コラボブースター 東宝怪獣大決戦(Battle Spirits)

ページ名:コラボブースター 東宝怪獣大決戦_Battle Spirits_

登録日:2015/12/22 Tue 01:19:00
更新日:2024/01/16 Tue 13:48:57NEW!
所要時間:約 25 分で読めます



タグ一覧
バトスピ バトルスピリッツ ゴジラ コラボ 東宝 怪獣 バトルスピリッツコラボ項目 コラボブースター 東宝怪獣大決戦



バトスピが、あの国民的キャラクターと、衝撃のコラボレーション!



東宝怪獣


参戦



概要

コラボブースター 東宝怪獣大決戦とは、TCGバトルスピリッツのブースターパックのひとつである。
パックナンバーはBSC19。


バトスピはバンダイのオリジナルトレーディングカードシリーズであるが、他作品とのコラボレーションカードも定期的に登場していた。


  • ケロロドラゴン(ケロロ軍曹
  • メェ~ポン、狼人ウルフィ(メ~テレ)
  • アイドル天使 天海春香(アイドルマスターシリーズ)
  • 電脳天使リーナ(AKB48)

などのカードが登場し、その殆どがプロモカードとして収録されている。


しかし2015年1月(第一報自体は2014年12月末)のバトスピ界放祭において、2015年3月の新商品としてブースターパックで大々的にコラボレーションを行うことが発表された。
題材は当時ハリウッド版GODZILLA ゴジラで注目されていた東宝怪獣。
ゴジラモスラキングギドラといった面々がバトスピに殴りこみをかけてきたのである。
同じバンダイのクルセイドで良くね?と言ってはいけない。


赤・緑・白の3属性のみが収録(紫はデストロイアのサブ属性として収録されているので、これも入れると奇しくも第一弾と同じ4色である)
この類のコラボは性能的に自重しすぎた、もしくは逆に強くしすぎたなどの問題が発生しやすいのだが、各怪獣はそれぞれのイメージに沿った独特な戦術を取りつつ、勝ち筋を通せば上位デッキともやりあえるという良質なバランス調整が行われている。


収録カードのイラストは全てが描きおろし。誰もが知るメジャーな大怪獣からなんでお前いんの?級の脇役怪獣まで、全てがこのパックのために描きおろされている。
また全体的に、当時の主力だったUバトルシリーズ(アルティメットや剣使とそのサポートが多い)よりも、翌月から始まった烈火伝(ソウルコアをサポートに回し、ソウルコア不要の東宝をフィニッシャーに据える)との組み合わせの方が力を発揮しやすい。


ちなみに前月の2月には詩姫をピックアップした「詩姫の交響曲」が発売されていた。
アイドル怪獣と僅か1ヶ月で恐ろしい落差である。4Gamer曰く「メカゴジラvsラビィたんといったカオスな戦い」
なお翌年の2→3月も、アイドル→怪獣コラボ(後述)であった。恒例行事にするつもりなのだろうか……?


参戦怪獣

赤属性

スペースゴジラ

ゴジラ細胞と結晶生物の融合体、最強の破壊神がXレアとしてエントリー。
パックイラストのセンターを飾っており、実質このパックの主役と言っても良いだろう。
イラストは怪獣絵師こと開田裕治。渾身のパワフルなスペゴジは必見。


効果はアタック時に破壊とドロー、Lv2アタック時にさらにドローと手札枚数分パワーアップ、さらに専用ネクサス「結晶地帯」を配置することでコアに関係なく常時Lv3となる。
結晶地帯はスペゴジが存在するとノーコストで配置でき、更にスペゴジの効果でLv2となってドローを加速する。重複もするので映画の通りに次々と増やしてスペゴジを強化可能。
一組存在するだけでドローが+3されるため、BPは平気で3~40,000に達する。ここまで行くとアルティメットも殴り殺せる。
結晶地帯のイラストはバトルフィールドで咆哮する恐ろしく男前なスペゴジ。映画でキーとなった福岡タワーも描かれているのが芸コマ。


