登録日:2017/04/29(土) 10:10:30
更新日:2024/05/02 Thu 20:12:56NEW!
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『幽霊船殺人事件』とは、かつて「名探偵コナン」において江戸川コナンが解決した事件のうちの一件。
1997年6月2日・9日にテレビアニメ第61話・62話として放映された、原作漫画には無いアニメオリジナルエピソードである。
アニメオリジナルエピソードでは初めての前後編となる。
同時に今話から劇場版『時計じかけの摩天楼』の劇伴がテレビアニメにも使用され始めた。
以下、ネタバレにご注意ください。
【あらすじ】
本土から船で3時間かかる瀬戸内海*1にある離島・敷島で事件が起こった。
嵐のあった翌日、敷島の港近くの海辺にボロボロの船が流されてきたのである。
だが、そのボロボロの船は7年前に遭難して行方不明になっていた「竜神丸」という船だった。
この船には10億円相当の金塊を積んでいたらしく、村長の三上武男は竜神丸の内部を調べたが何も発見することができなかった。
7年も行方不明になっていた船が今頃出てきたことで幽霊船と言われ、島民たちからは水軍の祟りと恐れられていた。
幽霊船騒動から数日後、小五郎は講演会のために敷島に招待された。
今回は有名人である小五郎を呼ぶことで村おこしを行おうとしており、島内も小五郎を歓迎していた。
だが、小五郎が講演会の最中にくす玉を割ろうとした時に、何者かによって割ったくす玉が燃えるように仕掛けられており、危うく殺されかけてしまう。
さらに、その夜に小五郎は鎧姿の犯人に殺されかけ、犯人を捕まえるために追いかける。
小五郎は竜神丸が安置されている倉庫まで犯人を追い詰めるものの、そこで返り討ちにされてしまい、
目を覚ました小五郎の目の前には、鎧姿の浜田幸二の遺体だけが残されていた。
遺体と一緒にいた小五郎は犯人だと疑われ、島民からは水軍の祟りだと恐れる。
はたして、この事件は本当に水軍の幽霊による祟りなのか――。
【事件関係者】
- 木下五郎(きのした ごろう)
CV:依田英助
敷島村役場の助役。53歳。
小五郎を東京まで迎えに来た人物であり、誰にでも優しく接している。
水軍の事に詳しく、水軍資料館に来ていたコナンに水軍について説明をしていた。
だが、その一方で迷信深いところがあり、見つかった竜神丸を幽霊船だと言ったり、見つかった浜田の遺体を見て水軍の祟りだと言ったりしていた。
- 三上武男(みかみ たけお)
CV:富田耕生
敷島村の村長。50歳。
小五郎を敷島の講演会に招き歓迎している。
だが、その目的は小五郎に10億円相当の金塊を探してもらうことであり、その金塊で島を観光名所にしたいと考えている。
当初は愛想よくしていたが、小五郎が殺されかけた事件以降は、本土から警察を呼ぼうとしなかったり、
自分の許可なしで連絡船を出さないと小五郎を村長権限で脅したりと、次第に性悪な本性を現していく。
彼自身は水軍の祟りなどは迷信にすぎないと信じていない様子であるが、今回の事件で水軍の祟りを少し恐れるようになる。
中の人はのちの鈴木次郎吉(2代目)。
- 三上鈴(みかみ すず)
CV:横山智佐
武男の娘。7歳。
愛想よくしている武男とは逆に、小五郎に対して結構厳しめに見ている。
その一方で、年下と付き合うのが流行りだと言っていて、コナンの事がお気に入りの様子。
彼女自身は水軍の祟りについて気にしておらず、今時そんな事を信じているから笑われるんだと言っていた。
- 上原康夫(うえはら やすお)
CV:中村秀利
東都旅行社の営業。44歳。
小五郎と同じ船に乗って来ており、幽霊船騒ぎを目玉に観光ツアーをしたいと申し込んでいた。
だが、小五郎が乗っていることを知った時も少し慌てるそぶりを見せたり、幽霊船だけに興味を持つなど怪しいところがある。
