トランスフォーマー アニメイテッド

ページ名:トランスフォーマー アニメイテッド

登録日:2010/04/17(土) 10:59:45
更新日:2024/01/12 Fri 10:45:15NEW!
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トランスフォーマー tf アニメイテッド 岩浪美和 アドリブ 蜘蛛ねーちゃん カートゥーン 10年春アニメ ファンサービス 変形 ロボットアニメ 勇者指令ダグオン タカラトミー ロックダウン 公式が病気 アニメ テレビ東京 稀に鬱展開あり ギスギスシーン多し tf経験キャスト多数 ドイツだ! スーパースタスク大戦 きかいおん! 音仏家の存在意義とは? ←tf初心者への入門書である アゴアニメ アゴメイテッド サリ・サムダック 音仏家 マニアならニヤリとできるモブキャラ ダグベース 名称統一 ププ マーティ・アイゼンバーグ マット・ヤングバーグ 玩具未発売キャラ多数 序盤は悪人退治がメイン



『トランスフォーマー アニメイテッド』は『トランスフォーマー』シリーズの内の一作品。


アメリカにて制作・放送され、アメリカでは2007年から2009年まで放送された。
日本ではしばらく経った2010年に放送。



それまでのTF作品とは繋がりは無いが、過去作を意識した場面も随所に見られる。


例としては
作中内ではグレートウォーと呼ばれる過去の戦争がセイバートロン戦争、あるいはユニクロン戦争のような描写があったり。



またキャラデザもカートゥーンタッチとなって、それまでのTFシリーズとは大分印象が変わった。


舞台は22世紀のデトロイトだが、日本語版では「かつて自動車で栄えた」というセリフ以外なぜかぼかされた。


【国内において】


国内版では実写版以降初めてのアニメという事で、新規ファンに配慮したつくりが成されている。
タイトルロゴは実写版に近く、各キャラクターの名前も実写版に倣って原語準拠に(一部キャラは海外版と異なる)。


ファンサービスの一環なのか、過去のTFシリーズに出演経験のあるキャストが大多数を占めている。



OPアニメーションが新たに制作され、スーパーロボット風になっている。
「このあとすぐ」も新規アニメになっており、多くのTF達の変形シーンが見られる。
いずれも作画のクオリティが非常に高い。



恒例の場面転換「エンブレムターン」も追加されている。



本編の後はドラマコーナーの『音仏一家のトランスフォーマー生活』が放送。



やはり次回予告のフリートークはぶっ飛んでいる。
コンボイとかオプティとかププとか言ったり、きかいおん!とか放課後トランスフォーム(HTF)とか言ったり。


因みに、日本語版の演出はあの怪作ビーストウォーズ』の岩浪美和その人である。



ちなみに1話では『なんでも鑑定団』風にG1を紹介。
ナレーションは銀河万丈。


日本版はカットシーンなどがあるものの視聴率及び売上はタカラトミーの予想に反して大好調だったらしく、本国よりも縮小予定であった玩具展開がより広がる程であった。




漫画版はケロケロエースにて『トランスフォーマー アニメイテッド ザ・クール』が連載。


作者は津島直人氏。期間は2010年~2011年。
やはり戦いが熱い。そしてサリが美少女。




【日本版主題歌】


OP[TRANSFORMERS EVO.]
JAM Project


ED[AXEL TRANSFORMERS]
Rey




【登場キャラクター】


オートボット


日本で言う「サイバトロン」。
トランスフォーマーの主流派でいわゆる正義の味方…なのだが、母星サイバトロンには機械生命体しか存在しない事もあって有機生命体を蔑視している者も少なくない。
長く平和が続いていた関係上、戦闘力に関してはピンからキリ。


オプティマスプライム
CV:高橋広樹
日本で言う「コンボイ」。略してププ。
変形モチーフは本来は消防車だが、日本ではトレーラーに変更された。
彼に限った事では無いが、顎が猪木になってる。
以前は二回目の獣戦争デストロンのオカマ口調な「星の金切り声」だった。