系統はまさかの星竜。確かに宇宙からやってきた竜が星竜以外のなんだという感じだが、主役スピリット達が多く属していた系統だけに悪役のスペゴジが所属したことには驚かれた。
(オールドユーザー的には元は宇宙から来た怪生物の系統だったので割と納得という声もある)
よって星竜の切り札ビッグバンエナジーでコストを落として展開するのがベスト。
他にも豊富な星竜デッキのパーツを組み込めば安定して運用ができる。バウンス対策ホワイトホール・ドラゴン、コアシュート対策スターリー・リューマン、疲労ブロッカー化するアスケラ・ドラゴンあたりが主流。


ちなみにゴジラは古竜、それ以外の爬虫類系地球産怪獣はミニラやジュニアを含めた大半が地竜。


弱点は効果の都合上コアを少なめに置きがちなのでコアシュートに弱いことと、本人はシングルシンボルなため決定力に欠けること。


相性が良いブレイヴは装甲を得られるメガバイソンや真・激突とライフダメージが高いBPに噛みあうブレイヴタウラス、BPがスピリット/アルティメット破壊に直結する炎魔神など。
とにかく手札が増えるため、神速やマジックなどのコンバットトリックを積んでおくとダメージコントロールもしやすい。
相方に太陽神龍ライジング・アポロドラゴンを採用すれば指定アタックを付与でき、厄介なスピリットを除去していける。
コスト8型ならば彷徨う天空寺院・十二神皇の社を採用した上で、相方として十剣聖スターブレード・ドラゴンも良い。高いBPと破壊効果で役割が似ており、ブレイヴも共用できる。
プロモカード戦国ジークヴルムは召喚時に「コスト8の武竜または星竜」をデッキから踏み倒して召喚でき、さらに星竜全てに真・激突を与える。ともにコスト8の星竜でありBPオバケのスペゴジ及びスタブレの絶好のサポートとなる。


キングギドラ

ゴジラ永遠の宿敵、金色の三つ首竜。
純粋なキングギドラは超ドラゴン怪獣こと91年版がXレアとして参戦。イラストはスペゴジと同じく開田裕治。
コスト7で赤と青の軽減を持つ。召喚時にアルティメットを含めた7000以下の敵カードを焼き払い、着地後は強襲2で連続アタックを行う。


ここまでで熟練プレイヤーはピンと来たと思われるが、かつて暴れまわった裏Xレア・凶龍爆神ガンディノスとコストも同じで運用もそっくり。
あちらは召喚時効果ではなくアタック時効果で焼く上にドローもついてくるため、4,000と7,000の違いを含めても使い勝手の良さはガンディが勝る。7000以下のアルティメットというのも強力なのがいることはいるが、いまいち対象が少ない。
お互いの召喚時効果を封じる軍港都市オステアが投入できるのもあちらの利点。
差別化を行うならば星竜であることや、赤の軽減が1つ多いことを活かし、序盤から召喚できる体制を敷くこと。
ガンディノスはどうやっても召喚まで時間がかかってしまうため、ビッグバンエナジーを擁するこちらのメリットは是非活かしたい。


相棒となるネクサスは烈火伝第3章のSバーストネクサス・大龍城・本丸が良いだろう。神速スピリットなどの破壊をトリガーに配置、ダブルシンボルでギドラ召喚やビッグバンエナジーの軽減となり、アタック時にはBPを上げつつ疲労させて強襲と相性抜群。
ブレイヴは耐性を得られる獣装甲メガバイソンが安定する。天火烈刀斬の他、強襲の弱点である疲労効果にも強くなる。


白にはメカキングギドラも収録。コストは膨大だが、召喚時にスピリットを3体バウンスと広範囲に場を開けてくれる。
召喚後はバニラになってしまうため、系統に追加された甲竜サポートを活かしたいところ。


GMKこと大怪獣総攻撃より千年竜王・魏怒羅も参戦しており、アタック時に3体のスピリットを破壊する独特な効果を持っている。
しかしコストの高さと、焼く範囲の微妙な狭さから扱いづらい。ゴジラやマ・グーとはそこそこ噛み合うのだが……。


これらキングギドラ(魏怒羅含む)の専用サポートとしてサーチのドラットが存在するが……同パックの互換ネクサスやリトルゴジラに比べてコストが高いせいで使いづらいため採用の余地はないか。


