覇道を為すべく拳王は邁進する。
その先に待つ最強の王者、ケンシロウを倒すために____
時系列
ラオウ、リュウケンの元を離れる
↓
ソウガ、レイナ来訪。カサンドラ奪取(2巻)
↓
VSジライ団(1巻)
↓
VS鬼王軍、拳王軍旗揚げ(1巻)
↓
VS智王ギオン、ラオウと黒王号の出会い(1巻)
↓
VSサウザー(2巻)
↓
アミバの暗躍が開始(2・3巻)
↓
トキ幽閉(3巻)
↓
VSウイグル(3巻)
↓
VSリュウロウ(3巻)
この頃ケンシロウが旅に出ている
↓
カサンドラ拳法家狩り(3巻)
↓
リュウガが拳王軍に加入(4巻)
↓
ユリアがサザンクロスから姿をくらます(4巻)
この頃『北斗の拳』第1話
↓
UD軍旗揚げ、マミヤがユダの元から脱走(4巻)
この頃『北斗の拳』はサザンクロス編
↓
ジャギが拳王軍への不干渉を宣言(5巻)
この頃『北斗の拳』はゴラン~牙一族編当たり
↓
VS冥王軍(5巻)
この頃『北斗の拳』でジャギ、アミバ、ウイグル死亡
↓
ラオウ、ケンシロウとの再会に向け旅立つ(完結)
登場人物
拳王軍
CV:宇梶剛士/小山力也(ゲーム)
本作の主人公。武威と恐怖で暴徒を鎮め、仮初めの平和と圧倒的な武力で人々を魅了する覇者。
原作におけるラオウはキャラがよくブレていたため、本作ではそれらの矛盾にある程度答えを見出している。
単なる暴力野郎ではなく、どんな時も諦めることの無い「人の可能性」を信じているツンデレ豪傑。
パワーインフレが尋常ではなく、第1話の時点でパンチの風圧でビルを真っ二つにしている。まあ劇場版でもそういうシーンあったけど。
また本作では「乱世の覇者」ということで織田信長の逸話を元にした話も多い。
- ソウガ
CV:松風雅也
韋駄天の名を持つ拳王軍No.2(少なくとも本作ではそういう設定)。軍師頭。優れた状況判断力、組織経営センスを有する拳王軍のブレイン。
OVA『真劇場版』ではゴリゴリのマッチョだったが、本作では人懐っこそうなイケメン。得意な楽器は横笛。
妹であるレイナと共にラオウとは幼い頃からのよしみ。カサンドラ簒奪の際に右足を失い、義足となる。
片足でも強さは変わらないが流石にリュウガよりは劣る。
リュウガと知り合ってからは情け容赦のない覇道を推すようになる。
終盤にてガイヤとの戦いで不治の重傷を負い、余命いくばくもないことを悟る。
- レイナ
CV:中原麻衣
拳王軍親衛隊長。凄腕の双剣士。トキとかと同世代でケンシロウよりは年上。
ラオウを異性として意識していたが、彼の眼に女はユリアしか映らず、自らは「掛け替え無き友」としか思われていない事を知り、
騎士の兜を被り顔を隠すようになった。
ダガールに敗れとらわれた際には「殺せ!!」と言っている。…ベタすぎて逆に珍しい展開。
UD軍のスパイに仕立て上げられそうになったが、マミヤの手引きで脱走。ラオウの温かい平手打ちで単独行動の罪を赦された。
- サクヤ
CV:木村亜希子
アニメオリジナルキャラ(マンガにも登場しているが登場話は単行本未収録)
