登録日:2014/12/23 (火曜日) 21:43:51
更新日:2023/12/21 Thu 13:54:21NEW!
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未確認生物 uma カナダ アニヲタ未確認動物園 オゴポゴ オカナガン湖 触った人がいる ぶつかった人もいる 首長竜? 古代クジラ ゼウグロドン
概要
カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州のオカナガン湖。長さ170km、幅3km、深さ270mのとっても細長い湖である。
豊かな緑に囲まれ、透明度の高い美しいこの湖には、古くから未確認生物の目撃情報が絶えない。
それがオゴポゴである。
ネッシーやビッグフットに比べると知名度では劣るが、目撃例の多さと信憑性から、UMAの中でも''実在する可能性が極めて高い存在''として注目を集めている。
形態
全体的な見た目はヘビのように細長く、頭部は馬や牛などの哺乳類に似ているという。
尾はクジラのように二つに分かれており、コブのようなものがあったと主張する目撃例もある。
全長は目撃者によってかなりバラツキがあり、6~9メートルだったとか、20メートルを超えていたとかハッキリしない。
目撃例の多くは、もはや水棲型UMAでお約束となりつつある「水面から巨大な背中やコブが出ていた」ではなく、
「ヘビのような長い胴体がアーチ、もしくはコイル状を描いている」というのが主流。
そのため総合的な全長はかなりの長さに達すると考えられる。(無論、コブ状の物体や背中と思しき部位を目撃した報告もいくつか確認されている)
体色は諸説あるが黒味のかかった緑色という報告が一般的。
初めての目撃記録は1872年にまで遡るが、原住民たちにはその存在はすでに認識されており、「ナハイトク」「ナイタカ」などと呼ばれていた。
これは現地の言葉で「湖の悪魔」を意味する。
伝説では湖を渡る人間を追いかけたり、湖面を荒れさせたり、凍った水面を砕いたりする凶暴な怪物として描かれ、
それを鎮めるために、身代わりとなる人形や家畜を湖に捧げていたといわれている。
捧げものを怠ると、湖を渡ろうとした人間が船ごと消えてしまい、後日山頂で船ごと発見された''という超常的な話もあるのだとか。
しかし、現代ではオゴポゴから危害を加えられたという報告が存在しないため、巨体の割に性質は穏和だとされている。
オゴポゴに触れた(物理)女性
1974年7月、オゴポゴのみならず、未確認生物との遭遇例の中でも非常に稀有で衝撃的な事件が起きた。
日にちは明らかになっていないが朝8時頃、主婦のB.クラーク夫人はオカナガン湖の南端で遊泳していた。
夫人が湖岸から400mほど沖にある飛び込み台に向かって泳いでいたところ、足が何か重い塊のような物に接触。
その異様な感触に仰天した彼女が付近にあった飛び込み用のイカダに這い上がった時にオゴポゴが姿を現した。
怪物の全長はおよそ9メートル、胴の幅がおよそ1.2メートル、幅1.5メートルほどの尻尾は先端が鯨やイルカのように横に二つに分かれていた。
頭部には首がなく、頭が直接胴体に繋がっているような姿だったという。
接触後、このオゴポゴは尺取虫のように体を上下にくねらせながら泳ぎ去って行った。
あまりの出来事にクラーク夫人は人に疑われることを恐れ、この体験談を長い間隠していたという。
主な目撃・遭遇の歴史
- 1872年
スーザン・アリソンが、蒸気船の起こした波を乗り越えて泳ぐ怪物を船上から目撃。これがオゴポゴの目撃が公式に発表された初の記録となる。
- 1926年7月
J.L.ロギー夫妻と孫二人が湖畔を車でドライブ中に目撃。
湖面に7mくらいの木の幹のようなものが姿を見せた。その物体には50cmほどの頭がついており、羊のような顔から尖った鼻がつきでていたという。
- 1926年8月28日
ボートに乗っていたジョー・スアリアー一家が、オゴポゴに遭遇し持っていた銃で狙撃。怪物は水中に消えていったという。
- 1926年11月
湖で集団洗礼を行っていた群衆が目撃。
- 1931年
バット・アイランドとその友人が沖合で目撃。
バットの描いたスケッチによると怪物は全長9~15メートル。ヘビのような長い体を縦にくねらせ、アーチのようになっていた。頭部には多数の突起が見受けられたという。
- 1958年8月
ウィリアム・マークスが沖合で3つのコイル状の背中を目撃。
一度水中に消えたが再び姿を現し、その時にはコイル状の背中が8個に増えていたという。マークスは「オゴポゴは2頭いたのではないか」と報告している。
- 1959年7月17日
ディック・ミラー夫妻とパット・マーテン夫妻の4人が同時に目撃。
怪物との距離は50メートルと至近距離で、丸い鼻面をもつヘビのような頭部を、30センチほど湖面から出していた。体色は暗緑色だったという。
- 1968年8月
アート・フォールデンが、オゴポゴの姿を8ミリカメラで撮影。
初の動き回るオゴポゴの姿を捉えた映像となった。このオゴポゴの体長はおよそ15メートルで、水面下を南に進んでいったという。
- 1976年8月3日
エドワード・フレッチャーが沖でヘビのような巨大生物を目撃。5枚の写真撮影に成功した。
これらの写真のうち細長い背中が写されたものはかなり有名で、書籍やインターネットに掲載されることも多い。
