宮尾時雨

ページ名:宮尾時雨

登録日:2022/04/09 Sat 23:49:49
更新日:2024/06/18 Tue 11:55:36NEW!
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マギアレコード マギレコ 後付け設定 陰キャ 承認欲求 鬼頭明里 足手まとい パチンコ 気弱 目隠れ 弱者 やられ役 残党 ボクっ娘 中学生 劣等感 裏切り者 魔法少女まどか☆マギカ 所要時間30分以上の項目 へそ へそ出し ヘソ出し おじいちゃんっ子 黒羽根 集結の百禍編 夢追いの少女たち しぐりん マギウスの翼 ネオマギウス 宮尾時雨 いじらしいハムスター 覚醒前夜 浅き夢の暁 ピュエラ・ヒストリア アニレコ




「また誰か来た・・・」
「無理にこのページにいなくても良いよ。ぼくも相手をするつもりはないし、ブラウザバックして」
「えっ・・・、項目・・・見てくの?」


''※この項目には「マギアレコード」のメインストーリーⅠ部・Ⅱ部のネタバレが含まれます''









''今のぼくなら・・・きっと・・・''

出典:マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(2017年8月22日~)より

©Magica Quartet/Aniplex・Magia record Partners


''宮尾時雨''(みやび しぐれ)とは、「マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝」の登場人物。
キャラクターデザイン:蒼樹うめ
声:鬼頭明里(木崎衣美里と兼役)
年齢:13歳*1
所属:マギウスの翼(Ⅰ部、アニメ2ND SEASON、FINAL SEASON)→ネオマギウス(Ⅱ部1章)→神浜マギアユニオン(Ⅱ部2章)→ネオマギウス(Ⅱ部3章~9章、11章以降)


マギアレコードに登場する魔法少女一覧」も参照。



■概要

出典:マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(2017年8月22日~)より

©Magica Quartet/Aniplex・Magia record Partners


2019年12月9日に実装された、メインストーリーⅡ部の魔法少女グループのひとつネオマギウスに所属する魔法少女。


メインストーリーⅠ部の敵組織、マギウスの翼に所属していた(後付けだが)元黒羽根という設定でメインストーリー第Ⅱ部1章3話から登場。


髪色、瞳の色は共にアリナ・グレイを思わせる黄緑。髪型はショートヘアだが両脇は肩まで伸ばしており、左目が隠れている。


ソウルジェムの色は橙色で、武器はパチンコ。
変身後の姿は頭部にはゴーグルと防音のためか耳当て*2、ジャージやハイネックパーカーのような服に下着のようなものを着ている。


上着のジッパーを途中まで下げてへそ出しにしていたり、ゴーグルに髪がそのままかかっているのが特徴。
また、腰には武器をかけておくためかリングがついている。


■性格・人物像

ネオマギウスを牽引しようとした
元黒羽根の少女。
臆病かつ劣等感の塊で周りを警戒している。
魔法少女至上主義に卒倒しており、自分が
人よりすごいことを認めて欲しいと思っている。
(アプリⅡ部公式サイト「CharacterS」より引用)


ネオマギウスに所属する警戒心が強い魔法少女。
常にひとりで周囲から憐れまれている。
だが、人より魔法少女が優れているという思想が彼女を支えている。
警戒する要因である母親のことは大好きだけど大嫌い。
(アプリ内プロフィールより引用)


願いは「母が悪い事件や人に巻き込まれないようにしてほしい」


Ⅱ部で新たに登場した魔法少女で唯一のボクっ娘(表記は「ぼく」*3)で、自分の認めた仲の良い人としか会話せず、同じ学校の友達はいない。
大勢でわいわいするよりも1人でいるのが好みであり、現代社会で言う「陰キャ」な性格。
時雨以前に鬼頭氏が演じていた、素直で明るい性格の魔法少女''木崎衣美里''とは真逆である。(ちなみに衣美里は時雨と同い年だったりする)


クラスメイトなど周りからは憐れまれており魔法少女ストーリーなどでもその様子が描かれているが、本人曰く周囲から
「陰口たたかれる」
「一人でいると笑われる」
「好奇の目で見られる」
などの嫌がらせを受けることもあるようだ。


そのためか周囲に劣等感を抱いており、キュゥべえとの契約の決め手になったのは「魔法少女になる→周りの人間より優れた存在になれる」そして「愛する母親や祖父を守れる」こと。
しかし、魔法少女になってもクラスでの立ち位置は変わらず、「命がけで戦っているのに、周りの人間は自分たち魔法少女の事を知らない」事実から劣等感を払拭するどころか''新たに承認欲求を生み出す結果となった。''
周囲から受けた傷を癒すため、周囲に“魔法少女”として認めてもらうために魔法少女至上主義に執着していく。


気弱で警戒心が強く、自分の気に入らない人物に対しては「こいつ」「おまえ」等キツイ言葉使いになるのも特徴。
ネオマギウスはかつて自分が所属していたマギウスの翼と同じ「自分の気に入らない者、邪魔をする者は排除する」という理念を持ち、彼女もそれに則り行動している。
''七海やちよ''からは「組織の悪いところは前のマギウスと変わってない」と言われ、また偶然時雨達の様子をみていた、魔法少女について記録している一般人、
''佐鳥かごめ''にも本人が記すノートの中で
「心はどこかで捻れて歪んでしまっている」と評されている。


はぐむと共に後の脅威となるネオマギウスを作り出した元凶であり、マギウスの翼時代から多くの悪事を働きⅡ部でもネオマギウスの活動で他の魔法少女たちを危険に晒しているためモキュ(マギレコユーザーのこと)からは相方のはぐむ共々''「クズ」''と呼ばれることも。
しかし、他人の事を思いやったりする描写もあり救いがないレベルの悪人ではない。(もちろん悪いことはしているが)
マギウスの翼時代の上司である燦からも「根はいい子」と言われていた。


「ぼくは魔法少女至上主義を広めたくて、実はぼくたちがすごいんだぞってみんなに知って欲しい・・・」
「うん、ぼくはただ、すごいね、頑張ってるね、ありがとうって言って欲しいんだ」

(佐鳥かごめのインタビューより)


ネオマギウスの全ては「自分のことを分かってほしい」というささやかな欲求から始まったのだ。




趣味はプログラミングや回路・基板作成などの電子工作。
工匠学舎に通っており、専用メモリア「デジタル逃避行」に描かれている自室と思われる部屋には工具やロボット、パソコンが置かれている。
魔法少女同士の戦いがメインとなるⅡ部ではほとんど触れられる機会はなかったが、
ミユリ実装時のイベント「遊狩ミユリの現在修行中!」にてその技術を活かしミユリを驚かせていた。