カイザーギドラ&モンスターX

FINAL WARSのラスボスであり、ギャレゴジやシン・ゴジラ以前のゴジラシリーズのラスボスといえるギドラ一族の頂点。名称キングギドラではない。レアルティはマスターレアとアンコモン。
モンスターXは2枚ドローに真・激突とアドバンテージの塊だが、軽減が少なく維持コストも重めでコアを食うのが難点。
うまく序盤に召喚できればひたすらアドを稼いでくれるが、最大軽減でもLv2でドローを開始するまでに3コアが必要となる。
破壊されると手札のカイザーギドラの効果が誘発され、ノーコストでカイザーが降臨する。
召喚時にBP15,000までの範囲のスピリット・アルティメットを焼き払い、最大BP20,000の壁となる。1体のモンスターXから手札にあるカイザー全てを召喚することも可能。


しかし出た後の仕事はBP以外に何もなく、シンボルもシングルなため、ブレイヴなどで補強したいところ。例によってメガバイソンで耐性をつけて殴り抜けるなり、召喚しづらいがレオブレイヴで勝負を決めに行くなり。
アスケラ・ドラゴンで疲労ブロッカーとすると相当ウザい。


専用サポートとして妖星ゴラスも収録されており、カイザー及びモンスターXのサーチと全体へのBP強化を行える。
しかし2種しかないカードを引き込める確率はかなり低く、むしろサーチに失敗したカードをトラッシュに送る特性が注目されている。
具体的には同パックのデストロイアと相性抜群。幼体+オーソデルガーの火力も上がる。


オルガ

エイリアン(タコ型)がゴジラ細胞『オルガナイザーG1』を吸収、変異した怪獣。
このパック唯一のバースト召喚スピリットで、ライフ減少時にライフを1回復して召喚される。
カード枠が赤白であるためワンカラー構築で赤に投入できることと、破壊時に手札に戻る効果が特徴。
手札に戻した後再びセットし直すことで、繰り返しバースト効果を使えるデザインとなっており、防御の苦手な赤では非常に有用。


また、変異直後の姿である「フェイズ1」がプロモカードとして配布されている。こちらはバニラ。


ガイガン

ガイガァアアアアアン起動ぉおおおおおおおおおおおっ!!でお馴染みのFWガイガン。
サイボーグ怪獣という触れ込みだが、改造前はなぜか赤単、改造後が白単で登場。
コストが中程度でアタック時に2体破壊or2体バウンスとなんとも微妙……。


と思われたが、改造ガイガンは超時空重力炉から最序盤に召喚し、相手のシンボル源をひたすらバウンスする運用が有効。
特に紫相手にトラッシュにカードを送らずに軽減をとらせないのがじわじわと効くいぶし銀なスピリット。
系統は星竜。改造後は甲竜も得る。
強い相手には手も足も出ないが、弱い相手にはとことん強いあたりが実にガイガン。


バラゴン

かつて巨大フランケンシュタインと死闘を繰り広げた地底怪獣。
今回の収録はゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃に登場した、名前をハブられた赤い奴こと護国聖獣 婆羅護吽バラゴン
赤のバニラスピリットだが、例によってBPがコストの割に高い。


エビラ

FW版のエビラ。劇中ではなんと生身のミュータント兵士に倒されてしまった。
コスト2で条件を満たすとアタック時にドローが出来るサイクルに属しており、その中でもBPが高く後攻第1ターンから安定して手札を稼げるのが利点。
とはいえ、系統のマイナーっぷりや終盤にドローしても役立たないことを考えるとどうにも使いづらさは否めないか。


そんなエビラのレアリティは当然コモン、良くてアンコモン……と見せかけてレア
もう一度言う。レア。バトスピではここから光るカードになるレアである。
昭和メカゴジラやガイガンが光らない中、まさかの光ってるエビラでパックを剥いた者の腹筋を破壊するのが一番の仕事かもしれない。


アンギラス

ゴジラの相棒、東宝怪獣永遠の二番手、怪獣界のテリーマンと名高い人気者。
召喚時にネクサスを破壊し、ゴジラと名のつくスピリットが味方に居れば自身のBPが上がる。
怪獣ならではのネクサス破壊にゴジラが一緒にいればパワーアップと実にアンギラスらしい。
ゴジラは名前がゴジラであればいいので歴代ゴジラだけでなく、息子のゴジラジュニア、リトルゴジラ、スペースゴジラ、メカゴジラでもパワーアップする。
……メカゴジラにアゴを裂かれたことは水に流したのだろうか。


