登録日:2012/04/18 Web 21:16:22
更新日:2023/11/21 Tue 10:24:46NEW!
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マジンガーz 呪術 妖術 超能力 一騎当千 ワンマンアーミー チート 紳士 生身ユニット 不遇 子爵 矢田耕司 ドクター・ヘル軍団 マサイ族 ピグミー族 いろいろアウト 人物問題 黒人タブー 衝撃!z編では別物 スパロボでは鬼畜 奇怪人間←誤字に非ず ピグマン子爵 ピグマン 望月健一
ピグマン子爵とは『マジンガーZ』の登場キャラクター。
CV:矢田耕司
概要
ドクター・ヘル軍団の一人であり、あしゅら男爵とブロッケン伯爵に次ぐ三人目の幹部。
マサイ族のような大男の身体に、首の部分からはピグミー族のような小人の上半身が生えているという非常に奇妙な姿をした怪人。
今だと確実に問題になりそう(黒人タブー的な意味で)な姿である。
「ケケケケケケケ」という不気味な笑い声が特徴的で、大男の両腕に槍と楕円形の盾を持ち様々な妖術や超能力を駆使して戦う。
性格は他の幹部と違って、野性的かつ粗暴。ドクター・ヘルに対する忠誠心も低い。
化け物じみた戦闘力を持ち、火を吹いたり電撃を使ったり等々非常に多彩な攻撃方法を持つ。
故に専属の部下や機械獸などは持たず、その性格から専ら単独で行動する。
初登場は83話。
単身で光子力研究所に襲撃しその妖術で甲児達を追い詰め、87話ではついに光力研究所を占拠する事に成功する。
しかし、その忠誠心の低さからドクター・ヘルに反逆。
素早い動きと刺さった相手に電撃を見舞う投げ槍を用いてマジンガーZを翻弄、ジェットパイルダーに直接槍を投げ込んでダメージを与えるなどマジンガーZを追い詰めるも、
最終的には弓教授に動きのパターンを読まれ、森の梢と五重塔を使ったターゲッティングによるマジンパワー光子力ビームを受けて爆死した。
爆散したその首は五重塔のてっぺんに刺さり晒し首となった。
その最期については、お互いに反目しあっていたとはいえブロッケン伯爵から「あんなやつは死んだ方がいいんだ」などと評されていた*1。あんまりである。
登場時期は『マジンガーZ』最終盤直前で、夏の時節柄に合わせた怪談風エピソードという意味合いもあった。
そのインパクト抜群なキャラクターから当時の視聴者の多くにトラウマを与えた存在。
しかし、その知名度は『マジンガーZ』のキャラクターの中でもぶっちぎりで低い。
登場話数が僅か4話だけというのもあるが、最大の理由は前述の「人権的に問題がある見た目」。
それが原因でマジンガーZ関連のメディアミックスでは高確率で存在をなかった事にされたり、設定や容姿を大幅に変更されたりする。
スーパーロボット大戦シリーズでも原作のままの姿で登場した事は一切ない。
スパロボからマジンガーを知った人はその存在どころか名前すら知らない事も。
ある意味最も不遇だがそれも仕方ないのかも。
そのように何かと不遇なピグマン子爵ではあるが、マジンガーZとの最後の対決を描いた上記87話は、
冒頭の肝試しエピソードに絡む五重塔が勝利の鍵となったり、Dr.ヘルに反旗を翻しバリアで立て籠るピグマンvsDr.ヘル一味、
何とかして光子力研究所内部へ突入しようとする甲児など見所の多い名エピソード。
特にクライマックスのマジンガーZとピグマンとの一騎討ちは、人間サイズの敵に翻弄されるマジンガーZという珍しいシチュエーション。
ピグマンのあまりの素早さに、狙って放った攻撃は必ずかわされてしまう状況をいかに打ち破るかという緊迫感が効いており、普段の機械獣戦とは一味違った戦闘シーンを楽しめる。
機会があれば是非鑑賞して欲しい。
他メディアでのピグマン子爵
テレビマガジン連載分の一エピソードにのみ登場。
デートで遊園地に訪れた甲児とさやかをお化け屋敷に誘い込み、幻影で翻弄したが、甲児の一括により撃退され逃走する。
ブロッケン伯爵と異なりDr.ヘルとの最終決戦には同行せず、そのままフェードアウトしてしまった。
概ねTVシリーズと同様の扱いだが、Dr.ヘルの壮絶な半生に付き合ったり、さやかのメタな愚痴に同情したりと多少コミカルな一面も描かれている。
最期は光子力研究所における決戦で、自衛隊が隠し持っていた核弾頭で吹き飛ばされた。
「比丘魔(ピグマ)子爵」として登場。
ゴッドカイザー・ヘルにより人造生命体として製造された。
筋肉質な男性の首から下にスキンヘッドの女性の上半身がついた原典と同じスタイル。
女性部分は変形し、男性体の顔にもなる。変形後の顔はゴブリンっぽい。
複数本のちんこで人間女性に種付けし、兵士製造を行っていた。
マジンガーZを捕獲したが、脱出され母艦を破壊されまくったのちZに斬り殺された。
CV:望月健一
ドクター・ヘル五大軍団の一つを束ねる幹部の一人。
また灼熱の国最強の呪術師とも呼ばれる。
森羅万象を司る力を持ち、怪しい幻術・呪術を用いて戦う。
その力は単独で五大軍団の一角に匹敵し、故に部下や機械獣は持たず彼の軍団は彼たった一人で成り立っている。軍団って言えるのそれ?