家族構成は(アプリ内で描写されている限りは)母、システムエンジニアの祖父と3人暮らし。
父親は死亡したか、それとも離婚したか分からないが居ない。
母親は騙されたり送り付け商法の被害を受けたり悪い事に巻き込まれやすい体質で、時雨が「大好きだけど大嫌い」な人物。
娘を「時雨ちゃん」と呼び愛している。
(時雨は他人行儀に「母」と呼ぶ)


祖父は時雨が尊敬している人物の一人で時雨から「じいじ」と呼ばれている。
「全神祭であそぼう!」ではイベントに登場した花火職人のおじいちゃんの様子をみていた時雨が
「頑張っているおじいちゃんはみんなかっこいい」と職人と彼の姿を重ねていた。
彼女の下の名前を呼び捨てにする数少ない人物の一人でもある。
(他には大庭樹里など。燦やミユリには「宮尾」と名字で、キュゥべえにはフルネームで呼び捨てにされている。)


母と祖父はイベント・魔法少女ストーリー以外に登場することは無かったが、2022年3月に公開されたメインストーリーⅡ部9章で登場を果たす。
メインストーリーに登場する人物は(魔法少女以外でも)後に全員ボイスが追加されるため、2人とも2022年7月の9章ボイス追加で声が吹き込まれた。(担当声優は不明)



友人はほとんど居ないが、同じタイミングで登場した魔法少女''安積はぐむ''とは非常に仲良し。
キャラ取得時の自己紹介で「はぐむが好き」と言うところから始まり、「はぐむん」と愛称で呼ぶ。
作中では2人で行動する事が多くお互いの存在が心の支えになっている。
そして、ストーリーが進むにつれてはぐむ以外の仲間も増えていった。


「ぼくだってはぐむんが居なくなったら悲しいから・・・」
「ふふ、ありがとう」



なおホーム画面での時雨の発言によると
はぐむに膝枕してもらっているらしい。


「はぐむの膝枕は、とっても柔らかくて気持ちがいい・・・普段眠らないぼくでも、すっと眠れる」
「おすすめだけど、ぼく以外は・・・ダメ」


リア充爆発しろ



■ゲーム、ストーリーでの戦闘能力

前述の通り2019年12月9日、メインストーリーⅡ部1章3話の追加と同時に恒常レアガチャに実装。
ネオマギウスのメンバーの中では実装が一番早い。
初期レアリティ☆4、木属性のサポートタイプキャラ。

+ 性能詳細-

※スキルの効果はレアリティ☆5、マギアレベル5の時のもの
ディスク構成
A A B縦3 B横3 C


コネクト
「どうしてぼくが助けるの・・・?」
攻撃力アップ(Ⅸ)&確率でクリティカル(Ⅸ)&確率でスキル不可


マギア
「フルバースト・ヘイトユー」
敵単体に属性強化ダメージ(Ⅶ)&攻撃力・マギアダメージダウン(敵単/3T)


ドッペル
「隔意のドッペル」
敵単体に属性強化ダメージ(Ⅸ)&攻撃力・マギアダメージダウン(敵単/3T)


固有スキル(精神強化で解放)
「クリティカル・ストライク」
Accele MPアップ(Ⅶ)&確率でクリティカル(Ⅶ)(自/1T)


MP100で使えるマギア、MP150で使えるドッペルは属性強化ダメージを与えアタック&マギアダメージダウンのデバフをかけるが、範囲が1マスなので強いボス向け。
コネクトで確率クリティカル&スキル不可を付与するサポートの他、精神強化の固有スキルで自らもクリティカルを狙うこともできる。

一方のストーリーだが、はぐむに並びⅡ部に登場する魔法少女の中では ''ぶっちぎりで弱い。''


動きは身軽でパチンコを使った攻撃の手数も多いが火力が低い。
魔女との戦闘では火力不足で倒すところまではいかず、ひめなの固有魔法ではぐむの「魔女特効の固有魔法」を移してもらってやっと倒せるくらいの強さ。
加えて時雨本人の戦う覚悟が足りない(後に改善)のも相まって哀れに感じるほど弱い。
しかしひめな(とはぐむ)のサポートを受けた際は魔女相手に圧倒的な強さを発揮している。(ひめな曰く「相性抜群」)


Ⅱ部のメインは魔法少女グループ同士の戦いだが、その弱さゆえに時雨が他の魔法少女を倒したり優勢で戦闘を終えたことは実装時からほとんど無い。
「アプリでの強さ=ストーリーでの強さ」でないことを分からされる。


また魔法少女一人一人が持つ「固有魔法」だが、時雨の固有魔法がなんなのかはメインストーリー内でははっきり明言されずそのままⅡ部が完結。
長らく固有魔法が不明な時期が続いていた。


そして登場から3年半以上経った2023年7月…


詳しくは「ピュエラ・ヒストリアの時雨」を参照。


■メインストーリーの時雨

その弱さゆえに「誰かに利用される」展開が多い。

◆Ⅰ部


''「ぼく・・・ここでも弱い・・・」''


マギウスの翼の黒羽根。梓みふゆの勧誘で加入した。
同じような悩みを持ち、後に親友とも言える関係になるはぐむともここで出会う。
自分たち魔法少女のことを分かってもらえず悩んでいたところをマギウスとして活動していた''里見灯花柊ねむ''にはぐむ共々「魔法少女至上主義」について吹き込まれ、それが彼女の運命を狂わせる事になる。

◆Ⅱ部1章


''「ぼく・・・灯花様の理想、かなえる・・・」''


1章2話ラストにセリフのみ、3話から本格的に登場する。
マギウスの翼の残党を集め「ネオマギウス」を結成し、そのリーダー格としてはぐむと灯花、ねむのもとを訪れる。
キュゥべえにキモチやキモチの石について情報を聞いており、キュゥべえに石の奪い合いで他の魔法少女と争うように動かされていた。
ネオマギウスの同志にはキモチの石を手にいれてもらい、時雨は灯花が話していた魔法少女至上主義を広めようと元上司の二人に協力を頼むが、2人の答えはノー。
ねむからは''「魔法少女至上主義は羽根を勇気付けるためのでまかせ(意訳)」''と真実を伝えられ、
''「魔法少女至上主義を広めて魔法少女の事を認めてもらい、惨めな自分から脱却したい」''
という自らの本音を見抜かれてしまう。


そこで神浜マギアユニオンのリーダー環いろはは「最初クラスメイトと馴染めなかったが、変わることができた」自らの過去を語り「あなたも変わることができる」と時雨たちにマギアユニオンへ協力するよう求める。

「ね、一緒にがんばろう」


''「はぐむん、ぼく、こいつキライだ」''
''「悩んで苦しんだことはあっても卑屈になったことはないんだね・・・」''

しかし、いろはの発言に腹を立てた時雨は2人で灯花とねむを無理やり拐い逃走。
追ってきたいろは達と交戦するが、そこに灯花たちの命を狙って''紅晴結菜率いるプロミストブラッド''が乱入。時雨も結菜の攻撃を受ける。(なお結菜はⅡ部1章1話でネオマギウスの仲間を殺している。本人曰く「殺すつもりはなかった」)