なお、ここまで書いておいてなんだが、そもそもFW版アンギラスなので本来ゴジラとは敵対関係にある。
そのくせFWで重要な立ち位置にいたミニラはサポートできなかったりする。


レアリティはレア。光るアンギラスである。やったぜアンギラス。


ミニラ

元祖ゴジラの息子。怒るゴジラを鎮めた影の主役たるFW版。
2コストのバニラでしか無いが、今回のバニラのコンセプトどおりコストの割にBPがやたらと高い。
名称の問題で各種ゴジラサポートを受けられないのが残念。


リトルゴジラ、ゴジラジュニア

ゴジラの息子2代目。ベビーはカード化されず、リトルとジュニアが収録された。
リトルはコスト3で召喚時にゴジラをサーチする。親父や自分をいじめたメカゴジラやスペゴジも回収できる。
ジュニアは指定アタック&ネクサス破壊と赤の得意技を詰め込んだ性能。結晶地帯でLv3にするのも有効。


ラドン

FW版ラドン、VSメカゴジラのファイヤーラドンが収録。
FW版はアタック時のスピリット破壊。
範囲がとにかく狭く、系統のマイナーさもあって使いづらいが、イラストはFWラドンで最も有名だろう月下に立つラドンが描かれている。


ファイヤーラドンは同じく破壊効果と、自身の破壊をトリガーにトラッシュのゴジラを復活させる原作再現効果。
再現はファン感涙ものなのだが、本人のコストが7とゴジラより1低いだけなので、大抵の場合ラドンを出す手間でゴジラを出せてしまうのが難点。


デストロイア

VSシリーズラストを飾った、破滅を呼ぶ最凶の悪魔。デストロイアッー!
幼体、集合体、完全体への進化を再現している。
幼体~集合体の系統はゴラドンなどの系統でおなじみの爬獣だが、完全体はドラゴニスシリーズと同じ「滅龍」となり、属性も赤紫に変化する。
完全体はXレア。イラストはバトスピイラストレーターの舟屋さ吉が担当。
カード枠との絶妙な組み合わせで「口からオキシジェンデストロイヤーを吐いて赤いカードを紫にしている」とも噂されている。


幼体はデッキに何枚でも入れることが出来、場の4体のデストロイアを破壊することで手札からデストロイアをノーコスト召喚する。
集合体は幼体が3体以上いる場合にノーコスト召喚でき、召喚時に破壊とドローを行う。
そしてXレアたる完全体は、アタック時に自身を破壊することで相手の疲労状態スピリットを破壊するフラッシュ効果と、あらゆる破壊をトリガーにトラッシュのデストロイアを好きなだけノーコスト召喚する。
破壊された本人は蘇生できないが、他の完全体の蘇生は可能なため、場とトラッシュに1体ずつ完全体が揃うと相手がライフで受けるかデストロイアを破壊以外で排除しない限り無限アタックが成立する。
恐ろしいことに完全体はダブルシンボルであり、ライフで受けてもただではすまない上に天火烈刀斬もほぼ通じない。


サポートマジックはまさかのオキシジェンデストロイヤー。
普通に使ってもBP10000以下のスピリットとアルティメットを破壊する、シャイニングフレイムの完全上位互換マジック(しかも軽減の多さもこちらが上)
デストロイアではさらにトラッシュのデストロイアを好きなだけ手札に戻せるため、展開の犠牲にしたデストロイアを即回収なんてことも可能。
(2015年度までは更に使用時に不足コストしたデストロイアをそのまま回収もできた)
完全体を戻すかどうかはその時の状況で決めたいところ。


相性が良いのは赤と紫のトラッシュを利用したり自分のスピリットを破壊するカード。
中でも紫のマジック「スケープゴート」は、完全体をノーコスト召喚して壁とした上に、自動的に破壊してくれると至れ付くせり。
他にも征矢龍ビョウハと相性が良く、覚醒によるドローで幼体を使い捨てて2枚ドローを連打し、完全体やスケープゴートを引き込みやすい。
ブレイヴではコスト1の幼体からコスト10の完全体の全てと合体でき、厄介な超装甲を突破できる鎧飛竜オーソデルガーが相性が良い。