浜田の事を知っているらしく、「青木」と別の名字で呼んでいたり、浜田が住んでいる灯台に家探しをするなど、何かを探している様子もある。
- 浜田幸二(はまだ こうじ)
CV:伊藤和晃
灯台の職員(灯台守)。顔の右側に大きなやけどの跡があり、前髪で隠している。42歳。
元々はこの島の住人ではなく、7年前の竜神丸の遭難事故以降に現れて、人がいなかった灯台守の仕事に就いたという。
島の人ともあまり付き合いはなく、島民が誰も入らない水軍の洞窟にしょっちゅう入っていたらしい。
竜神丸が出てきたときや、倉庫に安置されている竜神丸を何故か灯台から双眼鏡で覗いていた。
また、灯台には竜神丸の望遠鏡が設置されており、何故か海ではなく山の方へ固定されていた。
上原から「青木」と別の名字で呼ばれていたが、人違いだと話している。
だが、小五郎が犯人に襲われた日に、水軍資料館に飾られた鎧武者の姿で日本刀で喉を刺されて殺される。
遺体の左腕の袖が破られており、体には縛られた跡や切り傷などが残されていた。
【レギュラー陣】
ご存知主人公。
小五郎とは別に、この島で起こっている事件を調査し始める。
なお、今回は島民の暴動が起きかねない状況だった為、小五郎を眠らせるタイミングを、全ての真相を解明する前に小五郎の冤罪を晴らすために使用している。
ご存知蘭姉ちゃん。
今回も小五郎に同行するが、特に目立った活躍はない。
ご存知迷探偵。
敷島の村おこしのために、講演会に呼ばれて敷島に行くことになる。
だが、講演会の最中に割ろうとしたくす玉に、割るとくす玉が燃える仕掛けがされており、尻を燃やされてしまう。
また、武男に挑発されて以降、この島にとどまり事件を解決しようとするが、その夜に鎧姿の犯人に襲われてしまう。
そして、犯人を竜神丸のところまで追い詰めるが逆に返り討ちにされ、目を覚ました時に浜田殺害の容疑をかけられてしまう。
【用語】
- 竜神丸
7年前に行方不明となっていた船。
7年前の嵐の晩にSOSを出されたが、救助に向かう間もなく、翌日に竜神丸のオーナーの遺体だけが流れ着いたという。
今まで行方不明だったが、7年後の嵐の次の日に突如現れており、幽霊船ではないかと木下に言われていた。
そのことから、島民からは水軍の祟りではないかと言われていたが、村長はこの船を村おこしに利用しようとしている。
また、行方不明になる前にオーナーは脱税で捕まりそうになり、全財産10億円相当を金塊に変えて竜神丸に積んでいた。
だが、竜神丸が発見された時には金塊は見つかっておらず、現在も金塊は海の底で眠っていると考えられている。
また、7年前に転覆したと思われていたが、ふじつぼが船底にしかついていなかったり、
船の上には陸上にしか生えないコケが付いていたりと、本当に竜神丸が沈没していたのかコナンは疑問視している。
- 水軍の幽霊
400年程前に合戦で敗れた軍団。水軍とはいわば海賊のことで、「海の武士団」と呼ばれたりもする。
伝承では、生き残った人間はこの敷島に逃げ込んだが、敷島の住民は傷ついた水軍にかかった懸賞金に目がくらみ襲い掛かかり、最終的には島の外れの洞窟まで追い込み、皆殺しにしたという。
それ以降、敷島では水軍の祟りなのか悪いことばかり起こり、水軍を追い込んだとされる洞窟に祠を建て、水軍の霊を鎮めているという。
現在は、その洞窟は「水軍の洞窟」と名付けられ、敷島の住民は祟りを恐れ誰も近づかなくなった。
木下の話では、この話は迷信ではなく、洞窟の森の近くで鎧を着た水軍の幽霊を見た人間が何人もいたり、洞窟の奥から唸り声が聞こえてきたりしているらしい。
また、5年前に水軍の研究をしていた大学の先生が敷島を調べに来ており、水軍の洞窟を調べに行ったが、
2、3日後に鎧を着た水軍の幽霊が現れ、大学の先生もそれ以来行方不明になっているという。
そのせいか、島民は水軍の祟りに怯えており、今回の幽霊船騒動も水軍の祟りではないかと恐れている。