褐色の肌を持つゲ○ド族のような外見の美女。天文学と占卜に優れ、その際を見出したラオウにより軍師としてヘッドハントされた。
ラオウを曹操(劉備ってガラじゃないしな)、ソウガ、レイナが夏候兄弟だとするなら彼女は荀彧あたりのポジションであろうか。
その正体はガイヤの妹。
- リュウガ
CV:松原大典
ご存知ユリアの兄でジュウザの異母兄である南斗宗家なのに六聖拳じゃなくて泰山天狼拳を極めしシスコン一匹狼。
リュウロウとの戦いを見てラオウに仕えることを決意し、将軍としての器不足を懸念していたラオウはその堂々とした立ち振る舞いに興味を示し雇用。
当初はその露悪ぶりをソウガから嫌われていたが、覇道を征く決意を説き、ソウガを説得した。
- ウサ
副軍師のもみあげチビ。トキをおびき出すためにアミバをけしかけた。
雇ったソウガ曰く「癖はあるが頭は切れる」。まあその癖のせいで命を落とすんですがね。
CV:興津和幸(ゲーム版)
こういうページで1番になれないことに定評がある男。
ウサの命令を受けてトキの評判を落とすため顔を変え、自らトキを名乗り人々を殺して回っていた。
「北蛇鍼拳」を名乗りトキに挑むが勝てるわけもなく有情拳で完敗。
アニメでは存在そのものをカットされたが、ゲーム版ではなぜか使用キャラとして使える。激振孔*2を自分に突くアホにされていたが…。
CV:三宅健太
もとは一兵卒としてスカウトされたが、不甲斐ない戦いぶりを見て逆上し、自軍ごと敵小隊を殲滅した。
そのカドでカサンドラに入れられていたが5度の処刑を全て乗り越え、ラオウにその腕力と我の強さを認められて二代目獄長に就任。
ウイグル自身もラオウに絶対に勝てないことを知ると落ち着きを取り戻し、力の象徴として拳王のそれを模した兜を作らせた。
終盤でケンシロウにやられたことを知ったソウガとラオウの「え!? マジで!?」的な顔での驚きぶりは必見。
ゲーム版では漫画でのチェーン攻撃が泰山二条鞭として登場した。
- ギハン
CV:保村真
拳王偵察隊の隊員。なんとハンググライダーで闇夜を翔ける。ソウガにリュウロウの居場所を伝えた。
- バルガ
- ザク
『北斗の拳』で良識派の拳王軍として描かれていた人たち。
将軍として各地の兵を束ねていたが、ソウガからは「力不足」と手厳しい評価を受けていた。
元々は屈強な野生馬の住む谷で王として君臨していた巨大な黒馬。…松風じゃねえか。
怪我をした仔馬を助けるために虎と闘っていたここは日本じゃないのか。所をラオウに見つけられ、足手纏いとなった仔馬を殺処分したラオウに怒り襲いかかる。
しかし、仔馬はもう走れない(=確実な死)ことを知っていたラオウが痛みを感じさせることなく命脈を断ち、
虎との連戦で疲労困憊していた黒王を気遣い憂いを断ったことを知ると敬服。
部下の1000頭の馬たちと共に拳王軍に加わり、ラオウの愛馬となった。
(原作終盤に出てきたコウケツの「馬番」という役職への「馬なんて黒王号かリュウガの白馬しかおらんやろ」というツッコミを回避したとも取れる)ところでエサはどうしてたんだろう?