緑属性

モスラ

極彩色の優しき守護者。系統は怪虫。いや間違ってはいないのだが……。
Xレアは92年版モスラ成虫。召喚時にコアブーストと疲労、破壊時に手札に戻って相手を疲労と、コアブースト・疲労を繰り返しながらしぶとく戦うのがコンセプト。


他にも鎧モスラ、護国聖獣最珠羅、幼虫、妖精モスラと種類が多く、どれも緑の基本的なカードを網羅している。
サポートも専用ネクサスが2つ、専用マジックが2つと関連カードは総勢9種類。


幼虫でコアを増やして最珠羅でライフを削っていき、成虫で相手を寝かせて鎧のダブルシンボルでとどめを刺す流れが基本。
相手のカードを排除できる効果が一切ないため、紫のブレイヴ蛇星鞭サビクと合体しておくとサビクの疲労への指定アタックと、各種疲労効果が噛みあう。
全体的に他の怪獣が後の烈火伝と組み合わせられるカードが多いのに対し、モスラのみ緑の忍風や家臣と噛み合わないのが難点。
怪虫サポートに活路を見出すならば、リバイバルブースター収録の「無限蟲の蟻塚」と相性が良い。


余談だが、他のカードがゴジラシリーズから参戦しているのに対し、鎧モスラはモスラ3から、ネクサス目覚めの時はなんと初代モスラから参戦している。へし折られた東京タワーは必見。


バトラ

モスラと対となるバトルモスラ。破壊的な性質を現してか赤緑の混色スピリット。
幼虫が自身を破壊することで手札からトラッシュから成虫をノーコスト召喚するのがコンセプトだが、肝心の成虫が扱いづらいのが難点。
幼虫の方が強かった疑惑のある原作通りではあるのだが。


ビオランテ

ゴジラ細胞と薔薇と少女の細胞を融合し誕生したバイオ怪獣。
通称:靖子。なんのことかわからない君は映画を見るかセガサターン版列島震撼をプレイしよう。


花獣形態から植獣形態に進化するのがコンセプトだが、花獣形態からの進化条件が厳しく、緑のコアブーストを活かして素出ししてしまっても良いだろう。
後述の系統サポートを活かし、ドラグノ祈祷師で踏み倒すのも良い。


植獣形態はアタック時の疲労効果と、疲労した相手の回復を封じるいやらしい効果。緑の【強化】、特にウスバハヤテと相性が良い。
そしてコスト7でありながらBP22,000と、デストロイアやカイザー、ゴジラを超える怪獣勢最大のBPを誇る。ちょっとやそっとじゃ死なないためアタッカーとしてとことん優秀。
さらにゴジラ細胞を取り込んだためか系統に古竜を持つため、マ・グーを相方にするとアタック時疲労とダブルシンボル化が噛みあう。赤緑マグーを組むのも一興か。
怪獣で統一するならば、モスラデッキで疲労させた相手を縛り続けられるフィニッシャーとして採用しても良いだろう。


なおもう一つのと言うか本来の系統は樹魔。
植物系スピリットの系統として年に1~2回程度は収録されるのだが、何故か登場するたびに生きとったんかワレ扱いされる系統。


メガギラス

ラドンのエサからゴジラの相手役まで華麗な出世を成し遂げた巨大トンボ怪獣。
フラッシュタイミングでの神速召喚と、召喚時に疲労効果を発揮する。
攻守において万能なスペックだが、その分類似するスピリットも多いため、系統などで差別化を図りたいところ。


カマキラス

巨大カマキリ。昭和と違い両手がカマとなっているFW版。
コスト2で軽減2、バニラだがBPが高く緑のバニラサポートと併用すると良い。
ノーコスト召喚できる怪虫バニラというポジションから、独特の立ち回りが可能ないぶし銀。


キングシーサー

しーさー♪しーさー♪しぃいいいいさああああぁぁぁぁああああっ♪ムード歌謡を2番まで歌わないと起きないことで有名な沖縄の大怪獣。
映画で戦った昭和メカゴジラも参戦しているが、こちらはFW版である。
効果を持たないいわゆるバニラスピリットだが、そのぶんBPがかなり高い。
……が、発売から半年ほど後に発売された烈火伝第3章にて、軽減・系統・BP全てが上位互換となる忠臣ヒグマルが出てしまった。諸行無常。