ある理由から蜘蛛がスゴく嫌い。名前が長いことを気にしている
シリーズの代名詞「そうだ。私にいい考えがある」はやはり健在だが意外と策士。
『私は松岡修造さんが好きだ』


バンブルビー
CV:岸尾だいすけ
メンバー中最年少。
前番組のネタをはじめ、度々迷ゼリフを連発するアドリブ要員その1。
「バンブルビー!いっきまーす!」が口癖。
以前からサイバトロンに人間として協力していたが、ついにTFになった。
『キミを盗みに来た』
『バンブルビー歌いま~す。闇の彼方♪静寂を切り裂き♪星の眠り…』


ラチェット
CV:大川透
メンバーの貴重な救急隊員。
鹿児島弁のサブリーダー格。
前世では今の自分と同じ名前の部下を率いた総司令官だった。マトリクスを捨てた経験あり。
そのせいかバンブルビーからは「とっつぁん」呼びされている。
予告でブログを始めたなう
『波動砲発射!!』


アイアンハイド
CV:三宅健太
絵に描いた様な「気は優しくて力持ち」。
よくバンブルビーと一緒にいる。
見た目によらずスペースブリッジの知識が豊富で器用。


原語版で既に登場してた別キャラの名前をパクった(アメリカではバルクヘッドという名前)。
前は賢神だったりチームロディマスの侍だったり。
『レスキューファイアーに任せればいいじゃん』


プロール
CV:遊佐浩二
和風を愛するニンジャマンである。
最初はスタンドプレイが目立ったが後に仲良くなった。
かつてはデストロンとしてラチェットと戦っていたが、どうやら和解したらしい。
鎧を身に纏うことでサムライプロールになる。
『蝶のように舞い、蜂のように刺す。OK牧場?』


テレトラン1
CV:高垣彩陽
宇宙船。中の人の問題でしゃべり方がエロい。
波動砲が搭載してある。


オメガスプリーム
CV:玄田哲章
宇宙船。実はグレートウォー時のオートボットの決戦兵器。
中の人はみんな大好き初代のコンボイ司令官
実は初代でのオメガスプリームも兼任しており、それ繋がりだろう。


ワスプ
CV:野島健児、加藤賢崇
バンブルビーやアイアンハイドの同期だが、いじめっ子である。
無実のスパイ扱いで収監され、復讐のために脱獄していたところをブラックアラクニアに拉致されて…



《ダイノボット》


メガトロンがアイザックに造らせたロボット恐竜がスパークを持ち、それにメガトロンが手を加え完成した新しいトランスフォーマー。


オツムは悪いが、その分パワーに優れる。
初登場早々にオートボットに寝取られた。
サリの鍵でTF化した影響か生まれつきオートボットのエンブレムをつけてはいるが正式なメンバーではなく、普段は無人島でのんびり暮らしている。



グリムロック
CV:藤原啓治
ダイノボットのリーダー。チーム内で唯一喋れる。(ただし片言)
普通に喋るとまんまダイちゃん
『オレ、グリムロック、ダー』


スナール
CV:長嶝高士
トリケラトプスに変身するメンバー。
某ポケットの怪獣みたいに名前しか言えない。


スワープ
CV:飛田展男
プテラノドンのメンバー。スナールと同じく名前しかi(ry
13年前にはちゃんと喋れてた。



《協力者》


サリ・サムダック
CV:明坂聡美
オプティマスやバンブルビーと最初に出会った褐色の肌で赤い髪の少女。
オールスパークの力を宿した鍵を持っている。困った時のサリ頼み。
平行世界ではトランスフォーマーと人類が対立している時代、キスプレイヤーという特殊な力を持った眼鏡っ娘だった。
秘密があり、終盤ではドロッセルみたいなメカに…