''「っ、うあああん!」''



灯花達を奪われたくなかった時雨とはぐむは、いろはと協力しプロミストブラッドに立ち向かう。しかしⅠ部で強くなったいろは達とは違いプロミストブラッドのモブとすらまともに戦えず完敗、号泣し周りの魔法少女たち(とプレイヤー)に醜態を晒した。
その様子をみたいろはの行動で戦闘は中断させられ、生存する。
また、結菜の従者''煌里ひかる''からキモチの石を手にいれに向かった同志はプロミストプラッドに利用されキモチの石を奪われていたことを告げられ意気消沈。


QBから詳細な話(と自分たちは争うよう仕向けられていた事)を聞いた後、再度マギアユニオンに勧誘され「考えておく」と答えその場を去る。残党の寄せ集めだったネオマギウスは求心力を失い解散。二人はマギアユニオンに入ることになる。


◆Ⅱ部2章~3章


''「ぼくにはちょっと眩しすぎる・・・」''


神浜マギアユニオンの一員。
2章1話、マギアユニオンに入りいろはたちのスタンプラリーに協力するなどしていたが至上主義の事はあきらめていなかった。
二木市からやってきたため神浜の地理に疎い結菜は神浜の協力者が必要だと判断。それを聞いた結菜の仲間''[[大庭樹里>大庭樹里]]''に狙われ、無理やり手を貸すよう迫られる。
「自分のことを倒せたら見逃す(意訳)」と言われ二人で樹里に挑むが勝てるはずもなく敗北。樹里のパシリと化す。


続く2章2話、樹里に逆らうことができず、プロミストブラッドにキモチへの道案内をさせられ協力してしまう。(パシリ☆レコード)
その後、いろは達がキモチの石をめぐる争いで結菜達プロミストブラッドに襲われてしまい、時雨達も樹里に協力するよう言われる。
「いろははキライだが死んでほしくはない」
「この戦いの中で動いている一般人、佐鳥かごめに負けたくない」
という思いから、窮地のいろはを助ける。
いろは達を追ってきた結菜達には「いろは達にやられた」とごまかすことで難を逃れた。
2章1話後~3話の間の話と思われる「アナザーストーリー」Ⅱ部2章では東の魔法少女の優しさに触れ、ユニオン、プロミストブラッドの間でなんとかやっていこうと決意する。


しかし2章3話にてプロミストブラッドに狙われたいろはの妹ういを樹里への恐怖心から守ることができず、心が折れてしまう。・・・がそこにある人物が現れる。

「ちょーダサいじゃん キャハッ☆」
''「私チャンが天辺まで連れてってあげよっか?」''

それはⅡ部メイン魔法少女の一人である
''藍家ひめな''だった。


3章では樹里のパシリを続けていたがひめなに自分に付いていかないかと誘われる。「ダサい」などと言われた時雨は反発していたが結局付いていくことに。
いろはへの後ろめたさもあってか、いろはに何も言わずそのままひめなとその友人である''栗栖アレクサンドラ''に連れられ2人揃って神浜マギアユニオンを裏切り、逃げるように宝崎へ向かった。



◆イベント「ディペンデンスブルー」


''「ぼくはあなたをネオマギウスのリーダーなんて認めてない・・・!」''


アプリ内で開催されたイベントなのだが、
3章と4章の間のストーリーなのでこちらに記載。
3章の後宝崎市に向かい、黒羽根時代の上司だった''神楽燦・その仲間遊狩ミユリ''と再会。彼女たちを仲間に加えるための条件として、宝崎で悪事を働く魔女を倒すことを言い渡される。
相変わらず自分を駒のように使うひめなに反発し、衝突してしまうがはぐむ、ひめなとの裸の付き合い・・・もとい温泉*4でひめなの過去を聞くとあっさり落ちた。以後ひめなを「姫」と呼ぶようになる。チョロインとか言うな


途中、

  • 宝崎で活動する魔法少女& ''[[飾利潤>飾利潤]]三輪みつね''と出会い、行動を共にする
  • ひめなのアイデアでアリナ・グレイから貰った魔女を目的の魔女だとでっち上げて倒し燦を騙す(後ですぐバレた)
  • 自らの過ちを責めるみつねのドッペルに巻き込まれみつねに関わる記憶を消される
  • 単身魔女を倒すべく向かったみつねを助けようと本気で戦う

など色々な事があったが、最終的に力をあわせて魔女を倒すことができた。


しかし、魔女との戦いで潤が攻撃を受け''命を落としてしまう。''
(みつねはネオマギウスに加入したままだが潤の死を受け入れられず、自らに魔法をかけることで「潤は死んでおらず海外に行った」ことにして自分自身を騙している。)
ひめな達と結束し、彼女は再び神浜へ向かう。

◆Ⅱ部4章~7章


人からみれば青臭くてダサかったとしても

たとえ進もうとしている道が歪だったとしても

それが今のぼくたちには必要だから


''「違うよ、''

''ぼくたちは人よりも優れてるんだよ・・・!」''


ひめな、燦、ミユリ、みつねを加え新生したネオマギウスの幹部として登場。


4章でははぐむとともに樹里の前に再び姿を現し、樹里との協力関係を解消した。宝崎市での戦いを経て樹里に「少しいい顔になった」と言われるなど成長したように見えるが、樹里とのことで2章で迷惑をかけた被害者のういに庇われたりするなどまだ弱いところはある。


5章ではひめなのパシリ部下として時女一族にネオマギウスへの勧誘行為をしていた。そしていろはたちと再会、ういにユニオンに戻ってきてくれないかと言われるが「もう敵同士だから」と断った。逆にいろはたちをネオマギウスに勧誘するが、当然断られる。このとき一緒にいた''美月フェリシア''からはぐむ共々「オレよりバカ」と最大級の罵倒を喰らった


うい「他にはないの・・・?ふたりが楽になる方法って・・・」


「・・・きっと、ないよ」



「ユニオンを勧誘しても無駄だって藍家さんも言ってたし・・・」


いろは「待って・・・無駄だってわかってたのにどうして勧誘したの?」


「嫌いじゃなかったから、最後に聞いただけ・・・」


後半の時女一族との戦いでは2章以来の戦闘になったがあまり活躍せず。
ひめなが時女一族の三浦旭に倒されかけるが時女勢力を洗脳しようと準備していたみつねのドッペルの力で切り抜け、ひめなは生存。


しかしその後、ドッペルの代償としてみつねは下半身麻痺の状態になってしまった。
これ以降8章まで(表向きでは)ネオマギウスは壊滅したことになっている。


そして時雨とはぐむは同じ疑問を抱えていた。
「みつねの症状は同じ下半身麻痺になったねむの前例と事情が違う。本当に時女との戦いで使ったドッペルだけが原因なのか?」と...


