初回
あら、驚いたわ! この場所をだれかが訪れるなんて、ほんとうに久しぶりよ。お客のもてなし方を忘れてないといいけど。
わたしのかもし出す気品に気づいたようね? お察しのとおり、わたしはハロウネストの上流階級でも名の知れた存在よ。
いえ…存在だった、といったほうが正確ね。あの愚か者たちのせいで追放されてしまったから。
わたしの昔の知り合いには会ったかしら? 外にいる連中のことよ。思考もなにも失って、ただ身体を引きずって歩いてる。わたしはこうしてまだ生きながらえて、かれらの哀れな様をながめているというわけ。
わたしはほんとに幸せよ。運命っていたずらなものよね。
会話2
生きてるってすばらしいわ…
来訪時
以前だったら、あなたのような者と口をきくことはなかったでしょうね。でもわたしの階級の者たちはみんな死んで、遠くにいってしまった。
だからこうしてあなたを迎え入れているの。そうしないと、この幸福を共有する相手がいなくなってしまうから。
王の印を得た後
ええ…そんな…まさか? ついに戻られたというの? いえ…そうじゃないわね…
ごめんなさい。一瞬あなたを別の誰かと勘違いしてしまったわ。あなたから…王の威厳を感じたような気がして。
わたしったらばかね。あなのように薄汚れてかけずりまわっている者が、高貴な生まれのはずがないのに。
夢見の釘
この子も都の衛兵の釘によって殺されることになるのでしょうね。わたしはほかの誰よりも長く生きた。そしてこの子よりも長く生きてみせるわ。
コメント
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繊細な花を渡したとき
なんとも興味深い種ね。とはいえその純粋なオーラも、我らの親愛なる王の光には及ばないけれど。
その脆い花はあなたが持っていなさい。わたしにはすでに世話をすべきものがあるし、それはその花よりもよっぽど美しいものよ。
わかっているでしょうけどね。
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