深海棲艦(艦これ)

ページ名:深海棲艦_艦これ_

登録日:2014/09/05(金) 05:24:09
更新日:2023/12/21 Thu 10:50:36NEW!
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深海棲艦とは、ブラウザゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』に登場する敵のことである。


+ 目次-

概要

プレイヤーたる提督の率いる艦娘が、各海域で戦うことになる謎の敵勢力。
デザイン担当はイラストレーターのおぐち氏と角川のアキラ氏。墨絵風タッチなのがおぐち氏でそれ以外が大体アキラ氏。
また特定のボス艦は元ネタ艦とかそいつを倒すと手に入る報酬艦の担当がデザインしていることもある。



いわゆる「実在の艦艇を擬人化」した艦娘とは異なり、こちらはオリジナルデザインかつホラーなタッチで描かれた異形の軍団である。
しかし全部が全部という訳ではなく、格が上がる(艦種が変わる)につれて徐々に人の姿へ近づいていく。
例えば駆逐艦はもろに「怪物」というべき姿だが、一つ上の軽巡洋艦になると人間に近い肉体を得始め、重巡洋艦以上はそれに加えてほぼ人間の女性のような顔が形成される。
戦艦や正規空母まで来ると、単なるおぞましさだけでなく「美しさ」の要素も加わるためか敵ながらファンの提督も多い。
でも中破グラはありません


命名法則はいろは歌から。
ゲーム内で実装されたものから順に「駆逐イ級・ロ級・ハ級」…といった具合で艦種の後ろにカタカナ一文字が付属する。
固有名詞を持った敵も存在する。多くはボス級キャラだがほぼザコ敵みたいな扱いのもいる。



装備は艦娘のそれと区別するためか、砲の大きさの単位に「inch」を採用している。
残念ながらこの単位での砲はゲーム中では開発不可能。*1
また、空母クラスから発進する艦載機も我々の知る航空機とは異なるデザインをしており、やはり異形である。


装備の多くはこちらが入手できるものに比べて遥かに高性能。
後半海域に出てくる個体になると命中が+24される大口径主砲対潜が+29される艦攻などを装備しており、もはや此方とは比べ物にならない技術水準である。
実在装備いらないから深海側の意装備を鹵獲させろという声もちらほら
その代わりに、一部を除きレベルは最低の「1」で固定されている。
レベル175のナ級後期型Ⅱflagshipやネ級改なんて想像もしたくないわ。


現在に至るまで謎の多い敵であり、ゲーム中は深海棲艦の図鑑なんて無いし公式サイトでもろくに説明されていない。
ゲーム媒体だけ知る提督からみれば、ただ漠然とした「倒すべき敵」の印象しかないと思われる。
運営の「ただの倒すべき敵にはしたくない」「敵を倒すと艦娘をドロップするのは、単なるゲーム的な都合ではなく明確な設定が存在する」という発言、
ボス格の台詞や公式4コマからは、
「深海棲艦は戦争で沈んだ艦の怨念」「沈んだ艦娘は深海棲艦になる、逆もまた然り」
という説を匂わせているが、まだまだ分からないことだらけなのが現状。
バイドとかオルフェノクとか色々浮かんでくるのは気のせいだろうか
運営の「設定は存在するが、公表せずプレイヤーそれぞれの解釈で楽しんで欲しい」というスタンスから考えるに
今後も明かされることはないはずだったが…


公式メディアミックスの小説版やTRPG版、艦これ改では

  • 同族以外は徹底的に排除、乗組員も捕食する
  • かつて本物の戦闘艦が排除しようと試みたが、全く歯が立たずに全滅
  • こいつらのせいで各国は事実上鎖国化、航空機の輸送も失敗
  • 支配地域の陸地を侵食して海を広げている
  • アメリカの一部は深海棲艦の支配下にある
  • 真っ赤に染まった変色海域内では深海棲艦以外の生物は生きることはできず、艦娘の艤装も徐々に傷ついていくため長時間の戦闘は艦娘側にとって不利。

など、かなり恐ろしい実態が明らかとなっている。


ただし、作品によって細かな違いがあるので未確定事項も多い。
というか、先述した「設定は公表しない」方針と合わせて艦これのメディアミックス作品は全て「作者による独自解釈で作品化」
という方向なので、一作品の設定を公式設定と真に受けないように注意。


だが、アメリカが深海棲艦に脅かされているというのは公式設定である事が判明している
他にも欧州は毎年懲りずに窮地に陥っているし、
日本近海に姫級が先遣侵入しているどころか、突然九州の真横に大穴が開いたのも公式設定である。
ホントこの世界は地獄だぜ!(白目)


そして、劇場版では艦これの設定の根幹に関わるとんでもない事実が判明した(ただし、パンフレットにてこちらも一解釈扱いであると明言されている)。

劇場版において、轟沈した艦娘は深海棲艦化するという今まで曖昧に描かれていた設定が初めて明確に描かれた。
さらに、ゲーム版におけるドロップについても深海棲艦化した艦娘を沈めれば、再び艦娘として還ってくるという形で描いており、
艦娘と深海棲艦の戦いは双方が沈む限り終わりのないループとなり、戦いを終わらせるためには艦娘が誰一人沈むことなく深海棲艦を倒し続ける必要がある。何この無理ゲー
深海棲艦化した艦娘は以前の記憶の一部を失うが、稀に深海棲艦化した事も含めて記憶を保持している艦娘もいる。
作中では加賀が「深海棲艦化した記憶を保持している艦娘」に当たり、かつてヲ級だった事が回想場面で描かれている。一方、瑞鶴はかつて深海棲艦化して記憶を失った艦娘であることが示唆されている。


深海棲艦化は輸送ワ級の体内で行われるらしく、ワ級を沈めた際に中途半端に深海棲艦化した艦娘が現れる事がある。作中ではアニメ版第3話で沈んだ如月がこれに当たる。
こうなった艦娘は謎の痣が身体にできており、最初は艦娘の人格を保持しているが時間がたつにつれ痣が身体中に広がり、角が生える、突然意識を失って味方を攻撃するなど心身共に深海棲艦化していく事になる。


さらに稀なケースとして一度沈んだ後に艦娘と深海棲艦に分離してしまった者も存在する。
作中では吹雪がこれに当たる。


なお、○○棲鬼などのいわゆる「ネームド深海棲艦」の誕生経緯は結局明らかにされなかった。
映画の内容から察するに分岐進化の可能性が高いが…


さらに2020年秋冬イベントで劇場版を越えるとんでもない事実が判明した。

同イベントE3において、「北方港湾部 反逆深海化部隊」なる敵艦隊が登場。
すなわち、人類あるいは艦娘側から寝返った挙句深海棲艦化した勢力が存在する事が判明した。


逆に公式4コマだと日常マンガゆえか、戦いこそするがコミュニケーションでき、時には贈り物を贈ったり贈られたりと「4コマ鎮守府深海とプロレスしてる説」が出るほど和気あいあいしてたりするし、
三越コラボでは深海側も普通にショッピングを楽しんでたりすると、殺伐していない世界もある。



深海棲艦に基本的に中破絵は存在しない(鬼・姫級の最終形態や強化型で艤装がボロボロになったりする差分はある)。大破しようが棒立ちである。艦娘は演習でも痛々しい中破姿を晒すのに何故なんだ
唯一の例外は北方棲姫の2017年正月限定グラ。


なお、深海棲艦側は対潜100を超えていても、先制対潜攻撃を行うのはごく一部のみで、
駆逐ハ級・ニ級の後期型eliteや、軽巡ツ級flagship、そして軽母ヌ級改elite・改flagshipと、通常海域でかけることはほとんどない。


また、艦載機熟練度も同様に2018年11月時点では適用されていない。
ただ深海側はそれを前提として高能力艦載機を多数搭載しているため、高難度海域ではこちらが熟練度をフル活用してようやく優勢を取れるレベルであり、
現行の性能でそのまま熟練になってしまうと無理ゲーまったなしである。
「全盛期の南雲機動部隊の熟練パイロットが皆健在で、彼らが後期型の零戦・紫電・烈風に乗ってようやく止められる怪物が何百機・何千機と、それも無尽蔵に襲い掛かってくる」のでは史実の日米戦争のアメリカ側すらも真っ青になるような無理ゲーとなってしまうので、ゲームとしては当然の調整だろう。
敵側の超性能の陸攻や重爆撃機に乗ってるのが全員ルーデル並かそれ以上だなんてソ連やアメリカでも想像したくないに決まっている。