6章には未登場。しかしピュエラケアの''リヴィア・メデュロス''が流した神浜の東西対立を煽る噂を(樹里経由で)広めてしまい、知らぬ間にリヴィアに利用されていた。




7章ではいきなり2人の裏切りの落とし前をつけようとした樹里に襲われ、ついに退場か・・・

「なーんつってな」
「へ?」


と思われたが本気で時雨を殺すつもりはなく生存。*5
戦闘後樹里は以前の約束通り2人に食事を奢るが、いきなり親切にされた時雨は困惑し「ありがとう」と言ってしまう。その反応を見て樹里は去り際にあることを伝える。


「笑わせてもらったし いいことを教えてやるよ」


「失敗や不幸があった時には 自分のせいにしとけよ」


「ネオマギウスの新しい仲がどんなヤツかは知らねーけどな」



「自分にとって優しい奴は危険だ
気付いた時には食われてるぞ」




「いい目してんじゃねーか
その瞳の奥にある疑念を信じろ




「はぐむん・・・僕たち間違ってないよね・・・」
「絶対に三輪さんにちゃんと確認した方がいいよね・・・」

みつねの様子を見に行くために里見メディカルセンターへ向かうがそこで灯花、ねむ、十七夜と再会。ういの事やユニオンを裏切った事については特に責められることなく、みつねのことについて2人は話す。


ねむ「魂をすり減らしたのが原因なら、どれだけ彼女にドッペルを使わせたのか」
灯花「もしも強制したとしたら、それはただの虐待だからねー」


みつねの病室へ訪れた2人は気になっていたドッペルの使用について聞くが、やはりドッペルは時女の時にしか使っていないと返される。
みつね「一時的なものかもしれないし心配しなくたっていいよ」


ひめなにみつねの事を報告した後、7章ラストではぐむと共に笠音アオに接触していた。


◆Ⅱ部8章


''「なんだかぼく・・・このメンバーと一緒なら目的を果たせる気がする・・・」''


今まで通りネオマギウスの幹部。
5章の時女一族との戦い以降潜伏していたが、ここから本格的に行動を開始。
魔法少女至上主義を実現させるため、キュゥべえの介入に混乱するいろは達の前に姿を現す。メンバーがそれぞれ勧誘していた
時女のリーダー''時女静香、''
プロミストブラッドの''[[笠音アオ>笠音アオ]]''、
マギアユニオンの''和泉十七夜''、
そして調整屋の''八雲みたま''がネオマギウスに加入。ネオマギウスが有利な状況になったが・・・?


「ぼくたちは魔法少女至上主義をうたうネオマギウス」
「人より優れているからこそ敬われる」


◆Ⅱ部9章

冒頭にてマギウスの翼の元白羽根だった天音月咲がネオマギウスに加入。
ディペンデンスブルー以来となる微笑ましい家族との食事描写の後、
8章時点でひめなから伝えられていた天体望遠鏡を使った作戦のためにはぐむと共にひめなについていく(しかし、作戦の全容は2人に知らされていなかった)。
ひめなはみたまが知っていた電波望遠鏡の扉を開くパスワードで侵入に成功。
しかし、電波望遠鏡にアクセスするには灯花本人の光彩認証が必要であることが判明する。


8章ラストで灯花、ねむが自爆して瀕死の重傷を負い入院していたため2人の心情に配慮したひめなは灯花の目の画像ではなくみつねの固有魔法を利用してセキュリティを突破することに。
2人は再度、里見メディカルセンターへ向かいみつねをひめなの元に連れていこうとするが・・・


病室にいたみつねから、本当はひめなの命令で神浜の東側の人々と時女静香を揺さぶるためドッペルを使い神浜市長選挙の西側の候補者の目的を改竄していた*6ことを聞かされる。
神浜の東の人々を苦しめたことに罪の意識を感じたみつねは、精神的なダメージによって下半身麻痺になってしまったのだ。


ひめなの計画の全貌を知るためネオマギウスを抜けたアレクサンドラに連絡を取り、ひめなが神浜市の人々を危険に晒そうとしている事を知る。


「・・・こんな、こんな未来ぼくは求めてないよ・・・!!」


ひめなと自分たちが目指していた理想は、求めていた未来は・・・大きく違っていた。


時雨とはぐむにひめなを止めて欲しいと頼むみつね。
樹里が自分たちに話した言葉を思い出す。

「私の罪は地獄で償うから、あの人を止めて・・・!」





「っ、逃げよう時雨ちゃん!」




''「三輪さんも一緒に行こう!」''
''「ぼくたちが連れていくから・・・!」''



はぐむと共にみつねを連れ、メディカルセンターから逃走した。
灯花とねむを拐おうとした、あの時のように…
''ネオマギウスを裏切る道を、2人は自分たちで選んだのだ。''


「格好悪くても構わない」とユニオンに助けを求めようとした2人は天体望遠鏡の前で戦っていたいろはたちと合流するが、追ってきた燦とミユリにみつねを奪われてしまう。


「助けを求めにいく負け癖は、何一つ変わらなかったようね」


今自分のできることを考え、大きな声でネオマギウスがやろうとしていることをいろはたちに伝えた。



''「っ、みんなにネオマギウスが何をしようとしてるか教えるよ!」''




''「姫は魔法少女が人間より優れた存在で逆らうと危険って思わせようとしてるんだ」''


''「これから発した電波を受けた人は''
''“食べることも飲むこともできなくなる”''
''姫たちの一存で生命の維持すらもコントロールされることになる・・・」''


''「学校の人たちも家族もみんな!みんな!」''


広江ちはると土岐すなおの説得で、静香も時女勢力へ戻り、ひめなを止めるべく魔法少女たちと共に時雨も電波望遠鏡へ向かう。
しかし燦が拐ってきた梓みふゆの魔法を利用してひめなは計画を達成。
神浜全域に


受けた一般人は一切の飲食ができなくなり、暗示を解かなければ死の危険がある


恐ろしい電波が流されてしまう。


「戻れない・・・ぼくは、もう・・・」

自らがマギウスの翼の残党を集めて作り上げ、身を寄せていたネオマギウスを抜けた彼女の行き着く未来は果たして…


◆Ⅱ部10章


''「今は逃げない・・・姫のことを止めたいんだ!」''


ひめなと連絡を取りひめな本人から計画について聞いた時雨は、ひめなを止めるべくいろは達と協力する。


時雨とはぐむの話を聞いたいろは達はひめなが魔法少女を広めるための放送をすると考え、時雨達2人は神浜の放送網を掌握すべく再び樹里たちと行動を共にすることに。
途中、ネオマギウスに入った月咲や黒羽根と遭遇するが取り逃がしてしまい、ひめなの居場所をつかむこともできなかった。