北斗神拳
CV:東地宏樹(幼い頃:岡本信彦)
北斗兄弟の次兄、銀の聖者。ラオウと共に海を渡った実弟でソウガ、レイナと同世代。
知っての通り核戦争で病に侵され人々を癒す医者として活動していた。
ラオウの覇道に異を唱え、カサンドラに幽閉される。
アニメではウイグルの蒙古覇極道を、ケンシロウを上回る指1本で止めるなど出番が増えている。
CV:青木強(ゲーム版)
北斗兄弟の三男、極悪の華。ケンシロウを怨み胸に七つの傷を付けて評判を落として回っていた。
威嚇射撃の誤射で手下を撃ち殺しておいて、ソウガに「よくも可愛い部下を殺してくれたな!」と言い出す理不尽男。
原作でトキが「ジャギ アミバも拳王の手先にすぎぬ」と言っていたが、本作ではジャギは拳王軍には所属せず、ラオウの威光にビビり「オレは拳王軍より先にケンシロウを殺したいだけだ 一切お前らにゃ手は出さん」と取り決めを結んだだけと言う設定。
この頃になると拳王軍も一大勢力になっていたので、ジャギ軍団では同盟ではなく下請けに等しかったという事情もある。
案の定、エピローグでは「北斗三兄弟」と語られ存在を抹消された。
余談ながら、「銀の聖者」では明確に拳王軍に所属している。「極悪ノ華」ではラオウ麾下かどうか微妙に不明。
CV:石川英郎
北斗兄弟の四男、世紀末救世主。弱き者のために戦う王者。
ラオウの前に立ちふさがる最強の敵であり、軍閥目線からすればフラフラ歩いて行っては武装勢力を殺して回る彼がいかに厄介であるかよくわかる。
CV:斧アツシ(ナレーターも兼ねる)
先代北斗神拳継承者。ラオウにとっては師であり最初の敵。
南斗六聖拳と関係者
CV:関俊彦
聖帝軍総帥。天より選ばれた奇跡の身体の持ち主で北斗神拳が通用しない。ラオウとは幼馴染。
同じく覇道を抱いていたためラオウとは相いれないと思いきや、ユダと結託し一時休戦する。
_勿論それは策略であり、油断したラオウの背後を突く作戦であったが、ラオウはこれを喝破。ユダを下し、サウザーと一騎打ちとなる。
互いの相性もあって決着はつかず、再び和議を結ぶこととなった。
本人曰く「果実をもぐのはラオウにやらせておけ、オレはそれを食うだけよ」…あんたに家康が務まるとは思えないが。
アニメでは彼との戦いが最後の話となっている。
- ハッカ&リロン
CV:乃村健次&興津和幸
サウザーの手下で南斗飛燕拳の使い手。髭の方がハッカで若い方がリロン。
ソウガ&レイナ兄妹にも消えたようにしか見えない速さの同時攻撃「双燕乱舞」を繰り出したがラオウに2ページでやられた。
CV:谷山紀章(イチゴ味と同じ)
南斗紅鶴拳後継者。自らを最も美しき妖星と名乗るナルシスト。
原作では気色の悪い外見だったが、若い頃だからか本作では顔立ちの整ったイケメン。
サウザーと結託しラオウを討とうとするも、戦略を戦術どころか戦闘でひっくり返され叩きのめされた。
その後、サウザーの元を離れUD軍を編成する。
CV:古澤徹
ユダの側近で南斗比翼拳の使い手。女を訓練し暗殺者に仕立て上げる。
レイナに圧勝し彼女を捕えて部下にしようとしたなど、ある意味本作で一番トクをした原作のやられ役。
- コマク
ダガールの部下。マミヤを捕えた張本人。
- イザベラ
CV:別府あゆみ
UD軍の女斥候。巨乳。美貌でたらしこんだ玄王サリムを殺すが、その時に引っかき傷がついたためダガールに見捨てられる。
- リュウロウ
CV:諏訪部順一
本作の良心。かつて「南斗の智将」と呼ばれた南斗流鴎拳の使い手で、類稀なる戦略家。
電気と言えば人力しかない北斗ワールドで風力発電を研究し村人から慕われている。
ケンシロウこそが民衆を導くに足る王者であると信じており、ラオウの申し出を断る。
既に病に侵されていたためラオウとの戦いに敗れ、死の間際までケンシロウとの和解を説いた。
その血肉は森となり人々を癒すことであろう。
別作者の『蒼黒の餓狼 ー北斗の拳 レイ外伝ー』ではシュウの代理として南斗会議に出席している。
同じ軍師キャラでハト派の海のリハクとも親しかったらしい。
南斗孤鷲拳継承者。北関東を支配するKING軍の総帥。
いつの間にかケンシロウにやられていた。
- クラブ様
CV:大原崇
KING四天王の一人。酒場を襲撃したレイナとリュウガに襲いかかるも即返り討ち。
CV:焼野原ひろし
南斗五車星の「雲」。誰よりも自由に生きる北斗ワールド一のモテ男。本作で初めてリュウガの「弟」であることが明かされた。