白属性

メカゴジラ

ゴジラを倒すための機械のゴジラ。
74年版、93年版、三式機龍、三式機龍<改>の歴代メカゴジラが揃い踏み。
全てが超装甲赤を持っており、ゴジラの熱線に耐える装甲を再現している。
系統は機竜……ではなく機獣。サポートは星竜以上に良質で扱い易いだろう。


昭和メカゴジラこと74年版は召喚時のバウンス効果。シンプルだが堅実で、序盤に1点をもぎ取ってテンポを得るのに便利。
第一弾から続く白の伝統の効果だが、超装甲や機獣、名称メカゴジラでサポートできる。後述のガルーダとの夢の合体も可能。


VSメカゴジラこと93年版は超装甲が赤・白に、バウンス効果が自身のBP以下をアタック時に飛ばす効果に変更。
最大の特徴は、このパック唯一となる【合体時効果】だろう。
すなわち、同時収録されているガルーダを始めとするブレイヴと合体することで、スーパーメカゴジラとなるコンセプト。ファン歓喜。
合体後は疲労ブロッカーとなり、相手の攻撃をシャットアウトする。


同コストに合体を必要とせず超装甲紫を持つ機巧武者シラヌイも登場したが、あちらはソウルコアを要求すること、こちらはアタック時バウンスがあるのでどちらが上とも言い切れない。
装甲の色や白として相性が良いのは手札を使わないシラヌイだが、良質なブレイヴも多い白ならいっそ併用してダブル疲労ブロッカーとして運用するのも手。
相性が良いブレイヴはメカゴジラがいるとノーコスト召喚できるガルーダの他は、超装甲:緑とBPの大幅アップのシールドタンク、激突とバウンスでアドバンテージを稼ぐフェニックキャノンなど。
なおガルーダと合体した時のブロック時BPは16,000に達する。大抵のスピリットは止められるが、Lv3の本気のゴジラ相手だと負ける。ある意味原作再現。


三式機龍は召喚時のバウンスと超装甲赤・緑、相手の赤のスピリットが存在するとBP+10,000となる。
昭和からコストが上がったためアルティメットも戻せるようになった。ピーコック・ルーザーからの奇襲が強烈。
BPアップ効果は原作でゴジラを相手に暴走したシチュエーションの再現と思われる。


三式機龍<改>はXレア。イラストはガンダムウォーなどでお馴染みK2商会。
超装甲はこれまでの総決算たる赤・白・緑、バウンスはVSメカゴジラのものをアルティメットも含めるようにパワーアップ。
そして何よりも強みは問答無用のダブルシンボルによる決定打。
バウンスでブロッカーを吹き飛ばし、合体してトリプルシンボルを叩きこむのがベスト。
超装甲赤により、ダブルシンボルの天敵である天火烈刀斬も受け付けない。


さらにLv3で破壊されると相手のスピリット・アルティメットをデッキの下へ引きずり込む。
映画で日本海溝にゴジラを沈めた効果の再現だろうか。まあ映画ではゴジラを倒した後、自害するかのように沈んだので順番が逆だが。


とにかく決定打が高く、場持ちも恐ろしく良いフィニッシャー。メカゴジラデッキに限らず、機獣デッキや白重デッキでも活躍できる。
自身の効果にほぼ隙は無いがBPがコスト8としては今ひとつなため、ブレイヴは常時BPを+10,000する亀甲獣カブトガメがおすすめ。
BP24,000でひたすらバウンスを繰り返すトリプルシンボルの怪物と化す。
弱点として紫への耐性が無いため、コアは多めに置いておくかネクサス水銀海に浮かぶ工場島は配置しておきたい。


サポートカードはサーチネクサス『メカゴジラ格納庫』、バウンスマジック『3式絶対零度砲』(アブソリュート・ゼロと読むが、『アブソリュートゼロ』という同名マジックが黄にあるためややこしい)、回復マジック『全武装発射』。


MOGERA

メカゴジラの後継機も無論参戦。合体前のスターファルコン、ランドモゲラーも登場。
……が、MOGERAのコンセプトは「スターファルコン・ランドモゲラー・MOGERAを並べて速攻をかける」という、まさかの白バニラ速攻。
コロナビームや熱線に耐えた装甲や必殺のスパイラルグレネード、そして何よりも劇中で重要だったネクサスの排除もなし。
カードとしての性能はまだいいとして原作再現は皆無であり、ファンの涙を誘った。他のカードが良いだけにどうしてこうなった。