「本当に時雨とはぐむはアイツの計画をしらねーのか?居場所ぐらい実は知ってたりとかさ」
「そんな今さら疑わなくても・・・知ってたら教えてるよ」
その後拠点だった神浜市民会館で悲しみの力を得た十七夜・みたまと接触後のいろは達に合流。
燦に連れていかれたみつねを探すため、はぐむと共にいろは達と別行動することに。


「藍家さんを見つけて・・・絶対に止めなきゃいけない」
かつてひめな達と過ごした公民館でみつねと再会し、改めてひめなを止めてほしいこととひめなが「改竄を利用した仕掛け」を作動させようとしていることを聞く。




「間に合わせなきゃいけないんだよ はぐむん・・・」
はぐむと共にひめなの元へと向かう時雨。
ひめなはネオマギウスのメンバーにメールで「放送までに一刻も早く神浜市から出て」と伝えており、ひめなが何かする気だと感じ取っていた。




いろは達と対峙したひめなは自らの固有魔法で孤軍奮闘するが追い詰められてしまう。
奥の手である魔法少女を自害させる仕掛けも装置が破壊されたため不発に終わった。



「ウソ、意味わかんない・・・?」


後がなくなったひめなをやちよたちが攻撃しようとした瞬間、駆けつけた時雨ははぐむ・燦・ミユリと共にひめなを守っていた。




推奨BGM(歌):イデオロギー
「みんな、私チャンのところに駆けつけるはずないのに・・・」
「ぼ、ぼくにもわからないよ・・・駆けつけて姫と戦う気だったんだ・・・!」
「絶対に電波望遠鏡のときと同じようにみんなを危ない目に遭わせるって思ってたから・・・」
ひめなを止めようとしていたのに、なぜそうしたのか時雨自身も分からない 。
しかし、時が過ぎるにつれ自ずと答えは出た。






ひめなが羽根含めたネオマギウスのメンバーに送ったメッセージは、暗示から味方を巻き込まないようにするためであり、みつねが神浜から離れた場所にいたのも暗示から足が動かない彼女を逃がす為だった。


時雨とはぐむは大切な人々を危険に晒すひめなの計画を阻止するために裏切ったが、''今まで日常を共にしてひめなの優しさを知っていたが故に、ひめなを守ってしまったのだ。''





''「姫を裏切ったのに・・・''

''ここで、このまま負けてほしくないって・・・!」''


「しぐりん・・・はぐりん・・・」


燦とミユリも、その想いは同じだった。
ひめなに計画をやめさせようとするが、拒否されてしまう。


「ぶっちゃけ、しぐりんとはぐりんはね」
「私チャンたちといてメッチャ強くなったよ!」
「今はもう誰からも馬鹿にされないくらいすっごく真っすぐで自信を持ってる」
「魔法少女至上主義なんてもう必要ないよ」
「もう二人は胸を張って生きられるよ」


「そんな・・・」


「ちょーダサ」かった時雨はリーダーのひめなも認めるほど成長していた。


戦いで穢れが溜まったひめなは限界を迎えており、ソウルジェムが穢れ切り魔女と化してしまった・・・と思われたが間一髪の所で現れたアレクサンドラがグリーフシードを使用したことで一命を取り留める。



アレクサンドラの説得で、ついにひめなは降伏。
神浜に広まっていた暗示はフェリシアとみふゆの固有魔法を合成したひめなや天音姉妹・梓みふゆ・氷室ラビの活躍で全て消え去り、一般人の記憶からもこの一件は抹消された。


・・・そして、ネオマギウスでの時雨の長き戦いは終わりを迎えたのだった。






ひめな達と楽しいひとときを過ごす時雨。
自分達を見て通りすがりの誰かが心ない言葉を吐くが、もう独りぼっちではない。仲間が、友達がいる。


しかし後に現れる脅威は、未来を容易く打ち砕くほどのものだった...


◆Ⅱ部11章


''「これからはラブ&ピースで未来を支えていくよ、キャハッ☆」''
''「でも、あの、支える方法が愛の暴力みたいなのは要らない・・・」''
''「うんうん、それにみんなに内緒も愛がないから禁止ですよ・・・!」''


はぐむやひめな達と共にアレクサンドラが所属していたフォークロアの拠点である水族館へ向かい、ラビ達やフォークロアの協力者里見太助から話を聞く。
そして、神浜の中央区にて魔法少女達が求めていた自動浄化システムが完成する瞬間を見届けようとしていた。


しかし浄化システムを手に入れようとしたいろは達の前にキュゥべえが現れる。


''「絶望から希望は生まれるのかな?」''
さらに魔女と化してなお人格として生き続け、神浜を滅ぼそうとするミラーズの主''[[瀬奈みこと>瀬奈みこと]]がひめなの捨てたはずの「魔法少女を魔女にさせようとする悪夢を見せる」''仕掛けが入ったスマホを回収、仕掛けを使用してしまう。


自動浄化システムへ向かっていたいろは・うい・静香・結菜・ひめな・ラビ・ピュエラケアの3人とかごめ以外の時雨含めた魔法少女達は悪夢に魘され倒れてしまい、終始戦闘不能の状態で11章を終えた。


◆Ⅱ部12章前編

相変わらず行動不能の状態。


完全体となった鏡の魔女によって、神浜は滅亡の危機に瀕し魔法少女達は絶望的なまでに追い詰められていく。
小さなキュゥべえとういが殺され、頼みの綱だった自動浄化システムが鏡の魔女に奪われてしまった。


いろは達は必死で鏡の魔女に抵抗するも悪夢によって倒れた魔法少女達が目覚めることはなく...ソウルジェムが穢れきった時雨達はドッペルに操られてしまった。


+ 悪夢-

なお、時雨の悪夢の内容も描写されている。端的に説明すると「浄化システムや魔法少女の存在が広がった後も、弱い時雨達は結局馬鹿にされてしまう」というもの。


『魔法少女はすごいかもしれない
だけど''弱いやつに価値はない''って』
『結局、魔法少女であることが自信になんかならなかった』
『ぼくたちが認めてもらうためのきっかけにならなかった...』


『あ、藍家さん!癇癪を起こしちゃいけません!』
『だってマイメンたちを泣かせるなら仕方ないじゃん』


『教官もやめてよ!もう戦わなくていいから!』
『ミユ、神様気取りの魔法少女を殺しに行きましょう』
『いい顔して周りが見えてない人はとんでもなく迷惑ですからね』


さらに中編では復活した時雨の話から悪夢の中で魔法少女と人間の戦争にまで発展してしまったことが判明。
自分はなにも出来ないまま、仲間達は自分(とはぐむ)の為に他者を傷つけていく…。
その光景が彼女を絶望へ落としていった。


そして、はぐむや燦・ミユリと共に彼女たちを止めようとしたひめなによって''命を奪われ死亡。''仲間に手をかけたひめなのソウルジェムも穢れ切り命を散らす。
他のグループの魔法少女も同じように死亡し、死んだ魔法少女たちはやちよへ希望を託す。


いろはとかごめも託された希望を使い自身の固有魔法で命をほんの少しだけ繋いだやちよ達に助けられたが力尽き、一部を除いた神浜の魔法少女は''全滅。''





''夢を追い続けた魔法少女の物語は、新たな一歩を踏み出すこともできないまま悪夢にのまれ、仲間と共に死ぬ形で幕を閉じた--''













はずだった。
最後の生き残りだったいろはとかごめは、過去に向けて最後の希望としてかごめの能力で絶望の記憶を葉っぱに込めていたのだ。


その葉っぱは過去のいろはのもとへ届き、絶望の未来から記憶と希望を受け取ったいろはは小さなキュゥべえの死亡を回避することに成功した。


◆Ⅱ部12章中編

''※以降、最終盤と結末のネタバレが含まれます''






''ちょっと姫、あおらないでよ...あれ?''