【以下、さらなるネタバレにご注意ください】
- 浜田幸二
小五郎の講演会の時のくす玉に燃えるように仕掛けをしていた犯人。
コナンは灯台の中を確認した時にガソリンが入っていたポリタンクを発見しており、浜田が犯人だと確定した。
浜田が小五郎をくす玉で殺そうとしたのも、金塊の事を探られると困るからだったと推測している。
まだ事件の全容は解明していないが、浜田が殺された時に小五郎が犯人ではない証拠は出ていた。
浜田は実は3、4時間ほど前に殺されており、本当の犯行現場は竜神丸の船室の中だった。
船室には血だまりが残されており、血は完全に乾ききっていたのである。
小五郎が犯人だとしたら、事件が起こってから30分ほどしかたっていないため、血が乾くはずがなく、この時点で小五郎の身の潔白が証明された。
鎧武者姿で小五郎を襲った犯人も浜田ではなく、小五郎に罪を着せるために真犯人が行った偽装工作だった。
真犯人は浜田を縛り上げ拷問をした末に殺害。死体の全身に残されていた刀の切り傷は、全て拷問した時についた傷だったのである。(殺す気で付けたにしては多過ぎるし、またどれも浅過ぎる、というのが根拠)
まだ確定はしていないが、灯台に竜神丸の望遠鏡が設置されていたことから、浜田は竜神丸に乗っていた可能性があるとコナンは推測。
浜田は金塊の在り処を知っており、金塊の番をするために灯台守となって住み着いたようである。
真犯人が浜田を拷問していたのも、金塊の在り処を聞き出すためだったと推測されている。
そして、小五郎以外にもう一人、上原が浜田と言い争っているところを目撃されたことで、上原が犯人の可能性があると浮上。
こうして、浜田殺しに関しては、小五郎の無実が証明されたのだった。
- 毛利小五郎
コナンの眠りの小五郎の推理ショーによって、自らの無罪を立証した。
だが、小五郎が起き上がった直後に、自分は犯人じゃないと訴え始めて、蘭たちを唖然とさせていた。
- 上原康夫
もう一人の怪しい人物として、敷島の住民は上原が泊まっている旅館の山田屋へ向かった。
駐在は一度も犯人を捕まえたことないからと恐れていたが、そこへ木下が上原を招いたのも役場だからと説得役を名乗り出た。
だが、木下が旅館に入って5分後に銃声が聞こえ、旅館に入ると木下が左腕を銃で撃たれて倒れていた。
木下の話では説得に失敗していきなり銃で撃たれてしまったらしく、窓の外には旅館から逃げる上原の姿が目撃されている。
その後、島中を探したが発見することができず、唯一探していないのが水軍の洞窟だが、島民は水軍の祟りを恐れて誰も近づこうとしなかった。
- 木下五郎
上原の説得に失敗して左腕を銃で撃たれている。
銃は直撃ではなくかすり傷程度に済んでいるが、その傷を見てコナンは何かに気付いている。
- 江戸川コナン
三上鈴
上原に逃げられた後、コナンは水軍の洞窟に金塊があると推測して、洞窟内を探索をしようと考えた。
水軍の洞窟に行くための道には大人たちがいるため入ることができなかったが、コナンを追ってきた鈴は抜け道を知っていると話した。
その場所を鈴から教えてもらおうとしたが、鈴が抜け道を教える条件は自分にキスをすることだった。
コナンはマセガキだと思いながらも位置を頬に譲歩してもらい(鈴は最初、唇に求めていた)渋々キス。そして、コナンは鈴に連れられて、二人で水軍の洞窟を探索することになる。
【以下、さらなるネタバレにご注意ください】
- 水軍の洞窟の真実
コナンと鈴が水軍の洞窟に入ると、奥の方には水軍の祠が安置されていた。
浜田は島民が行わない水軍の祠の世話をしていたらしいが、その直後に謎の唸り声が聞こえた。
鈴は水軍の祟りだと怯えるが、実際には隙間風が洞窟に共鳴して鳴り響いているだけだった。
つまり、木下が話していた洞窟の奥から唸り声というのは、ただの自然現象だったのである。
そして、祠の裏にはさらに続く道があり、コナンと鈴はさらに奥へ進むことになる。