スーパーX3

対G…もとい原発事故対策に開発された陸上自衛隊の切り札。
召喚時にネクサスと赤のスピリットをバウンスする。
性能こそレアリティ相応ではあるが原作らしさもある良カード。というかMOGERAよりまだMOGERAっぽいような……。
系統は懐かしの動器。スターファルコンや轟天号など、ロボット以外のメカは動器で統一されている。


新轟天号

FINALWARSに登場した万能戦艦。艦長はドン・フライが演じたことで有名。
自分のライフが2以下になるとスピリットからブロックされなくなるため、ピンチから一転して奇襲をかけられる。


ジェットジャガー

もはや語るまい。ジェットジャガーである。僕らのジャガーである。
ブロック時に相手スピリットを疲労させる、最初期の白に存在したえらく懐かしい効果を引っさげて収録。またLv1と2で使える効果が全く違うというこれまた最初期らしいテキストでもある。
系統は武装武器など持っていないが武装。そもそも武装って最初は武器タイプのスピリットという意味だったのだが武装。
1年半通して不遇だったUバトル編の武装を締めくくる1枚がジェットジャガー(とMOGERA)
バンダイは武装ファンをどうしたいのだろうか。


フレーバーテキストでは空手チョップでビルを真っ二つにするなどと書かれているが、ジェットジャガーの開発経緯を考えるとそんなスペックを想定しているわけはないし、劇中でもそんな金のかかる特撮はやっていない。


また、映画は対メガロ一作にしか出ていないし出典もそれなのだが、何故か名前に識別用の年代が書かれている。ジェットジャガーリメイクの可能性が……?


なんかもうカードを見れば見るほどわけのわからないことしか書いていない。そのくせイラストはやたらカッコイイ。
これこそがジェットジャガーと言われるとぐうの音も出ない。それがジェットジャガーである。



プロモカード

ここまで怪獣のリストを見てきて、勘のいい御仁ならピンと来たものがあるだろう。
そう、このパック……ゴジラが収録されていない。
リトルやメカやスペースはいるが、ゴジラ本人は影も形もない。


このパックのコンセプトは「ゴジラのライバルが集合」と銘打たれており、確かにパック名も「東宝怪獣大決戦」で、「ゴジラ」とはどこにも書かれていない。パッケージのセンターにいるのもスペースゴジラである。
ではゴジラはどこにいるかというと、各種プロモカードという形で配布されていた。


ゴジラ[1995]

1995年版、VSデストロイアの赤いゴジラ。通称デスゴジ、バーニングゴジラ。
最強ジャンプの付録として、東宝コラボの口火を切った。
コスト8でBPは最大2万、常時ダブルシンボルでアタック時にはBP12000以下のスピリットかアルティメットを破壊。
ライバルとなるのは召喚時に15000以下を破壊するジェネラル・ドラゴンとなる。
単純な範囲はジェネラルが勝るが、自身のBPや何度も使える面、古竜であることを生かすならバーニングゴジラが勝る。


ゴジラ[2000]

ゴジラ2000ミレニアムの主役ゴジラ。通称ミレゴジ。
3月のショップ大会参加者プロモとして配布された。前述のバニラ版オルガと同梱されたプロモシートも存在する。
ゴジラ唯一のシングルシンボルだが、代わりに「破壊されない」という強烈なテキストを持っている、
BP勝負だろうが効果だろうが一切破壊されないので、いろいろと無茶な運用ができる。
さらにアタック時にはネクサスと中型スピリットを破壊するため、なるべく早出ししてテンポを掴みたいところ。
軽減が6つもあるので、彷徨う天空寺院などで軽減やコストを稼ぎたい。


フレーバーの出展作品は「ゴジラ2000ミレニアム(1999年公開)」と身もふたもないことが書かれているが、空気を読んでか名称は2000となっている。
破壊されない効果は映画のキーとなったオルガナイザーG1という不死身の細胞、または映画自体がゴジラシリーズでも珍しくゴジラが町を破壊し続けるシーンで終わったことを再現しているといわれる。
ちなみにイラスト公開当初は青い熱線を吐くゴジラが描かれていたが、実際の配布カードは劇中と同じく赤い熱線を吐いている(ミレゴジは全ての熱線が赤いため、実カードが正しい)