いろはが∞いろはへの変身を成し遂げたことで、8章の後「ウワサの女王」となり目覚めた灯花とねむの手によって他の悪夢に苦しめられていた魔法少女共々ウワサ化して復活しひめな達と再会。
ウワサ化した状態では髪の色がに変化し、瞳が光りウワサっぽくなっている。


姿を現した鏡の魔女との最終決戦では、ネオマギウスのメンバーや同じ元黒羽根である保澄雫、神浜の魔法少女である綾野梨花、五十鈴れんと共に鏡の魔女の手足とそれを守る別の鏡の魔女(手下)に挑む。


かごめの取材を受けた際に彼女の取材記録に込めた魔力を返してもらい、過去に使用した「ひめなの力ではぐむの魔女特効の力を時雨に合成する」戦い方で大活躍を果たした。


また戦闘後、かごめから魔力を返された際にかごめに話していた内容が他のメンバーに伝わってしまい(ネオマギウス以外のグループでも)、時雨の想いを聞いたひめなから「いじらしいハムスター」と言われる。
惨めでも、弱くても、ここまで戦ってきた時雨を表すにはぴったりな言葉だろう。



ぎゅっ


''「え…ちょっと…何…」''


''「いやぁ、しぐりんの望みを聞いて私チャン思ったんだよね」''


''「いじらしい…ハムスター…って」''


''「え、ぼく…バカにされてる…?」''



''「わかります」''


''「ちょっと、はぐむん...!?」''


最終決戦の後、いろはの真の固有魔法によってウワサからもとの魔法少女に戻される。
いろはが膨大な魔力を使うことでいろはの魂が擦りきれ、存在が曖昧になってしまうことを聞いたからか悲しそうな表情をしていた。


◆長き夢追いの果てに(Ⅱ部12章後編)

''「それは認めることはできても誉めることは…」''

(ミユリの足フェチについて。Ⅱ部本編最後の台詞)


鏡の魔女との戦いが終わりいろはが自動浄化システムを広げた後、(十七夜とみたまが)10章で市民会館の大ホールの天井を崩落させてしまったため証拠隠滅の作業をしていた。
ネオマギウスも過激にならないようコントロールしながら存続しているようである。


様子を見に行った佐鳥かごめの目には、仲間と共に燦の足を盗撮しようとするミユリの姿にびっくりしながら過ごす時雨の姿が映っていた。






マギウスに、魔法少女至上主義に縋り、ネオマギウスを生み出し、弱き故に利用され、それでも諦めず夢を追い続けた時雨。
''を経て彼女の抱いた欲求が育んだ''のは・・・




圧倒的な力でもなく



優れた頭脳や才能でもなく



確かな自信と、他者を想い通じ合う“キモチ”そのものだったのかもしれない。



''もう何があっても挫けない''だろう。




Ⅱ部エンディングで各魔法少女(死亡した者を除く)それぞれに書かれた後日談では自作のロボットを使った大会で優勝し、工匠学舎の顔になったとのこと。あと優勝者コメントで噛みまくった


''決して消えない罪を背負い彼女が友と描く未来は…一体どんなものになるのだろうか。''



■ピュエラ・ヒストリアの時雨


''ぼくたちが絶対に助けるから…''
''はぐむん、待ってて…!''



Ⅱ部の後を描いたイベント「ピュエラ・ヒストリア」ではシリーズ6つ目となる「パクス・ロマーナの恋人編」に登場。



いろはの概念を集めるべく鏡を通って「西暦79年」のポンペイに向かおうとしたが、時空の乱れによってはぐむ・燦・みつねと離ればなれになってしまった。
ひめな・ミユリと共に「西暦77年」のポンペイにたどり着き、ポンペイを襲う災害から人々を守るためキュゥべえと契約し過去に生まれ変わった少女アマリュリスと出会う。


しかし「アマリュリスが改変する前の未来」「アマリュリスが改変した後の未来」が分岐し、下手すればタイムパラドクスが発生してしまう状況になってしまう。
本来の未来を成立させるためにアマリュリスと共に行動する。




そして




''今回のストーリーで実装から3年半以上不明だった時雨の固有魔法がついに判明。''



初めて固有魔法を使用した。





固有魔法は「相手が害のある存在か見極める」というもの。
(ミユリも「実はこれが宮尾の魔法」と話している)



''大丈夫、敵じゃない''



便利な魔法ではあるが他のネオマギウスのメンバーと異なり戦闘に利用しにくい魔法であるため、やはり彼女単体での弱さは否めない。
固有魔法が判明しても、やっぱりいじらしいハムスター




■イベントストーリーの時雨

アプリ内イベントストーリーには「空ろな心に咲く花は」から初登場し、「みたまの特訓月出里編」「全神祭であそぼう!*7」「アシュリー・テイラーのジャパニーズホラーはどこデスカ?」等に登場。
やはりはぐむとの登場が多い。


また2021年の正月のログインボーナスで閲覧できた「それぞれの福袋ドリーム」にもはぐむ、ひめな、アレクサンドラと共に登場。(時系列はひめなについていくことにした後、ディペンデンスブルーの前と思われる)
正月にひめな達と福袋を買いにはぐむと共に連れ出され・・・
ひめなに自分の意見を伝えて「言ってやった」と心の中でガッツポーズしたり、アレクサンドラにプレゼントを貰ってちょっと嬉しそうにする時雨の様子は必見。


2022年の夏イベント「七色夏模様」では「ネオマギウス編」に登場し、同時に衣装のバリエーションとして水着姿が実装(詳しくは後述)。
ミユリの提案で自由研究の天体観測のためにキャンプへ向かった。



2023年の正月のログインボーナスで閲覧できた「新たな年の風を感じて」でははぐむ、ひめな、燦、ミユリと登場。(今回は2021年の時と異なりⅡ部完結後の出来事になっている)
5人で羽根突きを行い、新年の抱負を言い合っていた。
時雨の新年の抱負は「自作プログラムを作り上げる」。
その後、万年桜のウワサの結界に向かった5人は七海やちよや他の魔法少女達と鉢合わせ、いろはと再会している。


