陸羽東線

ページ名:陸羽東線

登録日:2016/03/04 (金) 15:30:00
更新日:2024/01/19 Fri 13:55:58NEW!
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jr jr東日本 宮城県 山形県 有備館 伊達政宗 松尾芭蕉 西に行くに従って残念になっていく路線 鳴子温泉 地方交通線 路線 鉄道 奥の細道湯けむりライン 単線 非電化 陸羽東線



陸羽東線(りくうとうせん)は、小牛田駅と新庄駅を結ぶJR東日本の鉄道路線である。


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愛称は「奥の細道湯けむりライン」。
愛称からも分かる様にやたら線内に温泉と付く駅が多い。
仙山線と同様に、東北地方の太平洋側(宮城県)と日本海側(山形県)を結んでいる。
内陸路線なので海は見えないが、奥羽山脈越えがあるため山深いところを走る。


◎運行車両

キハ110系…2両編成で運用。
現在運行しているのは0番台と200番台となっている。
因みに0番台は快速「南三陸」用の車両、200番台は陸羽西線用の車両である。
東北では他にも東北本線磐越東線石巻線花輪線などで使用されている。


0番台
*2


200番台
*3


過去の主な使用車両

キハ40系…リゾートみのりで使用。
1976年デビューの国鉄製汎用車両で、今でも他の系統が全国各地で現役で活動中。
かつては基本形も運転されていたが、現在はキハ48形を改造したジョイフルトレイン仕様だけが使用されている。
*4


◎運行形態

全線普通で運転系統は一部を除き、基本的に鳴子温泉駅を境に東西に分割されている。
また、小牛田~古川間の区間列車が設定されている。
一部ワンマン運転も行っている。
ダイヤは

  • 小牛田~古川間…1時間当たり1~2本

  • 古川~鳴子温泉間…1〜2時間に1本

  • 鳴子温泉~新庄…1日7往復(1~3時間に1本)

と西に行くにつれ本数が少なくなる。
特に県境を跨ぐ鳴子温泉以西の駅では途中交換駅が最上駅のみで、臨時列車運転日には通常のダイヤに支障が出てしまうことがある。
なお、土休日には快速湯けむり号が仙台~新庄間で運行されることも。
そのため、臨時列車運転日は臨時ダイヤを組んだり、過去には定期列車をバス代行するなど対応していた。
また、過去には新庄から奥羽本線や陸羽西線への直通列車も運転されていた。


◎主な駅一覧

小牛田…東北本線石巻線乗り換え。起点駅。
美里町の代表駅で宮城県北部の交通の要衝。
東北新幹線は3つ隣の古川駅に接続した為、町としてはあちらの方が発展している。


古川…東北新幹線秋田新幹線乗り換え。
宮城県北部の中心都市である大崎市の中心駅。貨物のオフレールステーション併設。


岩出山…旧岩出山町の中心駅で、観光センターや鉄道資料館がある。
駅舎が岩出山城を模した和装となっている。


有備館…日本最古の学問所建築として有名な有備館(因みに建物は駅の目の前にある)の最寄駅。
伊達政宗が会津を没収された1591年から仙台に移る1602年まで居住した岩出山城の最寄駅でもある。


池月…あ・ら・伊達な道の駅最寄り駅。


川渡温泉…鳴子温泉の東に位置する川渡温泉の最寄駅(但し、徒歩20分…)。
ここから日本で唯一「温泉」関係の駅名が4駅連続で続く。


鳴子御殿湯…仙台藩主専用の風呂が置かれた東鳴子温泉の最寄駅。


鳴子温泉…旧鳴子町の中心駅で奥州三名湯の一つ、鳴子温泉の最寄駅。東北の駅百選に選定。
大半の列車がここで折り返す。
因みに駅構内に足湯がある。
鳴子こけしの名産地でもあり、温泉街の中に店や工房が点在している。


中山平温泉…「温泉駅」シリーズの最後の駅。
徒歩で行くにはかなり遠いが、鳴子峡の最寄り駅でもある。
駅前にC58が保存されている。
ここまで宮城県大崎市の駅。


堺田…牛山氏の全国秘境駅ランキング163位。
山形県最東端の駅でもある。
また俳句の祖である俳人松尾芭蕉が「蚤虱 馬の尿する 枕元」と詠んだ場所で有名な旧有路家住宅の最寄駅。
太平洋側と日本海側の分水嶺が近くにある。


赤倉温泉…駅名の温泉郷は少し離れている。


最上…鳴子温泉~新庄間で唯一列車交換が可能な駅。最上町の中心駅。


瀬見温泉…同名の温泉最寄り駅。


南新庄…この駅の南側から奥羽本線と単線並列となる。
しかし、奥羽本線側にはホームがないため乗換不可。
因みに、

  • 1915年から1944年まで…単線並列。この時点ではまだ駅はない。

      ↓

  • 1944年から1960年まで…陸羽東線側が撤去され奥羽本線との線路共用。同時に当駅の前身である鳥越信号場を新設。

      ↓

  • 1960年から現在まで…奥羽本線用に増設した線路を陸羽東線側が奪回(笑)。鳥越信号場が廃止されて当駅が開業。

と微妙に複雑な歴史を辿っていたりもする。


新庄…山形新幹線奥羽本線陸羽西線乗り換え。 終点駅。
最上地方の中心都市である新庄市の代表駅で、東西南北に繋がる交通の要衝でもある。
かつては交換可能駅だったのだが山形新幹線延伸時に配線変更した為、現在は1列車しか入れなくなってしまっている。
ただし、奥羽本線秋田方面や陸羽西線へ線路は繋がっている為、現在でも直通できなくはない。



現在は鳴子温泉以西の駅では最上が唯一の交換可能駅だが、過去には中山平温泉、堺田、赤倉温泉、瀬見温泉、長沢、新庄でも交換可能だった。
新庄はまだしも、その他の駅はどうしてそこまで一気に減らしたのか…。
そのせいで臨時ダイヤ作成が大変になったんじゃないか…。
せめて堺田か長沢あたりを残しておけば…。


○その他

仙台から40kmも離れているのに…。



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*1 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha/kiha40minori.jpg 日時:2016/03/04
*2 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.railstation.net/duke/ressha/local/msanriku.jpg 日時:2016/03/04
*3 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha/kiha110d.jpg 日時:2016/03/04
*4 出典:日本の旅・鉄道見聞録 URL: http://www.uraken.net/rail/alltrain/kiha/kiha40minori.jpg 日時:2016/03/04

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