サザンクロスの酒場で姉ちゃん侍らせていた所でリュウガと再会し、KINGの正体やユリアの死、ケンシロウの蜂起を伝える。
群雄
本作には様々な武装勢力(要するにモヒカン)が登場する。以下のほとんどは本作オリジナルキャラである。
- ジライ
CV:志村知幸
裸革ジャンにゴーグルのウエスタン野郎。赤子すら許さず虐殺する暴走族集団「ジライ団」の首領。
実に運の無い事に、ラオウの力量も見図れず「俺の部下になれ!」と兄貴風を吹かせたせいで背後のビルごと真っ二つにされた。
「弱者と馬鹿は生き残れない」が口癖であり、身をもってそれが真実であると実証した偉大なる思想家である。
部下も大半が北斗バイク振り回し拳ならびに北斗バイク投擲拳の前に沈黙し、後述するジャックを除き全滅した。
- 鬼王ゴラム
CV:稲田徹
北関東の半分を支配する鬼王軍の首領。鋼の要塞「鬼巌城」を構えていた好色な巨漢。
峨媚拳の使い手で、派手な見かけに隠した毒入りの暗器で次々と群雄を仕留めていった。
その城の堅牢さに惚れたラオウに目を付けられ、レイナの姦計で城にラオウを招き入れてしまう。
ラオウの出身地では鬼王とは「死者の王」である(恐らく『蒼天の拳』を踏まえたネタ)ため、「最初から死人を名乗る愚か者」呼ばわりされた挙句、
暗殺拳のカラクリを見切られて北斗剛掌覇で本当に死者の王となった。合掌。
鬼巌城の主はラオウとなり、その城が拳王軍の首都となった。
- 智将ギオン
CV:御園行洋
見るからにひ弱そうな小男。
拳王軍を黒王谷に誘い込み痛めつけていたが、黒王号がラオウに懐いて1000頭の馬を全て奪われてしまい即降参。
ラオウは黒王号と引き合わせてくれたことに感謝し、ギオンにカサンドラ初代獄長の座を与える。
しかしそれから程無くしてラオウがウイグルを二代目獄長に据えたため、下働きに落ちぶれた。
- 北の鉄帝ジャダム
CV:山口太郎
サウザーとの同盟を為して安心したラオウがブッ殺しに行ったが、ユダの策略に過ぎなかった。要するにこの2人はただの捨て石。
アニメでは巌鉄拳という体を鋼鉄に変える拳法の使い手(華山角抵戯みたいなものか?)で、重装歩兵を率いる。
リュウガ相手に含み針によるマグレで辛うじて優位に立つも、サクヤにあっさり殺された。
- 西の我王
CV:梅津秀行
上に同じ。ただしアニメでは出番が増え、堅牢な城で拳王軍の猛攻に耐えていたが、レイナとサクヤの女の武器にやられた。
- ハバキ
CV:堀川仁
アニメオリジナルキャラ。我王軍のNo.2。南斗隼牙拳の使い手で、個人の戦力はおそらく我王より上と思われる。スケベな我王に頭を悩ませている苦労人。
我王の弔い合戦と称しレイナを追い詰めるも、増援で現れたラオウにはほんのかすり傷しか与えられず、ワンパンで木端微塵にされた。
- 龍帝アモン
CV:宝亀克
十数年前、要塞都市カサンドラを作り上げた張本人。太極龍拳の使い手だった。
この十数年前というのが核戦争の前か後かはよくわからないが、前だとしたら核シェルターも兼ねていたのだろう。
巨大な壁と大量のトラップにより侵入者は全滅するようになったが、次第に猜疑心に苛まれて酒に溺れ、部下にすら心を許さなくなった。
要するに高齢引きこもりというやつになってしまい、部下は恐怖と失望で次々脱走、遂には彼一人だけになってしまった。
ラオウ達が入ってきたため襲いかかるも既に拳は腐っており、自らの息子・ゼノスを自らの罠で殺め部下も失ったことを知り意気消沈。
最後はゼノスに謝りながら瓦礫の下敷きとなって死亡した。
ちなみに小説版ではゼノスは存命しており、アモンと部下500名の助命のために自刎している。
- アモンの双子の弟
CV:間宮康弘
龍帝軍の兵隊長だったが、言葉を聞き入れなくなった兄を哀れみ、見捨てることもできずに門番となった。
カサンドラ奪取を目論むラオウ達に一縷の希望を抱き、言伝を願う。
アモンの死をラオウから訊くと部下たちと共に帰順し、カサンドラを監獄都市に改造する命令を承る。
- 武頭山金豹拳継承者
CV:大原崇
リュウロウの死を受け、変貌を遂げたラオウに極意書をアナログ万引きされて新血シュウで殺される。
実は他の軍閥に滅ぼされる前にラオウが暗記し、それを後世に残すためと言う(無理矢理な)理由があった。
霞拳志郎しかり北斗一門は映像記憶能力を持っているのがデフォルトなのか?