2024年も前年に続き、正月のログインボーナスで閲覧できた「大凶は雪解けの予感」(主役はひめな)にはぐむと共に登場しおみくじで大吉を引き当てている。


正月イベントである「明けまして竜突猛進!」にも登場。
燦に連れられ、宝崎市で滝行をしていたらしい。


ミユリが焼いた炭の上を歩かされそうになった際は「さすがにやりすぎじゃ」と話していたが、ミユリが「こういう可哀想なやつは宮尾と安積の役目」と言ったためすぐに手のひらを返した。


''教官、やっちゃっていいよ''


なお、時雨も修行を終え新年バージョンになったミユリに対しさりげなく「遊狩さんが変なのは元から」と言い返している。
エンディングでも(メインストーリーでの所行からか気まずそうに)はぐむと登場し、美味しそうにお餅を食べていた。


''◆Magia Day''


毎年開催される周年イベント「Magia Day」では、2021年から2023年までの3年間毎年何らかの形で登場している。


2021年の「Magia Day 2021」ではイベント内で公開された「5分強でわかる!メインストーリーざっくり振り返り動画」*8にはぐむと登場。
いろはちゃんに''石で頭部をぶん殴られるという''可哀想な扱いを受けている。
まどか先輩「凶器は石だ!」
いろはちゃん「(戦いの)動機が(キモチの)石なんです!」
(動機と凶器をかけたギャグ)


2022年の「Magia Day 2022」では配信内のオリジナル朗読劇のひめなとミユリの話に登場。
ひょんな事から起こった動物ナンバーワンを決めるプレゼンで2人はハムスターを推すのだが、選択理由が''「宮尾に似てるから」''だった。12章の台詞からしておそらくひめなが案を出したのだろう。


ちなみに、最終的に2人はプレゼンからリタイアしてしまった。
''「姫様…ハムスターの宮尾を祭り上げましょう!」''
旭「いくらなんでも、菅原道真と毘沙門天には勝てないでありますよ」
''「そうそう!抗うほど惨めだから!はい、負け!ここでリタイアでーすっ!」''


2023年の「Magia Day2023」では企画のひとつである「ミラーズ道場~詰め将棋編~」の敵役として登場(他のメンバーは鶴乃、梨花、織莉子、莉愛)。
味方は結菜単騎で、センターにいる時雨にターゲットを固定して攻撃、1ターンで敵を全滅させることがクリア条件。


「ターゲットに関してはこのまま宮尾時雨の方に合わせていただいて」
「時雨にターゲットを当てた上で…」



問題は「メモリア固定・結菜の潜在スキルを使ってクリアできるディスク手順は?」
「ディスク固定・結菜の潜在スキルを使わずにクリアできるメモリア編成は?」


の2問あったが、会場のユーザーの協力とマギレコメインライターである森氏の操作により無事クリアすることができた。


◆リトル・バケーションの時雨

''それでも、行きたいの?本当の「世界の果て」に''


2020年のクリスマスイベント「Angels on the Road~トナカイサンタ繁盛記~」ではメインとなるゲーム「リトル・バケーション」(里見灯花たちが作った分身観察ゲーム。いわゆる作中作)にて時雨本人ではなく、現実の時雨がゲーム内に作成したアバターが登場する。


アバターであるが自我を持ちAIによって成長。ゲーム内の「工匠ジャンクシティ」に住み電子工作が得意なのは同じだが全体的にメインストーリーより頼もしい。


クリスマスイベントではアバターのはぐむと共にゲームを作った灯花・ねむ・うい(時雨は「三賢者」と呼んでいる)に声を届けるため、世界の果てを目指して旅をしていたアバターの由比鶴乃・深月フェリシア達に協力してもらうことになる。*9




''ぼくは、この世界をぼくたちの世界にしたい''


登場は一度限りかと思われたが、先述の「七色夏模様・ネオマギウス編」にてリアルの方と共に「リトル・バケーション」とアバターの時雨達がまさかまさかの再登場。


現実の時雨が仲良くキャンプをする中、あちらを差し置きアバターのはぐむと共に実装された水着姿になっていた(イベントストーリー内で現実の時雨が水着に着替えるシーンはない)。*10
また現実の時雨同様、心境の変化を迎えており・・・



現実のミユリからは「バーチャル宮尾」と呼ばれていた。
はぐむと共に新しい一枚絵が描かれ、その一枚絵がイベントストーリークリア報酬のメモリアとして登場するなどかなり良い扱いを受けている。



''そう、誰かに''
''プレゼントをもらうより''


''誰かにプレゼントをあげる方が''
''ずっとうれしいんだって''




◆「むすんでひらいて座談会」の時雨

''ほ、本当のぼくたちの話でAIのぼくは関係ないから''
''そんな目で見ないで...''


イベント「むすんでひらいて座談会~第2部をまとめて~」にてこれまで集めた情報を整理するために、佐鳥かごめがⅡ部の情報データを里見灯花が作ったプログラムに入れることで他のⅡ部主要人物のAIと共に誕生したAIの時雨。


同じくAIが関係しているリトル・バケーションの時雨と異なる点は自分が作られたAIで現実の時雨の分身であることを認知し、Ⅱ部の時雨の記憶を持っていること(このイベントストーリーに登場するAI全員にいえる)。
イベント内ではⅡ部を振り替える形で本編ではわからなかった時雨の思いを現実の時雨に代わり話し、かごめの情報整理に協力していた
なお、最後にはAIの灯花に連れられ他のAI共々どこかへ行ってしまった。


■[[アニメ版>マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(アニメ)]]の時雨

◆1ST SEASON

4話「過去じゃないです」のエンドカードに上司のマギウス、ネームドの白羽根、黒羽根やはぐむと共に描かれている。
(但し燦とミユリはアプリに登場する前なのでいない。また円盤の完全生産限定版特典として付属した際には絵の中にホーリーマミが追加されている)
イラストレーターは「たると☆マギカ」の枡狐氏。
アニメ1期は時雨実装(登場)の約1ヶ月後に放送されておりアプリのストーリーⅠ部を題材としているため、彼女の元黒羽根設定が反映されている。

◆2ND SEASON

「っ・・・!」


「マギウスの本拠地はどこ?」


「ぼくたちも知らないよ・・・うっ・・・」


「マギウスの本拠地はどこ・・・?」


「知らないって・・・」


「マギウスの本拠地は・・・どこ!」


出典:アニメ「マギア☆レコード2nd SEASON-覚醒前夜-」第1話「みんなでなら魔法少女になれる気がしたの」(2021年7月31日放送)より

©Magica Quartet/Aniplex・Magia record Anime Partners



1期はエンドカードのみだったが、「2ND SEASON -覚醒前夜-」の1話に黒羽根として登場。エンディング後のCパートに登場し、直前のEDのクレジットには
「黒羽根(宮尾時雨)」と表記され鬼頭氏が声を当てている。
他のⅡ部登場の魔法少女を差し置き*11地上波進出という快挙を成し遂げた。