- 竜神丸の真実
洞窟の奥は階段になっており、コナン達が階段を進む途中で崩れて落ちてしまった。
階段には竜神丸に生えていたコケと同じものが生えており、行き着いた先には海に繋がる出口が開いていた。
そう、竜神丸は海に沈んでいたのではなく、竜神丸は7年前にこの洞窟に流れ着いていたのである。
7年前に竜神丸は何らかの理由でこの洞窟に入ったが、崖崩れによって出口が封鎖されてしまい出られなくなっていたとコナンは推測した。
だが、数日前の嵐で出口が崩落したことで開き、そのまま竜神丸は外に出てしまい、今回の幽霊船騒動になったのである。
コナンが竜神丸の真実に辿り着いた時に、鈴の悲鳴が聞こえ、コナンが駆けつけると……
- 上原康夫
洞窟の隅に、逃走中の上原が銃で頭を撃ち抜き死んでいた。
上原の右手には拳銃が握られており、追い詰められた上原が拳銃で自殺しているように見えた。
だが、上原が右手に拳銃を持っているのに対して、遺体の状況から銃弾が左のこめかみから右へ抜けていることがわかった。
そのため、コナンは上原は自殺ではなく、何者かに殺された後に自殺に見せかけて偽装工作されていたと見抜いた。
そして、コナン達を追ってきた今回の事件の真犯人が姿を現した。
【以下、事件の真相…更なるネタバレに注意】
ふっふっふ…
となると、今更隠しておく必要もないだろう…
- 木下五郎
木下はコナン達を見かけて、心配で追ってきたと言う。
優しい言葉をかけて村まで戻ろうと言い、鈴はその言葉に応じようとしたが、コナンは近づこうとする鈴を手で遮った。
そう、木下こそ浜田と上原を殺した真犯人だったのである。
今回、木下が事件を起こした動機も10億円の金塊が狙いだった。
元々、木下は役場の金の使い込みを行っており、今回の10億円相当の金塊も独り占めしようと企んでいた。
以前から浜田が何かを隠していることに気付いており、彼が灯台から望遠鏡で水軍の洞窟を監視していたことから、水軍の洞窟の中に金塊があると確信していた。
本来はゆっくりと金塊探しを行う予定だったが、そんな状況で武男は探偵の小五郎を雇い、上原まで金塊探しに来てしまった。
そのため、すぐに金塊を手に入れようと、浜田を拷問して金塊の在り処をしゃべらせ、殺害。その罪を小五郎に着せようとしたが、船室の血が乾き切っているのが時間的に不自然なことを見抜いたコナンに、無実を証明されてしまう。
そして、本土からのもう1人の訪問者で浜田ともめていた上原が怪しいという話になったのを利用、今度は彼をスケープゴートにすることを計画した。
木下が上原に拳銃で撃たれた事件も、彼による自作自演だった。
元々拳銃を持っていたのが上原の方であり、部屋にやって来た木下に対して拳銃を向けてきたのは事実だった。
だが、木下は今捕まるとまずいと上原を説得して、窓から逃げるように指示。
さらに、こんなものを持っていると上原の立場が危なくなると説得して、拳銃を預かっていたのである。
そして、上原が逃げた後、木下は自分の右腕を撃ち、拳銃はそのまま自分の懐に隠し持っていたのである。
だが、銃口を押し付けてから撃ったため、シャツに焼け焦げた跡が残ってしまった。
その後に木下の証言で「上原に銃でいきなり撃たれた」と話してしまい、いきなり撃つのに銃口を押し付けるのは不自然だとコナンに気づかれることとなる。
そのため、コナンはこの証言をした時点から木下が犯人であると睨んでおり、彼が本性を見せた時もそんなに驚かなかったのである。
全てを話した後、木下はコナンと鈴を殺そうと拳銃を向けてきたが…
- コナンの活躍
絶体絶命の状況だったが、コナンはそんな状況で木下に金塊は見つかったのかと尋ねた。
だが、木下はまだ金塊を見つけておらず、どうせ洞窟のどこかに隠してあるんだろうからコナン達を殺した後に金塊をゆっくり探す、と返答。
その答えを聞いたコナンは突然笑いだし、そんなんじゃ100年かかっても見つからないと言った。