艦種

強さに応じて無印、エリート(elite)、フラグシップ(flagship)、改フラグシップの4種類に分かれた個体が存在する。
(艦種によって全部は実装されていない)
無印以降はオーラをまとい、更にエリートは、フラグシップはなのは共通。
中にはといった強化形態もおり、エリートやフラグシップと見た目が変わらなかったり、青い残光を目から引いていたり、新たに書き直されていたりと違いは様々。
名前の横の()内には実装済みの最高ランクを示す。




駆逐艦

実装されている艦:イ級(flagship/後期型elite)、ロ級(flagship/後期型elite)、ハ級(flagship/後期型elite)、ニ級(elite/改/後期型elite/改後期型flagship)、ナ級(flagship/後期型flagship/後期型Ⅱflagship/Ⅱe(量産型)flagship)


オタマジャクシのような形をした1頭身の艦船。メディアによって描写に差はあるが、『水雷戦隊クロニクル』やアニメでは艦娘より遥かに巨大な船体を持つ。
軽巡洋艦以上の深海棲艦と比べていかにも怪物っぽい顔をしており、とても人間の姿を見出せたものではない。
本作ではいわゆるザコキャラの位置づけだが、レベル1の同じ駆逐艦にとっては連中の砲撃一つでさえ中破の危険がある。


また、flagshipは爆雷等の対潜装備を所有しており、イ級に至ってはソナーも同時に装備する事でシナジー効果を得ている。
これが何をもたらすのかと言うと、命中率が非常に高い上に殆どの潜水艦は当たれば中・大破に追い込まれてしまう。
後半海域はフラグシップの登場頻度が高いため、オリョクル感覚で潜水艦隊を出すと大抵酷い目に遭わされる。


更に、2014年夏のイベント以後は手足が生えた「後期型」が登場。
オーラをまとっていない点で無印タイプに見えるが、実際は耐久以外でフラグシップを上回る能力を持つ。
特に回避がかなり高く、命中が下がる連合艦隊では、戦艦空母が束でかかっても駆逐艦1隻を落とせないなんて事態もあり得る。
夜戦まで生き残るとハ級・ニ級はカットイン攻撃を行い、大破させてくる。
たかが駆逐艦、されど駆逐艦。
なお、最近の海域では無印以外の上位版はほとんど後期型ばかりであり、無印のエリート・フラグシップが出てくる機会は少ない。
そして艦これ2期に突入と共に既存海域の大幅リニューアルと同時に第2海域からいた無印のエリート・フラグシップ種が全て後期型に変わってしまったために、プラウザ版の通常海域での無印のエリート・フラグシップ種は変更の無かった6-1にいるハ級eliteと二級elite以外は姿を消してしまった。
この置換は司令部レベルが高い場合に多く行われる傾向が強く、レベルは低い場合は旧戦力とさして変わらないこともある。
それでも通常個体のelite種以上は出ないけど


さらにさらに、2015年夏イベントでは後期型eliteまで登場。リ級(重巡)flagshipに匹敵する火力とチ級(雷巡)eliteに匹敵する雷装を持つ。お前のような駆逐艦がいるか。
またより回避するようになり、取りこぼした場合の閉幕雷撃も痛いのにも関わらず、後期型無印から装備が変更されており主砲2門とソナーを装備している為夜戦になると連撃を行ってくるように。そのせいで取りこぼし時の強烈な雷撃と夜戦攻撃を受ける羽目になった。


通常海域での後期型は長らくノーマルのみしか登場しなかったが、2020年9月実装の7-3でロ級のみとはいえ遂に後期型eliteが登場し、常設登場することとなった。


駆逐ハ級・ニ級の後期型eliteは先制対潜を行うようになっている。
とはいえ、イベント後半海域で潜水艦を運用する事は稀な上、支援艦隊や、基地航空隊を使える海域ではそれでも対潜攻撃前に対処できる。


2017年夏イベントでは、イロハ級の久々の新型として、駆逐ナ級が出現。丸い体で、無印版はまぶたが垂れ下がり気味だが後期型になると見開く。
これまでの敵一般駆逐艦とは一線を画した能力を持ち、巡洋艦以上にも匹敵する耐久・火力・雷装・装甲を持つ。
後期型flagshipに至っては、ネ級elite並みの火力、チ級flagship並みの雷装、ツ級elite並みの耐久と装甲に、駆逐後期型相応の回避率という、とんでもない能力を誇る。
何が酷いかというと、E7甲でゲージ破壊圏内に入るとボスの第2艦隊の6隻中4隻がこいつで埋められ、更に第1艦隊側にもしれっと2隻紛れ込んでいる点であり、ボスの随伴をほぼリ級flagshipクラスが埋め尽くしているということである。


それからナ級にお株を奪われ続けていたが、2019年冬イベントにて駆逐二級改、駆逐二級改後期型が登場。ついに二級が覚醒した。
二級改はノーマルだけだが、二級改後期型はflagshipまで登場、これが二級初のflagship実装となった。
全体的なステータスはナ級に劣るが、問題は装備しているのが(高角砲/魚雷/電探)であるということ。
夜戦CIの発動率が高いのは勿論、高角砲を装備しているせいで陸攻部隊や攻撃機がバンバン落とされる可能性がある。
気づいたら熟練度が消えていた、なんてこともあるため、ツ級に並ぶ空母たちの新たな天敵となっている。
後地味に射程が中になっているのでいきなり攻撃してきたことに驚いた人もちらほら。


2020年梅雨/夏イベントではナ級の更なる上位種であるナ級後期型が登場。なぜ改ではないのか聞いてはいけない
ぱっと見では耐久含めてナ級後期型と見分けがつかないが射程が中になり、装備が(高角砲/高角砲/甲標的/電探)とかなり変わっており艦載機をバンバン落とすようになったが、それ以上に厄介なのは先制雷撃を習得していること
量産型駆逐艦でありながら非常に高い雷装値から先制雷撃を放つその姿は非常に強烈なインパクトを残すこととなった。
そして先制雷撃を仮に耐えたとしても電探を積んでいるせいで砲撃戦で狙われたらほぼ被弾は免れない。
ますます先制雷撃を打てない雷巡チ級が不憫で仕方ない
一番厄介なのはこれだけ1体だけでも面倒な能力を持ちながらも初登場イベントでボスの前衛艦隊にelite種が最大4体、flagship種が最大3体現れる事
そのおかげで基地航空隊の攻撃が全く刺さらず、支援砲撃も駆逐離れした装甲と耐久でギリギリ耐えられ、命中率が高い先制雷撃や砲撃によって夜戦フィニッシャーはおろか戦艦や空母まで潰され、阿鼻叫喚する提督が大量発生した。
「お前のような駆逐艦がいるか!」と叫びたくなるのも無理もないだろう。


2021年秋イベントではナ級Ⅱe(量産型)が登場。ナ級バリエーション多すぎ問題
見た目と耐久はナ級後期型やナ級後期型Ⅱと変わらず、装備が3スロに戻り(高角砲/高角砲/甲標的)となっている。
後期型Ⅱと比べて電探が消えた分対空がツ級より下がったが、高角砲の装備補正によって命中が高いのは相変わらず、当たり前のように先制雷撃も習得済み。
総合的に後期型と後期型Ⅱの中間に位置する強さだが、Ⅱe(量産型)は後期型Ⅱと違いノーマル種までいるので丁丙でも油断できない可能性がある。
2023年早春イベントでは遂にお仕置きマスやギミックマス以外での道中マスにナ級Ⅱシリーズが登場してしまった。しかも序盤の海域で
一番酷い場合では前座ボスのゲージ破壊可能ラインに入った時に必ず通る道中に単縦陣で4体ナ級Ⅱ量産型が居座っているという事。
一度鳴りを潜めたナ級が道中で自重しなくなるとどうなるかは想像につくはず。
実はナ級Ⅱシリーズのflagship種は2022年春・梅雨イベントの坊ノ岬を最後に一切登場していない。
現状elite種でも十分凶悪なのでこのままでもいいと思う反面、いつ復活するか分からないナ級Ⅱflagshipに怯える日々を過ごすことになるだろう。