- 獅子王イゴール
CV:金光宣明
北のイゴール軍(部下たちはカギ爪をつけている)を率いる華山獅子吼拳の使い手。めちゃ短気で原始人のような恰好をしている。
南のライズと結託し、拳王軍を挟み撃ちにするが、リュウガに一瞬で首を断たれた挙句、飛んできた生首をソウガに蹴られた。
- 雷帝ライズ
南の軍閥ライズ軍の頭領。
右腕に電気を放つガントレットを付けていたが、ラオウと正面から打ち合うという誰がどう見ても無謀な行為に及び、
案の定腕ごとぶち抜かれてあの世行きとなった。
しまいにはイゴール共々髑髏を盃にされた。
- 冥王
映画『ラオウ伝 殉愛の章』に登場するキャラ。冥王軍を率いる覇者だが既にガイヤの手駒となっている。
- ガイヤ
CV:加藤将之
黒山陰形拳伝承者。見た目はちょっとイケメンのターバンのモブ、と言った感じだが、実は本作のラスボス。
秘術「命動針」で冥王を操り、決して表に立たぬことでこの世界を密かに支配しようと目論んでいた野心家。
ケンシロウにより滅ぼされたKING、ゴランの勢力圏を瞬く間に手中に収めた。
リュウガを巧みな用兵で撃退し、ソウガの部隊も全滅させ、彼の命を残り2か月まで追い詰めた。
ラオウが直々に出撃すると、拠点となる砂漠の村に誘い込んで焼き払おうとするも失敗。
乱戦の最中に姿を現しラオウの覇道を「虚栄」「自己満足」と愚弄し首を取ろうとするも、
ラオウが闘気でバリアを張っていたことには気づけず、北斗百裂拳で粉々にされてしまった。
その他
- マミヤ
UD軍にとらえられていたレイナを逃がした。原作の描写を見る限りレイナよりは弱いだろうな
カサンドラ陥落に関与していた実質何もしてないぞため、その名を聞いたレイナが反応している。
- リュウ
ラオウの息子。5巻巻末収録のSecret Chapterに登場。
拳王の息子と言うことでいじめられそうになり「オレはケンシロウの子に生まれたかった」とまで言ってしまうも…。
- ロイ
リュウをいじめていた少年。(元)拳王軍兵士の子供たちを迫害していた。
幼い頃に拳法家狩りでラオウに父を奪われたため拳王軍を憎んでいたが、ジャックから真相を聞かされる。
- ハクリ&リセキ
原作にも登場しているリュウの育ての親。
- ジャック
Secret Chapterで登場した無頼漢。
実は第1話でラオウにやられたジライ団の最後の生き残りとしてションベン漏らしたやつと同一人物。
その後ラオウの軍門に下り、拳王軍特攻隊として拳王軍が滅びるその日まで戦い続けた。
ラオウの拳法家狩りは拳法と言う「文化」が失われることが無いようにラオウがそれを全て継承し、後世に残すためのものであり、
その教えは全てケンシロウが受け継いだということをロイに伝えた。
そして拳王の誇り高き最期をリュウに伝え、護身用のナイフ(原作でジャグゾと戦った時に使った奴)とラオウの遺品であるマントを託し去っていった。
「漢は闘わないと お父さんに笑われてしまう」
己の身体に流れる魔王の血を蔑まず、覚悟を決めた幼き龍が荒野へと旅立つところで、この物語は幕を下ろした。
派生作品
- TVアニメ版
タイトルは『北斗の拳 ラオウ外伝 天の覇王』。川柳っぽい。2008年10月から12月まで放送された。
制作はサテライトで東映は関与していません。
オリジナルキャラであるサクヤを始めとして話は漫画版とは異なり、時系列もシャッフルされている。
- ゲーム版
上記アニメを原作としたPSP専用の格闘ゲーム。
「北斗ある所クソゲーあり」の法則に漏れず微妙な出来でクソゲーオブザイヤー2009携帯版でも次点を受賞した。