実はコナンは金塊の場所をすでに見つけており、金塊は崩れ落ちた階段の一部に使われていたのである。
しかも、ちょうど木下が立っていた場所が崩れ落ちた階段の上であり、木下は金塊の山の上で金塊を見つけていないという間抜けな姿になっていた。
コナンは「あんたの足元だ」と木下に言って、木下が動揺したと同時にキック力増強シューズで強化したキックで金塊の1つを木下にぶつけダウンさせた。金の比重って水の19倍なんだけど、小学生が片手で放り投げられるものなのだろうか
その後、地震が起こって洞窟の崩落が始まってしまい、コナンは犯人を死なせないというルールがある為気絶している木下を抱えながら鈴と一緒に、木の板とウキを使って海から洞窟を脱出した。
そして洞窟は山ごと崩れ落ちてしまい、山を掘り起こすには10億円以上かかってしまうと思われるため、金塊は二度と掘り起こされることはないかもしれない、とコナンは思っていた。
その後、海から水軍の洞窟を回ろうとしていた小五郎たちに発見され、コナンたちは無事救助されている。
- 浜田幸二
コナンの推測通り彼は竜神丸の乗組員であり、上原が話していた通り本名は「青木」。
7年前に竜神丸にオーナーと上原と共に3人で竜神丸に乗っていたが、金塊を独り占めするためにオーナーと上原を海へ突き落とした。
その後、嵐から避難するために竜神丸を水軍の洞窟の洞穴へ避難させたが、嵐によって洞穴が崩れてしまい出口がふさがってしまった。
だが、水軍の洞窟は島民にも恐れられているため金塊の隠し場所にはちょうどよく、灯台守として住み着き、金塊の番をしていたのである。
金塊を船から降ろし、階段積みにして隠したのも、当然彼だろう。
また、自分を知っている人間に顔を見られるのを恐れて、わざと自分の顔の右半分を焼いたようである。
また、5年前に大学の先生が水軍の洞窟を調査しに行った時も、金塊を見つけられると困るため大学の先生を殺害。
その後、鎧姿で現れて水軍の祟りに見せかけることで、島民を水軍の洞窟に近づかせないようにすることに成功している。
最終的に拷問の末に木下に殺害されているが、彼自身も罪のない(脱税はしていたが動機と関係ない)オーナーを殺害、
上原も殺そうとした挙句、罪のない大学の先生を殺害した凶悪犯であることには変わりはないが。
- 上原康夫
彼もまた竜神丸の乗組員であり、嵐の海の中に浜田に落とされ死にかけている。
どうやって生き延び、東都旅行社の営業になったのかは、結局本人が死んでしまったため不明である。
だが、拳銃を持っていたことから、あまり褒められたことをやっていなかった可能性の方が高い。
浜田が灯台から水軍の洞窟を覗いていたことを知り、水軍の洞窟に金塊があると確信していた。
そして、山田屋から逃走後に水軍の洞窟に入ったが、先回りした木下に殺害されている。
ちなみに、洞窟崩落と共に遺体は置き去りにされているため、10億円の金塊と共に水軍の洞窟内で眠ることになった。
- 三上武男
態度が悪かっただけで、本当にこの島の活性化を考えていたようである。
木下に役場の金を使い込まれていることを気付いていたが、何故その事実を追及しなかったのかは不明。
- 毛利小五郎
エピローグでは、コナンに拳骨を喰らわせ、「漁船で回り込んでいなかったらどうなるかわからなかったんだぞ」とコナンを叱りつけていた。
だが、それを見ていた鈴は「私のコナン君に何するのよ!」と火傷していた小五郎の尻に蹴りを炸裂。
最後の最後までひどい目に合っている小五郎を横目に、コナンは「怖ぇ」と呟くのだった……
【余談】
この話では、真犯人である木下を撃退する場面で、劇場版と同様に挿入歌「キミがいれば」が流れる演出となっている。
この話の次の回が原作回の『大怪獣ゴメラ殺人事件』だが、こちらの回でもゲストキャラに三上という苗字の人物がおり、連続して同じ苗字の人物が登場している。
追記・修正は10億円の金塊を見つけた方にお願いします。
