コケズリ
脆弱な身体を葉でおおい、大きく見せている。下生えの中に身を隠す傾向がある。
「単なる動く植物かと思っていたが、そうではなかった。そして植物ではないとわかって以来、見つけ次第狩るようになった。獲物は狩るのが狩猟の基本だからな」
コケキン
植物に似たムシで、近くにきた敵に向かって突進する。
「こいつらは植物にまぎれて姿が確認しづらい上に、近づくとこっちに向かっていきなり突進してくる。不意をつかれないよう気をつけることだ」
チャッカコケキン
植物に似たムシで、汚染によって身体が膨れている。また危険を感じると強力なガスを放出する。
「こいつらの身体から放たれるガスはなんともいえない甘いにおいがする。だが油断して近づきすぎると、その身体を焼かれることになるだろう!」
オロカモノグイ
近くにきた者にかみつく、肉食の植物。
「このような植物にだまされる者は、正真正銘の愚か者だろう」
スクイット
その針のような長い鼻を使って、獲物に向かって突進する。
「やつらが飛びかかってきたときは、決してあわてるな。その場から動かず、目の前で切り捨てればいいのだ」
オブル
ゆっくりと飛ぶ、太ったムシ。しばしばその身体にたくわえた酸性の液体を放出する。
「ちょろちょろと飛び回り、有毒の液体をあちこちに吐きまくる。まったく煩わしい連中だ。見つけたら必ずしとめるようにする」
グルカ
攻撃的な植物で、危険を感じると身を引っこめる。また敵が遠くにいるときは、固いトゲの球体を放出する。
「その葉は乾いていて味気なく、その芽は不快なほど酸っぱい。だがやつらが放つあの毒の味はすばらしい! 気が向いたら飲んでその効果を味わってみるといい」
カメンバエ
静かな環境を好む、無害な飛行生物。群れで飛ぶことが多い。
「やつらは常に危険に気をくばっており、1匹が飛び去るとほかの者もあとに続く。群れによって守られているというのは、どういう気分なのだろうか?」
コケグマ
臆病な生物で、自らの身体を大量のコケでおおうことで侵入者を威圧しようとする。
「小さな生物だが、身体をコケでおおうことで勇敢さと強さを獲得している。自らをカモフラージュしたいという欲求は理解できるが……」
ダイコケグマ
複数の生物がコケと一体化して大きくなったもの。
「数の力というのは確かに存在する。だがこいつを構成する生物はもともと大した力をもっていない。見た目に騙されずに切り捨てろ!」
コケの騎士
緑の道の守護者。釘と盾の扱いに習熟している。
「やつらは茂みと一体化して身を隠し、その身体は柔らかそうに見える。だがあなどってはいかん! やつらは緑の道の奥深くに隠されたなにかを守っており、戦いにおいては決して容赦をしない者たちだ」
ナマケゴケ
丸々と太った、怠け者のモスキン。簡単に他者によってほんろうされる。
「」
デュランデュー
堅い殻におおわれた歩行生物。酸の浅瀬の中を歩いていることが多い。
「強烈な酸の川の中で生きることができる、数少ない生物のひとつだ。しかしああいった酸はいったいどこから流れてきているのだ? まるで生者の憎しみで沸騰しているかのようにも見える」
デュランダ
トゲのついた殻で身を守っている飛行生物。
「こいつは自分の身体が完璧に守られていると思い込んでおり、近くにいる者にろくに関心を払わない。顔を狙って攻撃し、完璧に守られた状態などないことを教えてやれ」
アルーバ
酸の水辺の近くを好む飛行生物。攻撃意識は低い。
「こいつらはおれたちの頭上高くを飛んでいることで、すっかり油断している。だが少しでも地上に近づいてこようものなら…」
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