暗闇の巣

ツチキリ

暗闇の巣に巣食う捕食者。地面を掘りながら移動し、そこから突如飛び出して獲物を急襲する。

「動きに弾力性のある、獰猛な生物だ。暗くて狭くて曲がりくねった洞穴内で土を掘り進みながら移動し、数でおまえを圧倒しようとする。常に気を抜くな！」

ツチキリフキ

空中を浮遊し、獲物と成り得る者が近づくと、体内からツチキリを吐き出す。

「こいつらはツチキリの母親なのか？ 見た目はそれほど似ているように見えないが、ツチキリがこいつの体内に入る方法がほかにあるとも思えない。なんとも不可解な存在だ」

ガービード

分厚い殻におおわれた巨大な生物。暗闇の巣の穴の中をひたすら移動し続けている。

「恐ろしく強い生物で、その堅い身体はあらゆる攻撃をはじき返す。だが幸いこちらから近づきさえしなければ、やつらのほうから手を出してくることはない」

シタイアサリ

ほかの生物に寄生し、寄生対象が死んだ後はその身体を乗っ取って操る。

「この土地の生物は身を隠すことに長けているが、ほかの生物の体内に隠れるほど賢いやり方はないな！　こうした連中に遭遇できれば幸運だぞ。なにせ同時に2匹を狩ることができるのだからな！」

クラヤミグモ

暗闇の巣に生息する幼虫。生息地の地形を学ぶために、暗闇の中をかけずりまわっている。

「暗闇の巣は危険な場所だが、収穫も多い。しとめやすい生物を見つけてそいつを食べることで、暗闇を探索する力を維持するといいだろう」

シンエンカリウド

壁や天井をはって移動し、近くにいる者に対して燃えるような毒を吐き出す。

「こいつは暗闇にまぎれて移動するため、見つけるのは簡単ではない。光る眼を目印にするといいだろう」

イトアミグモ

細糸で編まれたクモの巣をつたって移動する、動きの素早いクモ。しばしば待ち伏せして攻撃をおこなう。

「やつらは突如として暗闇の中から姿を現す。静かに獲物を追跡するその姿は、目に見えない糸の上で踊り、空中を飛んでいるかのようでもある」

オイカケシンジャ

獣者ヘラーの崇拝者。硬質な前腕の爪で身体を守りつつ、獲物に対して素早い攻撃を繰り出す。

「力が強く、守りが堅く、素早い。簡単な相手でないことは確かだ。動きをよく観察し、隙を見出せ」

ノスク

ほかの生物の姿を真似て、獲物を巣に招きよせる。

「もっとも深い暗闇の中に、他者の記憶から盗んだ仮面をかぶり、他者の心を揺さぶろうとする獣がいる。おのれを知り、常に強くあれ」