アイザック・サムダック博士
CV:長嶝高士
科学者にして大会社「サムダック・システムズ」の社長。サリの父親。
オートボットと人間の架け橋的な人。
子供の時に頭と右腕だけのメガトロンを拾い、研究して世界にロボット革命を起こした。



ディセプティコン


日本で言う「デストロン」。
サイバトロンの軍事独裁を目論んで蜂起した反乱軍。グレートウォーで母星を追放されたが、現在も復権を虎視眈々と狙っている。
全体的にオートボットより巨体で、強力な武装で固めている者が多い。


メガトロン
CV:若本規夫
声が目茶苦茶渋い破壊大帝。わかもトロン。
ラスボスポジションの似合う声だが、第一話からいきなり退場。
しばらく首だけと結構不遇。
しかし、遂に復活しサイバトロン星の破壊を企んでいる。
4年程前までデストロンながら「コンボイ」と名のつくリーダーだった。
妻夫木 聡ヅラ
『素ッ晴らしい歴史の話ッッッ!!!』
そうは思わないかね?フグ田くん


スタースクリーム
CV:山野井仁
毎度お馴染みTFキャラ中最も信用出来無い男。
ディセプティコン一のイケメン(笑)。
一話からメガトロンを爆破してディセプティコンのニューリーダーを名乗るが……
オールスパークの欠片で不死身になった。弱いけど。
中の人はよりにもよってマイクロン伝説でのスタスクと同じである。キャラが別物すぎる…
『オレが主人公だ』


ブリッツウィング
CV:チョー
顔に合わせてキャラも変わる多重人格者。
同じく多重人格なクインテッサ星人としてバンブルビーと行動を共にした事もあったりする。
アドリブ要員その2。
『その袋胃袋お袋池袋』
『あたしゃ~ブリッツウィング~♪』


ラグナッツ
CV:伊藤健太郎
メガトロン様バンザイな大男。頭は良くないがとても重い。しかし戦闘中は意外と冷静な一面も。
メガトロン様の電波受信中。
『世界の中心でメガトロン様の名前を叫ぶッツ!!』


ブラックアラクニア
CV:柚木涼香
帰って来た蜘蛛ねーちゃん。喋り方も全く変わってない。
そもそもブラックアラクニアはブラックウィドーの海外名であり、純粋なリメイクキャラである。
元々はエリータ1というオートボット訓練生で、残念ながら設定は同じではない。
が、それでもやはり味方フラグは立つ。
蜘蛛化した際の一件はオプティマスとセンチネルの確執の原因にもなってしまった。
本来の姿に戻るべく、メガトロンから距離を取って様々な研究や行動をしていたが、ダイノボットの住む島の隠し研究所でセンチネルと再会。
さらにワスピネーターの暴走によって……
『シャー』


ショックウェーブ
CV:檜山修之
オートボットに潜入していたスパイ。
通常のトランスフォームとは別にオートボット士官の「ロングアーム」に変装する事が出来る。
メガトロンから「素ン晴らしい!」と評される忠誠心と演技力、そして冷徹さの持ち主。
しかし劇中では敵地で単身潜入生活するストレスと、話を聞かない同僚(特にラグナッツ)に振り回される苦労人。
前世は広島弁で喋るカニだった。


ロックダウン
CV:大塚明夫
賞金稼ぎ。以降の作品にも登場するが今作が初登場。
厳密にはディセプティコンではなく、オートボットに協力することも*1
敵の武器を奪ってコレクションしている。



《その他のTF》


レック・ガー
CV:岩田光央
オールスパークによって生まれたトランスフォーマー。
ゴミ収集車にトランスフォームするようになった。
生まれたばかりなので、頭が悪く、他人の言う事に左右されやすい。
「さんをつけろよデコ助野郎!」