なお、氷上の観艦式にも駆逐イ級後期型が出演しているのだが、演じているのがジュニアスケーター(海防艦と兼役)であるために原作のイ級とは似ても似つかないくらいに可愛らしいものになっていた。
おかげでフィギュアスケート観賞から艦これに入った新人提督がプラウザ版イ級を見てコレジャナイ、キモイと絶望したとか
また公式四コマ漫画の「吹雪、がんばります!」の日振型回では、吹雪たちを驚かせようとして海防艦たちがこの姿になっていた。
イ級後期型というよりPT小鬼群に見えるのは多分気のせい
また、第三次瑞雲祭りの一部公演ではタニベユミ氏がこの姿で登場して「渚を超えて」を熱唱した。
こちらはフードを目深に被って顔がよくわからないようになっていたけど夕雲型のスカートが見えてたので誰かはバレバレ




軽巡洋艦

実装されている艦:ホ級(flagship)、ヘ級(flagship/改flagship)、ト級(flagship)、ツ級(flagship)


人間に近い部位を持ってはいるが、まだまだ人外感の漂う深海棲艦。
最も人に近い形状をしているのは2014年9月12日のアップデートで追加されたツ級ぐらいのもの。
ツ級は限りなく人型に近い容姿であり、両腕にはめた大型のグローブに砲台と魚雷を備えている。服装は黒い布を巻いている。
アーケード版では至近弾を受けると恭しくお辞儀をし、後述の対空迎撃を行う際はその剛腕を大きく振り下ろす等演出が目立つ(雑魚敵では初のカットイン持でもある)。
ツ級以外は後述の艦種と違って女性的な要素がほぼ皆無に近く、見方によっては男性的な印象を受ける。


駆逐艦から一回り性能が向上している。
最序盤の1-1からボス旗艦を務めるが、初めて遭遇する時点ではこちらも駆逐艦が殆どなので手ごわい。
近代化改修を行わない限り、有効な手立ては雷撃か夜戦ぐらいのものであろう。
だが熟練提督にとってはぶっちゃけ雷撃と対潜以外怖くないザコ扱い。


だがEO海域3-5のボス旗艦を務めるツ級は別で、無印の時点で全ステータスが既存の軽巡フラグシップを抑えてまさかのトップ。
対空性能が非常に高く、制空権が甘いとかなりの数の艦載機をさらっと撃墜してくる。対空迎撃に補正のかかる輪形陣だとその危険性は大いに増し、人によってはツ級が出る場合は単縦陣の方が楽と言うことも。
下手をすると艦爆艦攻や水上爆撃機のスロットを全滅させられ、空母が置物になったり航空戦艦・航空巡洋艦の弾着観測射撃が不可能になったりする。
特に熟練度実装以降、攻撃機の全滅によって熟練度のリセットを引き起こすことになり、ツ級が多く発生する海域では悩みの種となる。
この対空の高さは、艤装の見た目と合わせて米軍の防空巡洋艦アトランタ級がモチーフだからではないかという説が有力。
それ以外のステータスも無印の時点で重巡エリートクラスかそれ以上のステータスを誇るため、将来フラグシップ化した時にどこまでインフレが加速するのかひっそりと懸念されている。
艦これ2期では南方海域から本格的にツ級が登場するようになった。
熟練度はがしの脅威は相変わらずだが夜戦マップの5-3で道中で必ず通る夜戦マスでも出現するようになったのが厄介。
夜戦連撃の恐ろしさに加え回避率も高いので、せっかく狙ったのにカスダメで済まされてそのままカウンター大破されることもしばしば。
そのため後述の重巡ネ級共々5-3の新たな事故要員として立ちふさがることとなった。
また、かつて癒しといわれたサーモン海域(5-4)でも大量に配置されていることから5-4の難易度を上げる要因の一員となっている。


そして2019年春イベントにて遂に実装が恐れられていた軽巡ツ級flagshipが登場。ト級でさえまだなのに
装備と防空の厄介さはノーマルやeliteとほとんど同じだが問題はそのステータス。
耐久130(ル級改と同値)火力122(レ級eliteより8低い)、雷装98、対空108、装甲108(ル級改やレ級より2低い)、ととんでもないステータスを誇る。
特に素の耐久と火力と装甲は他のイロハ級の戦艦とタメを張れるレベルである。
そして夜戦連撃の火力の高さは重巡ネ級flagshipより上
お前のような軽巡がいるか!


2019年秋イベントでは軽巡へ級に改flagship形態が登場。ト級でさえ(ry
軽巡へ級flagshipと比べて耐久が弱個体で115、強個体で150に上昇などと更にステータスが上昇し、偵察機が主砲に変更となり夜戦連撃をしてくるように。
軽巡ツ級flagshipには劣るがそれでも中々のしぶとさを持ち、道中に出たり連合艦隊野第2艦隊の旗艦にいたりと厄介な敵となり、18冬イベントや18初秋イベントのような場違いな弱い軽巡だとは言えなくなった。
後に実装されたEO海域である7-5マップでは第3ゲージ出現ギミックマスにイ級後期型2体を引き連れて登場した。


と、イベント海域の軽巡はツ級flagshipやへ級改flagshipでいいだろ、な空気が続いてきた中、2021年春イベントでト級に遂に念願(?)のflagship形態が実装。
耐久面などのステータスはツ級flagshipやへ級改flagshipに劣るが、ト級flagshipの一番の特徴は(高角砲/高角砲/対空電探/偵察機)という防空一芸特化性能であるという事
オマケに雑魚敵では砲台小鬼以来の対空カットインをしてくる敵であり、撃墜数はツ級flagshipやナ級後期型Ⅱflagshipより上
そのせいで一度ト級flagshipに狙われると状況次第では加賀改の46スロットすら枯らされる可能性のある、影の薄い雑魚から一転、空母機動部隊の最大の天敵と言える厄介者と言える敵になってしまった。
しかも最終海域ではト級flagshipの装備を付けているト級eliteまで登場し*2、elite種でも油断できなくなった。
後に実装されたEO海域である7-5マップではトリプルゲージの1番目のボスに選ばれた。


敵軽巡フラグシップは全てソナー爆雷の対潜シナジー装備を持つだけでなく、回避率も高いので潜水艦の天敵。
やはり後半海域での出現頻度は高く、序盤で潜水艦隊を門前払いするかの如く配置されることが多い。
ツ級は最新鋭だけあって無印の時点からソナーを標準装備している。eliteになると、対潜補性が最も低い単縦陣を取っていて尚且つ大破していてもこちらの潜水艦をワンパン大破させてくる。そしてflagshipになると遂に先制対潜攻撃を習得、そして潜水艦はおろか戦艦すらも昼戦でワンパンしてくる可能性がある。コイツやっぱりおかしいよ




重雷装巡洋艦

実装されている艦:チ級(flagship)


軽巡ヘ級の進化系とも言える外観で、より人間に近くなった深海棲艦。
女性の胸のような膨らみが確認でき、これ以降の艦種は大半が女性的な姿を取るようになる。


甲標的に相当するものを装備していないため、重雷装という割にはフラグシップでも先制雷撃を全く行わない。
もしフラグシップ改が出たら実現するのだろうか
ただし雷装値が高いので、撃ち漏らしがあると雷撃戦やその後の夜戦で大変なことになる恐れがある。
特に怖いのが水雷戦隊のみでの出撃となる海域での出現で、昼戦で仕留めるには微妙に高い耐久と装甲でしぶとく生き残り、
雷撃でワンパン大破撤退を頻発させる恐怖の存在と化す。
このせいでマンスリー任務の一つである『「水上反撃部隊」突入せよ』では、道中に現れて大破撤退に追い込む壁の一体としてリ級共々恐れられている。
その一方で対潜装備を持たず、対潜ダメージに上方補正のかかる輪形陣や単横陣でもない限り潜水艦にとっては脅威は薄い。