▷ コメント欄
- 事件関係者が問題児だらけ -- 名無しさん (2017-04-29 11:35:54)
- アニオリ初の二話構成の話だが、結構完成度高くて面白かった -- 名無しさん (2017-04-29 16:08:17)
- 父・武男:50歳 娘・鈴:7歳 43歳の時に産まれた子とは、随分と遅い、子授かりだったんだ。 -- 名無しさん (2017-04-29 18:31:56)
- 村長の中の人=2代目次郎吉 -- 名無しさん (2017-04-29 22:13:12)
- 次回予告で映された大学の先生の生首(本編では若干規制)はトラウマポイント あとなぜか公式サイトには間違ったあらすじが書いてある(おっちゃんの代わりにくす玉開けた人が炎上とか) -- 名無しさん (2017-05-01 14:33:57)
- 大学柔道の優勝者に勝つ程の腕前のおっちゃんを返り討ちとか何気にすごいな -- 名無しさん (2018-04-21 18:58:31)
- ↑後ろから襲って殴り倒したんだから、そりゃそうさ。 -- 名無しさん (2018-04-27 21:16:04)
- ↑不意打ちだったのか…てっきり真正面から戦ったのかと思ってた -- 名無しさん (2018-05-03 17:32:33)
- 犯人の木下はコナンだから生きているけど、金田一少年だったら秘宝島のような結末になりそう。 -- 名無しさん (2020-03-08 01:36:43)
- もしも 歩美ちゃんが今回のキスの件を知ったら 鈴ちゃん復活して欲しい -- 名無しさん (2020-03-15 23:01:19)
- ↑面白ね~また再登場してほしい、このエピソード自体も面白いし。それにコナンがシュートを繰り出す時の流れる「キミがいれば」が挿入されるシーンは、本当にかっこよくて好き。 -- 名無しさん (2020-03-17 22:35:33)
- ↑3秘宝島の犯人は生きてるんだけど・・・ちゃんと読んだ? -- 名無しさん (2020-05-29 22:40:58)
- ↑原作ではそうだったけどドラマでは死んでいる。 -- 名無しさん (2020-07-08 21:37:06)
- ↑ドラマではそうだけど、↑5のコメントには、それがドラマのことだとは書いてない。 -- 名無しさん (2020-07-19 12:08:52)
- 逆能條タイプ犯人の典型だな、木下って -- 名無しさん (2020-09-05 07:26:41)
- コナンが後の旅芝居一座の事件と同じくゲストの女の子にモテてる -- 名無しさん (2020-09-06 12:31:42)
- 2年前のコメントについて書くのもなんなんだけど、秘宝島のやつは「一見穏やかな初老の男性が、財宝の眠る洞窟の中で金目当ての畜生の本性をあらわにする」って共通点で執事の岩田のことを言ってるんでしょ -- 名無しさん (2022-05-19 01:21:44)
- ↑まぁそいつもゲーム版含めれば生きてたんだけどねw -- 名無しさん (2023-01-24 13:15:48)
- ゲストに頬キスを強要されるコナン、後編Aパートで麻酔針発射といつもとまったく違う展開なのがアニオリならでは。話の完成度が高いのも見逃せない。 -- 名無しさん (2023-03-31 00:24:24)
- 何気に浜田の死に様が滅茶苦茶えぐい。『美術館オーナー殺人事件』の真中オーナーみたく、剣で喉元を壁に打ち付けられるという。けど、曲も相まって妙に燃えるというか……。 -- 名無しさん (2023-04-27 15:40:35)
- 鈴ちゃんは一エピソードで登場を終わらせるには惜しい -- 名無しさん (2023-05-02 12:31:59)
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