《人間のヴィラン達》


プロフェッサー・プリンセス
CV:豊口めぐみ
暴力的なオモチャを暴力的な方法で殲滅する少女。
ユニコーンのパウダーシュガーちゃんが相方。


アングリー・アーチャー
CV:小西克幸
イノキネタが多い。
ネタ元はロビンフッド(またはグリーンアロー)
「行けばわかるさ」


メルトダウン(プロメテウス・ブラック)
CV:立木文彦
マダオ。有毒ガスを浴びて遺伝子変異を起こし、何でも溶かすメルトダウンとなった。
登場回のOPでは遺憾無く実力を発揮した。
「ここで一旦CMでーす」
「呼ばれて飛び出てメルトダウン」


スピードキング
CV:子安武人
復活のイボンコ。加速装置の使い過ぎで瞬く間に爺さんになった。


パウエル
CV:大川透
サムダック・システムズの副社長。
野心家で、秘かに社長の座を狙っており、やがてサムダックが失踪した際に、サリがサムダックの娘ではない事実を突き止め、社長の座を乗っ取った。
その後、戻ってきたサムダックから解雇通知を出され、追放された。





【玩具展開】


海外ではハズブロ、日本ではタカラトミーが発売。
デザインはアニメスタッフと上の2社が共同で行い、例年通りタカラトミーが多くを設計している。
当初日本の展開は1キャラにつき1つの商品しかしない予定であったが、予想以上に好調ぶりから後に撤回され数多くの商品が日本で発売される事になる。
基本的に先に放送されている海外での発売が早いが、日本の好調もあって一部は日本で先行発売され、一部の主要キャラは日本限定の商品になっており、後年の『トランスフォーマー プライム』でもその傾向が見られる。


海外と日本では仕様が異なり、国内では全てメタリック塗装で処理されている。
他のシリーズでも主に塗装面で差別化を図っており、発売が遅い代わりに豪華になっている場合が多い。


いくつかの玩具はだいぶ後のトランスフォーマーアドベンチャーでも流用されている。




【余談】


  • 本作にはモブとして歴代シリーズのキャラクターが多数登場している。

米国で放送されたアニメや実写版のキャラはもちろんのこと、中には和製のアニメや玩具のみの展開(リターン・オブ・コンボイやキスぷれ等)のキャラ、さらにはボットコン限定のキャラなんかも。
なんとTFと関係性のある勇者シリーズから「勇者指令ダグオン」のダグベース*2までカメオ出演で劇中に登場する。


また、設定画は描かれたが実際には登場しなかったモブも多い。
海外書籍で公開された他、日本のミリオン出版のムック本『トランスフォーマージェネレーション』シリーズにも掲載されている。


海外のマニア向けムック『The AllSpark Almanac Ⅱ』でも、歴代の「サイバーニンジャ」等の様々な本編未登場キャラが紹介されている。
なんと『ビーストウォーズⅡ』のビースト戦士コンテストの優秀作品に選ばれた「スターアッパー」までいる。
当時、スターアッパーはコミックボンボンの漫画版やゲームに登場した。



  • 上記の海外ムックでは第4シーズンが企画されていたことも明かされている。

オプティマスはゴッドジンライのようなパワーマスターに、メガトロンは実写版のメガ様のようなトリプルチェンジャー(顔はリターンズのメガちゃん風)にパワーアップする予定だった。
玩具の試作品を見るに殆ど完成されていた模様。


『トランスフォーマー ジェネレーション2011 VOL.1』でも第4シーズンの話題や試作品について触れられている。
また、アニメーターのデリック・J・ワイアット氏が日本のファン向けに寄稿したイラストも掲載。
悪の世界のサリが登場予定だった様子。



さぁ All I Tsuiki do And all you Syuusei do
羽ばたけ Transform!!


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*1 玩具ではディセプティコン扱い。
*2 ダグベースの玩具はトランスフォーマーのグランダスの流用であり、今回はグランダスの色替えキャラとして同時に登場。

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