設定だけだと原作まんまだが見た目や性格は大きく変更されており原型を留めていない。
黒スーツの黒人紳士のような姿になり、性格も礼儀正しく協力的。
あしゅら男爵を全力で助けたり気づかったり、ドクター・ヘルへの忠誠心も篤い。
時には味方側が発するような友情的な発言をしたり等、原作と違って正に紳士。
ちなみにその容姿の元ネタは『バイオレンスジャック』鉄の城編の登場人物、盲目の黒人空手戦士「ジム・マジンガ」。
名前から予想出来るようにマジンガーZの擬人化である。
しかしその姿はあくまで仮であり、本体は原作の醜い小人のような姿。追い詰められるとこの姿で逃げ出す。
こちらの元ネタは、同じく鉄の城編の登場人物である「殺し屋ピグミー」で、原作ではジム・マジンガの命を奪った間柄でもあったりする。
あしゅら男爵がピンチに陥った際に初登場、つばさの罠を目を潰して克服しあしゅらを救出。
その後も呪術を使い、つばさに剣鉄也の亡霊を見せて衰弱させたり、猛獣達を操ったり、自身を巨大化させたりして光子力研究所を襲撃したりと活躍。
最後はさやか達に迫るも暗黒寺警部に撃たれ、逃げようとしたところをブレードと名乗る謎(笑)の人物に斬り捨てられた。
あしゅらとブロッケンは当然のように復活したが、ピグマンは当然のように復活させてもらえなかったため未登場。
…とよく言われるが、実際にはOPでちゃんと出てきている。まぁ一瞬だし、一緒に暗黒大将軍だの七大将軍だの闇の帝王だのピグドロンだのギルギルガンだのドラゴノザウルスだのがいるんだから気付かなくても仕方ないというか、凄いメンツと一緒にいる気がする。
初登場は『第2次スーパーロボット大戦破界篇』。原作での姿を差し置き、真マジンガー基準でスパロボ初登場。
『第2次Z再世編』ではボスユニットも務める。もちろん「生身」で。
生身ユニット恒例のSSサイズにより「必中」がないと攻撃がかすりもしない超回避力を披露。おまけにボス御用達スキルの極み持ち。
精神コマンド縛りをする際の最大の壁となりうるだろう。
更に生身ユニットのくせにHP30000以上、装甲値2500近く、底力Lv8と打たれ強く、呪術を使った攻撃には行動不能の追加効果があったりとかなりの強敵。
どう考えてもあしゅらやブロッケンより圧倒的に強くドクター・ヘル軍団最強ユニットである。
『スーパーロボット大戦BX』ではユニットとしての登場はなく、ある事情であしゅらの裏切りを察知していたDr.ヘルの影武者として甲児に討たれる。不憫。
『スーパーロボット大戦V』でもやはりユニットとしての登場なし。勇者ブレード…もとい、剣鉄也にバッサリと切られて「死亡確認」された。
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*1 ちなみにあしゅら男爵が死亡した際には鉄仮面軍団と鉄十字軍団を挙げてあしゅらへの敬礼を行うなどブロッケンなりに悼む様子を見せていた。
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