ストーリーは文章と絵がほんのちょっと流れるだけでCPU戦はダッシュ弱攻撃だけで勝てる残念な代物。
「何が何でもラオウとウイグルで戦いたい」「レイナは俺の嫁」といった人以外はやる必要は全く無い。
余談
作者の長田悠幸は連載終了後に『ろくでなしBLUES』『ROOKIES』『べしゃり暮らし』で知られる森田まさのりと
「漫画家」と言うそのまんまな名前でコンビを組み、M-1グランプリ2018で準々決勝まで残り最優秀アマチュア賞を受章した事で知られる。
__なあ冥殿、本当に修業に行くのか?
ああ 追記・修正の修行をするんだ
Wiki篭り達と一緒にな
みんなでめちゃめちゃアニヲタになって、必ずここに戻って来る
そんでこのクソ記事を 荒らしの無い秀逸な項目にするんだ
_そんなことできるの?
できるさ みんなで力を合わせればきっとできる
こんな風になっちまった記事で みんなが笑ってくれるには
俺たちみんなが秀逸になるしかない
俺達が 追記・修正するんだ このWikiを____
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▷ コメント欄
- 結局北斗の拳に出て来るラオウの子供であるリュウの母親の正体はレイナなんだっけ? -- 名無しさん (2020-01-05 12:50:51)
- ↑不明 原作者の武論尊の中ではユリアで会ってほしいって感じらしいが、少なくともラオウはリュウの存在を知ってたっぽい台詞がある=リュウは産まれてたから色々不自然になる、リハクの娘も同様だから原作の方に出てない人物の可能性が高いって感じ -- 名無しさん (2020-01-05 14:09:03)
- あとユリアを母にするとユリアが二股女かラオウがレイピストになっちゃいますからね。 -- 名無しさん (2020-01-05 16:29:36)
- レイナがダガールに負けたりハバキに圧倒されてたり、南斗聖拳使いとそれ以外の武闘家の差はそれ程でかいんだろうか -- 名無しさん (2020-01-05 17:26:28)
- いろいろ言われる理由はわかるけどアニメ最終話のラオウ対サウザーだけで十二分にお釣りがくる。 -- 名無しさん (2020-01-06 09:38:30)
- 南斗聖拳使いは大量にいるからそれこそピンからキリまである。ダガールは六星拳のユダが副官に任命するくらいだから腕前は良い方なのだろう。そしてそんなダガールを一蹴するイチゴ味のジャギ様 -- 名無しさん (2020-01-07 08:17:31)
- 銀河さんだったり大塚さんだったりサウザー=低い声が定着してたから関さんなのは新鮮だった。 -- 名無しさん (2020-01-07 17:20:59)
- >拳王軍親衛隊長 ということはレイナの部下はカサンドラ編の終わりに出てきたターバンデブやヒゲ連中? -- 名無しさん (2021-01-10 01:03:07)
- イザベラの中の人はマジピンク -- 名無しさん (2021-01-10 04:30:12)
- Secret Chapterは正直ラオウの拳法家狩りを美化し過ぎてて無理があるから嫌い -- 名無しさん (2023-09-07 23:18:58)
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*2 使ったら死ぬ。
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