重巡洋艦

実装されている艦:リ級(flagship/改flagship/Ⅱflagship)、ネ級(flagship//Ⅱ)


ほぼ人間に等しい外見と化した深海棲艦。


リ級は水着。
改フラグシップは青い残光と相まって某BRSっぽいと専らの評判である


軽巡洋艦から更に性能が向上し、重巡洋艦らしい火力と打たれ強さを誇り、駆逐艦や軽巡洋艦にとっては砲撃戦段階から脅威になりうる。
こちらの重巡洋艦と同じく夜戦での脅威度は非常に高く、flagship以降は無慈悲なカットイン攻撃で戦艦クラスであっても高確率で大破を誘発させてくる。
5-3やかつての2-5などの夜戦マスでは往々にして大破撤退の原因になりやすく、大いに苦しめられた提督は数知れず。
今では探照灯、照明弾を装備すればカットイン発生率を下げる事が可能だが、以前はそんなものなど無かったので夜戦マス+リ級は半ば運ゲーの様相を示していた。
下げられると言っても出る時は出るしワンパン大破は変わらないので、結局お祈りゲーなのは密に、密に。


長らくリ級一種だけだったが、2014年秋イベントにて新たにネ級が追加、eliteが第一海域のボス旗艦を務め、無印も後の海域で随伴艦として登場した。
服装(スカーフ等)や一部の艤装(脚部装甲等)が、熊野と鈴谷のものに似ている。
eliteの時点でリ級flagshipに匹敵する高い能力を持ち、カットインをバンバン飛ばしてくるため夜戦力も高い。
…が、登場する海域は連合艦隊マップで出撃する海域であることが多く、圧倒的な数の暴力に為す術なく沈められてしまう。不憫。
唯一通常艦隊で登場するのが4-5だが、ここも最精鋭の戦艦や空母が投入される海域なので、その脅威が発揮される事は少ない。
ただその後多くの海域が出る中でネ級も多く出現し、戦艦に準じるほどの火力と装甲に雷装まで合わせているため、こちらの編成次第では事故要因として恐れられることもしばしば。
艦これ2期からはネ級も通常海域でツ級共々南方海域から姿を現すようになる。
特に厄介なのが夜戦マップである5-3で必ず通る夜戦マスに登場してくること(ノーマルとeliteどちらも出現)。
ネ級がリ級flagship共々主砲魚雷カットインでこちらの艦隊を一撃大破させてくるため、道中事故要員の危険な一員となっている。


2017年夏イベントでは第二海域ボスとして重巡ネ級flagshipが登場。
航空巡洋艦のような存在なのか、ヌ級改が使うのと同じ鳥型艦攻で制空補助ができるが、
装備が魚雷ではなくソナーになり、夜戦でもカットインせず連撃。
耐久が220と下手な姫級だが、このイベントでは他の海域では一切登場せず。
2017年秋イベントでは随伴でも登場し、高い耐久と制空値の増加で地味に難敵となっている。
だがそれ以降の出番は2019年春イベント、2023年早春イベントの2回だけとかなりマイナーな敵になってしまった。
フラネ「毎回イベントに出ているネ級改が憎い」


2019年秋イベントでは第3海域と第4海域の第1ゲージのボスとして重巡ネ級改が登場。
見た目が若干変わっており装備も主砲2魚雷1偵察機1に戻ったが、一番強い個体で耐久が390、装甲が255と意味不明なレベルで大幅強化されており、総合的にあの通常の重巡棲姫よりも硬い
火力や雷装も100を超え、装備の命中補正で命中率が+30と一度攻撃を許すと避ける事も難しい。
その上難易度によってステータスが異なるというイロハ級にとって前代未聞の扱いを受けることに。
第4海域では乙作戦最終形態と甲作戦で第2ゲージボスの随伴としても登場し、最終海域にいたっては第2ゲージボス前マスで全難易度共通で2体に分身し、第2ゲージボスの随伴に丙作戦最終形態と乙作戦以上でまたしても2体に分身するという、ボスへの行く手を阻むダイソンとして猛威を振るい提督達を苦しめることとなった。
お前の様な雑魚敵がいるか!


2020年梅雨/夏イベントの後段作戦からは乙作戦以下で出る重巡ネ級改 夏modeと甲作戦限定で出る重巡ネ級改II 夏modeが登場。
遂にイロハ級で初めての水着グラを得た。
重巡ネ級改夏modeは偵察機を下ろしたことにより昼連撃ができなくなったが、代わりに水上対空両立電探を載せているせいでただでさえ高かった命中が更に上昇し、こちらの攻撃機や陸攻をバンバン落とすように。
重巡ネ級改II 夏modeは耐久が470に上昇し、夏modeから更に魚雷を下ろした代わりに甲標的とを積んでソ級flagshipより高威力の先制雷撃を撃ってくるように。
夜戦では連撃タイプになっており、地味にネ級flagship以来である。
ネ級改II 夏modeの装甲はネ級改の強個体よりは劣るがそれでも244と高いのでダイソンとしても相変わらず厄介である。
胸部装甲は薄いのに
翌年の2021年夏イベでは夏ネ級改シリーズが更に暴走。
最終海域ではなんと2か所で最短ルートでボスへ行くには避けて通れない場所にいる。
特に悪名高いのは2ゲージ目のボス前の道中マス。最終形態時にはなんと丁で1体、丙作戦以上で2体単縦陣で居座っている
しかも攻略の主流は機動部隊であるのでどうしても特に第2艦隊に甚大な被害が出てしまう。
特に甲作戦では防ぎようのない先制雷撃と閉幕雷撃、非常に避け辛い高火力砲撃、と2体のネ級改Ⅱだけで戦線崩壊させられることも少なくない
もう一つは3、4ゲージ目へ行く途中の夜戦マスなのだが警戒陣固定且つ最大丁で2体、丙作戦以上で3体ネ級改がおり随伴にPT小鬼群2体引き連れている
2ゲージ目の時よりかは少しマシだがそれでも事故率は高い。
結果としてレ級eliteやナ級後期型Ⅱや潜水新棲姫すら霞む害悪キャラとしてヘイトを集める事となってしまった。


2021年春イベントでは重巡リ級flagshipが登場。
ステータスはflagshipと改flagshipの中間程で主砲2魚雷1偵察機1と従来のものと装備の種類は変わらない。
だが問題は装備補正による命中の高さであり、なんと命中の高さはあのネ級改を上回る
主砲もネ級改が装備している主砲と同じせいで攻撃も100を超えるため一度狙われると無傷で済む方が珍しい。
そのおかげで大和型ですら昼砲撃で中大破させられるため、正にやられる前にやるを体現した敵となった。
案の定、後段作戦、拡張作戦では道中至る所に配置されており、中大破量産マシンとして猛威を奮った。




軽空母

実装されている艦:ヌ級(flagship/改flagship/Ⅱflagship)


人型だった重巡から一転、バケモノのようなでかい頭部が特徴の深海棲艦。
後述のヲ級が被っているアレに似ているため、未成熟体ともとれる。


性能面でもヲ級の下位互換と言える立場であり、オリョクルに勤しむ提督からは軽空母撃沈に関連した任務達成のためのカモに見られることが多い。
軽空母なのにフラグシップからでないと対潜攻撃を行えないのも痛い所。
とはいえ、初めて遭遇する頃はまだこちらにまともな航空戦力がいるかも怪しい時期である。開幕航空戦で手痛い先制パンチを食らった経験がある提督もいるのではないだろうか。
実は変わった特徴があり、ヌ級の中だと制空力ではeliteの方が一番高い。
その代わり火力面だとflagshipが一番高く、クリティカルが出ればこちらの戦艦すら中大破させてくる。先に中破で無力化させない限りその脅威が衰える事はない。
ちなみに夜戦でも大破していなければ攻撃してくるが、さすがに昼間ほどは当ててこない。


2014年夏のイベント海域では、序盤からヌ級flagshipが大破撤退を引き起こしまくるというまさかの伏兵ぶりを発揮。


第1期のヌ級flagshipは通常海域ではEO海域以外だと中部海域にしかいないというある意味レアな存在だった。
しかし第2期になってからはEO海域以外でも南西諸島海域の2-4からヌ級flagshipが登場するようになり、ヌ級flagshipの出番が大幅に増えている。