だが写っているオゴポゴは背景と見比べる限り、どう見ても30メートル以上はある。
- 1978年10月24日
アーリン・ガールが泳ぎ去るオゴポゴの姿を目撃、撮影に成功した。
アーリンはオゴポゴ研究の第一人者であり、この後も度々オゴポゴの姿を目撃、撮影に成功している。
- 1991年
空軍基地に勤務する救助隊員3名が目撃。
「ヒレのような手足、長い鼻のような頭部には小さな目が光っており、体色は灰色、全身ゾウのようにしわだらけだった」
とその形態を語っている。
- 1992年7月
ポール・デマラが夕食後にオカナガン湖の風景を見ている時に、湖面を泳ぐ複数の生物を目撃。
ビデオ撮影の最中にモーターボートに先導されたジェットスキーが通りかかり、''そのまま謎の生物に接触、スキーヤーが横転した。''
- 2001年
ダリル・エリスがオカナガン湖を遊泳中に2頭のオゴポゴを目撃。
1頭は彼の真下の水中を泳いでおり全長およそ6メートルほど。もう1頭は全長15メートル以上、彼の隣で泳いでおり時折前方や後方へ寄っていた。
ダリルは「彼らの存在に気づいてからそのまま45分ほど泳ぎ続けていた。大きな眼をしていたのが印象的だった」と語っている。
また、彼は2000年にオカナガン湖の南北127kmを泳いで渡ることに成功しており、今回は2度目の挑戦だったという。
正体の考察について
多数の目撃談、及び証拠となる映像の多さから地元の多くの人は「オゴポゴは実在する」と信じている。
湖畔にオゴポゴの姿を模したオブジェクトが作られているほど。(どことなく中国の龍っぽいが)
その正体については
- 古代に生息していたクジラの先祖、ゼウグロドン(バシロサウルス)
- 未知の魚類
などが挙げられている。
特に、ゼウグロドンは体の特徴の多くがオゴポゴと共通しており、研究家も支持しているほど信憑性が高い。
しかし、この説にのっとった場合、本来クジラの仲間であり海洋に生息していたはずのゼウグロドンが、どのようにして内陸の湖まで流れ着いたのかという疑問が現れる。
この手の未確認生物にありがちな呼吸の問題(呼吸のためにもっと頻繁に湖上に姿を現しているはずではないか)という反論もあり、その正体はいまだ謎に包まれている。
追記・修正はオゴポゴを発見してからお願いします
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▷ コメント欄
- 現地にあるオブジェがアホ面 -- 名無しさん (2014-12-23 21:54:00)
- オオウナギだとかクダクラゲだとか。 -- 名無しさん (2014-12-23 22:42:48)
- 首長竜か、はたまたアパトサウルス形の恐竜か -- 名無しさん (2014-12-23 23:27:27)
- 古代クジラってェ… -- 名無しさん (2014-12-23 23:28:14)
- 特命リサーチじゃ、チョウザメの倍数体って説もあったな -- (2014-12-24 00:12:30)
- 詳細は追って報告する!! -- 名無しさん (2014-12-24 16:45:31)
- おいこらジョー・スアリアー!いきなり撃つなよ!可哀想だろ! -- 名無しさん (2014-12-24 23:59:53)
- 現実のヘビ状の生き物にアーチやコイルのような形状を描いて行動する種類がいるのか・・・ -- 名無しさん (2015-01-09 23:07:04)
- バシロサウルスって肉食じゃなかった?もしバシロサウルスなら人が襲われてないのはおかしくない? -- 名無しさん (2015-01-09 23:14:17)
- ↑ウン千年って時間が経っているから食性が変わった可能性もありえますね。 -- 名無しさん (2015-01-09 23:22:43)
- 首長竜タイプの写真もあるがステレオタイプすぎて逆に嘘くさい。 -- 名無しさん (2015-01-19 00:35:33)
- 大きさに結構な開きがあるが世代交代があるのだろうか -- 名無しさん (2015-01-24 22:09:32)
- クロノサウルスかリオプレウロドンかと思う -- 名無しさん (2015-05-12 12:33:39)
- 顔が分かりやすい写真があるけどあれは本物かな? -- 名無しさん (2015-12-23 14:51:07)
- というか物理的に考えて蛇みたいな体型の生き物が水面を尺取り虫みたいに動くと泳げるのかな…というか足に触れた事件怖すぎだろ… -- 名無しさん (2016-02-24 14:23:06)
- マニポゴとか近隣には親戚が多いな。 -- 名無しさん (2016-02-26 21:51:44)
- 正体が湖に入水している哺乳類だとか言われてたのは何だったっけ -- 名無しさん (2016-03-04 00:22:06)
- 特命リサーチだったかな、湖で泳いでいたらオゴポゴに足が当たった女の人の話があった。自分の下を未知の生物が泳いでいるなんて怖すぎる -- (2016-03-04 00:30:04)
- 泳いでる時にでかい魚に遭遇すると、危険がないって頭ではわかってても怖いからな。まして10メートル級のUMAとかリアルで出くわしたら恐ろしすぎる。 -- 名無しさん (2019-10-15 17:42:05)
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