GODZILLA ゴジラ

2014年公開のハリウッド版、通称ギャレゴジ。
映画のブルーレイまたはDVDに封入されている。
バトスピ関連以外で告知がなく、パッケージにも何も書かれていないので本当に入っているのか不安になったユーザー多し。
3枚セットなので1つ買えば十分なのは割と良心的か。


BP20,000のダブルシンボルでさらにアタック時にBP+10,000ととんでもなくサイズが上がる。尾の一撃でMUTOを粉砕した劇中と同じくパワフルなアメリカンゴジラという感じ。
ブレイブタウラスと相性抜群で、大半のスピリットやアルティメットを殴り殺しながらライフ2点を貫通できる。
ミレゴジと同じくコスト8、軽減6つと出しやすいのもポイント。


なおカード名は映画と同名。このままではゴジラ・ゴジラと読む気もするが、公式には決まっていないので好きに呼んでやろう。


怪獣王ゴジラは以上の3枚だが、これでもまだ青い熱線を吐く和製ゴジラは収録されていなかったりする。
さらにプロモゴジラは全てレア加工がないため、Xレアゴジラを望む声も多々ある。


Uバトルと烈火伝の橋渡しとしてのコラボブースターだったが評判は良く、第2のコラボを期待するファンも多かった。
そして2015年12月末、ついに判明した第2弾、それは……



バトルスピリッツ コラボブースター



2016年3月19日、発売



ウルトラ怪獣VSゴジラ怪獣の夢の戦いがついに実現する。



さらに2016年8月にはコラボブースター第3弾「怪獣王ノ咆哮」も登場。
最新作シン・ゴジラの公開に合わせ、今回登場しなかったゴジラ達(シン・ゴジラ含む)をメインに据えたパックとなっている。


追記はゴジラのシンボルを5つ、修正はスペゴジのBPを50,000にしてからお願いします。


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,4)

[#include(name=テンプレ3)]


  • ほんと、バトスピは未来に生きてんな。 -- 名無しさん (2015-12-22 04:00:02)
  • 集めるだけでも価値はあるか… -- 名無しさん (2015-12-22 06:59:55)
  • 今度はウルトラ怪獣も出るらしいね。バトスピ興味なかったけど、東宝怪獣VSウルトラ怪獣という夢の戦いができるならやってみたくなる。 -- 名無しさん (2015-12-22 09:45:30)
  • ↑たしかに、バトスピは知っているくらいだけどゴジラ出るなら欲しくなるしやりたくなるよな!!海外遊戯王の怪獣といい最近流行ってるな -- 名無しさん (2015-12-22 10:06:02)
  • バトスピは知らないけど、怪獣のイラストかっこいい。 -- 名無しさん (2015-12-22 12:40:09)
  • 未来に生きてるってかコラボが上手いな。ただここまで来るとバトスピ必要なくね感がすごいことになるな。もう少しバトスピ自体の方を頑張ってくれ -- 名無しさん (2015-12-23 02:46:37)
  • 欲を言えばヘドラやキングコング、メガロ、チタノサウルス、をだしてほしかった。そしてウルトラ怪獣ブースター…EX怪獣とか出るかな? -- eba (2015-12-23 09:56:06)
  • ↑キングコングは版権の事情があるから厳しいと思う。 -- 名無しさん (2015-12-23 12:21:35)
  • 項目にハブられるメガギラスェ…… -- 名無しさん (2015-12-23 15:55:56)
  • ゴジラの相棒ゴロザウルスがいないとは… -- 名無しさん (2015-12-23 17:43:40)
  • はるかっかーがキズナブレードでスペゴジを叩き斬るゲームはバトスピだけ! -- 名無しさん (2016-02-05 18:05:53)
  • コラボブースター第3弾「怪獣王ノ咆哮」 ついに主役のお出ましだ -- 名無しさん (2016-05-20 22:04:13)
  • 元々メカゴジラパロディ風味なレイザウラーがいたとかデカいモンスターがいっぱいいるとかもあるけど、怪獣連中とスピリットが並んでても特に違和感がないというのがなんとも。 -- 名無しさん (2016-08-05 11:42:16)

#comment

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