2017年春イベント海域では改flagshipと改eliteが登場。他の改flagshipと違い、右目に当たる部分が黄色に輝いており、通常のflagshipとの見分けがつきにくい。
flagship級でもたかがしれていたヌ級なので大したことないだろうと高をくくっていた提督が多かったが、新型の攻撃機を引き連れて特異な能力を多数取得。
単独の制空値驚きの100オーバーという脅威の数字を叩き出し、対潜値も高く、軽空母なのに先制対潜まで行うというオーバースペック化。
砲撃戦でもたこ焼き版ヲ級改並みのダメージを叩き出す上に、射程超長で真っ先に攻撃する。
唯一の救いは、航空戦での攻撃力だけは非常に低いことか。
イベント海域内ではツ級eliteを引き連れている事が多いことも合わさり、カモから一転して脅威の存在となった。
なお先制対潜は中破していても艦載機を全部落とされても行う。頑張って爆雷を投げつけているヌ級を想像するとなんかシュール。


2017年秋イベントではelite以上と改elite以上の個体が空母ヲ級flagshipなどが装備していることもある新型艦載機(通称たこ焼き)を搭載するようになり、特にヌ級改の欠点であった航空戦の貧弱さをついに克服し、どの攻撃面でも油断できないようになった。
そして艦これ2期では5-4でのボスの随伴に赤たこ焼き装備のヌ級flagshipが登場し、たこ焼き持ちのヌ級が遂に通常海域に登場してしまった。
さらに通常海域初のダブルゲージ搭載の7-2では2本目のゲージのボスである空母ヲ級改flagshipの随伴にタコヤキヌ級が出るが、そのヌ級がランダムで改flagshipとなる
これによりタコヤキヌ級だけではなくヌ級改もついに通常海域へと足を踏み入れてしまったのである。


2018年冬イベントではelite以上と改elite以上の個体が黒い新型艦載機を搭載し、ヌ級改系統に至っては鳥型艦攻を外してまで全て黒タコヤキに変更となり更に強化された。
おまけに対潜哨戒海域以外ではこれでもかというくらい強化されたヌ級が大量に配置されていることから、ヌ級に更なるヘイトが沸いた提督が後をたたなかった。


上記の事もあってかイベントにおけるヌ級はヲ級以上の脅威となってしまった。
お前のような軽空母がいるか!


2022年春/梅雨イベントではヌ級Ⅱシリーズが登場。
ヌ級Ⅱはヌ級改をそのままステータス上昇したものであり、特にⅡflagshipは耐久133もある難敵である。
一方のⅡeliteは弱個体、中個体、強個体の3パターンがあるバリエーション豊富なやつである。


2023年早春イベントでヌ級が再び注目されることとなる。勿論悪い意味で
それは新実装された航空支援付き潜水艦マス(通称:潜水空襲マス)にある。
編成は潜水艦とヌ級(改またはⅡの場合あり)の混合編成だが、ヌ級は後ろにおり最初から耐久が0以下となって倒されることはない(通称:無敵ヌ級)。
潜水空襲マスは潜水マスと空襲マスを足しただけのマスと思いがちだが実は違う。
なんと後方にいるヌ級が航空戦だけでなく砲撃戦にも参加してくるのだ。勿論こちらに戦艦がいるとしっかり2巡する。
中破にしようも前述通り、潜水空襲マスのヌ級は絶対に倒せないので対策はヌ級の艦載機を枯らすか気合で避けることを祈ることのみヌ級「一方に殴られる恐怖を味合わせてやろうか!」
特に悪名高さが際立ったのが2023年早春イベントの第2海域のMマス。
連合艦隊ルートの1マス目に存在しているうえに、強編成がヨ級flagship3体とカ級elite1体と後方ヌ級Ⅱflagship2体
ヨ級の雷撃もそこそこ怖いのに下手な姫クラスよりも火力の高い2体のヌ級が単横陣だろうと大和型をワンパン大破させてくるという理不尽マス。
一マス目なので大破撤退した時の疲労度の溜まり具合は言わずもがな。
1ゲージ目で使えた警戒陣でやり過ごす方法も連合艦隊では使えないのであの時よりも事故率は高い。
難易度を落としても乙や丙でも最終形態で後方ヌ級が2体固定なのも悪いイメージが付く要因にもなっている。
しかも似たような害悪マスとして過去にレーダー射撃マスがあったが、あちらはルート逸れの先にしかなく電探複数人装備で回避できたが、潜水空襲マスは大抵回避不能な位置に置かれているものがほとんど。
しかも後段海域では潜水新棲姫旗艦の潜水空襲マスが存在し、E5からは当然のように回避不能な位置に置かれている
その結果、道中ナ級Ⅱ量産型&ネ級改と並んで更に嫌われる事となったのは言うまでもない。


アニメではW島攻略を妨害する為にノーマルが2隻出現。最終的に2隻共撃沈されたが、その艦載機の生き残りが如月に特攻、道連れにした。
ある意味これまでの汚名(?)を返上する形となった。後者に関してはむしろ提督達の恨みを買う事になったのは言うまでもない
如月を轟沈させたという意味では、劇場版の発端となった深海棲艦とも言える。
しかし、皮肉にもこいつが如月を沈めたのがきっかけとなり、おかげで劇場版で吹雪は深海如月の援護を受けて深海吹雪の元へ辿り着く事ができたため、ある意味吹雪達の命の恩人という嫌な立ち位置にいたりする…




戦艦

実装されている艦:ル級(flagship/改flagship)、タ級(flagship)、レ級(elite)


極めて人間の姿に近くなっている深海棲艦。
ここから外観に明確な違いが出るようになり、ル級は黒の長髪に黒を基調とした正装チックな服、タ級は銀髪セーラー服に下半身は下着だけというエロティックな服装、レ級は黒いコートとアフガンストールを着用した少女、と個性が大きく異なる。


火力・装甲・耐久どれを取ってもトップクラスであり、エリート以上ともなればこちらの艦娘を容易にワンパン大破させる恐ろしい存在である。
ル級はほぼ全ての海域で出現する可能性があり、どこに行っても常に提督らを怯えさせる深海棲艦のエース。改flagshipともなると耐久3ケタに大和型もワンパン可能な火力を備える。
タ級は火力が若干低い代わりに装甲が高めなのだが、ル級に比べると出現頻度がそこまで多くない。flagshipはル級の上位種扱いなのか結構出てくるがelite以下は影が薄い。どっちみち火力の高さは十分脅威である。


タ級は第1期ではEO海域である2-5でボスを務めていた。
しかし第2期では2-5MAP選択時のシルエットとゲージシルエットはどう見てもタ級なのに、この海域に出てくる敵戦艦はル級しかいない(ボス到達時の敵エフェクトもル級)、という摩訶不思議な現象が見られる事に。
この現象のせいでタ級がネタにされてしまう事も起きてしまった。
ああ、かつて2-5にいたタ級よ、一体どこへ・・・


そして、レ級は2021年5月現在唯一のflagship種未実装だが戦艦であるにも関わらず航空戦、雷撃、対潜攻撃(エリートは先制雷撃も)全てを実行可能、しかも全ステータス激高という何かを超越した強さを誇る。
あまりにもデタラメすぎてここでは到底語れないため、その恐るべき詳細は個別項目を参照




正規空母

実装されている艦:ヲ級(flagship/改flagship/改Ⅱflagship)


重巡洋艦・戦艦と同じく人間に極めて近い姿で、美しい顔立ちをした深海棲艦。
明確に人間のような体を得、黒い杖を持っている。
深海棲艦の中では一、二を争う人気を誇り、敵ながら提督達からの支持も厚い。