''環いろはを失い憎悪に染まった七海やちよに捕まり首を絞められ、マギウスの情報を吐かせられるやられ役''だが・・・。その後、1話放送から約1ヶ月後の5話に1カットのみ登場。目元が写った状態で製作陣の温情かはぐむと共にマギウスの本拠地フェントホープにいる様子が描かれた。


なお、その次の6話に[[''マギウスを裏切った、同じうめ先生がデザイン原案を手がけた魔法少女の先輩''>佐倉杏子]]にはぐむ共々仲良くボコされたような描写があるのは内緒。




◆FINAL SEASON

+ ネタバレ注意。-

アニメ最終作となる「FINAL SEASON -浅き夢の暁-」にも登場。
描写はないがキレーションフェントホープにいたらしく、2話「やがて消えゆく少女たちよ」にて他の羽根共々イブの覚醒によるドッペルの暴走に巻き込まれ、十咎ももこと梓みふゆの捨て身の行動により救出された模様。
それを裏付けるように崩壊したマギウスの本拠地キレーションフェントホープで、他の黒羽根と共に起き上がる時雨の様子が描写されている。



すべてが終わった後、生き残ったはぐむや天音姉妹、保澄雫、観鳥令、牧野郁美、七瀬ゆきからと共に亡くなった者たちを弔っていた。
アプリのⅡ部でネオマギウスを導いてもらおうとした灯花とねむが(それに加えてアリナも)死亡し、
自動浄化システムも消滅したためこちらの時雨がネオマギウスを作り出すかは不明。


また、同じ後付け設定の燦とミユリは最後まで未登場だったため、アプリ版Ⅱ部初登場の魔法少女でアニメに登場したのは時雨とはぐむだけになった。

■マギア☆レポート

一般市民からの認知度が低い魔法少女の地位を高めるためには・・・
''誰もが認める相手に勝利する''


PAPA氏が手掛ける公式漫画「マギア☆レポート」にも第二部#115から登場。


原作同様魔法少女至上主義を広めるべく活動するが、駅前でのパフォーマンスでおひねりをもらったりネット広告を活用して収入を得るなど現実的。
満面の笑みや顔芸など、本編では見れないマギレポ独特の表情も特徴。
原作で心酔していた灯花、ねむといったマギウスのメンバーとの絡みはほとんどなくなっている*12


最初ははぐむとのコンビだったが、後にこちらでもひめな・燦・ミユリが登場した。
マギレポイベントでは2020年の「神フェス」にカミハ☆マギカのファンとして登場。
2021年の「神浜アルマゲドン」・2024年の「神浜大運動会」にも登場する(どちらも1コマのみ)。



■余談

  • メインストーリー第Ⅰ部のいろはが妹を探して宝崎から神浜へ向かい仲間を増やしたのに対し、ディペンデンスブルーの時雨は神浜から宝崎へ向かい仲間を増やすという流れになっており、いろはと逆の構図になっている。

  • 前述の通り声優の鬼頭明里氏は時雨の前に同作で木崎衣美里の声を担当しており、ストーリーⅠ部とⅡ部でそれぞれ異なる魔法少女を演じた*13
    なお、スピンオフ作品のキャラとストーリーのキャラを兼任している例もある(例:八雲みたまとタルトの声を兼任している堀江由衣氏など)。

  • また、衣美里はⅡ部にも登場しておりII部8章ではユニオン編で衣美里の声・ネオマギウス編で時雨の声を当てている(一人二役)。残念ながら衣美里と時雨が共演する話は2023年現在ない

  • 神楽燦が実装された際のイベントストーリー「正直になりたい神楽燦」では燦を誘き寄せるためにわざとスマホで「もうついていけません ネオマギウスを辞めます 探さないでください」と書き込んでいたが、後の9章で本当についていけなくなり抜けてしまうとは送った本人も思わなかっただろう。

  • またはぐむ共々、Ⅱ部で所属したり協力関係になった魔法少女グループ(マギアユニオン・プロミストブラッド・ネオマギウス)は全て1度裏切っている。



「追記・修正してくれるの・・・?書いてくれるなら、追記・修正して良いよ」




''「・・・いっぱい」''


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  • マギレコキャラ最初の単独項目がまさかの時雨ちゃんw -- 名無しさん (2022-04-10 10:57:19)
  • 根は悪い子ではないと思うんだがなぁ -- 名無しさん (2022-04-11 00:06:40)
  • 他のメインキャラの記事も作ってほしいです。 -- 名無しさん (2022-04-23 21:37:38)
  • マギウスの本拠地はどこ -- 名無しさん (2022-06-21 18:24:23)
  • 最初ネオマギ作ってクズ呼ばわりされてると思ったら2部での不憫さから垣間見える前回の根の良さとしぐはぐてえてえによって圧倒的180度手のひら返しでモキュ達によしよしされるしぐれちゃんだ、やはりしぐれちゃんはかうぃい。 -- 名無しさん (2023-05-05 02:07:54)

#comment

*1 時雨自身が年齢について話すシーンはないが、アナザーストーリーⅡ部2章にて13歳の眞尾ひみかから「同い年の魔法少女」と呼ばれている
*2 変身シーンでは普段時雨が身につけているヘッドフォンが変化して装着されている。
*3 なおマギアレコードのボクっ娘の中でひらがなの「ぼく」表記なのは2023年現在時雨のみである。[[五十鈴れん]]・柊ねむ・[[水樹塁]]は「僕」、志伸あきら・安名メル・柚希ほとりは「ボク」表記。
*4 1枚絵で3人の入浴シーンが描かれている。なお入浴シーンの1枚絵はマギレコのイベントストーリーでは初。マギレコ初の入浴シーンは青葉ちかの魔法少女ストーリーで披露されている
*5 本人曰く「験担ぎで約束を果たしていた」樹里はこの後、神浜マギアユニオンとの決戦があったため
*6 このとき自分にかけていた魔法が解けてしまい、潤の死を思い出している
*7 マギレコ3周年記念イベント。
*8 Youtubeのアニプレックス公式チャンネルにも投稿されている。
*9 なお、イベント初開催当時メインストーリーはⅡ部3章まで公開されていた(時雨とはぐむがユニオンを裏切ってひめなに付いていった所)
*10 現実の時雨の方も後に衣装ストーリーが追加され、水着姿のシーンが描写された。
*11 とはいえプロミストブラッド・時女一族・フォークロアの魔法少女は神浜外の出身であり、今作はⅠ部の映像化であるため仕方ない部分もあるのだが。
*12 ねむと一緒に登場するシーンはあったりするが直接会話したことはない。一応、第二部#260でみふゆに話しかけたりしているが
*13 同じ例にⅡ部で佐鳥かごめを演じた高尾奏音氏がおり、こちらはⅠ部で安名メルを担当していた

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