軽母ヌ級よりも更に性能が高く、初めて会う頃にはこちらの航空戦力がろくに整っていなことも多く、戦艦ル級と並んで序盤最大の脅威を放つ。
ランクが上がるほど制空力・攻撃力が順当に強化されていき、改flagshipにもなるとflagship以前と異なる青い艦載機を搭載してくるので烈風などの高性能な艦戦機が無ければ制空を取れず、戦艦でも当たり前のように中大破させてくる。
また改flagshipは下手な姫級並みの耐久があり、昼戦では戦艦などでないと撃破は難しい。
更に、flagship以降は夜戦にも参加する。まあ、夜戦では火力が低いのでほぼダメージを貰わないのだが。


2014年夏のイベント海域では、通称たこ焼き艦載機と呼ばれる謎の新型艦載機を搭載したflagshipが登場。
こいつが改flagship限定の青艦載機を超えるスペックを持っており、耐久を除けば改flagshipをも超えうる圧倒的な性能で提督達を戦慄させた。


2015年夏イベントでは、この新型艦載機が赤いオーラをまといさらに強化された個体も登場。
同時に、改flagshipまでもがたこ焼きを飛ばしてくるようになった。


2016年秋イベントや2017年冬イベントでは量産型であることをいい事に道中やボスマスにヲ級改flagshipが大量発生するようになり、提督たちの心をへし折っていった。


しかし2017年春イベントから下位種ポジションであったヌ級が着々と強化を始め、ヲ級は性能も艦載機もそのままであることから攻撃面・制空値ではついにヌ級より弱くなってしまった。
それによっては今となってはイベントにおけるヲ級はあちらこちらで嫌程見るヌ級と違って1海域に1~2回程度見る程まで減ってしまったが、ヌ級以上のタフさは健在であるので油断できない敵であるのは変わりない。
それとともにイベント海域でボス旗艦として出てくることも減っていったのだが、20年夏イベントにおいて第2海域の第2ゲージのボス旗艦として久々に登場。ただし丙以上では随伴に鎮座していた戦艦水鬼改の方が実質ボスともいわれていた。
以後は再びぽつぽつとボス旗艦で顔を出すケースがあり、一時期ほどの存在感の薄さは無くなっている。


艦これ2期ではEO海域以外だと中部海域にしかいなかったたこ焼き持ちのヲ級が南方海域から登場するようになった。
その上5-4の道中の上ルートでは赤たこ焼き持ちのヲ級も登場。
ツ級やネ級と共に南方海域の難易度上昇の一員を担うこととなった。


またイベント海域の2期では旗艦として出てくる場合、非常に強い随伴を引き付けれているケースがあるのが厄介。
特に21年夏イベントでは甲の場合、随伴に先制雷撃持ちのネ級改IIが2隻いるというとんでもない編成で第2ゲージのボス前に陣取り、提督の心をへし折っていった。
乙以下では先制雷撃を持たないネ級改にランクダウンはするものの、丁で1隻、丙・乙では2隻が確定で随伴するのはそのままなのでやはり厄介であった。


今までヌ級の影に隠れていたヲ級だが、2022年夏/初秋イベントで念願の新個体である改Ⅱflagshipが登場。
耐久500、5スロット化、黒アメ艦載機搭載、鳥型艦攻搭載による射程の超長化、夜間整備員による夜襲習得、と比べ物にならない程強化されている。
もうヌ級の劣化とは言わせない


『水雷戦隊クロニクル』では南西諸島(恐らく1-4)で出没した個体が、撃沈の危機に瀕したからかEliteに突然変異するという異常事態が発生。
おまけに艦載機が尽きても天龍とインファイトで決着をつけるというアグレッシブな一面を見せた。
同作では艦載機を被り物らしきものから文字通り吐き出して増援を送り込んでいた。




攻撃貨物輸送艦(補給艦・輸送艦)

実装されている艦:ワ級(flagship/Ⅱflagship)


艦娘側に当初は設定のなかった輸送型の深海棲艦。
パッと見は駆逐艦と大して変わらないように見えるが、実はしっかりと人間に近い肉体を持つ。
エリート以上でないと砲撃戦で全身図が見えないため、実際に目撃して驚いた人もいるのでは?


ノーマルのものは珍しく、攻撃能力を全く持たない非武装艦。
よく一部の任務で撃沈しろと指定される艦でもあり、南西諸島海域では難易度の低さ、周回のしやすさから様々な艦にボコボコにされ、南方海域の癒しこと5-4では戦果稼ぎとレベリングで大量周回されるついでに狩られる。
イベントに出てきたらそのマスが「今回のろ号消化ポイント」扱いされる。非情である。
しかし、elite以上になると砲撃も行い始め、flagshipのそれは甘く見ると小型艦を昼戦で、大型艦すらも夜戦カットインで中大破させてきたりすることがある。
輸送艦とはなんだったのか…


艦これ2期になってからはワ級のいるマスへ確定で行ける海域が大幅に増加し、ろ号の消化も格段にやりやすくなった。
特に2-2や4-2、5-3がターゲットにされる事が多く、
2-2はボーキ回収目的で、4-2は東方ウィークリー任務との兼任で、
そして5-3は駆逐艦、軽巡級、重巡級育成ついでに狩られている。
特に5-3のワ級マスは演習に見劣りしない莫大な経験値を得られるため、
2期の新たなレベリングスポットとして脚光を浴びつつある。


また、ステータスを見れば耐久が高いだけの的同然ではあるのだが、徹甲弾補正が乗らない上にflagshipになると耐久だけは戦艦を余裕で超えてくるので弾避けとして地味に邪魔になることも。


2021年春イベントでワ級の新たな形態であるワ級のeliteとflagshipが登場。
耐久が480に大幅上昇し、装備の種類もト級flagshipと同じものを装備。
このせいで制空を取られると弾着観測射撃してくるわ、こちらの航空攻撃も無力化してくるわと、ますます補給艦にあるまじき性能になってしまった。


設定上は揚陸船にもなっているらしく、
こいつのいる艦隊は艦隊名が上陸部隊などの名前になっていたり、北端上陸姫の立ち絵では近接戦用か刀を持っている。



劇場版ではこいつの中からとんでもないものが現れた。




潜水艦

実装されている艦:カ級、ヨ級、ソ級(すべてflagship)


長い髪をした不気味な風貌の深海棲艦。ぶっちゃけ貞子。
しかしヨ級、ソ級はよく見ると立派な胸部装甲をお持ちである。
アーケード版でイ級のような魚?を連れたタイプが確認されており、これが甲標的の役目を果たしている模様。


こちら側の潜水艦と同じく、駆逐や軽巡、軽空母などの対潜攻撃のみ受け付ける。
また耐久・装甲ともにこちらの潜水艦より高く、仕様上艦娘固有ステの対潜は、対潜装備がないと威力が低いためエリート以上はソナー・爆雷がないと厳しいものがある。
フラグシップは対潜シナジー&単横陣でようやく沈められるという程度で、装備無しだとカスダメしか与えられない。
エリート以上は先制雷撃を行う…のだが、出現時は雷撃の命中率が極めて悪い梯形陣・単横陣を組むことが多いため、大抵当たらない。
だがヨ級flagship・ソ級elite・ソ級flagshipは例外で、雷装値が異常に高いため(ほぼ雷巡なみ)か他の潜水艦に比べてよく当たる。
逆に単縦陣・複縦陣だと、命中率の高さも相まって大破撤退の原因になりやすい。


更なる厄介な点では、通常海域の後半はボス艦隊の中にしれっと1隻だけ混ざっている事があり、こうなると駆逐などの対潜攻撃可能な艦を一手に引き受けるデコイの役割を果たすようになってしまう。
それだけならまだしも、重要なダメージソースの航空巡洋艦や航空戦艦にまで水上爆撃機を搭載しているとやはり全部吸い寄せられてしまい、撃破が絶望的になる。
潜水艦がいると初めから分かっている場合、先制対潜艦を用意したり、せめて水上爆撃機を水上偵察機に交換するなどの対策はしておきたい。




通常種以外



イロハの名前以外がつけられた、特殊な深海棲艦。
強大な能力を持つ鬼・姫の分類のものは鬼・姫(艦隊これくしょん)の項目を参照。
ここではそれ以外の小型のものについて記述する。




浮遊要塞・護衛要塞


2013年春イベントより登場。
こちらはボス格というより随伴艦の類である。
丸っこいフォルムからか、だれが呼んだかたこ焼きというあだ名がついている。


申し訳程度に航空戦力を有し、砲撃戦や雷撃戦も行うが基本は旗艦を守るための肉壁である。とはいえ、小型艦や既に被弾している艦に追い討ちをかける程度の火力はあるので油断は禁物。
見た目のやや異なる3タイプが存在しており、微妙に装備が異なる。
なお、2013年に出現したものは対潜攻撃ができなかったが、2014年春以降は全て対潜攻撃ができるものに改良された。


近年のイベント海域では鬼畜駆逐艦の増殖に伴ってか滅多に見かけなくなった。


2014年9月には北方棲姫ともども通常海域(3-5)に初めて進出を果たしているが、現在はまともに出会えるのはここと4-5くらいになっている。


アーケード版では完全に泊地棲鬼(姫)の肉壁扱いでこっちが泊地棲鬼(姫)に攻撃する度にその時点で生存している浮遊要塞がブラウザ版とは違い中大破問わず庇いに来る。
酷いのは泊地棲鬼(姫)に魚雷が飛んできた時で、アーケード版の浮遊要塞は本来魚雷が無効なのに、この時だけ魚雷を喰らう。
上司を庇うために無理矢理水中に突っ込まされる浮遊要塞の姿には思わず同情した提督もいるとか。




魚雷艇

実装されている艦:PT小鬼群、Schnellboot小鬼群(elite)



2015年秋イベント海域で初登場した艦種。ボスではなく雑魚敵ポジション。
内部データ的には一応駆逐艦の分類に入るらしい。


キャッハハ…キャハハッキャッ……


PT小鬼群は哨戒魚雷艇(Patrol Torpedo boat)をモチーフとする極小の深海棲艦で、赤ん坊のような幼体が3体1組の群体となっている。
魚雷艇だけに命中した場合の耐久力は無きに等しいが、回避率が異常に高く、特に大型艦の主砲や魚雷攻撃がほぼ無効化されてしまう特性を持つ。有効なダメージを与えることができるのは、駆逐艦主砲か各種副砲による攻撃が特効、さもなくば攻撃回数の多い航空戦でのまぐれ当たりを期待する程度。
素の回避率も非常に高い上にこちらの艦を大破させるに十分な雷装値も備えており、随伴艦として出てくるとたいへん厄介な回避盾として機能する第二のダイソンである。
当たりさえすれば、当たりさえすれば一撃なのだが…。ちなみにカス当たりする事もある


姿形は全く変わらないが、数パターンステータスの違う個体が確認されている。
主に丙作戦で出現する最弱版ならば雷装こそ高いものの他のステは貧弱で駆逐艦でも十分倒せるのだが、問題は最強版。
雷装は装備込み138というレ級eliteに匹敵する高さ、装甲も39と駆逐後期型elite並みの数値になる。
装甲がためにようやく直撃したとしても、デフォルトで砲撃が有効な駆逐艦では倒しきれないことも多い。


イベント最終海域のボス戦では、丙難度で随伴艦として大量に登場するようになっており、
随伴艦を駆逐艦が占める甲作戦のほうが簡単と言われる逆転現象が起きている。


なお、イベント実装直後はバグによって駆逐艦の攻撃も効かず、イベント先行組を阿鼻叫喚の渦へと叩きこんだ。(通称:グンマーバグ)
後に修正されたが、このお詫びとしてイベント期間延長*3とイベント終了後のお詫び家具配布が発表された。
…ここで初めてイベント終了日*4が発表されたせいかイベント期間延長された事をスルーして「バグのお詫びが家具だけかよ」と文句を言う声が多いが。
しかもそのお詫び家具がPT小鬼群のマスコットが付いた掛け軸*5であり、
「お詫びじゃなく煽りなんじゃないかこれ」と言われてたり…。


2016年冬イベントにも登場したが、流石に駆逐艦を駆逐する魚雷艇と揶揄されるほど猛威を振るいすぎたからか、
回避率が大幅に低下しており、かなり当てやすくなった。
更に攻撃耐性も相当緩くなったようで、駆逐艦や副砲装備艦の砲撃が目に見えて有効になり、弾着観測射撃が直撃すれば副砲を装備していない艦や戦艦が搭載する大口径主砲でも十分倒せるようになった。
ただし大幅に下がったとは言っても回避は常識的な範囲で高めで、生き延びられると雷撃一発で致命傷を与えてくるのは変わらないので油断は禁物。


2017年夏イベントにおいて再登場し、更なる調整の結果再び回避率が大幅に上がり提督達を恐怖の底へ叩き落とした。
とはいえ検証によりPT小鬼群に対して熟練見張員や機銃による命中補正が判明したこと、これらの装備による補正は小口径主砲や副砲をセットで装備していると強化されるということも発覚していたこと、増設スロットに機銃が積めるようになったこともあり、全盛期ほどの大暴れはしなかった。命中重視の砲撃支援が普通に当たるようになったのも大きい。
しかし一方でそればかりに装備を割くと、他の艦に対しての戦闘能力が落ちることや、通常の水上艦などと一緒の艦隊で出現することもあり、頭を悩ませる存在に。
なお、前回の登場から約1年半経過していたことからPT小鬼群を全く知らない新規プレイヤーが増えていた為、初めて邂逅した提督達の間で悲鳴が上がり、納涼シーズンであったことと見た目と笑い声と凶悪な性能が相互作用を齎し大パニックに陥った提督も現れた模様。
ちなみに、今回はグレードが上がると青いオーラをまとい、最強版はさらにオーラが濃くなるため、見た目で強さが判断できるようになった。


と、PT小鬼群はイベント海域限定の敵であった。
しかし2020年9月に新規実装された通常海域の7‐3でまさかの道中でPT小鬼群登場。
遂に通常海域に解き放たれてしまったが特定の編成で回避可能なので人によっては見ないまま海域クリアしてしまう事も。


再登場した理由としては、新艦娘の1人である天霧がジョン・F・ケネディ元大統領の乗っていたPTボートを轢き潰して撃沈したことに由来するという説が濃厚。


アーケード版では集積地棲姫の付き添いとして登場、3体ともデザインが違う。上陸しても平気なようで、普通に地面を歩いたりできる。航空カットイン時のたこ焼き製造や魚雷乱射で集積地を援護するが、ゲージ破壊の際は彼女を置いて逃げていく
集積地棲姫「コノハクジョーモノ―!!!」


ハヤイ ヨ…


2023年夏イベント後半で新しい魚雷艇の深海棲艦であるSchnellboot(シュネルボート)小鬼群が登場。
やはりPT小鬼群同様に3人一組であり、砲撃ボイスも被弾ボイスも非常に音量が小さい。
弱個体ですら耐久が19と最強個体のPT小鬼群より高く、elite種になるとなんと耐久が39まで上昇する。
その上、PT小鬼群と同じ能力を持っているのだからかなり厄介な回避盾となる。
じゃあ航空攻撃で開幕潰せばよくね?と思うのだがこの小鬼群、なんと対空機銃を装備しているので思った以上に航空攻撃が刺さらない。
元ネタはドイツ海軍の高速魚雷艇・SボートことSchnellboot。
つまり実にグラーフ・ツェッペリン以来のドイツ海軍艦艇モチーフのキャラクターなのである。味方側とは言っていない。そんな殺生な




沿岸砲台

実装されている艦:砲台小鬼、トーチカ小鬼(elite)、対空小鬼(elite)



沿岸砲台とは2016年3月11日メンテにて実装された新たな艦種。現状唯一の陸上型の雑魚敵である。
ボス格である姫クラスにはトーチカ要塞棲姫がいるがここでは割愛。


陸上型では珍しく三式弾が通用せず、徹甲弾が通用するので、いつもの弾着観測装備の戦艦ならば苦労せずに倒せる。
だが初登場の6-4では、制空もろくに取れない上に大型艦の出撃が制限されている。軽巡や駆逐じゃ戦えねぇだろ!…と思われるかもしれないが、特攻を持つ兵装がある。


???「大発の出番なのであります!」


そう、大発系統の装備が効果を発揮するのだ。陸戦隊による破壊工作、ということだろうか。
6-4実装前のメンテで皐月改二とヴェールヌイに大発搭載可能になり大発搭載可能艦が増えていたため、前述二隻の他に霞・阿武隈あたりに乗せて出撃させると撃破が楽になる。
現在は大発装備可能な駆逐艦や軽巡が初実装時と比べてかなり多くなったので陸戦隊がどれだけ揃いつつ、改修を進めているかで対策難易度がガラリと変わる。



シャーッ!


砲台小鬼は6-4のボスマスで離島棲姫の護衛として登場した新陸上型深海棲艦。
後に7-5でトリプルゲージの2番目のボスを担当している。
通常の鬼ではなく、陸上型の少し強めの雑魚敵といった立ち位置。
モデルとなったのはウェーク島の沿岸防衛用の陸上砲台。子鬼扱いなのは史実で12.7cm砲と駆逐艦主砲クラスの小口径砲だったからであろう。


ゲームでは5インチ砲&4インチ砲+CICと小口径砲で攻撃してくるが、装甲や火力が戦艦ル級改クラス。
…とはいえ、厄介な連中ではあるがこいつらは所詮取り巻きである。ここに集積地棲姫が加わる。
その上通常マップのため離島棲姫を確実に撃破しないとゲージが減らないため、取り巻きに手こずっているとボスを撃破できず、せっかくの出撃が空振りとなってしまうのだ。
後のアップデートで6-4に基地航空隊を派遣することが出来るようになり、陸攻の爆撃で早々に片付ける事ができるようになった。


…が、こいつが真に脅威となるのは対空砲火を砲台小鬼が担当した時である。
並外れた防空能力で瞬く間に陸攻隊や攻撃機を撃墜し、折角つけた熟練度をものの見事に消し飛ばしていく様はまさに悪魔。
その点ではツ級並みの警戒度を要する。


2016年春イベントではPT小鬼群と徒党を組んでE2ボスマスに居座り、WGを所持していない提督達を阿鼻叫喚の地獄へ叩き込んだ。春イベントの前段作戦はE4まであるが、下手すりゃ前段で一番難しいのがE2という始末。
なにせWGを所持していないと延々と三式弾特効のある集積地棲姫を引き当てるのを祈りながらちびちびゲージを削るしか無いのである*6
余談だが、E3は輸送作戦故にわざわざボスを倒さずともクリアできる天国のようなマップなのでE2との相対的難易度の差に唖然とする提督も多かった。
ついでに、WGの主であるユーちゃんがE3でドロップするおい出すとこ間違ってるだろこれE2でWGなくて散々苦労した末にドロップするユーちゃんに脱力した提督も多かったかもしれない。
尤も、支援が出せるのでその分6-4に比べて難易度は相対的に下がっているという意味の分からない状況になっている上、
このイベントでの真の地獄は明らかな調整ミスで運営の悪意しか感じない後段作戦海域なのだが…


6-4での登場時のモチーフは、ウェーク島の6門の12.7㎝陸上砲と思われるが、
ハワイの中枢泊地での登場時でも、40センチ要塞砲に換装されたりすることはなくそのままだった。



2023年夏イベント後半でトーチカ小鬼と対空小鬼が新登場。
どちらも通常時とelite時で砲撃ボイスが変わるのが特徴。


シュウッ!

ヒャァッ!


トーチカ小鬼は砲台小鬼よりも対空は低いものの攻撃力が高く、ノーマルで135、eliteで165もある。
耐久はノーマルですら180と砲台より高くelite種になると280に上昇。
素の対空は低いものの機銃とレーダーを装備しているので搭載数が少ないと全滅する。中には機銃の代わりに阻塞気球を装備している個体も。
初登場時の期間限定海域では最終海域の丁作戦のみトーチカ要塞棲姫の代わりにコイツがボスとして登場している。


ヘヒャハッ!

タッタッタァッ!


対空小鬼は砲台小鬼よりも火力が低い分、防空能力が高いのが特徴。どれだけ高いのかというと防空巡棲姫とほぼ同じくらい
そのせいでコイツがボスマスにいる状態で空母機動部隊で挑むとボーキが恐ろしいくらい減り、弱点である陸攻攻撃が全て撃ち落されて通用しないことも。
耐久はノーマルでは88と低めだが、eliteになると188にまで上昇する。




深海忌雷


Z3の夏限定グラの中破時のみ現れる触手を持った謎生物。
Z3の足にからみついて水着を剥ごうとしている艦これは年齢制限あり、年齢制限ありです!
生みの親である島田フミカネ氏曰く「不発」で「児気反応」らしい。公式側がこういうネタぶっ込んで大丈夫なのか…?
マックスが触雷がきっかけで沈没することになったことから考えても、磁気反応機雷が深海化したものだろう。
敵ユニットとしては未登場で、今後ゲーム本編に登場するのかはきっと永遠の謎。*7
「謎のXmasカーペット」でZ3のペット扱いで登場しなかった事を惜しんだ提督もいるとかいないとか。同じく登場していないオスカー*8は怒ってもいい。




深海浮輪(仮称) / 浮輪さん


護衛棲水姫の腰についている、浮き輪の形をしたナニカ。「深海浮輪」は提督達からの通称で、公式側からは「浮輪さん」と呼ばれている。
ゲーム中では護衛棲水姫の立ち絵以外の登場はない…と思われていたが、実は潜水新棲姫も手足のないコイツによく似た浮輪を引き連れていたりする。


体は浮き輪らしく中心に穴の開いた円状だが、短い手足と、目はないが口だけがついている。
通常版の白い個体と、壊時の赤い個体他、水色の個体や黄色い個体が確認されている。黄色い個体は目らしきものが存在するが、これにより他の個体と比べてゆるキャラ度が増している。
キモかわいい見た目から二次創作で妙に人気になり、公式からも瑞雲祭りや氷祭りのグッズで採用されてたり、
あろうことか、「おねがい!鎮守府目安箱」第21話にて護衛棲水姫を差し置いて単独で登場している。
そして遂にはゲーム中でも瑞穂が水着modeでこいつを数体引き連れてきた。しかも身に付けている「特注の浮輪」*9とされてるのもドデカい浮輪さんである。
さらに、ガンビア・ベイよりも先にアーケードデビューを果たし「うみのいえ うき○亭」で限定イラストの艦娘交換を受け持ったりもしていた。
浮輪さんは味方なのか、それとも深海のスパイなのか、全ては謎に包まれている……



その他

名前はないが、港湾夏姫の周辺の何かや、潜水新棲姫の周辺の小さい鯨?など、
立ち絵では名称不明だが取り巻きにモブキャラがついていることがある。






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  • コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2017-09-08 21:16:26)
  • 深海磨鎖鬼を追加してくれた人には申し訳ないんだけど、鬼・姫(艦隊これくしょん)に既に記載されてるんだわ… -- 名無しさん (2019-12-19 18:29:22)
  • つまり艦娘とぬっぷぬぷの関係ということか。 -- 名無しさん (2022-09-01 15:55:18)
  • マヴラブのbetaレベルでヤバすぎる -- 名無しさん (2022-12-23 22:09:33)

#comment

*1 連合国側の艦娘の実装により、inch表記の装備も入手手段は限られるが実装された
*2 既存のelite種と比べてステータスやオーラの纏い方が違うので見分けは容易
*3 同イベントのトラック泊地サーバーのダウンによる期間延長とは別物。
*4 12月7日。当初の「約2週間」という期間から考えれば確かに数日延びている。
*5 御丁寧なことにマスコットをクリックするとキィキィと鳴く。
*6 E2ボス編成は旗艦が砲台小鬼のパターンと本命である集積地棲姫のパターンがあり、砲台が旗艦だった場合S勝利しても集積地棲姫パターンの数分の一しかゲージを削れない
*7 ちなみに観艦式でゲーム中に機雷システムを実装するのはどうかと、観客の提督に訪ねられたことがあったらしいが、ほぼ満場一致で否定されたとのこと
*8 ビスマルクの愛猫。Z1の限定グラでも登場しているので艦これ世界にも間違いなく存在しているが現状「謎のXmasカーペット」の対象外。
*9 瑞穂の水着modeは過去に公開された公式イラストの差分だが、この時は普通の浮輪だった。

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